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技術 第三者証拠資料保存型の調書プリントサービスシステム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 榮田正孝坂木守細井信幸下村まさ子稲田源次朝木則泰
出願日 2001年12月7日 (18年3ヶ月経過) 出願番号 2001-374302
公開日 2003年6月27日 (16年8ヶ月経過) 公開番号 2003-178158
状態 未査定
技術分野 特定用途計算機 音声認識 医療・福祉事務
主要キーワード 正面写真 負担量 普通より 時コンピュータ 処理コンピュータシステム 維持管理費用 同席者 医療カルテ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年6月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

国家資格や特殊な業務能力を有する特定個人と、そのサービスを受ける一般人との会話や、その双方の間で行われる質疑応答のやり取りを証拠データとなるように保管し、さらに即座にプリントできるようにする。

解決手段

特定の個人1と、該個人1と対話する不特定の個人2との会話をインターネット8を通じて、第三者9がデータとして記録保存し、この会話を音声認識により、文書化し、画像データとともに紙面データとして即座にプリントアウトする。また、特定の個人1と不特定の個人2との対話に基づいて、交わされた契約処置以外に特定の個人1が経験や特殊な能力により推察しえることに基づく契約や処置による事後の訴訟に備える機密ファイルを作成し、これを本人以外には非公開で第三者9が保存する。

概要

背景

特に、医療分野において、医師患者との間でやり取りされる診問と、診断処置投薬)などの医療行為の事実記録は、医師の手による筆跡記載でのカルテであった。

従来、病院におけるカルテは主に患者の症状やそれに対応する診断や処置、投薬の記録を残し、医師の医療処置の手助けのための記録ノート的なものであった。つまり、これを閲覧可能なものは、医師のみであり、患者が見るという種類のものではなかった。したがって、カルテは医師の意志に従うものであり、特に、詳細な内容記録を行う必要などはなかった。

昨今、医療処置に関する裁判が増大し、且つ、そのカルテが裁判の証拠となるにともなって、投薬や処置の必要性や正当性を主張するために、カルテの記載の詳細性やその他のデータの記録開示が求められるようになってきた。

また、患者側が、インフォームドコンセントの広まりにより医療処置を選択出来るようになってきてからは、医療診断の内容を詳細に記載したカルテは、重要な証拠書類となりつつある。というのは、患者の死後、その家族、親類から医師や病院側訴訟を持ち掛けられる場合が増大したためである。

医師の数が増えるに従い、有名な医師の下には多くの患者が集中し、このような事態となると、医師の医療診断や処置は一般的に言われるように、3時間待ちの3分医療とならざるを得ない状況である。この状況ではカルテなどを正確に詳細に記載し、これを開示するなど全く不可能である。

そして、もし、これが何らかのトラブルとなり医療訴訟が発生すれば、当然ながら、医師側は相当な不利な立場に立たされる状況となってきた。医師側にしては、一日100〜200人もの患者が押しかけてきては、患者の待ち時間も大変となるために、患者の待ち時間も考慮して、医療行為を行っていることが逆に不利な立場に追い込まれることとなる。

さらに、医療技術努力習熟し、技術を高めて、有名になればなるほどこのような事態に追い込まれる機会が増えることとなる。そこで、このような問題を医師と患者側双方の立場にたって解決する手法が望まれていた。

それが、患者と医師の会話とその後の診断と医療処置を、外部の第三者がデータを保存し、且つ、カルテとして詳細に即座にプリントアウトし、記録保管するとういう方法である。

この方法をとれば、患者と医師の会話を音声画像認識により、即座に文字にし、紙などにプリントアウトすることで、3〜5分間の医療対話の中でも、500〜1000文字などとして、プリントアウトすることが可能となる。そして、これを即座に患者に対して、書面として開示するか、もしくは手渡し移譲することで、カルテの開示が可能となる。

医師が、その場で数十人〜数百人のカルテを記載すれば、手が相当疲れ、その日の午後にはもう手や指先が動かなくなってしまうという事態に陥ることは明白である。

しかし、カルテが手書きではなく、機械でのプリントアウトとなると患者側からしてみれば、記載された文書データ改竄捏造されるという事態が想定されるが、特定の医療機関ではなく、外部の第三者がこのデータの保存とデータ処理担当すれば、このような問題は完全に回避される。

とくに、医療機関とこのサービスを行う機関地理的に数百キロ、数千キロ離れていて、所在地も明らかにされていなければ、この問題は完全に解決される。

概要

国家資格や特殊な業務能力を有する特定個人と、そのサービスを受ける一般人との会話や、その双方の間で行われる質疑応答のやり取りを証拠データとなるように保管し、さらに即座にプリントできるようにする。

特定の個人1と、該個人1と対話する不特定の個人2との会話をインターネット8を通じて、第三者9がデータとして記録保存し、この会話を音声認識により、文書化し、画像データとともに紙面データとして即座にプリントアウトする。また、特定の個人1と不特定の個人2との対話に基づいて、交わされた契約、処置以外に特定の個人1が経験や特殊な能力により推察しえることに基づく契約や処置による事後の訴訟に備える機密ファイルを作成し、これを本人以外には非公開で第三者9が保存する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
5件

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請求項1

不特定多数個人通信可能なコンピュータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前記音声と画像の入力装置の起動終了スイッチと、前記コンピュータのある地点とは隔離された第三者運営する大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前記コンピュータと前記サーバーコンピュータとを接続する不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステムにおいて、ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人の対話を、画像および音声として前記不特定多数の個人との通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声データを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間保存するとともに、前記対話を音声認識により文字として変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定された形態に編集した紙面データとして前記の対話中もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者より不特定多数の個人との通信網を通じて前記特定の個人のもとへ送信し、前記特定個人コンピュータ端末よりプリントアウトすることを特徴とする第三者証拠資料保存型の調書プリントサービスの方法。

請求項2

不特定多数の個人と通信可能なコンピュータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチと、前記コンピュータのある地点とは隔離された第三者が運営する大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前記コンピュータと前記サーバーピュータとを接続する前記不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステムにおいて、ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人の対話を、画像および音声として不特定多数の個人との通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声データを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間保存するとともに、前記対話を音声認識により文字として変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定された形態に編集した紙面データとして、前記の対話中もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者より不特定多数の個人との通信網を通じて前記特定の個人のもとへ送信し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリントアウトした後に、前記特定の個人と該個人と対話する不特定の個人の双方が合意したことを音声もしくは画像信号として、前記第三者へ送信し、このことも前記の証拠資料データとして保管することを特徴とする第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービスの方法。

請求項3

前記証拠資料には前記特定の個人のみしか閲覧することができない機密ファイルが関連付けされて添付されていることを特徴とする請求項1又は2記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービスの方法。

請求項4

前記音声もしくは画像信号は、前記特定の個人と対話する不特定の個人の同意承認ビデオ信号か、もしくは、前記プリントされた紙面に前記特定個人と対話する不特定の個人のサインもしくは捺印の画像であることを特徴とする請求項1又は2記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービスの方法。

請求項5

不特定多数の個人と通信可能なコンピュータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチと、前記コンピュータのある地点とは隔離された第三者が運営する大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前記コンピュータと前記サーバーコンピュータとを接続する不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステムにおいて、ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人の対話を、画像および音声として不特定多数の個人との通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声データを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間保存するとともに、前記対話を音声認識により文字として変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定された形態に編集した紙面データとして、前記の対話中もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者より不特定多数の個人との通信網を通じて前記特定の個人のもとへ送信し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリントアウトした後に、前記特定の個人と該個人と対話する不特定の個人の双方が合意した後に、前記紙面データをプリントアウトし所定態様の紙面として前記特定の個人と対話する不特定の個人、あるいは、その代理人に即座に移譲するか、あるいは、前記紙面データを前記コンピュータより、データ記録媒体記録保存し、前記特定の個人と対話する不特定個人、あるいは、その代理人に即座に移譲することを特徴とする第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービスの方法。

