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技術 壁用パネル状材の取付金具

出願人 有限会社ユース北浦
発明者 北浦和雄
出願日 2001年11月13日 (19年1ヶ月経過) 出願番号 2001-346927
公開日 2003年5月21日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2003-147937
状態 特許登録済
技術分野 壁の仕上げ
主要キーワード 材料経済 隆起高 間隙保持 各外装材 相じゃくり ビード状 側リブ 円錐面状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年5月21日)のものです。
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図面 (20)

課題

パネル状材壁下地材に取り付ける壁用パネル状材取付金具1において、素材となる金属板板厚を薄くしても、壁下地材に沿わされた状態とされる基部2とこの基部2から前方に折り曲げられた前方突出部3との折り曲げ部付近剛性および強度を高めることができるようにする。

解決手段

基部2となるべき部分および前方突出部3となるべき部分に跨るようにしてプレス加工により絞り加工部8またはリブを形成した後、基部2となるべき部分に対し前方突出部3となるべき部分を折り曲げ加工することにより、基部2および前方突出部3の双方に跨って存在する屈曲された絞り加工部8またはリブを設ける。

概要

背景

この種の壁用パネル状材一種である従来の外装材取付金具は、一般に金属板プレス加工により成形してなり、前記壁下地材に沿わされた状態とされる基部と、この基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向(前方)に突出し、パネル状材の端部を当接され、パネル状材の壁下地材と平行方向の移動を防止する前方突出部とを一体的に有している。そして、従来のこのような取付金具においては、金属板の平面状態とされたままの部分を折り曲げることにより、基部と前方突出部との折り曲げ部を構成していた。

概要

パネル状材を壁下地材に取り付ける壁用パネル状材の取付金具1において、素材となる金属板の板厚を薄くしても、壁下地材に沿わされた状態とされる基部2とこの基部2から前方に折り曲げられた前方突出部3との折り曲げ部付近剛性および強度を高めることができるようにする。

基部2となるべき部分および前方突出部3となるべき部分に跨るようにしてプレス加工により絞り加工部8またはリブを形成した後、基部2となるべき部分に対し前方突出部3となるべき部分を折り曲げ加工することにより、基部2および前方突出部3の双方に跨って存在する屈曲された絞り加工部8またはリブを設ける。

目的

本発明は、従来のこのような事情に鑑みてなされたもので、本発明の一つの目的は、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部と前方突出部との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具の変形を防止できる壁用パネル状材の取付金具を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

パネル状材壁下地材に取り付ける壁用パネル状材取付金具であって、金属板材成形してなり、前記壁下地材に沿わされた状態とされる基部と、この基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向に突出し、前記パネル状材の端部を当接される前方突出部とを一体的に有する壁用パネル状材の取付金具において、前記基部および前記前方突出部の双方に跨って存在する屈曲された絞り加工部を有し、この屈曲された絞り加工部は、前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げる前に、前記基部となるべき部分および前記前方突出部となるべき部分に跨って存在する絞り加工部を絞り加工により形成し、しかる後に前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げ加工することにより形成されていることを特徴とする壁用パネル状材の取付金具。

請求項2

前記屈曲された絞り加工部は、前記基部において前記壁下地材と反対方向となる方向に隆起している請求項1記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項3

前記基部となるべき部分および前記前方突出部となるべき部分に跨って形成する絞り加工部に、高く隆起する高隆起部分と低く隆起する低隆起部分とを設けておき、前記低隆起部分が存在する部分において、前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げ加工し、前記高隆起部分は前記基部に存在するようにする請求項1または2記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項4

複数のパネル状材を、これらのパネル状材の端部間に前記前方突出部が挟まれるようにして互いに突き合わせた状態で壁下地材に取り付ける請求項1,2または3記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項5

前記前方突出部の先端部から互いに大略反対方向に折り曲げられた第一の折り曲げ片および第二の折り曲げ片を有し、前記第一の折り曲げ片は一のパネル状材の一端部に係合される一方、前記第二の折り曲げ片は前記一のパネル状材に突き合わされる他のパネル状材の一端部に係合される請求項4記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項6

