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技術 受信装置及び受信方法

出願人 パナソニック株式会社
発明者 沼田智幸吉田正岩井敬金谷浩幸山田大輔
出願日 2001年11月28日 (18年5ヶ月経過) 出願番号 2001-362342
公開日 2003年6月6日 (16年11ヶ月経過) 公開番号 2003-163613
状態 未査定
技術分野 時分割方式以外の多重化通信方式 デジタル伝送方式における同期 移動無線通信システム
主要キーワード 総電力値 受信チップ 同期追尾 フィンガ毎 アーリー チップタイミング 位相変動量 電力差
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

少ないパイロットシンボル数であってもチャネル推定を高精度に行うことができる受信装置及び受信方法を提供すること。

解決手段

第1及び第2の加算手段104、105は、第1及び第2の未知シンボルチャネル推定手段101、102からの第1及び第2の未知シンボルチャネル推定値のそれぞれとパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1及び第2の仮チャネル推定値を生成する。比較手段106は、前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。選択手段107は、比較手段106からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する。

概要

背景

移動通信システムにおいては、移動機の移動に伴うレイリーフェージングに起因して振幅及び位相の変動が生じるから受信品質が著しく劣化する。そこで、受信品質を良くするために、特開平10−51424号公報に記載された受信装置が提案されている。この受信装置は、情報シンボル未知シンボル)の間に送信装置側受信装置側とで既知のシンボル(パイロットシンボル)を挿入し、これらのパイロットシンボルの受信位相を基にチャネル推定を行ってフェージング歪を補償している。

また、従来から、図9に示す受信装置が知られている。この受信装置は、受信データを受けるパイロットシンボルチャネル推定手段901と、前記受信データを受けパイロットシンボルチャネル推定手段901に接続されている同期検波手段902とを具備している。この受信装置は、図10に示すようなスロットフォーマットのデータを受信する。

パイロットシンボルチャネル推定手段901は、受信したデータのパイロットシンボルを用いたチャネル推定を行う。ここで、チャネル推定値算出法の一例としては、受信データのパイロットシンボルを該当するパイロットシンボルの符号で象限補正した後に加算(以下「同相加算」という)する方法がある。同期検波手段902は、パイロットシンボルチャネル推定手段901により求めたチャネル推定値で受信したデータを同期検波してフェージング歪を補償する。

また、符号分割多元接続(CDMA)方式の受信装置においては、受信チップのタイミングが送信側と正確に同期していないと正しくデータを復調することができない。そこで、特開平10−32523号公報に記載された受信装置が提案されている。

この受信装置においては、拡散符号拡散された信号の受信チップタイミングの捕捉の第2段階である同期追尾トラッキング)の方法として、アーリーレイトゲート(Early-Late gate)又はディレイロックループ(DLL)と呼ばれる方法が提案されている。これは、受信すべき遅延時間のΔtだけ早いチップタイミングでの受信信号と拡散符号とのアーリー相関信号電力(Early相関信号電力)と、Δtだけ遅いチップタイミングでの受信信号と拡散符号とのレイト相関信号電力(Late相関信号電力)を求め、両者の差であるアーリーレイト相関信号電力差(Early-Late相関信号電力差)が0となるように、受信チップのタイミングを微調整するという方式である。ここで、アーリー相関信号電力及びレイト相関信号電力の算出法の一例としては、パイロットシンボルに対応する逆拡散後の受信データの同相加算を行って電力値を求める方法がある。

概要

少ないパイロットシンボル数であってもチャネル推定を高精度に行うことができる受信装置及び受信方法を提供すること。

第1及び第2の加算手段104、105は、第1及び第2の未知シンボルチャネル推定手段101、102からの第1及び第2の未知シンボルチャネル推定値のそれぞれとパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1及び第2の仮チャネル推定値を生成する。比較手段106は、前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。選択手段107は、比較手段106からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する。

目的

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、少ないパイロットシンボル数であってもチャネル推定を高精度に行うことができる受信装置及び受信方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

受信データの未知シンボルの第1のパターンチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知パイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備することを特徴とする受信装置

請求項2

受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の乗算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第2の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の乗算手段と、前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成する第3の乗算手段と、前記第1の乗算手段からの前記第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の乗算手段からの前記第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備することを特徴とする受信装置。

請求項3

受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記受信データの過去のチャネル推定値を保持しているチャネル推定値保持手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の乗算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第2の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の乗算手段と、前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成する第3の乗算手段と、前記チャネル推定値保持手段に保持された前記過去のチャネル推定値に第3の重み付け係数cを乗じて重み付け過去チャネル推定値を生成する第4の乗算手段と、前記第1の乗算手段からの前記第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値と前記第4の乗算手段からの前記重み付け過去チャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の乗算手段からの前記第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値と前記第4の乗算手段からの前記重み付け過去チャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備することを特徴とする受信装置。

