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技術 衣料用漂白剤組成物

出願人 花王株式会社
発明者 青柳宗郎尾崎和義牧昌孝小倉信之
出願日 2001年11月15日 (19年6ヶ月経過) 出願番号 2001-349860
公開日 2003年5月21日 (18年0ヶ月経過) 公開番号 2003-147394
状態 特許登録済
技術分野 洗浄性組成物 洗浄・漂白
主要キーワード 弱アルカリ洗剤 アルカリ性液体 漂白繊維 付加順序 微量添加物 親油性汚れ アルキレンオキシド平均付加モル数 シミ汚れ
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年5月21日)のものです。
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課題

高い漂白効果を有し、しかも漂白むらを引き起こさない漂白剤組成物を提供する。

解決手段

過酸化水素界面活性剤及び水を含有し、20℃におけるpHが9〜12の組成物であって、該組成物100mlの20℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定硫酸水溶液の量が40〜1000mlである漂白剤組成物を汚れ直接塗布する。

概要

背景

概要

高い漂白効果を有し、しかも漂白むらを引き起こさない漂白剤組成物を提供する。

過酸化水素界面活性剤及び水を含有し、20℃におけるpHが9〜12の組成物であって、該組成物100mlの20℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定硫酸水溶液の量が40〜1000mlである漂白剤組成物を汚れ直接塗布する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

(a)過酸化水素を1〜6質量%、(b)界面活性剤を0.1〜20質量%、及び水を含有し、20℃におけるpHが9〜12の漂白剤組成物であって、該組成物100mlの20℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定硫酸水溶液の量が40〜1000mlである衣料用漂白剤組成物。

請求項2

請求項1の衣料用漂白剤組成物を、希釈することなく、衣料に付着した汚れ直接接触させる工程を有する衣料の漂白方法

技術分野

*2;0.1規定硫酸必要量は、漂白剤組成物100mlの20℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定硫酸水溶液の量(ml)である。

0001

本発明は衣料用漂白剤組成物及び該漂白剤組成物を用いた漂白方法に関する。

0002

過酸化水素を主基剤とする液体漂白剤は色・柄物に使用でき、汚れ直接塗布できるなどの利点から好まれて使用されている。また、液体漂白剤は弱アルカリ洗剤と共に洗濯機に入れて洗浄するか、汚れに直接塗布した後、弱アルカリ洗剤と共に洗濯機で洗浄する方法が一般的であるが、未だその漂白効果満足できるものではなく、例えば皮脂と食べこぼしのシミ複合したような頑固な汚れには直接塗布する洗浄方法においても、汚れを完全に落とすことは非常に困難である。

0003

これを解決する方法としてアルカリ性液体漂白剤組成物が提案されている。特開平7−144905号公報、特開平4−349109号公報には特定の安定化剤を用いた組成物が優れた漂白効果と安定性を示すことが開示されている。また、WO9112309号公報、WO9112307号公報には粉末状の無機過酸化物を分散させたアルカリ性液体漂白剤を開示している。しかしながら、これら組成物は漂白効果が十分ではなく、特に直接塗布する洗浄方法において満足できるシミ汚れ除去効果を得ることはできない。

0004

その他、特開昭55−47208号公報、特開昭56−151798号公報、特開昭56−151800号公報、特開昭61−155208号公報、及び特開昭63−291998号公報には、保存安定性のために特定の有機ホスホン酸を含有するpHが7以上の液体漂白剤が記載されているが、いずれも、直接塗布する洗浄方法において満足できるシミ汚れ除去効果を得ることはできない。

課題を解決するための手段

0005

本発明の課題は高い漂白効果を有し、特に直接塗布することで高いシミ汚れ除去効果を有し、しかも漂白むらを引き起こさない漂白剤組成物を提供することにある。

0006

本発明は、(a)過酸化水素〔以下、(a)成分という〕を1〜6質量%、(b)界面活性剤〔以下、(b)成分という〕を0.1〜20質量%、及び水を含有し、20℃におけるpHが9〜12の漂白剤組成物であって、該組成物100mlの20℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定硫酸水溶液の量が40〜1000mlである衣料用漂白剤組成物に関する。

