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技術 分包包装材カッター装置

出願人 三光機械株式会社
発明者 古池仁
出願日 2002年2月26日 (18年10ヶ月経過) 出願番号 2002-050473
公開日 2003年9月9日 (17年3ヶ月経過) 公開番号 2003-251586
状態 特許登録済
技術分野 非金属の切断装置1 制御・その他II(補助装置、細部)
主要キーワード 位置狂い 回転軌跡円 公開実用新案公報 回転受け 付加的構成要素 対向刃 ミシン目形成刃 位置ブロック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年9月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

分包包装材の表面にこすり傷などを生じることなく、しかも高速で分包包装材の分包間シール部にミシン目を入れたりこのシール部を切断したりすることができる分包包装材カッター装置を提供すること。

解決手段

ストリップ状の分包包装材11はほぼ直線状の供給経路12を流れる。回転受け刃16は分包包装材11の一表面側に配置され、分包包装材11の供給タイミングに合わせて連続的に回転し、その刃先16の回転軌跡円は供給経路12に接する。刃先16の回転軌跡円が供給経路に接する位置を切断作用位置とすると、回転受け刃16が一回転するごとに刃先16aと分包包装材11の各分包間シール部11bとが切断作用位置に来る。分包包装材11の他表面側に配置された平刃17とミシン目形成刃18とは選択的に往復動し、各刃先17a、18aは位置決めブロックで正確に切断作用位置に位置決めされる。

概要

背景

従来、この種のカッター装置は、実開平6−44708号公報、特開平6−171623号公報、特開平6−319425号公報、特開平7−132916号公報、及び特開2001−72024号公報などに開示され、よく知られている。従来のカッター装置は、基本的に、長尺フィルムに内容物を区分して封入した細長シート状の分包包装材重力方向に間欠的に供給し、この分包包装材の一面側に受け刃を設置し、他面側に切断用平刃及びミシン目形成用の凹凸刃を設置し、受け刃の刃先と平刃又はミシン目形成用の凹凸刃の刃先を分包包装材の両面側から横シール部に当てて挟むことにより、この横シール部を切断したり或いはこの横シール部にミシン目を形成したりする構成とされていた。

概要

分包包装材の表面にこすり傷などを生じることなく、しかも高速で分包包装材の分包間シール部にミシン目を入れたりこのシール部を切断したりすることができる分包包装材カッター装置を提供すること。

ストリップ状の分包包装材11はほぼ直線状の供給経路12を流れる。回転受け刃16は分包包装材11の一表面側に配置され、分包包装材11の供給タイミングに合わせて連続的に回転し、その刃先16の回転軌跡円は供給経路12に接する。刃先16の回転軌跡円が供給経路に接する位置を切断作用位置とすると、回転受け刃16が一回転するごとに刃先16aと分包包装材11の各分包間シール部11bとが切断作用位置に来る。分包包装材11の他表面側に配置された平刃17とミシン目形成刃18とは選択的に往復動し、各刃先17a、18aは位置決めブロックで正確に切断作用位置に位置決めされる。

目的

本発明の目的は、かかる従来の問題点を抜本的に解決するためになされたもので、分包包装材の表面にこすり傷などを生じることなく、しかも高速で分包包装材の分包間シール部にミシン目を入れたりこのシール部を切断したりすることができる分包包装材カッター装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ストリップ状分包包装材がほぼ直線状の供給経路を流れる時、前記分包包装材の各分包間シール部を切断する分包包装材カッター装置において、先端に刃先を有しかつ後端回転軸に取り付けて回転可能に設置され、前記刃先が前記回転軸によりその周囲を回転する時の回転軌跡円が前記供給経路にほぼ接するように設置された回転受け刃と、この回転受け刃の刃先における前記回転軌跡円が前記供給経路に接する位置を切断作用位置とする時、この切断作用位置に向かって直線的に往復動する平刃と、この平刃が前記切断作用位置に向かって移動する時に前記平刃の刃先を前記切断作用位置に位置決めするように設置された位置決めブロックと、前記平刃を往復動させるアクチュエータと、前記回転受け刃を回転させる駆動装置とを含み、前記分包包装材が前記供給経路を供給されている間、前記回転受け刃が一回転してその刃先が前記切断作用位置に来る時、前記平刃の刃先も前記切断作用位置に到達して前記回転受け刃の前記刃先と共同して前記分包包装材の前記各分包間シール部を切断するように前記平刃が前記アクチュエータにより動かされることを特徴とする分包包装材カッター装置。

