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技術 表示装置、その駆動方法及び電子機器

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 森田晶
出願日 2002年2月8日 (18年10ヶ月経過) 出願番号 2002-032676
公開日 2003年8月22日 (17年4ヶ月経過) 公開番号 2003-233353
状態 特許登録済
技術分野 液晶6(駆動) 液晶6(駆動) 液晶表示装置の制御 陰極線管以外の表示装置の制御
主要キーワード 交流駆動方式 画素スイッチ素子 一垂直走査期間 電子卓上計算機 正極性用 オンオフ制御 反転処理 中間電圧
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図面 (15)

課題

交流駆動に伴う消費電力の増大を防止することができる表示装置、その駆動方法及び電子機器を提供する。

解決手段

第j(1≦j≦N、N、jは整数)の走査電極Gjに対応して、第(N+j)及び第(2N+j)の走査電極GXj、GVjが配置される。第k(1≦k≦M、M、kは整数)の信号電極Skに対応して、第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)と第kの電極SSkが配置される。第1の画素スイッチ素子SWjkは、第jの走査電極Gjの電圧に基づいて画素電極Ejkと第kの信号電極Skとを接続する。第2の画素スイッチ素子XSWjkは、第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)の電圧に基づいて画素電極Ejkと第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)とを接続する。スイッチ素子VSWjkは、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)の電圧に基づいて画素電極Ejkと第kの電極SSkとを接続する。

概要

背景

概要

交流駆動に伴う消費電力の増大を防止することができる表示装置、その駆動方法及び電子機器を提供する。

第j(1≦j≦N、N、jは整数)の走査電極Gjに対応して、第(N+j)及び第(2N+j)の走査電極GXj、GVjが配置される。第k(1≦k≦M、M、kは整数)の信号電極Skに対応して、第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)と第kの電極SSkが配置される。第1の画素スイッチ素子SWjkは、第jの走査電極Gjの電圧に基づいて画素電極Ejkと第kの信号電極Skとを接続する。第2の画素スイッチ素子XSWjkは、第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)の電圧に基づいて画素電極Ejkと第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)とを接続する。スイッチ素子VSWjkは、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)の電圧に基づいて画素電極Ejkと第kの電極SSkとを接続する。

目的

効果

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技術文献被引用数
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請求項1

第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素と、第1〜第Mの信号電極のそれぞれと対をなして配置される第(M+1)〜第2Mの信号電極と、第1〜第Nの走査電極のそれぞれに対応して配置される第(N+1)〜第2Nの走査電極と、第1〜第Nの走査電極のそれぞれに対応して配置される第(2N+1)〜第3Nの走査電極とを含む表示装置であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素は、画素電極と、第jの走査電極と第kの信号電極とに接続され、第jの走査電極の電圧に基づいて第kの信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、第(N+j)の走査電極と第(M+k)の信号電極とに接続され、第(N+j)の走査電極の電圧に基づいて第(M+k)の信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第2の画素スイッチ素子と、前記第kの信号電極に対応して配置され所与の第1の電圧が供給される第kの電極と、前記画素電極との間に接続され、第(2N+j)の走査電極の電圧に基づいて、前記第kの電極と前記画素電極とを電気的に接続するスイッチ素子と、を含み、前記画素電極の電圧は、所与の選択期間において、前記スイッチ素子を介して前記第kの電極の電圧に設定された後、前記第1又は第2の画素スイッチ素子を介して第k又は第(M+k)の信号電極の電圧に設定されることを特徴とする表示装置。

請求項2

請求項1において、前記第k及び第(M+k)の信号電極には、前記画素電極に対向して設けられる対向電極電位を基準として、互いに極性反転した電圧が供給されていることを特徴とする表示装置。

請求項3

第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素と、前記第1〜第Mの信号電極それぞれと対をなして配置される第(M+1)〜第2Mの信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極それぞれに対応して配置される第(N+1)〜第2Nの走査電極とを含む表示装置であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素は、画素電極と、第jの走査電極と第kの信号電極とに接続され、第jの走査電極の電圧に基づいて第kの信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、第(N+j)の走査電極と第(M+k)の信号電極とに接続され、第(N+j)の走査電極の電圧に基づいて第(M+k)の信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第2の画素スイッチ素子と、を含み、前記画素電極の電圧は、所与の選択期間において、前記第1及び第2の画素スイッチ素子をオンにして所与の中間電圧に設定された後、前記第1又は第2の画素スイッチ素子を介して第k又は第(M+k)の信号電極の電圧に設定されることを特徴とする表示装置。

請求項4

請求項3において、前記第k及び第(M+k)の信号電極には、前記画素電極に対向して設けられる対向電極の電位を基準として、互いに極性を反転した電圧が供給されていることを特徴とする表示装置。

請求項5

第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素と、前記第1〜第Nの走査電極それぞれに対応して配置される第(2N+1)〜第3Nの走査電極とを含む表示装置であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素は、画素電極と、第jの走査電極と第kの信号電極とに接続され、第jの走査電極の電圧に基づいて第kの信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、前記第kの信号電極に対応して配置され所与の第1の電圧が供給される第kの電極と、前記画素電極との間に接続され、第(2N+j)の走査電極の電圧に基づいて前記第kの電極と前記画素電極とを電気的に接続するスイッチ素子と、を含み、前記画素電極の電圧は、所与の選択期間において、前記スイッチ素子を介して前記第kの電極の電圧に設定された後、前記第1の画素スイッチ素子を介して第kの信号電極の電圧に設定されることを特徴とする表示装置。

