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技術 鉄道模型のレール及びそのポイント切替え装置

出願人 成田技研株式会社
発明者 成田藤昭
出願日 2002年2月15日 (19年4ヶ月経過) 出願番号 2002-038820
公開日 2003年8月26日 (17年9ヶ月経過) 公開番号 2003-236255
状態 拒絶査定
技術分野 玩具
主要キーワード レール片 切替ポイント 鉄道模型 電源供給側 通電動作 InGaAsフォトダイオード 延長コード 矩形信号
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年8月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

複数の切替ポイントを備えた鉄道模型ポイント切替えを1箇所から操作できるようにするとともに、制御部と切替ポイントとの間の配線をなくす。

解決手段

各切替ポイントに配線により接続され各切替ポイントの近くに配置されて各切替ポイントにポイント切替え用の通電をする切替ポイントごとの子機と、全ての子機とは電気的に非接触の状態に配置され、全ての子機にポイント切替え用のデータ信号を送る1個の親機とを備えている。ポイント切替えに際し、親機の入力手段22で所定の切替ポイントの切替えを入力すると、データ作成部24がその切替ポイントに関するデータ信号を作成し、出力部28からそのデータ信号が全ての子機に送出される。全ての子機は親機からのデータ信号を受信部30で受け取り、受け取ったデータ信号から該当する子機がそのデータ信号に含まれる切替え情報に従ってその子機が接続されている切替ポイントの切替えを行う。

概要

背景

図10にレールの1つの切替ポイントを概略的に示す。ここではレール2が2つのレール2aと2bに分岐している。これはまた、2つのレール2aと2bがこの切替ポイントで合流していると見ることもできる。レール2の2本のレールがそれぞれレール2aと2bの外側のレールとなり、レール2aと2bの内側の基端部が可動レール4によって切り替えられることにより、レール2a又は2bがレール2に接続される。可動レール4はレール2よりも幅の狭い一対のレール片を備えており、その基端部がレール2aと2bの分岐点付近に設けられたピン6を中心として回動することにより、レール2a又は2bの内側のレール片をレール2の他方と接続するようになっている。可動レール4の回動を駆動するために、可動レール4の先端部は可動軸8に回動可能に取りつけられており、可動軸8の両端にはマグネット10,12がそれらの極性を互いに反対に向けて取り付けられている。それらのマグネット10,12を介して軸8をいずれかの方向に位置決めするために、マグネット10,12の外側に間隔を持ってプランジャ14が配置されている。プランジャ14への通電方向によりマグネット10,12が一方の側に移動する。プランジャ14には切替えスイッチ16を介して電源18が接続されている。

スイッチ16をA側に接続するとプランジャ14は図の上側がN極、下側がS極になり、マグネット10がN極どうしで反発し、マグネット12がN極とS極で吸引されて、図の状態からポイントが切り替わる。その状態からスイッチ16をB側に接続すると、プランジャ14の電流が逆方向に流れて、逆の現象が起こり、ポイントが図の状態に戻る。

また、ポイントを手動でも切り替えることができるように、可動軸8にはレバー6が設けられており、プランジャ14への通電によらなくてもレバー20によりポイントを切り替えることができる。鉄道模型のレールでは、このような切替ポイントが複数個設けられている。

電動のポイント切替え装置では、全てのポイントの切り替えを行うための制御装置を1つ設け、各切替ポイントと制御装置の間は電線配線して接続している。

概要

複数の切替ポイントを備えた鉄道模型のポイント切替えを1箇所から操作できるようにするとともに、制御部と切替ポイントとの間の配線をなくす。

各切替ポイントに配線により接続され各切替ポイントの近くに配置されて各切替ポイントにポイント切替え用の通電をする切替ポイントごとの子機と、全ての子機とは電気的に非接触の状態に配置され、全ての子機にポイント切替え用のデータ信号を送る1個の親機とを備えている。ポイント切替えに際し、親機の入力手段22で所定の切替ポイントの切替えを入力すると、データ作成部24がその切替ポイントに関するデータ信号を作成し、出力部28からそのデータ信号が全ての子機に送出される。全ての子機は親機からのデータ信号を受信部30で受け取り、受け取ったデータ信号から該当する子機がそのデータ信号に含まれる切替え情報に従ってその子機が接続されている切替ポイントの切替えを行う。

