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技術 表示札

出願人 未来工業株式会社
発明者 北村祐介加納一啓
出願日 2001年11月6日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 2001-340434
公開日 2003年5月16日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2003-140556
状態 特許登録済
技術分野 梱包枠と結束バンド 展示カード類
主要キーワード 延出軸 取付紐 引き伸し 軟質素材 維持状態 表示札 被表示体 不透明体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年5月16日)のものです。
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図面 (20)

課題

被表示体の配置方向とか表示の仕方にかかわりなく、表示が正しい向きとなり得るように、被表示体に取付け可能な、表示札を提供する。

解決手段

表示札1は、諸事項を表示し得る表示部3と、その表示部3を被表示体2に取付けるため、被表示体2に巻き付けられる帯状取付紐4と、巻き付けられた前記取付紐4がその先端から挿通されて係止される係止孔部6と、前記取付紐4と表示部3とを連結するための連結部5とを備える。連結部5は、取付紐4と表示部3との連結を保持することが可能な2つの連結片7、7を備え、これら2つの連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7が、取付紐4と表示部3との連結を断つことにより、表示部3の表示向きを変えることなく、被表示体2に対する取付紐4の巻き付け方向を一の方向から他の方向に変えることができる。

概要

背景

従来、この種の表示札21としては、例えば、図19に示すものが知られていた。この表示札21は、諸事項を表示し得る、ほぼ矩形状の表示プレート22と、その表示プレート22の上端縁から外方へと延出される取付紐23とが、軟質合成樹脂材料により一体に成形されてなり、前記表示プレート22の上端縁の、前記取付紐23とつながる部位の近傍には、取付紐23が先端から挿通されて係止される、係止孔部24が設けられていた。

そして、表示札21は、その取付紐23を、ケーブル等の被表示体(図示せず)に巻き付けて、その先端から係止孔部24に挿通し、さらに被表示体(図示せず)を締め付けるよう前記先端を引張ることで、被表示体(図示せず)に締め付け固定された。

概要

被表示体の配置方向とか表示の仕方にかかわりなく、表示が正しい向きとなり得るように、被表示体に取付け可能な、表示札を提供する。

表示札1は、諸事項を表示し得る表示部3と、その表示部3を被表示体2に取付けるため、被表示体2に巻き付けられる帯状の取付紐4と、巻き付けられた前記取付紐4がその先端から挿通されて係止される係止孔部6と、前記取付紐4と表示部3とを連結するための連結部5とを備える。連結部5は、取付紐4と表示部3との連結を保持することが可能な2つの連結片7、7を備え、これら2つの連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7が、取付紐4と表示部3との連結を断つことにより、表示部3の表示向きを変えることなく、被表示体2に対する取付紐4の巻き付け方向を一の方向から他の方向に変えることができる。

目的

この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、被表示体の配置方向とか表示の仕方にかかわりなく、表示が正しい向きとなり得るように、前記被表示体に取付け可能な、表示札を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

事項を表示し得る表示部と、その表示部を被表示体に取り付けるため、前記被表示体に巻き付けられる取付紐と、巻き付けられた前記取付紐がその先端から挿通されて係止される係止孔部と、前記取付紐と前記表示部とを連結するための連結部材とを備え、前記連結部材は、前記被表示体に対する前記取付紐の巻き付け方向を一の方向に維持するとともに、前記取付紐と前記表示部との連結を一部断つことで、前記維持状態解除して、前記表示部の表示向きを変えることなく、前記取付紐の巻き付け方向を他の方向に変えることが可能となっていることを特徴とする表示札

請求項2

前記連結部材は、前記取付紐と前記表示部との連結を保持することにより、前記表示体に対する前記取付紐の巻き付け方向を一の方向に協同で維持する複数の連結片を備え、これら複数の連結片のうち、少なくとも一つの連結片を除いて、他の連結片につき前記取付紐と前記表示部との連結を断つことで、前記協同による維持状態を解除するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の表示札。