前記基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向に突出し、前記パネル状材の裏面を当接されて前記壁下地材と前記パネル状材との間に間隙を確保させる間隙保持部と、前記基部および前記間隙保持部の双方に跨って存在する屈曲された間隙保持部側リブを有し、この屈曲された間隙保持部側リブは、前記基部となるべき部分に対し前記間隙保持部となるべき部分を折り曲げる前に、前記基部となるべき部分および前記間隙保持部となるべき部分に跨って存在するリブプレス加工により形成し、しかる後に前記基部となるべき部分に対し前記間隙保持部となるべき部分を折り曲げ加工することにより形成されている請求項1,2,3,4または5記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項7

パネル状材を壁下地材に取り付ける壁用パネル状材の取付金具であって、金属板材を成形してなり、前記壁下地材に沿わされた状態とされる基部と、この基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向に突出し、前記パネル状材の端部を当接される前方突出部とを一体的に有する壁用パネル状材の取付金具において、前記基部および前記前方突出部の双方に跨って存在する屈曲された前方突出部側リブを有し、この屈曲された前方突出部側リブは、前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げる前に、前記基部となるべき部分および前記前方突出部となるべき部分に跨って存在するリブをプレス加工により形成し、しかる後に前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げ加工することにより形成されていることを特徴とする壁用パネル状材の取付金具。

請求項8

前記屈曲された前方突出部側リブは、前記基部において前記壁下地材と反対方向となる方向に隆起している請求項7記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項9

絞り加工を施されることにより前記基部に設けられ、前記前方突出部側リブに連続する絞り加工部を有する請求項7または8記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項10

複数のパネル状材を、これらのパネル状材の端部間に前記前方突出部が挟まれるようにして互いに突き合わせた状態で壁下地材に取り付ける請求項7,8または9記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項11

前記前方突出部の先端部から互いに大略反対方向に折り曲げられた第一の折り曲げ片および第二の折り曲げ片を有し、前記第一の折り曲げ片は一のパネル状材の一端部に係合される一方、前記第二の折り曲げ片は前記一のパネル状材に突き合わされる他のパネル状材の一端部に係合される請求項10記載の壁用パネル状材の取付金具。

請求項12

前記基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向に突出し、前記パネル状材の裏面を当接されて前記壁下地材と前記パネル状材との間に間隙を確保させる間隙保持部と、前記基部および前記間隙保持部の双方に跨って存在する屈曲された間隙保持部側リブを有し、この屈曲された間隙保持部側リブは、前記基部となるべき部分に対し前記間隙保持部となるべき部分を折り曲げる前に、前記基部となるべき部分および前記間隙保持部となるべき部分に跨って存在するリブをプレス加工により形成し、しかる後に前記基部となるべき部分に対し前記間隙保持部となるべき部分を折り曲げ加工することにより形成されている請求項7,8,9,10または11記載の壁用パネル状材の取付金具。

技術分野

0001

本発明は、建物等の外装材内壁材等のパネル状材壁下地材に取り付けるための壁用パネル状材取付金具に関する。

背景技術

0002

この種の壁用パネル状材の一種である従来の外装材の取付金具は、一般に金属板プレス加工により成形してなり、前記壁下地材に沿わされた状態とされる基部と、この基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向(前方)に突出し、パネル状材の端部を当接され、パネル状材の壁下地材と平行方向の移動を防止する前方突出部とを一体的に有している。そして、従来のこのような取付金具においては、金属板の平面状態とされたままの部分を折り曲げることにより、基部と前方突出部との折り曲げ部を構成していた。

発明が解決しようとする課題

0003

前記従来の取付金具においては、材料経済のために素材となる金属板の板厚を薄くすると、基部と前方突出部との折り曲げ部付近剛性および強度が十分でなくなり、例えば、施工後、風等によって作用される力や衝撃によりこの部分が変形し、パネル状材の取付状態に異常をもたらす虞があった。

0004

本発明は、従来のこのような事情に鑑みてなされたもので、本発明の一つの目的は、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部と前方突出部との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具の変形を防止できる壁用パネル状材の取付金具を提供することにある。

