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技術 気化方法および気化器

出願人 パナソニックエコシステムズ株式会社
発明者 高坂良臣
出願日 2002年8月23日 (18年4ヶ月経過) 出願番号 2002-243056
公開日 2003年5月21日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2003-148775
状態 特許登録済
技術分野 加湿 治療用噴霧、吸入、呼吸装置
主要キーワード 電離水 超音波発信回路 アルカリ質 気化水 酸化反応物質 超音波作用 気化蒸発 電離状態
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

水を気化するのに使用される気化器において、還元性を持ち、水クラスターの小さい負イオンを気化することを目的とする。

解決手段

水槽103内に弱アルカリ水あるいは電離水を設け、弱アルカリ水あるいは電離水を気化させ、負イオン2であるOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を発生させる。電気2重層により水面付近の負イオンを赤外線ランプ1により気化させることで、負イオンを選択的に、高濃度で気化でき、還元性を持ち水クラスターの小さい負イオンを気化できる気化方法または気化器が得られる。

概要

背景

従来、この種の気化器について図9を参照しながら説明する。(例えば、特許文献1参照)。

図に示すように、本体101には加熱釜102が設けられ、加熱釜102は底部で水槽103と連通管104により連通されている。水槽103には給水タンク105から水が補給される。加熱釜102の側周部には発熱体106が設けられ、加熱釜102内の水が発熱体106により加熱され気化される。送風機107により気流が108から送られ、気化した水蒸気吹出し口109から供給される。

概要

水を気化するのに使用される気化器において、還元性を持ち、水クラスターの小さい負イオンを気化することを目的とする。

水槽103内に弱アルカリ水あるいは電離水を設け、弱アルカリ水あるいは電離水を気化させ、負イオン2であるOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を発生させる。電気2重層により水面付近の負イオンを赤外線ランプ1により気化させることで、負イオンを選択的に、高濃度で気化でき、還元性を持ち水クラスターの小さい負イオンを気化できる気化方法または気化器が得られる。

目的

このような従来の水の霧化、または噴霧を含む気化では、気化水中の水クラスターが大きく、気化水の肌等の物体への浸透性に劣るという課題があり、また、気化水が電離していないため還元性を持つ負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が生成しておらず、皮膚、肌等での活性酸素中和機能、リラクゼーション効果に劣るという課題があり、霧化、または噴霧を含む気化水中の水クラスターを微小化させ、負イオンを多量に生成させ、浸透性に優れ、活性酸素中和機能、リラクゼーション効果のある負イオン微小水クラスターを気化することが要求されている。本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、還元性のある多量の負イオン微小水クラスターを気化、霧化、または噴霧することができ、効率良く、簡便なコンパクト機構で、省エネルギーで、負イオン微小水クラスターを気化、霧化、または噴霧することができる気化方法あるいは気化器を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

pH7〜8.6の弱アルカリ水気化させる気化方法

請求項2

pH7〜8.6の弱アルカリ水の表面水を気化させる気化方法。

請求項3

電離した水の表面水を気化させる気化方法。

請求項4

水の表面水を気化する表面水気化手段を備えてなる請求項2、または3記載の気化方法。

請求項5

pH7〜8.6の弱アルカリ水を気化させる気化手段を備えてなる気化器

請求項6

pH7〜8.6の弱アルカリ水の表面水を気化する表面水気化手段を備えてなる気化器。

請求項7

水を電離する水電離手段と、前記水電離手段により電離した水の表面水を気化させる表面水気化手段を備えてなる気化器。

請求項8

水電離手段による水の電離が水の表面付近であることを特徴とする請求項7記載の気化器。

請求項9

表面水気化手段が、赤外線加熱手段であることを特徴とする請求項6、または7記載の気化器。

請求項10

表面水気化手段が、表面水を吸水し、気化蒸発させる吸水気化手段であることを特徴とする請求項6、または7記載の気化器。

請求項11

表面水気化手段が、表面水を集水する表面水集水手段と前記表面水集水手段により集水された表面水を超音波気化させる超音波気化手段を備えてなる請求項6、または7記載の気化器。

