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技術 ハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構

出願人 小林クリエイト株式会社
発明者 山岡義紀
出願日 2002年8月26日 (18年4ヶ月経過) 出願番号 2002-244841
公開日 2003年6月17日 (17年6ヶ月経過) 公開番号 2003-171049
状態 拒絶査定
技術分野 目的に特徴のあるプリンター ウエブの整合,緊張,案内,ローラ
主要キーワード 使用後期 引込口 矯正作用 操作口 送り角 テフロンテープ 引き出し抵抗 側端近傍
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年6月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙に、サーマルヘッドを備えた印字部によって印字を施すハンディターミナルに適したロール紙の巻き癖矯正機構を提供する。

解決手段

感熱発色層7’を内側にして巻回したロール紙7を、その感熱発色層7’が下面となる状態で引き出されるように保持するホルダー3と、該ホルダー3から引き出されるロール紙7の上面に当接して該ロール紙7を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁11とを備えてなるように巻き癖矯正機構を構成した。これにより、給送中のロール紙7が巻き癖と逆方向に連続的に屈曲されることととなり、その巻き癖を矯正することができる。

概要

背景

紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙は、ファクシミリキャッシュレジスターATM現金自動引出し・預け入れ装置)或いはハンディターミナル等の各種機器に内蔵されたサーマルプリンタ用の記録紙として使用されている。これらの各種機器で用いられる従来のロール紙は、サーマルヘッドに対して紙パスがスムーズとなるように、その全てが感熱発色層を外側にして巻回されているが、ロール紙であるため巻き癖が必然的に発生し、印字後に切り離された単票カールしてしまうことにより、印字内容が読みにくく、また保管や整理に支障を来すという問題点がある。

一方、上記のような印字後に切り離された単票のカールを防止するために、ロール紙の巻き癖を矯正する装置も多数提案されている。

概要

紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙に、サーマルヘッドを備えた印字部によって印字を施すハンディーターミナルに適したロール紙の巻き癖矯正機構を提供する。

感熱発色層7’を内側にして巻回したロール紙7を、その感熱発色層7’が下面となる状態で引き出されるように保持するホルダー3と、該ホルダー3から引き出されるロール紙7の上面に当接して該ロール紙7を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁11とを備えてなるように巻き癖矯正機構を構成した。これにより、給送中のロール紙7が巻き癖と逆方向に連続的に屈曲されることととなり、その巻き癖を矯正することができる。

目的

本発明は、かかる従来の実状に鑑みてその解決を試みたものであって、ハンディーターミナルを大型化させることなく、簡単な構成でロール紙の巻き癖を良好に矯正し得るようしたハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙に、サーマルヘッドを備えた印字部によって印字を施すハンディターミナルにおいて、感熱発色層を内側にして巻回したロール紙本体を、その感熱発色層が下面となる状態で引き出されるように保持するホルダーと、該ホルダーから引き出されるロール紙の上面に当接して該ロール紙を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁とを備えていることを特徴とするハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構

請求項2

矯正縁が、印字部側に位置するホルダーの前壁下部に形成したロール紙送出口の上部口縁によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項3

ホルダーに保持されたロール紙本体と、矯正縁との間に、該矯正縁へのロール紙の送り角度を規定する案内端上端に備えた案内部材を配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項4

少なくとも案内端の、ロール紙との当接面に、ロール紙の摺動抵抗を減じる低摺擦加工を施したことを特徴とする請求項3に記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項5

低摺擦加工が、案内端を丸くする面取り加工であることを特徴とする請求項4に記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項6

低摺擦加工が、表面に滑性面を備えたテープを案内端に貼着してなるものであることを特徴とする請求項4に記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項7

案内部材を進退可能に設け、該案内部材を、ホルダーへのロール紙本体のセット時にロール紙送出口からのロール紙端部の引き出し操作を容易とする待避位置に移動可能としたことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項8

ロール紙本体と対向する案内部材の内側面を、案内端に向けて凹状に立ち上がる湾曲面としたことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項9