目的

そこで、本発明は複数の切替ポイントを備えた鉄道模型のポイント切替えを1箇所から操作できるようにするとともに、制御部と切替ポイントとの間の配線をなくすことを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

鉄道模型レール切替ポイント電動切り替えポイント切替え装置において、このポイント切替え装置は各切替ポイントに配線により接続され各切替ポイントの近くに配置されて各切替ポイントにポイント切替え用の通電をする切替ポイントごとの子機と、全ての子機とは電気的に非接触の状態に配置され、全ての子機にポイント切替え用のデータ信号を送る1個の親機とを備えており、前記親機は各子機に対応したポイント切替え情報を入力する入力手段と、全ての子機に向けてデータ信号を送出する出力部と、前記入力手段の情報に基づいて子機ごとのデータ信号を作成し、そのデータ信号を前記出力部が送出するように前記出力部を制御するデータ作成部とを備えており、前記子機は前記親機からのデータ信号を受ける受信部と、その子機が接続されている切替ポイントに通電する通電部と、前記受信部が受けたデータ信号がその子機のものであるか否かを判定する識別部と、前記識別部がそのデータ信号がその子機のものであると識別したときにそのデータ信号の制御内容に基づいて前記通電部の通電動作を制御する通電制御部とを備えていることを特徴とするポイント切替え装置。

請求項2

前記親機の出力部は赤外線発光素子を備えたものであり、前記子機の受信部は前記親機から送出された赤外線によるデータ信号を受光する受光素子を備えたものである請求項1に記載のポイント切替え装置。

請求項3

前記親機が送出するデータ信号は子機を特定するアドレス信号を含んでおり、前記子機は子機ごとに固有アドレス情報を設定する設定手段を備えており、前記識別部は受けたデータ信号に含まれるアドレス信号がその子機の前記設定手段により設定されたアドレス情報と一致したときにそのデータ信号がその子機のものであると判定するものである請求項1又は2に記載のポイント切替え装置。

請求項4

前記データ作成部は、前記データ信号を所定の複数回数又は所定の時間にわたって繰り返し作成するものである請求項1から3のいずれかに記載のポイント切替え装置。

請求項5

前記子機はそれ自身の動作と切替ポイントへの通電のための電源を内蔵している請求項1から4のいずれかに記載のポイント切替え装置。

請求項6

前記子機は鉄道模型のレールにも接続されており、そのレールに通電されているときはそのレールを介して供給される電源も利用できるようになっている請求項5に記載のポイント切替え装置。

請求項7

前記親機のデータ作成部は、動作中に前記入力手段によりいずれかの子機に対する状態が切り替えられたときは、直ちにその子機に対するデータ信号を作成するものである請求項1から6のいずれかに記載のポイント切替え装置。

請求項8

前記親機のデータ作成部は、親機に電源が供給された初期状態においては前記入力手段の状態を検出してすべての子機に対するデータ信号を作成するものである請求項7に記載のポイント切替え装置。

請求項9

前記親機は、前記出力部がポイント切替え用のデータ信号を送出している間だけ信号を出力する外部出力端子を備えている請求項1から8のいずれかに記載のポイント切替え装置。

請求項10

電動で切り替えられる複数の切替ポイントを備えた鉄道模型のレールにおいて、それらの切替ポイントを切り替えるポイント切替え装置が請求項1から9のいずれかに記載のポイント切替え装置であることを特徴とする鉄道模型のレール。

