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技術 冷凍装置

出願人 ダイキン工業株式会社
発明者 佐藤憲二石川諭
出願日 2002年1月29日 (18年0ヶ月経過) 出願番号 2002-019790
公開日 2003年8月8日 (16年6ヶ月経過) 公開番号 2003-222423
状態 未査定
技術分野 可逆サイクルによる圧縮式冷凍機械 その他の冷凍機械
主要キーワード 循環駆動力 利用側機器 液管内 補助蒸発器 ガス回収管 排熱回収回路 加圧電磁弁 加減圧
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

分散電源を従来よりも効率よく利用し得る冷凍装置を提供する。

解決手段

空気調和装置(100)は、分散電源(1)と冷媒回路(2)と排熱回路(3)とを備えている。冷媒回路(2)には、排熱回路(3)の熱媒体冷媒とを熱交換させる熱回収熱交換器(24)が設けられている。分散電源(1)の電気は、第2電気供給部(28)を通じて圧縮機(4)に供給される。暖房運転時に、分散電源(1)の排熱熱源の一部として利用する。

概要

背景

従来より、冷凍装置省エネルギー化電力需要ピークカットに貢献するなど、冷凍装置と電力事情との間には密接な関係が見られる。そこで、冷凍装置の利用に関して、装置自体高効率化を図る一方で、電力の利用形態についても様々な検討がなされている。

近年、電力事業規制緩和により、既存の電力事業の枠を越えてさまざまな電源形態が普及しつつある。その中で、工場事業所等で常時用いられる電気をそれら工場単位または事業所単位で発生させる分散電源は、特に注目されているものの一つである。

概要

分散電源を従来よりも効率よく利用し得る冷凍装置を提供する。

空気調和装置(100)は、分散電源(1)と冷媒回路(2)と排熱回路(3)とを備えている。冷媒回路(2)には、排熱回路(3)の熱媒体冷媒とを熱交換させる熱回収熱交換器(24)が設けられている。分散電源(1)の電気は、第2電気供給部(28)を通じて圧縮機(4)に供給される。暖房運転時に、分散電源(1)の排熱熱源の一部として利用する。

目的

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、分散電源を従来よりも効率よく利用し得る冷凍装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

分散電源(1)と、圧縮機(4)、熱源側熱交換器(6)、減圧機構(20)、利用側熱交換器(9)、及び前記分散電源(1)の排熱回収する熱回収熱交換器(24)を有する冷媒回路(2)と、を備えている冷凍装置

請求項2

請求項1に記載の冷凍装置であって、分散電源(1)の電気を圧縮機(4)に供給する電気供給手段(28)を備えている冷凍装置。

請求項3

請求項1又は2に記載の冷凍装置であって、熱源側熱交換器(6)及び利用側熱交換器(9)のうち少なくとも一方には送風機(25,26)が設けられ、分散電源(1)の電気を前記送風機(25,26)に供給する電気供給手段(28)を備えている冷凍装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれか一つに記載の冷凍装置であって、利用側熱交換器は、室内に設置されて冷媒回路(2)の冷媒室内空気とを熱交換させる室内熱交換器(9)からなり、熱回収熱交換器は、暖房運転時に分散電源(1)の排熱によって冷媒回路(2)の冷媒を蒸発させる補助蒸発器(24)からなっている冷凍装置。

請求項5

分散電源(1)と、1次側冷媒が循環する1次側回路(51)と、2次側冷媒が循環する2次側回路(52)とを備え、前記1次側回路(51)には、圧縮機(54)と、暖房運転時に前記分散電源(1)の排熱によって2次側冷媒を加熱する主熱交換器(89)と、1次側冷媒を凝縮させて2次側冷媒を加熱する加熱熱交換器(66)と、1次側冷媒を蒸発させて2次側冷媒を冷却する冷却熱交換器(69)とが設けられ、前記2次側回路(52)には、前記主熱交換器(89)と利用側熱交換器(83)とが設けられた利用側回路(81)と、第1冷媒貯留手段(91)及び第2冷媒貯留手段(92)を備え、前記加熱熱交換器(66)内の高圧で一方の冷媒貯留手段を加圧するとともに、前記冷却熱交換器(69)内の低圧で他方の冷媒貯留手段を減圧し、加圧された冷媒貯留手段から減圧された冷媒貯留手段に向かう冷媒流れを前記利用側回路(81)に発生させる駆動力発生回路(82)とが設けられている冷凍装置。

請求項6

分散電源(1)と、1次側冷媒が循環する1次側回路(51)と、2次側冷媒が循環する2次側回路(52)とを備え、前記1次側回路(51)には、圧縮機(54)と、前記1次側回路(51)で生成した温熱または冷熱を前記2次側回路(52)に伝達する主熱交換器(58)と、前記分散電源(1)の排熱によって2次側冷媒を加熱する加熱熱交換器(94)と、1次側冷媒を蒸発させて2次側冷媒を冷却する冷却熱交換器(69)とが設けられ、前記2次側回路(52)には、前記主熱交換器(58)と利用側熱交換器(83)とが設けられた利用側回路(81)と、第1冷媒貯留手段(91)及び第2冷媒貯留手段(92)を備え、前記加熱熱交換器(94)内の高圧で一方の冷媒貯留手段を加圧するとともに、前記冷却熱交換器(69)内の低圧で他方の冷媒貯留手段を減圧し、加圧された冷媒貯留手段から減圧された冷媒貯留手段に向かう冷媒流れを前記利用側回路(81)に発生させる駆動力発生回路(82)とが設けられている冷凍装置。

請求項7

分散電源(1)と、1次側冷媒が循環する1次側回路(51)と、2次側冷媒が循環する2次側回路(52)とを備え、前記1次側回路(51)には、圧縮機(54)と、前記1次側回路(51)で生成した温熱または冷熱を前記2次側回路(52)に伝達する主熱交換器(58)と、1次側冷媒を凝縮させて2次側冷媒を加熱する加熱熱交換器(66)と、1次側冷媒を蒸発させて2次側冷媒を冷却する冷却熱交換器(69)とが設けられ、前記2次側回路(52)には、前記主熱交換器(58)と利用側熱交換器(83)とが設けられた利用側回路(81)と、第1冷媒貯留手段(91)及び第2冷媒貯留手段(92)を備え、前記加熱熱交換器(66)内の高圧で一方の冷媒貯留手段を加圧するとともに、前記冷却熱交換器(69)内の低圧で他方の冷媒貯留手段を減圧し、加圧された冷媒貯留手段から減圧された冷媒貯留手段に向かう冷媒流れを前記利用側回路(81)に発生させる駆動力発生回路(82)とが設けられ、前記2次側回路(52)の利用側回路(81)における利用側熱交換器(83)の液管(85)には、加圧された冷媒貯留手段から前記利用側熱交換器(83)に向かう液冷媒を前記分散電源(1)の排熱によって加熱する再熱熱交換器(90)が設けられている冷凍装置。