0005

本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。

課題を解決するための手段

0006

第一の本発明による壁用パネル状材の取付金具は、パネル状材を壁下地材に取り付ける壁用パネル状材の取付金具であって、金属板材を成形してなり、前記壁下地材に沿わされた状態とされる基部と、この基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向に突出し、前記パネル状材の端部を当接される前方突出部とを一体的に有する壁用パネル状材の取付金具において、前記基部および前記前方突出部の双方に跨って存在する屈曲された絞り加工部を有し、この屈曲された絞り加工部は、前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げる前に、前記基部となるべき部分および前記前方突出部となるべき部分に跨って存在する絞り加工部を絞り加工により形成し、しかる後に前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げ加工することにより形成されているものである。

0007

この取付金具においては、基部および前方突出部の双方に跨って存在する屈曲された絞り加工部が設けられているので、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部と前方突出部との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具の変形を防止できる。

0008

第二の本発明による壁用パネル状材の取付金具は、パネル状材を壁下地材に取り付ける壁用パネル状材の取付金具であって、金属板材を成形してなり、前記壁下地材に沿わされた状態とされる基部と、この基部から折り曲げられて前記壁下地材と反対方向となる方向に突出し、前記パネル状材の端部を当接される前方突出部とを一体的に有する壁用パネル状材の取付金具において、前記基部および前記前方突出部の双方に跨って存在する屈曲された前方突出部側リブを有し、この屈曲された前方突出部側リブは、前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げる前に、前記基部となるべき部分および前記前方突出部となるべき部分に跨って存在するリブをプレス加工により形成し、しかる後に前記基部となるべき部分に対し前記前方突出部となるべき部分を折り曲げ加工することにより形成されているものである。

0009

この取付金具においては、基部および前方突出部の双方に跨って存在する屈曲されたリブを設けられているので、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部と前方突出部との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具の変形を防止できる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明を建物等の外装材の取付金具に本発明を適用した実施例に基づいて説明する。

0011

図1〜11は本発明による壁用パネル状材の取付金具の第一実施例、図12〜16は該実施例の製造工程において基部となるべき部分に対し前方突出部となるべき部分および間隙保持部となるべき部分を折り曲げ加工する直前の状態、図17〜20は該実施例を用いて壁下地材へパネル状材を取り付ける方法を示している。

0012

この実施例において、取付金具1は、鋼板ステンレス鋼板アルミニウム合金板等からなる1枚の金属板をプレス加工により成形してなり、基部2、前方突出部3、一対の第一の折り曲げ片4、第二の折り曲げ片5および一対の間隙保持部6を一体的に有している。前記基部2はその外周を大略のところ矩形状とされており、前記前方突出部3は基部2の一端部(図3における下端部)から直角に折り曲げられて後述する壁下地材7と反対方向となる方向(前方)に突出している。

0013

前記基部2および前方突出部3には、これら両部分2,3に跨って存在する屈曲された絞り加工部8が設けられている。この絞り加工部8は、高く隆起する高隆起部分8aと低く隆起する低隆起部分8bとを有している。前記高隆起部分8aは基部2に設けられており、前方(壁下地材7と反対方向となる方向)に隆起していて、比較的に広い斜面部8a1と平面状部8a2とを有している。前記斜面部8a1は基部2の他端部(図3における上端部)側に位置する一方、前記平面状部8a2は基部2の中央部に設けられている。前記低隆起部分8bは、基部2および前方突出部3に跨って存在しており、基部2においては前方、前方突出部3においては基部2側にそれぞれ高隆起部分8aの平面状部8a2の隆起高さより低い高さで隆起している。前記低隆起部分8bは、基部2および前方突出部3に跨って存在しており、基部2においては前方、前方突出部3においては基部2側にそれぞれほぼ一様な高さで隆起しており、この低隆起部分8bの隆起高さは高隆起部分8aの平面状部8a2の隆起高さより低くされている。このような絞り加工部8を形成する方法については後で詳しく説明する。

0014

前記絞り加工部8の高隆起部分8aの斜面部8a1には、釘穴9が設けられる一方、平面状部8a2にはビス穴10が設けられている。前記ビス穴10の周囲は絞り加工部8に対する逆絞り加工により大略円錐面状とされている。前記第一の折り曲げ片4および第二の折り曲げ片5は、前方突出部3の前端部から互いに大略反対方向(図3における斜め上方および斜め下方)に折り曲げられている。