ロール紙の表面及び/又は裏面に滑性に優れたオーバーコート層を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載したハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構。

請求項10

オーバーコート層が、OPニスメジュームワニス等の低摩擦性インキからなるものであることを特徴とする請求項9に記載したロール紙の巻き癖矯正機構。

技術分野

0001

本発明は、ハンディターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構に関する。

背景技術

0002

紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙は、ファクシミリキャッシュレジスターATM現金自動引出し・預け入れ装置)或いはハンディーターミナル等の各種機器に内蔵されたサーマルプリンタ用の記録紙として使用されている。これらの各種機器で用いられる従来のロール紙は、サーマルヘッドに対して紙パスがスムーズとなるように、その全てが感熱発色層を外側にして巻回されているが、ロール紙であるため巻き癖が必然的に発生し、印字後に切り離された単票カールしてしまうことにより、印字内容が読みにくく、また保管や整理に支障を来すという問題点がある。

0003

一方、上記のような印字後に切り離された単票のカールを防止するために、ロール紙の巻き癖を矯正する装置も多数提案されている。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、従来の巻き癖矯正装置は、ファクシミリ,キャッシュレジスター,ATM等の大きなサイズの機器に組み込むように構成されたものであり、構造が複雑であるとともに、比較的広い組み込みスペースを必要とする。しかして、ハンディーターミナルは、携帯性重視して可能な限り小型化が図られているため、従来の巻き癖矯正装置の構成をそのまま組み込む余分なスペースはなく、また、組み込みスペースを設けるとハンディーターミナル自体が大きくなって携帯性が損なわれることとなる。このため、現在までのところロール紙の巻き癖を矯正し得る機能を備えたハンディーターミナルは存在せず、ハンディーターミナルで印字処理された単票のカールが大きな問題となっていた。

0005

本発明は、かかる従来の実状に鑑みてその解決を試みたものであって、ハンディーターミナルを大型化させることなく、簡単な構成でロール紙の巻き癖を良好に矯正し得るようしたハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙に、サーマルヘッドを備えた印字部によって印字を施すハンディーターミナルにおいて、感熱発色層を内側にして巻回したロール紙本体を、その感熱発色層が下面となる状態で引き出されるように保持するホルダーと、該ホルダーから引き出されるロール紙の上面に当接して該ロール紙を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁とを備えていることを特徴とするハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構である。

0007

かかる構成にあって、ハンディーターミナルに対して印字操作を行うと、感熱発色層が下面となる状態でホルダーからロール紙が順次引き出されて印字部に給送されるが、その給送経路においてロール紙の上面に当接する矯正縁によって、給送中のロール紙が巻き癖と逆方向に連続的に屈曲されることとなり、その巻き癖が矯正される。これにより、印字部で所要情報が印字された後に切り離される単票にカールが全く生じないか、生じても僅かなものとすることができる。

0008

また、上記矯正縁は、印字部側に位置するホルダーの前壁下部に形成したロール紙送出口の上部口縁によって構成することができる。これにより、矯正縁の組み込みスペースを別途設ける必要がないため、ハンディーターミナルを大型化させることなく、簡単な構成で所要の巻き癖矯正作用を生じさせることができる。

0009

また、上記構成にあって、ホルダーに保持されたロール紙本体と、矯正縁との間に、該矯正縁へのロール紙の送り角度を規定する案内端上端に備えた案内部材を配設する構成が提案され得る。ここで、ロール紙は、使用に伴ってその巻き径が小さくなるため、矯正縁への送り角度が次第に緩くなって巻き癖矯正作用が低下する。そこで上記のように、案内端によって矯正縁に対するロール紙の送り角度を規定することにより、ロール紙本体の巻き径の大小に拘わらず、その送り角度を一定に保つことができ、安定した巻き癖矯正作用を生じさせることが可能となる。尚、案内端を上端に備えた案内部材は、ホルダーと一体形成したり、別体形成したものをホルダーに嵌着して着脱可能に取り付けることができる。特に案内部材を別体形成してホルダーに嵌着するようにした場合には、ホルダーの構造を変更する必要がなく、既存のハンディーターミナルのホルダー内に簡単に配設することが可能となる。