請求項4

フィンガ毎に受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、フィンガ毎に前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、フィンガ毎に前記第1の加算手段からの前記第1の仮チャネル推定値の第1の電力値を算出する第1の電力計算手段と、フィンガ毎に前記第2の加算手段からの前記第2の仮チャネル推定値の第2の電力値を算出する第2の電力計算手段と、前記第1の電力計算手段から受ける全フィンガの前記第1の電力値を加算して第1の総電力値を生成する第3の加算手段と、前記第2の電力計算手段から受ける全フィンガの前記第2の電力値を加算して第2の総電力値を生成する第4の加算手段と、前記第3の加算手段からの前記第1の総電力値と前記第4の加算手段からの前記第2の総電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備することを特徴とする受信装置。

請求項5

受信データを逆拡散する第1の逆拡散手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2のチャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記第1の逆拡散手段より1/2チップ早いタイミングで前記受信データを逆拡散する第2の逆拡散手段と、前記第1の逆拡散手段より1/2チップ遅いタイミングで前記受信データを逆拡散する第3の逆拡散手段と、前記第2及び第3の逆拡散手段からの逆拡散された受信データに基づいて第1の仮アーリーレイト相関信号電力差及び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成する第1及び第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差のいずれか1つをアーリーレイト相関信号電力差として選択する選択手段と、を具備することを特徴とする受信装置。

請求項6

請求項1から請求項5のいずれかに記載の受信装置を具備する移動局装置

請求項7

請求項1から請求項5のいずれかに記載の受信装置を具備する基地局装置

請求項8

受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定ステップと、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定ステップと、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定ステップと、前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算ステップと、前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算ステップと、前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較ステップと、前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択ステップと、前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波ステップと、を具備することを特徴とする受信方法

技術分野

0001

本発明は、ディジタル移動通信システムにおいてパイロットシンボル及び未知シンボル情報シンボル)を用いて伝搬路の特性を推定する受信装置及び受信方法に関する。

背景技術

0002

移動通信システムにおいては、移動機の移動に伴うレイリーフェージングに起因して振幅及び位相の変動が生じるから受信品質が著しく劣化する。そこで、受信品質を良くするために、特開平10−51424号公報に記載された受信装置が提案されている。この受信装置は、情報シンボル(未知シンボル)の間に送信装置側受信装置側とで既知のシンボル(パイロットシンボル)を挿入し、これらのパイロットシンボルの受信位相を基にチャネル推定を行ってフェージング歪を補償している。

0003

また、従来から、図9に示す受信装置が知られている。この受信装置は、受信データを受けるパイロットシンボルチャネル推定手段901と、前記受信データを受けパイロットシンボルチャネル推定手段901に接続されている同期検波手段902とを具備している。この受信装置は、図10に示すようなスロットフォーマットのデータを受信する。

0004

パイロットシンボルチャネル推定手段901は、受信したデータのパイロットシンボルを用いたチャネル推定を行う。ここで、チャネル推定値算出法の一例としては、受信データのパイロットシンボルを該当するパイロットシンボルの符号で象限補正した後に加算(以下「同相加算」という)する方法がある。同期検波手段902は、パイロットシンボルチャネル推定手段901により求めたチャネル推定値で受信したデータを同期検波してフェージング歪を補償する。

0005

また、符号分割多元接続(CDMA)方式の受信装置においては、受信チップのタイミングが送信側と正確に同期していないと正しくデータを復調することができない。そこで、特開平10−32523号公報に記載された受信装置が提案されている。

0006

この受信装置においては、拡散符号拡散された信号の受信チップタイミングの捕捉の第2段階である同期追尾トラッキング)の方法として、アーリーレイトゲート(Early-Late gate)又はディレイロックループ(DLL)と呼ばれる方法が提案されている。これは、受信すべき遅延時間のΔtだけ早いチップタイミングでの受信信号と拡散符号とのアーリー相関信号電力(Early相関信号電力)と、Δtだけ遅いチップタイミングでの受信信号と拡散符号とのレイト相関信号電力(Late相関信号電力)を求め、両者の差であるアーリーレイト相関信号電力差(Early-Late相関信号電力差)が0となるように、受信チップのタイミングを微調整するという方式である。ここで、アーリー相関信号電力及びレイト相関信号電力の算出法の一例としては、パイロットシンボルに対応する逆拡散後の受信データの同相加算を行って電力値を求める方法がある。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、パイロットシンボルを用いてチャネル推定を行う前記受信装置においては、パイロットシンボルの数を多くすれば、同相加算数が増えノイズを低減でき推定精度が向上するが、伝送される情報シンボルの数がその分だけ減少することになるから、データの伝送効率が悪くなってしまうという問題がある。また、パイロットシンボルを用いてアーリーレイト相関信号電力差を算出してこのアーリーレイト相関信号電力差が0となるように受信チップのタイミングを微調整する前記受信装置においても、同様の問題がある。