請求項12

水または薬液を気化する気化手段により気化された水滴または液滴を電離する電離印加手段を備えてなる気化器。

請求項13

薬液がからの吸収を目的とする医薬水溶液であることを特徴とする請求項12記載の気化器。

請求項14

医薬品を弱アルカリ水に混合し、その混合液を気化させる気化方法。

技術分野

0001

本発明は、還元性を持つ負イオン微小水クラスター気化し、皮膚への保湿効果、肌、のどへの潤い活性酸素中和機能、鮮魚等の水産物鮮度維持、花の寿命維持、青果物の鮮度維持、洗浄空気浄化、または加湿、あるいは治療等に使用される気化器に関する。

背景技術

0002

従来、この種の気化器について図9を参照しながら説明する。(例えば、特許文献1参照)。

0003

図に示すように、本体101には加熱釜102が設けられ、加熱釜102は底部で水槽103と連通管104により連通されている。水槽103には給水タンク105から水が補給される。加熱釜102の側周部には発熱体106が設けられ、加熱釜102内の水が発熱体106により加熱され気化される。送風機107により気流が108から送られ、気化した水蒸気吹出し口109から供給される。

0004

特開平07−190424号公報(第3−5頁、図1

発明が解決しようとする課題

0005

このような従来の水の霧化、または噴霧を含む気化では、気化水中の水クラスターが大きく、気化水の肌等の物体への浸透性に劣るという課題があり、また、気化水が電離していないため還元性を持つ負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が生成しておらず、皮膚、肌等での活性酸素中和機能、リラクゼーション効果に劣るという課題があり、霧化、または噴霧を含む気化水中の水クラスターを微小化させ、負イオンを多量に生成させ、浸透性に優れ、活性酸素中和機能、リラクゼーション効果のある負イオン微小水クラスターを気化することが要求されている。本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、還元性のある多量の負イオン微小水クラスターを気化、霧化、または噴霧することができ、効率良く、簡便なコンパクト機構で、省エネルギーで、負イオン微小水クラスターを気化、霧化、または噴霧することができる気化方法あるいは気化器を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

本発明は上記目的を達成するために、本発明の第一の手段は、pH7〜8.6の弱アルカリ水を気化させるようにしたものである。

0007

本発明によれば、簡便で効率良く、多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化方法が得られる。

0008

また本発明の第二の手段は、pH7〜8.6の弱アルカリ水の表面水を気化させるようにしたものである。

0009

本発明によれば、選択的に多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化方法が得られる。

0010

また本発明の第三の手段は、電離した水の表面水を気化させるようにしたものである。

0011

本発明によれば、簡便で効率良く、選択的に多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化方法が得られる。

0012

また本発明の第四の手段は、水の表面水を気化する表面水気化手段を備えてなる請求項2、または3記載の気化方法としたものである。

0013

本発明によれば、簡便で効率良く、選択的に多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化方法が得られる。

0014

また本発明の第五の手段は、pH7〜8.6の弱アルカリ水を気化させる気化手段を備えてなる気化器としたものである。

0015

本発明によれば、簡便で効率良く、多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化方法が得られる。

0016

また本発明の第六の手段は、pH7〜8.6の弱アルカリ水の表面水を気化する表面水気化手段を備えてなる気化器としたものである。

0017

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、選択的に多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化器が得られる。

0018

また本発明の第七の手段は、水を電離する水電離手段と、前記水電離手段により電離した水の表面水を気化させる表面水気化手段を備えてなる気化器としたものである。

0019

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、選択的に多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化器が得られる。

0020

また本発明の第の八手段は、水電離手段による水の電離が水の表面付近であることを特徴とする請求項7記載の気化器としたものである。

0021

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、選択的に多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化器が得られる。

0022

また本発明の第九の手段は、表面水気化手段が、赤外線加熱手段であることを特徴とする請求項6、または7記載の気化器としたものである。

0023

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、多量の負イオン微小水クラスターを気化、霧化、または噴霧することのできる気化器が得られる。

0024

また本発明の第十の手段は、表面水気化手段が、表面水を吸水し、気化蒸発させる吸水気化手段であることを特徴とする請求項6、または7記載の気化器としたものである。

0025

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、省エネルギーで、多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化器が得られる。