0010

また、少なくとも上記案内端の、ロール紙との当接面に、ロール紙の摺動抵抗を減じる低摺擦加工を施す構成が提案される。これにより、ロール紙の引き出し抵抗が小さくなり、紙送りを円滑に行わせることができる。

0011

上記低摺擦加工としては、案内端を丸くする面取り加工や、表面に滑性面を備えたテープを案内端に貼着したものが提案される。これにより、低摺擦加工を簡単に施すことができる。

0012

さらに、上記案内部材を進退可能に設け、該案内部材を、ホルダーへのロール紙本体のセット時にロール紙送出口からのロール紙端部の引き出し操作を容易とする待避位置に移動可能にしてもよい。これにより、セット時における操作性が向上する。

0013

また、ロール紙本体と対向する案内部材の内側面を、案内端に向けて凹状に立ち上がる湾曲面とする構成が提案される。かかる構成にあって、ロール紙の引き出しに伴って案内部材側にロール紙本体が引張されると、該ロール紙本体は、案内部材の凹状の湾曲面を上昇し、ある程度上昇すると自重により滑落して再度上昇するという昇降動作を繰り返す。そして、この昇降動作時にロール紙本体に回転作用が生じてロール紙が繰り出される。また、ロール紙本体の周面の一箇所が案内部材の湾曲面に線接触する状態となるので回転時の摩擦抵抗が小さくなる。これにより、紙送りをさらに円滑に行わせることができる。

0014

また、ロール紙の表面及び/又は裏面に滑性に優れたオーバーコート層を形成するようにしてもよい。これにより、紙送りを円滑に行わせることができるとともに、摩擦による紙粉の発生が防止され、該紙粉に起因する印字障害を未然に防ぐことができる。

0015

上記オーバーコート層の形成には、OPニスメジュームワニス等の低摩擦性インキが好適に用いられ得る。これらの低摩擦性インキは、印刷適性に優れているため、該低摩擦性インキを印刷することによってオーバーコート層を簡単に形成することができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

本発明にかかるハンディーターミナルにおけるロール紙の巻き癖矯正機構は、図1に示すように、感熱発色層7’を内側にして巻回したロール紙本体16を、その感熱発色層7’が下面となる状態で引き出されるように保持するホルダー3と、該ホルダー3から引き出されるロール紙7の上面に当接して該ロール紙7を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁11とを備えていることを特徴としている。

0017

以下に、本発明の具体的な実施例を図面に基づいて説明する。図1は、上記巻き癖矯正機構の第一実施例を示すものであって、ハンディーターミナル1は、所要装置(図示省略)を内蔵する本体ケース2と、該本体ケース2の側端に装着されたホルダー3とからなる。本体ケース2内には、ホルダー3寄り側端近傍に位置させてサーマルヘッド4とプラテンローラ5とからなる印字部6が配設されている。また、前記ホルダー3はロール紙本体16を回転可能に収納するロール受部3aと、該ロール受部3aの上部に被着されるカバー部3bとからなり、ロール受部3aはその前壁8aが本体ケース2の側端に着脱可能に連結される一方、カバー部3bはヒンジ9を介してロール受部3aに連結されて開閉可能となっている。

0018

ここで、ロール紙本体16は、図2イに示すように、長尺帯状の紙基材17の表面に感熱発色層7’が形成されたロール紙7を、図1等に示すように、その感熱発色層7’を内側にしてロール状に巻回したものであって、そのまま繰り出すと該感熱発色層7’を内側にしてカールする巻き癖が必然的に生じるものとなっている。そして、該ロール紙本体16を、図1に示すように、外周の繰り出し端がロール受部3aの前壁8a側から下方に垂下する向きでロール受部3a内に装入するとともに、該ロール受部3aの前壁8aの下部に形成したロール紙送出口10から繰り出し端を本体ケース2方向に引き出すことにより、ロール紙7が、感熱発色層7’を下面にした状態で引き出されるようになっている。また、前記ロール紙送出口10の上部口縁が、引き出されるロール紙7の上面に当接して該ロール紙7を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁11となっている。尚、引き出されたロール紙7は、本体ケース2内に配設された前記印字部6に給送され、サーマルヘッド4による熱印加を介して感熱発色層7’を発色させることによって印字が施された後、図示しない自動カッターまたは手作業で切り離されて単票となる。

