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技術 キーボードシートおよび電子機器

出願人 ミサワホーム株式会社
発明者 福山直文小野充一
出願日 2002年1月18日 (16年7ヶ月経過) 出願番号 2002-010759
公開日 2003年9月5日 (14年11ヶ月経過) 公開番号 2003-248542
状態 特許登録済
技術分野 電卓等 キーボード等からの入力 位置入力装置 表示による位置入力 展示カード類 デジタル計算機のユーザインターフェイス デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 所定範囲値 判別範囲 移動方向θ 蓄光性材料 ロングバー 日本文字 ショートバー タップ回数

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図面 (20)

課題

暗い場所等においても十分な入力操作性を確保できるキーボードシートおよび電子機器を提供すること。

解決手段

本発明のキーボードシート6は、キートップ文字等が表記された複数個キー21〜32,51〜65を備え、電子機器のタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で用いられる。各キー21〜32,51〜65の外周には、この外周に沿って各キー21〜32,51〜65の領域を区画する蛍光材料製のキー領域区画部Gが形成されている。夜間等の暗い場所で使用する場合でも、このキー領域区画部Gが発光して、各キー21〜32,51〜65の領域が明確に判別可能となるから、利用者は、キー21〜32,51〜65の位置を正確に認識できる。従って、昼間等の明るい場所で使用する場合と同様な操作、入力スピードで効率よく文字等を入力できる。

概要

背景

概要

暗い場所等においても十分な入力操作性を確保できるキーボードシートおよび電子機器を提供すること。

本発明のキーボードシート6は、キートップ文字等が表記された複数個キー21〜32,51〜65を備え、電子機器のタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で用いられる。各キー21〜32,51〜65の外周には、この外周に沿って各キー21〜32,51〜65の領域を区画する蛍光材料製のキー領域区画部Gが形成されている。夜間等の暗い場所で使用する場合でも、このキー領域区画部Gが発光して、各キー21〜32,51〜65の領域が明確に判別可能となるから、利用者は、キー21〜32,51〜65の位置を正確に認識できる。従って、昼間等の明るい場所で使用する場合と同様な操作、入力スピードで効率よく文字等を入力できる。

目的

しかしながら、このようなキーボードシートを夜間等の暗い場所で使用する場合には、このシート上の各キーの位置を正しく認識できないため、キー入力の操作性を十分に確保できないという問題があった。本発明の目的は、暗い場所等においても十分な入力操作性を確保できるキーボードシートおよび電子機器を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
6件

この技術が所属する分野

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請求項1

キートップ文字等が表記された複数個キーを備え、電子機器タッチ入力検出エリア貼付された状態で用いられるキーボードシートであって、前記各キーの領域を区画する蛍光材料製のキー領域区画部を備えることを特徴とするキーボードシート。

請求項2

請求項1に記載のキーボードシートにおいて、前記キー領域区画部は、前記各キーの輪郭に沿って形成されていることを特徴とするキーボードシート。

請求項3

請求項1または請求項2に記載のキーボードシートにおいて、前記蛍光材料は、畜光性材料であることを特徴とするキーボードシート。

請求項4

請求項1〜請求項3のいずれかに記載のキーボードシートにおいて、シート裏面には、この裏面を覆う剥離紙が粘着層を介して貼付され、前記剥離紙は、前記表示画面と略同寸法で形成され、その一端側に前記シートが貼付されていることを特徴とするキーボードシート。

請求項5

請求項4に記載のキーボードシートにおいて、前記剥離紙は、該キーボードシートの裏面において、少なくとも2つ以上に分割可能に構成されていることを特徴とするキーボードシート。

請求項6

請求項1〜請求項5のいずれかに記載のキーボードシートにおいて、前記複数個のキーは、数字英字および記号の3種類の文字のうち少なくとも2種類の文字がそれぞれキートップに表示される上下4段左右3列の12個の文字キーを含むことを特徴とするキーボードシート。

請求項7

請求項1〜請求項6のいずれかに記載のキーボードシートが、前記表示画面のタッチ入力検出エリアに貼付されていることを特徴とする電子機器。

技術分野

139ピンタッチ入力手

背景技術

0001

本発明は、キーボードシートおよび電子機器に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

近年、小型化された携帯用パソコンモバイルパソコン)や携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistant )等の電子機器では、小型化の妨げになる「キー入力」に見切りをつけ、液晶画面を「ペン」によりタッチして入力を行うペン入力が主流となっている。この場合には、このペンを用いて表示画面の一部等を構成するタッチ入力検出エリアに直接文字を書き込むことにより、文字入力を行っている。しかしながら、このような手書きの文字入力では、キーボード入力苦手な人にとっても利用できる点で便利であるが、文字入力や文字認識に時間がかかるために、スピードを要する入力や長い文章の長時間入力には適していないという問題があった。そこで、キーボードのような入力操作性を確保した上で、携帯性を損なわないものが要求されてきている。このため、キートップに文字等を表記した複数個のキーを備える小型でシート状のキーボード(キーボードシート)を、電子機器の表示画面に貼付し、これらのキーをペンでタッチすることにより、各キーに表記された文字を入力可能とするものが利用されている。

課題を解決するための手段

0003

しかしながら、このようなキーボードシートを夜間等の暗い場所で使用する場合には、このシート上の各キーの位置を正しく認識できないため、キー入力の操作性を十分に確保できないという問題があった。本発明の目的は、暗い場所等においても十分な入力操作性を確保できるキーボードシートおよび電子機器を提供することにある。

0004

本発明に係るキーボードシート6は、キートップに文字等が表記された複数個のキー21〜32,51〜65を備え、電子機器1のタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で用いられるキーボードシートであって、前記各キーの領域を区画する蛍光材料製のキー領域区画部Gを備えることを特徴とするものである。

0005

このキーボードシートは、スタイラスペン等のタッチ式入力手段によってキートップをタッチすることにより、タッチされたキーのキートップ上の文字等を入力するためのものである。なお、スタイラスペンとは、携帯情報端末等の電子機器で表示画面上の座標を指定するために用いるペン型入力装置のことである。

0006

タッチ入力検出エリアとは、表示画面の少なくとも一部に設けられ、かつ、スタイラスペン等のタッチ式入力手段による画面へのタッチを検出可能な領域のことである。また、蛍光材料とは、ルミネセンス同義であり、電磁波等の外部からの刺激を受けてエネルギ準位間の電子移動の際に発光し、外部からの刺激を除いた後でも残光として発光する材料のことである。

0007

キー領域区画部としては、例えば、各キーのキートップのみを蛍光材料製として、各キーの間の隙間部分を蛍光材料製としないような構成や、各キーの輪郭に沿って形成する構成、各キーの間の隙間部分を全て蛍光材料製として、各キーのキートップのみが発光しないようにする構成等が採用できる。

0008

本発明によれば、例えば、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付して、夜間等の暗い場所でキーボードシートを使用する場合でも、キーの領域を区画する蛍光材料製のキー領域区画部が発光して、各キーの領域が明確に判別可能となる。このため、利用者は、キーの位置を正確に認識できるから、昼間等の明るい場所で使用する場合と同様な操作、入力スピードで効率よく文字等を入力することができる。従って、暗い場所等での十分な入力操作性を確保できる。

0009

ここで、各キーの領域が区画できれば、各キーのキートップに表記された文字等を蛍光材料製として夜間等でもこの文字等が視認できるようにする必要はない。通常、キーボードシートの利用者は、しばらく利用すれば、通常のコンピュータ等のキーボードにおける、いわゆるブラインドタッチのように、ある程度入力したい文字等の位置を認識しているからである。このため、少なくとも各キーの領域や位置さえ区画できれば、キートップに表記された文字等を認識できなくても、入力操作性を低下させずに効率よく文字等を入力できる。一方、キーの領域を区画するキー領域区画部を形成せずに、文字等のみを蛍光材料製とした場合には、キーの領域を十分には区画できないので、スタイラスペン等のタッチ式入力手段によるタッチ操作において、入力したいキーの隣のキー等を誤って入力する可能性が大きくなり、入力操作性が低下することになる。以上のことから、各キーには、キーの領域を区画し、利用者が容易に把握できるキー領域区画部が形成されることが重要となる。

0010

ここで、キー領域区画部Gは、前記各キーの輪郭に沿って形成されていることが好ましい。ここで、各キーの輪郭に沿って形成される場合としては、以下のような場合が含まれる。
(1)各キーの内周に沿って、所定の太さでキー領域区画部が形成される場合である。この際、キートップの全面がキー領域区画部とされる場合も含まれる。なお、この場合には、各キーの間の隙間部分がキー領域区画部とされていない必要がある。
(2)各キーの外周に沿って、所定の太さでキー領域区画部が形成される場合である。この所定の太さとしては、隣り合うキーの領域区画部同士が接触しない太さとしてもよいし、接触する太さとしてもよい。また、接触する部分と接触しない部分との両方が含まれるような場合でもよい。
(3)各キーの内周および外周に跨るように、各キーの輪郭に沿って所定の太さでキー領域区画部が形成される場合である。ただし、各キーの領域を区画するために、キー領域区画部は、各キーのキー領域区画部同士が接触しない太さで形成する必要がある。なお、各キーの外周に沿って、互いに接触しない太さでキー領域区画部を形成した場合には、互いに接触する場合に比べて、キー間の境界部分が明確となり、確実に文字入力ができる利点がある。

0011

また、各キーの輪郭に沿って形成するキー領域区画部としては、輪郭の全周を連続して形成した場合の他に、キーの領域が判別できる程度に破線状に形成した場合や、キーの四隅部分を、「『 』」状に形成した場合も含まれる。

0012

以上のように、キー領域区画部を各キーの輪郭に沿って形成した場合には、夜間等での使用の際に、少なくとも各キーの輪郭が明確化されるため、利用者はキーの位置を十分に認識でき、十分な入力操作性を確保できる。なお、各キーのキートップ全面を蛍光材料製のキー領域区画部とせず、所定の太さで形成すれば、蛍光材料の使用量を減少でき、キーボードシートの製造コストを抑えることができる。

0013

また、前記蛍光材料は、畜光性材料であることが好ましい。ここで、蓄光性材料とは、光を吸収して蓄え、それを徐々に放出する性質残光特性)を有する材料のことであり、例えば、アルカリ土類金属アルミン酸塩、例えば、SrAl2O4、CaAl2O4等を採用できる。なお、これらの蓄光性材料にEu(ユーロピウム)、Dy(ジスプロシウム)等の希土類元素賦活剤を加えて、残光特性が長時間持続するようにしてもよい。このような蓄光性材料は、長時間および高輝度の残光特性を有するとともに、酸化物系であることから化学的にも安定し、かつ耐候性にも優れている。これにより、夜間等における発光を長時間持続でき、長時間に渡って十分な操作性を確保できる。

0014

以上のようなキーボードシート6において、シート裏面には、この裏面を覆う剥離紙7が粘着層を介して貼付され、前記剥離紙は、表示画面3と略同寸法で形成されて、その一端側に前記シートが貼付されていることが好ましい。ここで、略同寸法とは、剥離紙における一方向の寸法と同方向の表示画面の寸法との間の寸法差が10%未満の範囲である場合を含む。このような構成において、例えば、電子機器の表示画面に剥離紙を合わせ込んだ際に、キーボードシートがタッチ入力検出エリアの位置となるように、キーボードシートの裏面に剥離紙を接着しておけば、剥離紙を表示画面に合わせこんだ状態で粘着層から剥離紙を剥がすだけで、簡単にキーボードシートを正しい位置に貼付できる。

0015

なお、前記粘着層を構成する材料としては、貼ったり剥がしたりが可能なものであることが好ましい。このようにすれば、必要に応じて、キーボードシートを剥がすことにより画面全体を大きく使用できる利点がある。さらに、前記粘着層を構成する材料としては、剥がした際にタッチ入力検出エリアに粘着層が残らないようなものであることが好ましい。この場合には、粘着層を構成する材料の付着による操作性低下を防止できる利点がある。

0016

ここで、剥離紙7は、該キーボードシート6の裏面において、少なくとも2つ以上に分割可能に構成されていることが好ましい。このような場合では、例えば、以下のようにして、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付している。すなわち、まず、電子機器の表示画面に対して剥離紙を合わせ込んだ状態で、キーボードシートの裏面から剥離紙の一部を剥がし、剥離紙が剥がされたキーボードシートの一部をタッチ入力検出エリアに貼付する。次に、キーボードシートの裏面から剥離紙のその他の部分を剥がして、キーボードシートをタッチ入力検出エリアに貼付する。このようにするから、タッチ入力検出エリアに対してキーボードシートを正確に貼付することができる。

0017

また、複数個のキー21〜32,51〜65は、数字英字および記号の3種類の文字のうち少なくとも2種類の文字がそれぞれキートップに表示される上下4段左右3列の12個の文字キー21〜32を含むことが好ましい。このように各キーに複数の文字等を設定したので、文字入力に必要なキーの数を少なくできる。このため、同寸法のキーボードシートにおいてキーの大型化を図ることができ、キー入力の操作性を向上できる。なお、複数の文字から所定の文字を選択して入力する手段としては、例えば、タッチ入力手段によるキータッチ回数を検出することにより、入力する文字等を切り替えるように構成すればよい。

発明を実施するための最良の形態

0018

本発明に係る電子機器1は、以上のようなキーボードシート6が、表示画面のタッチ入力検出エリアに貼付されていることを特徴とするものである。このような発明によれば、前記キーボードシートと同様の作用・効果を奏することができ、十分な入力操作性を確保できる。

0019

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るキーボードシート6が貼付された電子機器としての携帯情報端末(PDA)1を示す斜視図である。図1に示すように、携帯情報端末1は、手のひらに収まる程度の大きさの電子機器であって、一般的なパーソナルコンピュータパソコン)が持つ機能の一部を備えている。この携帯情報端末1は、本体2と、この本体2の表面の所定位置に貼付して使用するキーボードシート6とを備えて構成される。

