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技術 パチンコ玉用クリーニング材

出願人 日本バイリーン株式会社株式会社西陣
発明者 堀田勝彦田中広志菅井正史
出願日 2001年11月13日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 2001-347937
公開日 2003年5月20日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2003-144736
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 横断面形 装置枠 スノコ状 補給機 バインダー付着 両ローラー エマルジョンバインダー パチンコ遊戯
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年5月20日)のものです。
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図面 (3)

課題

クリーニング性搬送性、及び繊維の脱落の生じない特性を併せて備えるパチンコ玉クリーニング材を提供する。

解決手段

球磨揚送機の揚送路19に送り込まれたパチンコ球Pは、駆動モータの回転により揚送ベルト13とクリーニング材18との間に挟持されて揚送され、この間にパチンコ玉Pのクリーニングが行われる。クリーニング材18の表面層18aは、極細繊維を含む流体流絡合不織布からなるパチンコ玉用クリーニング材であって、クッション性(C)が0.07mm〜0.4mmの範囲である。ここで、クッション性(C)はC(mm)=T20−Tl00の式で定義される(式中、T20は20gf/cm2荷重時の厚さを意味し、Tl00は100gf/cm2荷重時の厚さを意味する)。また、表面層18aの裏面には、厚さが0.75mm〜3mmの範囲の嵩高不織布層18bを備えている。

概要

背景

パチンコ遊技機パチンコ玉は、パチンコ遊戯時や搬送の際に、人脂、塵埃等が付着し、さらに、クロムメッキ微粉末等が付着する。このような塵埃等は、パチンコ遊技機の表示板や盤面を汚損するばかりでなく、静電気が発生するのを助長して遊戯機器を制御するIC回路等にも影響を及ぼすものである。

パチンコ玉をパチンコ遊技機に補給するパチンコ玉補給機は、搬送ベルトクリーニング材等を備え、これらの搬送ベルトとクリーニング材との間をパチンコ玉が通過する際に、パチンコ玉のクリーニングを行っている。このようなパチンコ玉のクリーニング材として、特公平7−49073号公報には、極細合成樹脂繊維からなる研磨布が開示されており、特開平10−99530号公報に開示されたワイピングクロスニードルフェルトなども知られている。

概要

クリーニング性搬送性、及び繊維の脱落の生じない特性を併せて備えるパチンコ玉用クリーニング材を提供する。

球磨揚送機の揚送路19に送り込まれたパチンコ球Pは、駆動モータの回転により揚送ベルト13とクリーニング材18との間に挟持されて揚送され、この間にパチンコ玉Pのクリーニングが行われる。クリーニング材18の表面層18aは、極細繊維を含む流体流絡合不織布からなるパチンコ玉用クリーニング材であって、クッション性(C)が0.07mm〜0.4mmの範囲である。ここで、クッション性(C)はC(mm)=T20−Tl00の式で定義される(式中、T20は20gf/cm2荷重時の厚さを意味し、Tl00は100gf/cm2荷重時の厚さを意味する)。また、表面層18aの裏面には、厚さが0.75mm〜3mmの範囲の嵩高不織布層18bを備えている。

目的

本発明はこのような従来の問題点を解決するためになされたもので、クリーニング性、搬送性、及び繊維の脱落の生じない特性を併せて備えるパチンコ玉用クリーニング材を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

極細繊維を含む流体流絡合不織布からなる表面層を含むパチンコ玉クリーニング材であって、前記パチンコ玉用クリーニング材は、C(mm)=T20−Tl00の式(ここで、T20は20gf/cm2荷重時の厚さを意味し、Tl00は100gf/cm2荷重時の厚さを意味する)で定義されるクッション性(C)が、0.07mm〜0.4mmの範囲であることを特徴とするパチンコ玉用クリーニング材。

請求項2

前記流体流絡合不織布は、開口を有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉用クリーニング材。

請求項3

前記流体流絡合不織布は、熱融着繊維を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ玉用クリーニング材。

請求項4

前記流体流絡合不織布の構成繊維は、バインダーによって固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパチンコ玉用クリーニング材。