請求項6

不特定多数の個人と通信可能な特定のコンピュータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチと、前記コンピュータのある地点とは隔離された第三者が運営する大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前記特定のコンピュータを使用する特定の個人と対話する不特定の個人、もしくは、その代理人の管理するインターネット通信網に接続された不特定個人のコンピュータと、前記コンピュータと、前記不特定個人のコンピュータと、前記サーバーコンピュータとを接続する不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステムにおいて、ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人の対話を、画像および音声として不特定多数の個人との通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声データを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間保存するとともに、前記対話を音声認識により文字として変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定された形態に編集した紙面データとして、前記の対話中もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者よりインターネット通信網を通じて前記特定の個人のもとへ送信し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリントアウトした後に、前記特定の個人と該個人と対話する不特定の個人の双方が合意した後に、当該紙面データを前記特定の個人と対話する不特定の個人、或いは、その代理人のコンピュータ端末に、インターネット通信網を通じて送付することを特徴とする第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービスの方法。

請求項7

前記画像および音声データ、および、前記紙面データの送受信においては、信号を暗号化して行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の第三者証拠資料保存型のカルテプリントサービス方法

請求項8

前記画像および音声データ、および、前記紙面データには、電子透かしなどの暗号鍵が保管され、前記データの閲覧可能者が指定されていることを特徴とする請求項6記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項9

前記画像データにおいて、画像の特定の部位を削除、もしくは、モザイク加工等の秘匿処理を行った後に、不特定多数の個人との通信網に送信することを特徴とする請求項8記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項10

前記指定された形態に編集した紙面は、少なくとも、日時、場所と、特定の個人の氏名と、該特定の個人と対話する不特定の個人名、もしくは、当該不特定個人名とその代理人名と、前記特定の個人と前記特定の個人と対話する不特定の個人の同席画像と、音声認識された対話の全記録が紙面にプリントされることを特徴とする請求項9記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項11

前記指定された形態に編集した紙面は、少なくとも、日時、場所と、特定の個人の氏名と、該特定の個人と対話する不特定の個人名、もしくは、当該不特定個人名とその代理人名と、前記特定の個人と前記特定の個人と対話する不特定の個人の同席画像と、前記特定個人の発言と、前記不特定個人の発言とが音声声紋認識により分別されて、音声認識された対話の全記録が紙面にプリントされることを特徴とする請求項10記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項12

前記指定された形態の紙面のプリントは、用紙の両面を用いることを特徴とする請求項11記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項13

前記指定された形態の紙面プリントにおいて、用紙の裏面に前記対話の全文言、もしくは、全対話のアスキーコードデータ、あるいは、前記対話のその他変換データを記載することを特徴とする請求項12記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項14

前記特定の個人は国家資格認定者で且つその業務責任遂行者であり、該特定の個人と対話する不特定の個人は前記業務サービスを受ける一般人であることを特徴とする請求項13記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法

請求項15

前記指定された形態に編集した紙面は、少なくとも、日時、場所と、特定の個人の氏名と、該特定の個人と対話する不特定の個人名、もしくは、当該不特定個人名とその代理人名と、前記特定の個人と前記特定の個人と対話する不特定の個人の同席画像と、前記特定個人の発言と、前記不特定個人の発言とが音声声紋認識により分別されて、音声認識後に、症状、診問、診断処置項目に分類されて編集記載された上に、前記対話の全記録が紙面の裏面を含む残りの部分にプリントされることを特徴とする請求項14記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項16

前記特定の個人は医師もしくは医療行為執行者であり、該特定の個人と対話する不特定の個人は患者であるか、もしくは、該患者とその代理人(親権者親族)であることを特徴とする請求項15記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

請求項17

前記不特定多数の個人との通信可能な通信網は、インターネット回線網であることを特徴とする請求項16記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。

技術分野

0001

本発明は、国家資格を有する特定の個人もしくは特殊な業務能力を有する特定の個人と、そのサービスを受ける一般の社会人やその子のとの会話や、その双方の間で行われる質問とそれに対応する返答などの対話のやり取りをインターネットを通じて、証拠データとなるように保管保存し、さらに、即座に、プリントサービスを行い、前期特定の個人の手による紙面への記載業務負担を軽減し、業務遂行の効率化を可能とする方法に関するものである。

背景技術

0002

特に、医療分野において、医師患者との間でやり取りされる診問と、診断処置投薬)などの医療行為の事実記録は、医師の手による筆跡記載でのカルテであった。

0003

従来、病院におけるカルテは主に患者の症状やそれに対応する診断や処置、投薬の記録を残し、医師の医療処置の手助けのための記録ノート的なものであった。つまり、これを閲覧可能なものは、医師のみであり、患者が見るという種類のものではなかった。したがって、カルテは医師の意志に従うものであり、特に、詳細な内容記録を行う必要などはなかった。

0004

昨今、医療処置に関する裁判が増大し、且つ、そのカルテが裁判の証拠となるにともなって、投薬や処置の必要性や正当性を主張するために、カルテの記載の詳細性やその他のデータの記録開示が求められるようになってきた。

0005

また、患者側が、インフォームドコンセントの広まりにより医療処置を選択出来るようになってきてからは、医療診断の内容を詳細に記載したカルテは、重要な証拠書類となりつつある。というのは、患者の死後、その家族、親類から医師や病院側訴訟を持ち掛けられる場合が増大したためである。

0006

医師の数が増えるに従い、有名な医師の下には多くの患者が集中し、このような事態となると、医師の医療診断や処置は一般的に言われるように、3時間待ちの3分医療とならざるを得ない状況である。この状況ではカルテなどを正確に詳細に記載し、これを開示するなど全く不可能である。

0007

そして、もし、これが何らかのトラブルとなり医療訴訟が発生すれば、当然ながら、医師側は相当な不利な立場に立たされる状況となってきた。医師側にしては、一日100〜200人もの患者が押しかけてきては、患者の待ち時間も大変となるために、患者の待ち時間も考慮して、医療行為を行っていることが逆に不利な立場に追い込まれることとなる。

0008

さらに、医療技術努力習熟し、技術を高めて、有名になればなるほどこのような事態に追い込まれる機会が増えることとなる。そこで、このような問題を医師と患者側双方の立場にたって解決する手法が望まれていた。

0009

それが、患者と医師の会話とその後の診断と医療処置を、外部の第三者がデータを保存し、且つ、カルテとして詳細に即座にプリントアウトし、記録保管するとういう方法である。

0010

この方法をとれば、患者と医師の会話を音声画像認識により、即座に文字にし、紙などにプリントアウトすることで、3〜5分間の医療対話の中でも、500〜1000文字などとして、プリントアウトすることが可能となる。そして、これを即座に患者に対して、書面として開示するか、もしくは手渡し移譲することで、カルテの開示が可能となる。

0011

医師が、その場で数十人〜数百人のカルテを記載すれば、手が相当疲れ、その日の午後にはもう手や指先が動かなくなってしまうという事態に陥ることは明白である。

0012

しかし、カルテが手書きではなく、機械でのプリントアウトとなると患者側からしてみれば、記載された文書データ改竄捏造されるという事態が想定されるが、特定の医療機関ではなく、外部の第三者がこのデータの保存とデータ処理担当すれば、このような問題は完全に回避される。

0013

とくに、医療機関とこのサービスを行う機関地理的に数百キロ、数千キロ離れていて、所在地も明らかにされていなければ、この問題は完全に解決される。

発明が解決しようとする課題

0014

このような問題を解決する手段として、議事録作成支援装置という技術が特開平8−194492号公報に公開されている。この装置は、複数の人間の集まりにおける会議において、複数の人の発言内容録音するとともに、その内容を音声認識により文字化し、それを文章化し、さらに表示手段により会議室のボード上に投影して会議の進行を早めることと議事録をスムーズに作成することを実現している。

0015

また、特開平8−82856号公報の技術によれば、写真の内部に、音声録音されたデータを音声認識により、文字数字化(アスキーコード化)してプリントするという技術が紹介されている。さらに、特開平10−134047号公報によれば、移動端末携帯電話)などによる会話を音声認識して議事録を作成するシステムが紹介されている。