0020

また、携帯情報端末1は、図示を省略するが、タッチ式入力手段として用いるスタイラスペンを備えている。このため、本体2には、このスタイラスペンを保持するためのホルダが設けられており、このスタイラスペンの紛失が防止できるようになっている。このような携帯情報端末1を使用する場合には、本体2を左手右手)で持ってあるいはなどの上に置いて、ホルダから取り出したスタイラスペンを右手(左手)で握って操作することにより行われる。

0021

本体2は、小型の携帯型コンピュータとして機能するものであり、その内部には、メモリ等に記憶された各種プログラムを実行するCPUや、ハードディスク等の記憶装置が設けられている。一方、本体2の表面には、外周部分8の表面から一段下がった略長方形状の表示画面3が形成されている。つまり、外周部分8の表面と表示画面3の表面との間には、所定寸法分の段差Dが形成されている。

0022

表示画面3は、ワープロや、表計算住所録電子メール、スケジュール等の各種プログラムを実行する際に、文字等を入力したり表示したりする部分であり、文字等を入力するためのパッド状のタッチ入力検出エリア4と、各種のデータを表示する液晶画面5とを備える。タッチ入力検出エリア4は、前述のスタイラスペンによるタッチ操作がなされた際に、そのタッチ操作の際のスタイラスペンの圧力を検出するものである。液晶画面5は、タッチ入力検出エリア4で検出され圧力等に応じて入力される文字や、インターネット等の通信回線を介して受信した文字や画像を含む各種データを表示するための部分である。

0023

図2は、キーボードシート6を拡大して示す平面図である。キーボードシート6は、図2に示すように、上下4段左右3列の12個の文字キー21〜32と、その文字キー21〜32の両側に設けられた15個の機能キー51〜65とを備える。

0024

ここで、このようなキーボードシート6には、各キー21〜32,51〜65の輪郭、すなわち、外周に沿って畜光性材料が塗布され、各キー21〜32,51〜65毎にキー領域区画部Gが形成されている。これらのキー領域区画部Gは、互いに接触しないような太さでそれぞれ形成されている。この畜光性材料とは、SrAl2O4に賦活剤としてのEu(ユーロピウム)等の希土類元素を加えた蛍光材料(N夜光)である。この蓄光性材料は、昼間等の明るい時に太陽光等の光束を蓄積しておき、夜間等の暗闇においても、少なくとも24時間程度は発光を持続するような材料である。

0025

このようなキーボードシート6は、本体2のタッチ入力検出エリア4に貼付されるとともに、図示しない所定のドライバーソフトが実行された状態で、前述したスタイラスペンによる各キー21〜32,51〜65のタッチ操作をすることにより、各キーに表記された文字等の入力を行うものである。

0026

図3は、本体2のタッチ入力検出エリア4に対して、キーボードシート6を貼付する様子を示す図である。図3(A)に示すように、キーボードシート6の裏面には、剥がした時に後が残らず、かつ着脱自在の粘着剤からなる粘着層(図示略)を介して、このキーボードシート6の裏面を完全に覆うとともに、このキーボードシート6よりも大きい略長方形状の剥離紙7が貼付されている。よって、キーボードシート6は、剥離紙7の一端側に貼付されていることになる。

0027

この剥離紙7は、左右方向の寸法がキーボードシート6の左右方向の寸法と同じであって、かつ表示画面3の寸法よりもやや小さく形成されている。これらのキーボードシート6と剥離紙7とは、剥離紙7を表示画面3に合わせ込んだ際に、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に対する正確な位置となるように接着されている。

0028

また、剥離紙7は、図3(A)に示すように、キーボードシート6の裏面において、左右方向に延びる切断線Xによって互いに連続した状態で2つに切断されており、表示画面3に合わせられた際に、液晶画面5の大部分を覆う長方形状の上側剥離紙71と、この上側剥離紙71の下側にあって、タッチ入力検出エリア4の大部分を覆う長方形状の下側剥離紙72とを備える。なお、キーボードシート6から剥離紙7(71,72)を剥がすと、前述した粘着層が露出し、本体2のタッチ入力検出エリア4に貼付可能となっている。

0029

ここで、図2に戻って、キーボードシート6における各キー21〜32,51〜65は、標準配列(日英兼用)として、以下のような配列となっており、日本語ローマ字入力が可能となっている。各文字キー21〜32のキートップの左側(キートップ中心に対して左方向側)において、第1段3個の文字キー21〜23には左側の文字キーから順に文字キー21に数字「1」が、文字キー22に数字「2」が、文字キー23に数字「3」が設定され、第2段3個の文字キー24〜26には左側から文字キー24に数字「4」が、文字キー25に数字「5」が、文字キー26に数字「6」が設定され、第3段3個の文字キー27〜29には左側から文字キー27に数字「7」が、文字キー28に数字「8」が、文字キー29に数字「9」が設定され、第4段3個の文字キー30〜32には左側から文字キー30に数字「0」が、文字キー31に記号「,」が、文字キー32に記号「.」が設定されている。

0030

また、各文字キー21〜32のキートップの上側には、その左側(キートップ中心に対して左上方向側)、真ん中(キートップ中心に対して上方向側)、右側(キートップ中心に対して右上方向側)の順で示すと、文字キー21に「()'」、文字キー22に「{}"」、文字キー23に「「」^」、文字キー24に「<>○」、文字キー25に「[]チルダ記号」、文字キー26に「/%│」、文字キー27に「−+_」、文字キー28に「@*#」、文字キー29に「¥&$」、文字キー30に「・:;」、文字キー31に「、=〜」、文字キー32に「。!?」がそれぞれ設定されている。

0031

さらに、12個の文字キー21〜32のうち、5個の文字キー21〜25には、その左下側(キートップ中心に対して左下方向側)には、母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が単独でそれぞれ設定されている。なお、文字キー24には、「E」の右側に「っ」が設定されている。

0032

他の文字キー26〜32には、他の21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キートップ中心に対して左下方向側、下方向側、右下方向側の順で示すと、文字キー26に「YWX」、文字キー27に「KGF」、文字キー28に「SZJ」、文字キー29に「TDV」、文字キー30に「NCQ」、文字キー31に「HBP」、文字キー32に「RML」がそれぞれ設定されている。すなわち、日本語のローマ字入力において、「か行、さ行、た行、な行、は行、ら行、や行」を入力する子音「K、S、T、N、H、R、Y」が各文字キー26〜32の左下方向側に表示され、「が行、ざ行、だ行、ば行」を入力する子音「G、Z、D、B」や「ま行、わ行」を入力する子音「M、W」や「C」が各文字キー26〜32の下方向側に表記され、「ぱ行」を入力する子音「P」や「F、J、V、Q、L、X」が各文字キー26〜32の右下方向側に表記されている。

0033

一方、機能キー51〜65には、入力モードの切り替えや文字入力時に利用される各種機能が設定されている。すなわち、各機能キー51〜65のキートップには、それらの機能キー51〜65が単独でタッチされた際に入力される機能を示す記号や文字が表記されている。なお、入力モードとしては、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードがあり、図示を省略するが、選択された入力モードに合わせて、液晶画面5の右下に各入力モードに対応する文字が表示されるようになっている。

0034

文字キー21〜32の左側および右側には、各文字キー21〜32と同様の形状、大きさに設定された機能キー51〜56,58〜65が配置されている。まず、入力モードを切り替えるための機能キーとして、4つの機能キー52〜54,56が設けられている。

0035

機能キー52には、そのキートップに「記号」と表記され、入力モードを記号入力用の「記号モード」へと切り替えるとともに、液晶画面5の右下に「記」の文字を表示する機能が設定されている。機能キー53には、そのキートップに「数字」と表記され、入力モードを数字入力用の「数字モード」へと切り替えるとともに、液晶画面5の右下に「数」の文字を表示する機能が設定されている。

0036

機能キー54には、そのキートップに「あ/ア」と表記され、入力モードを「かなモード」に切り替える機能に加えて、この「かなモード」を「ひらがなモード」または「カタカナモード」に切り替える機能も設定されている。なお、「ひらがなモード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「あ」の文字が表示され、「カタカナモード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「ア」の文字が表示されるように設定されている。

0037

機能キー56には、そのキートップに「a/A」と表記され、入力モードを「英字モード」に切り替える機能に加えて、「英小文字モード」または「英大文字モード」に切り替える機能も設定されている。なお、「英小文字モード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「a」の文字が表示され、「英大文字モード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「A」の文字が表示されるように設定されている。

0038

一方、その他の機能キーとしては、文字入力の際の編集等を補助するためのキー等がある。機能キー51には、そのキートップに右矢印のような記号が表記され、カーソル一定間隔で右へ移動させるタブキーとしての機能が設定されている。機能キー55には、そのキートップに上矢印のような記号が表記され、英字モードで1文字入力する際のそのアルファベット大文字または小文字に切り替える機能や、「ひらがなモード」および「カタカナモード」で1文字入力する際のかな(カナ)を大文字または小文字に切り替える機能を有しており、一般的なシフトキーの機能が設定されている。

0039

機能キー58には、そのキートップに「BS」と表記され、カーソル位置の左側の1文字を削除するバックスペースキーの機能が設定されている。機能キー60には、そのキートップに左右の矢印等を図示した記号が表記され、英字や記号が3つ並ぶ文字キーを続けてタッチ操作(後述するタップ操作)をする場合に、タッチ操作を区切る機能と、2回続けてタッチ操作が行われた際に、直前に入力された文字を反復する機能とを有するポーズキーが設定されている。

0040

機能キー62には、そのキートップに矢印を図示した記号が表記され、未確定の文字を確定したり、確定後に改行したりする機能が設定されている。機能キー64には、そのキートップに「変換」と表記され、入力文字漢字等に変換したり、続けて入力されて変換候補を表示したりする変換キーとしての機能が設定されている。

0041

なお、本実施形態の携帯情報端末1は、起動されると、まず液晶画面5に初期画面を表示する。利用者は、その初期画面の各種メニュの中から、所望する機能(ソフトウェア)、例えばスケジュール管理や住所録等を選択して、各種機能を実行している。このため、このような初期画面等の文字入力以外の画面に、すぐに切り替えられる以下の各機能キーやその他の機能キーを備える。

0042

機能キー59には、そのキートップに家を図示した記号が表記され、初期画面に切り替えるいわゆるホーム機能が設定されている。機能キー61には、そのキートップに表と矢印を図示した記号が表記され、メニュ画面に切り替えるいわゆるメニュ機能が設定されている。機能キー63には、そのキートップに「A」の文字を含む記号が表記され、キーボードシート6による入力を可能にする機能が設定されている。機能キー65には、そのキートップに虫眼鏡を図示した記号が表記され、いわゆる検索機能が設定されている。機能キー57は、その他のキー21〜32,51〜56,58〜65に比べて、横方向に略二倍の大きさを有する機能キーであり、そのキートップに「Space」と表示され、スペースを入力する機能に加えて、変換キーとしての機能も設定されている。

0043

このようなキーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に貼付され、スタイラスペンによって、各キー21〜32,51〜65に対してタッチ操作がなされると、各キー21〜32,51〜65のキートップに表記された文字が選択的に入力されたり、対応する機能が実行されたりするようになっている。ここで、スタイラスペンによるタッチ操作としては、各キー21〜32,51〜65のタッチ回数タップ回数)を認識することにより、キートップの文字を順次選択的に入力するような設定を採用できる。さらに、その他のタッチ操作としては、各キー21〜32,51〜65をタッチした後の、スタイラスペンの移動方向を認識することにより、キートップの移動方向側の文字が選択的に入力されるような設定も採用できる。

0044

なお、キーボードシート6を使用しない場合には、例えば、タッチ入力検出エリア4に、前述のスタイラスペンを用いて文字や図形等を書き込むと、その書き込まれた文字や図形等がそのまま入力され、CPU等で処理された後、液晶画面5に表示される設定にもなっている。このため、手書きの地図等も入力が可能となっている。すなわち、キーボードシート6が無い状態でも、従来通りに文字入力等が可能である。

0045

ここで、本体2のタッチ入力検出エリア4にキーボードシート6を貼付する手順を、図3を参照しながら説明する。
(1)まず、図3(A)に示すように、剥離紙7の上端部7Aを、表示画面3と外周部分8との間の段差Dの上側部分D1に当接させる。
(2)この状態で、剥離紙7を表示画面3上で左右に移動させ、剥離紙7の左右端部7R,7Lと本体2の外周部分8との間が、同じ寸法Wとなるように調整する。
(3)次に、上側剥離紙71を押さえた状態で、切断線Xに沿ってキーボードシート6の裏面から下側剥離紙72を剥がし、キーボードシート6の下側部分をタッチ入力検出エリア4の一部分に貼付しておく。
(4)次いで、貼付されたキーボードシート6の下側部分を押さえた状態で、切断線Xに沿ってキーボードシート6の裏面から上側剥離紙71を剥がし、キーボードシート6の上側部分をタッチ入力検出エリア4の残りの部分に貼付する。
以上のようにして、図3(B)に示すように、タッチ入力検出エリア4に対して、正確にキーボードシート6を貼付する。

0046

本実施形態によれば、以下に示すような効果がある。
(1)キー21〜32,51〜65の輪郭である外周に沿って、所定の太さで蛍光材料製のキー領域区画部Gを設けたので、夜間等の暗闇においても、この蛍光材料の発光によってキー21〜32,51〜65の輪郭が明確化される。このため、利用者は、キー21〜32,51〜65の位置を正確に認識できて、昼間等の明るい場所で使用する場合と同様な操作・入力スピードで効率よく文字等を入力できる。従って、暗い場所等での十分な入力操作性を確保できる。

0047

(2)キー21〜32,51〜65の外周に沿って、所定の太さでキー領域区画部Gを設けたので、キー21〜32,51〜65のキートップ全面をキー領域区画部Gとする場合に比べて、蛍光材料の使用量を減少できて、キーボードシート6の製造コストを抑えることができる。さらに、キー領域区画部Gを、互いに接触しない太さで形成したので、互いに接触するような場合に比べて、キー21〜32,51〜65間の境界部分が明確となり、確実な文字入力ができる。