0026

また本発明の第十一の手段は、表面水気化手段が、表面水を集水する表面水集水手段と前記表面水集水手段により集水された表面水を超音波気化させる超音波気化手段を備えてなる請求項6、または7記載の気化器としたものである。

0027

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化器が得られる。

0028

また本発明の第十二の手段は、水または薬液を気化する気化手段により気化された水滴または液滴を電離する電離印加手段を備えてなる気化器としたものである。

0029

本発明によれば、小型化でき簡便で効率良く、多量の負イオン微小水クラスターを気化することのできる気化器が得られる。

0030

また本発明の第十三の手段は、薬液がからの吸収を目的とする医薬水溶液であることを特徴とする請求項12記載の気化器としたものである。

0031

本発明によれば、医薬品が簡便で効率良く、肺からの吸収が可能な気化器が得られる。

0032

また本発明の第十四の手段は、医薬品を弱アルカリ水に混合し、その混合液を気化させる気化方法としたものである。

0033

本発明によれば、医薬品が簡便で効率良く、肺からの吸収が可能な気化器が得られる。

0034

なお、気化には微細水滴あるいは超微細水滴の霧化、噴霧等による水あるいは液体の空気中への蒸散、放出等を含む。

発明を実施するための最良の形態

0035

本発明は、pH7〜8.6の弱アルカリ水を気化させるとしたものであり、微小水クラスターと、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く空気中に気化させることができるという作用を有する。

0036

また、pH7〜8.6の弱アルカリ水の表面水を気化させるとしたものであり、微小水クラスターと電気2重層により水面付近に多い負イオンを効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0037

また、電離した水の表面水を気化させる気化方法としたものであり、電離することにより生成する微小水クラスターと電気2重層により水面付近に多い電離した負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0038

また、水の表面水を気化する表面水気化手段を備えてなる請求項2、または3記載の気化方法としたものであり、微小水クラスターと電気2重層により水面付近に多い電離した負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0039

また、pH7〜8.6の弱アルカリ水を気化させる気化手段を備えてなる気化器としたものであり、微小水クラスターと、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く空気中に気化させることができるという作用を有する。

0040

また、pH7〜8.6の弱アルカリ水の表面水を気化する表面水気化手段を備えてなる気化器としたものであり、微小水クラスターと電気2重層により水面付近に多い負イオンを効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0041

また、水を電離する水電離手段と、前記水電離手段により電離した水の表面水を気化させる表面水気化手段を備えてなる気化器としたものであり、微小水クラスターと電気2重層により水面付近に多い電離した負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0042

また、水電離手段による水の電離が水の表面付近であることを特徴とする請求項7記載の気化器としたものであり、水中で対流拡散を起すことなく、水の表面付近で電離させているため、電離により生ずる負イオンが電気2重層によりそのまま水面付近にあり、その結果、負イオンの水面付近への移動による対流が起きず、対流による水面付近の負イオンの拡散が起きず、水面付近で負イオンが高濃度に維持でき、選択的に効率良く、微小水クラスター、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0043

また、表面水気化手段が、赤外線加熱手段であることを特徴とする請求項6、または7記載の気化器としたものであり、簡便で効率良く、水の対流を起すことなく、水面付近の微小水クラスター、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0044

また、表面水気化手段が、表面水を吸水し、気化蒸発させる吸水気化手段であることを特徴とする請求項6、または7記載の気化器としたものであり、加熱することなく自然に、簡便で効率良く、水の対流を起すことなく、水面付近の微小水クラスター、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0045

また、表面水気化手段が、表面水を集水する表面水集水手段と前記表面水集水手段により集水された表面水を超音波気化させる超音波気化手段を備えてなる請求項6、または7記載の気化器としたものであり、簡便で効率良く、水の対流を起すことなく、水面付近の微小水クラスター、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を効率良く選択的に空気中に気化させることができるという作用を有する。

0046

また、水または薬液を気化する気化手段により気化された水滴または液滴を電離する電離印加手段を備えてなる気化器としたものであり、気化した水、または薬液が電離し、微小クラスターとなり、負イオンが発生するという作用を有する。