請求項6

請求項1、2又は5において、前記第1の電圧は、前記画素電極に対向して設けられる対向電極に印加される電圧と同等であることを特徴とする表示装置。

請求項7

請求項1乃至6のいずれか記載の表示装置を含むことを特徴とする電子機器

請求項8

第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素電極と、前記第1〜第Nの走査電極の電圧に基づいて、前記第1〜第Mの信号電極と画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、を含む表示装置の駆動方法であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素の画素電極は、所与の選択期間において、第1の電圧に設定された後に、前記第jの走査電極の電圧に基づいて前記第kの信号電極の電圧に設定されることを特徴とする駆動方法。

技術分野

0001

本発明は、表示装置、その駆動方法及び電子機器に関する。

0002

現在、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと略す。)型液晶装置広義には、表示装置)に対して、主にフレーム反転駆動方式ライン反転駆動方式或いはドット反転駆動方式などの交流駆動が行われる。中でもドット反転駆動方式は、フリッカを効果的に抑制することができる。

0003

このドット反転駆動方式は、画素ごとに、交互に液晶印加電圧極性反転させる駆動方式である。したがって、交流駆動タイミングにあわせて、信号電極対向電極電圧Vcom、液晶の印加電圧が正極性となる電圧Vp或いは該印加電圧が負極性となる電圧Vmが印加され、画素容量(液晶容量)に書き込まれることになる。そのため、交流駆動を行うたびに、信号電極に印加すべき電圧を駆動する必要があり、消費電力が増大するという問題があった。

0004

本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交流駆動に伴う消費電力の増大を防止することができる表示装置、その駆動方法及び電子機器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するために本発明は、第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素と、第1〜第Mの信号電極のそれぞれと対をなして配置される第(M+1)〜第2Mの信号電極と、第1〜第Nの走査電極のそれぞれに対応して配置される第(N+1)〜第2Nの走査電極と、第1〜第Nの走査電極のそれぞれに対応して配置される第(2N+1)〜第3Nの走査電極とを含む表示装置であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素は、画素電極と、第jの走査電極と第kの信号電極とに接続され、第jの走査電極の電圧に基づいて第kの信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、第(N+j)の走査電極と第(M+k)の信号電極とに接続され、第(N+j)の走査電極の電圧に基づいて第(M+k)の信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第2の画素スイッチ素子と、前記第kの信号電極に対応して配置され所与の第1の電圧が供給される第kの電極と前記画素電極との間に接続され、第(2N+j)の走査電極の電圧に基づいて、前記第kの電極と前記画素電極とを電気的に接続するスイッチ素子とを含み、前記画素電極の電圧は、所与の選択期間において、前記スイッチ素子を介して前記第kの電極の電圧に設定された後、前記第1又は第2の画素スイッチ素子を介して第k又は第(M+k)の信号電極の電圧に設定される表示装置に関係する。

0006

本発明では、第1〜第Nの走査電極と、第1〜第Mの信号電極と、第1〜第Nの走査電極及び第1〜第Mの信号電極の交差位置に対応して配置される画素とを含む表示装置において、所与の選択期間に、第jの走査電極と第kの信号電極との交差位置に対応して配置される画素の画素電極の電圧を、スイッチ素子を介して第kの電極に供給される第1の電圧に設定する。そして、該画素電極の電圧を、第kの信号電極の電圧又は該第kの信号電極と対をなして配置された第(M+k)の信号電極の電圧に設定する。

0007

こうすることで、選択期間の前半において、1ライン分の画素の電荷を一斉に移動させ、外部からの電流が流れることなく、第1の電圧に揃えることができるようになる。したがって、交流駆動の正極性用の信号電極の電圧と負極性用の電圧とを交互に駆動する必要がなくなり、第1の電圧から正極性用又は負極性用の電圧にまで駆動するだけで足りるため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

0008

また本発明に係る表示装置は、前記第k及び第(M+k)の信号電極には、前記画素電極に対向して設けられる対向電極電位を基準として、互いに極性を反転した電圧が供給されていてもよい。

0009

本発明によれば、第k及び第(M+k)の信号電極の電圧を、交流駆動タイミングに合わせて頻繁に変化させる必要がなくなり、信号電極の駆動に伴う消費電力を削減することができる。

0010

また本発明は、第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素と、前記第1〜第Mの信号電極それぞれと対をなして配置される第(M+1)〜第2Mの信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極それぞれに対応して配置される第(N+1)〜第2Nの走査電極とを含む表示装置であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素は、画素電極と、第jの走査電極と第kの信号電極とに接続され、第jの走査電極の電圧に基づいて第kの信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、第(N+j)の走査電極と第(M+k)の信号電極とに接続され、第(N+j)の走査電極の電圧に基づいて第(M+k)の信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第2の画素スイッチ素子とを含み、前記画素電極の電圧は、所与の選択期間において、前記第1及び第2の画素スイッチ素子をオンにして所与の中間電圧に設定された後、前記第1又は第2の画素スイッチ素子を介して第k又は第(M+k)の信号電極の電圧に設定される表示装置に関係する。

0011

ここで、第1及び第2の画素スイッチ素子を介して画素電極が第k及び第(M+k)の信号電極と電気的に接続されるため、所与の中間電圧は、第k及び第(M+k)の信号電極の電圧に基づいて、例えば両電圧の中間の値として決められる。

0012

本発明では、第1〜第Nの走査電極と、第1〜第Mの信号電極と、第1〜第Nの走査電極及び第1〜第Mの信号電極の交差位置に対応して配置される画素とを含む表示装置において、所与の選択期間に、第jの走査電極と第kの信号電極との交差位置に対応して配置される画素の画素電極の電圧を、第k及び第(M+k)の信号電極の電圧により決められる中間電圧に設定する。そして、該画素電極の電圧を、第kの信号電極の電圧又は該第kの信号電極と対をなして配置された第(M+k)の信号電極の電圧に設定する。

