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課題

近距離通信手段と画像撮影装置を備えた携帯電話器を利用することによりコストを低減できると共に、徘徊者迷子発見効率の高い被保護者探索システムおよびその方法を提供する。

解決手段

表示部および第1の携帯電話通信手段を備えた第1の携帯電話器本体に、第1の近距離通信手段および画像表示手段を設ける保護者用携帯電話器と、表示部および第2の携帯電話通信手段を備えた第2の携帯電話器本体に、第1の近距離通信手段と通信する第2の近距離通信手段、カメラ画像伝送手段および第1,第2の近距離通信手段同士の通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断を第2の携帯電話通信手段を介して被保護者用携帯電話器に伝送し、表示部に表示させる一方、カメラによりその周囲を撮影させ、その画像を画像伝送手段により被保護者用携帯電話器の画像表示手段に伝送させる被保護者探索手段をそれぞれ設け、被保護者に携帯される被保護者用携帯電話器と、を具備する。

概要

背景

一般に、家族には、被保護者としての痴呆症老人等の徘徊者迷子になり易い幼児等がいる場合がある。そのうち、痴呆症老人等の徘徊者については一定の建物や場所から徘徊しないように常時監視することはきわめて大切である。このために、従来から、万一被保護者が徘徊した場合には、その徘徊者を速やかに探索するために種々の装置、システムが提案されている。

その一例としては特開2001−52288公報に記載された「徘徊者検出および落し物防止等の音声通報装置」がある。これは子機と、親機から成り、徘徊者は子機を、保護者は親機を携帯し、両機は常時無線交信し、互いの存在を確認している。

そして、その常時交信途絶えると、徘徊者が携帯している子機のスピーカから、例えば「私は徘徊者です。発見した方は電話○○−○○○○番、中まで連絡お願い致します。」のメッセージを繰り返し、一般通行人等に発報するものである。

しかし、この発明では徘徊者の近くに一般通行人がいなければ、そのメッセージを聞く人がいないので、一般通行人がいない場合には徘徊者を探索ないし発見することができない。特に深夜の場合はその可能性が強い等により発見が一層困難になるという課題がある。

また、特開2000−204564公報に記載された「徘徊者探索システムおよび探索用携帯端末機」は探索指令機関、探索実行機関、位置探索機関、携帯端末機等から構成されている大規模なシステムである。しかし、この方法ではシステムの規模が大き過ぎて、システムの構築運用等に費用がかかり過ぎるという課題がある。

一方、従来の迷子発見方法の一例としては次の方法が知られている。すなわち、一般に迷子は例えば、混雑したデパート内やテーマパーク等の遊園地、お祭り等、人が大勢居る場所で発生することが多い。

従来は迷子が発生すると保護者への連絡、引渡しのために、例えば次の手順が採られている。

(1)迷子発見者がその迷子をデパートの案内係や遊園地の事務所連れて行く。
(2)迷子受付担当の案内係や事務所員は、その迷子から保護者の住所、氏名、迷子の氏名等を聞き出し、これに迷子の年齢性別服装および迷子を保護している場所等の情報を付加し、スピーカを通じ館内や場内放送一般人に迷子案内を行なう。
(3)保護者はこの迷子案内を聞き、その迷子の特徴が自分の迷子と合致すると考えた場合、保護されている場所へ迷子を引き取りに行く。

概要

近距離通信手段と画像撮影装置を備えた携帯電話器を利用することによりコストを低減できると共に、徘徊者や迷子の発見効率の高い被保護者探索システムおよびその方法を提供する。

表示部および第1の携帯電話通信手段を備えた第1の携帯電話器本体に、第1の近距離通信手段および画像表示手段を設ける保護者用携帯電話器と、表示部および第2の携帯電話通信手段を備えた第2の携帯電話器本体に、第1の近距離通信手段と通信する第2の近距離通信手段、カメラ画像伝送手段および第1,第2の近距離通信手段同士の通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断を第2の携帯電話通信手段を介して被保護者用携帯電話器に伝送し、表示部に表示させる一方、カメラによりその周囲を撮影させ、その画像を画像伝送手段により被保護者用携帯電話器の画像表示手段に伝送させる被保護者探索手段をそれぞれ設け、被保護者に携帯される被保護者用携帯電話器と、を具備する。

目的

本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、近距離通信手段と画像撮影装置を備えた携帯電話器を利用することによりコストを低減できると共に、徘徊者や迷子の発見効率の高い被保護者探索システムおよびその方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

表示部および第1の携帯電話通信手段を備え、この第1の携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい第1の近距離通信手段および上記第1の携帯電話通信手段を介して受信した画像を上記表示部に表示させる画像表示手段を設けた保護者用携帯電話器と、表示部および上記第1の携帯電話通信手段と通信する第2の携帯電話通信手段を備え、上記第1の近距離通信手段と通信する第2の近距離通信手段、カメラ、このカメラにより撮影された画像を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器の上記画像表示手段に伝送する画像伝送手段および上記第1,第2の近距離通信手段同士の通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、上記カメラによりその周囲を撮影させ、その撮影された画像を上記画像伝送手段により上記保護者用携帯電話器の画像表示手段に伝送し、その表示部に表示させる被保護者探索手段をそれぞれ設けた被保護者用携帯電話器と、を具備していることを特徴とする被保護者探索システム

請求項2

上記第1,第2の近距離通信手段が複数の通信可能領域に制御し得るブルートゥース通信手段であることを特徴とする請求項1記載の被保護者探索システム。

請求項3

上記保護者用携帯電話器を、複数台備え、上記被保護者用携帯電話器の被保護者探索手段は、これら全台の保護者用携帯電話器の第1の近距離通信手段が上記被保護者用携帯電話器の第2の近距離通信手段との通信中に全て不通になったときに、被保護者の要探索手段が発生したと判断するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の被保護者探索システム。

請求項4

上記被保護者探索手段は、上記被保護者の探索動作の開始後、その探索動作を中断させる探索中断モードと、この探索中断モードを解除して再び被保護者の探索動作を再開させる探索再開モードと、を具備していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の被保護者探索システム。