0019

かかる構成にあって、ハンディーターミナル1に設けられた図示しない操作部に対して印字操作を行うことにより、感熱発色層7’が下面となる状態でホルダー3のロール紙送出口10からロール紙7が順次引き出されて印字部6に給送される。そして、その給送経路において緊張状態のロール紙7の上面に矯正縁11が当接することにより、給送中のロール紙7が巻き癖と逆方向に連続的に屈曲されて、その巻き癖が矯正される。ここで、ロール紙7は、ロール紙本体16の外周部分に比して中心部分に至るほど強い巻き癖が生じており、また、図1想像線で示すように、使用に伴ってロール紙本体16の巻き径が小さくなると、矯正縁11への送り角度が次第に緩くなって巻き癖矯正作用が低下する。これにより、使用初期及び中期においてロール紙本体16の外周部分及び中間部分から引き出されたロール紙7は、矯正縁11によって巻き癖と逆方向に屈曲されるとその巻き癖が完全に消失し、印字部6で所要情報が印字された後に切り離される単票にカールが全く生じない。また、使用後期において中心部分から引き出されたロール紙7は、矯正縁11によって矯正されても巻き癖が完全に消失することはなく、切り離された単票は僅かにカールするものとなる。しかしながら、巻き癖の矯正機能を備えていない従来のハンディーターミナルで作成された単票と比較すれば、カールが大幅に減少していることは言うまでもない。

0020

図3は、第二実施例を示し、この実施例は上記のようなロール紙本体16の巻き径が小さくなるのに伴って生ずる巻き癖矯正作用の低下を防止する構成を備えたものであって、ホルダー3には、ロール紙本体16と矯正縁11との間に、該矯正縁11へのロール紙7の送り角度を規定する案内端12を備えた案内部材13が配設されている。該案内部材13は、ロール受部3aの前壁8aの内側に沿って所定高さで立設され、その上端に案内端12が形成されており、その横幅は少なくともロール紙7の横幅と同じか若しくはそれより広い寸法となっている。そして、該案内端12を乗り越えさせてロール紙7を引き出すことにより、図3に想像線で示すように、使用に伴ってロール紙本体16の巻き径が小さくなっても、案内端12から矯正縁11に向けて垂下するロール紙7の送り角度を一定に保つことができるようにしている。これにより、ロール紙7の巻き径の大小に拘わらず、矯正縁11による安定した巻き癖矯正作用を生じさせることができる。

0021

また、上記案内端12の、ロール紙7との当接面には、図3及び図4イに示すように、案内端12を丸くする面取り加工18によって、ロール紙7の摺動抵抗を減じる低摺擦加工が施されており、該低摺擦加工によって、ロール紙7の引き出し抵抗を小さくして、紙送りを円滑に行わせ得るようにしている。また、この低摺擦加工としては、図4ロに示すように、表面に滑性面19を備えたテープ20を案内端12に貼着することによって施すこともできる。かかるテープ20としては、表面にポリテトラフルオロエチレン商品名;テフロン)層を備えたテフロンテープが好適に用いられ得る。また、図4ハは、案内端12を丸くして、その上に前記テープ20を貼着することにより、低摺擦加工を施したものであって、このようにすれば摺動抵抗をより低減させることができる。

0022

尚、この実施例では、上端に案内端12を備えた案内部材13をロール受部3aと一体形成するようにしているが、案内部材13はロール受部3aと別体形成したものをホルダー3の左右の側壁間に強制嵌着して着脱可能に取り付けるようにしてもよい。