0008

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、少ないパイロットシンボル数であってもチャネル推定を高精度に行うことができる受信装置及び受信方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の受信装置は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備する構成を採る。

0010

この構成によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することによりノイズ等による推定誤差を減少させることができるから、チャネル推定を高精度に行うことができる。

0011

本発明の受信装置は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の乗算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第2の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の乗算手段と、前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成する第3の乗算手段と、前記第1の乗算手段からの前記第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の乗算手段からの前記第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備する構成を採る。

0012

この構成によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することにより、また、パイロットシンボルチャネル推定値及び未知シンボルチャネル推定値に個別の重み付け係数を乗算することにより、受信状態に合ったチャネル推定値を高精度に算出することができる。

0013

本発明の受信装置は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記受信データの過去のチャネル推定値を保持しているチャネル推定値保持手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の乗算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段により生成された前記第2の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の乗算手段と、前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成する第3の乗算手段と、前記チャネル推定値保持手段に保持された前記過去のチャネル推定値に第3の重み付け係数cを乗じて重み付け過去チャネル推定値を生成する第4の乗算手段と、前記第1の乗算手段からの前記第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値と前記第4の乗算手段からの前記重み付け過去チャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の乗算手段からの前記第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と前記第3の乗算手段からの前記重み付けパイロットシンボルチャネル推定値と前記第4の乗算手段からの前記重み付け過去チャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備する構成を採る。

0014

この構成によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値及び過去のチャネル推定値を利用することにより、また、パイロットシンボルチャネル推定値、未知シンボルチャネル推定値及び過去のチャネル推定値に個別の重み付け係数を乗算することにより、受信状態に合ったチャネル推定値を高精度に算出することができる。

0015

本発明の受信装置は、フィンガ毎に受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、フィンガ毎に前記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、フィンガ毎に前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、フィンガ毎に前記第1の加算手段からの前記第1の仮チャネル推定値の第1の電力値を算出する第1の電力計算手段と、フィンガ毎に前記第2の加算手段からの前記第2の仮チャネル推定値の第2の電力値を算出する第2の電力計算手段と、前記第1の電力計算手段から受ける全フィンガの前記第1の電力値を加算して第1の総電力値を生成する第3の加算手段と、前記第2の電力計算手段から受ける全フィンガの前記第2の電力値を加算して第2の総電力値を生成する第4の加算手段と、前記第3の加算手段からの前記第1の総電力値と前記第4の加算手段からの前記第2の総電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択手段と、前記選択手段からの前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波手段と、を具備する構成を採る。

0016

この構成によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルを既知のパイロットシンボルとみなしてチャネル推定を行う時に複数のフィンガにおけるチャネル推定値の電力値を加算することにより、受信品質が低いフィンガであっても、チャネル変動を高精度に測定することができるから、チャネル推定値を高精度に算出することができる。

0017

本発明の受信装置は、受信データを逆拡散する第1の逆拡散手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定手段と、前記第1の逆拡散手段からの逆拡散された受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定手段と、前記第1の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算手段と、前記第2の未知シンボルチャネル推定手段からの前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定手段からの前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算手段と、前記第1及び第2の加算手段からの前記第1及び第2のチャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較手段と、前記第1の逆拡散手段より1/2チップ早いタイミングで前記受信データを逆拡散する第2の逆拡散手段と、前記第1の逆拡散手段より1/2チップ遅いタイミングで前記受信データを逆拡散する第3の逆拡散手段と、前記第2及び第3の逆拡散手段からの逆拡散された受信データに基づいて第1の仮アーリーレイト相関信号電力差及び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成する第1及び第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段と、前記比較手段からの前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差のいずれか1つをアーリーレイト相関信号電力差として選択する選択手段と、を具備する構成を採る。

0018

この構成によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することによりチャネル推定値を高精度に算出することができ、また、未知シンボルをアーリーレイト相関信号電力差の算出に利用することによりノイズ等による誤判定を減少させることができるから、アーリーレイト相関信号電力差を高精度に算出することができる。

0019

本発明の移動局装置は、上記いずれかに記載の受信装置を具備する構成を採る。

0020

この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する移動局装置を提供することができる。

0021

本発明の基地局装置は、上記いずれかに記載の受信装置を具備する構成を採る。

0022

この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する基地局装置を提供することができる。

0023

本発明の受信方法は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する第1の未知シンボルチャネル推定ステップと、前記受信データの前記未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する第2の未知シンボルチャネル推定ステップと、前記受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成するパイロットシンボルチャネル推定ステップと、前記第1の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する第1の加算ステップと、前記第2の未知シンボルチャネル推定値と前記パイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する第2の加算ステップと、前記第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し前記第1の電力値と前記第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する比較ステップと、前記比較結果信号に基づいて前記第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する選択ステップと、前記チャネル推定値を用いて前記受信データを同期検波して同期検波信号を生成する同期検波ステップと、を具備するようにした。

