図面 (/)

技術 工業用殺菌・静菌剤および工業的殺菌・静菌方法

出願人 株式会社片山化学工業研究所
発明者 辻勝次平嶋英則
出願日 1993年4月28日 (27年0ヶ月経過) 出願番号 2002-316285
公開日 2003年8月5日 (16年8ヶ月経過) 公開番号 2003-221301
状態 特許登録済
技術分野 一般的な熱交換又は熱伝達装置の細部4 紙(4) 農薬・動植物の保存
主要キーワード 供試水 ブロモニトロ化合物 有機窒素系化合物 効力確認 ジアセトキシプロパン 冷却水系統 油性塗料 金属加工油剤
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年8月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

少量の添加で種々の微生物に対して強力な殺菌効果を有する工業用殺菌静菌剤を提供することを課題とする。

解決手段

一般式(I):

化1

(式中、Xはハロゲン原子である)で表わされるジハロゲングリオキシムと、特定の有機ブロム系化合物有機窒素系化合物および有機硫黄系化合物から選択された特定の工業用殺菌成分とを有効成分として含有することを特徴とする工業用殺菌・静菌剤により、上記の課題を解決する。

概要

背景

従来から紙・パルプ工業における抄紙工程や各種工業における冷却水系統には、細菌や真菌によるスライムが発生し、生産品品質低下生産効率の低下などの障害があることが知られている。また、多くの工業製品、例えば重油スラッジ金属加工油剤繊維油剤ペイント類、各種ラテックス糊剤などでは細菌や真菌による腐敗汚染が発生し、製品汚損し価値を低下させる。

これらの微生物による障害を防止するため、多くの殺菌剤が使用されてきた。古くは有機水銀化合物塩素化フェノール化合物などが使用されていたが、これらの薬剤人体魚介類に対する毒性が強く、環境汚染をひき起こすため、使用が規制されるようになり、最近では比較的低毒性のメチレンビスチオシアネート、1,2-ベンゾイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンに代表される有機窒素硫黄系、2,2-ジブロモ−2−ニトエタノール、2,2-ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,2-ビスブロモアセトキシエタン、1,4-ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、ビストリブロモメチルスルホンに代表される有機ブロム系および4,5-ジクロロ−1,2-ジチオール−3−オンに代表される有機硫黄系などの化合物工業用殺菌静菌剤として汎用されている(日本防菌防黴学会より昭和61年発行の「防菌防黴剤事典」参照:非特許文献1)。

ジクロログリオキシムは、代表的なグラム陰性菌グラム陽性菌発育阻止効果を示すことが知られている〔Dirasat 13(7), 185〜188(1986):非特許文献2〕。しかしながら特定の他の薬剤と組合わせて相乗的な殺菌効果が発揮されることは知られていない。

概要

少量の添加で種々の微生物に対して強力な殺菌効果を有する工業用殺菌・静菌剤を提供することを課題とする。

一般式(I):

(式中、Xはハロゲン原子である)で表わされるジハロゲン化グリオキシムと、特定の有機ブロム系化合物有機窒素系化合物および有機硫黄系化合物から選択された特定の工業用殺菌成分とを有効成分として含有することを特徴とする工業用殺菌・静菌剤により、上記の課題を解決する。

目的

上記に示したジクロログリオキシムは殺菌作用を有するが比較的弱い。従って、少量の添加で種々の微生物に対して強力な殺菌効果を有する工業用殺菌・静菌剤を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

一般式(I):