発明を実施するための最良の形態

0007

また、本発明は、上記本発明の衣料用漂白剤組成物を、希釈することなく、衣料に付着した汚れに直接接触させる工程を有する衣料の漂白方法に関する。

0008

本発明の(a)成分は過酸化水素であり、漂白剤組成物中に1〜6質量%、好ましくは1〜5質量%、特に好ましくは1.5〜4.5質量%含有される。このような範囲において優れた漂白効果を得ることができる。

0009

本発明の(b)成分は界面活性剤であり、陰イオン界面活性剤非イオン界面活性剤陽イオン界面活性剤、および両性界面活性剤から選ばれる1種以上を用いることが好ましい。

0010

陰イオン界面活性剤としては、分子中に炭素数10〜18、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜15のアルキル基又はアルケニル基と、−SO3M基及び/又は−OSO3M基〔M:対イオン〕を有する陰イオン界面活性剤が好ましい。具体的には上記炭素数を有するアルキルベンゼンスルホン酸アルキル(又はアルケニル硫酸エステルアルキレンオキシド平均付加モル数1〜6のポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、オレフィンスルホン酸アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ましい。これらの中でも特に炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル(又はアルケニル)硫酸エステル、炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、もしくは炭素数10〜15のアルキルベンゼンスルホン酸、およびこれらの塩から選ばれる一種以上を配合することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩カリウム塩アンモニウム塩アルカノールアミン塩貯蔵安定性の点から良好である。

0011

非イオン界面活性剤としては、一般式(1)の化合物が好ましい。
R1−T−[(R2O)a−H]b (1)
〔式中、R1は、炭素数6〜18、好ましくは10〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R2は炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。aは2〜200、好ましくは4〜50、特に好ましくは5〜20の数を示す。Tは−O−、−CON−又は−N−であり、Tが−O−の場合はbは1であり、Tが−CON−又は−N−の場合はbは2である。〕。

0012

一般式(1)の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
R1−O−(C2H4O)c−H (1−a)
〔式中、R1は前記の意味を示す。cは2〜200、好ましくは3〜100、より好ましくは4〜20の数である。〕
R1−O−(C2H4O)d−(C3H6O)e−H (1−b)
〔式中、R1は前記の意味を示す。d及びeはそれぞれ独立に2〜15、好ましくは2〜10の数であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕

0013

0014

〔式中、R1は前記の意味を示す。f及びgの合計は3〜20、好ましくは3〜15、特に好ましくは2〜10の数である。〕。

0015

本発明ではこれらの中でも特に(1−a)及び(1−b)から選ばれる非イオン界面活性剤が好ましい。

0016

陽イオン界面活性剤としては、下記一般式(2)のモノ長鎖アルキル(もしくはアルケニル)トリ短鎖アルキル型陽イオン界面活性剤が好ましい。

0017

0018

〔式中、R3は炭素数8〜18、好ましくは10〜18、特に好ましくは10〜16のアルキル基またはアルケニル基であり、R4、R5、R6は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜3のアルキル基である。X-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、炭素数1〜3の置換基を1〜3個有していてもよいアリールスルホン酸イオンである。〕。

0019

両性界面活性剤としては下記一般式(3)の化合物又は一般式(4)の化合物から選ばれる化合物が好ましい。

0020

0021

〔式中、R7は炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R8、R9は、それぞれ、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R10は炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Uは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、hは0又は1、好ましくは1の数である。〕

0022

0023

〔式中、R11は炭素数9〜23、好ましくは9〜17、特に好ましくは10〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R12は炭素数1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは2又は3のアルキレン基である。Vは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、iは0又は1の数、好ましくは0である。R13、R14は、それぞれ、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基エチル基又はヒドロキシエチル基であり、R15はヒドロキシ基置換していてもよい炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。Dは、−SO3-、−OSO3-から選ばれる基であり、特に−SO3-が漂白洗浄効果の点から良好である。〕。

0024

本発明の漂白剤組成物は、界面活性剤を0.1〜20質量%、好ましくは0.5〜15質量%、特に好ましくは0.5〜10質量%含有することが、漂白洗浄効果の点から好ましい。また、特に好ましくは一般式(1−a)及び/又は(1−b)の非イオン界面活性剤を0.5〜20質量%、更に1〜15質量%、一般式(2)の陽イオン界面活性剤を0.05〜5質量%、更に0.1〜3質量%、一般式(3)及び/又は一般式(4)の両性界面活性剤を0.05〜5質量%、更に0.1〜3質量%含有することである。