0048

(3)蛍光材料をSrAl2O4に賦活剤としてのEu(ユーロピウム)等を加えた畜光性材料としたが、このような畜光性材料は、長時間および高輝度の残光特性を有するとともに、酸化物系であることから化学的にも安定し、かつ耐候性にも優れる。このような畜光性材料を採用したので、夜間等での発光を長時間持続でき、長時間に渡って十分な操作性を確保できる。

0049

(4)表示画面3に剥離紙7を合わせ込んだ際に、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4の位置となるように、キーボードシート6の裏面に剥離紙7を接着したので、剥離紙7を表示画面3に合わせ込んだ後に、粘着層から剥離紙7を剥がすだけで、キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に簡単に、かつ正確に貼付できる。

0050

(5)粘着層を構成する粘着剤を、貼ったり剥がしたりが可能な材料としたので、タッチ入力検出エリア4が液晶画面5としてデータ表示機能を有する場合には、キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4から剥がすことにより、液晶画面5を大きく使用できて、画像等を見易くすることができる。

0051

(6)粘着層を構成する粘着剤を、タッチ入力検出エリア4に残らないような材料としたので、このような粘着剤の付着による操作性低下を防止できる。

0052

(7)キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に貼付する手順としては、まず、表示画面3に対して剥離紙7を合わせ込んだ状態で、キーボードシート6の裏面から剥離紙7の下側剥離紙72を剥がし、キーボードシート6の下側部分をタッチ入力検出エリア4に貼付する。次に、キーボードシート6の裏面から剥離紙7の上側剥離紙71を剥がして、キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に貼付する。このようにするから、予め剥離紙7を剥がした状態のキーボードシート6を直接タッチ入力検出エリア4に貼付する場合に比べて、タッチ入力検出エリア4に対してキーボードシート6を正確に貼付することができる。

0053

(8)携帯情報端末1において、外周部分8の表面と表示画面3の表面との間には段差Dを設けたので、この段差D(D1)に対して剥離紙7の上端部7Aが常に当接した状態となることから、剥離紙7の位置ずれを防止できる。このため、キーボードシート6を正確に貼付できる。

0054

(9)各キー21〜32,51〜65に複数の文字等を設定したので、文字入力に必要なキーの数を少なくでき、よって、同寸法のキーボードシート6においてキー21〜32,51〜65の大型化を図ることができ、入力時の操作性を向上できる。

0055

(10)キーボードシート6において、各キー21〜32,51〜65には、ローマ字入力に使用する英字を母音と子音とに分けるとともに、各英字を「A,I、…O」、「K、S、T、N…」のように、ほぼ50音順に配置したので、利用者は、数回の操作で簡単にキー配列を把握でき、入力操作性を向上できる。さらに、子音の濁音を、その清音を入力する文字の隣に配置したので、より一層キー配列を簡単に覚えることができる。

0056

(11 )携帯情報端末1は、前述した入力操作性の高いキーボードシート6を備えたので、夜間等の暗闇においても十分な入力操作性を確保できる。

0057

なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例えば、剥離紙7を、図4(A)に示すように、表示画面3と全く同じ寸法で形成し、剥離紙7の外形が外周部分8の段差Dに正確に当接するような構成としてもよい。この場合も、前記実施形態と同様に、表示画面3に対して剥離紙7を合わせこんだ後に、キーボードシート6の裏面から剥離紙7(71,72)を適宜剥がすだけで、図4(B)に示すように、キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に正確に貼付できる。

0058

また、剥離紙7を、図5(A)に示すように、液晶画面5の寸法と略同じ大きさで、かつ外周部分8の段差Dに正確に当接する上側剥離紙71と、キーボードシート6と略同寸法の下側剥離紙72とを備える構成としてもよい。この場合も、前記実施形態と同様に、表示画面3に対して剥離紙7を合わせこんだ後に、キーボードシート6の裏面から剥離紙7(71,72)を適宜剥がすだけで、図5(B)に示すように、キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に正確に貼付できる。

0059

また、キーボードシートにおいて、キーの配列や、形状、数、大きさ等は前記実施形態には限定されず、用途や目的等に合わせて適宜変更できる。例えば、図6に示すように、キーボードシート6Aにおいて、略楕円形状のキーを円弧状に複数個設け、さらに、これらの各キーの配列を一般的なキーボードに採用されている「QWERTY配列」としてもよい。なお、前記実施形態と同様に、各キーの輪郭に沿って、所定の太さで蓄光性材料製のキー領域区画部を形成する等すればよい。

0060

前記実施形態において、キー21〜32,51〜65の外周に沿って、蓄光性材料を塗布することによりキー領域区画部部Gを形成したが、これに限らず、例えば、キー21〜32,51〜65のキートップ全面に蓄光性材料を塗布することによりキー領域区画部Gを形成してもよい。また、各キー21〜32,51〜65のキートップ以外の部分、すなわち、各キー21〜32,51〜65の間の隙間部分に、蓄光性材料を塗布することによりキー領域区画部Gを形成し、各キー21〜32,51〜65のキートップだけが発光しないようにして、各キー21〜32,51〜65の領域を区画するような構成としてもよい。さらに、キー領域区画部Gを、各キー21〜32,51〜65の外周の全周を連続して形成するのではなく、利用者がキーの領域を判別できる程度に破線状に形成したり、キーの四隅部分を「『 』」状に囲むように形成してもよい。また、キー領域区画部Gを、各キー21〜32,51〜65の外周に形成したが、各キー21〜32,51〜65の内周に沿って所定の太さで形成してもよいし、外周と内周とを跨るように形成してもよい。以上のことから、各キー21〜32,51〜65の領域を区画して、利用者が各キーの領域を判別できれば、キー領域区画部部Gの形状や大きさ等は、特に限定されないということである。

0061

また、例えば、文字キー21〜32だけに蛍光材料を塗布し、機能キー51〜65に蛍光材料を塗布しない等の、キー21〜32,51〜65の一部分だけに蛍光材料を塗布するような構成としてもよい。なお、使用頻度の高いキーだけに蛍光剤を塗布しておけば、より一層コストを抑えた上で、十分な操作性を確保できる利点がある。なお、キー領域区画部部Gを、蛍光材料の塗布によって実施したが、これに限らず、例えば、蛍光材料製のシート状のものを貼付する等のその他の手段によって構成してもよい。

0062

前記実施形態において、蛍光材料として、SrAl2O4に賦活剤としてのEu(ユーロピウム)等の希土類元素を加えた蓄光性材料を採用したが、これに限らず、例えば、硫化亜鉛等を含むその他の蓄光性材料や、自発光性材料等のその他の蛍光材料を採用してもよい。

0063

また、前記実施形態において、剥離紙7を、キーボードシート6の裏面において、上側剥離紙71および下側剥離紙72の2つに分割可能に構成したが、これに限らず、例えば、3つに分割するような構成としてもよいし、左右方向に分割するような構成としてもよい。要するに、キーボードシート6の裏面において剥離紙7の一部が剥がれ、キーボードシート6の裏面の粘着層の一部が露出されるような構成であればよい。

0064

前記実施形態において、電子機器として携帯情報端末1を採用したが、これに限らず、例えば、通信通話機能を有する携帯情報端末や、携帯用パソコン等のその他の電子機器を採用してもよい。

0065

請求項1または請求項2に記載の発明によれば、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付し、夜間等の暗い場所でキーボードシートを使用する場合でも、キーの領域を判別する蛍光材料製のキー領域区画部が発光して、各キーの領域が明確に判別可能となるから、利用者はキーの位置を正確に認識できて、昼間等の明るい場所で使用する場合と同様な操作、入力スピードで効率よく文字等を入力することができ、よって、暗い場所等での十分な入力操作性を確保できるという効果がある。なお、各キーの外周に沿って所定の太さでキー領域区画部を形成すれば、キートップ全面をキー領域区画部とする場合に比べて、蛍光材料の使用量を減少でき、キーボードシートの製造コストを抑えることができるという効果がある。

0066

請求項3に記載の発明によれば、蛍光材料として、長時間および高輝度の残光特性を有するとともに、酸化物系であることから化学的にも安定し、かつ耐候性にも優れる畜光性材料を採用したので、夜間等での発光を長時間持続でき、長時間に渡って十分な操作性を確保できるという効果がある。

0067

請求項4に記載の発明によれば、電子機器の表示画面に剥離紙を合わせた際に、キーボードシートがタッチ入力検出エリアの位置となるように、キーボードシートの裏面に剥離紙を接着しておけば、剥離紙を表示画面に合わせこむだけで、粘着層から剥離紙を剥がすだけで、簡単にキーボードシートを正しい位置に貼付できるという効果がある。

0068

請求項5に記載の発明によれば、電子機器の表示画面に対して剥離紙を合わせ込んだ状態で、キーボードシートの裏面から剥離紙の一部を剥がし、剥離紙が剥がされたキーボードシートの一部をタッチ入力検出エリアに貼付し、この後、キーボードシートの裏面から剥離紙のその他の部分を剥がして、キーボードシートをタッチ入力検出エリアに貼付することによって、タッチ入力検出エリアに対してキーボードシートを正確に貼付することができるという効果がある。

0069

請求項6に記載の発明によれば、各キーに複数の文字等を設定したので、文字入力に必要なキーの数を少なくでき、よって、同寸法のキーボードシートにおいてキーの大型化を図ることができ、キー入力の操作性を向上できるという効果がある。

0070

請求項7に記載の発明によれば、前記キーボードシートと同様の作用・効果を奏することができ、十分な入力操作性を確保できるという効果がある。

0071

以下、本願の発明に関連する発明について説明する。[発明の属する技術分野]本発明は、キーボードシステム、プログラム、このプログラムが記録された記録媒体、前記キーボードシステムを備える電子機器、キーボードシート、およびキーボードシートの設定方法に関する。

0072

背景技術]近年、小型化された携帯用パソコン(モバイルパソコン)や携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistant )等の電子機器では、小型化の妨げになる「キー入力」に見切りをつけ、表示画面である液晶画面を「ペン」によりタッチして入力を行うペン入力が主流となっている。この場合には、このペンを用いて液晶画面の一部等を構成するタッチ入力検出エリアに、予め設定された所定の文字等を直接書き込むことにより、文字等の手書き入力を行っている。このように文字等を直接書き込んで入力するため、入力する文字に馴染みがあることから、キーボード入力が苦手な人にとっても入力が容易である。

0073

一方、このような手書き入力以外に、一般的なキーボードと同等の入力操作性を確保した上で携帯性を損なわないものが開発されている。すなわち、キートップに文字等が表示された複数個のキーを有する小型でシート状のキーボード(キーボードシート)を、電子機器の液晶画面に貼付して、これらのキーをペンでタッチすることにより、各キーのキートップに表示された文字等のキー入力を可能とするものである。これらの手書き入力およびキー入力には、それぞれ特有の利点があるため、これらの両入力方式を併用して、文字等の入力操作性の向上を希望するユーザが増えてきている。

0074

[発明が解決しようとする課題]しかしながら、キーボードシートを電子機器の液晶画面に一度貼付してしまうと、通常の手書き入力に戻したい場合には、剥がした後が液晶画面に残らないように丁寧にキーボードシートを剥がさなければならず、また、再度、キーボードシートを使用したい場合には、このキーボードシートを正確に貼付し直さなければならないため、このように入力方式を切り替えて両入力方式を併用しようとすると、このような切替え作業が非常に繁雑になるという問題があった。

0075

本発明の目的は、キーボードシートを貼付した状態のままでも手書き入力とキー入力とを併用できて、文字等の入力操作性を向上できるキーボードシステム、プログラム、記録媒体、電子機器、キーボードシート、およびキーボードシートの設定方法を提供することにある。

0076

[課題を解決するための手段]本発明に係るキーボードシステム10は、タッチ入力検出エリア4を有する電子機器1において用いられるキーボードシステムであって、キートップに文字等が表示された複数個のキー21〜32,51〜62を有するキーボードシート6と、このキーボードシートが前記タッチ入力検出エリアに貼付された状態で、タッチ式入力手段11によるタッチを検出して文字等を入力する処理部7とを備え、この処理部は、前記複数個のキーに対応するキーエリアXを前記キーボードシートの所定位置に設定するキーエリア設定手段701と、この設定されたキーエリアにおいて、前記キーがタッチされた際に、このキーのキートップに表示された文字等を入力するキー入力手段71と、前記タッチ式入力手段による所定の手書き操作を検出する手書き操作検出エリア66を前記キーボードシートの所定位置に設定する手書き検出エリア設定手段702と、この設定された手書き操作検出エリアにおいて検出された手書き操作に対応する文字等を入力する手書き入力手段72と、前記キー入力手段および前記手書き入力手段のうち、いずれか一方の入力手段が動作するように切り替える入力方式切替手段73とを有し、前記キーボードシートには、前記手書き操作検出エリアを表示する手書きエリア表示手段M(M1〜M3)が設けられていることを特徴とする。

0077

ここで、前記処理部に、前記キーエリア設定手段、前記キー入力手段、前記手書き検出エリア設定手段、前記手書き入力手段、および前記入力方式切替手段を実行させるために、例えば、コンピュータによる読み取りが可能なCD−ROMフロッピー登録商標ディスクFD)等の記録媒体にコンピュータプログラムとして記録させておくことができる。また、通信回線等を介してこのプログラムを送信する構成としてもよい。また、入力される文字等としては、日本語の文字(ひらがな、カタカナ、漢字)や、英字、数字、記号、図形等を含むものである。

0078

本発明では、例えば、以下の手順により文字等を入力できる。すなわち、まず、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを正確に貼付する。次に、例えば、所定の個所をタッチする等して、キーエリア設定手段により、複数個のキーに対応するキーエリアを貼付されたキーボードシート上に設定する。次に、手書き検出エリア設定手段により、貼付されたキーボードシート上に手書き操作検出エリアを設定する。なお、手書き検出エリア設定手段は、キーエリア設定手段による設定に基づいて設定する構成としてもよい。