請求項2

前記分包包装材カッター装置が、更に前記切断作用位置に向かって直線的に往復動するミシン目形成刃と、前記ミシン目形成刃を往復動させるアクチュエータとを備え、前記位置決めブロックが、前記ミシン目形成刃及び前記平刃がそれぞれ前記切断作用位置に向かって移動する時に前記ミシン目形成刃の凹凸刃と前記平刃の刃先とを前記切断作用位置に位置決めし、前記分包包装材が前記供給経路を供給されている間、前記回転受け刃が一回転してその刃先が前記切断作用位置に来る時、前記ミシン目形成刃又は前記平刃のいずれか一方の刃先も前記切断作用位置に到達して前記回転受け刃の前記刃先と共同して前記分包包装材の前記各分包間シール部にミシン目を入れるか又は切断するように前記ミシン目形成刃又は前記平刃が前記各アクチュエータにより選択的に動かされる請求項1に記載の分包包装材カッター装置。

請求項3

前記位置決めブロックがV字状溝を有し、この位置決めブロックが前記切断作用位置における前記供給経路の両端部に配置され、前記ミシン目形成刃又は前記平刃、若しくはそれらのいずれか一方が選択的に前記切断作用位置に向かって移動する時、前記ミシン目形成刃又は前記平刃の前記各刃先の幅方向両端部が前記V字状溝の最深部ぶつかって停止する請求項2に記載の分包包装材カッター装置。

請求項4

前記V字状溝の各傾斜面が、前記ミシン目形成刃又は前記平刃の前記各刃先を前記V字状溝の前記最深部に導くガイド面とされている請求項3に記載の分包包装材カッター装置。

請求項5

前記回転受け刃は、ストリップ状の前記分包包装材の前記各分包間シール部が前記切断作用位置に来る度に前記回転受け刃の刃先も前記切断作用位置に到達するタイミングで回転される請求項1〜4のいずれかに記載の分包包装材カッター装置。

技術分野

0001

本発明は分包包装材カッター装置に関し、更に詳細には粉体物粘性物等を所定の間隔で充填包装する充填包装機において分包部間をシールしたストリップ状分包包装材のシール部を切断し、若しくはミシン目形成と切断とを選択的に行う分包包装材カッター装置に関する。

背景技術

0002

従来、この種のカッター装置は、実開平6−44708号公報、特開平6−171623号公報、特開平6−319425号公報、特開平7−132916号公報、及び特開2001−72024号公報などに開示され、よく知られている。従来のカッター装置は、基本的に、長尺フィルムに内容物を区分して封入した細長シート状の分包包装材を重力方向に間欠的に供給し、この分包包装材の一面側に受け刃を設置し、他面側に切断用平刃及びミシン目形成用の凹凸刃を設置し、受け刃の刃先と平刃又はミシン目形成用の凹凸刃の刃先を分包包装材の両面側から横シール部に当てて挟むことにより、この横シール部を切断したり或いはこの横シール部にミシン目を形成したりする構成とされていた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、前述した各公開特許公報及び公開実用新案公報に記載された発明及び考案では、次のような問題点があった。すなわち、これらの公開特許公報及び公開実用新案公報に記載された発明及び考案に係るカッター装置は、(1)上方からほぼ直線状に降下する細長いシート状の分包包装材の一表面側に配置した受け刃を回転させ、他表面側に配置した平刃及びミシン目形成刃を固定位置に設置する構成、(2)降下する分包包装材の一表面側に配置した平刃及びミシン目形成刃を固定し、他表面側に配置した受け刃を水平台上で往復動させて双方の刃先を相対的に分包包装材に向かって離隔接近させる構成、(3)降下する分包包装材の両表面側にそれぞれ配置した受け刃と、平刃及びミシン目形成刃との両方を水平台上で往復動させ、それらの刃先を分包包装材に向かって離隔接近させる構成とに大別することができる。