請求項5

前記表面層の裏面に、厚さが0.75mm〜3mmの嵩高不織布層を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパチンコ玉用クリーニング材。

請求項6

前記嵩高不織布層の構成繊維は、バインダーによって固定されていることを特徴とする請求項5に記載のパチンコ玉用クリーニング材。

技術分野

0001

本発明はパチンコ玉クリーニング材、特に、パチンコ玉補給機等に使用できるパチンコ玉用クリーニング材に関するものである。

背景技術

0002

パチンコ遊技機のパチンコ玉は、パチンコ遊戯時や搬送の際に、人脂、塵埃等が付着し、さらに、クロムメッキ微粉末等が付着する。このような塵埃等は、パチンコ遊技機の表示板や盤面を汚損するばかりでなく、静電気が発生するのを助長して遊戯機器を制御するIC回路等にも影響を及ぼすものである。

0003

パチンコ玉をパチンコ遊技機に補給するパチンコ玉補給機は、搬送ベルトとクリーニング材等を備え、これらの搬送ベルトとクリーニング材との間をパチンコ玉が通過する際に、パチンコ玉のクリーニングを行っている。このようなパチンコ玉のクリーニング材として、特公平7−49073号公報には、極細合成樹脂繊維からなる研磨布が開示されており、特開平10−99530号公報に開示されたワイピングクロスニードルフェルトなども知られている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、一般的に研磨布又はワイビンクロスは厚みが薄く、点でしかパチンコ玉と接触しないためクリーニング性にやや劣り、しかもパチンコ玉が滑り易く、また、クッション性が悪いために搬送性の悪いものであった。他方、ニードルフェルトは構成繊維が太いためクリーニング性に欠け、長期間クリーニングを行うことによって毛羽が発生し、また、絡合が不十分であるため繊維が千切れて脱落するという問題点があった。

0005

本発明はこのような従来の問題点を解決するためになされたもので、クリーニング性、搬送性、及び繊維の脱落の生じない特性を併せて備えるパチンコ玉用クリーニング材を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の請求項1に係る発明は、極細繊維を含む流体流絡合不織布からなる表面層を含むパチンコ玉用クリーニング材であって、前記パチンコ玉用クリーニング材は、C(mm)=T20−Tl00の式(ここで、T20は20gf/cm2荷重時の厚さを意味し、Tl00は100gf/cm2荷重時の厚さを意味する)で定義されるクッション性(C)が、0.07mm〜0.4mmの範囲であることを特徴とするパチンコ玉用クリーニング材である。

0007

請求項2に係る発明は、前記流体流絡合不織布が開口を有することを特徴とする。

0008

請求項3に係る発明は、前記流体流絡合不織布が熱融着繊維を含んでいることを特徴とする。

0009

請求項4に係る発明は、前記流体流絡合不織布の構成繊維がバインダーによって固定されていることを特徴とする。

0010

請求項5に係る発明は、前記表面層の裏面に厚さが0.75mm〜3mmの嵩高不織布層を備えていることを特徴とする。

0011

請求項6に係る発明は、前記嵩高不織布の構成繊維がバインダーによって固定されていることを特徴とする。

0012

請求項1の発明によれば、パチンコ玉用クリーニング材のクッション性に優れており、極細繊維を含みかつ繊維本数が多いため、表面層のクリーニング性を効果的に発揮することができ、搬送性にも優れている。また、流体流により不織布構成繊維が緊密に絡合しているため、毛羽が発生しにくく、繊維の脱落が生じないパチンコ玉用クリーニング材が得られる。

0013

請求項2の発明によれば、表面層を構成する流体流絡合不織布が開口を有するので、パチンコ玉の汚れを拭き取り易い。

0014

請求項3の発明によれば、流体流絡合不織布が熱融着繊維を含んでおり、この熱融着繊維が融着しているので、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落がより生じ難い。

0015

請求項4の発明によれば、流体流絡合不織布構成繊維がバインダーによって固定されているので、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落がより生じ難い。

0016

請求項5の発明によれば、表面層の裏面に厚さが0.75mm〜3mmの嵩高不織布層を備えているので、前記のようなクッション性を有しやすく、表面層のクリーニング性を効果的に発揮することができ、搬送性にも優れている。