請求項3

前記係止孔部の左右両側方に、前記連結片がつながる連結部を備えることを特徴とする請求項2に記載の表示札。

請求項4

前記表示部の端縁に、前記係止孔部を備える、係止部が突設され、かつ、この係止部の左右両側部の各々に、前記連結部を備えることを特徴とする請求項3に記載の表示札。

請求項5

前記取付紐は、帯状に形成されてなり、前記係止孔部は、スリット状に貫通形成された、第1係止孔と第2係止孔とを備え、これら第1係止孔と第2係止孔とは、一方が縦方向に、他方が横方向に延びるよう開けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の表示札。

請求項6

連結片は、可撓性、弾性あるいは柔軟性を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の表示札。

技術分野

0001

この発明は、例えば、電線管流体管等の種々の管やケーブルボックス、その他種々の配線配管用資材等に取り付けられ、前記資材等にその用途、配線・配管先、種々の覚書、その他必要な諸事項を表示させるために使用する表示札に関するものである。

背景技術

0002

従来、この種の表示札21としては、例えば、図19に示すものが知られていた。この表示札21は、諸事項を表示し得る、ほぼ矩形状の表示プレート22と、その表示プレート22の上端縁から外方へと延出される取付紐23とが、軟質合成樹脂材料により一体に成形されてなり、前記表示プレート22の上端縁の、前記取付紐23とつながる部位の近傍には、取付紐23が先端から挿通されて係止される、係止孔部24が設けられていた。

0003

そして、表示札21は、その取付紐23を、ケーブル等の被表示体(図示せず)に巻き付けて、その先端から係止孔部24に挿通し、さらに被表示体(図示せず)を締め付けるよう前記先端を引張ることで、被表示体(図示せず)に締め付け固定された。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、従来の表示札21は、例えば、表示プレート22への表示を縦書に記載した場合、ケーブル等の被表示体(図示せず)が水平方向に配置されていれば、表示プレート22が縦向きとなって前記表示札21が前記被表示体(図示せず)に締め付け固定されるため、前記表示は正しい向きとなり、その読み取りは容易である。しかしながら、ケーブル等の被表示体(図示せず)が鉛直方向に配置されていれば、表示プレート22が横向きとなって前記表示札21が前記被表示体(図示せず)に締め付け固定されてしまうため、前記表示は正しい向きとならず、その読み取りは容易でなかった。

0005

このため、従来の表示札21にあっては、被表示体(図示せず)の配置方向を確認し、その取付状態において前記表示が正しい向きとなるよう、表示プレート22への表示の仕方(例えば、文字を縦書とするか横書とするか等)を考慮する必要があり、面倒であった。

0006

この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、被表示体の配置方向とか表示の仕方にかかわりなく、表示が正しい向きとなり得るように、前記被表示体に取付け可能な、表示札を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

この発明に係る表示札は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発明に係る表示札は、諸事項を表示し得る表示部と、その表示部を被表示体に取り付けるため、前記被表示体に巻き付けられる取付紐と、巻き付けられた前記取付紐がその先端から挿通されて係止される係止孔部と、前記取付紐と前記表示部とを連結するための連結部材とを備える。そして、前記連結部材は、前記被表示体に対する前記取付紐の巻き付け方向を一の方向に維持するとともに、前記取付紐と前記表示部との連結を一部断つことで、前記維持状態解除して、前記表示部の表示向きを変えることなく、前記取付紐の巻き付け方向を他の方向に変えることが可能となっている。これにより、被表示体が配置される方向および表示部への文字、図形等の表示の仕方に応じて、被表示体に対する取付紐の巻き付け方向を、一の方向で維持するか、あるいは、表示部の表示向きを変えることなく、他の方向に変えるかを選択して、前記取付紐を、被表示体に巻き付けることにより、その被表示体に表示札を取り付ける。よって、例えば、水平方向あるいは鉛直方向に配置されるいずれの被表示体に対しても、表示部に表示される文字、図形等の向きを、正しい向きとなすことができる。