技術分野

0001

本発明は、冷凍装置に関する。

背景技術

0002

従来より、冷凍装置の省エネルギー化電力需要ピークカットに貢献するなど、冷凍装置と電力事情との間には密接な関係が見られる。そこで、冷凍装置の利用に関して、装置自体高効率化を図る一方で、電力の利用形態についても様々な検討がなされている。

0003

近年、電力事業規制緩和により、既存の電力事業の枠を越えてさまざまな電源形態が普及しつつある。その中で、工場事業所等で常時用いられる電気をそれら工場単位または事業所単位で発生させる分散電源は、特に注目されているものの一つである。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、分散電源を利用するシステムの効率を向上させるためには、分散電源自体の高効率化に加え、分散電源を利用する利用側機器に関して、利用効率の向上を図ることが望ましい。

0005

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、分散電源を従来よりも効率よく利用し得る冷凍装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明は、分散電源の排熱冷媒回路における冷媒の加熱に利用することとした。

0007

本発明に係る冷凍装置は、分散電源と、圧縮機、熱源側熱交換器減圧機構利用側熱交換器、及び前記分散電源の排熱を回収する熱回収熱交換器を有する冷媒回路とを備えているものである。

0008

このことにより、冷媒回路の冷媒は、熱回収熱交換器を介して分散電源の排熱によって加熱される。そのため、分散電源の排熱が冷媒回路において有効利用されるので、分散電源の利用効率の向上が図られる。

0009

前記冷凍装置は、分散電源の電気を圧縮機に供給する電気供給手段を備えていることが好ましい。

0010

また、前記熱源側熱交換器及び利用側熱交換器のうち少なくとも一方には送風機が設けられ、分散電源の電気を前記送風機に供給する電気供給手段を備えていてもよい。

0011

このことにより、分散電源で発生した電気及び熱の両方が冷凍装置に利用されることになる。したがって、分散電源の電気のみ又は排熱のみを利用する冷凍装置に比べて、分散電源の利用効率の向上が図られる。

0012

利用側熱交換器は、室内に設置されて冷媒回路の冷媒と室内空気とを熱交換させる室内熱交換器からなり、熱回収熱交換器は、暖房運転時に分散電源の排熱によって冷媒回路の冷媒を蒸発させる補助蒸発器からなっていてもよい。

0013

このことにより、冷凍装置は室内空気を加熱または冷却する空気調和装置として構成される。そのため、空気調和装置において分散電源の排熱の有効活用が図られる。

0014

本発明に係る他の冷凍装置は、分散電源と、1次側冷媒が循環する1次側回路と、2次側冷媒が循環する2次側回路とを備え、前記1次側回路には、圧縮機と、暖房運転時に前記分散電源の排熱によって2次側冷媒を加熱する主熱交換器と、1次側冷媒を凝縮させて2次側冷媒を加熱する加熱熱交換器と、1次側冷媒を蒸発させて2次側冷媒を冷却する冷却熱交換器とが設けられ、前記2次側回路には、前記主熱交換器と利用側熱交換器とが設けられた利用側回路と、第1冷媒貯留手段及び第2冷媒貯留手段を備え、前記加熱熱交換器内の高圧で一方の冷媒貯留手段を加圧するとともに、前記冷却熱交換器内の低圧で他方の冷媒貯留手段を減圧し、加圧された冷媒貯留手段から減圧された冷媒貯留手段に向かう冷媒流れを前記利用側回路に発生させる駆動力発生回路とが設けられているものである。

0015

このことにより、暖房運転時には、主熱交換器を介して分散電源の排熱と2次側冷媒とが熱交換を行い、2次側冷媒は分散電源の排熱によって加熱される。加熱された2次側冷媒は、利用側熱交換器において放熱し、加熱対象物を加熱する。このように分散電源の排熱が利用されるため、分散電源の利用効率は向上する。

0016

本発明に係る他の冷凍装置は、分散電源と、1次側冷媒が循環する1次側回路と、2次側冷媒が循環する2次側回路とを備え、前記1次側回路には、圧縮機と、前記1次側回路で生成した温熱または冷熱を前記2次側回路に伝達する主熱交換器と、前記分散電源の排熱によって2次側冷媒を加熱する加熱熱交換器と、1次側冷媒を蒸発させて2次側冷媒を冷却する冷却熱交換器とが設けられ、前記2次側回路には、前記主熱交換器と利用側熱交換器とが設けられた利用側回路と、第1冷媒貯留手段及び第2冷媒貯留手段を備え、前記加熱熱交換器内の高圧で一方の冷媒貯留手段を加圧するとともに、前記冷却熱交換器内の低圧で他方の冷媒貯留手段を減圧し、加圧された冷媒貯留手段から減圧された冷媒貯留手段に向かう冷媒流れを前記利用側回路に発生させる駆動力発生回路とが設けられているものである。

0017

このことにより、加熱熱交換器を介して分散電源の排熱と2次側冷媒とが熱交換を行い、2次側冷媒は分散電源の排熱によって加熱される。その結果、加熱熱交換器内の2次側冷媒は、2次側回路の他の部分の2次側冷媒よりも高圧の状態となり、この高圧によっていずれか一方の冷媒貯留手段は加圧される。その結果、2次側回路では、利用側回路内で2次側冷媒を流通させる駆動力が発生し、利用側回路における2次側冷媒の熱搬送によって冷房または暖房が行われる。このように、分散電源の排熱が2次側冷媒の搬送駆動力に利用されるので、分散電電の利用効率の向上が図られる。