0004

このような従来のカッター装置において、例えば前述の(1)及び(2)に記載の構成の場合には、降下する分包包装材の他表面側に設置した平刃及びミシン目形成刃が実質的に固定された状態にあるため、これらの刃先が降下する分包包装材の他表面に常に摺接することになる。そのため分包包装材における表面の印刷面にこすり傷などが発生するおそれがあり、分包部の商品価値を低下させてしまうという問題があった。

0005

特に、分包包装材に分包される内容物が味噌スープの素などのような練り物の場合には粉体に比べて重量があり、そのため各分包部の下方側表面が外側に膨らむ傾向がある。すなわち、1つの分包部を縦断面で見るとしずく形状となる。このような場合には、固定されている平刃及びミシン目形成刃の刃先と分包包装材表面との摺接力がより強くなることから表面の印刷面にこすり傷などの発生する確率がより高くなる。

0006

また、幾つかの分包部をミシン目の入った横シール部でつなげた状態でストリップ状の分包包装材を切り分ける場合には、切断予定の横シール部が平刃の刃先位置に達するまでに幾つかの分包部が横シール部でつながった状態で下方へ垂れ下がって供給されることになる。そのため供給される分包包装材には、その重量により下方向への引っ張り力が強くなって分包包装材に直線性を保持しようとする力が強く作用する。その結果、分包包装材表面と平刃及びミシン目形成刃の刃先との摺接圧がより強くなる。

0007

このようなことから、味噌やスープの素などのような練り物を内容物として分包した分包包装材の場合には、その表面の印刷面にこすり傷などの発生する確率がより一層高くなるという問題があった。このような問題は、前述の(3)に記載の構成の場合のように、移動する分包包装材の両表面側に配置されている受け刃と平刃及びミシン目形成刃との両方を水平台上で往復動させる場合には受け刃と平刃及びミシン目形成刃との各刃先が分包包装材から離れるために発生しない。

0008

しかし、受け刃と平刃及びミシン目形成刃との両方を水平台上で往復動させる場合には、その機構からしてミシン目形成や切断を高速で行うことが非常に難しいという問題があった。また、受け刃を水平台上で往復動させ、平刃及びミシン目形成刃を固定するか或いは同様に往復動させるカッター装置では、移動する刃体の刃先を分包包装材の横シール部に正確に位置決めすることが難しく、そのため対向する刃先どうし刃当たりして摩耗を招きやすいという問題もあった。このような位置決めの困難さは、実開平6−44708号公報に記載された考案が対向刃先の摩耗を防止することを目的として創作されたものであることからも知ることができる。

0009

本発明の目的は、かかる従来の問題点を抜本的に解決するためになされたもので、分包包装材の表面にこすり傷などを生じることなく、しかも高速で分包包装材の分包間シール部にミシン目を入れたりこのシール部を切断したりすることができる分包包装材カッター装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明は分包包装材カッター装置に関するもので、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。すなわち、本発明は、ストリップ状の分包包装材がほぼ直線状の供給経路を流れる時、分包包装材の各分包間シール部を切断する分包包装材カッター装置において、先端に刃先を有しかつ後端回転軸に取り付けて回転可能に設置され、この刃先が回転軸によりその周囲を回転する時の回転軌跡円が供給経路にほぼ接するように設置された回転受け刃と、この回転受け刃の刃先における回転軌跡円が供給経路に接する位置を切断作用位置とする時、この切断作用位置に向かって直線的に往復動する平刃と、この平刃が切断作用位置に向かって移動する時に平刃の刃先を切断作用位置に位置決めするように設置された位置決めブロックと、平刃を往復動させるアクチュエータと、回転受け刃を回転させる駆動装置とを含み、分包包装材が供給経路を供給されている間、回転受け刃が一回転してその刃先が切断作用位置に来ると時、平刃の刃先も切断作用位置に到達して回転受け刃の刃先と共同して分包包装材の各分包間シール部を切断するように平刃がアクチュエータにより動かされることを特徴とする。