技術分野

0001

本発明は鉄道模型レールと、そのレールの切替ポイント切り替えるための切替え装置に関するものである。

背景技術

0002

図10にレールの1つの切替ポイントを概略的に示す。ここではレール2が2つのレール2aと2bに分岐している。これはまた、2つのレール2aと2bがこの切替ポイントで合流していると見ることもできる。レール2の2本のレールがそれぞれレール2aと2bの外側のレールとなり、レール2aと2bの内側の基端部が可動レール4によって切り替えられることにより、レール2a又は2bがレール2に接続される。可動レール4はレール2よりも幅の狭い一対のレール片を備えており、その基端部がレール2aと2bの分岐点付近に設けられたピン6を中心として回動することにより、レール2a又は2bの内側のレール片をレール2の他方と接続するようになっている。可動レール4の回動を駆動するために、可動レール4の先端部は可動軸8に回動可能に取りつけられており、可動軸8の両端にはマグネット10,12がそれらの極性を互いに反対に向けて取り付けられている。それらのマグネット10,12を介して軸8をいずれかの方向に位置決めするために、マグネット10,12の外側に間隔を持ってプランジャ14が配置されている。プランジャ14への通電方向によりマグネット10,12が一方の側に移動する。プランジャ14には切替えスイッチ16を介して電源18が接続されている。

0003

スイッチ16をA側に接続するとプランジャ14は図の上側がN極、下側がS極になり、マグネット10がN極どうしで反発し、マグネット12がN極とS極で吸引されて、図の状態からポイントが切り替わる。その状態からスイッチ16をB側に接続すると、プランジャ14の電流が逆方向に流れて、逆の現象が起こり、ポイントが図の状態に戻る。

0004

また、ポイントを手動でも切り替えることができるように、可動軸8にはレバー6が設けられており、プランジャ14への通電によらなくてもレバー20によりポイントを切り替えることができる。鉄道模型のレールでは、このような切替ポイントが複数個設けられている。

0005

電動のポイント切替え装置では、全てのポイントの切り替えを行うための制御装置を1つ設け、各切替ポイントと制御装置の間は電線配線して接続している。

発明が解決しようとする課題

0006

ポイントを手動で切り替えるにはそのポイントの場所まで行かなければならず、切替え操作が面倒である。電動で切り替える場合、制御装置と各切替ポイントとの間の接続を電線で行っているので、切替ポイントが制御装置から離れた距離にあるものでは、長い距離の電線を配線しなければならない。そのために、配線に手間がかかったり、鉄道模型としての美観を損なうという問題がある。

0007

そこで、本発明は複数の切替ポイントを備えた鉄道模型のポイント切替えを1箇所から操作できるようにするとともに、制御部と切替ポイントとの間の配線をなくすことを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0008

本発明のポイント切替え装置は、鉄道模型のレールの切替ポイントを電動で切り替えるものであって、各切替ポイントに配線により接続され各切替ポイントの近くに配置されて各切替ポイントにポイント切替え用の通電をする切替ポイントごとの子機と、全ての子機とは電気的に非接触の状態に配置され、全ての子機にポイント切替え用のデータ信号を送る1個の親機とを備えている。

0009

親機は、図1(A)に示されるように、各子機に対応したポイント切替え情報を入力する入力手段22と、全ての子機に向けてデータ信号を送出する出力部28と、入力手段22の情報に基づいて子機ごとのデータ信号を作成し、そのデータ信号を出力部28が送出するように出力部28を制御するデータ作成部24とを備えている。

0010

子機は、図1(B)に示されるように、親機からのデータ信号を受ける受信部30と、その子機が接続されている切替ポイントに通電する通電部36と、受信部30が受けたデータ信号がその子機のものであるか否かを判定する識別部32と、識別部32がそのデータ信号がその子機のものであると識別したときにそのデータ信号の制御内容に基づいて通電部36の通電動作を制御する通電制御部34とを備えている。

0011

ポイント切替えに際し、親機の入力手段22で所定の切替ポイントの切替えを入力すると、データ作成部24がその切替ポイントに関するデータ信号を作成し、出力部28からそのデータ信号が全ての子機に送出される。

0012

全ての子機は親機からのデータ信号を受信部30で受け取り、受け取ったデータ信号から該当する子機がそのデータ信号に含まれる切替え情報に従ってその子機が接続されている切替ポイントの切替えを行う。本発明の鉄道模型レールは、電動で切り替えられる複数の切替ポイントを備え、それらの切替ポイントを切り替えるポイント切替え装置として本発明のポイント切替え装置を利用したものである。