0018

本発明に係る他の冷凍装置は、分散電源と、1次側冷媒が循環する1次側回路と、2次側冷媒が循環する2次側回路とを備え、前記1次側回路には、圧縮機と、前記1次側回路で生成した温熱または冷熱を前記2次側回路に伝達する主熱交換器と、1次側冷媒を凝縮させて2次側冷媒を加熱する加熱熱交換器と、1次側冷媒を蒸発させて2次側冷媒を冷却する冷却熱交換器とが設けられ、前記2次側回路には、前記主熱交換器と利用側熱交換器とが設けられた利用側回路と、第1冷媒貯留手段及び第2冷媒貯留手段を備え、前記加熱熱交換器内の高圧で一方の冷媒貯留手段を加圧するとともに、前記冷却熱交換器内の低圧で他方の冷媒貯留手段を減圧し、加圧された冷媒貯留手段から減圧された冷媒貯留手段に向かう冷媒流れを前記利用側回路に発生させる駆動力発生回路とが設けられ、前記2次側回路の利用側回路における利用側熱交換器の液管には、加圧された冷媒貯留手段から前記利用側熱交換器に向かう液冷媒を前記分散電源の排熱によって加熱する再熱熱交換器が設けられているものである。

0019

このことにより、2次側回路の利用側回路では、加圧された冷媒貯留手段から流出した液冷媒は、利用側熱交換器の液管において、再熱熱交換器を介して、分散電源の排熱によって加熱される。その結果、この液冷媒は、温度が上昇する。従って、利用側熱交換器の液管の温度は上昇し、液管の周囲の空気は液管表面で結露しにくくなる。つまり、液管における結露の発生は抑制される。したがって、分散電源の排熱が結露防止に利用され、分散電源の利用効率の向上が図られる。

発明の効果

0020

以上のように、本発明によれば、分散電源の排熱によって冷媒回路の冷媒を加熱することとしたので、分散電源の電気だけでなく、その排熱も有効に利用することができる。したがって、分散電源を従来以上に効率的に利用することが可能となる。

0021

分散電源の電気を圧縮機または送風機の運転に利用することとすれば、分散電源をより一層有効に活用することができる。

0022

1次側回路と第1及び第2の冷媒貯留手段を有する2次側回路とを備えた冷凍装置において、分散電源の排熱によって2次側回路の冷媒を加熱する主熱交換器、分散電源の排熱によって2次側回路の冷媒を加熱して高圧を発生させる加熱熱交換器、又は分散電源の排熱によって利用側熱交換器の液管内の冷媒を加熱する再熱熱交換器を設けることとしたので、分散電源の有効活用を図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

0024

<実施形態1>図1に示す冷凍装置は、暖房運転時に熱源の一部として分散電源(1)の排熱を利用する空気調和装置(100)である。空気調和装置(100)は、冷媒回路(2)と、分散電源(1)の排熱を回収するための排熱回路(3)とを備えている。

0025

分散電源(1)には、例えば、ガスエンジン式の分散電源、ガスタービン式の分散電源、燃料電池等を好適に用いることができる。ただし、分散電源(1)の種類は特に限定されるものではない。

0026

冷媒回路(2)は、圧縮機(4)と、流路変更手段としての四路切換弁(5)と、熱源側熱交換器としての室外熱交換器(6)と、4つの逆止弁(11,12,13,14)を組み合わせてなるブリッジ回路(7)と、室内側膨張弁(8,8)と、利用側熱交換器としての室内熱交換器(9,9)とを備えている。室外熱交換器(6)に対しては、室外側送風機(26)が設けられている。

0027

四路切換弁(5)の第1ポート図1に示す下側のポート)は、圧縮機(4)の吐出配管に接続されている。四路切換弁(5)の第2ポート(図1に示す右側のポート)は、冷媒配管を介して室外熱交換器(6)に接続されている。四路切換弁(5)の第3ポート(図1に示す上側のポート)は、圧縮機(4)の吸入配管に接続されている。四路切換弁(5)の第4ポート(図1に示す左側のポート)は、冷媒配管を介して室内熱交換器(9,9)に接続されている。

0028

ブリッジ回路(7)は、第1逆止弁(11)と第4逆止弁(14)との間に設けられた接続端(15)と、第1逆止弁(11)と第2逆止弁(12)との間に設けられた接続端(16)と、第2逆止弁(12)と第3逆止弁(13)との間に設けられた接続端(17)と、第3逆止弁(13)と第4逆止弁(14)との間に設けられた接続端(18)とを備えている。

0029

第1逆止弁(11)は、接続端(15)から接続端(16)に向かう冷媒流れを許容する一方、接続端(16)から接続端(15)に向かう冷媒流れを阻止するものである。第2逆止弁(12)は、接続端(17)から接続端(16)に向かう冷媒流れを許容する一方、接続端(16)から接続端(17)に向かう冷媒流れを阻止するものである。第3逆止弁(13)は、接続端(18)から接続端(17)に向かう冷媒流れを許容する一方、接続端(17)から接続端(18)に向かう冷媒流れを阻止するものである。第4逆止弁(14)は、接続端(18)から接続端(15)に向かう冷媒流れを許容する一方、接続端(15)から接続端(18)に向かう冷媒流れを阻止するものである。

0030

接続端(15)は、冷媒配管を介して室外熱交換器(6)に接続されている。接続端(17)は、冷媒配管を介して室内側膨張弁(8,8)に接続されている。接続端(16)と接続端(18)との間には、レシーバ(19)及び膨張弁(20)を有する冷媒配管(21)が設けられている。

0031

室内側電動弁(8)及び室内熱交換器(9)は、図示しない室内ユニットに設けられている。室内ユニットは複数台設けられ、室内側電動弁(8)及び室内熱交換器(9)は、それぞれ並列に配設されている。なお、各室内ユニットには、室内熱交換器(9)に空気を供給する室内側送風機(25)が設けられている。

0032

冷媒回路(2)には、更に、排熱回収回路(22)が設けられている。排熱回収回路(22)の上流端は、冷媒配管(21)におけるレシーバ(19)と膨張弁(20)との間に接続されている。排熱回収回路(22)の下流端は、圧縮機(4)の吸入配管に接続されている。排熱回収回路(22)には、上流端から下流端に向かって順に、膨張弁(23)及び熱回収熱交換器(24)が設けられている。このように、本実施形態では、熱回収熱交換器(24)は室外熱交換器(6)と並列に設けられている。