0017

請求項6の発明によれば、嵩高不織布層の構成繊維がバインダーによって固定されているので、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落が生じ難い。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、一例として、本発明によるパチンコ玉用クリーニング材を球磨揚送機に適用した場合について説明する。

0019

図1は、球磨揚送機の要部を示す概略断面図であり、図2は、図1に示す球磨揚送機の揚送路部分の概略拡大断面図である。これらの図において、球磨揚送機1は、ベース盤10上にほぼ垂直に起立する装置枠11の下部に駆動ローラー12を、上部に従動ローラー(図示しない)を設け、これらの両ローラー間に無端状の揚送ベルト13を掛け渡している。駆動ローラー12は駆動モータ(図示しない)によって駆動され、従動ローラーは装置枠11に回動自在に取付けられている。なお、揚送ベルト13の裏側には、一定ピッチ凹凸13aが形成されており、駆動ローラー12および従動ローラーの表面に形成された凹凸12aに嵌まり合って、揚送ベルト13が駆動ローラー12および従動ローラーとすべり合うことなく移動するようになっている。

0020

一方、装置枠11の下部には、駆動ローラー12の外周のほぼ半周を囲うように円弧状に湾曲した屈曲球通路14を設けている。また、ベース盤10上には屈曲球通路14と連通して球誘導路15を形成している。この球誘導路15は、薄帯状板15aによりパチンコ球Pの球径よりも僅かに大きくした複数の球通路16を形成すると共に、その各球通路16の中央にパチンコ球Pを受ける底板15bをそれぞれ配設してスノコ状に形成し、さらに各球通路16を形成する薄帯状板15aの下流側をパチンコ球Pの重なりを無くすように傾斜面15cを設けて高く形成したものである。

0021

装置枠11には、揚送ベルト13の上昇側に対向して状のガイドレール17を取付け、このガイドレール17の内側に所定の厚みを有するパチンコ玉用クリーニング材18を設けている。このクリーニング材18は、後述するように、極細繊維を含む流体流絡合不織布からなる表面層18aと、嵩高不織布層18bとを例えばホットメルトシート18cにより積層したものであり、所定のクッション性を有する。このクリーニング材18と揚送ベルト13との間は、パチンコ球Pの球径とほぼ等しい間隔hであり、かつパチンコ球Pを挟持しながら揚送する揚送路19を形成している。

0022

以上のように構成された球磨揚送機1において、球誘導路15に流入するパチンコ球Pは、薄帯状板15aの傾斜面15cに接触していずれかの球通路16に一列に振分けられながら屈曲球通路14に導かれて揚送路19に送り込まれる。揚送路19に送り込まれたパチンコ球Pは、揚送ベルト13とクリーニング材18との間に挟持されて揚送される。

0023

この時、揚送されるパチンコ球Pは、揚送路19の間隔hをおいて設置されたクリーニング材18に接触する。次いで、揚送路19のパチンコ球Pは円滑にかつ確実に揚送され、この間にパチンコ玉Pのクリーニングが行われる。

0024

次に、クリーニング材18について詳細に説明する。まず、クリーニング材18の表面層18aは、極細繊維を含む流体流絡合不織布からなり、クッション性(C)が0.07mm〜0.4mmの範囲にあるクリーニング材である。ここで、クッション性(C)はC(mm)=T20−Tl00の式で定義され、この式でT20は20gf/cm2荷重時の厚さを意味し、Tl00は100gf/cm2荷重時の厚さを意味する。

0025

クッション性が0.07mm未満ではクッション性が不足して、搬送性が悪く、パチンコ玉Pを包みこむ度合いが少ないためクリーニング性にも劣る。一方、クッション性が0.4mmを超えると厚さのへたりを生じやすく、安定した搬送を確保できない。また、耐摩耗性に劣ることにもなる。従って、クッション性が0.07mm〜0.4mmの範囲にあり、より好ましいクッション性は0.1mm〜0.25mmの範囲である。また、極細繊維は、好ましくは流体流絡合不織布の20mass%以上を占め、より好ましくは50mass%以上を占める。