発明を実施するための最良の形態

0013

親機と子機の間は非接触の状態でデータ信号を送信できればよく、電波赤外線を用いることができる。1つの好ましい形態は、親機の出力部が赤外線発光素子を備え、子機の受信部が親機から送出された赤外線によるデータ信号を受光する受光素子を備えたものである。赤外線を用いると、周囲の電子機器からの影響を受けることがなく、周囲の電子機器に影響を与えることもない。

0014

親機から全子機にデータ信号を送ったときに、そのデータ信号が該当する子機でのみポイント切替えに利用されることが必要である。その1つの方法として、親機が送出するデータ信号には子機を特定するアドレス信号を含めておき、子機は子機ごとに固有アドレス情報を設定する設定手段を備えておき、子機の識別部は受けたデータ信号に含まれるアドレス信号がその子機の設定手段により設定されたアドレス情報と一致したときにそのデータ信号がその子機のものであると判定するようにすることができる。設定手段は固定のスイッチやROM(リードオンリー・メモリ)のような固定のものであってもよく、可変スイッチや書換え可能なメモリ素子のような可変のものであってもよい。

0015

親機のデータ作成部は、データ信号を所定の複数回数又は所定の時間にわたって繰り返し作成するものであることが好ましい。これにより、子機による誤動作を防ぐことができる。

0016

子機はそれ自身の動作と切替ポイントへの通電のための電源を内蔵していることが好ましい。これにより、電車を走らせる前の状態で切替ポイントを予定の状態に設定することができるようになる。

0017

また、子機は鉄道模型のレールにも接続されており、そのレールに通電されているときはそのレールを介して供給される電源も利用できるようにすることもできる。これにより、子機に電源として電池を内蔵しているときに、その電池の消耗を抑えることができるようになる。

0018

動作中に親機の入力手段により切替ポイントの切替えを指示すると、切替ポイントが直ちに切り替えられるようになっていることが好ましい。そのためには、親機のデータ作成部は、動作中に入力手段によりいずれかの子機に対する状態が切り替えられたときは、直ちにその子機に対するデータ信号を作成するものとすることができる。

0019

また、親機のデータ作成部は、親機に電源が供給された初期状態においては親機の入力手段の状態を検出してすべての子機に対するデータ信号を作成するものであることが好ましい。これにより、動作開始時には切替ポイントを予め設定した状態に設定することができ、また動作を中断していたときは、動作再開時に切替ポイントを中断前の状態に設定することができるようになる。

0020

また、親機は、出力部28がポイント切替え用のデータ信号を送出している間だけ信号を出力する外部出力端子を備えていることが好ましい。レール上を走行する模型電車の走行を制御する制御装置など、他の制御装置においてもこのポイント切替え用の制御装置と同じ赤外線や電波を使用して非接触状態で信号の送信を行なっている場合には、この外部出力端子をそのような制御装置に接続して信号を送り他の制御装置からの信号の送信を一時的に停止させることにより、それらの信号との混信を避け、ポイント切替えを確実に実行できるようになる。

0021

次に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する。図2は親機の外観の平面図を示したものである。この実施例では切替ポイントを8個まで設けることができるようになっており、それぞれの切替ポイントに対応したスイッチ42が〜で示されるように8個設けられている。スイッチ42はスライドスイッチであり、A又はBのいずれかのサイドに設定できるようになっている。スイッチ42としては他のスイッチ、例えばトグルスイッチなど用いてもよい。44は電源スイッチである。親機40の上面には、データ信号を送出するための赤外線LEDを支持するポール46が取りつけられている。

0022

図3(A)は親機40の外観を示す正面図である。ポール46はソケット48により親機40の上面に固定されており、ポール46の先端には角度調節可能な支持部材50を介して赤外線LED52が取りつけられている。支持部材50は回転することにより、LED52から発光される赤外線の発光角度を調節できる。

0023

LED52を更に高い位置に設置できるようにするために、図3(B)に示されるように、ソケット48と親機40の間に延長コード54を接続し、その延長コードのソケット48aを親機40に接続できるようにしてもよい。端子85は、親機40からポイント切替え用のデータ信号を送出している間だけHレベルとなるパルス信号を出力する外部出力端子である。