請求項

ID=000003HE=015 WI=082 LX=0640 LY=0400(式中、Xはハロゲン原子である)で表わされるジハロゲングリオキシムと、(A)2−ブロモ−2−ニトロ−1,3-ジアセトキシプロパントリブロモニトロメタン、β−ブロモ−β−ニトロスチレン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3-ジオキサンおよび5−ブロモ−2−メチル−5−ニトロ−1,3-ジオキサンから選択された有機ブロモニトロ化合物メチレンビスブロモアセテートおよびベンジルブロモアセテートから選択された有機ブロム酢酸エステル;ならびにN−ブロモアセトアミドおよび2−ブロモアセトアミドから選択された有機ブロム酢酸アミド類から選択された少なくとも1種の有機ブロム系化合物、(B)α−クロベンズアルドキシム、5−クロロ−2,4,6-トリフルオロイソフタロニトリルおよび5−クロロ−2,4-ジフルオロ−6−メトキシイソフタロニトリルから選択された有機窒素系化合物、および(C)ビス(トリブロモメチルスルホンおよびビス(トリクロロメチル)スルホンから選択された有機硫黄系化合物から選択された少なくとも1種の特定の工業用殺菌成分とを有効成分として含有することを特徴とする工業用殺菌・静菌剤

請求項2

一般式(I)で表されるジハロゲン化グリオキシムと特定の工業用殺菌成分との配合割合重量比として)が、20:1〜1:20である請求項1に記載の工業用殺菌・静菌剤。

請求項3

一般式(I)で表されるジハロゲン化グリオキシムと特定の工業用殺菌成分との配合割合(重量比として)が、5:1〜1:10である請求項1に記載の工業用殺菌・静菌剤。

請求項4

工業的殺菌・静菌対象系中に、請求項1の一般式(I)で表されるジハロゲン化グリオキシムと請求項1に記載の特定の工業用殺菌成分とを同時にまたは別々に添加して殺菌を行うことを特徴とする工業的殺菌・静菌方法

請求項5

一般式(I)で表されるジハロゲン化グリオキシムと特定の工業用殺菌成分との配合割合(重量比として)が20:1〜1:20であり、かつそれらの合計濃度が0.05〜20mg/lである請求項4に記載の工業的殺菌・静菌方法。

技術分野

0001

この発明は、工業用殺菌静菌剤および工業的殺菌・静菌方法に関する。さらに詳しくは、この発明は、紙・パルプ工業における抄紙工程水、各種工業用冷却水洗浄水重油スラッジ金属加工油剤繊維油剤ペイント防汚塗料紙用塗工液ラテックス糊剤などの防腐や殺菌・静菌に有用な工業用殺菌・静菌剤および工業的殺菌・静菌方法に関する。

背景技術

0002

従来から紙・パルプ工業における抄紙工程や各種工業における冷却水系統には、細菌や真菌によるスライムが発生し、生産品品質低下生産効率の低下などの障害があることが知られている。また、多くの工業製品、例えば重油スラッジ、金属加工油剤、繊維油剤、ペイント類、各種ラテックス、糊剤などでは細菌や真菌による腐敗汚染が発生し、製品汚損し価値を低下させる。

0003

これらの微生物による障害を防止するため、多くの殺菌剤が使用されてきた。古くは有機水銀化合物塩素化フェノール化合物などが使用されていたが、これらの薬剤人体魚介類に対する毒性が強く、環境汚染をひき起こすため、使用が規制されるようになり、最近では比較的低毒性のメチレンビスチオシアネート、1,2-ベンゾイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンに代表される有機窒素硫黄系、2,2-ジブロモ−2−ニトエタノール、2,2-ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,2-ビスブロモアセトキシエタン、1,4-ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、ビストリブロモメチルスルホンに代表される有機ブロム系および4,5-ジクロロ−1,2-ジチオール−3−オンに代表される有機硫黄系などの化合物が工業用殺菌・静菌剤として汎用されている(日本防菌防黴学会より昭和61年発行の「防菌防黴剤事典」参照:非特許文献1)。

0004

ジクロログリオキシムは、代表的なグラム陰性菌グラム陽性菌発育阻止効果を示すことが知られている〔Dirasat 13(7), 185〜188(1986):非特許文献2〕。しかしながら特定の他の薬剤と組合わせて相乗的な殺菌効果が発揮されることは知られていない。