0026

このような極細繊維を含む流体流絡合不織布は、流体流の衝撃によって分割可能な分割繊維を含むウエブに対して、流体流を衝突させることにより製造することができる。また、極細繊維はクリーニング性に優れているように、横断面形状が非円形であるのが好ましい。なお、極細繊維とは繊維径が8μm以下の繊維をいう。横断面形状が非円形である場合には、円形換算時の値をいう。

0027

表面層18aを構成する流体流絡合不織布は、開口つまり、表面から裏面への貫通孔を有することが望ましく、パチンコ玉Pの汚れを拭き取り易くなる。このような開口を有する流体流絡合不織布は、例えば、流体流を衝突させる際にウエブを支持する支持体として、10〜40メッシュ程度のネットを使用したり、突起部を有する支持体を使用することによって製造することができる。このネットのメッシュや突起部の間隔を調整することにより、流体流絡合不織布の開口の大きさやピッチを調整することができる。

0028

また、流体流絡合不織布は、熱融着繊維を含んでいることが望ましく、この熱融着繊維が融着していることにより、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落がより生じ難くなる。熱融着繊維は、好ましくは流体流絡合不織布の5〜30mass%を占める。このような不織布は、ウエブを形成する際に熱融着繊維を含ませておき、流体流で絡合した後に乾燥する際、或いはそれとは別に熱を作用させることにより製造することができる。

0029

また、流体流絡合不織布構成繊維は、バインダーによって固定されていることが望ましく、これによりクリーニング材の耐磨耗性が向上し、繊維の脱落がより生じ難くなる。このような不織布は、流体流絡合不織布を製造した後に、この不織布をバインダー浴中に浸漬したり、バインダーを塗布したり、或いはバインダーをスプレーした後に、乾燥することによって製造することができる。バインダーの種類は後述の嵩高不織布の場合と同様なものが使用できる。ここで、バインダー量は、バインダーの種類によっても異なるが、耐摩耗性に優れ、極細繊維によるクリーニング性を低下させないように、流体流絡合不織布(固定前)の質量の10〜70%のバインダー量であるのが望ましい。

0030

本発明によるクリーニング材18は、前記表面層18aの裏面に厚さが0.75mm〜3mmの嵩高不織布層18bを備えていることが望ましい。このような嵩高不織布層を備えていることによって、前記のようなクッション性を有しやすく、表面層のクリーニング性を効果的に発揮することができ、搬送性にも優れている。嵩高不織布層の厚さが0.75mm未満であると、十分なクッション性が得られず、3mmを超えると、重くなったり、耐摩耗性に劣るため、パチンコ玉の通過により厚さのへたりを生じやすい。このような嵩高不織布として、ニードルパンチ不織布を挙げることができる。

0031

なお、本発明における嵩高不織布層の「厚さ」とは、20gf/cm2荷重時の値をいう。

0032

さらに、嵩高不織布層18bを構成する繊維は、バインダーによって固定されていることが望ましい。これにより、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落が生じ難くなる。

0033

この嵩高不織布層18bの製造方法として、例えば、カーディングにより形成したウエブ又はニードルパンチ不織布に、泡立て含浸法によりエマルジョンバインダーを付着させ、乾燥・架橋させる方法を挙げられる。バインダーについては特に限定するものではないが、アクリル系、NBR系、SBR系、ウレタン系のエマルジョンが挙げられる。特にNBR、SBR系は弾性がありクッション性に優れ、接着性が高いため、繊維脱落防止効果が高く、経済的にも優れるので好適である。ここで、バインダー量は、バインダーの種類によっても異なるが、嵩高不織布(固定前)の質量の20〜150%のバインダー量であるのが好ましい。バインダー量が嵩高不織布質量の20%未満であると、耐磨耗性向上効果が低く、また、クッション性が高くなり過ぎて、搬送性が悪くなる。他方、150%を超えると、クッション性がなくなり、搬送性が悪いばかりでなく、クリーニング性も悪くなる。