0047

また、薬液が肺からの吸収を目的とする医薬品水溶液であることを特徴とする請求項12記載の気化器としたものであり、電気2重層により、医薬品水溶液の液滴の外側周囲が負イオンとなり、医薬品が液滴の内部になり、体内アルカリ、すなわち負イオン状態であるが、体内の途中で吸着されることなく、肺からの吸収が可能という作用を有する。

0048

また、抗がん剤等の医薬品を弱アルカリ水に混合し、その混合液を気化、あるいは表面水混合液を気化させる気化方法としたものであり、電気2重層により、医薬品水溶液の液滴の外側周囲が負イオンとなり、アルカリ質である体内での吸着が防がれ医薬品が簡便で効率良く、肺からの吸収が可能な気化器が得られる。

0049

なお、電気2重層に関しては、新版静電ハンドブック静電気学会、株式会社オーム社、平成10年11月25日)の1060頁の第4行目〜第11行目の「水と空気の界面では、図21・35に示すように、水分子配向双極子負電荷を外側に、正電荷を水の内部に向けて配列する。液面付近には配向双極子の正電荷に負イオンが引き付けられ、固体液体界面での特異吸着の場合のように、水/空気界面に負イオンの一部が束縛される。正イオンは比較的自由で、水の内部に拡散して界面に電気2重層を形成する」の記載がある。本願は、pH7〜8.6の弱アルカリ水、あるいは電離により生じた水面付近の微小水クラスター、負イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を、効率的に、正イオンに比べて、負イオンを多く気化させるという作用を有する。

0050

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分については、同一番号を附し、詳細な説明は省略する。

0051

(実施例1)図1および図2に示すように、水槽103内に水道水水質基準値であるpH7〜8.6の弱アルカリ水が設けられ、水槽103の上方には、水槽内の表面水を気化させる赤外ランプ1が設けられている。

0052

上記構成において、負イオン2であるOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が水面付近に一種単分子膜的に形成され、水面を赤外ランプ1で照射すれば、微小水クラスター、負イオン2であるOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が空気中に気化し、正イオン3に比べて負イオン2リッチ空気雰囲気環境が形成される。飲料水の基準である水道水質基準値のpH7〜8.6の弱アルカリ水が良く、ミネラル分であるNa、K等を含む水であれば、Na、K等のミネラル分も気化され、肺からの吸収が期待でき、健康に良い。また、負イオン2であるOH-(H2O)n、n=1、2、3・・は還元性持ち、体内、あるいは体表面の活性酸素を中和する。表面水でなく、pH7〜8.6の弱アルカリ水を噴霧、あるいは全体加熱により気化させて、負イオン2であるOH-(H2O)n、n=1、2、3・・リッチな空気環境を形成しても良い。

0053

なお、気化は、表面水を効率的に空気中に移行できれば良く、霧化、噴霧、微細水滴あるいは超微細水滴等によるの空気中への蒸散、移行、放出等を含む。

0054

図3に示すように、水槽103内に正電極4と負電極5が設けられ、正電極4と負電極5に通電する直流電源6が設けられている。水槽103の上方には、水槽内の表面水を気化させる赤外線ランプ1が設けられている。

0055

上記構成において、直流電源6より正電極4と負電極5間に通電させると水槽103内の水が電離し、水素イオンH+(ヒドロニウムイオンH3O+)と水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が発生する。

0056

なお、水を電離し還元性を持つ負イオン微小水クラスターを発生できれば、直流電圧印加の変わりに交流電圧印加でも良く、水は水溶液でも良い。

0057

水が電離あるいは、水の電気分解電解圧以下で電離した電離水中には水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が生成し、水/空気界面での電気2重層により、水と空気との境界面、すなわち水の表面一面に集まり、水面に一種の単分子膜を構成する。水面下では、水が電離した正イオンと負イオンとが混在して存在する。電離した場合、負イオンと正イオン同数存在するが、水面付近は負イオン濃度が正イオン濃度に比べてより高濃度に存在するため、表面水を気化すれば、効率的に微小水クラスター、負イオンが得られる。なお、水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・のnの値が小さいほど、水分子、水クラスターは小さくなり、浸透力が増大する。