0005

日本防菌防黴学会より昭和61年発行の「防菌防黴剤事典」

発明が解決しようとする課題

0006

上記に示したジクロログリオキシムは殺菌作用を有するが比較的弱い。従って、少量の添加で種々の微生物に対して強力な殺菌効果を有する工業用殺菌・静菌剤を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

かくして、この発明によれば、一般式(I):

0008

0009

(式中、Xはハロゲン原子である)で表わされるジハロゲン化グリオキシムと、(A)2−ブロモ−2−ニトロ−1,3-ジアセトキシプロパン、トリブロモニトロメタン、β−ブロモ−β−ニトロスチレン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3-ジオキサンおよび5−ブロモ−2−メチル−5−ニトロ−1,3-ジオキサンから選択された有機ブロモニトロ化合物メチレンビスブロモアセテートおよびベンジルブロモアセテートから選択された有機ブロム酢酸エステル;ならびにN−ブロモアセトアミドおよび2−ブロモアセトアミドから選択された有機ブロム酢酸アミド類から選択された少なくとも1種の有機ブロム系化合物、(B)α−クロロベンズアルドキシム、5−クロロ−2,4,6-トリフルオロイソフタロニトリルおよび5−クロロ−2,4-ジフルオロ−6−メトキシイソフタロニトリルから選択された有機窒素系化合物、および(C)ビス(トリブロモメチル)スルホンおよびビス(トリクロロメチル)スルホンから選択された有機硫黄系化合物から選択された少なくとも1種の特定の工業用殺菌成分とを有効成分として含有することを特徴とする工業用殺菌・静菌剤が提供される。

0010

また、この発明によれば、工業的殺菌・静菌対象系中に、上記の一般式(I)で表されるジハロゲン化グリオキシムと上記の特定の工業用殺菌成分とを同時にまたは別々に添加して殺菌を行うことを特徴とする工業的殺菌・静菌方法が提供される。

発明を実施するための最良の形態

0011

この発明は、ジハロゲン化グリオキシムと上記の特定の工業用殺菌成分とを併用することにより、夫々単独よりも優れた殺菌作用が発揮され、すなわち抗菌スペクトルが拡大し、殺菌作用が増強されるという事実の発見に基づくものである。これは両者の相乗効果によるものと考えられる。また、この発明の工業用殺菌・静菌剤は、還元性環境、例えば還元性物質が5mg/l(亜硫酸イオン換算)以上存在する環境においても優れた殺菌力を発揮する。

0012

一般式(I)においてXで示される「ハロゲン原子」としては、塩素臭素フッ素またはヨウ素原子が挙げられ、中でも塩素が特に好ましい。したがって、一般式(I)で表されるジハロゲン化グリオキシムとしては、ジクロログリオキシム、ジブロモグリオキシム、ジフルオログリオキシムおよびジヨードグリオキシムが挙げられ、中でもジクロログリオキシムが特に好ましい。このジハロゲン化グリオキシムは、グリオキシムのハロゲン化により簡単に合成することができる。

0013

また、この発明に用いられる特定の工業用殺菌成分は、以下に示す特定の有機ブロム系化合物、有機窒素系および有機硫黄系化合物である。
(A)有機ブロム系化合物は、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3-ジアセトキシプロパン、トリブロモニトロメタン、β−ブロモ−β−ニトロスチレン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3-ジオキサンおよび5−ブロモ−2−メチル−5−ニトロ−1,3-ジオキサンから選択された有機ブロモニトロ化合物;メチレンビスブロモアセテートおよびベンジルブロモアセテートから選択された有機ブロム酢酸エステル;ならびにN−ブロモアセトアミドおよび2−ブロモアセトアミドから選択された有機ブロム酢酸アミド類から選択される。これらの化合物の中でも、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3-ジアセトキシプロパン、β−ブロモ−β−ニトロスチレンおよび5−ブロモ−5−ニトロ−1,3-ジオキサンが特に好ましい。

