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技術 空気入りタイヤ用ビード

出願人 横浜ゴム株式会社
発明者 森伸一
出願日 2002年2月18日 (17年5ヶ月経過) 出願番号 2002-040387
公開日 2003年8月27日 (15年10ヶ月経過) 公開番号 2003-237323
状態 特許登録済
技術分野 タイヤ一般 タイヤの細部
主要キーワード 円環状体 ビード成形 樹脂排出口 スチールワイヤ バリ除去 外周側端 増大効果 珪素樹脂
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年8月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ビードの重量を低減すると共に製造コストを削減し、かつリサイクル時にビードとして再利用することが可能な空気入りタイヤ用ビードを提供する。

解決手段

熱硬化性樹脂により円環状に一体成形した円環状体1から構成されている。

概要

背景

空気入りタイヤにおいて、左右のビード部にはカーカス層の両端部を折り返すためのビードが配置されている。従来、一般に使用されているビードは、スチールワイヤを円環状に巻回し束ねた構成になっている。

このような従来のビードは、スチールワイヤを使用するために重く、タイヤ重量を軽減する妨げの一因になっていた。また、1人の作業者が1台のビード成形機に付き切りでビード成形作業を行わねばならないため、製造コストが高く、タイヤ製造コスト削減の障害でもあった。さらに、リサイクルにおいて、鉄屑以外の再利用は難しく、再度ビードとして再利用することができないという問題があった。

概要

ビードの重量を低減すると共に製造コストを削減し、かつリサイクル時にビードとして再利用することが可能な空気入りタイヤ用ビードを提供する。

熱硬化性樹脂により円環状に一体成形した円環状体1から構成されている。

目的

本発明の目的は、ビードの重量を低減すると共に製造コストを削減し、かつリサイクル時にビードとして再利用することが可能な空気入りタイヤ用ビードを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

請求項2

前記円環状体内に周方向配向する短繊維コードを埋設した請求項1記載の空気入りタイヤ用ビード。

請求項3

前記円環状体の表面に幅0.1〜3mm、深さ0.1〜5mmの溝を複数形成した請求項1または2記載の空気入りタイヤ用ビード。

請求項4

金型を用いて一体成形した前記円環状体において、前記金型の合わせ目に対応する円環状体表面を凹部にした請求項1,2または3に記載の空気入りタイヤ用ビード。

請求項5

前記凹部の深さを0.5mm以下にした請求項4に記載の空気入りタイヤ用ビード。

請求項6

前記円環状体の断面形状を、円形楕円形半円形、または6角形以上の多角形にした請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ用ビード。

技術分野

0001

本発明は、空気入りタイヤに使用されるビードに関し、更に詳しくは、ビードの重量を低減すると共に製造コストを削減し、かつリサイクル時にビードとして再利用できるようにした空気入りタイヤ用ビードに関する。

背景技術

0002

空気入りタイヤにおいて、左右のビード部にはカーカス層の両端部を折り返すためのビードが配置されている。従来、一般に使用されているビードは、スチールワイヤを円環状に巻回し束ねた構成になっている。

0003

このような従来のビードは、スチールワイヤを使用するために重く、タイヤ重量を軽減する妨げの一因になっていた。また、1人の作業者が1台のビード成形機に付き切りでビード成形作業を行わねばならないため、製造コストが高く、タイヤ製造コスト削減の障害でもあった。さらに、リサイクルにおいて、鉄屑以外の再利用は難しく、再度ビードとして再利用することができないという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、ビードの重量を低減すると共に製造コストを削減し、かつリサイクル時にビードとして再利用することが可能な空気入りタイヤ用ビードを提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成する本発明は、熱硬化性樹脂により円環状に一体成形した円環状体からなることを特徴とする。

0006

上記構成からなる本発明によれば、ビードを熱硬化性樹脂から構成するため、従来のスチールワイヤを用いて構成したビードより、ビード重量を大きく減らすことができ、またリサイクル時にビードを構成する樹脂を再度使用してビードを成形することができるので、再利用が可能になる。

0007

しかも、金型を用いて製造することができるので、多数のビードを少ない人員で容易に製造することができるため、製造コストの削減が可能になる。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。

0009

図1は、本発明の空気入りタイヤ用ビードの一例を示し、このビードは、熱硬化性樹脂により円環状に一体成形した断面円形の円環状体1から構成されている。使用する熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂メラミン樹脂エポキシ樹脂珪素樹脂ポリウレタン樹脂不飽和ポリエステル樹脂を好ましく例示することができる。これらの樹脂を空気入りタイヤのサイズや用途に応じて、適宜ブレンドするのがよい。