0016

また、これらのデータの信憑性信頼性を確保するために、音声認識された情報にデジタル透かし技術を用いてデータの改竄がしにくくする技術なども、特開平10−294798号公報によれば技術公開されている。

0017

そして、これらの音声認識された情報の中から、不要語を事前に作成された不要語テーブルより引き出して削除し、会議や対話の内容を簡単にまとめる技術も特開平10−301927号公報に公開されている。

0018

図9に従来の技術の概略構成図を示す。このような従来技術を簡潔に良く図示しているのが、特開平11−272663号公報に技術公開されている議事録作成システムである。

0019

これによれば、画像入力部205と音声入力部206とデータ入力部(キーボードなど)207から、会議データを入力するとともに、これをパソコン会議処理部208と音声テキスト変換処理部(音声認識部)209とで画像と音声データに分けて処理し、音声テキストの部分は議事録作成部210で議事録として作成され、インターフェースをもちいてインターネット8を介して外部でも、関係者には閲覧できる仕組みである。

0020

図10にはそのフローチャートの概略が記載されている。このように、人間同士の会話や会議の内容を、ネットワーク回線を通じて実現し、この内容を音声認識により文字化し、この内容を要約してまとめプリントアウトするということはほぼ実現されており、これを前記の医師と患者との対話に当てはめればよい。

0021

しかしながら、これらの技術において前記の医師と患者との対話をカルテという公文書的な書面にすることにおいては十分問題を解決しえてはいない。

0022

図10に示すように単に議事録を作成するだけであり、さらに図9においては単に音声蓄積部211や議事録記録部212に保存記録するだけである。

0023

もともと、議事録が公開されることを前提に作成されるものであるので、このように密室の状態での対話のような会議の議事録や患者個人プライバシーふれるものの議事録であるカルテ作成に、あてはめにくいものである。

0024

その問題点を以下に掲げると、
1)前記対話を音声認識において文字変換してプリントアウトしたとしても、それが保証された文書にはなり得ない。証拠資料にはなりにくいという大問題点があることである。

0025

2)カルテは、医療における診断費、投薬費、検査費などの治療費の支払いの基礎資料となるために、この項目を明確に指し示す記載をする必要があるが、これが明確には記載できない。

0026

3)カルテは、患者の治療における回復治癒、もしくは、病状の変化を記載保存する資料の機能もかねているために、その状態を詳細に表現し、且つ、簡潔に表現記録する形態でなければならない。これが、前記の従来技術においては、解決されていない。

0027

4)患者は、必ずしも、同じ医師や病院にて、治療を受けるとは限らないので、複数の病院に対応その記載カルテを提出できるように、カルテを持ち出すことは不可能であるが、これに対応することが前記の技術においては、実現できない。

0028

5)上記のような音声認識と、さらに、紙面データの変換作成には、専門用語を基本としたデータベースの作成や、良好で確実、迅速な雑音を排除した音声認識システム高速処理コンピュータシステムが求められる。

0029

しかし、このようなシステムを個人の医院地方の病院で維持管理することは経済的にほとんど不可能である。つまり、このような技術はあっても、それを実社会に効率的に活用できないという問題が発生している。

0030

6)更なる問題点は、流行性コレラや、はしか、その他チフスなどが発生した場合は即座にその地方を管轄する保健所連絡する義務などがあるが、これらの情報は確定しない限り患者の家庭やその地域の経済に大きな損害を与える。

0031

従って、その機密保持が重要で有るとともに、予防疫学的見地から迅速な連絡、通報という相矛盾する事態が発生する。つまり、法定伝染病と確定しない限りなかなか通報連絡できないし、その情報の機密性が問われるということである。

0032

逆に、機密を保持しすぎていて伝染を抑制できずその伝染により外部の地域が損害を被った場合は、今日の情報化社会と裁判社会への移行進展しつつある中では損害賠償を求められる危険性も高まる。

0033

さらに、最も大きな問題点は、
7)医師の個人能力に付随する考察や知覚の項目が機密を維持した状態で記録できない点である。医師が有名であるか、能力があるかどうかは、この医師の経験に基づく能力であり、これは患者からの症状の説明やその他種々の検査結果のみからは知り得るものではなく、ほんのちょっとした患者の症状や仕草から、病気病巣患部を特定し、その原因をも特定し、治療処置できるかどうかが問われるノウハウみたいなものである。

0034

これを、公然と議事録には記載できないし、さらに、経験によるものであるので、これを客観的に証明することも不可能である。これを、カルテに明確に記載し、インフォームドコンセントと称して、患者やその親族等に開示できるものではない。

0035

しかし、医師はこの経験と習熟度において、治療しているわけであるので、これをどこかに記載しておかなければ万一の医療事故や医療訴訟に対して対応できなくなるという大きな問題点がある。

0036

このような問題は、前記のような従来技術の議事録作成システムでは、解決できる問題ではない。これらの問題点を解決するにおいて、以下の対応を行うことで、問題点が解決される。

課題を解決するための手段

0037

そこで、これらの7個の問題を解決する目的で、様々な観点から検討した結果、以下の解決手段を我々は見出した。

0038

1)前記医師と患者の対話のデータの改竄、変更を防止し、それを保障する手段としては、これらの当事者とは全く関係がなく、利害を共にしない第三者機関によるデータの保存システム構築し、その機関にインターネットなどの通信網送付して対応すれば良く、この手段で問題は解決できることがわかった。

0039

2)診療に対する保険点数の確認や計算に関しては、前記の対話の中において、医師の発言を音声認識し、どのような検査、治療、投薬が行われたのかを自動的に認識し、これをカルテと共にプリントアウトすることで対応可能である。

0040

あるいは、プリントアウトする前に、医師の操作する端末コンピュータ画面音声認識内容を表示し、この内容を確認するか、間違っていれば変更することで対応可能となる。さらには、この内容が病院の会計部門コンピュータ端末直結する構成にしておけば即座に、会計処理も行うことが可能となる。

0041

3)患者の治癒の状態を詳細、且つ、簡潔に表現するには、患者の症状を文字ばかりでなく、画像や、レントゲンMRI核磁気共鳴断層撮影装置)、CT(X線透過断層撮影装置)、エコー超音波断層撮影装置)、や各種血液検査などのデータも同時に縮小して、紙面データとするようにすれば良い。

0042

これにより、文章文字では表現できないような微妙状況も記録、記載可能である。さらに、これに前記の医師と患者の対話を追記、あるいは、列記するようにすれば、患者の状態を詳細に且つ簡潔に記録することが可能となる。

0043

4)患者が複数の病気を併発していた場合、複数の病院か複数の専門医科の診察や治療処置を受けることとなる。例えば、慢性喘息患者が腕や足を骨折した場合は、呼吸器専門医科と外科の両方の治療処置を受けることは明白である。あるいは、虫歯の場合には、歯科での治療処置も受ける。

0044

この際に、担当医師は投薬や注射などの処置を行う前に、別の医科での治療や投薬などを質問し、医薬相乗効果による弊害を避けるようにする。しかし、患者が別の病院への通院を忘れていたり、もしくは、何らかの事情によりそのことを話さなかった場合は問題が発生する可能性がある。

0045

従来ではカルテを持って他の病院行くことは不可能であった。しかし、患者にIDカードもしくは何らかの記憶媒体などにデータを書き込みこれを持参させるようにすることで、一部解決できるが、ID(IC)カードやその他の記憶媒体は患者の手荷物になり、さらに、紛失したりする可能性がある。

0046

そこで、直接、このデータを患者個人のコンピュータ端末へインターネットを通じて送付することで、この問題は解決される。さらに、必要な場合は、患者がこのデータを自宅で記憶媒体に記録し、持参することで問題は解決される。

0047

5)カルテ作成システムの維持管理を経済的に安価にするには、このような高額な音声認識システムや高速処理変換システム共同で使用する構成にし、その費用を分割して保持するか使用頻度に応じて負担量を支払うシステムにしておけば良い。

0048

つまり、前記の第三者機関に、このような高額のシステムを維持管理し、これをインターネットなどの通信網を利用して使用するようにすれば良い。もしくは、第三者機関が、地域に分散した前記の音声認識、紙面作成システムを構築し、これをその地域の医師や病院が使用するようにすることで、経済的な実用性を高められ、一般社会への適用が可能となる。