0014

(B)有機窒素系化合物は、α−クロロベンズアルドキシム、5−クロロ−2,4,6-トリフルオロイソフタロニトリルおよび5−クロロ−2,4-ジフルオロ−6−メトキシイソフタロニトリルから選択される。

0015

(C)有機硫黄系化合物は、ビス(トリブロモメチル)スルホンおよびビス(トリクロロメチル)スルホンから選択される。

0016

また、その他の特定の工業用殺菌成分としては、3−アセトキシ−1,1,2-トリヨード−1−プロペングルタルジアルデヒドジクロロフェン過酸化水素および無水マレイン酸などが挙げられる。なお、特定の工業用殺菌成分は、1種以上を組合せて使用してもよい。

0017

この発明の有効成分であるジハロゲン化グリオキシムと特定の工業用殺菌成分との組合せにおいて相乗効果が発揮される比率重量比)としては、20:1〜1:20とするのが適しており、5:1〜1:10とするのが特に好ましい。

0018

この発明の有効成分は、通常、液剤、特に水性製剤の形態で製剤化して用いるのが好ましい。しかし、これに限定されることなく、使用対象によっては粉剤などの形態で用いてもよい。

0019

殺菌対象系が製紙工程のプロセス水や工業用冷却水などの各種水系の場合には、通常、液剤、特に水性製剤が用いられる。すなわち、有効成分を水および/または親水性溶媒に溶解し、さらに必要により、界面活性剤を添加して調製することができる。

0021

界面活性剤としては、カチオン性アニオン性ノニオン性または両性界面活性剤の何れであってもよいが、製剤としての安定性の点でノニオン性界面活性剤が特に好ましい。このノニオン性界面活性剤としては、高級アルコールエチレンオキサイド付加物エチレンオキサイドは以下「E.O」と略す)、アルキルフェノール(E.O)付加物脂肪酸(E.O)付加物、多価アルコール脂肪酸エステル(E.O)付加物、高級アルキルアミン(E.O)付加物、脂肪酸アミド(E.O)付加物、油脂の(E.O)付加物、プロピレンオキサイド〔以下、「P.O」と略す〕(E.O)共重合体、アルキルアミン(P.O)(E.O)共重合体付加物、グリセリン脂肪酸エステルペンタエリスリトールの脂肪酸エステル、ソルビトールおよびソルビタンの脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、多価アルコールアルキルエーテルアルキロールアミドなどが挙げられる。

0022

これら製剤の配合割合は、工業用殺菌・静菌剤の有効成分の合計量1〜50重量部、界面活性剤が該有効成分の合計1重量部に対して少なくとも0.01重量部であり、残部を親水性有機溶媒とするのが好ましい。

0023

また、殺菌対象系が重油スラッジ、切削油油性塗料などの油系の場合には、灯油、重油、スピンドル油などの炭化水素溶媒を用いて液剤とするのが好ましく、各種界面活性剤を用いてもよい。

0024

さらに、この発明の有効成分がそれぞれに直接溶解または分散しうる殺菌対象系に対しては、直接または固体希釈剤(例えば、カオリンクレーベントナイトCMCなど)で希釈した粉剤として用いてもよく、各種界面活性剤を用いてもよい。また、組合せによっては、溶媒や界面活性剤なしに有効成分のみで製剤としてもよい。

0025

この発明の組成物添加量は、組合わせた有効成分により、また、殺菌・静菌対象物により異なるが、ことに製紙工程のプロセス水系や工業用の冷却水系に添加される場合、微生物の発育を抑制する濃度(静菌濃度)としては、通常、有効成分の濃度として0.05〜20mg/lで十分である。また、殺菌的に使用する場合には、有効成分の濃度として0.1〜20mg/lで目的を達成することができる。