0058

水が電離した表面水に赤外ランプ1により熱線を照射すると、表面水が温められ、水面一面に形成された水膜状の負イオンである水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・を気化、すなわち、還元性を持ち、水クラスターの小さい負イオン2を選択的に効率的に気化することができ、正イオン3に比べて、負イオン2を多量に選択的に気化させることができる。負イオンである気化した水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・は還元性、活性酸素中和機能を持ち、またクラスターが小さいため、浸透性が良く、肌、あるいは髪の毛等の生体浸透し肌あるいはのどにうるおいを持たせ、保湿し、または、肌、髪の毛等の生体にとって大敵である酸化性物質ラジカル性物質ガン要因性物質等の酸化反応物質を中和、除去し、健康な状態を維持、増進することができる。一般的に負イオンは副交感神経刺激し、リラクゼーションをもたらし、他方、正イオンは交感神経を刺激し、緊張感をもたらすと言われている。なお、気化の概念には、蒸発、霧化、噴霧等による水の大気中への移行、気化も含む。電離した水のpHは中性付近から略9あるいは略9.5程度、望ましくは水道水の水質基準であるpH5.8から8.6程度が良い。電離する水の対象は水溶液でも良く、電離により安全な負イオンを発生できれば良い。

0059

水を電離、あるいは水の分解電圧以下に水を電離させる方法としては、異電極間通電の他に、磁場、電磁場電場電気石の浸漬、超音波照射、水の噴霧等、水にエネルギーを供給し、電離させる方法がある。なお、水は水溶液でも良い。

0060

磁石、あるいは電磁石等で水に磁場、あるいは電磁場を与えると、フレミング則により水分子の運動方向および磁場の直角方向に電流が流れ、水が電離する。水の電離により、負イオン2である水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が生成する。

0061

図4に示すように、電気石7を水槽103内の水に浸漬すると、微弱通電、あるいは微弱電場等により、水が微弱に電離し、負イオン2である水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が生成する。

0062

電場を与えての電場を作用、あるいは超音波作用水噴霧作用等の水にエネルギーを印加しても、これらの作用後の水面に、同様に負イオン2である水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・等の水膜が生成する。電場の一例として、絶縁した電極を水に浸漬し交流電圧を印加して電場を与え水を電離し負イオンを発生させる方法があり、また水にエネルギーを印加する方法の一例として、水中でポンプ等により噴流起し水の摩擦等で水溶液を電離させ負イオンを生成させる方法がある。水噴流、水噴霧等水分子同士、あるいは水分子と他の物質とを摩擦し負イオンを発生させる場合は、水溶液は純水に近い方がより負イオンを発生し易い。

0063

図5に示すように、電離した表面水を不織布等の吸水性の布8を布8の一端9を水槽103内の水面付近に設け、他端10を水槽上部の空気中に設けた状態で、吸水性の布8をエンドレスに回転させることにより、不織布等の吸水性の布8が電離した表面水である負イオンの水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・等を吸水し、吸水した不織布が回転で上部に上がり、そこに通気すれば、通気により吸水した不織布から負イオンである水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が気化する。正イオンに比べて、負イオンを多く、多量に気化させることができる。布8の一端9を浮き等で適宜設計すれば、一端9を常に水槽103内の水面付近に設けることができる。

0064

図6に示すように、電離した表面水を11で上澄みの表面水を集水槽12に集水し、集水により多量の負イオンを含む表面水が得られ、その高濃度の負イオンを含む水を超音波振動子13を作動させて、気化、霧化、噴霧することにより、負イオン2である水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が気化、霧化、あるいは噴霧されることとなる。正イオン3に比べて、負イオン2を多く、多量に気化させることができる。超音波振動子13は図示はしていないが、超音波発信回路により駆動される。

0065

図4に示すように、水を電離させる手段である電気石を水の表面付近に設けると、電離した負イオンである水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・の生成する場が水面付近のため、効率良く短時間で、水の対流を起すことなく水の表面付近に負イオンを集めることができ、高濃度の負イオを含む表面水を赤外線等で加熱すれば、負イオンを高濃度で気化することができる。