0033

排熱回路(3)は、分散電源(1)と熱回収熱交換器(24)とを接続する閉回路に構成されており、回路内には、分散電源(1)の排熱によって加熱された水またはガス等の熱媒体が循環する。

0034

分散電源(1)には、空気調和装置(100)以外の他の電気機器に電気を供給する第1電気供給部(27)と、空気調和装置(100)に電気を供給する第2電気供給部(28)とが設けられている。本実施形態では、第2電気供給部(28)は、分散電源(1)の電気を圧縮機(4)に供給するように構成されている。ただし、第2電気供給部(28)は、分散電源(1)の電気を室内側送風機(25)及び室外側送風機(26)のうちの一方又は両方に供給するように構成されていてもよく、圧縮機(4)、室内側送風機(25)及び室外側送風機(26)のすべてに電気を供給するように構成されていてもよい。

0035

次に、空気調和装置(100)の運転動作について説明する。暖房運転時には、四路切換弁(5)は、図1破線で示す連通状態、すなわち第1ポートと第4ポートとが連通し、第2ポートと第3ポートとが連通する状態に設定される。排熱回路(3)では、分散電源(1)によって加熱された熱媒体が循環する。

0036

圧縮機(4)から吐出された冷媒は、四路切換弁(5)を経て室内熱交換器(9)に流入し、室内熱交換器(9,9)において室内空気と熱交換を行って凝縮する。凝縮した冷媒は、ブリッジ回路(7)に流入し、第2逆止弁(12)及びレシーバ(19)を通過した後、室外熱交換器(6)側と排熱回収回路(22)とに分流する。この際、室外熱交換器(6)を流れる冷媒の流量と排熱回収回路(22)を流れる冷媒の流量とは、膨張弁(20)及び膨張弁(23)の開度を調整することによって、それぞれ自由に調整することができる。

0037

室外熱交換器(6)に流入した冷媒は、室外空気と熱交換を行って蒸発する。一方、熱回収熱交換器(24)に流入した冷媒は、排熱回路(3)の熱媒体と熱交換を行って蒸発する。そして、室外熱交換器(6)及び熱回収熱交換器(24)から流出した冷媒は合流した後、圧縮機(4)に吸入される。

0038

なお、本空気調和装置(100)は、膨張弁(23)を全閉状態に設定することにより、分散電源(1)の排熱を利用せずに暖房運転を行うことも可能である。

0039

また、空気調和装置(100)は、冷房運転も可能である。冷房運転時には、四路切換弁(5)は図1実線で示す連通状態に設定される。そして、圧縮機(4)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(6)で凝縮し、室内熱交換器(9,9)で蒸発し、圧縮機(4)に吸入される。

0040

以上のように、空気調和装置(100)では、暖房運転時に、分散電源(1)の排熱を熱回収熱交換器(24)を介して冷媒回路(2)の冷媒に回収することができるので、分散電源(1)の排熱を有効活用することができる。したがって、分散電源(1)を単に電源だけでなく熱源としても利用することができるので、分散電源(1)の利用効率を向上させることができる。

0041

−変形例−
上記実施形態は熱回収熱交換器(24)を室外熱交換器(6)と並列に設けたものであったが、熱回収熱交換器(24)を室外熱交換器(6)と直列に設けることも可能である。例えば、図2に示すように、熱回収熱交換器(24)を四路切換弁(5)と室外熱交換器(6)との間に設けるようにしてもよい。

0042

暖房運転時には、圧縮機(4)から吐出された冷媒は、室内熱交換器(9,9)で凝縮し、ブリッジ回路(7)を通過した後、室外熱交換器(6)に流入する。室外熱交換器(6)では、冷媒の一部または全部が蒸発する。室外熱交換器(6)を流出した冷媒は、熱回収熱交換器(24)に流入し、熱回収熱交換器(24)を介して排熱回路(3)の熱媒体に加熱され、蒸発し又は過熱される。

0043

冷房運転時には、排熱回路(3)における熱媒体の循環は行われない。そして、圧縮機(4)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(6)で凝縮し、室内熱交換器(9,9)で蒸発し、圧縮機(4)に吸入される。

0044

以上のように、本変形例においても、分散電源(1)の排熱を有効活用することができ、分散電源(1)の利用効率を向上させることができる。

0045

<実施形態2>
−空気調和装置(200)の構成−
図3に示すように、実施形態2に係る空気調和装置(200)は、1次側回路(51)と2次側回路(52)と排熱回路(53)とを備えている。1次側回路(51)は熱源側の冷媒回路であり、2次側回路(52)に温熱又は冷熱を供給する。また、1次側回路(51)は、後述する第1加熱熱交換器(66)及び冷却熱交換器(69)において、2次側回路(52)の2次側冷媒を加熱及び冷却し、2次側回路(52)において冷媒を循環させる駆動力を発生させるものでもある。一方、2次側回路(52)は利用側の冷媒回路であり、室内熱交換器(83)を介して室内に温熱又は冷熱を供給する。排熱回路(53)は、分散電源(1)の排熱を2次側回路(52)の冷媒に供給するものである。

0046

詳しくは、1次側回路(51)は、1次側冷媒が循環する冷媒回路であって、主回路(62)と、加熱回路(60)と、冷却回路(61)とを備えている。

0047

主回路(62)は、圧縮機(54)、四路切換弁(55)、室外熱交換器(56)、レシーバ(63)、膨張弁(57)、及び第1主熱交換器(58)を備えている。圧縮機(54)の吐出配管は四路切換弁(55)の第1ポート(図3に示す下側のポート)に接続され、圧縮機(54)の吸入配管は四路切換弁(55)の第3ポート(図3に示す上側のポート)に接続されている。室外熱交換器(56)とレシーバ(63)と膨張弁(57)と第1主熱交換器(58)とは、四路切換弁(55)の第2ポート(図3に示す右側のポート)から第4ポート(図3に示す左側のポート)に向かって順に配設されている。レシーバ(63)と膨張弁(57)との間には、開閉弁(65)が設けられている。なお、室外熱交換器(56)には、室外送風機(64)が設けられている。

0048

加熱回路(60)には、第1加熱熱交換器(66)と開閉弁(67)とが設けられている。加熱回路(60)の上流端は、主回路(62)におけるレシーバ(63)と開閉弁(65)との間に接続され、加熱回路(60)の下流端は、主回路(62)における開閉弁(65)と膨張弁(57)との間に接続されている。