0023

図5図6は、第三実施例を示し、この実施例は上記案内部材13を上下方向に進退可能に設けたものであって、案内部材13には下方に延びる把手部14が連成されており、該把手部14をロール受部3aの底壁8bに形成した操作口15から下方に引き出すことにより、図5に示す案内部材13の定常位置から、図6に示す待避位置に移動し得るようになっている。そして、ホルダー3へのロール紙本体16のセット時に、案内部材13を待避位置に移動させることにより、ロール紙送出口10からのロール紙7の引き出し操作を容易に行い得るようにしている。

0024

図7は、第四実施例を示し、この実施例は、ロール紙本体16と対向する案内部材13の内側面を、案内端12に向けて凹状に立ち上がる湾曲面21としたものである。ここで、案内部材13はホルダー3と別体形成されており、該案内部材13をホルダー3の左右の側壁間に強制嵌着することにより着脱可能に取り付けるようにしている。

0025

かかる構成にあって、上述したように、ハンディーターミナル1に設けられた図示しない操作部に対して印字操作を行うことにより、ロール紙送出口10からロール紙7が順次引き出されて印字部6に給送されるが、このロール紙7の引き出しに伴って案内部材13側にロール紙本体16が引張されると、該ロール紙本体16は、図7に想像線で示すように、案内部材13の凹状の湾曲面21を上昇し、ある程度上昇すると自重により滑落して再度上昇するという昇降動作を繰り返す。そして、この昇降動作時にロール紙本体16に回転作用が生じてロール紙7が繰り出される。また、ロール紙本体16の周面の一箇所が案内部材13の湾曲面21に線接触する状態となるので回転時の摩擦抵抗が小さくなる。これにより、紙送りをさらに円滑に行わせることができる。

0026

また、この実施例のように、案内部材13を別体形成してホルダー3に着脱可能に嵌着するようにした場合には、ホルダー3の構造を変更する必要がなく、既存のハンディーターミナル1のホルダー3内に簡単に配設することができるとともに、ロール紙本体16のセット時に、案内部材13を取り外すことにより、ロール紙送出口10からのロール紙7の引き出し操作を容易に行うことができる。

0027

尚、上記第四実施例にあって、案内部材13の湾曲面21に、上述したテフロンテープを貼着する低摺擦加工を施すこともでき、これによってロール紙本体16の回転時の摩擦抵抗をさらに小さくすることができる。

0028

また、上記各実施例にあって、ロール紙7の摺動抵抗によって生ずる紙粉に起因する印字障害が危惧される場合には、図2ロに示すように、ロール紙7の表面及び裏面、またはその何れか一面に、滑性に優れたオーバーコート層22を形成するようにしてもよい。このオーバーコート層22の形成には、OPニス,メジューム,ワニス等の低摩擦性インキが好適に用いられ得る。これらの低摩擦性インキは、印刷特性に優れているため、該低摩擦性インキを印刷することによってオーバーコート層22を簡単に形成することができる。そして、このように、ロール紙7の表面及び/又は裏面に、滑性に優れたオーバーコート層22を形成すれば、紙送りが円滑に行われるとともに、摩擦による紙粉の発生が防止され、該紙粉による印字障害を未然に防止することができる。

0029

また、上記各実施例においては、矯正縁11をホルダー3に形成されたロール紙送出口10の上部口縁によって構成するようにしているが、これに限定されるものではなく、該矯正縁11は、本体ケース2のホルダー3寄りの側端に開口される図示しないロール紙引込口の上部口縁によって構成することもでき、さらに、本体ケース2内及びホルダー3内等の、ロール紙7の給送経路のどこにでも配設することが可能である。また、矯正縁11の先端を、ロール紙7と線接触するような鋭くった形状とすれば、巻き癖矯正作用が向上する。