0011

本発明の分包包装材カッター装置は、前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素に更に以下のような構成を加えた場合であっても成立する。その付加的構成要素とは、切断作用位置に向かって直線的に往復動するミシン目形成刃と、このミシン目形成刃を往復動させるアクチュエータとであり、更に位置決めブロックは、ミシン目形成刃及び平刃がそれぞれ切断作用位置に向かって移動する時にミシン目形成刃の凹凸刃と平刃の刃先とを切断作用位置に位置決めし、分包包装材が供給経路を供給されている間、回転受け刃が一回転してその刃先が切断作用位置に来る時、ミシン目形成刃又は平刃のいずれか一方の刃先も切断作用位置に到達して回転受け刃の刃先と共同して分包包装材の各分包間シール部にミシン目を入れるか又は切断するようにミシン目形成刃又は平刃が各アクチュエータにより選択的に動かされることを特徴とする。

0012

本発明の分包包装材カッター装置は、前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、位置決めブロックがV字状溝を有し、この位置決めブロックが切断作用位置における供給経路の両端部に配置され、ミシン目形成刃又は平刃、若しくはそれらのいずれか一方が選択的に切断作用位置に向かって移動する時、ミシン目形成刃又は平刃の各刃先の幅方向両端部がV字状溝の最深部ぶつかって停止するようにしたことを特徴とする。

0013

このようなV字状溝を有する位置決めブロックにおいて、V字状溝の各傾斜面がミシン目形成刃又は平刃の各刃先をV字状溝の最深部に導くガイド面とすることができる。また、回転受け刃は、ストリップ状の分包包装材の各分包間シール部が切断作用位置に来る度に回転受け刃の刃先も切断作用位置に到達するタイミングで回転される。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明の分包包装材カッター装置を図に示される実施形態について更に詳細に説明する。図1及び図2には本発明の一実施形態に係る分包包装材カッター装置10が示されている。この実施形態に係る分包包装材カッター装置10は、充填包装機に組み込まれて使用される。ここでは、充填包装機の構造を省略して分包包装材カッター装置10のみについて説明する。

0015

充填包装機は、細長いフィルム又はシートを筒状に形成しながら粉体物や粘性物等を所定の間隔若しくは連続的に充填包装し、図3に示されるストリップ状の分包包装材11としてこれを分包包装材カッター装置10に供給する。分包包装材カッター装置10は、この分包包装材11が図2に示されるように重力方向であるほぼ直線状の供給経路12を流れる時、分包包装材11の各分包11a間におけるシール部11bにミシン目を入れたり切断したりするものである。

0016

この分包包装材カッター装置10は、相対向する2つの側板13aを含むフレーム13を備え、相対向する2つの側板13a間には回転軸14が回転可能に支持されている。具体的には、回転軸14の両端部が、各側板13aにそれぞれ設置された軸受15により回転可能に支持されている。この回転軸14の周面には、先端に刃先16aを有する回転受け刃16がその後端側を回転軸14にボルトで固定されて取り付けられている。この回転受け刃16は、回転軸14により回転する時にその刃先16aの回転軌跡円16bが供給経路12にほぼ接するように設置されている。

0017

一方の軸受15から突出する回転軸14の端部は、適当な歯車列(図示せず)を介して例えば電動モータなど図示しない駆動装置に接続されている。これにより、回転軸14は駆動装置の作動によって回転され、これに伴って回転受け刃16が回転する。この回転受け刃16の刃先16aが供給経路12に接する位置を「切断作用位置」と称することにする。供給経路12を挟んで回転受け刃16とは反対側には、この切断作用位置に向かって直線的に往復動する平刃17とミシン目形成刃18とが設けられている。