0008

また、請求項2に記載の発明に係る表示札において、前記連結部材は、前記取付紐と前記表示部との連結を保持することにより、前記表示体に対する前記取付紐の巻き付け方向を一の方向に協同で維持する複数の連結片を備え、これら複数の連結片のうち、少なくとも一つの連結片を除いて、他の連結片につき前記取付紐と前記表示部との連結を断つことで、前記協同による維持状態を解除するようになっている。これにより、複数の連結片によって、被表示体に対する取付紐の巻き付け方向は、一の方向に協同で維持されるが、これら複数の連結片のうち、少なくとも一つの連結片を除いて、他の連結片につき前記取付紐と前記表示部との連結を断った場合、前記取付紐の巻き付け方向は、前記協同による維持状態が解除されて、前記表示部の表示向きを変えることなく、他の方向に変えられることができる。

0009

また、請求項3に記載の発明に係る表示札は、前記係止孔部の左右両側方に、前記連結片がつながる連結部を備えることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明に係る表示札は、前記表示部の端縁に、前記係止孔部を備える、係止部が突設され、かつ、この係止部の左右両側部の各々に、前記連結部を備えることを特徴とする。これにより、前記連結部につながる連結片のうちの、いずれか一方の連結片が、取付紐と表示部との連結を断つことにより、前記維持状態が解除されて、前記表示部の向きを変えることなく、前記取付紐の巻き付け方向を他の方向に変えることができる。

0010

また、請求項5に記載の発明に係る表示札のように、前記取付紐は、帯状に形成されてなり、前記係止孔部は、スリット状に貫通形成された、第1係止孔と第2係止孔とを備え、これら第1係止孔と第2係止孔とは、一方が縦方向に、他方が横方向に延びるよう開けられているのが望ましい。これにより、被表示体の配置方向に対応して、取付紐の巻き付け方向が一の方向で維持されるとき、取付紐は、例えば、横方向に延びるよう開口している、第1係止孔に挿通されて係止され、また、取付紐の巻き付け方向が、表示部の表示向きを変えることなく、他の方向に変えられるとき、取付紐は、例えば、縦方向に延びるよう開口している、第2係止孔に挿通されて係止される。

0011

また、請求項6に記載の発明に係る表示札のように、前記連結片は、可撓性、弾性あるいは柔軟性を有しているのが望ましい。このような可撓性、弾性あるいは柔軟性を有する連結片を介して連結される取付紐は、被表示体に巻き付けられる際に、前記連結片を引き伸し気味に巻き付けられると、被表示体に対し、強い締め付け力で巻き付けられる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、この発明に係る表示札の一実施の形態を図面に基づいて説明する。

0013

図1ないし図13は、この発明に係る表示札の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、表示札の全体を示す。この表示札1は、被表示体2、例えば、ケーブルや管等の種々の配線・配管用資材に取り付けられ、その用途とか配線・配管先、種々の覚書等の必要な諸事項を表示するのに使用される。そして、表示札1は、諸事項を表示し得る表示部3と、その表示部3を被表示体2としてのケーブルや管等に取り付けるため、前記被表示体2に巻き付けられる、例えば、細の帯状に形成された取付紐4と、これら取付紐4と表示部3とを連結するための、連結部材5とを備える。また、表示札1は、全体が、例えば、可撓性あるいは弾性を有する合成樹脂で成形されて、無色透明となっている。

0014

前記表示札1は、表示部3の端縁、例えば、その上端縁ほぼ中央に突設される係止部8を備える。この係止部8は、前記被表示体2に巻き付けられた前記取付紐4が、その先端から挿通されて係止される係止孔部6を備えており、かつ、この係止孔部6は、前記表示部3(もしくは係止部8)の表裏方向に貫通するように開けられている。また、係止孔部6は、4つの爪部9、9を有し、これら爪部9、9の互いの縁部間で形成される間隙において、スリット状に貫通形成された、複数の係止孔、すなわち、第1係止孔6aと第2係止孔6bとを備えている。これら第1係止孔6aと第2係止孔6bとは、互いに一方が他方に対して90度の角度差をもって延びるように開けられており、図示実施の形態の場合、一方が縦方向に、他方が横方向に延びて、互いに直交するように、例えば、正面視して十字状に開けられている。ここで、前記第1係止孔6aは、正面視して横方向に延びるよう設けられ、前記第2係止孔6bは、正面視して縦方向に延びるよう設けられている。なお、各爪部9は、互いに向き合うその先端ががるように、その裏面に前記縁部に向かって下り勾配となる斜面部9a、9aを備えている(図7参照)。