0049

冷却回路(61)には、膨張弁(68)と冷却熱交換器(69)とが設けられている。冷却回路(61)の上流端は、主回路(62)における加熱回路(60)の下流端と膨張弁(57)との間に接続されている。冷却回路(61)の下流端は、圧縮機(54)の吸入配管に接続されている。なお、図3において、(CV)は逆止弁である。

0050

更に、1次側回路(51)には、バイパス回路(70,71)が設けられている。バイパス回路(70)の上流端は主回路(62)における膨張弁(57)と第1主熱交換器(58)との間に接続され、その下流端は室外熱交換器(56)とレシーバ(63)との間に接続されている。バイパス回路(71)の上流端は主回路(62)における膨張弁(57)と第1主熱交換器(58)との間に接続され、その下流端は室外熱交換器(56)とレシーバ(63)との間に接続されている。バイパス回路(70)の上流端及び下流端は、それぞれ逆止弁(CV)を挟んでバイパス回路(71)の上流端及び下流端よりも室外熱交換器(56)側に位置している。

0051

以上が1次側回路(51)の構成である。これに対し、2次側回路(52)は、利用側回路(81)と駆動力発生回路(82)とを備えている。

0052

利用側回路(81)は、第1主熱交換器(58)と、利用側熱交換器としての室内熱交換器(83)とを備えている。なお、室内熱交換器(83)には、室内送風機(64a)が設けられている。第1主熱交換器(58)の上端と室内熱交換器(83)の上端とは、ガス管(84)を介して接続されている。第1主熱交換器(58)の下端と室内熱交換器(83)の下端とは、液管(85,87)を介して接続されている。室内熱交換器(83)側の液管(85)には、膨張弁(86)が設けられている。第1主熱交換器(58)側の液管(87)は、四路切換弁(88)の第2ポート(図3の右側のポート)に接続され、室内熱交換器(83)側の液管(85)は、四路切換弁(88)の第4ポート(図3の左側のポート)に接続されている。

0053

また、利用側回路(81)には、分散電源(1)の排熱によって2次側冷媒を加熱する第2主熱交換器(89)及び再熱熱交換器(90)が設けられている。第2主熱交換器(89)は、第1主熱交換器(58)と並列に設置されている。再熱熱交換器(90)は、液管(85)における四路切換弁(88)と膨張弁(86)との間に設けられている。

0054

駆動力発生回路(82)には、2次側冷媒を貯留する第1タンク(91)及び第2タンク(92)と、第1加熱熱交換器(66)及び第2加熱熱交換器(94)と、冷却熱交換器(69)とが設けられている。詳細は後述するが、駆動力発生回路(82)は、第1及び第2タンク(91,92)を加熱熱交換器(66,94)と冷却熱交換器(69)とに交互に連通させてタンク(91,92)内を加減圧し、これによって2次側冷媒に循環駆動力を付与するように構成されている。また、駆動力発生回路(82)には、補助タンク(93)とバッファタンク(95)とが設けられている。

0055

第1タンク(91)及び第2タンク(92)には、回収用液配管(96)と押出し用液配管(97)とがそれぞれ接続されている。

0056

押出し用液配管(97)は、一端側が3本の分岐管(97a,97b,97c)に分岐され、他端が四路切換弁(88)の第3ポート(図3の上側のポート)に接続されている。分岐管(97a,97b,97c)は、第1タンク(91)、第2タンク(92)、補助タンク(93)にそれぞれ接続されている。これら分岐管(97a,97b,97c)のうち、第1タンク(91)及び第2タンク(92)に接続する分岐管(97a,97b)には、タンク(91,92)からの冷媒の流出のみを許容する逆止弁(CV1)が設けられている。また、補助タンク(93)に接続する分岐管(97c)には、補助タンク(93)への冷媒の流入のみを許容する逆止弁(CV2)が設けられている。

0057

回収用液配管(96)は、一端が四路切換弁(88)の第1ポート(図3の下側のポート)に接続され、他端が2本の分岐管(96a,96b)に分岐している。分岐管(96a)は第1タンク(91)に接続され、分岐管(96b)は第2タンク(92)に接続されている。これら分岐管(96a,96b)の各々には、タンク(91,92)への冷媒の流入のみを許容する逆止弁(CV3)が設けられている。

0058

加熱熱交換器(66,94)は、タンク(91,92,93)を加圧するためのものである。加熱熱交換器(66,94)は、ガス供給管(98)を介して、第1タンク(91)、第2タンク(92)及び補助タンク(93)のそれぞれと接続されている。ガス供給管(98)の一端は分岐し、一方の分岐管は第1加熱熱交換器(66)の上端部に接続され、他方の分岐管は第2加熱熱交換器(94)の上端部に接続されている。ガス供給管(98)の他端は3本の分岐管(98a,98b,98c)に分岐している。分岐管(98a)は第1タンク(91)の上端部に接続され、分岐管(98b)は第2タンク(92)の上端部に接続され、分岐管(98c)は補助タンク(93)の上端部に接続されている。分岐管(98a)には第1加圧電磁弁(P1)が設けられ、分岐管(98b)には第2加圧電磁弁(P2)が設けられ、分岐管(98c)には第3加圧電磁弁(P3)が設けられている。

0059

また、加熱熱交換器(66,94)は、液回収管(99)を介して、補助タンク(93)と連通している。液回収管(99)は、一端が補助タンク(93)の下端部に接続され、他端が加熱熱交換器(66,94)の下端部に接続されている。この液回収管(99)には、補助タンク(93)からの冷媒の流出のみを許容する逆止弁(CV4)とバッファタンク(95)とが、補助タンク(93)から加熱熱交換器(66,94)に向かって順に設けられている。

0060

加熱熱交換器(66,94)では、液回収管(99)を通じて供給された液冷媒が蒸発する。一方、加熱熱交換器(66,94)のガス冷媒は、ガス供給管(98)を通じてタンク(91,92,93)に供給される。加熱熱交換器(66,94)内のガス冷媒は比較的高圧であるので、この高圧のガス冷媒がタンク(91,92,93)に供給されることにより、タンク(91,92,93)の加圧が行われることになる。