0013

こうすることで、選択期間の前半において、1ライン分の画素の電荷を一斉に移動させ、外部からの電流が流れることなく、所与の中間電圧に揃えることができるようになる。したがって、余分な電極を設けることなく上記効果を得ることができ、更に構成の簡素化を図ることができるようになる。また、交流駆動の正極性用の信号電極の電圧と負極性用の電圧との間を交互に駆動する必要がなく、中間電圧から正極性用又は負極性用の電圧まで駆動すればよいため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

0014

また本発明に係る表示装置は、前記第k及び第(M+k)の信号電極には、前記画素電極に対向して設けられる対向電極の電位を基準として、互いに極性を反転した電圧が供給されていてもよい。

0015

本発明によれば、第k及び第(M+k)の信号電極の電圧を、交流駆動タイミングに合わせて頻繁に変化させる必要がなくなり、信号電極の駆動に伴う消費電力を削減することができる。

0016

また本発明は、第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素と、前記第1〜第Nの走査電極それぞれに対応して配置される第(2N+1)〜第3Nの走査電極とを含む表示装置であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素は、画素電極と、第jの走査電極と第kの信号電極とに接続され、第jの走査電極の電圧に基づいて第kの信号電極と前記画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子と、前記第kの信号電極に対応して配置され所与の第1の電圧が供給される第kの電極と、前記画素電極との間に接続され、第(2N+j)の走査電極の電圧に基づいて前記第kの電極と前記画素電極とを電気的に接続するスイッチ素子とを含み、前記画素電極の電圧は、所与の選択期間において、前記スイッチ素子を介して前記第kの電極の電圧に設定された後、前記第1の画素スイッチ素子を介して第kの信号電極の電圧に設定される表示装置に関係する。

0017

本発明では、第1〜第Nの走査電極と、第1〜第Mの信号電極と、第1〜第Nの走査電極及び第1〜第Mの信号電極の交差位置に対応して配置される画素とを含む表示装置において、所与の選択期間に、第jの走査電極と第kの信号電極との交差位置に対応して配置される画素の画素電極の電圧を、スイッチ素子を介して第kの電極に供給される第1の電圧に設定する。そして、該画素電極の電圧を、正極性用及び負極性用の電圧が供給される第kの信号電極の電圧に設定する。

0018

こうすることで、選択期間の前半において、1ライン分の画素の電荷を一斉に移動させ、外部からの電流が流れることなく、第1の電圧に揃えることができるようになる。したがって、余分な電極を設けることなく上記効果を得ることができ、更に構成の簡素化を図ることができる。また、電荷を再利用することができ、第1の電圧から正極性用又は負極性用の電圧まで駆動するだけでよいため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

0019

また本発明に係る表示装置は、前記第1の電圧は、前記画素電極に対向して設けられる対向電極に印加される電圧と同等であってもよい。

0020

本発明によれば、画素電極に対抗して設けられた対向電極を用いて、表示装置内に電極を配置することができるので、構成の簡素化を図ることができる。

0021

また本発明に係る電子機器は、上記いずれか記載の表示装置を含むことができる。

0022

本発明によれば、交流駆動に伴う消費電力が削減された電子機器を提供することができる。

0023

また本発明は、第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極と、前記第1〜第Nの走査電極と交差する第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極と、前記第1〜第Nの走査電極と前記第1〜第Mの信号電極との交差位置に対応して配置された画素電極と、前記第1〜第Nの走査電極の電圧に基づいて、前記第1〜第Mの信号電極と画素電極とを電気的に接続する第1の画素スイッチ素子とを含む表示装置の駆動方法であって、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極と第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極との交差位置に対応して配置される画素の画素電極は、所与の選択期間において、第1の電圧に設定された後に、前記第jの走査電極の電圧に基づいて前記第kの信号電極の電圧に設定される駆動方法に関係する。

0024

本発明によれば、選択期間の前半において、第kの信号電極を用いることなく、画素電極の電圧を第1の電圧に設定するようにしたので、第kの信号電極について、交流駆動の正極性用の信号電極の電圧と負極性用の電圧との間を交互に駆動する必要がなくなる。したがって、第1の電圧から正極性用又は負極性用の電圧まで第kの信号電極を駆動すればよいため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0025

以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。

0026

1.液晶装置
1.1 構成
図1に、液晶装置の構成の概要を示す。

0027

液晶装置(広義には、電気光学装置、表示装置)10は、TFT型液晶装置である。液晶装置10は、液晶パネル(広義には、表示パネル)20を含む。

0028

液晶パネル20は、例えばガラス基板上に形成される。このガラス基板上には、Y方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる第1〜第N(Nは2以上の整数)の走査電極(ゲートライン)G1〜GNと、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びる第1〜第M(Mは2以上の整数)の信号電極(ソースライン)S1〜SMとが配置されている。第1〜第Nの走査電極G1〜GNと第1〜第Mの信号電極S1〜SMとの交差位置に対応して、マトリックス状に画素(画素領域)が配置されている。

0029

各画素は、画素スイッチ素子としてのTFTと、画素電極とを含む。すなわち、第j(1≦j≦N、jは整数)の走査電極Gjと第k(1≦k≦M、kは整数)の信号電極Skとの交差位置に対応する画素は、そのゲート電極が第jの走査電極Gjに接続され、そのソース端子が第kの信号電極Skに接続されるTFTと、該TFTのドレイン端子に接続される液晶(液晶容量又は画素容量)(広義には液晶素子)の画素電極とを含む。該液晶容量においては、画素電極に対向する対向電極との間に液晶が封入されて形成され、これら電極間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。該対向電極には、対向電極電圧Vcomが供給される。

0030

液晶装置10は、信号ドライバ(広義には、信号電極駆動回路)30を含む。信号ドライバ30は、画像データに基づいて、液晶パネル20の第1〜第Mの信号電極S1〜SMを駆動する。