請求項5

上記被保護者用携帯電話器は、上記カメラにより予め撮影した被保護者の画像を蓄積する画像蓄積手段を備え、上記被保護者探索手段は、上記被保護者の要探索状態が発生したと判断したときに、上記画像蓄積手段から被保護者の画像を読み出し、第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる手段を、備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の被保護者探索システム。

請求項6

上記被保護者探索手段は、被保護者の要探索状態が発生したと判断したときに、被保護者の発見協力要請するための被保護者発見協力情報を第2の携帯電話通信手段を介して他の携帯電話器に伝送し、報知させる手段を、備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の被保護者探索システム。

請求項7

被保護者発見協力情報が被保護者の発見に協力を要請するメッセージ、被保護者の画像および保護者用携帯電話器の電話番号であることを特徴とする請求項6記載の被保護者探索システム。

請求項8

表示部、第1の携帯電話通信手段およびこの第1の携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい第1の近距離通信手段を備えた保護者用携帯電話器の上記第1の携帯電話通信手段と通信する第2の携帯電話通信手段、上記第1の近距離通信手段と通信する第2の近距離通信手段、カメラ、このカメラにより撮影された画像を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器の上記画像表示手段に伝送する画像伝送手段および上記第1,第2の近距離通信手段同士の通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、上記カメラによりその周囲を撮影させ、その撮影された画像を上記画像伝送手段により上記保護者用携帯電話器の画像表示手段に伝送し、その表示部に表示させる被保護者探索手段をそれぞれ設けたことを特徴とする被保護者用携帯電話器。

請求項9

表示部、携帯電話通信手段およびこの携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい近距離通信手段を備えた保護者用携帯電話器の上記近距離通信手段と通信する近距離通信ステップと、この近距離通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、カメラによりその周囲を撮影し、その撮影した画像を上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させるステップと、を有する被保護者探索方法

請求項10

表示部、携帯電話通信手段およびこの携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい近距離通信手段を備えた保護者用携帯電話器の上記近距離通信手段と通信する近距離通信手順と、この近距離通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、カメラによりその周囲を撮影し、その撮影した画像を上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は携帯電話器本体にブルートゥースビデオカメラ等のカメラを設けた携帯電話器を利用することにより、徘徊者迷子等の被保護者を探索ないし発見するための被保護者探索システムおよびその方法に関する。

背景技術

0002

一般に、家族には、被保護者としての痴呆症老人等の徘徊者や迷子になり易い幼児等がいる場合がある。そのうち、痴呆症老人等の徘徊者については一定の建物や場所から徘徊しないように常時監視することはきわめて大切である。このために、従来から、万一被保護者が徘徊した場合には、その徘徊者を速やかに探索するために種々の装置、システムが提案されている。

0003

その一例としては特開2001−52288公報に記載された「徘徊者検出および落し物防止等の音声通報装置」がある。これは子機と、親機から成り、徘徊者は子機を、保護者は親機を携帯し、両機は常時無線交信し、互いの存在を確認している。

0004

そして、その常時交信途絶えると、徘徊者が携帯している子機のスピーカから、例えば「私は徘徊者です。発見した方は電話○○−○○○○番、中まで連絡お願い致します。」のメッセージを繰り返し、一般通行人等に発報するものである。

0005

しかし、この発明では徘徊者の近くに一般通行人がいなければ、そのメッセージを聞く人がいないので、一般通行人がいない場合には徘徊者を探索ないし発見することができない。特に深夜の場合はその可能性が強い等により発見が一層困難になるという課題がある。

0006

また、特開2000−204564公報に記載された「徘徊者探索システムおよび探索用携帯端末機」は探索指令機関、探索実行機関、位置探索機関、携帯端末機等から構成されている大規模なシステムである。しかし、この方法ではシステムの規模が大き過ぎて、システムの構築運用等に費用がかかり過ぎるという課題がある。

0007

一方、従来の迷子発見方法の一例としては次の方法が知られている。すなわち、一般に迷子は例えば、混雑したデパート内やテーマパーク等の遊園地、お祭り等、人が大勢居る場所で発生することが多い。

0008

従来は迷子が発生すると保護者への連絡、引渡しのために、例えば次の手順が採られている。

0009

(1)迷子発見者がその迷子をデパートの案内係や遊園地の事務所連れて行く。
(2)迷子受付担当の案内係や事務所員は、その迷子から保護者の住所、氏名、迷子の氏名等を聞き出し、これに迷子の年齢性別服装および迷子を保護している場所等の情報を付加し、スピーカを通じ館内や場内放送一般人に迷子案内を行なう。
(3)保護者はこの迷子案内を聞き、その迷子の特徴が自分の迷子と合致すると考えた場合、保護されている場所へ迷子を引き取りに行く。

発明が解決しようとする課題

0010

しかしながら、このような従来の迷子発見の方法では次の欠点を有する。

0011

(1)人込みの激しい場所ではスピーカの迷子案内が正しく聞き取れない場合がある。
(2)迷子があまり幼いと、迷子から保護者についての情報が殆ど得られない場合がある。
(3)迷子放送者が迷子についての服装のデザイン上の特徴等の外見情報を正確に把握できない場合がある。
(4)スピーカからの迷子案内を聞いても、その迷子案内を他人事として聞き流し、迷子発見に協力しない場合もある。

0012

そこで、デパート等のような限られた場所では、例えば入館した幼児に、その幼児に関連付けたIDを付加したID無線カード等を携帯させ、地上システムがそのID無線カードから出力される電波トラッキングし、現位置を把握し迷子を発見する方法も考えられる。

0013

しかし、この方法では地上システムが高価になるうえに、ID無線カードの配布やその回収の煩雑な作業が発生するし、さらには稀にしか発生しない迷子のために、その高価な投資をすることは、収支バランス上、難しい状態にある。