0024

図4(A)は親機の電気回路を示したものである。8個のスイッチ〜からなる入力スイッチ42は、マイクロコンピュータ56に接続されており、各スイッチ〜のマイクロコンピュータ側は抵抗を介して電源端子VCCに接続されており、他端が接地されている。スイッチ42はオンになるとグラウンドに接地され、オフになると電源電位引き上げられる。スイッチ42のオンとオフはそれぞれ切替ポイントがどちらに切り替えられるかを設定するものである。

0025

LED52はここでは大きな出力を得るために3個の素子直列に接続されており、出力トランジスタ58により発光が駆動される。出力トランジスタ58はマイクロコンピュータ56に接続され、マイクロコンピュータ56で作られたデータ信号に基づいて駆動される。

0026

マイクロコンピュータ56には更にリセット用のIC(集積回路)60が接続されており、電源スイッチ44がオフからオンになったときにリセットパルスS3をマイクロコンピュータ56に与えて、マイクロコンピュータ56をリセットするものである。

0027

マイクロコンピュータ56は図1に示したデータ作成部24と出力制御部26の機能を果たしており、スイッチ42が入力手段22に該当し、LED52と出力トランジスタ58が出力部28に該当している。

0028

図4(B)はこの親機の動作を概略的に示したものである。スイッチ42の〜それぞれの信号がS1である。スイッチ〜がオフからオンに切り替えられると、マイクロコンピュータ56への入力信号がLレベルになり、その立ち下がりを検知してマイクロコンピュータ56のデータ作成部24がデータ信号S2を作成する。データ信号S2の内容は、その下に拡大して示されているように、子機に動作の準備をさせるためのスタートビットD1、切り替えられたスイッチが〜のいずれであるかを示すアドレスデータD2及びスイッチの状態がオンであるかオフであるかを示す制御データD3からなっている。データ作成部24はこの1組のデータ信号を所定の回数又は所定の時間にわたって繰り返し作成し、そのデータ信号に基づいて出力トランジスタ58が動作してLED52からデータ信号を出力する。データ信号S2が繰り返し作成される回数又は時間は、切替ポイントでの動作が誤動作するのを防ぐように適当な回数又は時間に設定しておく。

0029

信号S4は、親機からデータ信号S2が出力されている間だけ外部出力端子85から出力されるパルス信号である。電車の走行などをこの親機と同じ赤外線で制御している制御装置に対し、このパルス信号S4を供給し、このパルス信号S4がHレベルである期間はポイント切替えを優先させ、他の制御装置からの赤外線の発生を禁止させることにより、ポイント切替えを確実に実行するためなどに利用することができる。

0030

また、スイッチ42がオンからオフに切り替えられたとき、マイクロコンピュータ56への入力信号がLレベルからHレベルに変化し、そのタイミングでも同様にデータ信号S2が作成される。この場合の制御データD3は、スイッチがオフからオンになった場合と異なり、切替ポイントを逆方向に切り替える内容のデータとなる。この場合も誤動作が生じないように設定された回数又は時間にわたってデータ信号が繰り返し出力される。

0031

データ信号を出力する際に、マイクロコンピュータ56によって抵抗R2を通じて出力トランジスタ58のベースに電流が流れ、出力トランジスタ58がオンとなってLED52が発光する。

0032

電源スイッチ44がオフからオンになったときは、リセット用のIC60がリセットパルスS3をマイクロコンピュータ56に与える。このときデータ作成部24であるマイクロコンピュータ56はスイッチ42の〜の状態を順次検出し、それぞれのスイッチ〜の状態ごとにデータ信号S2を所定の回数又は所定の時間ずつ作成する。すなわち、全てのスイッチ〜に対してデータ信号を作成する。そして、スイッチ42が切り替えられた場合と同じくLED52が発光する。これにより初期状態に設定された切替ポイントの状態に設定される。電源スイッチ44がオフからオンになる前に動作がなされていた場合には、電源を切る直前のスイッチ42による切替ポイントの状態が再現され、もし電源スイッチ44が切られていた間に切替ポイントの状態が変化した場合には、スイッチ42により設定されている状態に合うように戻される。