0018

平刃17はその先端部に全切断用の刃先17aを備え、ミシン目形成刃18はその先端に凹凸刃(以下、単に刃先と称す)18aを備えている。これらの平刃17とミシン目形成刃18は、図2から明らかなようにそれぞれの刃先17a、18aが前述した切断作用位置へ向かって選択的に移動するようにほぼ横V字形に配置されている。また、これらの平刃17とミシン目形成刃18の後端17b、18bは、フレーム13における各側板13aの一端部に橋渡しされて連結された端板13bに形成されている取付け台13cに設置されたアクチュエータ19、20から延びる作動ロッド21、22に取付けブラケット23を介して接続されることで支持されている。

0019

アクチュエータ19、20は、加圧空気を送って内部のピストンを往復動させることにより、このピストンに接続された作動ロッド21、22を往復動させるものであり、このような空気圧アクチュエータそれ自体は既によく知られているものである。このような平刃17とミシン目形成刃18とを、切断作用位置に向かって選択的に往復動させるが、実際にそれらの各刃先17a、18aを切断作用位置に正確に位置決めすることは非常に難しい。

0020

そこで、この実施形態に係る分包包装材カッター装置10では、相対向する2つの側板13aの内面に横V字状溝24aが形成された位置決めブロック24がそれぞれ固着されている。これら2つの位置決めブロック24は、それぞれのV字状溝24aにおける最深部24bを結ぶ仮想軸線が切断作用位置を通るように正確に各側板13aに固着される必要がある。

0021

このV字状溝24aを備える位置決めブロック24を用いる利点は、平刃17及びミシン目形成刃18の作動手段を非常に簡素化することができる点にある。すなわち、一般的に、切断作用位置に向かって往復動をするこれらの平刃17及びミシン目形成刃18の作動手段を簡素化すると、当然にこれらの刃先17a、18aの正確な位置決めが難しくなる。

0022

これらの平刃17及びミシン目形成刃18の各刃先17a、18aの正確な位置決めが難しくなると、回転受け刃16の刃先16aとの近接対峙不正確となり、その結果分包間シール部11bにおけるミシン目形成不良や切断不良が発生することになる。しかし、この実施形態に係る分包包装材カッター装置10では、横V字状溝24aが形成された位置決めブロック24で平刃17及びミシン目形成刃18の各刃先17a、18aを位置決めするようにしているので、これらの平刃17及びミシン目形成刃18が切断作用位置に向かって移動中に多少ぶれたりしても、各刃先17a、18aはV字状溝24aの傾斜面24cに接触し、この傾斜面24cに沿って最深部24bに到達して停止する。

0023

そのため、平刃17及びミシン目形成刃18の各刃先17a、18aは、最終的には、非常に正確に切断作用位置に位置決めされることになる。このことから、位置ブロック24におけるV字状溝24aの各傾斜面24cは平刃17及びミシン目形成刃18の各刃17a、18aを切断作用位置に導くガイド面として作用し、横V字状溝24の最深部24bは各刃先17a、18aを所定の断面点位置即ち切断作用位置に位置決めして停止させるストッパーとして作用する。

0024

ただし、平刃17及びミシン目形成刃18は、これらの刃先17a、18aが位置決めブロック24におけるV字状溝24aの最深部24bより僅かに開放側即ち進入方向手前の傾斜面24cに向かうように設置することが好ましい。その理由としては、平刃17及びミシン目形成刃18の各刃先17a、18aがそれぞれ対応する傾斜面24cに向かうように予め平刃17及びミシン目形成刃18を設置しておけば、各刃先17a、18aはこれらの傾斜面24cに摺接してかならずV字状溝24aの最深部24bに到達することになるからである。

0025

なお、図1に示されるように、平刃17及びミシン目形成刃18がそれらのV字形配列内側へぶれるのを防ぐガイド板25を相対向する側板13a間に設置しておくことも好ましい。これらのガイド板25はそれぞれの両端面が各側板13aの内面に固定ねじ(図示せず)により堅固に固定されて支持されている。これにより平刃17及びミシン目形成刃18のそれぞれは、平刃17及びミシン目形成刃18のV字形配列内側へのぶれが完全に防止され、各刃先17、18aはV字状溝24aの各傾斜面24cによってガイドされ、最深部24bに到達することになる。