0014

また、テーマパークのような超広域な遊園地では、地上システムを有する迷子発見システムを設置することは現実的でもない。

0015

そして、現実可能な案としては、例えば特開2000−287265号公報に記載の「忘れ物迷子防止装置及び形態端末機器」がある。これは発信装置を有する子機が常時無線信号を出力し、これを親機が受信し、両者が一定距離離れると親機が迷子発生を報知して、親機所有者へ知らせるものである。

0016

しかし、この装置では、迷子を発生時点で発見できるというものでもない。また、気が付いたら保護者は被保護者の所在が分からなくなり、被保護者は迷子になっていた、ということも多いものであり、迷子発見効率は必ずしも高くないという課題がある。

0017

本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、近距離通信手段と画像撮影装置を備えた携帯電話器を利用することによりコストを低減できると共に、徘徊者や迷子の発見効率の高い被保護者探索システムおよびその方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0018

本願請求項1に係る発明は、表示部および第1の携帯電話通信手段を備え、この第1の携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい第1の近距離通信手段および上記第1の携帯電話通信手段を介して受信した画像を上記表示部に表示させる画像表示手段を設けた保護者用携帯電話器と、表示部および上記第1の携帯電話通信手段と通信する第2の携帯電話通信手段を備え、上記第1の近距離通信手段と通信する第2の近距離通信手段、カメラ、このカメラにより撮影された画像を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器の上記画像表示手段に伝送する画像伝送手段および上記第1,第2の近距離通信手段同士の通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、上記カメラによりその周囲を撮影させ、その撮影された画像を上記画像伝送手段により上記保護者用携帯電話器の画像表示手段に伝送し、その表示部に表示させる被保護者探索手段をそれぞれ設けた被保護者用携帯電話器と、を具備していることを特徴とする被保護者探索システムである。

0019

本願請求項2に係る発明は、上記第1,第2の近距離通信手段が複数の通信可能領域に制御し得るブルートゥース通信手段であることを特徴とする請求項1記載の被保護者探索システムである。

0020

本願請求項3に係る発明は、上記保護者用携帯電話器を、複数台備え、上記被保護者用携帯電話器の上記被保護者探索手段は、これら全台の保護者用携帯電話器の第1の近距離通信手段が上記被保護者用携帯電話器の第2の近距離通信手段との通信中に全て不通になったときに、被保護者の要探索手段が発生したと判断するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の被保護者探索システムである。

0021

本願請求項4に係る発明は、上記被保護者探索手段は、上記被保護者の探索動作の開始後、その探索動作を中断させる探索中断モードと、この探索中断モードを解除して再び被保護者の探索動作を再開させる探索再開モードと、を具備していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の被保護者探索システムである。

0022

本願請求項5に係る発明は、上記被保護者用携帯電話器は、上記カメラにより予め撮影した被保護者の画像を蓄積する画像蓄積手段を備え、上記被保護者探索手段は、上記被保護者の要探索状態が発生したと判断したときに、上記画像蓄積手段から被保護者の画像を読み出し、第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる手段を、備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の被保護者探索システムである。

0023

本願請求項6に係る発明は、上記被保護者探索手段は、被保護者の要探索状態が発生したと判断したときに、被保護者の発見に協力を要請するための被保護者発見協力情報を第2の携帯電話通信手段を介して他の携帯電話器に伝送し、報知させる手段を、備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の被保護者探索システムである。

0024

本願請求項7に係る発明は、被保護者発見協力情報が被保護者の発見に協力を要請するメッセージ、被保護者の画像および保護者用携帯電話器の電話番号であることを特徴とする請求項6記載の被保護者探索システムである。

0025

本願請求項8に係る発明は、表示部、第1の携帯電話通信手段およびこの第1の携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい第1の近距離通信手段を備えた保護者用携帯電話器の上記第1の携帯電話通信手段と通信する第2の携帯電話通信手段、上記第1の近距離通信手段と通信する第2の近距離通信手段、カメラ、このカメラにより撮影された画像を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器の上記画像表示手段に伝送する画像伝送手段および上記第1,第2の近距離通信手段同士の通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を上記第2の携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、上記カメラによりその周囲を撮影させ、その撮影された画像を上記画像伝送手段により上記保護者用携帯電話器の画像表示手段に伝送し、その表示部に表示させる被保護者探索手段をそれぞれ設けたことを特徴とする被保護者用携帯電話器である。

0026

本願請求項9に係る発明は、表示部、携帯電話通信手段およびこの携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい近距離通信手段を備えた保護者用携帯電話器の上記近距離通信手段と通信する近距離通信ステップと、この近距離通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、カメラによりその周囲を撮影し、その撮影した画像を上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させるステップと、を有する被保護者探索方法である。

0027

本願請求項10に係る発明は、表示部、携帯電話通信手段およびこの携帯電話通信手段よりも通信距離が短かい近距離通信手段を備えた保護者用携帯電話器の上記近距離通信手段と通信する近距離通信手順と、この近距離通信中に、その通信が不通になったときに、被保護者の要探索状態が発生したと判断し、その判断結果を携帯電話通信手段を介して上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる一方、カメラによりその周囲を撮影し、その撮影した画像を上記保護者用携帯電話器に伝送し、その表示部に表示させる手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。

発明を実施するための最良の形態

0028

以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、これら添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。

0029

図1は本発明の第1実施形態である徘徊者探索システム1の被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3の外観正面図、図2はこれら被保護者用,保護者用携帯電話器2,3のハードウエア機能ブロック図、図3はそのソフトウエア構成図である。

0030

図1に示すように被保護者用携帯電話器2および保護者用携帯電話器3は携帯電話器本体4の前面一端部(図1では上端部)に画像撮影装置の一例であるカメラ5を配設し、このカメラ5により周囲を撮影し得るようになっている。携帯電話器本体4は、その前面のほぼ中央部に液晶等の表示部6を配設し、前面下端部に、複数の押釦や図示しないジョグダイアル等の複数の操作具を備えた操作部7を配設し、前面上端携帯電話アンテナ8を備えている。