0031

液晶装置10は、走査ドライバ40を含む。走査ドライバ40は、一垂直走査期間内に、液晶パネル20の第1〜第Nの走査電極G1〜GNを順次駆動する。

0032

1.2交流駆動
液晶装置10では、各画素の液晶に直流成分を印加し続けないようにし、かつフリッカを効果的に抑制するために、ドット反転駆動方式により交流駆動が行われる。交流駆動は、対向電極に印加される対向電極電圧Vcomを基準に画素電極の電圧を変化させて、液晶の印加電圧の極性が反転するように駆動される。

0033

図2(A)、(B)に、ドット反転駆動方式について説明するための図を示す。

0034

ドット反転駆動方式は、画素ごとに、フレーム単位で交互に液晶の印加電圧の極性を反転させる駆動方式である。液晶の印加電圧の極性が正極性の画素を「+」、負極性の画素を「−」と表すと、ドット反転駆動方式では、例えば図2(A)に示すように、フレームf1と後続するフレームf2とにおいて、画素ごとに極性が反転するように駆動される。

0035

フレームf1において液晶の印加電圧が正極性であって、フレームf2において液晶の印加電圧が負極性となる画素に着目すると、当該画素の信号電極の電圧は図2(B)に示すように変化する。フレームf1において当該画素の信号電極に、液晶の印加電圧が正極性となるように電圧Vpが供給されると、一水平走査期間(選択期間)では曲線Ca1のような充電特性を描きながら、該選択期間内の時刻ta1で、電圧Vpに達する。後続するフレームf2において、対向電極電圧Vcomを基準に、負極性となるように電圧Vmが供給されると、一水平走査期間(選択期間)では曲線Ca2のような充電特性を描きながら、該選択期間内の時刻ta2で、電圧Vmに達する。このような交流駆動を行う場合、フレームごとに信号電極に駆動される電圧が電圧ΔVだけ変化するため、そのたびに信号電極の充放電を行う必要があり、その駆動に伴う消費電力の増大を招く。

0036

そこで以下に述べる実施の形態においては、かかる充放電を低減するために、画素の構成を工夫することで、交流駆動に伴う消費電力の低減を図る液晶装置を提供する。

0037

2. 第1の実施形態
図3に、第1の実施形態における液晶装置の構成の概要を示す。

0038

第1の実施形態における液晶装置100は、液晶パネル(広義には、表示パネル)120を含むことができる。

0039

液晶パネル120は、例えばガラス基板上に形成される。このガラス基板上には、Y方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる第1〜第Nの走査電極G1〜GNと、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びる第1〜第Mの信号電極S1〜SMとが配置されている。更に、第1〜第Mの信号電極S1〜SMそれぞれと対をなして第(M+1)〜第2Mの信号電極XS1〜XSM(=SM+1〜S2M)が配置されている。更にまた第1〜第Mの信号電極S1〜SMに対応して、第1〜第Mの電極SS1〜SSMが配置されている。

0040

第1〜第Mの信号電極S1〜SMのうち第jの信号電極Sjには、対向電極電圧Vcomを基準として画素の液晶の印加電圧が正極性となるような電圧Vpが供給される。第(M+1)〜第2Mの信号電極XS1〜XSM(=SM+1〜S2M)のうち第jの信号電極Sjと対をなす第(M+j)の信号電極XSj(=SM+j)には、対向電極電圧Vcomを基準として画素の液晶の印加電圧が負極性となるような電圧Vmが供給される。第1〜第Mの電極SS1〜SSMには、対向電極電圧Vcomが供給される。

0041

また、第1〜第Nの走査電極G1〜GNのそれぞれに対応して、第(N+1)〜第2Nの走査電極GX1〜GXN(=GN+1〜G2N)が、例えば第1〜第Nの走査電極G1〜GNのそれぞれと平行になるように配置されている。更に第1〜第Nの走査電極のそれぞれに対応して、第(2N+1)〜第3Nの走査電極GV1〜GVN(=G2N+1〜G3N)が、例えば第1〜第Nの走査電極G1〜GNのそれぞれと平行になるように配置されている。

0042

第1〜第Nの走査電極G1〜GNと第1〜第Mの信号電極S1〜SMとの交差位置に対応して、マトリックス状に画素(画素領域)が配置されている。

0043

第jの走査電極Gjと第kの信号電極Skとの交差位置に対応する画素を、Pjkと表すと、図3では画素P11、P12、P21、P22について図示しているが、他の画素についても同様に構成される。

0044

液晶装置100は、信号ドライバ130を含むことができる。信号ドライバ130は、画像データに基づいて、液晶パネル120の第1〜第Mの信号電極S1〜SM、第(M+1)〜第2Mの信号電極XS1〜XSM(=SM+1〜S2M)を駆動する。

0045

第1〜第Mの電極SS1〜SSMに印加される対向電極電圧Vcomについては、信号ドライバ130が印加するようにしてもよいし、図示しない電源回路が印加するようにしてもよい。

0046

液晶装置100は、走査ドライバ140を含むことができる。走査ドライバ140は、一垂直走査期間内に、液晶パネル120の第1〜第Nの走査電極G1〜GN、第(N+1)〜第2Nの走査電極GX1〜GXN(=GN+1〜G2N)、第(2N+1)〜第3Nの走査電極GV1〜GVN(=G2N+1〜G3N)を駆動することができる。

0047

なお液晶パネル120が形成された基板上に、信号ドライバ130と機能的に同等な回路を形成するようにしてもよい。また当該基板上に、走査ドライバ140と機能的に同等な回路を形成するようにしてもよい。