0015

また、前記連結部材5は、前記係止部8を介して、前記取付紐4と前記表示部2との間に掛け渡されるようにして両者を連結する、2つの連結片7、7を備えている。そして、前記係止孔部6の左右両側方に相当する、前記係止孔部6を備える前記係止部8の左右両側部、好ましくは、前記係止孔部6が設けられている高さ位置付近における前記左右両側部の各々に、前記連結片7、7がつながる連結部17、17が備わっている。よって、連結片7、7は、その一方側が、前記係止部8の左右両側部の各々に備わる連結部17、17につながるとともに、その他方側が、外側にそれぞれ円弧状に膨らみつつ上方に延びて、リング状を形成するようにして、前記取付紐4の基端につながっている。そして、これら連結片7、7は、図示の通り、細巾に形成されていて、それぞれ可撓性あるいは弾性を有し、取付紐4と表示部3との連結を保持することにより、表示部3に対する取付紐4の巻き付け方向を一の方向に協同で維持している。もっとも、これら連結片7、7のいずれか1つの連結片7は、取付紐4と表示部3との連結を断つことで、前記協同による維持状態を解除するようになっているが、この点に関しては後述する。

0016

そして、前記取付紐4は、その表裏両面に、長手方向に所定の間隔を置いて、多数の突起部4a、4aが設けられている。これら突起部4a、4aは、取付紐4が係止孔部6から簡単に抜けないよう係止を確実にすべく、取付紐4の先端側から基端側に向かう方向に少しずつ厚みが厚くなるよう設けられている。

0017

一方、前記表示部3は、諸事項を表示し得る表示シート10が宛がわれるシート宛て部11と、そのシート宛て部11とほぼ同大に形成されて、シート宛て部11との間で前記表示シート10を狭持することが可能なシート被い部12と、これらシート被い部12とシート宛て部11とを連結する左右一対ヒンジ部13、13とからなる。そして、シート宛て部11の内側面部には、周囲を取り囲むようにして突条部11aが備わり、その突条部11aと凹凸状に嵌め合わされるように、シート被い部12の内側面部には、周囲を取り囲むようにして凹部12aが備わっている。また、シート宛て部11およびシート被い部12の各内側面部の、前記ヒンジ部13、13から離れた位置にある2つの角部には、凹段部14、14が備わっている。そして、シート宛て部11が備える凹段部14、14とシート被い部12が備える凹段部14、14とは、凹部12aを突条部11aに嵌め合わすことで互いに向き合って、爪や工具等が差し込まれる差込溝15を形成する。

0018

次に、上記した構成からなる表示札1の使用方法および作用効果を図面に基づいて説明する。まず、表示シート10の表面に、例えば、被表示体2としてのケーブルの配管先を、「ニF倉庫」というように筆記具等で表示する。その際、表示シート10に表示する文字は、縦書でも横書でも構わず、表示シート10の形状や文字の種類(例えば、ローマ字による場合は横書が適当である。)等に応じて、作業者が記載し易い向きで表示すればよい。そして、シート宛て部11の内側面部に前記表示シート10を宛がい、その宛がわれた表示シート10の上からシート被い部12を被せる。次いで、シート被い部12が備える凹部12aをシート宛て部11が備える突条部11aに嵌め合わせ、シート宛て部11とシート被い部12との間で表示シート10を狭持する。この場合、表示シート10に表示された「ニF倉庫」との文字は、シート宛て部11を通して看者が見得るようにしてもよいし、シート被い部12を通して看者が見得るようにしてもよい。