0031

図2に示すように被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3は後述する被/保設定操作により被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3とに機能を分離させる前は、ハードウエアとソフトウエア構成が同一である。すなわち、ハードウエア構成としては、MPU等からなる携帯電話エンジン部9と、ブルートゥース(Blue Tooth)通信手段の一例であるBTモジュール部10と、これらの共通部11とを備えている。

0032

BTモジュール部10は、例えば2.4GHz帯無線電波を用いて被保護者用携帯電話器2,3の他方のBTモジュール部10と通信を行うための近距離通信手段の一例であり、BTアンテナ部10a、BTRF部10b、BTベースバンド(Baseband)部10c、メモリ部10d、水晶発振部10eを備え、被保護者存在検知信号等、所要信号送受信機能を備えている。

0033

BTアンテナ部10aは、被保護者用,保護者用携帯電話器2,3の他方のBTアンテナ10aからの、例えば2.4GHz帯の無線電波を送受信するアンテナである。BTRF部10bは、受信時にBTアンテナ部10aにて受信した無線電波から被保護者存在確認信号以外の不要な信号成分を除去した後、水晶発振部10eから発振される局発信号とのミキシングにより、受信信号中間周波数帯の信号に変換し、その中間周波数信号をBTベースバンド部10cで扱えるディジタル信号復調するものである。

0034

BTベースバンド部10cは、内部にCPUを備え、そのCPUにより、メモリ部10dにメモリされた通信プロトコル処理を実行すると共に、このBTベースバンド部10cに入力された信号をCPUによる処理が可能なデータ列に変換する機能を有する。

0035

また、BTベースバンド部10cは、そのブルートゥース(BT)送信時には、受信時と逆の流れにより送信信号を処理するものであり、BTベースバンド部10cにて送信信号を所定の通信プロトコルに従ってBTRF部10bで扱える無線電波に変調した後、BTRF部10bで2.4GHz帯の無線電波に変えてBTアンテナ部10aから空間中に放射する。なお、水晶発振部10eは、BTRF部10bに対する信号とBTベースバンド部10c内のCPUに与える信号の2種類の信号を発振できるものとする。

0036

BTモジュール部10は内部にCPUを内蔵した携帯電話エンジン部9に、例えばRS−232C規格シリアル(Serial)I/Fを介して接続されている。

0037

携帯電話エンジン部9には、一般携帯電話器用として携帯電話アンテナ部8、携帯電話RF部9a、携帯電話ベースバンド部9b、データ表示用としての液晶表示部6、データ入力用としての操作部7、警告表示等を行なうためのLED9c、カラーモノクロの画像データを取り込むためのカメラ5、携帯電話器本体4のケース振動させて注意喚起する振動発生器9d、データ記憶用や後述する徘徊者探索サービス用のアプリケーションプログラム等の各種アプリケーションプログラム記録用としてのメモリ9e等を備えている。

0038

そして、共通部11は上記携帯電話エンジン部9とBTモジュール部10とにより共用するAD/DA変換部11a、マイク/スピーカ11b、電源部11cを備えている。

0039

図3はこれら被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3のソフトウエア構成を示すブロック図である。なお、図3では、2.4GHz帯の無線通信のBTプロトコルスタック9fを携帯電話エンジン部9側に配設した場合の構造を示しているが、BTモジュール部10側に配設してもよい。図3に示すように、BTモジュール部10側には、ハードウエアであるBTRF部10b、BTベースバンド部10cがあるが、このBTベースバンド部10c上には無線電波で他の携帯電話器側の無線通信装置との間で無線リンクを制御するLMP(LinkManagement Protocol)10f、携帯電話エンジン部9とのシリアル(Serial)インタフェース処理を行なうHCI(Host Control Interface)10gを実装している。

0040

一方、携帯電話エンジン部9には、携帯電話器として一般に標準的に実装されている携帯電話RF部9a、携帯電話ベースバンド部9b、携帯電話プロトコルスタック9g、アプリケーション9hと、これらに加えて、本システムを実現するための2.4GHz帯の無線通信用のBTプロトコルスタック9fと、BTモジュール部10とシリアルインタフェース処理を行なうHCI(Host Control Interface)9iが実装されている。

0041

アプリケーション9hとしては徘徊者探索サービスを実行するためのアプリケーションプログラムがある。

0042

図4はこの徘徊者探索サービスを実行する場合のフローチャートであり、図5図7はこの徘徊者探索サービスを実行する場合の被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3の表示部6の表示画面と操作部7の操作すべき押釦を示す。図8はこれら被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3とのブルートゥース(BT)通信により構成される通信ネットワークの構成図である。

0043

次に、これら3図に基づいて徘徊者探索サービスを実行する場合の本システムの作用を説明する。

0044

まず、この徘徊者探索システム1では被保護者の一例である徘徊者と、複数人の保護者(必ずしも複数人である必要はないが、保護者は複数人とした方が徘徊者の探索効果が上がる)が、上記被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3をそれぞれ携帯することが必要であり、この徘徊者探索システム1は図4で示すフローチャートのS1〜S9の各ステップの実行により遂行される。なお、S1〜S9はフローチャートの各ステップを示す。

0045

(S1)メニュー処理
被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3は、共に携帯電話エンジン部9を備えているので、一般の携帯電話器としての機能を有し、例えばウェブ機能対応型等の場合は特に利用者に提供される有益なサービスアプリケーションが多数存在するが、これら各種サービス以外にも上記徘徊者探索アプリケーションプログラムを備えている。

0046

そこで、まず、図5(A)で示すように液晶表示部6の表示画面6aにおいて、メニュー画面G1を立ち上げ、ここで“徘徊者探索サービス”を選択釦7aの押圧操作により選択する。特に問題が無ければ次に決定釦7bを押し、徘徊者探索サービスを起動させる。

0047

なお、ここでは押釦を、“選択”、“決定”、また以下では数字了解,終了等と記しているが、必ずしも単一キー操作でその機能が有効になるように操作することに限定されるものではなく、例えばジョグダイアルの選択,決定,了解,終了等種々の操作方法により選択,決定等してもよく、その操作方法には限定されない。また、表示画面6aの戻り、選択の変更、入力内容の変更の修正等についても可能であるが、ここではその操作は一切割してある。