0066

図7に示すように、水を気化させる手段として、超音波振動子13を水槽103内に設け、超音波振動子13を作動させると水が気化、噴霧される。霧化した水は電磁石14により生成した電磁場内15を通過時に、フレミング則により磁場と霧化水運動方向との直角方向に電流が流れ、霧化水が電離する。電離により、負イオン2である水酸イオンOH-(H2O)n、n=1、2、3・・が生成し、送風(矢印)により空気中に供給される。超音波振動子13は図示はしていないが、超音波発信回路により駆動される。電磁石14は永久磁石、磁石等磁場を発生できるのもであれば良い。電磁石14は絶縁されている。

0067

電磁場の発生に併せて、簡便な方法で自在に、水クラスターが小さく、還元性を持つ負イオンが空気中に供給される。

0068

図8に示すように、水槽103内の水に医薬品16を溶解させ薬液としその医薬品溶解液である薬液を微細水滴、超微細水滴化し、電磁場内15を通過させれば、薬液の液滴17が電離し、薬液の液滴17の外周側が負イオン2となり、薬液の内側に医薬品16がおさまり、薬液の外周側が負イオン、アルカリのため、体内もアルカリであり、肺胞への途中で体内に吸着されることなく、肺まで送られ肺での吸収の収率が高められることとなる。医薬品としては抗がん剤等、血液経由で治療対象領域に送られる場合、本法によれば、注射針を使用することなく、肺から吸収され血液を通って途中で吸着されることなく、対象ガン局所領域での血管の孔、透過経路から、効率の良いガン細胞への投与が可能となる。抗がん剤等の医薬品、あるいはその薬物キャリアの表面が疎水性、あるいは正電荷を持つ場合、体内がアルカリ、負イオンであるためか、途中での吸着現象が起こり、目標領域での薬物の取り込みが減少し、投薬効率が悪くなるとともに、体内の健康部位での薬物吸着による副作用の一因ともなる。本法では、投薬の薬物液滴の外周囲が負イオン化しており、体内途中での吸着防止がなされ、治療対象部位での薬物の投与収率が向上し、効率の良い投薬が可能となる。

0069

抗がん剤等の医薬品をpH7〜8.6の弱アルカリ水に混合し、その混合液、あるいは表面水混合液を気化させると、電気2重層により、医薬品水溶液の液滴の外側周囲が負イオンとなり、アルカリ質である体内での吸着が防がれ医薬品が簡便で効率良く、肺からの吸収が可能となる。

0070

なお、気化は微細水滴あるいは超微細水滴の霧化、噴霧等による水あるいは液体の空気中への蒸散、放出等を含む。

発明の効果

0071

以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、弱アルカリ水の気化、あるいは弱アルカリ水、水の電離、あるいは水の分解電圧以下に電離した表面水を気化させることにより、水クラスターの小さい、還元性のある負イオンを効率良く多量に気化させることができるという効果のある気化器を提供できる。なお、水は水溶液でも良い。

0072

また、浸透性に優れ、活性酸素中和機能、肌あるいはのどに潤いを持たせることができ、あるいはリラクゼーション効果のある負イオンを多量に生成、気化させることができるという効果のある気化器を提供できる。

0073

また、気化した水を電離させることにより、水クラスターが小さく、還元性のある負イオンを効率良く多量に、空気中に供給することができるという効果のある気化器を提供できる。

0074

また、薬液の外周側を負イオン化し、肺胞への途中で体内に吸着されることなく、肺での吸収の収率が高めれる気化器を提供できる。

図面の簡単な説明

0075

図1本発明の実施例1の構成図
図2同電気2重層モデル
図3同実施例1の構成図
図4同構成図
図5同表面水気化構成図
図6同表面水気化構成図
図7同気化電離構成図
図8薬液の液滴の電離状態のモデル図
図9従来の気化構成図

--

0076

1赤外線ランプ
2負イオン
3正イオン
4正電極
5負電極
6直流電源
7電気石
8 布
9 一端
10 他端
11堰
12集水槽
13超音波振動子
14電磁石
15電磁場
16医薬品
17薬液の液滴

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