0048

図4に、第1の実施形態における液晶装置の画素の構成図を示す。

0049

ここでは、画素Pjk、Pj(k+1)、P(j+1)k、P(j+1)(k+1)について示す。

0050

画素Pjkは、第1の画素スイッチ素子SWjkと、画素電極Ejkとを含む。第1の画素スイッチ素子SWjkのゲート電極は第jの走査電極Gjに接続され、そのソース端子は第kの信号電極Skに接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。第1の画素スイッチ素子SWjkは、第jの走査電極Gjの電圧に基づいて、第kの信号電極Skと画素電極Ejkとを電気的に接続する。このような第1の画素スイッチ素子SWjkは、TFTを用いて実現することができる。

0051

また画素Pjkは、第2の画素スイッチ素子XSWjkを含むことができる。第2の画素スイッチ素子XSWjkのゲート電極は第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)に接続され、そのソース端子は第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)に接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。第2の画素スイッチ素子XSWjkは、第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)の電圧に基づいて、第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)と画素電極Ejkとを電気的に接続する。このような第2の画素スイッチ素子XSWjkは、TFTを用いて実現することができる。

0052

更に画素Pjkは、スイッチ素子VSWjkを含むことができる。スイッチ素子VSWjkのゲート電極は第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)に接続され、そのソース端子は第kの電極SSkに接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。スイッチ素子VSWjkは、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)の電圧に基づいて、第kの電極SSkと画素電極Ejkとを電気的に接続する。このようなスイッチ素子VSWjkは、TFTを用いて実現することができる。

0053

画素電極Ejkと、該画素電極Ejkに対向する対向電極との間には、液晶が封入されて液晶容量が形成され、これら電極間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。該対向電極には、対向電極電圧Vcomが供給される。

0054

このような構成において、交流駆動タイミングにしたがって画素電極Ejkの電圧を変化させる場合、所与の選択期間の前半に第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)に選択信号を供給し、スイッチ素子VSWjkをオンにさせる。これにより、画素電極Ejkと第kの電極SSkとが電気的に接続される。したがって、画素電極Ejkの電圧は、対向電極電圧Vcom(広義には、第1の電圧)に設定される。

0055

その後、第j又は第(N+j)の走査電極Gj、GXj(=GN+j)に選択信号を供給し、第1又は第2の画素スイッチ素子SWjk、XSWjkをオンにさせて、画素電極Ejkを第k又は第(M+k)の信号電極Sk、XSk(=SM+k)と電気的に接続させる。

0056

なお画素電極Ejkの電圧を、一旦対向電極電圧Vcomに設定するようにしているが、信号電極の充電特性や放電特性を考慮して、正極性側若しくは負極性側にシフトさせた電圧を設定するようにしてもよい。こうすることで、画素電極Ejkの充電時間を、効果的に短縮することができるようになる。

0057

図5(A)に、画素の液晶の印加電圧を負極性から正極性に変化させる場合に、各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートを示す。

0058

一水平走査期間1H(広義には、所与の選択期間)の前半で、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)にパルス幅tg1の選択信号が供給される。これにより、スイッチ素子VSWjkがオンになり、画素電極Ejkの電圧は対向電極電圧Vcomに設定される。そして、一水平走査期間が開始されてから時間tg1経過後、第jの走査電極Gjにパルス幅tg2の選択信号が供給される。これにより、第1の画素スイッチ素子SWjkがオンになり、画素電極Ejkの電圧は第kの信号電極Skの電圧Vpに設定される。

0059

なお各電極に対する駆動能力を考慮すると、パルス幅tg1は、パルス幅tg2より小さいことが望ましい。

0060

図5(B)に、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合に、各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートを示す。

0061

一水平走査期間1H(広義には、所与の選択期間)の前半で、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)にパルス幅tg1の選択信号が供給される。これにより、スイッチ素子VSWjkがオンになり、画素電極Ejkの電圧は対向電極電圧Vcomに設定される。そして、一水平走査期間が開始されてから時間tg1経過後、第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)にパルス幅tg3の選択信号が供給される。これにより、第2の画素スイッチ素子XSWjkがオンになり、画素電極Ejkの電圧は第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)の電圧Vmに設定される。

0062

なお各電極に対する駆動能力を考慮すると、パルス幅tg1は、パルス幅tg3より小さいことが望ましい。

0063

図6に、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合の画素電極Ejkの電圧変化を模式的に示す。

0064

選択期間が開始されてから時間tg1が経過するまでに、画素電極Ejkの電圧は対向電極電圧Vcomになる。そして、その後第2の画素スイッチ素子XSWjkがオンになると、画素電極Ejkの電圧は第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)の電圧Vmに設定される。

0065

ここで第1〜第Mの電極SS1〜SSMを対向電極と電気的に接続させておくことで、走査電極1ラインの画素全ての電荷が対向電極に抜かれる。したがって、外部からの電流が流れることなく液晶パネル120内の電荷の移動だけで、対向電極電圧Vcomに揃えることができる。すなわち、斜線部分160の電荷を放電させるだけでよく、これまでのように電圧Vpから電圧Vmまでの電荷を充放電させる必要がない。これは、負極性から正極性に変化させる場合も同様である。以上より、対向電極電圧Vcomから電圧Vp又は電圧Vmにまで充放電を行うだけで足りるため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

0066

なお、正極性用及び負極性用の信号電極を別個に設けることで、信号ドライバ230において画像データの反転処理を交流駆動タイミングで行う必要がなくなり、信号ドライバ230の構成の簡素化を図ることも可能となる。

0067

3. 第2の実施形態
第1の実施形態における液晶装置100は、画素ごとにスイッチ素子を設け、画素電極を対向電極電圧Vcomに強制的に設定するようにしていたが、これに限定されるものではない。第2の実施形態における液晶装置は、画素ごとに当該スイッチ素子を削除した構成をなしている。こうすることで、第1〜第Mの電極SS1〜SSMと、当該スイッチ素子をオンオフ制御する第(2N+1)〜第3Nの走査電極GV1〜GVN(=G2N+1〜G3N)とを省略する構成とすることができる。