0033

図5は子機の一実施例を斜視図としてレールの切替ポイントの平面図とともに示したものである。切替ポイントは図10に示したものと同じである。子機70は図1の受信部30として赤外線受光素子72を備え、各子機ごとのアドレスを設定するためにスライドスイッチ74を備えている。この実施例では、スライドスイッチ74は4個設けられ、16個の子機まで設けることができるようになっている。切替ポイントに通電するための配線はソケット76により接続されている。

0034

赤外線受光素子としては、GeフォトダイオードInGaAsフォトダイオード、PbS光導電素子、PbSe光導電素子、InAs光起電力素子焦電素子などを用いることができる。

0035

子機70はそれ自身の動作と切替ポイントを切り替えるための電源として電池を内蔵している。また、外部から電源を取ることもできるようにプラグ78によりレール又は外部電源に接続できるようになっている。

0036

図6(A)は子機の電気回路を示したものである。子機70は内部にマイクロコンピュータ80を備え、電源として電池81を内蔵しており、更にレール2に供給される電源をプラグ78により取り込むことができるようになっている。電源としては、電池81又はレールから例えば12VのDC電源が供給される。その電源から5Vの安定した電源を得てマイクロコンピュータ80と受光素子72に供給するために、マイクロコンピュータ80と受光素子72の電源供給側に5Vの出力を持つレギュレータ84が接続されている。レギュレータ84としては、例えば3端子レギュレータのような名称で市販されているICを利用することができる。

0037

受光素子72は増幅器を内蔵しており、その出力は矩形信号であり、パルス信号としてマイクロコンピュータ80に取り込まれる。マイクロコンピュータ80には子機ごとのアドレスを設定するスイッチ74が接続されている。切替ポイントのプランジャ14に通電するために、4個の出力トランジスタ82−1〜82−4がそれぞれ抵抗R5〜R8を介してマイクロコンピュータ80に接続されている。

0038

図1に示した受信部30は受光素子72に該当し、通電部36は抵抗R5〜R8と出力トランジスタ82−1〜82−4に該当する。マイクロコンピュータ80は識別部32と通電制御部34の機能を果たしている。

0039

図6(B)はマイクロコンピュータ80から出力される駆動信号A〜Tを表わしている。その信号A〜Tにより出力トランジスタ82−1と82−2をオンにすればプランジャ14には図で右方向の電流が流れ、出力トランジスタ82−3と82−4をオンにすればプランジャ14には図で左方向の電流が流れる。

0040

子機70に親機からのデータ信号が送られると、マイクロコンピュータ80はそのデータ信号中のスタートビットD1で作動の準備をし、識別部32は続くアドレスデータD2をスイッチ74で設定されているアドレスと比較し、アドレスが一致した場合には、続く制御データD3に従って出力信号線A,B又はC,Dに図6(B)に示す駆動パルスを出力する。

0041

例えば、親機の入力スイッチ42のいずれかがオフになったとき、又はオフ状態のときに作成されたデータ信号を該当する子機70が受信したときは、その子機70の出力信号線A,Bに駆動パルスが出される。パルスAは負のパルスで、PNPトランジスタ82−1をオンにし、パルスBは同じ位相で正のパルスであり、NPNトランジスタ82−2をオンにする。従って、プランジャ14の電流はトランジスタ82−1から82−2に流れる。逆に、親機の入力スイッチ42のいずれかがオンになったとき、又はオン状態のときに作成されたデータ信号を該当する子機70が受信したときは、その子機70の出力信号線C,Dに出力パルスが出される。このときはトランジスタ82−3と82−4がオンになって、プランジャ14には先ほどとは逆方向の電流が流れる。親機から送られるデータ信号の送出回数又は時間は、プランジャ14が十分に動作できる時間に設定されている。

0042

子機70がレール2から電源を取り込むために、図6(A)に示されるように電源用回路が設けられている。レール2に供給される電源は、電車の走行方向により極性が変わるので、常に同じ極性の電源を取り込めるようにダイオードD1〜D4が設けられている。また、この電源回路には予備の電池81が設けられており、レール2からの電流がその電池81に流れ込まないように、保護用のダイオードD5が電源用のラインと電池81の間に接続されている。コンデンサC1はレールに流れる電流の変化を吸収するためのものである。ダイオードD6は、電池81として充電可能な電池を使用したときに、レールから電池81に充電するためのものである。