0061

また、バッファタンク(95)と加熱熱交換器(66,94)とは、均圧管(49)により連通されている。この均圧管(49)は、一端がバッファタンク(95)の上端部に接続され、他端がガス供給管(98)を介して加熱熱交換器(66,94)の上端部に接続されている。

0062

冷却熱交換器(69)は、タンク(91,92,93)を減圧するためのものである。冷却熱交換器(69)は、ガス回収管(48)を介して、第1タンク(91)、第2タンク(92)及び補助タンク(93)のそれぞれと接続されている。ガス回収管(48)は、一端が3本の分岐管(48a,48b,48c)しており、他端が冷却熱交換器(69)の上端部に接続されている。分岐管(48a)は第1タンク(91)の上端部に接続され、分岐管(48b)は第2タンク(92)の上端部に接続され、分岐管(48c)は補助タンク(93)の上端部に接続されている。分岐管(48a)には第1減圧電磁弁(V1)が設けられ、分岐管(48b)には第2減圧電磁弁(V2)が設けられ、分岐管(48c)には第3減圧電磁弁(V3)が設けられている。

0063

また、冷却熱交換器(69)は、液供給管(47)を介して、第1タンク(91)及び第2タンク(92)と接続されている。液供給管(47)は、一端が冷却熱交換器(69)の下端部に接続され、他端が2本の分岐管(47a,47b)に分岐している。分岐管(47a)は、ガス供給管(98)の分岐管(98a)を介して、第1タンク(91)に接続されている。分岐管(47b)は、ガス供給管(98)の分岐管(98b)を介して、第2タンク(92)に接続されている。これら分岐管(47a,47b)のそれぞれには、タンク(91,92)に向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(CV5)が設けられている。

0064

冷却熱交換器(69)は、ガス回収管(48)を通じてタンク(91,92,93)からガス冷媒を吸引し、凝縮させる。これにより、タンク(91,92,93)の減圧が行われることになる。凝縮した冷媒は、液供給管(47)を通じてタンク(91,92)に戻される。

0065

なお、第1タンク(91)及び第2タンク(92)は、冷却熱交換器(69)よりも低い位置に設置されている。補助タンク(93)は、加熱熱交換器(66,94)よりも高い位置に設置されている。バッファタンク(95)は、加熱熱交換器(66,94)よりも上方でかつ補助タンク(93)よりも下方に設置されている。このバッファタンク(95)は、運転中及び起動時に加熱熱交換器(66,94)に対して液冷媒を安定して供給する目的で設けられているものである。

0066

排熱回路(53)には、前述した第2主熱交換器(89)と第2加熱熱交換器(94)と再熱熱交換器(90)とが設けられている。この排熱回路(53)には、分散電源(1)の排熱によって加熱された熱媒体が循環する。

0067

−空気調和装置(200)の運転動作−
次に、空気調和装置(200)の運転動作について説明する。

0068

(暖房運転)まず、図4を参照しながら、暖房運転時の動作を説明する。

0069

排熱回路(53)では、分散電源(1)の排熱によって加熱された熱媒体が循環する。そして、この熱媒体は、第2主熱交換器(89)及び第2加熱熱交換器(94)のそれぞれにおいて、2次側冷媒を加熱する。なお、暖房運転時には、図示しない開閉弁が閉鎖することにより、再熱熱交換器(90)における熱媒体の循環は行われない。

0070

1次側回路(51)では、四路切換弁(55)が図4に破線で示すように設定される。主回路(62)にあっては、圧縮機(54)から吐出された1次側冷媒は、第1主熱交換器(58)において凝縮し、第1主熱交換器(58)を介して2次側冷媒を加熱する。第1主熱交換器(58)を流出した1次側冷媒は、バイパス回路(71)を流通し、レシーバ(63)に流入する。レシーバ(63)から流出した冷媒は膨張弁(57)で膨張した後、室外熱交換器(56)において蒸発する。蒸発後の冷媒は四路切換弁(55)を経て、圧縮機(54)に吸入される。

0071

上記主回路(62)において、レシーバ(63)を流出した冷媒は分流し、分流後の一方の冷媒は加熱回路(60)に流入する。加熱回路(60)に流入した冷媒は、第1加熱熱交換器(66)において凝縮し、第1加熱熱交換器(66)内の2次側冷媒を加熱する。そして、第1加熱熱交換器(66)を流出した冷媒は、再び主回路(62)に戻り、主回路(62)を流れる冷媒と合流する。

0072

また、主回路(62)において、膨張弁(57)の上流側の冷媒は分流し、分流後の一方の冷媒は冷却回路(61)に流入する。冷却回路(61)に流入した冷媒は、膨張弁(68)で膨張した後、冷却熱交換器(69)において蒸発し、冷却熱交換器(69)内の2次側冷媒を冷却する。そして、冷却熱交換器(69)を流出した冷媒は、圧縮機(54)の吸入配管に流入し、再び主回路(62)の冷媒と合流する。

0073

2次側回路(52)では、四路切換弁(88)が図4に破線で示すように設定される。この状態で、駆動力発生回路(82)の加圧電磁弁(P1,P2,P3)及び減圧電磁弁(V1,V2,V3)を開閉し、2次側冷媒に搬送駆動力を付与する。そして、利用側回路(81)では、第1主熱交換器(58)及び第2主熱交換器(89)と室内熱交換器(83)との間で2次側冷媒が相変化しつつ循環し、1次側回路(51)及び排熱回路(53)から吸収した温熱が室内熱交換器(83)へ搬送される。

0074

具体的に、加圧電磁弁(P1,P2,P3)が次の第1状態にあるところから説明する。すなわち、第1状態では、第1タンク(91)の加圧電磁弁(P1)、第2タンク(92)の減圧電磁弁(V2)、及び補助タンク(93)の加圧電磁弁(P3)は開放され、第1タンク(91)の減圧電磁弁(V1)、第2タンク(92)の加圧電磁弁(P2)、及び補助タンク(93)の電圧電磁弁(V3)は閉鎖されている。

0075

この状態においては、第1タンク(91)は加熱熱交換器(66,94)と連通する。加熱熱交換器(66,94)では2次側冷媒が蒸発し、加熱熱交換器(66,94)内は高圧状態に維持されている。したがって、第1タンク(91)には、加熱熱交換器(66,94)の高圧のガス冷媒がガス供給管(98)を通じて供給され、これによって第1タンク(91)が加圧される。第1タンク(91)が加圧されると、貯留されていた液冷媒が第1タンク(91)から押し出される。第1タンク(91)から押し出された液冷媒は、図4に実線の矢印で示すように、押出し用液配管(97)の分岐管(97a)から押出し用液配管(97)へ流れ、四路切換弁(88)を通って液管(87)に流れ込む。