0068

以下、第2の実施形態における液晶装置について具体的に説明する。

0069

図7に、第2の実施形態における液晶装置の構成の概要を示す。

0070

第2の実施形態における液晶装置200は、液晶パネル(広義には、表示パネル)220を含むことができる。

0071

液晶パネル220が、第1の実施形態における液晶装置100の液晶パネル120と異なる第1の点は、第1〜第Mの電極SS1〜SSMが削除されている点である。第2の点は、第(2N+1)〜第3Nの走査電極GV1〜GVN(=G2N+1〜G3N)が削除されている点である。第3の点は、画素P11〜PNMにおいてスイッチ素子VSW11〜VSWNMが削除されている点である。

0072

液晶パネル220では、第1の実施形態における液晶パネル120と同様に、第1〜第Nの走査電極G1〜GNと第1〜第Mの信号電極S1〜SMとの交差位置に対応して、マトリックス状に画素(画素領域)が配置されている。

0073

第jの走査電極Gjと第kの信号電極Skとの交差位置に対応する画素を、Pjkと表すと、図7では画素P11、P12、P21、P22について図示しているが、他の画素についても同様に構成される。

0074

液晶装置200は、信号ドライバ230を含むことができる。信号ドライバ230は、画像データに基づいて、液晶パネル220の第1〜第Mの信号電極S1〜SM、第(M+1)〜第2Mの信号電極XS1〜XSM(=SM+1〜S2M)を駆動する。

0075

液晶装置200は、走査ドライバ240を含むことができる。走査ドライバ240は、一垂直走査期間内に、液晶パネル220の第1〜第Nの走査電極G1〜GNと、第(N+1)〜第2Nの走査電極GX1〜GXN(=GN+1〜G2N)とを駆動することができる。

0076

なお液晶パネル220が形成された基板上に、信号ドライバ230と機能的に同等な回路を形成するようにしてもよい。また当該基板上に、走査ドライバ240と機能的に同等な回路を形成するようにしてもよい。

0077

図8に、第2の実施形態における液晶装置の画素の構成図を示す。

0078

ここでは、画素Pjk、Pj(k+1)、P(j+1)k、P(j+1)(k+1)について示す。

0079

画素Pjkは、第1の画素スイッチ素子SWjkと、画素電極Ejkとを含む。第1の画素スイッチ素子SWjkのゲート電極は第jの走査電極Gjに接続され、そのソース端子は第kの信号電極Skに接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。第1の画素スイッチ素子SWjkは、第jの走査電極Gjの電圧に基づいて、第kの信号電極Skと画素電極Ejkとを電気的に接続する。

0080

また画素Pjkは、第2の画素スイッチ素子XSWjkを含むことができる。第2の画素スイッチ素子XSWjkのゲート電極は第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)に接続され、そのソース端子は第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)に接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。第2の画素スイッチ素子XSWjkは、第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)の電圧に基づいて、第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)と画素電極Ejkとを電気的に接続する。

0081

画素電極Ejkと、該画素電極Ejkに対向する対向電極との間には、液晶が封入されて液晶容量が形成され、これら電極間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。該対向電極には、対向電極電圧Vcomが供給される。

0082

このような構成において、交流駆動タイミングにしたがって画素電極Ejkの電圧を変化させる場合、所与の選択期間の前半に第j及び第(N+j)の走査電極Gj、GVj(=GN+j)に選択信号を供給し、第1及び第2の画素スイッチ素子SWjk、XSWjkをオンにさせる。これにより、画素電極Ejkと第k及び第(M+k)の信号電極Sk、XSk(=SM+k)とが電気的に接続される。したがって、画素電極Ejkの電圧は、第kの信号電極Skに印加される電圧Vpと、第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)に印加される電圧Vmとの中間電圧となる。交流駆動は、対向電極電圧Vcomを基準に、液晶の印加電圧の絶対値を維持したままその極性を反転させて駆動するため、電圧Vpと電圧Vmの中間電圧は、対向電極電圧Vcom(広義には、第1の電圧)になる。

0083

その後、第j又は第(N+j)の走査電極Gj、GXj(=GN+j)に選択信号を供給し、第1又は第2の画素スイッチ素子SWjk、XSWjkをオンにさせて、画素電極Ejkを第k又は第(M+k)の信号電極Sk、XSk(=SM+k)と電気的に接続させる。

0084

図9(A)に、画素の液晶の印加電圧を負極性から正極性に変化させる場合に、各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートを示す。

0085

一水平走査期間1H(広義には、所与の選択期間)の開始時に、第j及び第(N+j)の走査電極Gj、GXj(=GN+j)に選択信号の供給が開始される。第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)には、パルス幅tg4の選択信号が供給される。第jの走査電極Gjには、パルス幅(tg4+tg5)の選択信号が供給される。これにより、第1及び第2の画素スイッチ素子SWjk、XSWjkがオンになり、画素電極Ejkの電圧は上述したように対向電極電圧Vcomに設定される。

0086

そして、一水平走査期間が開始されてから時間tg4経過後、第2の画素スイッチ素子XSWjkのみがオフとなる。これにより、第1の画素スイッチ素子SWjkを介して、画素電極Ejkの電圧は第kの信号電極Skの電圧Vpに設定される。

0087

なお各電極に対する駆動能力を考慮すると、パルス幅tg4は、パルス幅tg5より小さいことが望ましい。

0088

図9(B)に、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合に、各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートを示す。