0043

次に、この実施例の動作を図7から図9によりまとめて説明する。図7は通常の動作状態においてポイントの切替えを行うための親機40の動作を示したものである。切り替えようとするポイントに該当する入力スイッチを切り替えると、それに対応したデータ信号S2が作成される。データ信号S2はスタートビットD1、そのスイッチに該当するアドレスデータD2及び、切り替えた状態が何れであるかを示す制御データD3から構成される。そのデータ信号S2がLED52から出力され、設定された回数又は時間だけ繰り返し出力される。

0044

図8は親機40の電源スイッチ44がオンになったときの初期状態での親機40の動作を示したものである。電源スイッチ44がオンになるとリセットIC60からリセット信号S3が出力され、そのリセット信号S3に基づいてマイクロコンピュータ56から入力スイッチ42の状態が検出され、その状態に応じたデータ信号S2が作成されて、図8と同様に所定の回数又は時間ずつ出力される。この動作は各スイッチ〜ごとに順次繰り返されていき、全ての入力スイッチ42〜に渡って行われる。

0045

図9は子機70の動作を示したものである。子機70は親機40からのデータ信号を受信すると、それぞれに設定されたアドレスと比較し、一致した子機においてのみ制御データD3を認識し、そのデータに基づいてポイントのプランジャに電流を流して切替えを行う。

発明の効果

0046

本発明のポイント切替え装置は、各切替ポイントに配線により接続され各切替ポイントの近くに配置されて各切替ポイントにポイント切替え用の通電をする切替ポイントごとの子機と、全ての子機とは電気的に非接触の状態に配置され、全ての子機にポイント切替え用のデータ信号を送る1個の親機とを備え、親機は各子機に対応したポイント切替え情報を入力する入力手段と、全ての子機に向けてデータ信号を送出する出力部と、前記入力手段の情報に基づいて子機ごとのデータ信号を作成し、そのデータ信号を前記出力部が送出するように前記出力部を制御するデータ作成部とを備えており、子機は親機からのデータ信号を受ける受信部と、その子機が接続されている切替ポイントに通電する通電部と、前記受信部が受けたデータ信号がその子機のものであるか否かを判定する識別部と、前記識別部がそのデータ信号がその子機のものであると識別したときにそのデータ信号の制御内容に基づいて前記通電部の通電動作を制御する通電制御部とを備えているので、鉄道模型の切替ポイントと切替えを指示する場所との間の配線が不要になり、操作性がよくなるとともに、配線に伴う作業も必要ではなく、外観を損ねることもない。また、制御部である親機を移動させることも容易である。

図面の簡単な説明

0047

図1本発明を概略的に示すブロック図であり、(A)は親機、(B)は子機を表わす。
図2一実施例における親機の外観を示す平面図である。
図3(A)は同実施例における親機の外観を示す正面図であり、(B)は同実施例の親機においてポールに延長コードを接続した状態を示す正面図である。
図4(A)は同実施例における親機を示す電気回路図であり、(B)はこの親機の動作を説明するための信号波形図である。
図5子機の一実施例を斜視図としてレールの切替ポイントの平面図とともに示したものである。
図6(A)は同実施例における子機を示す電気回路図であり、(B)はこの親機の動作を説明するための信号波形図である。
図7通常の動作状態においてポイントの切替えを行うための親機の動作を示すフローチャートである。
図8親機の電源スイッチがオンになったときの初期状態での親機の動作を示すフローチャートである。
図9子機の動作を示すフローチャートである。
図10レールの1つの切替ポイントを概略的に示す平面図である。

--

0048

22入力手段
28 出力部
24データ作成部
28 出力部
30 受信部
36通電部
32識別部
34通電制御部
42 入力スイッチ
44電源スイッチ
40親機
52赤外線LED
56マイクロコンピュータ
58出力トランジスタ
60リセット用IC
70子機
72赤外線受光素子
74スライドスイッチ
80 マイクロコンピュータ
81電池
84レギュレータ
82−1〜82−4 出力トランジスタ
14 プランジャ

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