0026

次に、この実施形態に係る分包包装材カッター装置10の動作について説明する。図3に示されるストリップ状の分包包装材11が重力方向の供給経路12を下方向へ向かって供給される時、回転受け刃16は、駆動装置によって回転軸14を介して連続的に回転されている。この時、回転軸14は、ストリップ状の分包包装材11の各分包間シール部11bが切断作用位置に来る度に回転受け刃16の刃先16aも切断作用位置に到達するタイミングで回転されるように駆動装置又はその途中の減速歯車列などにより制御される必要がある。

0027

切断作用位置での回転受け刃16の刃先16aと分包包装材11の各分包間シール部11bとのタイミング合わせは、分包包装材11の供給速度を制御したり、回転軸14から回転受け刃16の刃先16aまでの長さを変更すること等によっても可能である。これにより、分包包装材11が供給経路12を供給されている間、回転受け刃16が一回転してその刃先16aが切断作用位置に来ると分包包装材11の分包間シール部11bも順次この切断作用位置に来ることになる。このようにして回転受け刃16の回転中にその刃先16aが切断作用位置に来る時、平刃17及びミシン目形成刃18のいずれかの刃先17a、18aもこの切断作用位置に到達するようにアクチュエータ19、20が選択的に作動され、平刃17及びミシン目形成刃18が直線的に移動される。

0028

この作動において、今、図1及び図2のようにアクチュエータ19によって平刃17が移動されたとすると、この平刃17はガイド板25に摺接することで内側へのぶれが防止されながら移動し、その刃先17aの幅方向両端部が両側板13aの内面に取付けられた位置決めブロック24のV字状溝24a内に進入し、最深部24bに到達して強制的に停止される。

0029

この時、平刃17がミシン目形成刃18とのV字形配列外側に多少ぶれたとしても、その刃先17aはV字状溝24aにおける傾斜面24cによって最深部24bにガイドされるため、刃先17aは正確に切断作用位置に位置決めされる。ミシン目形成刃18の動きも、この平刃17とまったく同じである。すなわち、アクチュエータ20が作動されると、ミシン目形成刃18はガイド板25に摺接することで内側へのぶれが防止されながら移動し、その刃先18aの幅方向両端部が両側板13aの内面に取付けられた位置決めブロック24のV字状溝24a内に進入し、最深部24bに到達して強制的に停止され、これにより正確に切断作用位置に位置決めされる。

0030

このようにしてストリップ状の分包包装材11における分包間シール部11bが切断作用位置に来る度に、アクチュエータ19、20により選択的に移動された平刃17又はミシン目形成刃18のいずれかの刃先17a又は18aと回転受け刃16の刃先16aとが分包間シール部11bの両面側から近接対峙し、これら各刃先が共同して分包包装材11の各分包間シール部11bにミシン目26(図3参照)を形成し、又は切断をする。

0031

このように、ストリップ状の分包包装材11における分包間シール部11bが切断作用位置に来る度に、平刃17又はミシン目形成刃18のいずれかの刃先が到達するようにアクチュエータ19、20が平刃17又はミシン目形成刃18のいずれかを選択的に移動させる工程は、図示しない制御装置に予め記憶されたプログラムによって正確に制御されている。

0032

このように、前述した実施形態に係る分包包装材カッター装置10によると、供給経路を流れるストリップ状の分包包装材11における分包間シール部11bにミシン目を形成し或いはこの分包間シール部11bを切断する際に、分包包装材11の一表面側に配置された回転受け刃16が分包包装材11の供給タイミングに同期して連続的に回転する。