0015

前記一対の間隙保持部6は、基部2の幅方向両端部(図3における左右両端部)から直角に折り曲げられて前方(壁下地材7と反対方向)に突出している。これらの間隙保持部6の前端部付近は横断面コの字状となるように折り曲げられてコの字状屈曲部6aとされている。前記基部2および間隙保持部6には、これら両部分2,6に跨って屈曲されたビード状の間隙保持部側リブ11が設けられており、これらの間隙保持部側リブ11は絞り加工部8の高隆起部分8aに連続している。このような間隙保持部側リブ11を形成する方法については次に絞り加工部8を形成する方法とともに詳しく説明する。

0016

図12〜16は、取付金具1の製造過程において、基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’および間隙保持部6となるべき部分6’を折り曲げ加工する直前の状態を示している(図12は該状態を示す斜視図、図13は該状態を図12と反対側から見た斜視図、図14は該状態を示す平面図、図15図14のXV−XV線における断面図、図16図14のXVI−XVI線における断面図である)。これらの図に示されるように、基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’および間隙保持部6となるべき部分6’を折り曲げる前に、基部2となるべき部分2’および前方突出部3となるべき部分3’に跨って存在するように絞り加工部8をプレス加工の絞り加工により形成するとともに、基部2となるべき部分2’および間隙保持部6となるべき部分6’に跨って存在するようにビード状の間隙保持部側リブ11をエンボス加工等のプレス加工により形成する。

0017

次に、低隆起部分8bにおいて基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’を折り曲げ加工するとともに、基部2となるべき部分2’に対し間隙保持部6となるべき部分6’を折り曲げ加工することにより、図1〜11に示したような屈曲された絞り加工部8および間隙保持部側リブ11が形成される。なお、第一および第二の折り曲げ片4,5、釘穴9、ビス穴10およびコの字状屈曲部6aはこの後に加工してもよいし、この前に加工してもよい。

0018

次に、この取付金具1による外装材(壁用パネル状材)12の取付例を図17〜20を用いて説明する。外装材12を壁下地材7に取り付ける際には、一般に、図17のように外装材12を横長とし、各外装材12の上端部と下端部とを突き合わせて、順次下段側から上段側へと外装材12を取り付けて行く場合(所謂横貼り)と、図18のように外装材12を縦長とし、各外装材12の左端部と右端部とを突き合わせて、順次左から右または右から左側に外装材12を取り付けて行く場合(所謂縦貼り)とがある。図19および20は、図17のように所謂横貼りを行う場合の取り付け方法を示している。この場合、各外装材12の上端部には、その外面側を切り欠くことにより第一の実部13が形成されている一方、外装材12の下端部(図20参照)には、その内面側を切り欠くことにより第二の実部14が形成されている。また、各外装材12の下端部には、第二の実部14の内面に接するようにして係合溝15が形成されている。

0019

この場合、まず図19に示されるように、取付金具1の間隙保持部6の前端部と前方突出部3と第二の折り曲げ片5との間に下段側の外装材12の第一の実部13が挿入されるようにして、取付金具1を下段側の外装材12の上端部に係合する。なお、このとき、取付金具1は、前方突出部3が水平方向となる向きとするとともに、基部2が壁下地材7に沿わされた状態となるようにする。

0020

次に、釘穴9に16を挿入し、この釘16を図20に示されるように壁下地材7に打ち込む。これにより、基部2が壁下地材7に沿わされた状態で取付金具1が壁下地材7に固定され、ひいてはこの取付金具1を介して下段側の外装材12の上端部が壁下地材7に取り付けられる。続いて、上段側の外装材12の下端部の係合溝15内に取付金具1の第一の折り曲げ片4が侵入係合し、上段側の外装材12の下端部が前方突出部3に載置されるようにして、上段側の外装材12の下端部を下段側の外装材12の上端部に突き合わせる。

0021

以後、同様にして順次下段側から上段側へと外装材12を取り付けて行くことにより、外装材12を相じゃくり方式で互いに上下に突き合わせた状態で壁下地材7に取り付けて行くことができる(互いに突き合わされ外装材12の端部間には取付金具1の前方突出部3が挟まれた状態となる)。

0022

なお、釘16の代わりにビスを用いて取付金具1を壁下地材7に取り付ける場合は、ビス穴10を用いてその取り付けを行うことができる。

0023

また、ここでは、所謂横貼りを行う場合について説明したが、図18のように所謂縦貼りを行う場合には、図19および20と比較し取付金具1を90度回転した向き、すなわち前方突出部3が鉛直方向となる向きにして、図19および20の場合と同様に使用することができる。