0049

6)患者の機密を保持しながら、伝染病などの流疫を可能な限り防止するには、この第三者機関の機能を活用して問題解決可能となる。それは、この第三者機関のデータ記録保存装置、もしくは音声認識変換装置において、病名や症状のみを患者とは関連させず、地域のみの観点で、統計処理することで可能となる。

0050

つまり、結核、もしくは、結核症候という病名データをある地域ごとにカウントするようにすれば、そのような症状の病気が突発的なものか、あるいは、その周辺地域にも発生しているのかが即時に判断可能となり、且つ、時系列的にデータを取ればその流布拡大の速度などが計測可能となり、伝染病の流布を防止可能となる。

0051

例えば、伝染性大腸菌O−157による下痢症状などもO−157の細菌を特定するには48時間程度の細菌断定時間が必要であるが、その下痢症状とそれに付随する出血嘔吐症状などを検索インプットし、これをデータとして統計的に処理すれば、その感染の広がり予測し、感染拡大の対応を取ることが可能となる。

0052

そういうことで、特定の患者名が公開されるわけではないので、個人の秘密の保持と、地域社会の公益性を両立させることが可能となる仕組である。

0053

7)医師の個人の考察や特記事項を機密を維持した状態で保持する機密ファイルをこのカルテデータと関連して作成し、医師当人にのみこの機密ファイルを閲覧可能な状態とすることで対処できる。

発明を実施するための最良の形態

0054

本発明の具体的な構成を、図面をもって説明する。図中の特定の個人1は、公的な資格を持つ特定の人物、例えば、医師1である。そして、それと特定の個人1と対話する不特定の個人2は、その患者2である。

0055

医師1が使用するコンピュータ3には、画像カメラ5、音声マイク6と、画像カメラ5と音声マイク6を起動させるスイッチ4と、プリンター7が接続されている。

0056

また、該医師1が使用するコンピュータ3はインターネット通信網8で、第3者が運営するサービス機構9に接続されている。該サービス機構9には、対話音声を文字に変換する音声認識システムや画像と該文字変換された対話を所定の形式の紙面データ55に変換する高速処理コンピュータ10とこれの動作状況を確認する管理コンピュータ12が配置されている。

0057

高速処理コンピュータ10はその内部に、大規模記録装置を持ち、磁気ディスク光ディスク11に前記の対話の音声や診察の状況の画像データが記録される。

0058

また、特定の個人(医師)1は一人とは限らず、図1に示すように複数の特定の個人(医師)1がインターネット8で前記サービス機構9の処理サーバーコンピュータ10と接続されている仕組みである。

0059

基本的には、サーバーコンピュータ10とコンピュータ3との間は、暗号化処理が行われた状態でのインターネット網である。例えば、米国Alcatel社FortKnoxや古河電工Mucho−E/EVなどのVPN暗号化通信装置を介して行われる。

0060

また、患者2個人へのデータの送付は、VPNリモートクライアントソフトを用いて送信される状態であることが望ましい。医師1が操作するコンピュータ3はクロック周波数200MHz以上で、内蔵メモリ128Mbyte、ハードディスク容量2Gbyte以上であり、OSはWindows(登録商標)95、もしくはそれ以降のものであることがのぞましい。

0061

さらに、ブラウザソフトインターネットエクスプローラーV4、もしくは、NetscapeV4.6以降のものであり、グラフィック環境はOGL(OpenGlaphix)環境であることが望ましい。

0062

さらに、音声マイク5や画像カメラ6は上記の仕様に対応したものであることが望ましい。この構成での具体的なシステムの動作を、以下に具体例を持って説明する。

0063

内科の医師1のもとへ腹部痛を訴える患者2が診療に来た場合、医師1と患者2は対面して座る。医師1は、コンピュータ3を立ち上げ何時でも前記カルテ作成サービスが受けられる状態にする。

0064

データのフローチャートの概略を図8に示す。患者2にこれから診察を開始する旨を伝え、医師1はスイッチ4を起動状態とする。音声マイク6と画像カメラ5は起動状態に入り、音声データ(OD)と、画像データ(GD)を随時コンピュータ3へ送付を開始する。

0065

ここで、医師1は自己紹介を行う。ここで、医師1が特定の個人としてインターネット8を通じて登録される。次に、患者2が姓名と生年月日住所電話番号などを名乗る。

0066

つまり、特定の個人1が医師1であり、その対話相手が患者2というように、認識されると同時に、特定の個人のデータ(TD)に医師1のデータが登録され、対話相手のデータ(TBD)に患者2(OOさん)のデータが登録されることとなる。

0067

この時点では図8に示すように、ファイル名が特定されていないカレントファイルの状態である。ここに、前記データTDやTBDと音声認識されたデータは格納される。また、音声データMDや画像データGDもこれと関連した別のカレントファイル(Tempファイル)に一時的に格納されている。

0068

そしてこのデータ(TD,TBD)がカルテ50の紙面データを形成する際に使用され、図2中のP1とP2の位置に配置されることとなる。もし、患者2が発音することができない場合は、医師1が患者2の姓名や生年月日や住所などを発言し、これの確認を患者2に求めても良い。

0069

この確認の返答は「はい。」、「そうです。」などであり、ここで、患者2の特定が可能となる。あるいは、医師1が患者2の氏名などをキー入力でインプットしても良い。

0070

そして、ここに、この患者2のデータがファイル名P120(ヘッダー)が作成されサーバー10に保存される。それまでは、サーバー10の内部ではデータはカレントファイルに、仮名を付けて保存されていたがここで、正式に患者2の名前P120で、ファイル化され、以後の会話もこのファイル名P120で記録される。

0071

ただし、ファイル名P120には、コンピュータ3の識別番号と時刻が付与されることで、同姓同名やこの患者2が他の病院や医師1’の診察を受けた場合と混同されないようになっている。

0072

この段階で、処理サーバーコンピュータ(以後サーバーと称す。)10は、医師1と患者2の音声声紋分析し、二人の発言者の特定と、分類を開始する。患者2の発言量が少なく患者2の音声の同定が困難な場合は、音声声紋の特徴が断定できるまで、対話の分類識別を保留しておく。

0073

ただし、逐次送付される音声は順次音声認識により、音声データMDを文字データOD(図8中の変換データ部)に変換していく。さらに、カルテ紙面データ55もこの変換データ部の内部に作成される。

0074

あるいは、同じファイル名P120で別途カルテ紙面データ55を作成してもよい。そして、最後に、ファイル名P120で関連付けして1つのファイルに結合させれば良いこととなる。

0075

この付近の段階で、対話する二人が映った画像を1枚医師1はコンピュータ3のマウスかキー操作で特定する。画像データGDは、10秒や20秒間隔で前記画像カメラ5より撮影されて、随時サーバー10へ、音声データODとともに送付されている。

0076

しかし、ここに、割り込みで画像カメラ5からの撮影データGDXを作成する。ここで、画像データGDの撮影を10秒や20秒間隔としたのは、データ送信における時間とメモリの節約のためである。

0077

通信回線余裕があり、且つ、サーバー10のメモリに余裕があれば、これをそのままビデオ信号として保存しても良いが、多くのコンピュータ3が接続されているために断続的にデータを送付した方が効率的なためである。

0078

音声信号ODは、全時間データ化されているが、これも、3から5秒間程度の期間の分を圧縮して、サーバー10へ送付する。このようにすることで、多くの医師1がこのサーバー10を時間分割使用可能となる。

0079

次に、医師1は患者2へ問診のための質問を行う。「どうしました?」、「どのような症状ですか?」「どこが悪いのですか?」のような発声が医師1より発言された段階で、サーバー10は音声認識により自己紹介などによる個人の特定の段階が終了し、今から問診が開始されることを認識する。

0080

従って、医師1の発言内容はマニュアル化された方が、サーバー10の状況認識率を高める意味で都合が良い。患者2は、「お腹が痛いのです。」これをサーバー10は音声認識により「腹痛」と判断する。