0079

このようにキーエリアおよび手書き検出エリアを設定した状態で、入力方式切替手段により、手書き入力手段とキー入力手段とを切替えて文字等の入力方式を選択する。手書き入力手段が動作する場合には、手書きエリア表示手段を目印として、キーボードシート上に設定された手書き操作検出エリアにおいてタッチ式入力手段による所定の手書き操作を行うことにより、この手書き操作に対応する文字等が入力される。一方、キー入力手段が動作する場合には、キーボードシート上の複数のキーをタッチ式入力手段でタッチすることにより、このキーのキートップに表示された文字等が入力される。

0080

このような手順で文字等を入力するため、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付した状態のままでも、手書き入力とキー入力との両方の入力方式を併用でき、入力する文字や文章等に合わせて、適宜ユーザが入力方式を変更できて、文字等の入力操作性を向上できる。この際、手書きエリア表示手段により、キーボードシート上に仮想的な手書き操作検出エリアが示されるため、この手書きエリア表示手段を目印として、手書き操作検出エリアの正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力ができる。これにより、文字等の入力操作性をより一層向上できる。

0081

また、キーエリア設定手段により、キーボードシート上に複数個のキーに対応するキーエリアが設定され、このキーエリアの各キーをタッチすることにより、キーボートと同様にして、キーのキートップに表示された文字等を入力できる。

0082

このようなキーボードシステムにおいて、前記手書き操作検出エリアは、略矩形状に形成され、前記手書きエリア表示手段は、この矩形状の手書き操作検出エリアの四隅部のうちの少なくとも二隅部に設けられたマークM(M1〜M3)として構成できる。

0083

ここで、前記マークとしては、特に形状は限定されないが、例えば、三角形状(△,▽)や、括弧状(「,」,

0084

また、前記キーボードシステムにおいて、前記複数のキーの外周線が前記エリア表示手段として機能するように構成してもよい。ここで、外周線とは、例えば、複数のキーとして略同寸法で矩形状のキーを並べて配列した場合に、これらの並んで配列された各キーの左右側の辺や上下側の辺のことであり、複数のキーからなる組みが構成され、この組みの外周を繋ぐような境界となる線のことである。

0085

このような場合には、予め設けられた複数のキーによる外周線によって、手書き操作検出エリアを認識できるため、わざわざキーボードシートに特別な加工を施す必要がないから、コストを抑えた上で手書きエリア表示手段を簡単に構成できる。

0086

本発明に係るプログラムは、以上のようなキーボードシステムにおける前記処理部を、キートップに文字等が表示された複数個のキーを有するキーボードシートにおける前記複数個のキーに対応するキーエリアを前記キーボードシートの所定位置に設定するキーエリア設定手段と、この設定されたキーエリアにおいて、前記キーがタッチされた際に、このキーのキートップに表示された文字等を入力するキー入力手段と、タッチ式入力手段による所定の手書き操作を検出する手書き操作検出エリアを前記キーボードシートの所定位置に設定する手書き検出エリア設定手段と、この設定された手書き操作検出エリアにおいて検出された手書き操作に対応する文字等を入力する手書き入力手段と、前記キー入力手段および前記手書き入力手段のうち、いずれか一方の入力手段が動作するように切り替える入力方式切替手段として機能させるためのプログラムである。このような発明によれば、前述したキーボードシステムと同様の作用、効果を享受できる。また、例えば、このようなプログラムは、インターネット等の通信回線を介して提供することもできるし、記録媒体に記録させて提供することもできる。

0087

本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムが記録されたことを特徴とするものであり、前述したキーボードシステムと同様の作用、効果を享受できる。また、キーボードシートと、プログラムが記録された記録媒体とのセットとして、キーボードシステムを提供できる。

0088

本発明に係る電子機器は、前記キーボードシステムを備えることを特徴とし、このような発明によれば、前述したキーボードシステムと同様の作用、効果を享受できる。また、このような場合には、キーボードシステムを含む電子機器の製造者側において、予めキーボードシステムを電子機器に装備しておくことができ、ユーザによるシステム設定の負担を軽減できる。

0089

本発明に係るキーボードシートは、電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付して使用されるキーボードシートであって、タッチ式入力手段による所定の手書き操作の検出を行う手書き操作検出エリアを当該キーボードシート上に表示する手書きエリア表示手段が形成されていることを特徴とする。

0090

本発明によれば、キーボードシート上に手書き操作検出エリアを表示する手書きエリア表示手段を構成したので、例えば、このキーボードシートが電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付された状態で、キーボードシート上での手書き入力ができるように設定した場合には、この手書きエリア表示手段を目印として、手書き操作検出エリアの正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力ができる。これにより、文字等の入力操作性を向上できる。また、もともとの機能として、キーボードシートのキーへのタッチ操作によるキー入力も可能なので、キー入力と手書き入力との両入力方式を併用できて、文字等の入力操作性を向上できる。

0091

本発明に係るキーボードシートの設定方法は、キートップに文字等が表示された複数個のキーを有するキーボードシートを電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付した後に、予め設定された前記キーボードシート上の少なくとも2点をタッチ式入力手段によってタッチして、前記タッチ式入力手段による前記キーボードシート上での所定の手書き操作を検出可能な手書き操作検出エリアを設定することを特徴とする。

0092

ここで、前記キーボードシート上の少なくとも2点としては、例えば、手書き操作検出エリアが長方形状の場合であって、この手書き操作検出エリアを長方形状のキーエリアの内側の所定位置に設ける場合には、キーエリアの長方形の四隅における対角線の位置となる2つの隅部を採用できる。この場合には、キーエリアに基づいて手書き操作検出エリアを設定できる。また、前記キーボードシート上の少なくとも2点としては、手書き操作検出エリアが長方形状の場合において、長方形状の手書き操作検出エリアにおける対角位置の2つの隅部も採用できる。この場合には、キーエリアの設定とは別に設定を行うことができる。なお、少なくとも2点としたので、一辺を構成する2隅部の2点と、この辺に対向する辺上の1点との3点として手書き操作検出エリアを設定する構成も可能である。要するに、手書き操作検出エリアの外形寸法が把握できるように、エリアの範囲を特定できればよい。

0093

ここで、電子機器にキーボードシートを正しく貼付した際に、キーボードシート上の手書き操作検出エリアと、電子機器のタッチ入力検出エリアにおける手書き入力が可能なエリアとが合致するように設定しておけば、キーボードシートを用いた文字入力の設定を簡素化できる利点がある。ただし、キーボードシートが電子機器の所定位置に正しく貼付されないおそれもあり、この場合には、文字等の認識率が低下することになる。

0094

しかしながら、本発明によれば、このような構成を採用した場合でも、タッチ式入力手段によってキーボードシート上の少なくとも2点をタッチするだけで、電子機器側のタッチ入力検出エリアにおける手書き入力可能エリアとは無関係に、キーボードシート上での手書き操作検出エリアを簡単に設定でき、文字等の認識率を高めて、文字等の入力操作性を向上できる。また、もともとの機能として、キーボードシートのキーへのタッチ操作によるキー入力も可能なので、キー入力と手書き入力との両入力方式をを併用できて、文字等の入力操作性を向上できる。

0095

[発明の実施の形態]以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図7は、電子機器である携帯情報端末(PDA)1に対してキーボードシステム10を構成するキーボードシート6が貼付される様子を示す斜視図である。図7に示すように、携帯情報端末1は、手のひらに収まる程度の大きさの電子機器であり、一般的なパーソナルコンピュータ(パソコン)が持つ機能の一部を備えている。この携帯情報端末1は、本体2と、この本体2の表面の所定位置に貼付して使用されるキーボードシート6、および本体2に貼付されたキーボードシート6を利用可能とする図7では図示しない処理部を含むキーボードシステム10とを備えている。

0096

携帯情報端末1は、図示を省略するが、タッチ式入力手段として用いるスタイラスペンを備える。このため、本体2には、このスタイラスペンを保持するホルダが設けられており、スタイラスペンの紛失を防止できるようになっている。このような携帯情報端末1を使用する場合には、本体2を左手(右手)で持ってあるいは机などの上に置いて、ホルダから取り出したスタイラスペンを右手(左手)で握って操作することにより行われる。

0097

本体2は、小型の携帯型パソコンとして機能するものであり、その内部には、メモリ等に記憶された各種プログラムを実行するCPUや、ハードディスク等の記憶装置が設けられている。また、本体2の表面には、外周部分8の表面から一段下がった略長方形状の表示画面3が形成されている。つまり、外周部分8の表面と表示画面3の表面との間には、所定寸法分の段差Dが形成されている。

0098

表示画面3は、ワープロや、表計算、住所録、電子メール、スケジュール等の各種プログラムを実行する際に、文字等を入力したり、入力した文字等を表示したりする部分であり、文字等を入力するためのパッド状のタッチ入力検出エリア4と、文字等を表示する液晶画面5とを備える。

0099

タッチ入力検出エリア4は、前述のスタイラスペンによるタッチ操作がなされた際に、そのタッチ操作によるスタイラスペンの圧力を検出するものであり、略中央に位置する矩形状の手書き操作検出エリア41と、この手書き操作検出エリア41の左右側に位置する機能ボタン42とを備える。

0100

手書き操作検出エリア41は、前記スタイラスペンによる所定の手書き操作を検出する略矩形状のエリアであり、所定の文字等がタッチ操作された際に文字(日本文字、英字等)を検出する略矩形状の文字検出エリア411と、所定の数字等がタッチ操作された際に数字を検出する略矩形状の数字検出エリア412とを備え、これらの両エリア411,412は互いに隣接している。

0101

機能ボタン42は、前記スタイラスペンによるタッチ操作を検出するものであり、4種類の矩形状の機能キー421と、4種類の円形状の機能キー422とを備え、合計で8種類の機能キーを含んで構成される。液晶画面5は、タッチ入力検出エリア4で検出され圧力等に応じて入力される文字や、インターネット等の通信回線を介して受信した文字や画像を含む各種データ等を表示するための部分である。

0102

図8は、キーボードシート6を示す平面図である。キーボードシート6は、図8に示すように、上下4段左右3列の12個の文字キー21〜32と、その文字キー21〜32の両側に設けられた12個の機能キー51〜62とを備え、これらのキー21〜32,51〜58は略長方形状に形成されている。また、キーボードシート6は、略矩形のシート状に構成され、図7に示すように、本体2の表示画面3の段差Dに合致する外形を有している。このため、キーボードシート6の外形を段差Dに合わせることより、タッチ入力検出エリア4に対してキーボードシート6を正確に貼付することができる。

0103

キーボードシート6は、本体2のタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で、前記処理部が実行された際に、前記スタイラスペンにより各キー21〜32,51〜62をタッチ操作することにより、各キー21〜32,51〜62のキートップに表示された文字等の入力や機能の実行を行うものである。

0104

キーボードシート6の裏面には、着脱自在の粘着剤からなる粘着層が設けられており、本体2のタッチ入力検出エリア4への貼付および貼り直し等が簡単に行えるようになっている。

0105

キーボードシート6における各キー21〜32,51〜62は、以下のような配列となっており、日本語のローマ字入力が可能となっている。各文字キー21〜32のキートップの左側(キートップ中心に対して左方向側)において、第1段3個の文字キー21〜23には左側の文字キーから順に文字キー21に数字「1」が、文字キー22に数字「2」が、文字キー23に数字「3」が設定され、第2段3個の文字キー24〜26には左側から文字キー24に数字「4」が、文字キー25に数字「5」が、文字キー26に数字「6」が設定され、第3段3個の文字キー27〜29には左側から文字キー27に数字「7」が、文字キー28に数字「8」が、文字キー29に数字「9」が設定され、第4段3個の文字キー30〜32には左側から文字キー30に数字「0」が、文字キー31に記号「,」が、文字キー32に記号「.」が設定されている。

0106

また、各文字キー21〜32のキートップの上側には、その左側(キートップ中心に対して左上方向側)、真ん中(キートップ中心に対して上方向側)、右側(キートップ中心に対して右上方向側)の順で示すと、文字キー21に「()'」、文字キー22に「{}"」、文字キー23に「「」^」、文字キー24に「<>`」、文字キー25に「[]チルダ記号」、文字キー26に「/%│」、文字キー27に「−+_」、文字キー28に「@*#」、文字キー29に「¥&$」、文字キー30に「・:;」、文字キー31に「、=〜」、文字キー32に「。!?」がそれぞれ設定されている。

0107

さらに、12個の文字キー21〜32のうち、5個の文字キー21〜25には、その左下側(キートップ中心に対して左下方向側)には、母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が単独でそれぞれ設定されている。なお、文字キー21には、「A」の右側に「−」が設定されている。また、文字キー24には、「E」の右側に「っ」が設定されている。

0108

他の文字キー26〜32には、その他の英字21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キートップ中心に対して左下方向側、下方向側、右下方向側の順で示すと、文字キー26に「YWX」、文字キー27に「KGF」、文字キー28に「SZJ」、文字キー29に「TDV」、文字キー30に「NCQ」、文字キー31に「HBP」、文字キー32に「RML」がそれぞれ設定されている。すなわち、日本語のローマ字入力において、「か行、さ行、た行、な行、は行、ら行、や行」を入力する子音「K、S、T、N、H、R、Y」が各文字キー26〜32の左下方向側に表示され、「が行、ざ行、だ行、ば行」を入力する子音「G、Z、D、B」や「ま行、わ行」を入力する子音「M、W」や「C」が各文字キー26〜32の下方向側に表記され、「ぱ行」を入力する子音「P」や「F、J、V、Q、L、X」が各文字キー26〜32の右下方向側に表記されている。

0109

一方、機能キー51〜62には、入力モードの切り替えや文字入力時に利用される各種機能が設定されている。すなわち、各機能キー51〜62のキートップには、各機能キー51〜62が単独でタッチ操作された際に、実行される機能を示す記号や文字が表記されている。

0110

ここで、文字等を入力する際の入力モードとしては、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードがあり、図示を省略するが、選択された入力モードに合わせて、液晶画面5の右下に各入力モードに対応する文字が表示されるようになっている。