0024

この取付金具1においては、基部2および前方突出部3の双方に跨って存在する屈曲された絞り加工部8が設けられているので、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部2と前方突出部3との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具1の変形を防止できる。

0025

また、屈曲された絞り加工部8は、基部2において前方(壁下地材7と反対方向となる方向)に隆起しているので、取付金具1を壁下地材7に取り付ける際に邪魔にならない。

0026

また、基部2における絞り加工部8はその隆起高さを高くした方が(言い換えれば、絞りを深くした方が)基部2の剛性および強度をより高くすることができる。しかしながら、ある程度以上高く隆起された絞り加工部は欠陥を生じないように曲げ加工することが困難である。しかるに本実施例では、基部2となるべき部分2’および前方突出部3となるべき部分3’に形成する絞り加工部8に、高く隆起する高隆起部分8aと低く隆起する低隆起部分8bとを設けておき、低隆起部分8bが存在する部分において基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’を折り曲げ加工し、高隆起部分8aが基部2の方に存在するようにするので、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部2の剛性および強度を高くすることができ、しかも絞り加工部8を欠陥を生じさせることなく曲げ加工することができる。

0027

また、本実施例では、基部2から前方に突出する間隙保持部6が設けられており、外装材12の裏面がこの間隙保持部6に当接されることにより、外装材12と壁下地材7との間に十分な間隙を確保し、通気性を高める等の効果を得ることができる。そして、基部2および間隙保持部6の双方に跨って存在する屈曲された間隙保持部側リブ11を有しているので、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部2と間隙保持部6との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具1の変形を防止できる。

0028

図21〜29は本発明による壁用パネル状材の取付金具の第二実施例、図30および31は該実施例の製造工程において基部となるべき部分に対し前方突出部となるべき部分および間隙保持部となるべき部分を折り曲げ加工する直前の状態の状態を示している。

0029

この実施例においても、前記第一実施例と同様に取付金具1は、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム合金板等からなる1枚の金属板をプレス加工により成形してなり、基部2、前方突出部3、一対の第一の折り曲げ片4、第二の折り曲げ片5、および一対の間隙保持部6を一体的に有している。また、前記基部2はその外周を大略のところ矩形状とされており、前記前方突出部3は基部2の一端部(図23における下端部)から直角に折り曲げられて壁下地材7と反対方向となる方向(前方)に突出している。

0030

前記基部2には、プレス加工の絞り加工により形成された絞り加工部8が設けられている。この絞り加工部8は、前記第一実施例における高隆起部分8aと同様の形状を有しているが、低隆起部分8bに相当する部分は有していない。前記基部2および前記前方突出部3には、これらの両方に跨って屈曲された前方突出部側リブ17が適当数設けられており、これらのリブは絞り加工部8に連続している。このような前方突出部側リブ17を形成する方法については後で詳しく説明する。

0031

前記絞り加工部8の斜面部8a1には、前記第一実施例の場合と同様に釘穴9およびビス穴10が設けられている。前記基部2および間隙保持部6には、前記第一実施例の場合と同様に、これら両部分2,6に跨って存在する屈曲されたビード状の間隙保持部側リブ11が設けられており、これらの間隙保持部側リブ11は絞り加工部8に連続している。

0032

図30および31は、取付金具1の製造過程において、基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’および間隙保持部6となるべき部分6’を折り曲げ加工する直前の状態を示している(図30は該状態を示す平面図、図31図30のXXXI−XXXI線における断面図である)。これらの図に示されるように、基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’および間隙保持部6となるべき部分6’を折り曲げる前に、基部2となるべき部分2’に絞り加工部8を絞り加工により形成するとともに、基部2となるべき部分2’および前方突出部3となるべき部分3’に跨ってビード状の前方突出部側リブ17をエンボス加工等のプレス加工により形成する一方、基部2となるべき部分2’および間隙保持部6となるべき部分6’に跨ってビード状の間隙保持部側リブ11をエンボス加工等のプレス加工により形成する。