0024

この方法によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することによりノイズ等による推定誤差を減少させることができるから、チャネル推定を高精度に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0025

本発明の骨子は、未知シンボルを既知のパイロットシンボルとみなしてチャネル推定を行うことによって高精度にチャネル推定を行い、また、アーリーレイト相関信号電力差を高精度に算出することである。

0026

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

0027

以下、すべての実施の形態においては、フレーム構成は、データの未知シンボル(情報シンボル)の間にスロット周期で既知のパイロットシンボルを挿入する構成とし、未知シンボルを2シンボル用いる場合について説明する。未知シンボルを2シンボル用いる場合に、「00」、「01」、「10」及び「11」の4つのパターンについて同様にチャネル変動の測定を行いチャネル推定値を選択するが、以下の実施の形態では、2シンボルが同じ符号を送られることになっている場合とし、シンボルが「00」及び「11」の2つのパターンのみを有する場合を例とする。すなわち、未知シンボルは、符号が「00」である第1のパターンと符号が「11」である第2のパターンとを有する場合を例とする。

0028

(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。

0029

本発明の実施の形態1に係る受信装置は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第1の加算手段104、第2の加算手段105、比較手段106、選択手段107及び同期検波手段108を具備している。

0030

第1の加算手段104は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101及びパイロットシンボルチャネル推定手段103に接続されている。第2の加算手段105は、第2の未知シンボルチャネル推定手段102及びパイロットシンボルチャネル推定手段103に接続されている。比較手段106は、第1の加算手段104及び第2の加算手段105に接続されている。選択手段107は、第1の加算手段104、第2の加算手段105及び比較手段106に接続されている。同期検波手段108は、選択手段107に接続されている。

0031

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、受信データの未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。

0032

第1の加算手段104は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101からの第1の未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算手段105は、第2の未知シンボルチャネル推定手段102からの第2の未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する。

0033

比較手段106は、第1の加算手段104及び第2の加算手段105からの第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0034

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号に基づいて第1の加算手段104及び第2の加算手段105から第1の仮チャネル推定値及び前記第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する。同期検波手段108は、選択手段107からのチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成する。

0035

次に、本発明の実施の形態1に係る受信装置の動作を図1と共に図2に基づいて具体的に説明する。

0036

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シンボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データのパイロットシンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネル推定値p(n)を算出する。

0037

第1の加算手段104は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を加算し未知シンボル「00」の仮チャネル推定値h00(n)を算出する。第2の加算手段105は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を加算し未知シンボル「11」の仮チャネル推定値h11(n)を算出する。

0038

比較手段106は、算出された仮チャネル推定値h00(n)及びh11(n)のそれぞれについて第1及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。

0039

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00(n)及び仮チャネル推定値h11(n)のうちのいずれか1つをチャネル推定値として選択し出力する。同期検波手段108は、選択手段107により選択されたチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を出力する。

0040

本発明の実施の形態1によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することによりノイズ等による推定誤差を減少させることができるから、チャネル推定を高精度に行うことができる。

0041

(実施の形態2)次に、本発明の実施の形態2について、図3を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図3は、本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図である。

0042

本発明の実施の形態2に係る受信装置は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第1の乗算手段301、第2の乗算手段302、第3の乗算手段303、第1の加算手段104、第2の加算手段105、比較手段106、選択手段107及び同期検波手段108を具備している。

0043

第1の乗算手段301は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101と第1の加算手段104との間に接続されている。第2の乗算手段302は、第2の未知シンボルチャネル推定手段102と第2の加算手段105との間に接続されている。第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル推定手段103と第1及び第2の加算手段104、105との間に接続されている。

0044

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、受信データの未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。

0045

第1の乗算手段301は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101により生成された第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の乗算手段302は、第2の未知シンボルチャネル推定手段102により生成された第2の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する。第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。

0046

第1の加算手段104は、第1の乗算手段301からの第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算手段105は、第2の乗算手段302からの第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する。

0047

比較手段106は、第1及び第2の加算手段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0048

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号に基づいて第1及び第2の加算手段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択して出力する。同期検波手段108は、選択手段107からのチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力する。

0049

次に、本発明の実施の形態2に係る受信装置の動作を図3と共に図4に基づいて具体的に説明する。

0050

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シンボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データのパイロットシンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネル推定値p(n)を算出する。