0081

ただし、サーバー10はデータとしては、「お腹が痛いのです。」とデータOD化する。このデータODとは別に、症状記録ファイルデータ(SHD)には、「腹痛」と簡略化されインプットされる。

0082

医師1は「どの付近がどのように痛いのですか?」と発言した場合、サーバー10は音声声紋より医師1の発言と認識し、「腹痛部位の問診」と判断する。患者2は「左上側で、キリキリするような痛みです。」との発言には、サーバー10は音声認識で、「左上側で、キリキリするような痛みです。」と文字認識する。

0083

医師1は、次に、「いつから痛いのですか?」との質問を行い、患者2が「昨日の昼ごろからです。」と答え、さらに、以下のような対話が継続したとする。医師1:吐き気嘔吐感は有りますか?患者2:少しあります。
医師1:食事の後が痛いですか?それとも、食事の前の方が痛いですか?患者2:食事の前の方が、どちらかと言えば痛いです。医師1:昔にもこのような症状は有りましたか?患者2:いえ、初めてです。
医師1:キリキリかなり痛いですか?患者2:はい、かなり痛いです。医師1:昨日のと昼に何を食べましたか?患者2:朝は、バターを塗ったトーストと、ミルクと、野菜ジュースと、ゆでたまごを食べて、昼は、近くファミリーレストランで、ハンバーグ定食を食べました。

0084

医師1:食事の時に、良く辛いものとか刺激物たとえば、明太子や辛いカレーなどを好んで食べますか?それと、たばこを吸いますか?患者2:いいえ、たばこは日に20本ぐらい吸います。

0085

医師1:お酒は好きですか?それと、仕事は忙しくないですか?患者2:お酒は好きですが、大量には飲みません。仕事はこの頃忙しく、かなりストレスがたまっています。

0086

医師1:今風邪をひいていますか?熱は有りますか?患者2:いいえ、熱も有りません。医師1:その他具合が悪いところはありませんか?便通は良いですか?便が黒くありませんか?患者2:吐き気がします。それと、便通は大夫です。色も普通です。

0087

医師1:あなたの家族に、胃癌とか胃潰瘍などになられた親族はあられますか?患者2:いいえ、いません。医師1:診察台の上に、仰向けになってください。触診をおこないますので。患者2:はい、わかりました。

0088

医師1:特に、手で触っても、しこりや異常は特にないですね。この下腹部あたりは痛くないですかそれとも痛いのはこの溝落ちのあたりですか?それとも、もうすこし左側のこのあたりですか?患者2:いいたー。そこそこ、そのあたりがきりきり大変痛いです。

0089

医師1:はい。わかりました。起きて、椅子にかけてください。症状から判断して、どうも、ストレスから来る急性胃炎のようですね?念のために、胃カメラを撮影した方がいいでしょう?今日は、撮影ができませんので、後日撮影しましょう?今日は、粘膜保護剤と、沈痛剤と胃酸の出を抑える薬を出しておきます。ところで、胃カメラはいつがいいですか?患者2:特に、大変痛いのですが、心配する必要はないんですか?
医師1:ええ、大丈夫です。今まで、特にの病気をされたことがないようですので、痛く感じられるだけで、血を吐いておられるわけでもないので。心配なら、念の為に、血液検査で肝臓や、膵臓などの機能もチェックしておきましょうか?
患者2:はい、お願いします。それと、胃カメラは、明日できますか?医師1:わかりました。胃カメラは明日で予約しておきます。それと、今日、採血しますので、採血室で、採血して帰ってください。

0090

(ここで、医師1は胃カメラの予約と、胃カメラの処方費のチェックと、採血の処置と何の項目を検査するかのチェックを行う。例えば、白血球の数、胃や膵臓の腫瘍マーカー、肝臓のGOTGPT検査などのチェックである。)
では、今日の診断の結果を確認しますので、ちょっと聞いていただけますか?
症状:腹部左上側刺激痛、診断:触診や問診の結果、ストレス性急性胃炎と判断。処置:胃粘膜保護剤胃痛鎮痛剤胃酸抑制剤を処方。

0091

その他:血液検査、および、胃カメラ検査にて、再確認。これで、どうですか?患者2:はい、わかりました。医師1:それと、今日は牛乳ヨーグルトなどの乳製品をたべて、お酒やカレーなどの刺激物はさけてください。

0092

できれば、おかゆやうどんなどの胃に負担のかからないものにして下さい。あとは、別室看護婦さんの指示を仰いで、それに、従ってくださって、今日はお帰り下さい。以上のような対話のあと、医師1はスイッチ4を起動状態からOFF状態にする。

0093

この信号により、音声マイク6と画像カメラ5からのサーバー10へのデータ送信は停止される。この信号をもって、サーバー10は1つの診療が終了したと判断し、上記の対話を図−2に示すカルテ50の形態でプリントアウトする。

0094

もしくは、コンピュータ3の画面に、そのカルテ50の態様を表示し、医師1がこれで良いと判断したら、キー入力かマウス操作でプリントアウトの指示を行う。このようにして、即座に出力されたカルテ50を患者2に見せて、了解サイン125をすることでさらに、資料価値が高くなる。

0095

もし、患者2がカルテ50を要求した場合、もう一部プリントアウトして手渡しても良い。このようにして、簡潔で且つ詳細な保存用のファイルが作成され、医師にとっても資料整理が容易となる。さらに、カルテ50とは別に、医療保険点数のプリントされた用紙が出力される。

0096

これには、医師1と患者2の氏名とが記載され、各病院所定の処置費用のチェックフォーマットである。例えば、初診費、診断費、検査費、処置費、投薬処方費(病院内部での投薬の受取りならば、投薬費)のフォーマットであり、該当した項目にチェックが入っているものである。

0097

図2のカルテ50の紙面データ55について説明する。上記のような流れの中で、サーバー10は音声認識システムと紙面作成システムを経由して、図2のカルテ50の記載に必要な項目を抽出する。

0098

図中のP1の担当医1はデータTDより、P2の患者2にはデータTBDが配置され、可能ならばその正面写真像と、住所、年齢、電話番号なども記載することが可能となる。P101には、対話の日時と場所が配置される。

0099

これは、コンピュータ3かサーバー10が計測したスイッチ4の起動時の時刻をインプットし、場所はコンピュータ3に登録されている病院か診察位置のデータがインプットされる。

0100

P102の項目には、前記医師1の撮影の画像データGDXが配置される。P111には、医師1が指定した別の画像データGDX’が配置される。これは別途撮影されたレントゲン写真やCT写真などの画像データであってもよく、複数枚であってもよい。

0101

P121の症状の項目には、サーバー10が認識した症状データSHDであるが、これは最終的な医師1の診断(上記の下線部)によって自動的に置換されているので、「左上腹部刺激痛」となる。

0102

P122の診問の項目は、医師1の質問の内容をサーバー10が認識して、自動的に、「発生時期、過去の病歴生活習慣、他の併発症状、・・・・・・・」というように、配置する。

0103

P123の診断の項目には、上記医師1の発言の下線部の診断の部分が配置され、一連カルテフォーマットとなる。次に、図中P−130の部分に、会話内容のすべての文言が記録されている。この部分は、標準日本語でなく、アルファベット英語、ドイツ語などであっても良い。

0104

さらに、音声コードデータ、あるいは、アスキーコードであっても良い。つまり、変換された音声文字データODがここに記載されているわけである。基本データとなる音声データMDや画像データGD、GDXは紙面50には記載されず、サーバー10の内部のみに保存されている。

0105

特に、この部分がカルテ紙面の裏側に配置されていることが、カルテ紙面を簡潔に見た目にきれいに配置できるので、より好ましく、カルテの配置に都合がよい。また、紙面の有効利用にもなる。

0106

以上のような過程を経て、紙面データ55が作成され、コンピュータ3に送付され、プリンター7よりプリントされる。その後、このプリント紙面50を患者2に提示し、P125の位置に同意のサインを患者2の手で記載すればより確実である。P125は有ってもよく、無くても良い。