0034

このような嵩高不織布層18bと表面層18aとの積層は、例えば、両面テープ、ホットメルトシートにより実施することができる。これらによる接着は、表面層18a及び嵩高不織布層18bの物性を大きく変化させることなく十分な接着強度が得られるので好適である。

0035

以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明をさらに具体的に説明する。

0036

実施例1
レーヨン繊維繊度:1.65dtex)40mass%と、ポリエステルナイロン6からなる分割繊維(繊度:2.2dtex、繊維径4.2μmのポリエステル極細繊維(横断面形状:略三角形)8本と、繊維径3.1μmのナイロン6極細繊維(横断面形状:I形状)4本と、繊維径6.1μmのナイロン6極細繊維(横断面形状:+形状)1本とに分割可能)60mass%とを混綿し、カーディングすることにより、目付40g/m2のウエブを形成した。次いで、このウエブを100メッシュのネット(支持体)上で水流絡合した後、15メッシュのネット(支持体)上で水流絡合することにより、目付40g/m2、厚さ(非開口部)0.4mmの開口水流絡合不織布(分割繊維から発生した極細繊維を含む)を製造した。

0037

この水流絡合不織布にNBR系エマルジョンバインダーを18g/m2(乾燥質量)含浸し、目付58g/m2、厚さ0.32mmのバインダー付着不織布(表面層)を製造した。

0038

次に、蜘蛛ホットメルト不織布(共重合ナイロン融点:115℃、目付:20g/m2)を接着用に準備した。

0039

さらに、コットン60mass%と6−ナイロン(繊度:6.6dtex)40mass%とを混綿し、カーディングすることにより、目付120g/m2のウエブを形成した。次いで、このウエブに対して、NBR系バインダーを泡立て含浸して100g/m2量(乾燥質量)付着させ、乾燥し、架橋させることにより、目付220g/m2、厚さ1.4mmの嵩高不織布を製造した。

0040

次いで、バインダー付着不織布−蜘蛛の巣状ホットメルト不織布−嵩高不織布の順に積層し、温度120℃で熱接着させることにより、目付298g/m2、厚さ1.2mmのパチンコ玉用クリーニング材を得た。このクリーニング材のクッション性は0.12mmであった。

0041

実施例2
実施例1と同じバインダー付着不織布(表面層)、及び蜘蛛の巣状ホットメルト不織布を用意した。また、実施例1の嵩高不織布と同様にして目付120g/m2のウエブを形成した後、このウエブに対して、NBR系バインダーを泡立て含浸して30g/m2量(乾燥質量)付着させ、乾燥し、架橋させることにより、目付150g/m2、厚さ1.8mmの嵩高不織布を製造した。

0042

次いで、バインダー付着不織布−蜘蛛の巣状ホットメルト不織布−嵩高不織布の順に積層し、温度120℃で熱接着させることにより、目付228g/m2、厚さ1.5mmのパチンコ玉用クリーニング材を得た。このクリーニング材のクッション性は0.35mmであった。

0043

比較例1
実施例1と同じバインダー付着不織布(表面層)、及び蜘蛛の巣状ホットメルト不織布を用意した。また、実施例1の嵩高不織布と同様にして目付220g/m2の嵩高不織布を形成した後、この嵩高不織布に対して、再度NBR系バインダーを泡立て含浸して150g/m2量(乾燥質量)付着させ、乾燥し、架橋させることにより、目付370g/m2、厚さ1.2mmの嵩高不織布を製造した。

0044

次いで、バインダー付着不織布−蜘蛛の巣状ホットメルト不織布−嵩高不織布の順に積層し、温度120℃で熱接着させることにより、目付448g/m2、厚さ1.25mmのパチンコ玉用クリーニング材を得た。このクリーニング材のクッション性は0.05mmであった。

0045

比較例2
実施例1の嵩高不織布のみをパチンコ玉用クリーニング材とした。このクリーニング材のクッション性は0.15mmであった。

0046

比較例3
実施例1と同じバインダー付着不織布(表面層)、及び蜘蛛の巣状ホットメルト不織布を用意した。また、実施例1の嵩高不織布と同様にして目付120g/m2のウエブを形成した後、このウエブに対して、NBR系バインダーを泡立て含浸して10g/m2量(乾燥質量)付着させ、乾燥し、架橋させることにより、130g/m2、厚さ2mmの嵩高不織布を製造した。