0019

そして、表示シート10を狭持した表示部3は、被表示体2に取り付けられるが、その取付態様には種々のバリエーションがある。最初に、図9に示すように、表示部3に対して文字を縦書に表示した場合において、被表示体2としてのケーブルが水平方向に配置されるときの表示札1の使用方法について説明する。なお、図9ないし図12において、取付紐4に設けられている突起部4a、4aは、図示を省略する。図9に示す表示札1は、取付紐4を被表示体2としてのケーブルに縦方向に巻き付け、その巻き付けた取付紐4を、その先端から係止孔部6の第1係止孔6aに、表示部3の裏側から表側へと挿通して係止することで、被表示体2に締め付け固定される。この結果、表示部3に対して縦書で表示された「ニF倉庫」との文字の向きは、読み取るのに正しい向きとなる。なお、取付紐4を係止孔部6に係止するには、係止孔部6に挿通された取付紐4の先端を矢印P方向に引張るだけでよく、これにより、取付紐4に設けられている突起部4a、4aが、係止孔部6が有する爪部9、9の先端に係止されて、取付紐4が係止孔部6から抜けるのが防止される(図13参照)。このとき、2つの連結片7、7は、それぞれ可撓性あるいは弾性を有するため、これら可撓性あるいは弾性を有する連結片7、7を介して連結される取付紐4は、被表示体2としてのケーブルに巻き付けられる際に、前記連結片7、7を引き伸し気味に巻き付けられると、前記ケーブルに対して、強い締め付け力で巻き付けられ、表示札1は、被表示体2としてのケーブルにしっかりと取り付け固定される。

0020

また、図10に示すように、表示部3に対して文字を縦書に表示した場合において、被表示体2としてのケーブルが鉛直方向に配置されるときの表示札1は、被表示体2としてのケーブルに取り付ける前に、前記2つの連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7の途中部位任意箇所を、カッターナイフ、はさみ等の切断具で切断して、そのいずれか1つの連結片7が、取付紐4と表示部3との連結を断った状態にして置く。この場合、2つの連結片7、7のうちの、他の連結片7は、取付紐4と表示部3との連結を保持したままである(図8参照)。そして、図10に示す表示札1は、取付紐4を被表示体2としてのケーブルに横方向に巻き付け、その巻き付けた取付紐4を、その先端から係止孔部6の第2係止孔6bに、表示部3の裏側から表側へと挿通して係止することで、被表示体2に締め付け固定される。この結果、表示部3に対して縦書で表示された「ニF倉庫」との文字の向きは、読み取るのに正しい向きとなる。

0021

また、図11に示すように、表示部3に対して文字を横書に表示した場合において、被表示体2としてのケーブルが鉛直方向に配置されるときの表示札1は、取付紐4を被表示体2としてのケーブルに横方向に巻き付け、その巻き付けた取付紐4を、その先端から係止孔部6の第1係止孔6aに、表示部3の裏側から表側へと挿通して係止することで、被表示体2に締め付け固定される。この結果、表示部3に対して横書で表示された「ニF倉庫」との文字の向きは、読み取るのに正しい向きとなる。

0022

また、図12に示すように、表示部3に対して文字を横書に表示した場合において、被表示体2としてのケーブルが水平方向に配置されるときの表示札1は、2つの連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7の途中部位を切断して、取付紐4と表示部3との連結を断った状態として置く。次いで、前記表示札1は、取付紐4を被表示体2としてのケーブルに縦方向に巻き付け、その巻き付けた取付紐4を、その先端から係止孔部6の第2係止孔6bに、表示部3の裏側から表側へと挿通して係止することで、被表示体2に締め付け固定される。この結果、表示部3に対して横書で表示された「ニF倉庫」との文字の向きは、読み取るのに正しい向きとなる。