0107

また、医師1が言葉では言及しなくとも、過去の経験や病例、症状から、確認できる項目に関して、もしくは、患者2に直接告知できないことは、このカルテ紙面50のP131の備考の部分に医師1の手で記載すれば良い。

0108

この記載項目は、双方合意のことではないので、サーバー10のデータには保存されることはない。あるいは、この部分のみを別途、起動スイッチ4をON状態にし、秘密ファイルP120´としてサーバー10に患者2が退席したのちにインプットしても良い。

0109

この場合は、カメラ5と音声マイク6に向かって、機密ファイル、もしくは、秘密ファイルと言及することで、サーバー10はこのことを認識し、P120のファイルと関連させて機密ファイルP120´を作成保管する。

0110

あるいは、医師1の記載資料部分をスキャナー読み取りインプットするか、キーボード操作で入力しても良い。そして、これらのデータはP120というファイル名でサーバー10内に保存される。

0111

このようなフローにより、従来の医師1の手では到底記載することが不可能であった部分が、より詳細に且つ簡潔に、写真を入れて作成されることとなる。また、機密ファイルを付属させることで、医師1の過去の経験や習熟度にもとずく診断や治療を行うことが可能となり、学会などでの発表の資料がより作成しやすくなる。

0112

図3に、この一連のフローチャートの一例を示した。上記のカルテ紙面データ50は、患者2本人に手渡し、移譲することも可能であるが、その場合は複製のプリントアウトが必要であり、その分のプリント費用とデータ作成費用は患者2の個人負担となる。

0113

さらに、若干の時間(20〜40秒程度)必要であるが、このような無駄と患者2の負担を軽減する手段として、図6に示すように、この紙面データ55を患者2のコンピュータ2’に、インターネット8を経由して送付する。

0114

図6においては、データを暗号化して送付/受信する装置80を配置した事例を示している。これは、VPNという暗号装置であり、サーバー10には米国Alcatel社FortKnoxが、医師1のコンピュータ3には古河電工Mucho−E/EVを配置することが望ましい。

0115

また、患者2のコンピュータ2’にも古河電工Mucho−E/EVを配置することが望ましいが、処理速度が遅くても構わなければ、VPNの暗号処理解読ソフトをフロッピー(登録商標)やCDディスククライアントサーバー方式で導入しても良い。

0116

データ送付は、患者2のインターネットアドレス(TCPIP)、Eメールアドレスをもとに医師1の操作で送付する。あるいは、このデータ55を、ICカード光磁気ディスク、光ディスクなどに記憶させて、手渡し移譲することも可能である。

0117

ただし、機密ファイルP120´の部分は双方が合意した事項ではないので、カルテとして患者にプリント移譲されることもなく、且つ、インターネットなどで送付されることもなく、さらに、ICカードなどにも記憶されることもない。

0118

それは医療が医師1と患者2の双方が合意の上での治療という契約であるので、医師1が患者2の申し出や具体的な検査で確定した事実(データ)上で処置を行うことしか保証されないものであるからであり、本発明の目的が、医療ミスや普通一般の医療よりも低いレベルの医療を受けることを防止するものであるからで、より高度の医療を受けようとすればそれは、有名で能力のある医師1の医療処置を受けることがのぞましい。

0119

よって、普通より能力のある医師であれば、医師1が患者2の言葉に出ない症状や検査に出ないちょっとした微妙な症候データを見逃すことなく、知覚しこれを治療に生かすことは医師1本人の能力によりこの部分がその医師1の知名度人気度を上げることとなるので、機密ファイルP120´として隠されて保存されるのであり、これは医師1本人しか見ることのできないファイル構造を持つものである。

0120

よって、より能力のある医師1であれば、この機密ファイルP120´を多く利用し、さらに、きめこまかい患者2側に立った治療を施すことが可能となる。また、必ずしも、この機密ファイルP120´は存在しなくともよい。

0121

しかし、何らかの予期しない医療事故が発生した場合は、この機密ファイルP120´がその治療処置に至った経緯を明確に保証してくれることになり、安心して治療処置を行うことが可能となる。

0122

つまり、P120のファイルは通常の医療カルテファイルであり、P120´は一段上の医療カルテファイルということである。

0123

(具体的な構成2)上記で説明したことは、患者2が医師1のもとを初診で訪れた場合の構成であったが、以下に再診で訪れた場合の構成を示す。患者2は、胃カメラによる内視鏡撮影を終えて、さらに、血液検査のデータが整った状態で訪れた場合である。

0124

この場合のデータファイルの作成とその流れを図−8の再診の場合のファイルの流れの部分で説明する。医師1は前記サービスを受けるために、起動スイッチ4をON状態とする。

0125

ここまでは、患者2は初診の患者として、カレントファイルが作成され、音声データMDや画像データGDもカレントファイルとして作成される。その後、患者2が姓名を発言した段階で、前記サーバー10は、この患者2の過去のこの医院もしくは医師1治療を受けた時のカルテデータファイルP120を検索する。

0126

この段階で、過去のデータファイルP120が存在すれば、その最新のデータファイルP120の中の紙面データ55を医師1のコンピュータ3の画面上に表示する。また医師1がプリントアウトを望めば、そのキー操作で、プリントアウトを行うことが可能である。

0127

さらに、機密ファイルP120´の存在がコンピュータ3の画面上に示されれば、これは、患者2に見えない状態のときに医師1が前記画面上に表示して、確認することが可能である。これで、医師1はこの患者2の前回までの症状や過去の症状を確認可能となる。

0128

この段階で、患者2は再診の患者と判断される。実際は、それ以前に病院の受付で、再診か初診かは区別されている場合が多く、事前に医師の手元に患者2のカルテ50が手渡されている。

0129

しかし、病院の人件費の削減や効率化のために、看護婦や医療事務員を削減した場合は、このような方法で効率的にカルテ50の準備が可能となる。従って、カルテの保存や取り出しの手間が省け、非常に、効率的に診察、治療を行うことが可能となる。

0130

その後、以下の対話が開始されたとする。医師1:その後、症状はどうですか?患者2:痛みは薬の効果でかなりなくなりましたが、どうも鈍い痛みがあり。時々、キリキリ痛みます。

0131

医師1:内視鏡と血液検査の結果が出ています。その結果、胃の内壁に、やはり、炎症があり、2箇所から少し出血していますね。それと、胃壁には、ポツポツとこのように、炎症が治癒回復した痕跡がありますね。

0132

これから判断すると、昔もこのような症状が発生しており、自然と治癒回復していたようですね。まあ、その時は、痛みもこんなにひどくなかったんでしょうね?(医師1は、内視鏡の写真と、血液検査の結果をスキャナーにより、インプットし、サーバー10へ送付。カメラ5のレベルでよければ、カメラ5で撮影し、データGDXを送付。)
患者2:そう言えば、昔から、胃が時々ちくちく軽く痛むことはありましたが、すぐに、良くなっていました。医師1:それと、血液検査の結果が出ています。肝臓、腎臓、膵臓などには特に問題はなく、血液にも特に異常は見られません。悪いのは、胃のみのようです。

0133

この胃壁の状況から判断すると、慢性的胃炎です。慢性胃炎は、ピロリ菌によって発生するものですから、ピロリ菌を退治するために、5日間ほどピロリ菌を除くための抗生物質を食後に飲んでください。そうすれば、良くなりますよ。

0134

それと、お酒は控えて、食事は胃にやさしい消化の良いものを食べてください。それと、胃壁全体に炎症のような発赤状態がありますので、胃が弱っているようです。寝不足をせず、仕事の量を少し減らしてストレスを溜めないようにしてください。

0135

患者2:はい、わかりました。悪いのは胃だけと聞いて安心しました。医師1:悪いのは胃だけというのではく、検査した項目が肝臓、膵臓、腎臓と血液検査ですので、や腸、その他の部位も問題ないとは言っておりませんので、そこのところは、間違えないで下さい。それで、症状が回復しなければ、また、1週間後に来てください。

0136

それと、薬を飲むと、2日ほどで胃の痛みはなくなりますが、必ず、5日間薬を飲み続けて下さい。ピロリ菌が完全に居なくなるまで薬を飲まないと完治しませんので、いいですね。