0025

本発明の漂白剤組成物は上記(a)成分、及び(b)成分を水に溶解させた水溶液の形態であり、20℃のpHは漂白洗浄効果の点から9〜12、好ましくは9.5〜11である。また、該組成物100mlの20℃におけるpHを7にするために必要な0.1規定硫酸水溶液の量が40〜1000ml、好ましくは50〜500ml、特に好ましくは130〜250mlである。このような性質を該組成物に付与する目的から、本発明ではアルカリ剤〔以下、(c)成分という〕を1〜20質量%、好ましくは1〜10質量%、特に好ましくは1.5〜7質量%含有する。好ましい(c)成分としては水酸化ナトリウム水酸化カリウム水酸化マグネシウム炭酸ナトリウム炭酸カリウム炭酸マグネシウムモノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミンリン酸ナトリウムリン酸水素2ナトリウム、リン酸3カリウム、リン酸水素2カリウム、リン酸2水素カリウムから選ばれる1種以上が好適であり、特に炭酸ナトリウム及び/又は炭酸カリウムが好ましく、炭酸カリウムが最も好ましい。

0026

本発明では漂白効果を高める目的から本発明の漂白剤組成物に漂白活性化剤又は有機過酸〔以下、(d)成分という〕を含有することが好ましい。漂白活性化剤としては漂白効果及び貯蔵安定性の点からアルカノイルオキシベンゼン型漂白活性化剤が好ましく、特に炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこれらの塩が好ましい。具体的に好ましい例としてはオクタノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、及びこれらの塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。

0027

これらの中でも特にノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸及びこれらの塩が親油性汚れ漂白効果の点から好ましい。

0028

有機過酸としては上述の漂白活性化剤と過酸化水素が反応して生成する化合物が好ましく、具体的には過オクタン酸、過ノナン酸、過デカン酸、過ウンデカン酸、過ドデカン酸、過3,5,5−トリメチルヘキサン酸が好適である。また、これら有機過酸と上記漂白活性化剤が反応することで生成する過酸化アルカノイルも本発明では好適な漂白活性化剤として作用する。具体的には過酸化ジオクタノイル、過酸化ジノナノイル、過酸化ジデカノイル、過酸化ジウンデカノイル、過酸化ジドデカノイルであり、異なるアルキル鎖長のアルカノイル基を有する過酸化ジアルカノイルを用いることも可能である。

0029

本発明では(d)成分を0.01〜5質量%、好ましくは0.01〜3質量%、特に好ましくは0.01〜1.5質量%含有することが漂白効果の点から好ましい。

0030

本発明では、漂白洗浄効果を高める目的から、本発明の漂白剤組成物に分散剤〔以下、(e)成分という〕を含有することが好ましい。特に、重量平均分子量5千〜4万、好ましくは5千〜1万のポリアクリル酸もしくはその塩又はポリメタクリル酸もしくはその塩、重量平均分子量1万〜10万、好ましくは3万〜7万のアクリル酸マレイン酸コポリマーもしくはその塩から選ばれるカルボン酸系ポリマー、及び重量平均分子量4千〜2万、好ましくは5千〜1万のポリエチレングリコールから選ばれる非イオン性ポリマーが好ましい。本発明では(e)成分を0.05〜14質量%、好ましくは0.1〜8質量%含有することが好適である。

0031

本発明では、洗浄効果を高める目的で溶剤〔以下、(f)成分という〕を含有することが好ましい。(f)成分としては(1)炭素数1〜5の1価アルコール、(2)炭素数2〜12の多価アルコール、(3)下記の一般式(5)で表される化合物、(4)下記の一般式(6)で表される化合物、(5)下記の一般式(7)で表される化合物が好適である。

0032

0033

〔式中、R16及びR17は、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジル基を示すが、R16及びR17の双方が水素原子となる場合を除く。jは0〜10の数を、kは0〜10の数を示すが、j及びkの双方が0である場合を除く。R18及びR19は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。R20は炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕。