0048

このメニュー処理は保護者用携帯電話器3と被保護者用携帯電話器2のいずれについても実行する。徘徊者探索サービスが起動すると、両携帯電話器2,3のBTモジュール部10に共通部11から所要電力が供給され、BTモジュール部10の電源がONになる。

0049

(S2)保/被設定処理
次のS2では、被保護者用携帯電話器2の被保護者設定と、保護者用携帯電話器3の保護者設定とを行なう。すなわち、ここでは図5(B)の表示画面G2に示すように、保護者に携帯される保護者用携帯電話器3については保護者に設定し、徘徊の虞のある被保護者に携帯される被保護者用携帯電話器2については被保護者に設定する。すなわち、これら被/保設定前の被保護者用,保護者用携帯電話器2,3は共に、これらの両機能を併せ持った同一構成の携帯電話器であるが、この被/保の設定により、被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3専用に分離される。なお、ここで保護者用として設定された保護者用携帯電話器3についてはここから後述するS9の“徘徊者探索処理”まで本システムに関しての操作は必要ない。

0050

(S3)入力データ処理
次に、S3では被保護者用携帯電話器2には、複数の保護者用携帯電話器3の全ての電話番号を入力する。その一例として図5(C)で示す表示画面G3では保護者3人分の保護者用携帯電話器3,3,3の各電話番号が入力されている様子を示す。その入力の一例としては数字キー7cにより頭の数字を入力後、“決定”キー7bの押圧で次の桁の数字入力待ちになり、順次数字を入力して“終了”キー7dの押圧操作で全数字の入力終了となる。

0051

(S4)交信開始処理
上記S3で表示画面G3の電話番号の入力が完了すると、被保護者用携帯電話器2の液晶表示部6の表示画面6aに画面G4が表示され、ここで決定釦7bが押されると、被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3との間の両BTモジュール部10,10同士間で無線交信が開始される。

0052

これにより、被保護者用携帯電話器2がブルートゥース通信のマスターになり、各保護者用携帯電話器3がスレーブとなり、これらマスターと各スレーブの同期が確立され、所定時間毎に所定時間繰返し交信され、ブルートゥースの通信ネットワークが形成される。

0053

図8はこの通信ネットワークの構成を示す。図8に示すようにこの通信ネットワークは被1(第1の被保護者)が携帯する被保護者用携帯電話器2がマスターとなり、保1(第1の保護者)、保2(第2の保護者)、保3(第3の保護者)がそれぞれ携帯する各保護者用携帯電話器3がスレーブとなり、ピコネット1(P1)が形成されている。

0054

(S5)検知処理
次のS5では、被保護者の互いの存在検知(徘徊者検知)を開始する検知処理が実行される。図6(A)で示す画面G5はその徘徊者検知開始画面である。

0055

すなわち、被保護者用携帯電話器2の画面G5において、決定釦7bが押されると、この被保護者用携帯電話器2のBTモジュール部10と各保護者用携帯電話器3のBTモジュール部10の間でマスターと各スレーブとしてある一定時間毎に所定時間交信されて徘徊者の存在検知信号の交信が行なわれ、その交信以外の時間はマスター、スレーブとも低消費電力モードに入る。

0056

各BTモジュール部10の伝送距離は例えばクラス1:約100m、クラス2:25m、クラス3:10mであるので、運用状況に応じていずれかのクラスを適宜選択することができる。例えば、クラス1を選択して送信電力を制御し、検知範囲を広げたり狭めるように構成してもよい。

0057

徘徊者検知開始画面G5で決定釦7bが押され、徘徊者の存在検知が開始された後は、被保護者用携帯電話器2を被保護者の例えば胸ポケット等に収容し、カメラ5のレンズを被保護者の前方が撮影できるように胸ポケットから外部に露出させて携帯させる。

0058

(S6,S7)徘徊者開始/中断/再開/終了処理
S5で徘徊者検知を開始させた後、この徘徊者検知を中断させることができる。図6(B)で示す画面G6は徘徊者検知を中断するか否かを選択させる画面であり、図7(B)で示す画面10は徘徊者検知をS7で終了させるか否かを選択させる画面である。徘徊者検知の終了を選択し、決定した場合は、本徘徊者探索サービスの終了となりBTモジュール部10の電源をOFFにし、S7で徘徊者探索プログラムを終了させる。その理由としては保護者と被保護者が一緒外出した場合、一時、徘徊者検知を中断したい場合がある。例えば、レストランに入って食事する場合や電車乗車中の場合等であり、徘徊が発生することがまず考えられない場合である。

0059

このような徘徊者検知中断を選択決定した後、その検知を再開させることができる。その場合は図6(C)で示す画面G7で徘徊者検知の“開始”を選択決定する。

0060

(S8)徘徊者発生処理
図4で示すようにS8では徘徊者が発生したか否かを判断する。すなわち、上記徘徊者検知中または再開中、被保護者用携帯電話器2と全ての保護者用携帯電話器3との間でブルートゥース通信による交信中、その交信が所定時間以上中断したのを被保護者用携帯電話器2が検出したときに、徘徊者が発生したと判断し、その判断結果を携帯電話通信システムにより各保護者用携帯電話器3に送信する一方、被保護者用携帯電話器2のカメラ5によりその周辺撮像し、その撮像画面(カラーでもモノクロでも可)を携帯電話エンジン部9により各保護者用携帯電話器3に伝送し、その表示部6に表示させる。

0061

図8は徘徊者の徘徊発生前と後において、第1の被保護者(被1)が携帯している被保護者用携帯電話器2と各保護者(保1,2,3)が携帯している保護者用携帯電話器3,3,3との位置関係を示している。これは被保護者用携帯電話器2を携帯している被保護者(被1)が徘徊したために、被保護者用携帯電話器2とのブルートゥース通信可能範囲であるピコネットP1から外に逸脱し、これら両携帯電話器2,3間の交信が、その交信中に途絶えたときに、被保護者(被1)の徘徊が発生したと判断する状態を示している。