0023

このように、前記表示札1が備える連結部材5は、被表示体2に対する取付紐4の巻き付け方向を一の方向で維持するとともに(図9または図11に示す取付状態を参照)、2つの連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7が、取付紐4と表示部3との連結を断つことで、前記維持状態を解除して、表示部3の表示向きを変えることなく、前記取付紐4の巻き付け方向を他の方向に変えることが可能である(図10または図12に示す取付状態を参照)。よって、作業者は、被表示体2が配置される方向および表示部3への文字等の表示の仕方に応じて、被表示体2に対する取付紐4の巻き付け方向を、一の方向で維持するか、あるいは、表示部3の表示向きを変えることなく、他の方向に変えるか選択することができる。そのため、水平方向あるいは鉛直方向に配置されるいずれの被表示体2に対しても、表示部3に表示される文字等の向きは、正しい向きとなすことができる。また、表示部3を被表示体2に取り付けた後、被表示体2の配置方向が、例えば、図9または図11に示す取付状態から図10または図12に示す取付状態へと変更されても、2つの連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7の連結を断つことにより、諸事項が正しく表示されるよう修正が可能である。

0024

また、既述の通り、被表示体2の配置方向が、水平方向であるか、あるいは、鉛直方向であるか、その配置方向に対応して、前記被表示体2に対する取付紐4の巻き付け方向が、前記一の方向、もしくは、前記表示部3の表示向きを変えることなく、前記一の方向と直交する前記他の方向のいずれかに選択される。そして、この取付紐4の巻き付け方向の変更に対応できるように、前記第1係止孔と第2係止孔とは、十字状に互いに直交するように開けられているので、取付紐4の巻き付け方向が一の方向で維持されるとき、取付紐4は、第1係止孔6aに挿通されて係止され、取付紐4の巻き付け方向が、前記一の方向と直交する他の方向に変えられるとき、取付紐4は、第2係止孔6bに挿通されて係止されることとなる。

0025

なお、この発明の係る表示札は、上記した実施の形態に限定されず、その他種々の変更が可能である。例えば、図14に示す、第二の実施の形態のように、表示札1aは、諸事項を直接に記載し得る、表示部3としての表示プレートと、被表示体(図示せず)に巻き付けられる丸紐状の取付紐4と、巻き付けられた前記取付紐4がその先端から挿通されて係止される係止孔部6と、前記取付紐4と前記表示部3とを連結する連結部材5とを備える。そして、前記連結部材5は、可撓性あるいは弾性を有する2つの連結片7、7を備え、これら連結片7、7は、表示部3の端縁、すなわち、上端縁の2箇所より上方に湾曲しつつ延びるとともに、取付紐4の基端とつながる部位にて、アーチ状につながるよう形成されている。また、表示部3は、その上端縁のほぼ中央より上方に延出される延出部16を備え、前記係止孔部6は、前記延出部16の上部にて、表示部3の表裏方向に貫通し、かつ、円形に開口する一つの係止孔からなる。ここで、前記延出部16は、柔軟性を有し、図中想像線で示すように、前記延出部16の延出軸線に対して傾くことができるように、傾動可能に形成されている。そして、前記取付紐4は、係止孔部6への係止を確実にすべく、長手方向に所定の間隔を置いて、多数の拡径突部4b、4bを備えている。なお、この表示札1aは、全体が、例えば、白色等の単一色で色付けられた不透明体からなり、また、軟質合成樹脂とか、合成ゴム天然ゴム等のゴム材など、柔軟性を有する軟質素材で成形されている。

0026

ここで、表示部3が被表示体(図示せず)に取り付けられるとき、連結部材5が備える2つの連結片7、7は、取付紐4と表示部3との連結を保持することにより、前記被表示体(図示せず)に対する取付紐4の巻き付け方向を一の方向に協同で維持する。一方で、前記連結片7、7のうちのいずれか1つの連結片7が、取付紐4と表示部3との連結を断つことにより、前記協同による維持状態が解除されて、前記表示部3の表示向きを変えることなく、前記被表示体(図示せず)に対する取付紐4の巻き付け方向を他の方向に変えることができる。この際、前記延出部16は、取付紐4と表示部3との連結を保持している連結片7との間で、互いに相反する方向に引き離されるように傾動することとなる。こうして、この表示札1aは、既述した第一の実施に形態の表示札1と同様の作用効果を発揮することができる。