0034

(1)の炭素数1〜5の1価アルコールとしては、一般的にエタノールプロピルアルコールイソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級アルコールを配合することにより低温における系の安定性を更に向上させることができる。

0035

(2)の炭素数2〜12の多価アルコールとしては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオールエチレングリコールプロピレングリコールジエチレングリコールジプロピレングリコールグリセリン等が挙げられる。

0036

(3)の化合物は、一般式(5)において、R16、R17がアルキル基である場合の炭素数は1〜4が特に好ましい。また、一般式(5)中、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの平均付加モル数のj及びkは、それぞれ0〜10の数である(j及びkの双方が0である場合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。(3)の化合物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテルジプロピレングリコールジメチルエーテルジエチレングリコールモノエチルエーテルジエチレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテルポリオキシエチレン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニルエーテルフェニルカルビトールフェニルセロソルブベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルが好ましい。

0037

また、(4)の化合物としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(5)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化合物が挙げられ、好ましくはR20が炭素数3〜8のアルキル基の化合物である。

0038

これらのなかでも本発明の性質を満たすために(1)、(2)、(3)、(5)の水溶性溶剤が好ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ペンチグリセリルエーテルオクチルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルから選ばれる溶剤が好ましい。

0039

本発明では、(f)成分を好ましくは0.01〜15質量%、好ましくは0.05〜10質量%含有することが良好である。

0040

さらに本発明の漂白剤組成物には金属イオン封鎖剤〔以下、(g)成分という〕を含有することが好ましい。本発明に用いられる(g)成分としては、(1)フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(4)アスパラギン酸グルタミン酸グリシン等のアミノ酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(5)ニトリロ三酢酸イミノ二酢酸エチレンジアミン四酢酸ジエチレントリアミン五酢酸グリコールエーテルジアミン四酢酸ヒドロキシエチルイミノ二酢酸トリエチレンテトラミン酢酸ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(6)ジグリコール酸オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸乳酸酒石酸シュウ酸リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有機酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(7)ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩、(8)アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩を挙げることができる。

0041

これらの中で上記(2)、(5)、(6)および(7)からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、上記(2)からなる群より選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。

0042

本発明において、(g)成分の含有量は、好ましくは0.005〜5質量%、さらに好ましくは0.01〜1質量%である。

0043

本発明の残部は水である。特にイオン交換水又は蒸留水などの重金属又は重金属イオンを極力除いた水を用いることが好ましい。本発明では塩素イオンも好ましくなく、塩素イオンも極力減少させた剤を用いることが好ましい。重金属、重金属イオン及び塩素イオンは過酸化水素の分解を促進させ、漂白効果を低下させる。本発明の最も好ましくは、重金属、重金属イオン及び塩素イオンを極力除いた上で、前記(g)成分を併用することである。

0044

本発明において水は好ましくは70〜98質量%、より好ましくは80〜95質量%含有する。

0045

その他、本発明の漂白剤組成物には、漂白繊維に対する漂白効果を増すために蛍光増白剤として、チノパールBS(チバ・ガイギー社製)、チノパールSWN(チバ・ガイギー社製)や、カラーインデックス蛍光増白剤28、40、61、71等のような蛍光増白剤や、漂白性能を向上させるために酵素セルラーゼアミラーゼプロテアーゼリパーゼ)することができる。また染料顔料のような着色剤香料シリコーン類殺菌剤紫外線吸収剤等の種々の微量添加物を適量配合してもよい。

0046

本発明の漂白剤組成物は、(a)成分、(b)成分及び所望により配合されるその他成分が所定量となるように水に溶解する方法で調製できるが、使用する直前に調製されることが、高い漂白効果を得る上で好適である。そのために、各成分を別々の容易に収容する容器入りの形態として、適用直前に本発明の漂白剤組成物が形成されるような態様とすることができる。その一例として、(a)成分を含む組成物からなるA剤と、その他の成分を含有する組成物からなるB剤を、それぞれ分離して保持する容器に収容した二剤型漂白剤が挙げられる。この場合、(b)成分はA剤、B剤の少なくとも一方に配合され、好ましくは両方に配合される。また、二剤型漂白剤において(c)成分を併用する場合は、(a)成分を含有するA剤とは別のB剤に(c)成分を配合することが好ましい。各成分は、混合後の組成が本発明の範囲となるようにA剤、B剤中に配合される。