0033

次に、基部2となるべき部分2’に対し前方突出部3となるべき部分3’を折り曲げ加工するとともに、基部2となるべき部分2’に対し間隙保持部6となるべき部分6’を折り曲げ加工することにより、図21〜29に示したような屈曲された前方突出部側リブ17および間隙保持部側リブ11が形成される。なお、第一および第二の折り曲げ片4,5、釘穴9、ビス穴10、コの字状屈曲部6aはこの後に加工してもよいし、この前に加工してもよい。

0034

本実施例の取付金具1も、前記実施例の場合と同様にして使用することができる。

0035

また、この取付金具1においても、基部2および前方突出部3の双方に跨って存在する屈曲された前方突出部側リブ17を有するので、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部2と前方突出部3との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具1の変形を防止できる。

0036

また、屈曲された前方突出部側リブ17は、基部2において前方(壁下地材7と反対方向となる方向)に隆起しているので、取付金具1を壁下地材7に取り付ける際に邪魔にならない。

0037

また、本実施例では、基部2となるべき部分2’には絞り加工部8が設けられており、しかもこの絞り加工部8が前方突出部側リブ17に連続しているので、基部2の剛性および強度を高くすることができる。

0038

なお、本発明における絞り加工部8、間隙保持部側リブ11および前方突出部側リブ17の形状は、前記各実施例におけるような形状に限定されることはなく、同様の作用効果を果たす形状であればよい。

0039

また、本発明による取付金具1は、前記実施例のような外装材のみならず、内壁材等の他の種の壁用パネル状材を壁下地材に取り付ける取付金具にも適用できるものである。

発明の効果

0040

以上のように本発明は、素材となる金属板の板厚を薄くしても、基部と前方突出部との折り曲げ部付近の剛性および強度を高め、取付金具の変形を防止できる等の優れた効果を得られるものである。

図面の簡単な説明

0041

図1本発明による壁用パネル状材の取付金具の第一実施例を示す斜視図である。
図2前記第一実施例を反対方向から見て示す斜視図である。
図3前記第一実施例を示す正面図である。
図4前記第一実施例を示す側面図である。
図5前記第一実施例を示す平面図である。
図6前記第一実施例を示す背面図である。
図7前記第一実施例を示す底面図である。
図8図3のVIII−VIII線における断面図である。
図9図3のIX−IX線における断面図である。
図10図3のX−X線における断面図である。
図11図4のXI−XI線における断面図である。
図12前記第一実施例の取付金具の製造過程において、基部となるべき部分に対し前方突出部となるべき部分および間隙保持部となるべき部分を折り曲げ加工する直前の状態を示す斜視図である。
図13前記図12の状態を図12と反対側から見て示す斜視図である。
図14前記図12の状態を示す平面図である。
図15図14のXV−XV線における断面図である。
図16図14のXVI−XVI線における断面図である。
図17外装材を所謂横貼りする様子を示す正面図である。
図18外装材を所謂縦貼りする様子を示す正面図である。
図19前記第一実施例の取付金具を用いた外装材の取付構造の一例の、釘打ち前の状態を示す断面図である。
図20前記外装材の取付構造例における、釘打ちを完了し、さらに上段側の外装材の下端部を取付金具に係合した状態を示す断面図である。
図21本発明による壁用パネル状材の取付金具の第二実施例を示す斜視図である。
図22前記第二実施例を反対方向から見て示す斜視図である。
図23前記第二実施例を示す正面図である。
図24前記第二実施例を示す平面図である。
図25前記第二実施例を示す背面図である。
図26前記第二実施例を示す底面図である。
図27図23のXXVII−XXVII線における断面図である。
図28図23のXXVIII−XXVIII線における断面図である。
図29図27のXXIX−XXIX線における断面図である。
図30前記第二実施例の取付金具の製造過程において、基部となるべき部分に対し前方突出部となるべき部分および間隙保持部となるべき部分を折り曲げ加工する直前の状態を示す斜視図である。
図31図30のXXXI−XXXI線における断面図である。

--

0042

1壁用パネル状材の取付金具
2 基部
2’ 基部となるべき部分
3前方突出部
3’ 前方突出部となるべき部分
4 第一の折り曲げ片
5 第二の折り曲げ片
6間隙保持部
6’ 間隙保持部となるべき部分
7壁下地材
8絞り加工部
8a 高隆起部分
8b 低隆起部分
11 間隙保持部側リブ
12外装材(壁用パネル状材)
17 前方突出部側リブ

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