0027

また、連結部材は、2つ以上複数の連結片を備えていても構わない。すなわち、連結部材は、取付紐と表示部との連結を保持することにより、表示体に対する取付紐の巻き付け方向を一の方向に協同で維持する複数の連結片を備え、これら複数の連結片のうち、少なくとも一つの連結片を除いて、他の連結片につき取付紐と表示部との連結を断つことで、前記協同による維持状態を解除するようになっていればよい。例えば、連結部材が、取付紐と表示部との連結を保持することが可能な3つの連結片を備える場合には、これら連結片が、順次に取付紐と表示部との連結を断つことにより、被表示体に対する取付紐の巻き付け方向を、表示部の表示向きを変えることなく、一の方向から他の方向に変えるばかりでなく、さらに別の方向にも変えることができるようになる。

0028

また、連結部材は、被表示体に対する取付紐の巻き付け方向を一の方向で維持するとともに、取付紐と表示部との連結を一部断つことで、前記維持状態を解除して、表示部の向きを変えることなく、取付紐の巻き付け方向を他の方向に変えることが可能であればよく、取付紐と表示部との連結を断つ手段としては、既述したような切断具による切断に限定されない。例えば、連結部材は、複数の連結片のうちのいずれか1つもしくは全ての連結片が、その途中部位にて当初から切断されており、その切断された端部同士を別途所要連結具によって連結してなる態様であっても構わない。この場合、維持状態を解除するには、切断された端部同士の連結状態を、前記連結具を取り外すことで、断てばよい。

0029

そして、表示部3に表示されるものは、文字に限られることなく、図形、記号等であっても構わない。また、第1係止孔6aと第2係止孔6bとは、十字状以外にも、T字状、逆T字状、L字状あるいは逆L字状等で直交するように開けられていても構わない。さらに、これら第1係止孔6aと第2係止孔6bとは、一方が縦方向に、他方が横方向に延びるよう開けられていればよく、例えば、図15ないし図17に示すように、第1係止孔6aと第2係止孔6bとは、互いに交わることなく、離れて設けられていても構わない。すなわち、この場合における係止部8には、表示部3の表裏方向に貫通してほぼ矩径状に開口する、2つの係止孔部6、6が設けられ、これら係止孔部6、6は、互いに上下に離れて位置している。そして、上方に位置する係止孔部6には、その左右両側から内側に向かって突き出る爪部9、9が設けられ、これら爪部9、9間に形成される空間部は、係止部8の表側から裏側に行くに従って次第に巾狭となり、その裏側における爪部9、9の縁部間の、上下に延びてなる間隙にて、表示部3の表裏方向に貫通するスリット状に形成された、第2係止孔6bを備えている。一方、下方に位置する係止孔部6には、その上下端部から内側に向かって突き出る爪部9、9が設けられ、これら爪部9、9間に形成される空間部は、係止部8の表側から裏側に行くに従って次第に巾狭となり、その裏側における爪部9、9の縁部間の、左右に延びてなる間隙にて、表示部3の表裏方向に貫通するスリット状に形成された、第1係止孔6aを備えている。これにより、取付紐4の巻き付け方向が一の方向で維持されるとき、取付紐4は、横方向に延びるよう開けられた、第1係止孔6aに挿通されて係止され、取付紐4の巻き付け方向が他の方向に変えられるとき、取付紐4は、縦方向に延びるよう開けられた、第2係止孔6bに挿通されて係止される。そして、前記爪部9、9は、取付紐4の巾方向に沿った全体と当接することができるため、取付紐4の一層確実な係止が図られる。なお、この実施の形態において、被表示体としてのケーブルに巻き付けられた取付紐4は、その先端から前記係止孔部6に、表示部の表側から裏側へと挿通されて係止されることとなる。