0051

第1の乗算手段301は、未知シンボルチャネル推定値q00(n−1)と重み付け係数aを乗算して重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q00(n−1)を算出する。第2の乗算手段302は、未知シンボルチャネル推定値q11(n−1)と重み付け係数aを乗算して重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q11(n−1)を算出する。第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と重み付け係数bを乗算して重み付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)を算出する。ここで、重み付けのための重み付け係数a、bは、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第1及び第2の未知シンボルチャネル推定手段101、102でのそれぞれの同相加算対象シンボル数などにより決定する。

0052

加算手段104は、重み付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q00(n−1)を加算し、未知シンボルを「00」と仮定した仮チャネル推定値h00(n)を算出する。加算手段105は、重み付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q11(n−1)を加算し、未知シンボルを「11」と仮定した仮チャネル推定値h11(n)を算出する。

0053

比較手段106は、算出された仮チャネル推定値h00(n)、h11(n)のそれぞれについて第1及び第2の電力値を算出し、第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0054

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00(n)及び仮チャネル推定値h11(n)のうちのいずれか1つをチャネル推定値として選択し出力する。同期検波手段108は、選択手段107により選択されたチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力する。

0055

なお、重み付けのための重み付け係数a、bは、受信状態を評価した受信品質測定結果で値を変更してもよい。この場合、受信状態が良くない場合はシンボル誤りが生じる可能性があるため未知シンボルチャネル推定値に対する重み付けaを小さくすることにより誤判定による性能劣化を減少することができる。

0056

本発明の実施の形態2によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することにより、また、パイロットシンボルチャネル推定値及び未知シンボルチャネル推定値に個別の重み付け係数を乗算することにより、受信状態に合ったチャネル推定値を高精度に算出することができる。

0057

(実施の形態3)次に、本発明の実施の形態3について、図5を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図5は、本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロック図である。

0058

本発明の実施の形態3に係る受信装置は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボルチャネル推定手段103、チャネル推定値保持手段501、第1の乗算手段301、第2の乗算手段302、第3の乗算手段303、第4の乗算手段502、第1の加算手段104、第2の加算手段105、比較手段106、選択手段107及び同期検波手段108を具備している。

0059

チャネル推定値保持手段501は、選択手段107の出力端子に接続されている。チャネル推定値保持手段501は、選択手段107から順次に出力されるチャネル推定値を順義に保持する。選択手段107から順次に出力されるチャネル推定値は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102及びパイロットシンボルチャネル推定手段103において処理されているチャネル推定値に対して受信データの過去のチャネル推定値である。第4の乗算手段502の入力端子は、チャネル推定値保持手段501の出力端子に接続されている。第4の乗算手段502の出力端子は、第1の加算手段104及び第2の加算手段105に接続されている。

0060

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、受信データの未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。

0061

第1の乗算手段301は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101により生成された第1の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の乗算手段302は、第2の未知シンボルチャネル推定手段102により生成された第2の未知シンボルチャネル推定値に第1の重み付け係数aを乗じて第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値を生成する。第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値に第2の重み付け係数bを乗じて重み付けパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。第4の乗算手段502は、チャネル推定値保持手段501に保持された過去のチャネル推定値に第3の重み付け係数cを乗じて重み付け過去チャネル推定値を生成する。

0062

第1の加算手段104は、第1の乗算手段301からの第1の重み付け未知シンボルチャネル推定値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロットシンボルチャネル推定値と第4の乗算手段502からの重み付け過去チャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算手段105は、第2の乗算手段302からの第2の重み付け未知シンボルチャネル推定値と第3の乗算手段303からの重み付けパイロットシンボルチャネル推定値と第4の乗算手段502からの重み付け過去チャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する。

0063

比較手段106は、第1及び第2の加算手段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0064

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号に基づいて第1及び第2の加算手段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する。同期検波手段108は、選択手段107からのチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力する。

0065

次に、本発明の実施の形態3に係る受信装置の動作を図5と共に図6に基づいて具体的に説明する。

0066

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シンボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データのパイロットシンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネル推定値p(n)を算出する。

0067

第1の乗算手段301は、未知シンボルチャネル推定値q00(n−1)と重み付け係数aを乗算して重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q00(n−1)を算出する。第2の乗算手段302は、未知シンボルチャネル推定値q11(n−1)と重み付け係数aを乗算して重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q11(n−1)を算出する。第3の乗算手段303は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と重み付け係数bを乗算して重み付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)を算出する。第4の乗算手段502は、直前のスロットn−1で算出したチャネル推定値h(n−1)と重み付け係数cを乗算し、重み付け過去チャネル推定値c*h(n−1)を算出する。ここで、重み付けのための重み付け係数a、b、cは、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第1及び第2の未知シンボルチャネル推定手段101、102でのそれぞれの同相加算対象シンボル数などにより決定する。