0111

文字キー21〜32の左側および右側には、各文字キー21〜32と同様の形状、大きさに設定された8つの機能キー51〜58が配置されている。これらの8つの機能キー51〜58には、入力モードを切り替えるための機能キーとしての3つの機能キー51〜53と、文字入力の際の編集等を補助するための5つの機能キー54〜58とが設けられている。

0112

機能キー51には、そのキートップに「1/●」と表記され、入力モードを数字入力用の「数字モード」へと切り替えるとともに、液晶画面5の右下に「数」の文字を表示する機能が設定されている。また、機能キー51には、入力モードを記号入力用の「記号モード」へと切り替えるとともに、液晶画面5の右下に「記」の文字を表示する機能も設定されている。

0113

機能キー52には、そのキートップに「a/A」と表記され、入力モードを「英字モード」に切り替える機能に加えて、「英小文字モード」または「英大文字モード」に切り替える機能も設定されている。なお、「英小文字モード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「a」の文字が表示され、「英大文字モード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「A」の文字が表示されるように設定されている。

0114

機能キー53には、そのキートップに「あ/ア」と表記され、入力モードを「かなモード」に切り替える機能に加えて、この「かなモード」を「ひらがなモード」または「カタカナモード」に切り替える機能も設定されている。なお、「ひらがなモード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「あ」の文字が表示され、「カタカナモード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「ア」の文字が表示されるように設定されている。

0115

機能キー54には、そのキートップに上矢印のような記号が表記され、英字モードで1文字入力する際のそのアルファベットを大文字または小文字に切り替える機能や、「ひらがなモード」および「カタカナモード」で1文字入力する際のかな(カナ)を大文字または小文字に切り替える機能を有しており、一般的なシフトキーの機能が設定されている。

0116

機能キー55には、そのキートップに「BS」と表記され、カーソル位置の左側の1文字を削除するバックスペースキーの機能が設定されている。機能キー56には、そのキートップに左右の矢印等を図示した記号が表記され、英字や記号が3つ並ぶ文字キーを続けてタッチ操作(後述するタップ操作)をする場合に、タッチ操作を区切る機能と、2回続けてタッチ操作が行われた際に、直前に入力された文字を反復する機能とを有するポーズキーが設定されている。

0117

機能キー57には、そのキートップに矢印を図示した記号が表記され、未確定の文字を確定したり、確定後に改行する機能が設定されている。機能キー58には、そのキートップに「変換Space」と表記され、入力文字を漢字等に変換したり、続けて入力されて変換候補を表示する変換キーとしての機能と、空白を挿入するスペースキーとしての機能が設定されている。

0118

ここで、携帯情報端末1は、起動されると、まず、液晶画面5に初期画面を表示する。使用者は、この初期画面の各種メニュの中から所望する機能(ソフトウェア)、例えば、ワープロやスケジュール管理、住所録等を選択して、各種機能を実行している。このため、このような初期画面等の文字入力以外の画面に、すぐに切り替えられる以下の4つの機能キー59〜62を備えている。これらの4つの機能キー59〜62は、機能キー51〜58の両側に2つずつ設けられており、それぞれ略円形に形成されている。

0119

機能キー59には、そのキートップに家を図示した記号が表記され、初期画面に切り替えるいわゆるホーム機能が設定されている。機能キー60には、そのキートップに表と矢印を図示した記号が表記され、メニュ画面に切り替えるいわゆるメニュ機能が設定されている。機能キー61には、そのキートップに「A」の文字を含む記号が表記され、キーボードシート6による入力を可能にする機能が設定されている。機能キー62には、そのキートップに虫眼鏡を図示した記号が表記され、いわゆる検索機能が設定されている。

0120

また、図8に示すように、キーボードシート6の上端側において、機能キー51と文字キー21との間には、「▼」状のマークM(M1)が表記されている。同様に、キーボードシート6の上端側において、文字キー22と文字キー23との間の位置、および、機能キー55の右端部の位置にもマークM(M2,M3)が設けられている。これらの3つのマークM(M1,M2,M3)によって手書きエリア表示手段が構成され、この手書きエリア表示手段により、後述する手書き操作検出エリアが示されている。

0121

図9は、携帯情報端末1の内部構成を示すブロック図である。携帯情報端末1は、図9に示すように、前記スタイラスペンとしてのタッチ式入力手段11と、タッチ入力検出エリア4で検出された前記タッチ式入力手段11のタッチ操作に基づいて演算処理を行う処理部7と、この処理部7での演算結果に対応する文字等を出力する液晶画面5とを備える。

0122

ここで、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で、スタイラスペン11による機能キー61のタッチ操作がなされると、処理部7が起動して、キーボードシート6のタッチ操作による文字等の入力や、対応する機能の実行が可能な状態となる。

0123

処理部7は、エリア設定手段70と、キー入力手段71と、手書き入力手段72と、これらのキー入力手段71および手書き入力手段72のうち、いずれか一方の入力手段による入力が可能な状態に切り替える入力方式切替手段73とを備える。この処理部7は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としてのCD−ROMに記録されたコンピュータプログラムが、所定ケーブルや通信回線等を介する等して入力されることにより前記各手段70〜73が機能するようになっている。

0124

エリア設定手段70は、タッチ入力検出エリア4にキーボードシート6が貼付された状態で、キーボードシート6上のタッチ操作を検出して文字等の入力を可能とするエリアを設定するものであり、キーエリア設定手段701と、手書き検出エリア設定手段702とを備える。

0125

キーエリア設定手段701は、図8を参照すれば、キーボードシート6上の所定の2箇所がタッチされることにより、複数個のキー21〜32,51〜58を含む長方形状のキーエリアXをキーボードシート6の所定位置に設定するものである。これにより、キーボードシート6上のキー21〜32,51〜58をタッチ操作して文字等を入力できる。ここで、所定の2箇所とは、長方形状のキーエリアXにおける対角位置の2隅部X1,X2のことである。

0126

このように長方形状のキーエリアXが設定されると、キーエリア設定手段701は、キーボードシート6上のキー21〜32,51〜58に対応して、タッチ入力検出エリア4を略均等に上下4段左右5列の20の部分に分割して、各キー21〜32,51〜58に対応するエリアを設定する。具体的には、上下256ドット×左右256ドットの範囲から前記2点X1,X2を選択すると、自動的にキー21〜32,51〜58の数に対応して平均的に比例分割された小エリアが設定される。これにより、どのキー21〜32,51〜58がタッチされたかは、タッチされた点がどの小エリアに属するかで判別されることになる。

0127

また、キーエリア設定手段701は、図8に示すように、前記2点X1,X2の後に点X2の下側である3つ目の点X3がタッチされた際に、この点X3を検出して、この点X3とキーエリアXとの間に機能キーとしてのエリアYを設定する。このエリアYは、このキーボードシート6を用いた、後述するピンタッチ操作およびバータッチ操作による入力のオンオフの切り替えるエリアとして機能する。この機能は、機能キー61をタッチ操作した場合と同様に動作する。

0128

手書き検出エリア設定手段702は、図8を参照すれば、スタイラスペン11による所定の手書き操作の検出を行う手書き操作検出エリア66を、キーエリア設定手段701によって設定されたキーエリアXに基づいて、キーボードシート6上に設定する。

0129

この手書き操作検出エリア66は、手書きエリア表示手段を構成するマークMによって示されるエリアであり、前記文字検出エリア411と同様に機能する文字エリア661と、前記数字検出エリア412と同様に機能する数字エリア662とを備える。

0130

文字エリア661は、スタイラスペン11による所定の文字等のタッチ操作を検出する略矩形状のエリアである。数字エリア662は、スタイラスペン11による所定の数字等のタッチ操作を検出する略矩形状のエリアである。

0131

ここで、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に正確に貼付されると、3つのマークMの内側における各キー21〜32,55〜58の領域である手書き操作検出エリア66が、タッチ入力検出エリア4の手書き操作検出エリア41に合致するようになっている。その上、M1とM2との間の領域である文字エリア661は文字検出エリア411に合致し、M2とM3との間の領域である数字エリア662は数字検出エリア412に合致するようになっている。

0132

また、機能キー51〜54,59〜62は、タッチ入力検出エリア4の機能ボタン42に合致するようになっている。特に、機能キー51〜54は、タッチ入力検出エリア4の機能キー421に合致し、機能キー59〜62は、タッチ入力検出エリア4の機能キー422に合致するようになっている。

0133

[キー入力手段(キー入力方式)]キー入力手段71は、スタイラスペン11によってキーボードシート6のキー21〜32,51〜62がタッチ操作された際に、各文字キー21〜32のキートップに表示された文字等を入力するとともに、機能キー51〜62のキートップに表示された文字等に対応する機能を実行する入力方式のことである。このキー入力手段71は、キー入力判別手段711と、キー入力文字選択出力手段712とを備える。

0134

キー入力判別手段711は、キーエリア設定手段701で設定されたキーエリアXにおける各キー21〜32,51〜58に対応するエリアを認識し、タッチ式入力手段11によってキー21〜32,51〜58の領域内におけるタッチ操作がされたかどうかを検出する。

0135

具体的には、キー入力判別手段711は、各文字キー21〜32をスタイラスペン11によってタッチ操作した後に、所定の長さ以上移動させないようにタッチするピンタッチ操作(タップ操作)と、所定の長さ以上移動させるバータッチ操作とを判別できるように構成されている。

0136

さらに、キー入力判別手段711は、図10に示すように、スタイラスペンの先端を各文字キー21〜32にタッチした後に、各8方向(左上方向101、上方向102、右上方向103、左方向104、右方向105、左下方向106、下方向107、右下方向108)のいずれかの方向にタッチしたまま所定長さ分移動させるバータッチ操作を行った際に、そのバータッチ操作による移動方向101〜108を判別できるように構成されている。

0137

そして、この8方向のうち、右方向105を除く7方向は、各文字キー21〜32におけるキートップに表示された最大7種類の文字のキートップ中心位置に対する位置(方向)に対応している。つまり、各文字キー21〜32には最大7種類の文字が設定されており、各文字キー21〜32のキートップに表示された各文字の相対位置(キートップ中心位置に対する位置つまり方向のこと)と、後述する移動方向としての8方向101〜108とが対応するように設定されており、バータッチ入力操作時には、その入力操作の移動方向101〜108に応じてその移動方向側の文字が入力される。

0138

タッチ入力操作の違いを判別する方法としては、図10に示すように、ペンの先端を各文字キー21〜32にタッチした後に、各8方向(左上方向101、上方向102、右上方向103、左方向104、右方向105、左下方向106、下方向107、右下方向108)のいずれかの方向にタッチしたまま所定長さ分移動させるバータッチ操作を行い、キー入力判別手段711がそのバータッチ操作による移動方向101〜108を判別して入力するバータッチ入力を採用している。

0139

このようなバータッチ入力は、例えば、図11に示すように、文字キー27を最初にタッチする始点(A)から、経路109のようにタッチしたまま文字キー27の領域を越えてペンを移動し、ペンによるタッチを終点(B)でやめてペンをキーボードシート6から離したとすると、キー入力判別手段711は、始点(A)に対応する文字キー27を検出し、図中の矢印110に示すように始点(A)から見た終点(B)の方向である右上方向103を移動方向として判別する。この際、始点(A)および終点(B)のみによって、その移動方向を判別するので、タッチの経路109には限定されない。また、右上方向103以外の方向にも同様な操作により入力が可能である。

0140

なお、始点(A)および終点(B)によって移動方向を判別する方法は、特に限定されないが、例えば、始点(A)から見て上方向102を角度0°(360°)とした際に、始点(A)から見て終点(B)が337.5°〜22.5°の45°の角度範囲にある時を上方向102と判別し、また、112.5°〜157.5°の角度範囲にある時には右下方向108と判別すればよい。つまり、45°ずつ8分割された角度範囲内にあるかどうかを判別すればよい。

0141

キー入力文字選択出力手段712は、キー入力判別手段711での判別に基づいて、各文字キー21〜32のキートップにおけるバータッチ入力の際の移動方向101〜108側に表示された文字を選択し、表示画面3にその文字を表示する。ここで、文字キー21〜32のキートップの右方向105側には文字が表示されていないが、右方向105に移動した場合には、左方向104側の文字(数字)が選択されて表示される。

0142

このようなバータッチ入力は、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードのうち「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」の3つの入力モードにおいて使用可能である。「記号モード」を選択した場合には、記号のみを入力する場合が多いためである。但し、「記号モード」を選択した場合にも、バータッチ入力を使用可能にしてもよい。

0143

一方、各機能キー51〜62を用いて、入力モードを選択したあとに、タッチ入力操作の違いを判別する方法も採用している。つまり、機能キー51〜62を用いて入力モードを変更した後に、各文字キー21〜32をスタイラスペンによって、所定の長さ以上移動させないようにタッチするピンタッチ操作を行い、そのピンタッチ操作の回数によって入力する文字を判断するピンタッチ入力も可能となっている。以下に、ピンタッチ入力(タップ入力)およびバータッチ入力の各操作に関して詳述する。

0144

[ピンタッチ入力(タップ入力)]ピンタッチ入力は、入力モードを切り替えた上で、各キーを1〜3回タップすることで入力するものであり、操作が覚えやすく、誰もが容易に入力できるものである。

0145

具体的には、まず、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードの中から入力したい文字に対応するモードを、各機能キー51〜53をピンタッチ操作することで選択する。例えば、機能キー53を1回または2回ピンタッチ操作すると、日本語のローマ字による「かな入力(かな漢字変換が可能なひらがな入力)」または「カナ入力(カタカナ入力)」の各日本語入力モードになる。すなわち、各文字キー21〜32のキートップ下側に表示された文字、つまり日本語のローマ字入力用の英字が入力可能な状態となる。

0146

日本語入力モードにおいて、各文字キー21〜32がピンタッチ操作されると、キー入力判別手段711はそのピンタッチ操作回数を判別する。そして、キー入力文字選択出力手段712は、1回のタップ操作であれば、その文字キー21〜32に表示された左下側の文字を選択して液晶画面5に出力する。同様に、キー入力文字選択出力手段712は、2回のタップ操作であれば、各文字キー21〜32の下側の文字を選択し、3回のタップ操作であれば、各文字キー21〜32の右下側の文字を選択して出力する。