0137

患者2:はい、わかりました。医師1:では、診断を下しますので、良く聞いてください。症状:腹部左上側刺激痛の投薬による鈍痛への変化。診断:胃内視鏡と血液検査により、慢性胃炎と判断。

0138

処置:胃粘膜保護剤、ピロリ菌対応の抗生物質を5日間分処方。その他:酒量を減らして、食事を消化の良いものとすることを指示。これで、良いですか。

0139

患者2:はい。わかりました。

0140

以上のような対話のあと、医師1は起動スイッチ1をOFF状態とする。そうすると、サーバー10は紙面データ55を、図2に示すような態様に配置する。そして、胃の内視鏡写真と、血液検査の結果の表の画像データを図2のP111の部分に配置する。

0141

そして、このデータ55を前回のカルテファイルP120の後に、付け加えて、患者2の最新のカルテファイルP120として、記録保存する。当然ながら、音声データMDや画像データGDも同時に追加されて、保存される。

0142

具体的には図8に示すように、患者2のカルテファイルP120を引き出し、これを、変換データ部と、音声原画データMDと画像データ原画GDと、機密ファイルデータ部とに分割し、各データ部の後に、再診の場合のデータを追加する。

0143

その後、これらのデータ部をファイル名P120で結合し、保存する。当然紙面データ55も変換データ部の内部で連続に配置されてファイル化されることとなる。

0144

そして、カルテ紙面データ55は、医師1のコンピュータ3のプリンター7よりプリントアウトされ、カルテ50となる。この時、プリントアウトされる部分は、今回新しく作成されたカルテ紙面データ55のみであり、前回の部分は当然ながらプリントアウトされるものではない。

0145

さらに、患者2が望めば、このカルテ紙面データ55をインターネット8にて、患者2のコンピュータ2’に送付してもよいし、患者2のICカードに記録して渡しても良い。その後、患者2が退席した後に、医師1は、機密カルテファイルP120´を作成する。

0146

起動スイッチ4をON状態にし、カメラ5とマイク6に向かって、「機密ファイルP120´」と発言するか、キーボード操作により機密ファイルP120´を作成保存できるようにする。

0147

内容は、「患者2は前回、過去の胃炎や胃の痛みはなかったと言ったので、通常の胃炎の処方を行ったが、検査の結果は慢性胃炎であり、数年前から繰り返し発病してきたものであるようだ。

0148

ピロリ菌による慢性胃炎と判断してよい。胃壁の状態から判断して、今回の投薬で、1年ぐらいは再発しないが2年もすると再発する可能性が高い。1年半後ぐらいに、再度検査するように、その時分に、当方から連絡を取る方が患者2のためであろう。

0149

以上。」というように発声して、起動スイッチ4をOFF状態とする。サーバー10は、機密ファイルP120´を前記カルテデータファイルP120と関連させて作成し、前記P120ファイルの内部の機密ファイルP120´の後に接合して保存する。

0150

さらに、機密ファイルP120´の開鍵の許可登録は医師1の顔と音声データとして作成し、サービスを終了する。この機密ファイルを作成する場合のフローチャート図を図−4に示した。

0151

前記カルテデータファイルP120の開鍵は許可された医師やそれに関係する病院関係者や、患者2とその許可を得た親族、あるいは、裁判所、許可された保険会社などに開鍵可能であり、何らかの事故や訴訟が発生した場合には前記カルテデータファイルP120を閲覧可能である。

0152

しかし、機密ファイルP120´は医師1しか開鍵することは不可能であり、他の誰も開鍵し、閲覧することはできない。さらに、医師1の死亡が確認された段階で、この機密ファイルP120´は削除されることが望ましい。

0153

基本的には、カルテの保存期間は5年であるので、初診の日より5年以上経過したもので、同じ病名で継続して医療処置を受けていない場合は、随時カルテデータファイルP120と機密ファイルP120´も削除する。

0154

しかしながら、医師1個人の長期に渡っての臨床データとして構築したい場合は、その主旨を運営法人9に伝えて、同意のもとに、必要期間保存しても構わない。

0155

さらに、医師1は、患者2に対して、インターネット8を経由して、治療やその他の指示を行うことが可能である。例えば、前記構成1においては、胃カメラによる内視鏡の検査の日には、朝から何の食事も取らないこと、検査の日程の再確認、あるいは、薬の飲み方や確実に薬を飲んでいるかの確認、また、日々の飲酒や食事上の注意などである。

0156

前記構成2においては、必ず食後に、抗生物質と胃壁の保護剤の薬を飲むこと、食事は消化の良いものにすることなどの指示と確認である。このようにすることで、確実な患者2の回復を促すことが可能となる。

0157

また、本発明は医師と患者のみの関係に使用が限定されるものではなく、医療行為者と患者の関係や、例えば、密室領域において種々の取り決めを行うや種々のサービスを行う業種にも適用可能である。

0158

例えば、弁護士とその依頼者相談者財務運営責任者ファイナンシャルプランナー)と金融運営委託者や、警察官被疑者などの関係にも適用される。

0159

また、看護婦やその他同席者がいたとしても、明確にその立場が一方の側にならざるを得ない場合は、いわゆる密室の関係とみなされるので、そのような場合にも適時適用可能なものである。

0160

(具体的な構成3)医師1のもとに、若い女性の患者2がの痛みを訴えて、診察を受けに来た場合を想定する。前記と同様に、医師1はコンピュータ3をONし、さらに、起動スイッチ4をONの状態にして、カメラ5と音声マイク6を起動させる。

0161

第一段階の患者2と医師1との同席の画像データGDを入力した後は、その後、診察のために、医師1は患者2に上半身衣類を脱がさせる。このような状態で、画像カメラ5が時分割とは言え、画像データGDをサーバー10に送付しつづけることは患者2の立場からは、好ましいものではない。

0162

さらに、そのデータがサーバー10の内部に保存されることもこのましくない。そこで、サーバー10は送られてくる画像データGDを自動認識し、女性患者2の胸の部分の画像データを画像認識により、削除するようにする。

0163

もしくは、前記画像データに不明瞭化処理(モザイク処理)などを行って保存する。また、この処理は、医師1の患者2との双方の合意の上に基づくものであり、患者2が特に望まなければそのような処置を行う必要はない。

0164

さらに、好ましくは、医師1のコンピュータ3のキーボード操作により、画像データGDを送出するコンピュータ3が画像処理を行って、そのような部分的な削除や不明瞭化処理を行った後に、サーバー10に画像データGDとして送致することがもっとものぞましいものである。

0165

図5にこの構成の概略図を示す。医師1はプライバシー保護のキー操作を行う。そうすると、サーバー10へその信号は送致され、画像処理手段60を動作させ、サーバー10は画像カメラ5からの画像データGDを画像認識処理により、女性の胸の部分を認識し、部分的に削除するか不明瞭化処理する。

0166

そして、画像データGDとして保存する。この場合のフローチャートの概略図を図7(A)に示した。可能であれば、この処理手段(画像処理ボード)60は、医師1のコンピュータ3の内部に配置されることが望ましい。

0167

この場合のフローチャートの概略図を図7(B)に示した。しかしながら、肺や気管支の痛みであればこのような処理を施せるが、乳癌乳房部分に出来た皮膚病であればこのような処理をすることは患部を隠すことであり、不可能である。

0168

このような場合は、極力、女性の顔と患部が同一の画面データにて入力された場合は、どちらかを削除か不明瞭化処理することで、患者2に対する不安感を和らげる処理をする。

0169

この処理は、産婦人科泌尿器科における下腹部の診断の場合にも適用されるものである。あるいは、医師1が画像カメラ5を操作して、患部のみを拡大し、症状や状況を詳細に映すことの方がのぞましい。

0170

この場合は、医師1の操作により、画像データGDは指定画像データGDXとして、サーバー10に送付される。このようにして、患者2に対する不安感の解消やプライバシーの保護への安心感の確立を行う。