0062

したがって、全ての保護者用携帯電話器3と被保護者用携帯電話器2とのブルートゥース通信が不通に陥ったときに、徘徊者発生と判断する。しかし、一部の保護者用携帯電話器3のブルートゥース通信が不通に陥ったときに徘徊者発生と判断するように構成してもよい。

0063

また、徘徊者が発生した場合には、振動発生器9dにより保護者用携帯電話器3を振動させ、マイク/スピーカ11bから音を出力させ、表示部6への表示で徘徊者が発生した旨を知らせる。

0064

図6(D)で示す画面G8は保護者の徘徊者が発生したことを保護者に知らせるために保護者用携帯電話器3の表示画面6aに表示される表示画面の一例であり、その徘徊者発生のメッセージの内容を確認したら了解釦7eを押す。

0065

そして、保護者が複数人(保1〜保3)居ることから、各保護者間で各保護者用携帯電話器3,3,3の携帯電話エンジン部9により話し合い、その何人かは被保護者の監視をやめ、存在検知領域(ピコネットP1)外へ出て徘徊者を探索することが可能である。この点は保護者が複数人いる場合の有利な点の1つである。

0066

なお、万一、保護者間の連絡が不充分で保護者全員が存在検知領域外へ出てしまった場合、その時点が徘徊者発生時点となり、この状態が図8ネットワーク構成図の右図で示す状態である。

0067

(S9)徘徊者探索処理
S8で徘徊が発生したと判断すると、徘徊者の被保護者用携帯電話器2のカメラ5により被保護者である徘徊者近傍の静止画が、例えば所要時間毎に撮影され、その静止画が保護者用携帯電話器3へ携帯電話エンジン部9によりオートダイアルして携帯電話モードで順次送信される。図7(A)の画面G9は保護者が受信した静止画の一例を示す。保護者が複数人居る場合は、例えば全ての保護者用携帯電話器3に順次オートダイアルしその静止画が送信される。保護者はこの静止画を見て、徘徊場所を特定ないし推測し、徘徊者の探索に当たる。保護者が複数人いれば、探索効率が高まる。

0068

そして、被保護者が発見されると、再び被保護者用携帯電話器2と各保護者用携帯電話器3とのBTモジュール部10,10同士間で交信が再開され、徘徊者検知を開始し、S5の検知処理へ戻って以下の処理を繰り返し、S6またはS7でこの徘徊者探索システムが終了される。

0069

したがって、この徘徊者探索システム1によれば、徘徊者の徘徊の発生を保護者によりリアルタイムで検知することができる。そのために、徘徊者を迅速に検索発見することができる。しかも、徘徊者が徘徊した周囲の景色等を、被保護者用携帯電話器2のカメラ5により撮像し、その画面を保護者用携帯電話器3に自動的に伝送するので、この画像を保護者が見ることにより、さらに徘徊場所ないし徘徊者の発見の速さを速くすることができる。その結果、徘徊者の安全性確保をさらに速めることができる。

0070

なお、上記徘徊者探索アプリケーションプログラムは被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3の組立時にこれらのROMに予め書き込んでおいてもよいし、必要に応じてWWWサーバよりJavaプログラムとして各被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3とにそれぞれダウンロードするように構成してもよい。

0071

したがって、この徘徊者探索システム1によれば、被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3により徘徊者探索システムが構築できるので、高価な地上設備等を必要とする従来例に比して大幅なコスト低減を図ることができる。

0072

また、保護者用携帯電話器3に徘徊者周辺の静止画(カラーまたはモノクロ)等の画像を送出するので、徘徊場所の特定が極めて正確であり、徘徊者の探索が容易になる。

0073

さらに、保護者(保1〜保3)を複数人とすることにより、これら複数の保護者間で携帯電話通信システムにより話し合い、その何人かは被保護者の監視をやめ、存在検知領域外へ出て徘徊者を探索することも可能である。

0074

図9は本発明の第2の実施形態に係る迷子発見システム1Aの動作フローを示すフローチャートであり、この迷子発見システム1Aは上記第1の実施形態に係る徘徊者探索システム1に対して被保護者が老人等の徘徊者ではなく、幼児等の迷子を探索発見するシステムである点で主に相違し、迷子になり得る子供等の被保護者が携帯する被保護者用携帯電話器2と、その子供の親等の保護者が携帯する保護者用携帯電話器3を具備している。

0075

これら、被保護者用,保護者用携帯電話器2,3は、その外観やハードウエア構成およびソフトウエア構成は図1図3で示す上記被保護者用,保護者用携帯電話器2,3とほぼ同様に構成されており、図3で示すソフトウエア構成のアプリケーション9hとしては、上記徘徊者探索サービスアプリケーションプログラムに代えて、後述する迷子発見サービスアプリケーションプログラムがMPU等により実行されるようになっている。

0076

そして、図9はこの迷子発見システム1Aの動作フローのフローチャートであり、これは上記徘徊者探索システム1とほぼ同様のフローであるが、S3Aの入力データ処理ステップと、S8Aの「迷子発見?」のステップと、S9Aの迷子発見処理ステップとにおいてのみ相違する。

0077

また、これらステップの相違により、被保護者用,保護者用携帯電話器2,3の表示部6の表示画面も図10(A)〜図13(C)に示すように上記図5(A)〜図7(B)の表示画面と若干相違しているので、次に相違している部分について主に説明する。

0078

すなわち、まず、迷子発見システム1Aを起動させるときはS1でメニュー処理を実行する。このメニュー処理は被保護者用,保護者用携帯電話器2,3の表示部6aに、図10(A)の表示画面G1に示すようにサービスメニューを表示させて、例えば「迷子発見サービス」を選択釦7aと決定釦7bとの押圧操作により選択決定させることにより実行される。