0068

第1の加算手段104は、重み付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q00(n−1)と重み付け過去チャネル推定値c*h(n−1)とを加算し、未知シンボルを「00」と仮定した仮チャネル推定値h00(n)を算出する。第2の加算手段105は、重み付けパイロットシンボルチャネル推定値b*p(n)と重み付け未知シンボルチャネル推定値a*q11(n−1)と重み付け過去チャネル推定値c*h(n−1)とを加算し、未知シンボルを「11」と仮定した仮チャネル推定値h11(n)を算出する。

0069

比較手段106は、算出された仮チャネル推定値h00(n)及びh11(n)のそれぞれについて第1及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0070

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00(n)及びh11(n)のうちのいずれか1つをチャネル推定値として選択し出力する。同期検波手段108は、選択手段107により選択されたチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力する。

0071

なお、重み付けのための重み付け係数a、b、cは、受信状態を評価した受信品質測定結果で値を変更してもよい。この場合、受信状態がよくない場合はシンボル誤りが生じる可能性があるため未知シンボルチャネル推定値に対する重み付け係数aを小さくすることにより誤判定による性能劣化を減少することができる。

0072

また、重み付けのための重み付け係数a、bと重み付け係数cの比率は、受信シンボル位相変動量を測定した結果で変更してもよい。この場合、位相変動量が大きい場合は重み付け係数cの比率を小さくすることにより過去のチャネル推定値の重みを小さくできるから、位相変動に対する追従を早くすることができる。

0073

本発明の実施の形態3によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値及び過去のチャネル推定値を利用することにより、また、パイロットシンボルチャネル推定値、未知シンボルチャネル推定値及び過去のチャネル推定値に個別の重み付け係数を乗算することにより、受信状態に合ったチャネル推定値を高精度に算出することができる。

0074

(実施の形態4)次に、本発明の実施の形態4について、図7を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図7は、本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロック図である。

0075

本発明の実施の形態4に係る受信装置は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第1の加算手段104、第2の加算手段105、第1の電力計算手段701、第2の電力計算手段702、第3の加算手段703、第4の加算手段704、比較手段106、選択手段107及び同期検波手段108を具備している。

0076

第1の電力計算手段701は、第1の加算手段104に接続されている。第2の電力計算手段702は、第2の加算手段105に接続されている。第3の加算手段703は、第1の電力計算手段701と比較手段106との間に接続されている。第4の加算手段704は、第2の電力計算手段702と比較手段106との間に接続されている。

0077

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、フィンガ毎に受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、フィンガ毎に受信データの未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、フィンガ毎に受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。

0078

第1の加算手段104は、フィンガ毎に第1の未知シンボルチャネル推定手段101からの第1の未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算手段105は、フィンガ毎に第2の未知シンボルチャネル推定手段102からの第2の未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する。

0079

第1の電力計算手段701は、フィンガ毎に第1の加算手段104からの第1の仮チャネル推定値の第1の電力値を算出する。第2の電力計算手段702は、フィンガ毎に第2の加算手段105からの第2の仮チャネル推定値の第2の電力値を算出する。第3の加算手段703は、第1の電力計算手段701から受ける全フィンガの第1の電力値を加算して第1の総電力値を生成する。第4の加算手段704は、第2の電力計算手段702から受ける全フィンガの第2の電力値を加算して第2の総電力値を生成する。

0080

比較手段106は、第3の加算手段703からの第1の総電力値と第4の加算手段704からの第2の総電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の総電力値と第2の総電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0081

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号に基づいて第1及び第2の加算手段104、105からの第1及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つをチャネル推定値として選択する。同期検波手段108は、選択手段107からのチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力する。

0082

次に、本発明の実施の形態4に係る受信装置の動作を図7に基づいて具体的に説明する。

0083

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シンボルパターンを「11」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データのパイロットシンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネル推定値p(n)を算出する。

0084

第1の加算手段104は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を加算し未知シンボル「00」の仮チャネル推定値h00(n)を算出する。第2の加算手段105は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を加算し未知シンボル「11」の仮チャネル推定値h11(n)を算出する。

0085

第1の電力計算手段701は、仮チャネル推定値h00(n)の電力値E00(n)を算出する。第2の電力計算手段702は、仮チャネル推定値h11(n)の電力値E11(n)を算出する。第3の加算手段703は、第1の電力計算手段701により算出された電力値E00(n)を有効な全フィンガで加算して電力値P00(n)を算出する。第4の加算手段704は、第2の電力計算手段702により算出された電力値E11(n)を有効な全フィンガで加算して電力値P11(n)を算出する。

0086

比較手段106は、電力値P00(n)と電力値P11(n)との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の総電力値{電力値P00(n)}と第2の総電力値{電力値P11(n)}のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0087

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号により指定された仮チャネル推定値h00(n)及びh11(n)のうちのいずれかをチャネル推定値として選択し出力する。同期検波手段108は、選択手段107により選択されたチャネル推定値を用いて受信データを同期検波して同期検波信号を生成して出力する。