0010

円環状体1には、図1点線で示すように、周方向に沿って配向された短繊維コード2を埋設するのがよい。使用する短繊維としては、ガラス繊維炭素繊維を好ましく挙げることができる。短繊維コード2が占める体積としては、使用される空気入りタイヤのサイズや用途により適宜設定することができるが、全体積の1/2〜2/3程度になるようにするのが、強度上及び樹脂との接着の面からよい。短繊維コード2の長さとしては、使用される空気入りタイヤのサイズや用途により異なるが、例えば30cm程度にすることができる。

0011

上述した空気入りタイヤ用ビードの破断強度としては、1000〜1500Nの範囲となるようにするのがよい。破断強度が1000Nより小さいと、空気入りタイヤ用ビードとしての機能を果たすのが困難になる。逆に1500Nを超えると、硬すぎてビードとして成形した時に折れ易くなる。

0012

また、円環状体1の表面1aには、複数の溝3を形成するのが、タイヤ製造時におけるゴムとの接着性を高める上で好ましい。溝3は、図示するように、円環状体1の周方向に沿って直線状に延在する環状にするのが、溝の形成を容易にする上で好ましいが、接着性を増大できれば、いずれの方向に形成してもよい。

0013

溝3の幅としては0.1〜3mm、深さとしては0.1〜5mmにするのがよい。幅及び深さがいずれも0.1mmより小さいと、接着性増大効果を得ることが難しくなる。逆に幅及び深さが上限値を超えると、ビードの強度に悪影響を及ぼすので、好ましくない。

0014

円環状体1の断面形状としは、上述した円形に代えて、図2に示すように、円形に近い楕円形状や、半円形状、または6角形以上の多角形状にすることができる。このような形状の採用により、ビードで折り返されるカーカス層の端部を滑り易くすることができるので、空気入りタイヤの製造時にグリーンタイヤインフレートさせた際にカーカス層を適正な形状に保つことができる。

0015

上記空気入りタイヤ用ビードは、図3に示すように、上型11と下型12からなる金型13を使用し、例えば、樹脂混合装置14から供給された樹脂を短繊維コード供給口15から供給される短繊維コードと共に金型13内に樹脂注入口13aを介して注入した後、オーブン内で加熱することにより容易に製造することができる。なお、図において、13bは樹脂排出口である。

0016

上述した空気入りタイヤ用ビードによれば、該ビードを熱硬化性樹脂から構成したので、従来のスチールワイヤを使用したビードより、重量を大幅に低減することができ、かつリサイクル時にビードを構成する樹脂を再度使用してビードを成形することができるので、ビードとして再利用することができる。

0017

また、金型13を用いて製造することができるので、多数のビードを少ない人員で容易に製造することができ、従って、製造コストの削減が可能になる。

0018

図4は、本発明の空気入りタイヤ用ビードの他の例を示す。このビードは、上記のように金型13を用いて一体成形される円環状体1において、金型の合わせ目に対応する表面1aを凹部4に形成したものである。図では、凹部4は、金型13の合わせ目13Xに応じて円環状体1の両側部(外周側端部と内周側端部)に周方向に沿って環状に形成してある。

0019

金型13で円環状体1を成形すると、その合わせ目13Xに対応する円環状体1の表面1aにバリが発生する。このバリにより、カーカス層の補強コードに破損を招くため、成形後に研磨等によりバリを除去する必要があるが、このように凹部4を有するビードでは、図示するように、バリ5が凹部4内に形成され、表面1aからは突出しないようになるので、バリ除去工程を不要にすることができる。

0020

凹部4の深さとしては、0.5mm以下にするのが、成形されたビードの型抜け性を良好にする上で好ましい。下限値としては、バリ5を表面1aに突出させずに凹部4内に形成させるために、0.2mmにするのがよい。

0021

このように金型13の合わせ目13Xに対応する円環状体1の表面1aを凹部4にした空気入りタイヤ用ビードでは、上述した効果に加えて、バリ除去工程を省くことができるという利点がある。

発明の効果

0022

上述のように本発明の空気入りタイヤ用ビードは、熱硬化性樹脂により円環状に一体成形した円環状体から構成したので、ビードの重量を低減することができると共に製造コストの削減ができ、かつリサイクル時にビードとして再利用することができる。

図面の簡単な説明

0023

図1本発明の空気入りタイヤ用ビードの一例を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A拡大断面図である。
図2(a),(b),(c)は、それぞれ、本発明の空気入りタイヤ用ビードにおいて、採用される円環状体の断面形状の他の例を示す、図1の(b)に相当する拡大断面図である。
図3(a)は本発明の空気入りタイヤ用ビードを製造するのに使用される金型の一例を示す平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は金型に樹脂を注入する工程を示す説明図である。
図4本発明の空気入りタイヤ用ビードの他の例を示す、図1の(b)に相当する拡大断面図である。

--

0024

1円環状体1a 表面
2短繊維コード 3 溝
4 凹部 5バリ
13金型13X 合わせ目

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