0079

次のS2の保/被設定処理では、これ以前には、まだほ同一機能の被保護者用,保護者用携帯電話器2,3について図10(B)の表示画G2に示すように被保護者が携帯する被保護者用と、保護者が携帯する保護者用とに選択釦7aと決定釦7bとの押圧により設定して被保護者用携帯電話器2と保護者用携帯電話器3とに機能を分離させる。

0080

この後のS3Aでは、入力データ処理を実行する。すなわち、図10(C)の表示画G3aに示すように、迷子自身の姿を被保護者用携帯電話器2のカメラにより撮像し、その例えばカラーまたはモノクロの静止画(動画でもよい)Pbを被保護者用携帯電話器2の図示しない画像蓄積手段に蓄積する。また、図11(A)の表示画G3bに示すように保護者用携帯電話器3の電話番号を数字釦7cと決定釦7bとにより被保護者用携帯電話器2に入力する。

0081

この後、S4の交信開始処理、S5の検知処理、S6およびS7の開始/中断/終了処理は、上記徘徊者探索システムにおけるS4の交信開始処理、S5の検知処理、S6およびS7の開始/中断/終了処理は探索対象が相違するのみで、ほぼ同様であり、これらの処理は図11(B)のBT(ブルートゥース)間交信開始の表示画G4、図11(C)の迷子検知開始の表示画G5、図12(A)の迷子検知中断の表示画G6、図12(B)の迷子検知再開の表示画G7において、選択釦7aや決定釦7bの押圧操作等によりそれぞれ設定される。

0082

そして、S8Aの迷子発生?では、全保護者用携帯電話器3の表示部6aに、図12(C)の検知不能時処理の表示画G8が表示され、保護者がその内容を確認して了解釦7eが押されたときに、迷子発生を保護者が確認したことが記録される。

0083

図14はこの迷子発生前と発生後における子供等の迷子(被1)が携帯する被保護者用携帯電話器2と、親等の第1の保護者(保1)が携帯する保護者用携帯電話器3との位置関係をそれぞれ示し、これら被保護者用,保護者用携帯電話器2,3がこのブルートゥース通信可能領域のピコネットP1内にあるときは、これらブルートゥースが通信可能であるので、迷子は発生していない状態を示している。

0084

しかしながら、第1の被保護者(被1)が携帯している被保護者用携帯電話器2が保護者(保1)が携帯している保護者用携帯電話器3とのブルートゥースのピコネット1から外へ逸脱すると、ブルートゥース通信手段が通信中でも不通になる。このとき、図12(C)の表示画G8に示すように子供等の被保護者(被1)が迷子になったことを保護者用携帯電話器3の表示画面に表示される。

0085

つまり、図14に示すように被保護者用携帯電話器2により保護者(保1)の保護者用携帯電話器3とのブルートゥース通信が途絶えたことを検出したときには、メモリ9eから迷子の静止画等の画像データを読み出すと共に、迷子発生のメッセージを携帯電話エンジン部9によりオートダイアルにより第1の保護者(保1)の保護者用携帯電話器3に伝送し、その表示画面6aに、例えば図13(B)の表示画面9bを表示させる。

0086

また、図14下図は、第2の被保護者(被2)の被保護者用携帯電話器2と第2の保護者(保2)の保護者用携帯電話器3とにより既に第2のピコネットP2を形成している場合に、迷子である第1の被保護者(被1)を発見する発見者を作り出すためにスキャッタネットSを構成する場合を示している。

0087

つまり、被保護者(被1)の被保護者用携帯電話器2がマスター、そのブルートゥース通信可能領域内で、例えば2人の第三者(所1,所2)が保護者用携帯電話器3を携帯した場合に、既にピコネットP2を形成している第2の被保護者(被2)の被保護者用携帯電話器2と第2の保護者(保2)をスキャッタネットSへ取り込み、第2の保護者(保2)と、2人の第三者(所1,2)の各保護者用携帯電話器3により、迷子の第1の被保護者(被1)を発見する場合を示している。しかし、この場合、第1,第2の被保護者(被1),(被2)の被保護者用携帯電話器2は共にブルートゥース通信のマスターを構成しており、これら被保護者用携帯電話器2,2同士で通信できないので、第2の被保護者の被保護者用携帯電話器2により第1の被保護者(被1)である迷子を発見することはできない。

0088

図13(A)の表示画G9bはこのスキャットネットSにおいて第1の被保護者(被1)の被保護者用携帯電話器2からその近傍に居る、例えば2人の第三者(所1,2)が携帯している保護者用携帯電話器3,3と第2の保護者(保2)の保護者用携帯電話器3に、迷子発見に協力を要請する迷子発見協力要請メッセージと、その迷子の画像と、第1の保護者(保1)の保護者用携帯電話器3の携帯電話番号とからなる迷子発見協力要請情報を携帯電話エンジン部9により伝送して表示画面6aに表示させる場合の操作方法の一例を示している。この迷子発見協力の要請を拒否する場合は、拒否釦7fを押す。

0089

すると、第1の被保護者(被1)の被保護者用携帯電話器2から迷子発見協力要請情報が他の保護者用携帯電話器3へ送信される。しかし、第三者がその保護者用携帯電話器3の迷子の画像Pbを見て、迷子を発見した場合に、了解釦7eを押すと、迷子を発見した旨がその保護者用携帯電話器3の携帯電話通信エンジン部9によりオートダイアルで被保護者(被1)の保護者の保護者用携帯電話器3に自動的に伝送され、その表示画面6aに表示される。

0090

しかし、このとき運悪く第1の保護者(保1)の保護者用携帯電話器3が他と電話中であった場合には、その保護者用携帯電話器3の表示画面に、例えば図13(B)の表示画G9bに示すように「保護者へ連絡中」等のメッセージと迷子の画像Pbが表示される。そこで、この後、暫らくしてから再接続リダイアル)7gを押すことにより再び迷子発見のメッセージがオートダイアルで伝送されて連絡され、終了釦7dを押すことにより、迷子発見の連絡が終了される。また、その連絡終了により第1の被保護者(被1)の被保護者用携帯電話器2から他の保護者用携帯電話器3へ伝送している迷子発見協力要請情報の送出を停止させる。