0088

本発明の実施の形態4によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルを既知のパイロットシンボルとみなしてチャネル推定を行う時に複数のフィンガにおけるチャネル推定値の電力値を加算することにより、受信品質が低いフィンガであっても、チャネル変動を高精度に測定することができるから、チャネル推定値を高精度に算出することができる。

0089

(実施の形態5)次に、本発明の実施の形態5について、図8を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態5においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図8は、本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を示すブロック図である。

0090

本発明の実施の形態5に係る受信装置は、第1の逆拡散手段801、第2の逆拡散手段802、第3の逆拡散手段803、第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102、パイロットシンボルチャネル推定手段103、第1の加算手段104、第2の加算手段105、比較手段106、第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段804、第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段805及び選択手段107を具備している。

0091

第1の未知シンボルチャネル推定手段101、第2の未知シンボルチャネル推定手段102及びパイロットシンボルチャネル推定手段103は、第1の逆拡散手段801に接続されている。第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段804は、第2の逆拡散手段802、第3の逆拡散手段803及び選択手段107との間に接続されている。第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段805は、第2の逆拡散手段802、第3の逆拡散手段803及び選択手段107との間に接続されている。

0092

第1の逆拡散手段801は、受信データを逆拡散する。第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、第1の逆拡散手段801からの逆拡散された受信データの未知シンボルの第1のパターンのチャネル推定を行って第1の未知シンボルチャネル推定値を生成する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、第1の逆拡散手段801からの逆拡散された受信データの未知シンボルの第2のパターンのチャネル推定を行って第2の未知シンボルチャネル推定値を生成する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、第1の逆拡散手段801からの逆拡散された受信データの既知のパイロットシンボルのチャネル推定を行ってパイロットシンボルチャネル推定値を生成する。

0093

第1の加算手段104は、第1の未知シンボルチャネル推定手段101からの第1の未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第1の仮チャネル推定値を生成する。第2の加算手段105は、第2の未知シンボルチャネル推定手段102からの第2の未知シンボルチャネル推定値とパイロットシンボルチャネル推定手段103からのパイロットシンボルチャネル推定値とを加算して第2の仮チャネル推定値を生成する。

0094

比較手段106は、第1及び第2の加算手段104、105からの第1及び第2のチャネル推定値の第1の電力値及び第2の電力値を算出し第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0095

第2の逆拡散手段802は、第1の逆拡散手段801より1/2チップ早いタイミングで受信データを逆拡散する。第3の逆拡散手段803は、第1の逆拡散手段801より1/2チップ遅いタイミングで受信データを逆拡散する。第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段804は、第2及び第3の逆拡散手段802、803からの逆拡散された受信データに基づいて第1の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成する。

0096

すなわち、第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段804は、第2の逆拡散手段802によるアーリー相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを第1のパターンと仮定した第1の同相加算結果を加算して第1の合計同相加算結果を生成しこの第1の合計同相加算結果の電力値を未知シンボルの第1のパターンの第1の仮アーリー相関信号電力値とし、また、第3の逆拡散手段803によるレイト相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを第1のパターンと仮定した第2の同相加算結果を加算して第2の合計同相加算結果を生成しこの第2の合計同相加算結果の電力値を未知シンボルの第1のパターンの第1の仮レイト相関信号電力値とし、かつ、第1の仮アーリー相関信号電力値から第1の仮レイト相関信号電力値を減算した第1の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成して出力する。

0097

第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段805は、第2及び第3の逆拡散手段802、803からの逆拡散された受信データに基づいて第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成する。

0098

すなわち、第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段805は、第2の逆拡散手段802によるアーリー相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを第2のパターンと仮定した第3の同相加算結果を加算して第3の合計同相加算結果を生成しこの第3の合計同相加算結果の電力値を未知シンボルの第2のパターンの第2の仮アーリー相関信号電力値とし、また、第3の逆拡散手段803によるレイト相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを第2のパターンと仮定した第4の同相加算結果を加算して第4の合計同相加算結果を生成しこの第4の合計同相加算結果の電力値を未知シンボルの第2のパターンの第2のレイト相関信号電力値とし、かつ、第2の仮アーリー相関信号電力値から第2の仮レイト相関信号電力値を減算した第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成して出力する。

0099

選択手段107は、比較手段106からの比較結果信号に基づいて第1及び第2の仮アーリーレイト相関信号電力差のいずれか1つをアーリーレイト相関信号電力差として選択して出力する。