0089

一水平走査期間1H(広義には、所与の選択期間)の開始時に、第j及び第(N+j)の走査電極Gj、GXj(=GN+j)に選択信号の供給が開始される。第jの走査電極Gjには、パルス幅tg4の選択信号が供給される。第(N+j)の走査電極GXj(=GN+j)には、パルス幅(tg4+tg6)の選択信号が供給される。これにより、第1及び第2の画素スイッチ素子SWjk、XSWjkがオンになり、画素電極Ejkの電圧は上述したように対向電極電圧Vcomに設定される。

0090

そして、一水平走査期間が開始されてから時間tg4経過後、第1の画素スイッチ素子SWjkのみがオフとなる。これにより、第2の画素スイッチ素子XSWjkを介して、画素電極Ejkの電圧は第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)の電圧Vmに設定される。

0091

なお各電極に対する駆動能力を考慮すると、パルス幅tg4は、パルス幅tg6より小さいことが望ましい。

0092

図10に、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合の画素電極Ejkの電圧変化を模式的に示す。

0093

選択期間が開始されると、第1及び第2の画素スイッチ素子SWjk、XSWjkがオンとなり、時間tg1が経過するまでに、画素電極Ejkの電圧は対向電極電圧Vcomになる。その後、第1の画素スイッチ素子SWjkのみがオフとなるため、画素電極Ejkの電圧は第(M+k)の信号電極XSk(=SM+k)の電圧Vmに設定される。

0094

したがって、外部からの電流が流れることなく液晶パネル220内の電荷の移動だけで、対向電極電圧Vcomに揃えることができる。すなわち、斜線部分260の電荷を放電させるだけでよく、これまでのように電圧Vpから電圧Vmまでの電荷を充放電させる必要がない。これは、負極性から正極性に変化させる場合も同様である。以上より、対向電極電圧Vcomから電圧Vp又は電圧Vmにまで充放電を行うだけで足りるため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

0095

なお、正極性用及び負極性用の信号電極を別個に設けることで、信号ドライバ230において画像データの反転処理を交流駆動タイミングで行う必要がなくなり、信号ドライバ230の構成の簡素化を図ることも可能となる。

0096

4. 第3の実施形態
第1の実施形態における液晶装置では、交流駆動タイミングで液晶の印加電圧の極性を反転させる場合、対向電極電圧Vcomが供給される第1〜第Mの電極SS1〜SSMを用いて、一旦対向電極電圧Vcomに設定してから、電圧Vp又は電圧Vmに設定することで、上述のように消費電力の低減を図っていたが、これに限定されるものではない。第3の実施形態における液晶装置は、正極性用及び負極性用の信号電極を共用化して、液晶パネルの構成の簡素化を図る。

0097

以下、第3の実施形態における液晶装置について具体的に説明する。

0098

図11に、第3の実施形態における液晶装置の構成の概要を示す。

0099

第3の実施形態における液晶装置300は、液晶パネル(広義には、表示パネル)320を含むことができる。

0100

液晶パネル320が、第1の実施形態における液晶装置100の液晶パネル120と異なる第1の点は、第(M+1)〜第2Mの信号電極XS1〜XSM(=SM+1〜S2M)が削除されている点である。第2の点は、第(N+1)〜第2Nの走査電極GX1〜GXN(=GN+1〜G2N)が削除されている点である。第3の点は、画素P11〜PNMにおいて第2の画素スイッチ素子XSW11〜XSWNMが削除されている点である。

0101

液晶パネル320では、第1の実施形態における液晶パネル120と同様に、第1〜第Nの走査電極G1〜GNと第1〜第Mの信号電極S1〜SMとの交差位置に対応して、マトリックス状に画素(画素領域)が配置されている。

0102

第jの走査電極Gjと第kの信号電極Skとの交差位置に対応する画素を、Pjkと表すと、図11では画素P11、P12、P21、P22について図示しているが、他の画素についても同様に構成される。

0103

液晶装置300は、信号ドライバ330を含むことができる。信号ドライバ330は、画像データに基づいて、液晶パネル320の第1〜第Mの信号電極S1〜SMを駆動する。第3の実施形態では、第1〜第Mの信号電極S1〜SMに対して、液晶の印加電圧が正極性となる電圧Vpと、該印加電圧が負極性となる電圧Vmとが、交流駆動タイミングに合わせて交互に供給される。

0104

液晶装置300は、走査ドライバ340を含むことができる。走査ドライバ340は、一垂直走査期間内に、液晶パネル320の第1〜第Nの走査電極G1〜GNと、第(2N+1)〜第3Nの走査電極GV1〜GVN(=G2N+1〜G3N)とを駆動する。

0105

なお液晶パネル320が形成された基板上に、信号ドライバ330と機能的に同等な回路を形成するようにしてもよい。また当該基板上に、走査ドライバ340と機能的に同等な回路を形成するようにしてもよい。

0106

図12に、第3の実施形態における液晶装置の画素の構成図を示す。

0107

ここでは、画素Pjk、Pj(k+1)、P(j+1)k、P(j+1)(k+1)について示す。

0108

画素Pjkは、第1の画素スイッチ素子SWjkと、画素電極Ejkとを含む。第1の画素スイッチ素子SWjkのゲート電極は第jの走査電極Gjに接続され、そのソース端子は第kの信号電極Skに接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。第1の画素スイッチ素子SWjkは、第jの走査電極Gjの電圧に基づいて、第kの信号電極Skと画素電極Ejkとを電気的に接続する。

0109

また画素Pjkは、スイッチ素子VSWjkを含むことができる。スイッチ素子VSWjkのゲート電極は第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)に接続され、そのソース端子は第kの電極SSkに接続され、そのドレイン端子は画素電極Ejkに接続される。スイッチ素子VSWjkは、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)の電圧に基づいて、第kの電極SSkと画素電極Ejkとを電気的に接続する。