0091

そして、迷子が発見された後は、その迷子が携帯している被保護者用携帯電話器2の表示画面6aには例えば図13(C)で示す表示画G10が表示されるので、ここで終了表示を選択釦7aを押して選択し、決定釦7bを押すことにより決定させる。これにより、迷子発見サービスは終了する。

0092

以上説明したように迷子発見システム1Aによれば、ハードウエア構成としては、ブルートゥース通信手段とカメラを備えた被保護者用と保護者用の一対の携帯電話のみで迷子発見システムが構築できるので、高価な地上設備を要する従来例に比して大幅なコスト低減を図ることができる。

0093

また、迷子発見協力者の携帯電話に、迷子自身の外出時の静止画(カラーまたはモノクロ)等の画像および保護者用携帯電話器3の携帯電話番号を自動送信し、その表示部に表示するので、迷子発見をきわめて正確かつ迅速に行なうことができ、しかも迷子の保護者への連絡が容易である。

0094

さらに、この迷子発見システム1Aは、その構成要素として、小型軽量で携帯し易い携帯電話と近距離通信用のブルートゥース通信手段とを利用するので、迷子が発生し易く、比較的限定された地域の混雑したデパート内やテーマパーク等の遊園地、お祭り等における迷子発見効率の向上を図ることができる。

0095

なお、上記第2の実施形態では、被保護者用携帯電話器2から保護者用携帯電話器3に迷子の外出時の姿を撮影した画像のみを伝送させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば迷子が発生したときに、その迷子が携帯している被保護者用携帯電話器2のカメラにより周囲の景色を撮影させ、その画像を保護者用携帯電話器3に伝送し、その表示部に表示させるように構成してもよい。

0096

また、迷子発見アプリケーションプログラムを、上記徘徊者探索アプリケーションプログラムと同様に被保護者用,保護者用携帯電話器2,3の製作時に、そのROM等のメモリ9eに書き込んでおく場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばこの迷子発見アプリケーションプログラムをWWWのアプリケーション提供サーバよりJavaプログラムとして被保護者用,保護者用携帯電話器2,3にそれぞれダウンロードするように構成してもよい。

発明の効果

0097

以上説明したように本発明によれば、被保護者用,保護者用携帯電話器により、老人等の徘徊者や子供等の迷子等の被保護者を、高効率で探索ないし発見することができ、従来例のように高価な地上設備を必要としないので、コスト低減を図ることかできる。

0098

また、徘徊者の発生や迷子の発生等、被保護者の探索ないし発見を必要とする要探索状態が発生した場合には、これら被保護者が携帯している被保護者用携帯電話器のカメラにより被保護者の周囲を撮影させ、その画像を保護者用携帯電話器に伝送して表示部に表示させるので、この保護者用携帯電話器を携帯している保護者がその画像を見ることにより、徘徊者や迷子等被保護者が居る場所の見当を付けることができる。そのために、被保護者の探索ないし発見の効率をさらに向上させることができる。

図面の簡単な説明

0099

図1本発明の第1の実施形態に係る徘徊者探索システムおよび第2の実施形態に係る迷子発見システムで使用される被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の外観正面図。
図2図1で示す被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器のハードウエア構成を示すブロック図。
図3図1で示す被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器のソウトウエア構成を示すブロック図。
図4本発明に係る徘徊者探索システムの動作フローを示すフローチャート。
図5(A)は上記徘徊者探索システムにおいて、被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪徘徊者探索サービス起動≫画面のテンプレート、(B)は同≪被/保の設定≫画面のテンプレート、(C)は同≪保護者携帯電話番号入力≫画面のテンプレート、(D)は同≪BT間交信開始≫画面のテンプレート。
図6(A)は上記徘徊者探索システムにおいて、被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪徘徊者検知開始≫画面のテンプレート、(B)は同≪徘徊者検知中断≫画面のテンプレート、(C)は同≪徘徊者検知再開≫画面のテンプレート、(D)は同≪徘徊者発生≫画面のテンプレート。
図7(A)は上記徘徊者探索システムにおいて、保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪徘徊者位置静止画≫画面のテンプレート、(B)は同≪徘徊者探索サービス終了≫画面のテンプレート。
図8上記徘徊者探索システムにおける徘徊者発生前と徘徊者発生後の被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の通信ネットワークの変化を示すネットワーク構成図。
図9本発明の迷子発見システムの動作フローを示すフローチャート。
図10(A)は上記迷子発見システムにおいて、被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪迷子発見サービス起動≫画面のテンプレート、(B)は同≪保/被の設定≫画面のテンプレート、(C)は同≪被保護者静止画撮影≫画面のテンプレート。
図11(A)は上記迷子発見システムにおいて、被保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪保護者携帯電話番号入力≫画面のテンプレート、(B)は同同被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪BT間交信開始≫画面のテンプレート、(C)は同≪迷子検知開始≫画面のテンプレート。
図12(A)は上記迷子発見システムにおいて、被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪迷子検知中断≫画面のテンプレート、(B)は同≪迷子検知再開≫画面のテンプレート、(C)は同≪迷子発生≫画面のテンプレート。
図13(A)は上記迷子発見システムにおいて、第三者の保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪迷子発見協力要請メッセージ≫画面のテンプレート、(B)は同≪保護者への連絡≫画面のテンプレート、(C)は同被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の表示画面に表示される≪迷子発見サービス終了≫画面のテンプレート。
図14上記迷子発見システムにおける迷子発生前と迷子発生後の被保護者用携帯電話器と保護者用携帯電話器の通信ネットワークの変化を示すネットワーク構成図。

--

0100

1徘徊者探索システム
1A迷子発見システム
2被保護者用携帯電話器
3保護者用携帯電話器
4 携帯電話器本体
5カメラ
6 表示部
9携帯電話エンジン部
9eメモリ
10BT(ブルートゥース)モジュール

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