0147

つまり、文字キー27においては、「KGF」の文字が入力可能となる。文字キー27を1回ピンタッチ操作した場合には「K」が選択され、2回ピンタッチ操作した場合には「G」が選択され、3回ピンタッチした場合には、「F」の文字が選択される。

0148

日本語入力モードにおいて、文字キー21を2回タップすると長音「ー」が入力され、文字キー24を2回タップすると促音「っ」が入力される。また、拗音の入力には「Y」を利用し、例えば「ちょ」を入力するには「TYO」つまり文字キー29,26,25をその順序で1回ずつタップして入力すればよい。さらに、撥音「ん」は「N」(キー30)を1あるいは2回タップして入力する。また、かなの小文字を単独で入力するには、機能キー54を1回タップした後に、その文字を入力する。

0149

機能キー52をピンタッチ操作して英字モード(英小文字モードまたは英大文字モード)に切り替えた場合にも、各文字キー21〜32のキートップ下側の文字(英字)が入力可能な状態となり、日本語モードと同様にそのピンタッチ操作の回数(1〜3回)により、左下(1回の場合)、下(2回の場合)、右下(3回の場合)の各文字が選択される。

0150

なお、同じキーの英字が続く場合には、ポーズキー56をタップして区切ればよい。また、同じ英字を続けて入力する場合には、ポーズキー56を2回タップすることでリピート入力される。

0151

機能キー51を1回または2回ピンタッチ操作すると、記号モードまたは数字モードに切り替わる。記号モードに切り替えられた場合には、各文字キー21〜32のキートップ上側の文字(記号)が入力可能な状態となり、前述と同様にそのピンタッチ操作の回数(1〜3回)により、左上(1回の場合)、上(2回の場合)、右上(3回の場合)の各文字(記号)が選択される。また、数字モードに切り替えた場合には、各文字キー21〜32のキートップ左側の文字(数字,記号)が入力可能な状態となるため、各キー21〜32を1回ピンタッチ操作することで、各数字やカンマ「,」、ピリオド「.」が入力される。

0152

以上のようにして、ピンタッチ操作を行うことにより、選択された文字等が液晶画面5に出力される。なお、より具体的には、図12に示すような例文は、各例文の下側に示されたピンタッチ(タップ)操作により、日本語および英語の文が入力される。図12における各英字はピンタッチ操作を行うキーのキートップの文字を示している。

0153

[バータッチ入力]前記ピンタッチ入力は、タップ数で入力文字を選択する点で分かりやすいため、習熟が容易であるが、各モードを切り替えなければならない。特に、日本語では、例えば「7月9日(土)AM8:30よりスタート」のような短文でも、漢字・ひらがな・カタカナ・英字・数字・記号が入り混じって使われており、そのたびにモードを繰り返し切り替えるのは、煩わしい操作となる。そこで、バータッチ入力においては、モードをできるだけ切り替えずに、文字キーの英字・数字・記号を入力できるように工夫されている。

0154

このバータッチ入力と前述したピンタッチ入力とは、併用して利用できるようになっている。すなわち、入力モードを選択し、ピンタッチ操作で文字を入力している際に、バータッチ入力を行えば、選択される入力モードに関係なくそのバータッチ操作に対応した英字、記号、数字等の文字を入力できる。

0155

例えば、「かなモード」が選択されていて、ピンタッチ入力された際には、ピンタッチ操作の回数に応じてキートップ下側に表示された日本語のローマ字入力用の英字が選択されて表示されるが、左方向104または右方向105にバータッチ入力された際にはキートップ左側に表示された数字が選択されて表示され、左上方向101、上方向102、右上方向103へバータッチ操作された際には、各方向側の記号が選択されて表示され、左下方向106、下方向107、右下方向108へバータッチ操作された際には、各方向側の英字が選択されて表示される。従って、2〜3回のピンタッチ操作で入力していた子音の「M」、「W」や濁音・半濁音用の子音「G、Z、D、B、P」は、下方向107や右下方向108への1回のバータッチ操作で入力できる。

0156

また、「英字モード」が選択されていて、ピンタッチ入力された際には、前述の通り英字が表示され、一方、バータッチ入力された際も、前述と同様にバータッチ操作の際の移動方向側の文字(英字,数字,記号)が選択されて表示される。従って、2〜3回のピンタッチ操作で入力していた各英字も、下方向107や右下方向108への1回のバータッチ操作で入力できる。このため、「英字モード」では、各キー21〜32のキートップ左下に表記された英字をピンタッチ操作で入力し、下および右下に表記された英字を下方向107や右下方向108へのバータッチ操作で入力すれば、非常に効率的に入力できる。

0157

「数字モード」が選択されていてピンタッチ入力された際には、キートップ左側に表示された数字が選択されて表示されるが、左上方向101、上方向102、右上方向103へバータッチ操作された際には、各方向側の記号が選択されて表示され、左下方向106、下方向107、右下方向108へバータッチ操作された際には、各方向側の英字が選択されて表示される。なお、「記号モード」が選択されている場合も、同様にバータッチ入力を可能としてもよいが、この記号モードでは他の文字を入力する可能性が小さいため、ピンタッチ入力による記号の入力のみを可能としてもよい。

0158

このようにバータッチ操作を行うと、入力モードに関係なく、各英字、数字、記号を直接入力することができ、特に様々な文字が混在する日本語入力では非常に効率的な入力が可能になる。

0159

以上のようにして、バータッチ操作を行うことにより、選択された文字等が液晶画面5に出力される。なお、より具体的には、図13に示すような例文は、各例文の下側に示されたバータッチ操作により、日本語および英語の文が入力される。なお、図13における各矢印はバータッチ入力およびその方向を示している。

0160

高速バータッチ入力]次に、携帯情報端末1では、バータッチ操作を工夫することで、日本語、英語等で頻度の高い文字を容易に入力できる高速バータッチ入力が採用されている。具体的には、図14に示すように、母音が設定された文字キー21〜25では、英字は母音「A,I,U,E,O」のみが個別に設定されている。つまり、通常のバータッチ入力においては、文字キー21〜25には、下方向(第2のバータッチ入力方向)107、右下方向(第3のバータッチ入力方向)108、および右方向105のバータッチ入力が設定されていない。さらに、日本語入力において、母音キー21〜25の右上に設定された記号は、使用する頻度が非常に低い。

0161

従って、日本語(かな)入力モードにおける高速バータッチ入力では、これらの文字キー21〜25において、文字が表示されていない方向である下方向107、右下方向108、右方向105と、頻度の低い記号が設定された右上方向103のバータッチ入力を行うと、それぞれ母音促音文字列、母音撥音文字列、複合母音文字列拗音文字列が入力されるように設定されている。

0162

具体的には、文字キー21〜25で下方向107にバータッチ操作すると、各文字キー21〜25に設定された英字「A,I,U,E,O」に続いて促音「っ」が入力される母音促音文字列「aっ」、「iっ」、「uっ」、「eっ」、「oっ」がそれぞれ選択される。ただし、「aっ」、「eっ」は、直前の選択文字が子音の場合にのみ選択され、直前の文字が子音以外の場合には、キー21では「−」が、キー24では「っ」が選択される。

0163

また、右下方向108にバータッチ操作すると、各文字キー21〜25に設定された英字「A,I,U,E,O」に続いて、撥音「ん」が入力される母音撥音文字列「aん」、「iん」、「uん」、「eん」、「oん」がそれぞれ選択される。

0164

また、文字キー21〜25において、右方向105にバータッチ操作すると、複合母音が入力されるように設定されており、文字キー21では「ai」が、文字キー22では「ui」が、文字キー23では「uu」が、文字キー24では「ei」が、文字キー25では「ou」が入力されるように設定される。

0165

さらに、文字キー21〜25において、右上方向103にバータッチ操作すると、拗音が入力されるように設定されており、文字キー21では「ya」が、文字キー23では「yu」が、文字キー24では「ye」が、文字キー25では「yo」が入力されるように設定される。

0166

なお、各文字キー21〜25のキートップの右上側にはそれぞれ記号が表記されているが、これらの記号は日本語の入力ではほとんど利用されないので、日本語の高速バータッチ入力では、これらの記号に代わって、前述の拗音が入力されるように設定されている。ただし、文字キー22において、右上方向103にバータッチ操作した場合には、「yi」という入力が必要ないので、キートップの右上側に表記された記号「"」がそのまま入力されるように設定されている。

0167

さらに、日本語(かな)入力モードでは、文字キー26〜32においても、文字が表示されていない右方向105と、日本語で頻度の低い記号が設定されている右上方向103のバータッチ入力を行うと、拗音の長音や「く、き、つ、ち、す、の、は、る」、記号「#、;、〜、?」がそれぞれ入力されるように、高速バータッチ入力が設定されている。

0168

具体的には、図15において、各文字キー26〜32における「その他」の欄に示すように、文字キー26において、右方向105にバータッチ操作をした場合には拗音の長音を入力するための「you」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には「yuu」が入力されるように設定されている。

0169

また、文字キー27において、右方向105にバータッチ操作をした場合には「く」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には「き」が入力されるように設定されている。さらに、文字キー29において、右方向105にバータッチ操作をした場合には「つ」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には「ち」が入力されるように設定されている。

0170

文字キー28において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、さ行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「す」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「#」が入力されるように設定されている。

0171

文字キー30において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、な行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「の」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「;」が入力されるように設定されている。

0172

文字キー31において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、は行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「は」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「〜」が入力されるように設定されている。

0173

文字キー32において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、ら行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「る」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「?」が入力されるように設定されている。

0174

以上のような高速バータッチ入力によって、かな文字を短縮して入力する際の入力例を図16に示す。各例文は、図16に示すバータッチ操作により入力される。

0175

[手書き入力手段(手書き入力方式)]次に、図9を用いて、手書き入力手段72について説明する。手書き入力手段72は、手書き入力検出手段722と、手書き入力文字選択出力手段723とを備え、手書き検出エリア設定手段702によってキーボードシート6上に設定された手書き操作検出エリア66がスタイラスペン11によって手書きのタッチ操作がされた際に、この手書き操作に対応する文字等を入力する入力方式である。つまり、キーボードシート6上から文字等の手書き入力が可能となっている。

0176

手書き入力検出手段722は、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に貼付された際に、タッチ入力検出エリア4上の手書き操作検出エリア66を認識し、スタイラスペン11による手書き操作検出エリア66内での手書きタッチ操作がされたかどうかを検出する。具体的には、手書き入力検出手段722は、手書き操作検出エリア内でスタイラスペン11による所定の手書きタッチ操作をした際に、この手書きタッチ操作による手書き文字等の軌跡を検出する。

0177

手書き入力文字選択出力手段723は、手書き入力検出手段722で検出した手書き文字等の軌跡と、予めメモリ等の記憶装置に記憶させた文字パターンとを照合し、この手書き文字等の軌跡に対応する文字パターンを選択して、この選択された文字パターンに対応する文字等を液晶画面5に出力する。

0178

[キーボードシートの設定手順図17は、キーボードシート6を用いた文字等の入力手順を示すフロー図である。図17に加えて図9を参照しながら、キーボードシート6を用いて文字等を入力する手順について説明する。
(1)まず、キーボードシート6を本体2のタッチ入力検出エリア4に貼付する(処理S1)。具体的には、キーボードシート6の外形を表示画面3外側の段差D(図7)に当接させてキーボードシート6の位置決めを行い、タッチ入力検出エリア4にキーボードシート6を正確に貼付する。

0179

(2)スタイラスペン11によってキーボードシート6のキー61をピンタッチして、本体2を、キーボードシート6の上から文字等の入力が可能な状態とする(処理S2)。
(3)次に、キーボードシート6上の3点X1,X2,X3をタッチすることにより、エリア設定手段70は、キーエリアXに加えて手書き操作検出エリア66およびエリアYを設定する(処理S3)。

0180

(4)この状態で、入力方式切替手段73を操作することにより、キー入力手段71と手書き入力手段72とのいずれの入力手段を機能させるか選択する(処理S4)。このようにして、手書き入力手段72が機能し、キーボードシート6上からの手書き操作による入力が可能となる。

0181

なお、手書き入力手段72による文字等の入力手順について説明する。
(5)手書き操作検出エリア66において、所定の文字や数字等の手書きタッチ操作をする(処理S5)。
(6)手書き入力検出手段722は、この手書きタッチ操作を検出し、対応する文字等のパターンを照合して、手書き入力文字選択出力手段723に出力する(処理S6)。
(7)手書き入力文字選択出力手段723は、前記手書きタッチ操作に対応する文字等を液晶画面5に出力する(処理S7)。以上のようにして、キーボードシート6の上から手書き入力される。

0182

本実施形態によれば、以下に示すような効果がある。
(1)携帯情報端末1のタッチ入力検出エリア4にキーボードシート6を貼付した状態のままでも、入力方式切替手段73によって2つの入力手段71,72を切り替えるだけで、手書き入力とキー入力との両方の入力方式を併用でき、入力する文字や文章等に合わせて、適宜ユーザが入力方式を変更できて、文字等の入力操作性を向上できる。

0183

(2)手書きエリア表示手段を構成するマークMにより、キーボードシート6における手書き操作検出エリア66が表示されるため、このマークMを目印として、手書き操作検出エリア66の正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力を実施できる。これにより、文字等の入力操作性をさらに向上できる。

0184

(3)手書きエリア表示手段を3箇所のマークM(M1〜M3)として構成したので、複数のキー21〜32,51〜62間の隙間等に、このマークM(M1〜M3)を設けるだけで、キーボードシート6上の各キー21〜32,51〜62の領域を阻害することなく、手軽に手書き操作検出エリア66を表示できる。

0185

(4)3箇所のマークM(M1〜M3)により、手書き操作検出エリア66を、文字エリア661と数字エリア662との2つに分けたので、例えば、英小文字の「b」と数字の「6」と間や、英小文字の「q」と数字の「9」と間の誤認を防止できて、文字等の入力操作性を向上できる。