0030

さらに、案内端12は、ホルダー3内に横架したロッド或いはローラで構成することも可能である。

発明の効果

0031

上述したように、本発明は、紙基材の表面に感熱発色層が形成されたロール紙に、サーマルヘッドを備えた印字部によって印字を施すハンディーターミナルにあって、感熱発色層を内側にして巻回したロール紙本体を、その感熱発色層が下面となる状態で引き出されるように保持するホルダーと、該ホルダーから引き出されるロール紙の上面に当接して該ロール紙を巻き癖と逆方向に屈曲させる矯正縁とを備えてなるように構成したロール紙の巻き癖矯正機構であるから、前記矯正縁によって、給送中のロール紙が巻き癖と逆方向に連続的に屈曲されることにより、その巻き癖が矯正される。これにより、印字部で所要情報が印字された後に切り離される単票にカールが全く生じないか、生じても僅かなものとすることができる。

0032

また、上記矯正縁を、印字部側に位置するホルダーの前壁下部に形成したロール紙送出口の上部口縁によって構成することにより、矯正縁の組み込みスペースを別途設ける必要がないため、ハンディーターミナルを大型化させることなく、簡単な構成で所要の巻き癖矯正作用を生じさせることができる。

0033

さらに、ホルダーに保持されたロール紙本体と、矯正縁との間に、該矯正縁へのロール紙の送り角度を規定する案内端を上端に備えた案内部材を配設することにより、ロール紙本体の巻き径の大小に拘わらず、その送り角度を一定に保つことができ、安定した巻き癖矯正作用を生じさせることが可能となる。

0034

また、少なくとも上記案内端の、ロール紙との当接面に、ロール紙の摺動抵抗を減じる低摺擦加工を施すことにより、ロール紙の引き出し抵抗が小さくなり、紙送りを円滑に行わせることができる。

0035

上記低摺擦加工は、案内端を丸くする面取り加工や、表面に滑性面を備えたテープを案内端に貼着することにより、簡単に施すことができる。

0036

さらに、上記案内部材を進退可能に設け、該案内部材を、ホルダーへのロール紙本体のセット時にロール紙送出口からのロール紙端部の引き出し操作を容易とする待避位置に移動可能とすることにより、ホルダーへのロール紙のセット作業が容易となり、その取扱い性を向上させることができる。

0037

また、ロール紙本体と対向する案内部材の内側面を、案内端に向けて凹状に立ち上がる湾曲面とすることにより、該湾曲面をロール紙本体が昇降するのに伴って生ずるロール紙本体の回転作用によってロール紙が繰り出され、また、ロール紙本体の周面の一箇所が湾曲面に線接触することとなって回転時の摩擦抵抗が小さくなる。これにより、紙送りをさらに円滑に行わせることができる。

0038

さらに、ロール紙の表面及び/又は裏面に滑性に優れたオーバーコート層を形成することにより、紙送りを円滑に行わせることができるとともに、摩擦による紙粉の発生が防止され、該紙粉に起因する印字障害を未然に防ぐことができる。

0039

また、上記オーバーコート層の形成に、OPニス,メジューム,ワニス等の低摩擦性インキを用いれば、該低摩擦性インキを印刷することによってオーバーコート層を簡単に形成することができる。

図面の簡単な説明

0040

図1第一実施例にかかる巻き癖矯正機構の側面図である。
図2イはロール紙の側断面図、ロは表裏両面にオーバーコート層を形成したロール紙の側断面図である。
図3第二実施例にかかる巻き癖矯正機構の側面図である。
図4各種の低摺擦加工を施した案内端の拡大側断面図である。
図5第三実施例にかかる巻き癖矯正機構の側面図である。
図6第三実施例にかかる巻き癖矯正機構の作用説明図である。
図7第四実施例にかかる巻き癖矯正機構の側面図である。

--

0041

1ハンディーターミナル
3ホルダー
4サーマルヘッド
6印字部
7ロール紙
7’感熱発色層
8a前壁
10 ロール紙送出口
11矯正縁
12 案内端
13案内部材
16 ロール紙本体
17紙基材
18面取り加工
19滑性面
20テープ
21湾曲面
22 オーバーコート層

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