0076

一方、第2タンク(92)は、冷却熱交換器(69)と連通する。冷却熱交換器(69)では2次側冷媒が凝縮し、冷却熱交換器(69)内は低圧状態に維持されている。したがって、第2タンク(92)内のガス冷媒がガス回収管(48)を通じて冷却熱交換器(69)に吸引され、これによって第2タンク(92)が減圧される。第2タンク(92)が減圧されると、第2タンク(92)に向かって液冷媒が回収される。すなわち、図4に実線の矢印で示すように、液管(85)の液冷媒が吸引され、四路切換弁(88)、回収用液配管(96)、分岐管(96b)を順に流れて第2タンク(92)に回収される。

0077

また、補助タンク(93)は、加熱熱交換器(66,94)と連通している。したがって、加熱熱交換器(66,94)のガス冷媒は分岐管(98c)を通じて補助タンク(93)へも供給され、これによって補助タンク(93)が加圧される。加圧された補助タンク(93)からは、液冷媒が押し出される。この液冷媒は、図4に破線の矢印で示すように、バッファタンク(95)を通って液回収管(99)を流れ、加熱熱交換器(66,94)へ流入する。そして、加熱熱交換器(66,94)は、液回収管(99)を通じて送り込まれた液冷媒が蒸発することで高圧状態に維持される。

0078

その後、補助タンク(93)がほぼ空の状態になると、今度は補助タンク(93)の加圧電磁弁(P3)を閉鎖し、減圧電磁弁(V3)を開放する。この状態で、補助タンク(93)が冷却熱交換器(69)と連通し、補助タンク(93)が減圧される。減圧された補助タンク(93)には、押出し用液配管(97)を流れる冷媒の一部が分岐管(97c)を通じて回収される。

0079

補助タンク(93)が液冷媒で満たされると、再び補助タンク(93)の加圧電磁弁(P3)を開放するとともに減圧電磁弁(V3)を閉鎖し、補助タンク(93)から加熱熱交換器(66,94)へ液冷媒を送り出す。以上のような補助タンク(93)の加減圧を繰り返し、加熱熱交換器(66,94)へ液冷媒を供給する。

0080

2次側回路(52)の利用側回路(81)では、上述のような第1タンク(91)からの液冷媒の押し出しと第2タンク(92)への液冷媒の回収とによって、2次側冷媒が循環する。

0081

具体的に、第1タンク(91)から押し出された液冷媒は、液管(87)を通じて第1主熱交換器(58)及び第2主熱交換器(89)へと送られる。第1主熱交換器(58)に流入した液冷媒は、1次側回路(51)を流れる1次側冷媒と熱交換を行って蒸発する。一方、第2主熱交換器(89)に流入した液冷媒は、排熱回路(53)を流れる熱媒体と熱交換を行って蒸発する。第1主熱交換器(58)及び室内熱交換器(9)を流出したガス冷媒は、ガス管(84)を流れ、室内熱交換器(83)に流入する。室内熱交換器(83)に流入したガス冷媒は、室内空気と熱交換を行って凝縮する。この際、室内空気は加熱され、暖房が実行される。凝縮した冷媒は、室内熱交換器(83)を流出した後、膨張弁(86)、再熱熱交換器(90)、四路切換弁(88)を通過し、回収用液配管(96)を通じて第2タンク(92)に回収される。

0082

上述の第1状態の動作を所定時間行った後、又は第1タンク(91)の液冷媒が所定量以下になった後に、電磁弁(P1,P2,P3,V1,V2,V3)を以下のように切り換える。

0083

第2状態では、第1タンク(91)の加圧電磁弁(P1)及び第2タンク(92)の減圧電磁弁(V2)を閉鎖し、第1タンク(91)の減圧電磁弁(V1)及び第2タンク(92)の加圧電磁弁(P2)を開放する。これにより、第1タンク(91)は減圧され、逆に、第2タンク(92)は加圧される。このため、第2タンク(92)から押し出された液冷媒は上述の第1状態と同様に循環し、第1タンク(91)に回収される。なお、補助タンク(93)の加圧電磁弁(P3)及び減圧電磁弁(V3)の開閉は、独自のタイミングで行われる。つまり、第1及び第2タンク(91,92)の加圧電磁弁(P1,P2)及び減圧電磁弁(V1,V2)の開閉と無関係に行われる。

0084

(冷房運転)次に、図5を参照しながら、冷房運転時の動作を説明する。1次側回路(51)では、四路切換弁(55)が図5に実線で示すように設定される。1次側回路(51)の主回路(62)では、圧縮機(54)から吐出された冷媒は、四路切換弁(55)を通過して室外熱交換器(56)に流入し、室外熱交換器(56)において凝縮する。室外熱交換器(56)を流出した冷媒は、レシーバ(63)を経た後、膨張弁(57)で膨張する。膨張後の冷媒は、第1主熱交換器(58)において蒸発し、2次側冷媒を冷却する。第1主熱交換器(58)を流出した冷媒は、四路切換弁(55)を通過し、圧縮機(54)に吸入される。

0085

上記主回路(62)において、レシーバ(63)を流出した冷媒は分流し、分流後の一方の冷媒は加熱回路(60)に流入する。加熱回路(60)に流入した冷媒は、第1加熱熱交換器(66)において凝縮し、第1加熱熱交換器(66)内の2次側冷媒を加熱する。そして、第1加熱熱交換器(66)を流出した冷媒は、再び主回路(62)に戻り、主回路(62)を流れる冷媒と合流する。

0086

また、主回路(62)において、膨張弁(57)の上流側の冷媒は分流し、分流後の一方の冷媒は冷却回路(61)に流入する。冷却回路(61)に流入した冷媒は、膨張弁(68)で膨張した後、冷却熱交換器(69)において蒸発し、冷却熱交換器(69)内の2次側冷媒を冷却する。そして、冷却熱交換器(69)を流出した冷媒は、圧縮機(54)の吸入配管に流入し、再び主回路(62)の冷媒と合流する。