0026

この発明の方法において、上記の有効成分を同時に添加する場合には、前述したように同一製剤として用いるのが簡便であるが、製剤の長期貯蔵安定性などの点でそれぞれ分離しておくのが好ましい場合や別々に添加される場合には、それぞれ別の製剤として用いられる。この観点より、工業的殺菌・静菌対象系中に、上記の有効成分を同時にまたは別々に添加することを特徴とする工業的殺菌・静菌方法が提供される。

0027

別々に添加する場合においても通常、それぞれ液剤とするのが簡便である。例えば、このような製剤は、前述の有機溶媒や界面活性剤を添加して調製することができる。また、この発明の有効成分がそれぞれ直接溶解もしくは分散しうる工業的殺菌・静菌対象系に対しては直接または粉剤としても用いることができる。

0028

上記の方法で、有効成分の添加濃度、ジハロゲン化グリオキシムと特定の工業用殺菌成分との配合割合は、殺菌・静菌対象系中の菌の種類と量、特定の工業用殺菌成分の種類によって異なるが、上記の添加濃度と配合割合とを考慮すればよい。

0029

この発明を以下の合成例、製剤例、実施例および比較例により例示する。

0030

合成例1〔グリオキシムの合成〕
硫酸ヒドロキシルアミン32.8gを水70mlに溶解混合下に40%グリオキザール溶液29.0gを滴下混合した。さらに、40%水酸化ナトリウム水溶液を添加して中和し、30分後、析出した白色結晶を水で再結晶することにより、標題の化合物10.6gを得た(m.p.178℃)。

0031

合成例2〔クロログリオシムおよびジクロログリオキシムの合成〕
合成例1の方法により得たグリオキシム8.8gをメタノール100mlに溶解混合する。この中に塩素ガスを少量ずつ吹き込み混合した。この時、系内の温度を10〜12℃に保持した。反応生成物HPLCで経時的に測定したところ、まずクロログリオキシムが生成(反応A)し、ついでジクロログリオキシムが生成(反応B)した。

0032

0033

反応をAで停止し、溶媒を除去した後に水で再結晶したところ、クロログリオキシムの白色結晶(m.p.156℃)を得た(収率36%)。また、反応をBで停止し、溶媒を除去した後にメタノールで再結晶したところジクロログリオキシムの白色結晶を得た(収率55%)。ジクロログリオキシムの物性値を以下に示す。
融点:199℃
13C−NMRppm 131.2、131.2

0034

次に、供試薬剤略記号を以下に示し、製剤例を表1に示す。
CG:ジクロログリオキシム
E:α−クロロベンズアルドキシム
F:ビス(トリブロモメチル)スルホン
K:2−ブロモ−2−ニトロ−1,3-ジアセトキシプロパン
P:5−クロロ−2,4,6-トリフルオロイソフタロニトリル
Q:5−クロロ−2,4-ジフルオロ−6−メトキシイソフタロニトリル
S:β−ブロモ−β−ニトロスチレン
T:5−ブロモ−5−ニトロ−1,3-ジオキサン
U:ビス(トリクロロメチル)スルホン

0035

0036

試験例1〔製紙工場白水に対する効力確認試験(その1)〕
某製紙工場(I)より採取した白水をNo.2濾紙濾過したものを供試水とした(抄物:上質紙酸性抄造)、pH:4.3、SO32-:0mg/l、生菌数:5.5×105個/ml、菌種:Pseudomonas sp., Flavobacterium sp.,Alcaligenessp., Bacillus sp.)。

0037

供試水にブイヨン培地を加えたものを予め滅菌したL型試験管にとった。次いで、これに各薬剤を所定量添加し、30℃で振盪培養した。24時間後、菌の増殖に基づく濁りを660nmの吸光度で測定し、効果の有無を判定した。各薬剤の吸光度の増加が認められない最小添加量、即ち最小増殖抑制濃度(MIC24Hr)を求め、表2に示す。