0186

(5)スタイラスペン11によってキーボードシート6上の2点X1,X2をタッチするだけで、本体2側の手書き操作検出エリア41の位置とは無関係に、キーボードシート6上の手書き操作検出エリア66を簡単に設定でき、文字等の認識率を高めて、文字等の入力操作性を向上できる。

0187

(6)表示画面3の外周部分に位置する段差Dに合わせてキーボードシート6の外形を特定したので、キーボードシート6を表示画面3の適正な位置に貼付できる。

0188

(7)キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に貼付した際に、本体2の手書き操作検出エリア41と、キーボードシート6の手書き操作検出エリア66とが互いに合致する構成としたので、両領域41,61ともに同じ手書き入力の処理を行うことから、手書き操作検出エリア66の設定を行う手書き検出エリア設定手段702の構成の簡素化を図ることができる。なお、他の機能キー51〜62も同様に処理部7の構成の簡素化を達成できる。

0189

(8)キーボードシート6において、各キー21〜32,51〜62に複数の文字等を設定したので、文字入力に必要なキーの数を少なくできる。このため、同寸法のキーボードシート6においてキー21〜32,51〜62の大型化を図ることができ、入力時の操作性を向上できる。

0190

(9)ローマ字入力により日本語入力するように設定したので、一般的なかな入力の場合に比べて、設定する文字の種類を英字26文字と少なくできるから、より多くの文字や記号等を設定できる。

0191

(10)キー入力方式では、バータッチ入力とピンタッチ入力との両入力方式を採用したので、各入力方式の利点を享受できた上で、バータッチ入力とピンタッチ入力との両方を選択でき、用途や好みにあわせて選択可能であり操作性を向上できる。

0192

(11)各文字キー21〜32のキートップに表示された文字のうち、バータッチ操作時にその移動方向に対応する位置にある文字が選択および出力されるので、入力操作を直感的にかつ容易に把握でき、入力操作性を向上できる。この際、各文字キー21〜32に表示された文字を目視により確認できるので、簡単にかつ迅速に入力操作ができる。

0193

なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例えば、前記手書きエリア表示手段は、3箇所のマークMではなく、複数のキー21〜32,51〜62の外周線に基づいて、手書き操作検出エリア66を表示することもできる。このような場合には、例えば、キー21,22,24,25,27,28,30,31で区画される領域の外周を文字エリア661とし、さらに、キー23,26,29,32,55〜58で区画される領域の外周を数字エリア662とする構成を採用できる。この場合には、予め設けられたキー21〜32,51〜62の外周線によって、手書き操作検出エリア66を認識できるため、わざわざキーボードシート6に特別な加工を施す必要がないから、コストを抑えた上で手書きエリア表示手段を簡単に構成できる利点がある。

0194

前記実施形態において、マークMをキーボードシート6の上側に設けたが、これに限らず、下側やその中間等の任意の位置に形成できる。この際、マークMの形状も「▼」に限らず、「●」や「■」等のその他の形状も採用できる。

0195

前記実施形態において、本体2の手書き操作検出エリア41と略同じ位置に、キーボードシート6上の手書き操作検出エリア66を設けたが、これに限らず、例えば、キーボードシート6上の両側縁等に設けてもよい。この際、手書き操作検出エリア66の形状も略矩形状に限らず、円形状や六角形状等のその他の形状としてもよい。要するに、手書き操作検出エリア66の設定位置、形状等は特に限定されないということである。

0196

また、キーエリア設定手段701に基づいて、手書き操作検出エリア702が手書き操作検出エリア66を設定していたが、キーエリア設定手段701による設定とは独立して、手書き操作検出エリア66を設定してもよい。特に、外周線に基づいて手書き操作検出エリア66を表示する構成の場合には、使用者が自身の指示によって手書き操作検出エリア66を別途設定できる構成も採用できる。キーエリア設定手段701は、キーボードシート6の2点X1,X2がタッチされることによりキーエリアXを設定したが、3点以上がタッチされてもよい。また、3点目X3は特に設定されなくてもよい。

0197

なお、電子機器として携帯情報端末1を採用したが、小型のパソコンや携帯電話機通信機能を有する電子機器等のその他の電子機器等も採用できる。

0198

[発明の効果]本発明によれば、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付した状態のままで、手書き入力とキー入力との両方の入力方式を併用でき、入力する文字や文章等に合わせて、適宜ユーザが入力方式を変更できて、文字等の入力操作性を向上できるという効果がある。この際、手書きエリア区画手段を目印として、手書き操作検出エリアの正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力ができて、文字等の入力操作性をより一層向上できるという効果がある。

0199

本発明によれば、複数のキー間の隙間等に前述したマークを設けるだけで、キーボードシート上の各キーの領域を阻害することなく、手軽に手書き操作検出エリアを表示できるという効果がある。

0200

本発明によれば、予め設けられた複数のキーの外周線によって、手書き操作検出エリアを認識できるため、わざわざキーボードシートに特別な加工を施す必要がないから、コストを抑えた上で手書きエリア表示手段を簡単に構成できるという効果がある。

0201

本発明によれば、タッチ式入力手段によってキーボードシート上の少なくとも2点をタッチするだけで、電子機器側のタッチ入力検出エリアにおける手書き入力可能エリアとは無関係に、キーボードシート上での手書き操作検出エリアを簡単に設定でき、文字等の認識率を高めて、文字等の入力操作性を向上できるという効果がある。さらに、もともとの機能として、キーボードシートのキーへのタッチ操作によるキー入力も可能なので、キー入力と手書き入力との両入力方式をを併用できて、文字等の入力操作性を向上できるという効果もある。

0202

[符号の説明]
1電子機器としての携帯情報端末
3表示画面
4タッチ入力検出エリア
5液晶画面
6キーボードシート
7 処理部
10キーボードシステム
11タッチ式入力手段としてのスタイラスペン
21〜32文字キー
51〜62機能キー
66手書き操作検出エリア
70エリア設定手段
71キー入力手段
72手書き入力手段
73入力方式切替手段
701キーエリア設定手段
702 手書き検出エリア設定手段
722 手書き入力検出手段
723手書き入力文字選択出力手段M(M1〜M3) マーク

0203

以下、本願の発明に関連する他の発明について説明する。
[発明の属する技術分野]本発明は、タッチ式キー入力装置、タッチ式キー入力方法およびプログラムに関する。

0204

[背景技術]近年、携帯用パソコン(モバイルパソコン)や携帯情報端末(PDA)では、液晶画面を「ペン」を用いてタッチして入力を行うペン入力が主流となっている。このペン入力には通常2通りの入力方法があり、画面等に直接文字を書き込む「手書き入力」と、画面に小型の仮想キーボードを表示しそのキーをペンでタッチして入力する「ソフトキー入力」とである。いずれも、物理的なキーボードを用いる必要が無く、かさばらずに小型化でき携帯等に便利である。

0205

[発明が解決しようとする課題]しかしながら、これらの従来のペン入力方法では次のような問題点があった。すなわち、「手書き入力」では、キーボード入力が苦手な人にとっても利用できる点で便利さもあるが、文字の入力や文字認識に時間がかかるために、スピードを要する入力や長い文章の長時間入力には適していないという問題があった。また、「ソフトキー入力」の仮想キーボードでは、各キーに文字を1つずつ設定しているので、ソフトキーが小さくなりすぎてしまいタッチしにくいという問題があった。例えば、英字26文字であれば26個のキーを表示し、かな50文字であれば50個のキーを表示しなければならず、ソフトキーが小さくなりすぎるという問題があった。このため、「ソフトキー入力」においても、入力操作が難しくなり、スピードを要する入力や長い文章の長時間入力には適していないという問題があった。

0206

本発明の目的は、入力操作性の高いタッチ式キー入力装置、タッチ式キー入力方法およびプログラムを提供することにある。

0207

[課題を解決するための手段]本発明のタッチ式キー入力装置1は、複数種類の文字がそれぞれ表示された複数個の文字キー21〜32を有し、これらの文字キーの領域内において、最初にタッチした点である始点Aからタッチしたまま所定長さ以上移動するバータッチ操作によって文字入力するバータッチ入力を備えるタッチ式キー入力装置であって、前記始点の位置を検出する始点位置検出手段131と、前記バータッチ操作が解除された点である終点Bの位置を検出する終点位置検出手段132と、これらの検出された始点および終点に基づいて、前記始点から前記終点への直線距離dおよび方向θを取得するベクトル得手段133と、このベクトル取得手段で取得された方向を判別可能な方向判別手段135と、前記ベクトル取得手段で取得された直線距離が所定範囲値内にあるか否かを判別する距離判別手段134と、前記直線距離が前記所定範囲値内にあると判別された場合に、前記始点を含む文字キーの中心位置に対して前記方向判別手段で判別された方向に応じて設定された文字を選択して出力するバータッチ入力手段138と、前記直線距離が前記所定範囲値外であると判別された場合に、前記方向に応じて設定された前記バータッチ入力の際のキー入力を補助する機能を動作させる補助機能手段137とを備えることを特徴とする。

0208

ここで、補助機能手段としては、例えば、直前に入力された文字を削除するバックスペース機能や、入力文字を大文字または小文字に変換する変換機能、入力文字を全角文字または半角文字に変換する変換機能、入力された「かな文字」を「ひらがな」または「カタカナ」に変換する変換機能、空白を入れるとともに変換を行うスペース変換機能、入力モードを変換するモード変換機能、入力された文字を確定するとともに改行するリターンキー(確定キー)としての機能等の各種機能を動作させる構成にできる。また、補助機能手段は、各文字キーの各方向ごとに異なる機能を動作させる設定としてもよい。また、最初にタッチされる文字キーは問わないが、タッチ後の方向ごとに異なる機能を動作させる設定としてもよい。さらに、タッチ後の方向にかかわらず、一機能だけを動作させる設定としてもよい。

0209

所定長さとしては、特に限定されるものではないが、各文字キーの領域内においてタッチのみして移動しない、つまり普通にタッチされる点(・)以外のある程度の長さを示す。なお、この点のようなタッチ操作をタップ操作またはピンタッチ操作と称す。なお、バータッチ操作は、最初にタッチした文字キーの範囲内で行うだけでなく、そのタッチした文字キーの領域を越えて、例えば、隣の文字キー等へ移動するように行ってもよい。

0210

このような本発明では、例えば以下の手順で文字入力される。すなわち、まず、スタイラスペンや指等のタッチ式入力手段によって文字キーの領域内をバータッチ操作すると、始点位置検出手段は始点を検出し、終点位置検出手段は終点を検出する。次に、この検出された始点および終点に基づいて、ベクトル取得手段は、始点と終点と間の直線距離と始点から終点へ向かう方向とを取得する。次に、方向判別手段は、取得された方向を判別し、距離判別手段は、取得された直線距離が所定範囲値内にあるか否かを判別する。これらの判別結果に基づいて、直線距離が所定範囲値内にあると判別された場合には、バータッチ入力手段は、始点を含む文字キーの中心位置に対して方向判別手段で判別された方向に応じて設定された文字、例えばこの方向側に表示された文字を選択して出力する。一方、直線距離が所定範囲値外であると判別された場合には、補助機能手段は、方向判別手段で判別された方向に応じて設定されたバータッチ入力時のキー入力を補助する機能を動作させる。

0211

このような発明では、複数の文字キーとして12個の文字キーを採用した場合において、12個と少ない文字キーであっても、日本語のローマ字入力や英語入力に用いられる英字26文字、各種番号等の入力用の数字0〜9の10文字、括弧などの各種記号等の複数種類の文字を各文字キーに設定できる。また、移動方向を8方向に判別可能に設定すれば、12個の文字キーで最大96種類の文字の設定が可能である。このように、一つの文字キーに複数種類の文字を設定できるから、従来の「ソフトキー入力」に比べて文字キー数を少なくできて、各文字キーを大型化できたり、操作時の移動距離を小さくできるため、入力操作性を向上できる。一方、「手書き入力」に比べて、入力スピードを向上でき、迅速にかつ長時間の入力が可能になる。

0212

そして、このように各文字キーを大きくできることから、使用者は、各移動方向へのバータッチ入力操作を確実に使いわけることができる。このため、使用者は、選択したい文字を確実に選択でき、入力操作性を向上できる。さらに、文字キーが大きくなれば、方向判別手段による各方向の判別範囲も広がるので、方向を確実に判別できる。

0213

また、距離判別手段がバータッチ操作の直線距離を判別し、この判別結果によって実行される機能が切り替わるため、バータッチ操作による直線距離を変更するだけの簡単な操作で、バータッチ入力手段による文字を選択して出力させる機能と、入力を補助する補助機能とを使い分けることができて、より一層効率的な入力操作を実施できる。

0214

このようなタッチ式キー入力装置において、前記直線距離が前記所定範囲値外よりも大きな値であると判別された場合に、前記補助機能手段は、前記バータッチ入力の際のキー入力を補助する機能を動作させることが好ましい。

0215

この場合には、意識的にバータッチ操作の長さを大きくするだけの簡単で、区別しやすく、しかもわかりやすい操作で、範囲内のバータッチ操作と容易に区別できて、入力操作性をより一層向上できる。

0216

なお、直線距離が所定範囲よりも小さな値である時には、バータッチ操作方向を判別しないような構成にできる。この場合には、例えば、バータッチ入力に加えて、前述したタップ操作(ピンタッチ操作)による文字入力も採用した場合において、タップ操作が若干移動してしまった場合でも、タップ操作とバータッチ操作とを正確に判別できて、誤判別による誤入力を回避でき効率的な入力操作性を確保できる利点がある。

0217

以上のようなタッチ式キー入力装置において、前記文字キーのキートップの左下側、下側および右下側の少なくともいずれかには前記英字が表示され、前記文字キーのキートップの左上側、上側および右上側の少なくともいずれかには前記記号が表示され、前記文字キーのキートップの右側および左側の少なくとも一方には前記数字が表示され、前記方向判別手段は、前記ベクトル取得手段で取得された方向を、左下方向、下方向、右下方向、左上方向、上方向、右上方向、左方向および右方向の8つの方向に判別可能に構成されていることが好ましい。