0047

次いで、バインダー付着不織布−蜘蛛の巣状ホットメルト不織布−嵩高不織布の順に積層し、温度120℃で熱接着させることにより、目付208g/m2、厚さ1.7mmのパチンコ玉用クリーニング材を得た。このクリーニング材のクッション性は0.45mmであった。

0048

評価
実施例1〜2及び比較例1〜3のクリーニング材をパチンコ玉補給機のクリーニング材としてそれぞれ使用して、パチンコ玉の搬送及びクリーニングを実際に6時間行った。

0049

実施例1のクリーニング材はクリーニング性が良好で、パチンコ玉の搬送性にも優れ、毛羽が発生したり、繊維が脱落しないものであった。

0050

実施例2のクリーニング材はクリーニング性が良好で、毛羽が発生したり、繊維が脱落しないものであった。なお、パチンコ玉の搬送に問題はないものの、パチンコ玉の通過した部分にへたりが発生していた。

0051

比較例1のクリーニング材はクッション性が悪いためか、実施例1、2に比べるとクリーニング性に劣っていた。また、クッション性が悪いためか、パチンコ玉が空回りする場合があり、搬送性の悪いものであった。

0052

比較例2のクリーニング材はクリーニング性が悪く、しかも毛羽が発生し、千切れた繊維が脱落してしまった。

0053

比較例3のクリーニング材は使用初期におけるクリーニング性及び搬送性は特に問題はなかったが、パチンコ玉の通過した部分にへたりが発生し、へたりが大きくなり、やがて毛羽が発生し、ついには繊維脱落が生じた。また、バインダー付着不織布(表面層)に皺が発生し、この皺の発生した部分に大きな力が加わり、搬送に支障が発生した。

0054

なお、上述した実施形態においては、クリーニング材を球磨揚送機やパチンコ玉補給機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、パチンコ玉とクリーニング材とが互いに接触してクリーニングが行われる種々の装置においても同様に適用することができ、上述と同様な効果を奏するものである。

発明の効果

0055

以上説明したように、請求項1の発明によれば、パチンコ玉用クリーニング材のクッション性に優れており、極細繊維を含みかつ繊維本数が多いため、表面層のクリーニング性を効果的に発揮することができ、搬送性にも優れている。また、流体流により不織布構成繊維が緊密に絡合しているため、毛羽が発生しにくく、繊維の脱落が生じないパチンコ玉用クリーニング材が得られるという効果を奏する。

0056

請求項2の発明によれば、表面層を構成する流体流絡合不織布が開口を有するので、パチンコ玉の汚れを拭き取り易いという効果を奏する。

0057

請求項3の発明によれば、流体流絡合不織布が熱融着繊維を含んでおり、この熱融着繊維が融着しているので、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落がより生じ難いという効果を奏する。

0058

請求項4の発明によれば、流体流絡合不織布構成繊維がバインダーによって固定されているので、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落がより生じ難いという効果を奏する。

0059

請求項5の発明によれば、表面層の裏面に厚さが0.75mm〜3mmの嵩高不織布層を備えているので、前記のようなクッション性を有しやすく、表面層のクリーニング性を効果的に発揮することができ、搬送性にも優れているという効果を奏する。

0060

請求項6の発明によれば、嵩高不織布層の構成繊維がバインダーによって固定されているので、耐磨耗性が向上し、繊維の脱落が生じ難いという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0061

図1本発明の一実施形態によるクリーニング材を適用した球磨揚送機の要部を示す概略断面図である。
図2図1に示す球磨揚送機の揚送路部分の概略拡大断面図である。

--

0062

1…球磨揚送機、10…ベース盤、11…装置枠、12…駆動ローラー、12a…凹凸、13…揚送ベルト、13a…凹凸、14…屈曲球通路、15…球誘導路、15a…薄帯状板、16…球通路、17…ガイドレール、18…クリーニング材、18a…表面層、18b…嵩高不織布層、19…揚送路、h…間隔、P…パチンコ玉。

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