0087

2次側回路(52)では、四路切換弁(88)が図5に実線で示すように切り換えられ、この状態で加圧電磁弁(P1,P2,P3)及び減圧電磁弁(V1,V2,V3)を開閉し、2次側冷媒に循環駆動力が付与される。なお、図5における実線の矢印は、第2タンク(92)から液冷媒を押し出し、第1タンク(91)に液冷媒を回収する状態(第2状態)の冷媒の流れを示している。

0088

駆動力発生回路(82)の動作は、前述した暖房運転時と同様である。そして、利用側回路(81)では、第1主熱交換器(58)及び第2主熱交換器(89)と室内熱交換器(83)との間で2次側冷媒が相変化しつつ循環し、1次側回路(51)で生成された冷熱が室内熱交換器(83)へ搬送される。

0089

具体的に、第2タンク(92)から押し出された液冷媒は、押出し用液配管(97)及び四路切換弁(88)を通って、液管(85)へ送り出される。液管(85)を流れる冷媒は、再熱熱交換器(90)において、排熱回路(53)を流れる熱媒体と熱交換を行って加熱される。この再熱熱交換器(90)では、液管(85)の周囲における空気の露点温度よりもやや高い温度にまで冷媒が加熱される。すなわち、第2タンク(92)からの液冷媒は、再熱熱交換器(90)で所定温度にまで加熱され、室内熱交換器(83)に供給される。したがって、再熱熱交換器(90)よりも下流側の液管(85)では、結露は生じない。

0090

次に、再熱熱交換器(90)を流出した冷媒は、膨張弁(86)で減圧された後に室内熱交換器(83)に流入する。室内熱交換器(83)では、冷媒と室内空気とが熱交換を行い、冷媒は蒸発する。この際、室内空気は冷却され、室内の冷房が行われる。室内熱交換器(83)で蒸発した冷媒は、ガス管(84)を通って第1主熱交換器(58)及び第2主熱交換器(89)に流れる。

0091

第1主熱交換器(58)では、2次側冷媒が1次側回路(51)の1次側冷媒と熱交換を行い、凝縮する。一方、第2主熱交換器(89)では、2次側冷媒が排熱回路(53)の熱媒体と熱交換を行い、凝縮する。

0092

第1主熱交換器(58)及び第2主熱交換器(89)で凝縮した冷媒は、液管(87)及び四路切換弁(88)を通過し、回収用液配管(96)から第1タンク(91)に回収される。

0093

このような第2状態の動作を所定時間行った後、駆動力発生回路(82)の加圧電磁弁(P1,P2)及び減圧電磁弁(V1,V2)を切り換え、前述の第1状態の動作が行われる。

0094

以上のように、第1状態と第2状態とを交互に切り換えることによって、利用側回路(81)において2次側冷媒は連続的に循環する。なお、補助タンク(93)の加圧電磁弁(P3)及び減圧電磁弁(V3)の開閉は、独自のタイミングで行われる。

0095

−効果−
以上のように、本実施形態によれば、第2加熱熱交換器(94)において、排熱回路(53)の熱媒体と2次側回路(52)の2次側冷媒とを熱交換させ、分散電源(1)の排熱によって2次側冷媒を加熱するので、分散電源(1)の排熱を2次側冷媒の搬送駆動力の発生のために有効に利用することができる。

0096

また、暖房運転時に、第2主熱交換器(89)において、排熱回路(53)の熱媒体と2次側回路(52)の2次側冷媒とを熱交換させ、分散電源(1)の排熱によって2次側冷媒を加熱するので、分散電源(1)の排熱を暖房時の熱源の一部として有効に利用することができる。

0097

また、冷房運転時に、再熱熱交換器(90)において、排熱回路(53)の熱媒体と2次側回路(52)の液管(85)の2次側冷媒とを熱交換させ、分散電源(1)の排熱によって2次側冷媒を加熱するので、分散電源(1)の排熱を液管(85)の結露防止のために有効に利用することができる。

0098

このように本実施形態においても、分散電源(1)の排熱を有効活用することができ、分散電源(1)の利用効率を向上させることができる。

0099

なお、本実施形態においても、分散電源(1)の電気は圧縮機(4)の運転に利用される。また、分散電源(1)の電気を室外送風機(64)又は室内送風機(64a)の運転に利用してもよいことは勿論である。

図面の簡単な説明

0100

図1実施形態1に係る空気調和装置の構成図である。
図2実施形態1の変形例に係る空気調和装置の構成図である。
図3実施形態2に係る空気調和装置の構成図である。
図4実施形態2に係る空気調和装置における暖房運転時の冷媒循環を示す構成図である。
図5実施形態2に係る空気調和装置における冷房運転時の冷媒循環を示す構成図である。

--

0101

(1)分散電源
(2)冷媒回路
(3)排熱回路
(4)圧縮機
(5) 四路切換弁
(6)室外熱交換器
(7)ブリッジ回路
(8) 室内側電動弁
(9)室内熱交換器
(19)レシーバ
(22)排熱回収回路
(24)熱回収熱交換器
(27) 第1電気供給部
(28) 第2電気供給部
(58) 第1主熱交換器(主熱交換器)
(89) 第2主熱交換器(主熱交換器)
(91) 第1タンク(第1冷媒貯留手段)
(92) 第2タンク(第2冷媒貯留手段)
(100) 空気調和装置

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    【課題】低負荷においても効率の低下を緩和できるチラーシステムを提供する。【解決手段】冷媒循環路を循環する冷媒を圧縮する電気駆動式圧縮機45を有し、冷媒の凝縮熱又は蒸発熱により第1熱媒体を加熱又は冷却す... 詳細

  • 株式会社デンソーの「 冷風発生装置」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】使用開始時に、所望の温度の冷風を供給することができる冷風発生装置を提供する。【解決手段】冷風発生装置1は、冷風供給場所に送風空気を送風する第1送風機18と、第1送風機18によって送風される送風... 詳細

  • 株式会社デンソーの「 磁気熱量効果材料の成形体の製造方法」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】特性変化を抑制できる磁気熱量効果材料の成形体の製造方法を提供する。【解決手段】磁気熱量効果材料の成形体の製造方法であって、成形工程S4と、脱脂工程S5、S6と、を有する。成形工程は、La(Fe... 詳細

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