0047

本発明の漂白剤組成物は、弱アルカリ性洗剤と共に洗濯浴に希釈して洗濯機などで洗浄する方法に用いても差し支えないが、衣料に付着したシミ汚れなどの汚れに、希釈することなく、直接接触させて漂白する方法において高い効果が得られる。汚れに直接接触させる方法としては、衣料に該組成物を浸漬させる方法、シミ汚れの付着している部分に直接塗布や滴下して付着させる方法、及びトリガー式スプレーヤーなどのスプレー付き容器充填してスプレーする方法を挙げることができ、簡便性の点からシミ汚れの付着している部分に直接塗布や滴下して付着させる方法が好ましい。接触させる時間としては漂白効果の点から好ましくは5〜480分、より好ましくは5〜300分、特に好ましくは10〜300分、特に好ましくは30〜200分が好適である。また、接触させる温度としては好ましくは2〜50℃、より好ましくは5〜40℃である。

0048

漂白後の衣料は水道水すすぎ洗いをするか、弱アルカリ洗剤と共に洗濯し、すすぎ洗いをすることが好適である。すすぎ後は脱水し、自然乾燥または乾燥機により乾燥する。

0049

表1に示す配合成分を用いて表1に示す漂白剤組成物を調製した。この漂白剤組成物を、下記で調製した汚染布4枚にそれぞれ1mlずつ塗布し、20℃で1時間放置後、0.0667重量%濃度の市販洗剤溶液を使ってターゴトメーターにて洗浄した(80rpm×10分)後、水道水ですすぎ乾燥させて、下式により漂白率を求めた。結果を表1に示す。

0050

0051

反射率は日本電色工業(株)製NDR−10DPで460nmフィルターを使用して測定した。

0052

(汚染布の調製)ハウス食品レトルトカレーカレーマルシェ)の固形分をメッシュで除去した後、得られた液500gに、牛脂50g、オレイン酸15g、パルミチン酸10gを加え、煮沸するまで加熱し、カレー汚れ皮脂汚れ複合汚れモデルを調製した。この液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸した。そのまま火よりおろし、約2時間程度放置後、布を取りだし、余分に付着しているカレー液をへらで除去し自然乾燥させた。その後プレスし、10cm×10cmの試験片として実験に供した。

0053

0054

1)ポリオキシエチレンラウリルエーテル(EOp10)
2)RO(C2H4O)n(C3H6O)m−H(R:ラウリル、n:10、m:2)
3)RO(C2H4O)n−H(R:炭素数12の分岐アルキル基、n:10)
4)アルキル(炭素数12〜15)ベンゼンスルホン酸ナトリウム
5)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム(EOp3)
6)α−オレフィン(炭素数14)スルホン酸ナトリウム
7)N−テトラデシル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド
8)N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−1−スルホプロピルアンモニウムスルホベタイン
9)ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム
10)ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量10000)
11)1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸
12)p−トルエンスルホン酸ナトリウム
*1;pHは20℃にて測定した値であり、10%硫酸水溶液又は30%NaOH水溶液を用いて表記したpH値に調整した。

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  • 富士フイルム株式会社の「 処理液」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題・解決手段】本発明は、半導体デバイス用の処理液であって、残渣物除去性能の経時安定性に優れ、且つ、処理対象物に対する腐食防止性能にも優れた処理液を提供する。本発明の処理液は、半導体デバイス用の処理... 詳細

  • 化研テック株式会社の「 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】洗浄性に優れ、かつ金属及び樹脂に対する反応性が抑制された洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液を提供すること。【解決手段】グリコールエーテル化合物と、疎水性の第三級アミン化合物と、水とを含む洗浄剤... 詳細

  • 化研テック株式会社の「 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】洗浄性に優れ、かつ金属及び樹脂に対する反応性が抑制された洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液を提供すること。【解決手段】グリコールエーテル化合物と、疎水性の第三級アミン化合物と、親水性のカルボン... 詳細

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