0110

画素電極Ejkと、該画素電極Ejkに対向する対向電極との間には、液晶が封入されて液晶容量が形成され、これら電極間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。該対向電極には、対向電極電圧Vcomが供給される。

0111

このような構成において、交流駆動タイミングにしたがって画素電極Ejkの電圧を変化させる場合、所与の選択期間の前半に第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)に選択信号を供給し、スイッチ素子VSWjkをオンにさせる。これにより、画素電極Ejkと第kの電極SSkとが電気的に接続される。したがって、画素電極Ejkの電圧は、第kの電極SSkに印加される対向電極電圧Vcom(広義には、第1の電圧)になる。

0112

その後、第jの走査電極Gjに選択信号を供給し、第1の画素スイッチ素子SWjkをオンにさせて、画素電極Ejkを第kの信号電極Skと電気的に接続させる。

0113

図13に、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合の画素電極Ejkの電圧変化を模式的に示す。

0114

当該水平走査期間においては、第kの信号電極Skには負極性用の電圧Vmが供給されることになる。

0115

選択期間が開始されると、第(2N+j)の走査電極GVj(=G2N+j)にパルス幅tg7の選択信号が供給されると、スイッチ素子VSWjkがオンとなり、時間tg7が経過するまでに、画素電極Ejkの電圧は対向電極電圧Vcomになる。その後、第jの走査電極Gjにパルス幅tg8の選択信号が供給され、第1の画素スイッチ素子SWjkがオンとなり、画素電極Ejkと第kの信号電極Skとが電気的に接続される。当該水平走査期間においては、第kの信号電極Skに電圧Vmが印加されているため、画素電極Ejkの電圧は電圧Vmに設定される。

0116

ここで第1〜第Mの電極SS1〜SSMを対向電極と電気的に接続させておくことで、走査電極1ラインの画素全てが対向電極ラインに電荷が抜かれる。したがって、外部からの電流が流れることなく液晶パネル320内の電荷の移動だけで、対向電極電圧Vcomに揃えることができる。すなわち、斜線部分360の電荷を放電させるだけでよく、これまでのように電圧Vpから電圧Vmまでの電荷を充放電させる必要がない。これは、負極性から正極性の場合も同様である。以上より、対向電極電圧Vcomから電圧Vp又は電圧Vmにまで充放電を行うだけで足りるため、交流駆動に伴う電力消費を低減させることが可能となる。

0117

3.電子機器
図14に、上述の実施の形態における液晶装置を用いて構成される電子機器の機能ブロック図の一例を示す。

0118

電子機器800は、液晶装置810と、CPU820と、電源回路830とを含む。CPU820は、図示しないRAMに内蔵されたプログラムにしたがって、画像データを生成し、液晶装置810に供給する。電源回路830は、液晶装置810とCPU820とに対し、所与の電圧を供給する。

0119

液晶装置810は、液晶パネル812と、信号ドライバ814と、走査ドライバ816と、コントローラ818とを含む。液晶パネル812は、第1〜第3の実施形態における液晶装置100、200、300の液晶パネル120、220、320のいずれかを採用することができる。

0120

信号ドライバ814は、液晶パネル812の信号電極を駆動する。

0121

走査ドライバ816は、液晶パネル812の走査電極を駆動する。

0122

コントローラ818は、CPU820から供給された画像データを用いて、同様にCPU820から指示されたタイミングにしたがって、信号ドライバ814及び走査ドライバ816を制御して、液晶パネル812に対する表示制御を行う。

0124

上述の実施の形態では、一水平走査期間(1H)(広義には、選択期間)が短く、配線容量等の負荷が大きいために当該選択期間内に必要とする電圧に設定することが困難な表示装置に有効である。例えば、表示パネルのサイズが大きい場合にも有効である。

0125

また、所与の第1の電圧として対向電極電圧Vcomを用いるものとして説明したが、これに限定されるものではない。信号電極等の駆動能力を考慮して、電圧Vpと電圧Vmとの間の任意の電圧を用いることができる。

0126

なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、交流駆動を行う表示装置に適用可能である。

0127

更に上記実施の形態においては、交流駆動方式としてドット反転駆動方式を例に説明したが、フレーム反転駆動方式やライン反転駆動方式にも適用することができ、反転駆動方式の種類に限定されるものではない。

図面の簡単な説明

0128

図1液晶装置の構成の概要を示す構成図である。
図2図2(A)、(B)は、ドット反転駆動方式について説明するための説明図である。
図3第1の実施形態における液晶装置の構成の概要を示す構成図である。
図4第1の実施形態における液晶装置の画素の構成図である。
図5図5(A)は、第1の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を負極性から正極性に変化させる場合に各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートである。図5(B)は、第1の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合に各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートである。
図6第1の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合の画素電極の電圧変化を模式的に示す説明図である。
図7第2の実施形態における液晶装置の構成の概要を示す構成図である。
図8第2の実施形態における液晶装置の画素の構成図である。
図9図9(A)は、第2の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を負極性から正極性に変化させる場合に各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートである。図9(B)は、第2の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合に各走査電極に供給する選択信号のタイミングチャートである。
図10第2の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合の画素電極の電圧変化を模式的に示す説明図である。
図11第3の実施形態における液晶装置の構成の概要を示す構成図である。
図12第3の実施形態における液晶装置の画素の構成図である。
図13第3の実施形態において、画素の液晶の印加電圧を正極性から負極性に変化させる場合の画素電極の電圧変化を模式的に示す説明図である。
図14液晶装置を用いて構成される電子機器の機能ブロック図の一例である。

--

0129

10、100、200、300、810液晶装置(表示装置)
20、120、220、320、812液晶パネル(表示パネル)
30、130、230、330、814信号ドライバ
40、140、240、340、816走査ドライバ
800電子機器
818コントローラ
830 電源回路

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