0171

(具体的な構成4)医師1のもとに、下痢の患者2が複数訪れるようになった場合、医師1は通常の医療診断と処置以外に、前記サーバー10の運営法人9に対して、コンピュータ3もしくは、電話などにて、下痢症状の発生状況調査依頼を行うことが可能となる。

0172

医師1は、当人が診察した患者2や、当人が閲覧可能な範囲の患者2のカルテデータ55は閲覧、参照することは可能である。しかしながら、他の病院や医院などの発生状況は確認することはできない。

0173

そこで、医師1は前記運営法人9による調査依頼するところで、このデータを得ようと試みる。しかしながら、たとえ運営法人9と言えども、患者個人のプライバシーにも触れるカルテデータ55を任意に閲覧することは問題がある。

0174

そこで、語句検索ファイルを起動させ、プライバシーに触れない病名や症状の登録された語句を選択して、運営法人9が管理するサーバー10内の特定の期間(最近1週間など)のデータを検索して対応する。

0175

例えば、下痢症状であれば、「下痢」という語句データ打ち込み、これを、サーバー10が検索することで、発生した件数のみ、対応医院、病院に分けて表示させる。

0176

このようにすると、過去1週間内のサーバー10が管理する地域の状況が確認される。さらに、昨日、2日前というように、検索すれば、時系列に発生状況をデータとして取り出すことが可能となる。

0177

このデータ10を運営法人9は、医師1に送付し、これによりその発生状況を確認できる。このデータが特に、異常のないものであれば、一時的な状況として処理される。

0178

また、運営法人9はそのデータが異常なものと判断されるものであれば、地域を管轄する保健所に異常事態を報告することで、緊急な対応が図られる。さらに、常に、このような状態で、集団発生する可能性の高い伝染病名や症状を検索監視しておくことで、伝染病への早期の対応が可能となる。

0179

このようにして、常に地域の安全が個人のプライバシーを保った状態で確保される仕組みである。サーバー10は、本説明文の内部においては、病院や医院のある地域近辺にあるような表現となっているが、必ずしも、その地域にあるわけではなく、通信可能な地域であれば、どこでも良い。

0180

特に、電力供給が安定しており、且つ、治安が安定しており、転変地異の発生危険性が低く、さらに、保守点検緊急事態に対応できるような設備体制の整った地点が望ましいものである。

0181

さらに、サーバー10は、1台ではなく、分散された複数のサーバーであり、そのバックアップサーバーも備えたものであることが望ましい。

0182

そして、これらの医療カルテデータP120やカルテデータ55は、基本的には5年間程度の保存で削除もしくは焼却されるが、基本的には貴重人類とくに個人を特定した遺産であるので、半永久的に保存され、数十年後に更に高速な処理プロセッサー搭載のコンピュータが実現した際に統計的に高速に処理されれば、新たな病気の治療方法や、効率的な治療医薬の開発につながる可能性も秘めているので、安全に保存されることが望ましい。

0183

それは、サンプル数の非常に少ない特殊な病気、難病であればあるほど、データ数が少なく、効率的な対応処置が行えないが、過去からの多くのデータを積み重ねたこのデータファイルが存在すれば、より効率的な処方が早期に見出され適用されるからである。

発明の効果

0184

以上のように本発明によれば、特定の個人と該個人に関係する不特定の個人の間に発生する種々の問題を解決可能となる。

0185

1)特定の個人と、この個人に関係する不特定の個人の対話で、その対話を証明する第三者が存在することのない言わば密室的な空間での対話を、インターネットにて第三者が運営するデータ保存機関に送付し、且つ、これを会話の終了とともに即座に音声認識および要約処理により、紙面データとしてプリントアウトすることで、対話内容の文言化、文面化が可能となり、時間の効率的な利用が可能となる。

0186

さらに、そればかりではなく、対話の内容と画像が前記第三者が運営する機関に一定期間保存されることで、具体的証拠やその他資料としての保管される理由により裁判やその他訴訟問題となった場合の正当な判断が下されるようにあり、トラブルの発生が未然に防止される。

0187

2)対話の間に、特定の個人の処置内容が音声認識により自動認識され、種々の処置の具体的な処置費用として計測され、且つ、そのデータが会計部門へ送付されることで、時間の効率的な運用が可能となる。

0188

3)さらに、そのプリントアウトされるデータもしくは、その全データを、前記特定の個人の端末より、不特定の個人が有するメモリーカードなどの記録保存媒体に保存して持ち帰ることが可能となるので、従来は不可能であった対話相手の不特定の個人のデータ保持も可能となる。

0189

また、さらには、不特定の個人が記録データを持ち帰るばかりではなく、インターネットを通じて不特定の個人の端末でデータを送付することも可能となり、この不特定の個人にても、データの保存が可能となる。

0190

4)さらに、機密ファイルを患者のカルテファイルに関連付けて作成し、且つ、当該医師以外には閲覧、変更することができないので、医師が安心して本人の過去の経験と習熟した知識、技術をもって患者に最高の医療処置を施すことが可能となる。

0191

これにより、より医師個人の知名度、人気度を上げることが可能となるが、その医療ノウハウを他人に知られることが回避される。

0192

5)このようなシステムの維持管理費用莫大なものとなるが,第三者が運営し、これを複数の特定の個人で共同利用することで、個人の負担金額は低く抑えられ、一般社会への使用適用が可能となる。

0193

6)第三者が運営するシステムが、具体的な個人名ではなく、その中の発生事象のみ計数カウントしこれを地域別に統計することで、この事象の流布、拡大を早期に認識判別することが可能となる。これにより、この事象に対する対策を早期に対応可能となる効果が発揮される。

0194

7)さらに、不特定個人のプライバシーに深く関わるデータの部分は前記特定の個人と、不特定の個人同士の合意に基づいて部分的に削除したり、ぼかしたり、不明瞭にすることが可能となり、不特定個人のプライバシーの安全な保持が可能となる。

0195

8)また、カルテデータをインターネットで送付することが可能であるので、インターネットでデータを送付した患者2に対してはそのアドレスを用いて、検査や薬の取り方や食事の仕方などの指示を行うことが可能となり、より一層患者の回復治癒を早めることが可能となる。

図面の簡単な説明

0196

図1本発明の一例にかかる基本的なシステムの構成概略図である。
図2本発明の一例にかかる代表的なカルテに紙面データの構成概略図である。
図3基本的なシステムのフローチャート概略図である。
図4機密ファイルを付与した場合のシステムのフローチャート概略図である。
図5本発明の一例にかかる部分的な画像の削除、不明瞭化の構成概略図である。
図6暗号化処理装置をインターネットを使用するにおいて、配置した場合のシステムの構成概略図である。
図7(A)は、プライバシー処理の一例の概略フローチャート図である。(B)は、別の態様のプライバシー処理の一例の概略フローチャート図である。
図8データの流れを説明するための概略フローチャート図である。
図9従来技術の説明図である。
図10従来技術の説明図である。

--

0197

1 特定の個人(医師)
2 特定の個人と対話する不特定の個人(患者など)
1(n) 別の特定の個人
2(n) 別の特定の個人と対話する不特定の個人
3 特定の個人が操作するコンピュータ
4起動スイッチ
5画像カメラ
6音声マイク
画像出力装置(プリンター)
8 不特定の個人(法人)との通信網(インターネットなど)
サーバー運営機構サービス運営法人)
10サーバー
11データ記録保存部
12 サーバー監視コンピュータ
13通信ケーブル電話回線光ファイバー無線回線など)
50カルテ紙面
55 カルテ紙面データ
60プライバシー処理手段
80暗号化処理手段
P1 特定の個人(アスキーコードデータ)
P2 不特定の個人(アスキーコードデータ)
P101 日時、場所のデータ
P102 1と2の同席画像データ
P111 画像データ(少なくとも1枚以上)
P120 不特定個人のデータファイル名
P120´機密ファイル名
P121症状データ
P122問診データ
P123診断データ
P124処置データ
P125 患者サイン
P130 変換された音声文字データ(OD)
P131備考追記部
205画像入力部
206音声入力部
207データ入力部
208パソコン会議処理部
209音声テキスト変換部
210議事録作成部
211音声蓄積部
212議事録記録部

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