0033

また、分包包装材11の他表面側に配置された平刃17及びミシン目形成刃18がアクチュエータ19、20により往復動するため、ミシン目付与時或いは切断時以外はそれらの刃先が分包包装材11から離れ、これにより内容物が充填されて幾分膨らんだ各分包部11aの両表面が回転受け刃16、平刃17、及びミシン目形成刃18の各刃先16a、17a、18aに接触することがなく、その結果各分包部11bの両表面に印刷された文字絵柄をこすって傷を付けることがない。

0034

しかも、平刃17及びミシン目形成刃18が往復動させられていても、これら各刃先17a、18aの切断作用位置への位置決めが各刃先17a、18aの両端部を位置決めブロック24のV字状溝24aに進入させ、その最深部の断面点位置で停止させるようにしたことから、各刃先17a、18aの位置狂いが起こり難く、そのため平刃17及びミシン目形成刃18の両方に共通して用いる受け刃体を回転させていることと相まって、平刃17及びミシン目形成刃18を比較的に高速で作動させることができ、その結果分包間シール部11bへのミシン目付与と切断動作を高速で行うことができる。

0035

更にまた、この実施形態に係る分包包装材カッター装置10によると、平刃17及びミシン目形成刃18の各刃先17a、18aの位置決めが位置決めブロック24のV字状溝24aにより正確に行われることにより、平刃17及びミシン目形成刃18の作動手段を非常に簡素化することができ、それが平刃17及びミシン目形成刃18の高速作動にも寄与している。

0036

すなわち、この実施形態に係る分包包装材カッター装置10では、単に、平刃17及びミシン目形成刃18をアクチュエータ19、20により押し出すだけでよいため、従来のようにカムカムフォロアーなどを使用して往復動機構を用いる場合に比べて慣性力を格段に低下させることができ、その結果往復動をする平刃17及びミシン目形成刃18の高速作動を得ることができると同時に精度の高い位置決めも得ることができるのである。

0037

前述した実施形態の分包包装材カッター装置10では、平刃17及びミシン目形成刃18の各刃先17a、18aの位置決めを行う位置決めブロック24を切断作用位置の両端側におけるフレーム13の各側板13aに取り付け、各刃先の両端部をV字状溝24aで直接受けるようにしたが、本発明は位置決めブロックをこのような箇所に取り付ける場合に限定されるものではない。

0038

例えば、平刃17及びミシン目形成刃18の側部適所張出し部を形成し、この張出し部の切断作用位置方向に向いた前端縁刃形に形成し、各刃先が切断位置に正確に位置決めされる時に張出し部の前端縁がV字状溝の最深部にぶつかるように位置決めブロックをフレーム13の各側板13aの適所に取り付けてもよい。

発明の効果

0039

本発明の分包包装材カッター装置によれば、分包間シール部の一表面側に配置された回転受け刃を連続的に回転し、また他表面側に配置された平刃、又はこの平刃とミシン目形成刃を往復動させ、その際これらの刃先を位置決めブロックで正確に切断作用位置に位置決めするようにしたことから、分包包装材の表面にこすり傷などを生じることなく、しかも高速で分包包装材の横シール部にミシン目を入れたり横シール部を切断したりすることができる。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明の一実施形態に係る分包包装材カッター装置を示す斜視図である。
図2図1の分包包装材カッター装置をA−A線で切断して示す断面図である。
図3本発明の分包包装材カッター装置で分包間横シール部にミシン目を入れたり切断したりするストリップ状の分包包装材を重力方向に供給されている状態を部分的に示す斜視図である。

--

0041

10分包包装材カッター装置
11 分包包装材
11a 分包部
11b 分包間シール部
12供給経路
13フレーム
13a側板
13b端板
13c取付け台
14回転軸
15軸受
16回転受け刃
16a刃先
16b 刃先16aの回転軌跡円
17平刃
17a 平刃の刃先
17b 平刃の後端
18ミシン目形成刃
18a ミシン目形成刃の刃先
19アクチュエータ
20 アクチュエータ
21作動ロッド
22 作動ロッド
23取付けブラケット
24位置決めブロック
24a V字状溝
24b V字状溝の最深部(切断作用位置)
24c V字状溝の傾斜面(ガイド面)
25ガイド板
26 ミシン目

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