0218

このようにすれば、一つの文字キーに最大8種類の文字を設定できる。このため、12個の文字キーで96文字を設定できる。従って、日本語のローマ字入力用および英語入力用の英字26文字や、各種番号などの入力用の数字0〜9の10文字、その他の記号等の各種文字を各文字キーに設定して入力できる。また、日本語のローマ字入力を行う設定では、英字26文字以外の残りの70文字分をその他の各種記号や文字等に設定できるため、より多くの記号等を設定できる。さらに、バータッチ操作を行う方向を変える必要があるものの、バータッチ入力の回数を1回行うだけで文字を入力でき、入力スピードを高めて入力操作性を向上できる。

0219

このように8方向の判別が可能なタッチ式キー入力装置において、前記補助機能手段は、前記方向判別手段で左方向と判別された場合には、カーソルの左隣側にある文字を削除するバックスペース機能を動作させ、前記方向判別手段で右方向と判別された場合には、空白を入れるスペース機能を動作させること好ましい。ここで、通常、バックスペースを機能させた場合には、カーソルは左側に移動し、スペースを機能させた場合には、カーソルは右側に移動する。このため、前述した設定とした場合には、バータッチ操作による移動の方向と、カーソルの移動方向とが略一致するので、使用者はこのような補助機能を簡単に把握できて、入力操作性をより一層向上できる。

0220

本発明に係るタッチ式キー入力方法は、複数種類の文字がそれぞれ表示された複数の文字キーの範囲内において、所定長さ以上のタッチ操作であるバータッチ操作を行って、文字を入力するタッチ式キー入力方法であって、前記始点の位置を検出する始点位置検出手順と、前記バータッチ操作が解除された点である終点の位置を検出する終点位置検出手順と、これらの検出された始点および終点に基づいて、前記始点から前記終点への直線距離および方向を取得するベクトル取得手順と、このベクトル取得手段で取得された方向を判別可能な方向判別手順と、前記ベクトル取得手順で取得された直線距離が所定範囲値内にあるか否かを判別する距離判別手順と、前記直線距離が前記所定範囲値内にあると判別された場合に、前記始点を含む文字キーの中心位置に対して前記方向判別手順で判別された方向に応じて設定された文字を選択して出力する文字選択出力手順と、前記直線距離が前記所定範囲値外であると判別された場合に、前記方向に応じて設定された前記バータッチ入力の際のキー入力を補助する機能を動作させる補助機能手順とを備えることを特徴とする。本発明によれば、前述したタッチ式キー入力装置と略同様な作用・効果を奏することができて、文字入力操作性を向上できる。

0221

本発明に係るプログラムは、複数種類の文字がそれぞれ表示された複数個の文字キーを有し、これらの文字キーの領域内において、最初にタッチした点である始点からタッチしたまま所定長さ以上移動するバータッチ操作によって文字入力するバータッチ入力を備えるタッチ式キー入力装置に、前記始点の位置を検出する始点位置検出手順と、前記バータッチ操作が解除された点である終点の位置を検出する終点位置検出手順と、これらの検出された始点および終点に基づいて、前記始点から前記終点への直線距離および方向を取得するベクトル取得手順と、このベクトル取得手段で取得された方向を判別可能な方向判別手順と、前記ベクトル取得手順で取得された直線距離が所定範囲値内にあるか否かを判別する距離判別手順と、前記直線距離が前記所定範囲値内にあると判別された場合に、前記始点を含む文字キーの中心位置に対して前記方向判別手順で判別された方向に応じて設定された文字を選択して出力する文字選択出力手順と、前記直線距離が前記所定範囲値外であると判別された場合に、前記方向に応じて設定された前記バータッチ入力の際のキー入力を補助する機能を動作させる補助機能手順とを実行させることを特徴とする。本発明によれば、前述したタッチ式キー入力装置およびタッチ式入力方法と略同様な作用・効果を奏することができて、文字入力操作性を向上できる。

0222

[発明の実施の形態]以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図18は、タッチ式キー入力装置1を示す図である。図18に示すように、本発明のタッチ式キー入力装置1は、携帯情報端末(PDA)であり、その表面に液晶画面3およびパッド状のタッチ入力検出エリア4が設けられる本体2と、タッチ入力検出エリア4の上に貼付して使用されるキーボードシート5とを備えて構成される。

0223

タッチ式キー入力装置1には、図示しないが、タッチ式入力手段として用いられるペンが付属されている。このため、本体2には、ペンを保持するホルダなどを設けておき、ペンの紛失を防止できるようにされていることが好ましい。タッチ式キー入力装置1を使用する場合には、本体2を左手(右手)で持ってあるいは机などの上に置いて、ペンを右手(左手)で握って操作すればよい。

0224

液晶画面3は、入力された文字やインターネット等の通信回線を介して受信した文字や、その他の画像等を表示するものである。タッチ入力検出エリア4は、前述のペンによってタッチ操作がなされ、そのタッチ操作の際のペンの圧力を検出している。なお、このタッチ入力検出エリア4に、文字や図形等が書き込まれた際に、これらの文字や図形等がそのまま入力される設定にもなっており、例えば、手書きの地図等を入力できる。

0225

キーボードシート5は、図19に示すように、上下4段左右3列の12個の文字キー21〜32と、その文字キー21〜32の両側に設けられる15個の機能キー51〜65とを備える。各キー21〜32,51〜65は、標準配列として以下のような配列となっており、日本語のローマ字入力が可能である。なお、キーボードシート5がタッチ入力検出エリア4に貼付された後に、後述する機能キー63のタッチ操作がされると、各キー21〜32,51〜65において、対応する機能や文字入力が可能な状態となる。

0226

各文字キー21〜32のキートップの左側(キートップ中心に対して左方向側)において、第1段3個の文字キー21〜23には左側の文字キーから順に文字キー21に数字「1」が、文字キー22に数字「2」が、文字キー23に数字「3」が設定され、第2段3個の文字キー24〜26には左側から文字キー24に数字「4」が、文字キー25に数字「5」が、文字キー26に数字「6」が設定され、第3段3個の文字キー27〜29には左側から文字キー27に数字「7」が、文字キー28に数字「8」が、文字キー29に数字「9」が設定され、第4段3個の文字キー30〜32には左側から文字キー30に数字「0」が、文字キー31に記号「,」が、文字キー32に記号「.」が設定されている。

0227

また、各文字キー21〜32のキートップの上側には、その左側(キートップ中心に対して左上方向側)、真ん中(キートップ中心に対して上方向側)、右側(キートップ中心に対して右上方向側)の順で示すと、文字キー21に「()'」、文字キー22に「{}"」、文字キー23に「「」^」、文字キー24に「<>`」、文字キー25に「[]チルダ記号」、文字キー26に「/%│」、文字キー27に「−+_」、文字キー28に「@*#」、文字キー29に「¥&$」、文字キー30に「・:;」、文字キー31に「、=〜」、文字キー32に「。!?」がそれぞれ設定されている。

0228

12個の文字キー21〜32の内、5個の文字キー21〜25には、その左下側(キートップ中心に対して左下方向側)には、母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が単独で設定されている。なお、文字キー21には、「A」の右側に「−」が設定されている。また、文字キー24には、「E」の右側に「っ」が設定されている。

0229

また、他の文字キー26〜32には、他の21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キートップ中心に対して左下方向側、下方向側、右下方向側の順で示すと、文字キー26に「YWX」、文字キー27に「KGF」、文字キー28に「SZJ」、文字キー29に「TDV」、文字キー30に「NCQ」、文字キー31に「HBP」、文字キー32に「RML」がそれぞれ設定されている。すなわち、日本語のローマ字入力において、「か行、さ行、た行、な行、は行、ら行、や行」を入力する子音「K、S、T、N、H、R、Y」が各文字キー26〜32の左下方向側に表示され、「が行、ざ行、だ行、ば行」を入力する子音「G、Z、D、B」や「ま行、わ行」を入力する子音「M、W」や「C」が各文字キー26〜32の下方向側に表示され、「ぱ行」を入力する子音「P」や「F、J、V、Q、L、X」が各文字キー26〜32の右下方向側に表示されている。

0230

一方、機能キー51〜65には、入力モードの切り替えや文字入力時に利用される各種機能が設定されている。すなわち、各機能キー51〜65のキートップには、それらの機能キー51〜65が単独で押された際に入力される機能を示す記号や文字が表示されている。なお、入力モードとしては、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードがある。選択された入力モードに合わせて、液晶画面3の右下に各入力モードに対応する文字が表示されるようになっている。

0231

文字キー21〜32の左側および右側には、各文字キー21〜32と同様の形状、大きさに設定された機能キー51〜56,58〜65が配置されている。まず、入力モードを切り替えるための機能キーとして4つの機能キー52〜54,56がある。

0232

機能キー52には、その表面に「数字」と表示され、入力モードを数字入力用の「数字モード」へと切り替えるとともに、液晶画面3の右下に「数」の文字を表示する機能が設定されている。

0233

機能キー53には、その表面に「あ/ア」と表示され、入力モードを「かなモード」に切り替えられるとともに、その「かなモード」を「ひらがなモード」または「カタカナモード」に切り替える機能も設定されている。なお、「ひらがなモード」に切り替えられた場合には、液晶画面3の右下に「あ」の文字を表示し、「カタカナモード」に切り替えられると液晶画面3の右下に「ア」の文字を表示する機能も設定されている。

0234

機能キー54には、その表面に「記号」と表示され、入力モードを記号入力用の「記号モード」へと切り替えるとともに、液晶画面3の右下に「記」の文字を表示する機能が設定されている。

0235

機能キー56には、その表面に「a/A」と表示され、入力モードを「英字モード」に切り替えられるとともに、「英小文字モード」または「英大文字モード」に切り替える機能が設定されている。なお、「英小文字モード」に切り替えられた場合には液晶画面3の右下に「a」の文字を表示し、「英大文字モード」に切り替えられると液晶画面3の右下に「A」の文字を表示する機能も設定されている。

0236

また、その他の文字入力の際の編集等を補助する機能キーとして、機能キー51には、その表面に右矢印のような記号が表示され、カーソルを一定間隔で右へ移動させるタブキーの機能が設定されている。機能キー55には、その表面に上矢印のような記号が表示され、英字モードで1文字入力する際のそのアルファベットを大文字または小文字に切り替える機能や、「ひらがなモード」および「カタカナモード」で1文字入力する際のかな(カナ)を大文字または小文字に切り替える機能を有しており、一般的なシフトキーの機能が設定されている。

0237

機能キー58には、その表面に「BS」と表示され、カーソル位置の左側の1文字を削除するバックスペースキーの機能が設定されている。機能キー60には、その表面に「□□」状の記号が表示され、英字や記号が3つ並ぶ文字キーを続けてタッチ操作する場合に、後述するピンタッチ操作時におけるそのピンタッチ操作を区切る機能と、2回続けてピンタッチ操作が行われた際に、直前に入力された文字を反復する機能とを有するポーズキーが設定されている。

0238

機能キー62には、その表面に矢印を図示した記号が表示され、未確定の文字の確定や確定後に改行する機能が設定されている。機能キー64には、その表面に「変換」と表示され、入力文字を漢字等に変換したり、続けて入力されて変換候補を表示する変換キーとしての機能が設定されている。

0239

タッチ式キー入力装置1は、起動されると、まず最初に液晶画面3に初期画面を表示する。この際、使用者は、その初期画面の各種メニュの中から所望する機能(ソフトウェア)、例えばスケジュール管理や住所録等を選択して、各種機能を実行している。このため、このような初期画面等の文字入力以外の画面に、すぐに切り替えられる以下の各機能キーやその他の機能キーを備えている。

0240

機能キー59には、その表面に家を図示した記号が表示され、初期画面に切り替えるいわゆるホーム機能が設定されている。機能キー61には、その表面に表と矢印を図示した記号が表示され、メニュ画面に切り替えるいわゆるメニュ機能が設定されている。機能キー63には、その表面に「A」の文字を含む記号が表示され、キーボードシート5による入力を可能にする機能が設定されている。

0241

機能キー65には、その表面に虫眼鏡を図示した記号が表示され、いわゆる検索機能が設定されている。また、機能キー57は、その他のキー21〜32,51〜56,58〜65に比べて、横方向に略二倍の大きさを有する機能キーであり、その表面に「Space」と表示され、スペースを入力する機能に加えて、変換キーとしての機能も設定されている。

0242

図20は、タッチ式キー入力装置1の内部構成を示すブロック図である。タッチ式キー入力装置1は、図20に示すように、前記タッチ入力検出エリアに貼付されたキーボードシート5の文字キー21〜32に対するタッチ式入力手段(スタイラスペン)100のタッチ操作を検出して、液晶画面3に文字出力等を行う装置であり、タッチ式入力手段100と、入力判別手段110とを備える。

0243

入力判別手段110は、各文字キー21〜32をタッチ式入力手段100によってタッチした後に所定の長さ以上移動させないようにタッチするピンタッチ操作(タップ操作)と、所定の長さ範囲で移動させるショートバータッチ操作と、この所定の長さ範囲を超えて移動させるロングバータッチ操作とを判別して文字等を入力するものであり、始点位置検出手段131と、終点位置検出手段132と、ベクトル取得手段133と、距離判別手段134と、方向判別手段135と、機能選択手段136とを備える。

0244

図21は、バータッチ操作方向を示す図である。入力判別手段110は、図21に示すように、ロングバータッチ操作およびショートバータッチ操作において、8方向(左上方向101、上方向102、右上方向103、左方向104、右方向105、左下方向106、下方向107、右下方向108)のいずれかの移動の方向101〜108を判別し、入力文字を選択する。

0245

図22は、文字キー28をタッチした後のバータッチ操作を示す図である。図23は、文字キー31を例として、タッチする位置を示す図である。始点位置検出手段131は、図22において文字キー28を例として示すように、設定されたキーボードシート5上の文字領域X(図19)内において、タッチ式入力手段100による最初にタッチされた点としての始点Aを検出し、この始点Aの座標(X0,Y0)を記憶する。

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