0038

0039

試験例2〔製紙工場白水に対する効力確認試験(その2)〕
某製紙工場(III)および(V)より採取した白水をNo.2濾紙で濾過したものを供試水とした(各白水の説明を表3に示す)。

0040

0041

供試水にブイヨン培地を加えたものを予め滅菌したL型試験管にとった。次いで、これに各薬剤を所定量添加し、30℃で振盪培養し、1時間毎に660nmの吸光度で測定した。測定開始からの菌の増殖に基づく吸光度の増加が0.1を越えるまでの時間(t)を求めた。

0042

薬剤無添加時のtの値をto、薬剤Xmg/l(ppm)添加時のtの値をtxとすると、増殖抑制時間TxはTx=tx−toで求められる。各薬剤のTxの値を表4に示す。

0043

0044

試験例3〔製紙工場白水に対する効力確認試験(その3)〕
製紙工場(VI)より採取した白水に各薬剤を2mg/l添加し、30℃で30分間振盪後、生菌数を測定した(抄物:中質紙、pH:7.3、SO32-:15mg/l、生菌数:1.0×107個/ml、菌種:Pseudomonas sp.,Flavobacterium sp., Alcaligenes sp., Bacillus sp.)。結果を表5に示す。

0045

0046

試験例4〔製紙工場白水に対する抗菌効力確認試験
某製紙工場(VII)より採取した白水をNo.2濾紙で濾過したものを供試水とした(抄物:新聞、pH:5.4、SO32-:10mg/l、生菌数:1.1×106個/ml、菌種:Pseudomonas sp., Flavobacterium sp., Alcaligenes sp.,Bacillus sp.)。

0047

供試水に液体ブイヨン培地を加えたものを予め滅菌したL型試験管にとった。次いで、これに各薬剤を所定量添加し、30℃で振盪培養した。24時間後、菌の増殖に基づく濁りを660nmの吸光度で測定し、効果の有無を判定した。各薬剤の吸光度の増加が認められない最小添加量、即ち最小増殖抑制濃度(MIC24Hr)を求め、それらの結果を表6に示す。

0048

0049

試験例5〔製紙工場白水に対する効力確認試験(その4)〕
某製紙工場(VIII)より採取した白水をNo.2濾紙で濾過したものを供試水とした。供試水に液体ブイヨン培地を加えたものを予め滅菌したL型試験管にとった。次いで、これに各薬剤を0.5mg/l添加し、30℃で振盪培養し、1時間毎に、660nmの吸光度で測定した。測定開始からの菌の増殖に基づく吸光度の増加が0.1を越えるまでの時間(t)を求めた。

0050

薬剤無添加時のtの値をto、薬剤Xmg/l(ppm)添加時のtの値をtxとすると、増殖抑制時間TxはTx=tx−toで求められる。各薬剤のTxの値を表7に示す。

0051

発明の効果

0052

少量の添加で種々の微生物に対して強力な殺菌効果を有する工業用殺菌・静菌剤を提供することができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 東レ株式会社の「 難燃紙」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】本発明は、特に、電波吸収体の部材に好適な高い難燃性を有するのに加えて、製造過程において紙の破断が発生しにくく、生産性が良好な難燃紙を提供する。【解決手段】本発明の難燃紙は、パルプ、水酸化アルミ... 詳細

  • 住友化学株式会社の「 オキサジアゾール化合物及び植物病害防除方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】植物病害に対する優れた防除方法を提供すること。【解決手段】式(I)〔式中、Gはベンゼン環等を表し、 nは1、2、3又は4を表し、 L、X及びR2の組み合わせは、 LがC(O)であり、Xが... 詳細

  • 日産化学株式会社の「 オルト置換ハロアルキルスルホンアニリド化合物の結晶及びその製造方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】オルト置換ハロアルキルスルホンアニリド化合物の結晶及びその製造方法【解決手段】式(1):【化1】[式中、Rは、イソブチルオキシカルボニル又は水素原子を表す]で表される、除草剤として有用な活性を... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