0100

次に、本発明の実施の形態5に係る受信装置の動作を図8に基づいて具体的に説明する。

0101

第1の未知シンボルチャネル推定手段101は、未知シンボルパターンを「00」と仮定した受信未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を算出する。第2の未知シンボルチャネル推定手段102は、未知シンボルパターンを「11」と仮定した未知シンボルの同相加算結果である未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を算出する。パイロットシンボルチャネル推定手段103は、受信データのパイロットシンボルの同相加算結果であるパイロットシンボルチャネル推定値p(n)を算出する。

0102

第1の加算手段104は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「00」のチャネル推定値q00(n−1)を加算し未知シンボル「00」の仮チャネル推定値h00(n)を算出する。第2の加算手段105は、パイロットシンボルチャネル推定値p(n)と未知シンボル「11」のチャネル推定値q11(n−1)を加算し未知シンボル「11」の仮チャネル推定値h11(n)を算出する。

0103

比較手段106は、算出された仮チャネル推定値h00(n)及びh11(n)のそれぞれについて第1及び第2の電力値を算出し、第1の電力値と第2の電力値との大小を比較して比較結果信号を生成する。この比較結果信号は、第1の電力値と第2の電力値のうち大きい方に対応する第1の仮チャネル推定値及び第2の仮チャネル推定値のいずれか1つを選択するように指示する信号である。

0104

第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段804は、第2の逆拡散手段802によるアーリー相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを「00」と仮定した第1の同相加算結果を加算して第1の合計同相加算結果を生成しこの第1の合計同相加算結果の電力値を未知シンボル「00」の第1の仮アーリー相関信号電力値とし、また、第3の逆拡散手段803によるレイト相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを「00」と仮定した第2の同相加算結果を加算して第2の合計同相加算結果を生成しこの第2の合計同相加算結果の電力値を未知シンボル「00」の第1の仮レイト相関信号電力値とし、かつ、第1の仮アーリー相関信号電力値から第1の仮レイト相関信号電力値を減算した第1の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成して出力する。

0105

第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段805は、第2の逆拡散手段802によるアーリー相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを「11」と仮定した第3の同相加算結果を加算して第3の合計同相加算結果を生成しこの第3の合計同相加算結果の電力値を未知シンボル「11」の第2の仮アーリー相関信号電力値とし、また、第3の逆拡散手段803によるレイト相関信号内のパイロットシンボルに対応する受信データの同相加算結果と未知シンボルを「11」と仮定した第4の同相加算結果を加算して第4の合計同相加算結果を生成しこの4の合計同相加算結果の電力値を未知シンボル「11」の第2のレイト相関信号電力値とし、かつ、第2の仮アーリー相関信号電力値から第2の仮レイト相関信号電力値を減算した第2の仮アーリーレイト相関信号電力差を生成して出力する。

0106

選択手段107は、比較手段からの比較結果信号より指定された未知シンボル「00」の第1の仮アーリーレイト相関信号電力差、及び、未知シンボル「11」の第2の仮アーリーレイト相関信号電力差のうちのいずれか1つをアーリーレイト相関信号電力差として選択して出力する。

0107

本発明の実施の形態5によれば、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することによりチャネル推定値を高精度に算出することができ、また、未知シンボルをアーリーレイト相関信号電力差の算出に利用することによりノイズ等による誤判定を減少させることができるから、アーリーレイト相関信号電力差を高精度に算出することができる。

0108

なお、上記各実施の形態に係る受信装置は、移動通信システムにおける移動局装置や基地局装置に搭載することができる。

発明の効果

0109

以上説明したように、本発明によれば、未知シンボルを既知のパイロットシンボルとみなしてチャネル推定を行うことによって、少ないパイロットシンボル数であっても、未知シンボルのチャネル推定値を利用することによりチャネル推定値を高精度に算出することができる。

図面の簡単な説明

0110

図1本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図
図2本発明の実施の形態1に係る受信装置の動作を説明するための図
図3本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図
図4本発明の実施の形態2に係る受信装置の動作を説明するための図
図5本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロック図
図6本発明の実施の形態3に係る受信装置の動作を説明するための図
図7本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロック図
図8本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を示すブロック図
図9従来の受信装置の構成を示すブロック図
図10図9の従来の受信装置において用いられるデータのスロットフォーマットを説明するための図

--

0111

101 第1の未知シンボルチャネル推定手段
102 第2の未知シンボルチャネル推定手段
103パイロットシンボルチャネル推定手段
104 第1の加算手段
105 第2の加算手段
106 比較手段
107 選択手段
108同期検波手段
301 第1の乗算手段
302 第2の乗算手段
303 第3の乗算手段
501チャネル推定値保持手段
502 第4の乗算手段
701 第1の電力計算手段
702 第2の電力計算手段
703 第3の加算手段
704 第4の加算手段
801 第1の逆拡散手段
802 第2の逆拡散手段
803 第3の逆拡散手段
804 第1のアーリーレイト相関信号電力差算出手段
805 第2のアーリーレイト相関信号電力差算出手段

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