0030

また、前記係止孔部6は、必ずしも、前記係止部8とか前記延出部16に備わっている必要はない。例えば、図18に示す、第三の実施の形態のように、表示札1bが備える係止孔部6は、やや縦長に形成された表示部3としての表示プレートの表裏方向に貫通し、かつ、開口する一つの係止孔からなり、この係止孔部6の左右両側方に、連結片7、7がつながる連結部17、17を備え、これら連結部17、17は、表示部3の左右両側部の各々に、好ましくは、係止孔部6が設けられている高さ位置近辺に備わっている。具体的には、連結片7、7は、その一方側が、表示部3の左右両側部の上部側の各々に備わる連結部17、17とつながるとともに、その他方側が、外側にそれぞれ円弧状に膨らみつつ上方に延びて、やや大きめにリング状を形成するようにして、前記取付紐4の基端につながっている。このような構成からなる表示札1bは、前記係止孔部6の左右両側方に、連結部17、17を備えている点で、前記第一の実施の形態の表示札1と共通する。よって、表示札1bは、表示部3の左右両側部に備わる連結部17、17とつながっている連結片7、7のうちの、いずれか一方の連結片7が、取付紐4と表示部3との連結を断つことにより、前記表示部3の表示向きを変えることなく、前記取付紐4の巻き付け方向を他の方向に変えることができ、第一の実施の形態の表示札1とほぼ同様の作用効果を発揮することができる。また、表示札1bは、その形状、構造がより単純化されているので、コスト低廉化が期待できる。この実施の形態においても、取付紐4が細巾の帯状に形成され、また、係止孔部6が、スリット状に貫通形成された第1係止孔と第2係止孔とを備え、これら第1係止孔と第2係止孔とが、一方が縦方向に、他方が横方向に延びるよう開けられていてもよい。

発明の効果

0031

以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る表示札によれば、次の効果がある。

0032

請求項1に記載された表示札によれば、被表示体の配置方向および表示部に表示される文字、図形等の表示の仕方に応じて、被表示体に対する取付紐の巻き付け方向を、一の方向で維持するか、あるいは、表示部の表示向きを変えることなく、他の方向に変えるか選択できるので、被表示体の配置方向とか表示の仕方にかかわりなく、表示が正しい向きとなり得るように、被表示体に取り付けることができる。

0033

請求項2に記載された表示札によれば、加えて、複数の連結片のうち、少なくとも一つの連結片を除いて、他の連結片につき取付紐と表示部との連結を断つことで、表示部の表示向きを変えることなく、被表示体に対する取付紐の巻き付け方向を、一の方向から他の方向へと変えることができる。

0034

請求項3または4に記載された表示札によれば、連結部とつながっている連結片のうちの、いずれか一方の連結片が、取付紐と表示部との連結を断つことにより、前記表示部の表示向きを変えることなく、前記取付紐の巻き付け方向を他の方向に変えることができる。

0035

請求項5に記載された表示札によれば、加えて、取付紐の巻き付け方向が維持される一の方向、もしくは、その維持状態が解除された他の方向のいずれの方向に選択されても、その取付紐は、第1係止孔または第2係止孔のいずれかに確実に係止されることができる。

0036

請求項6に記載された表示札によれば、加えて、被表示体に対して強い締め付け力で巻き付けて、しっかりと取り付け固定することができる。

図面の簡単な説明

0037

図1この発明に係る表示札の第一の実施の形態を示す、正面図である。
図2同じく、側面図である。
図3同じく、取付紐を一部省略した背面図である。
図4同じく、図3におけるA−A断面図である。
図5同じく、係止孔部および連結部材の拡大正面図である。
図6同じく、図5におけるB−B断面図である。
図7同じく、係止孔部および連結部材の拡大背面図である。
図8同じく、1つの連結片が、取付紐と表示部との連結を断った状態の、図5相当図である。
図9同じく、表示札を被表示体としてのケーブルに取り付けた一態様を示す斜視図である。
図10同じく、表示札を被表示体としてのケーブルに取り付けた他の態様を示す斜視図である。
図11同じく、表示札を被表示体としてのケーブルに取り付けた更なる他の態様を示す斜視図である。
図12同じく、表示札を被表示体としてのケーブルに取り付けた更なる他の態様を示す斜視図である。
図13同じく、取付紐が係止孔部に係止される状態を示す要部拡大断面図である。
図14この発明に係る表示札の第二の実施の形態を示す正面図である。
図15この発明に係る表示札の他の実施の形態を示す、要部拡大正面図である。
図16同じく、要部拡大背面図である。
図17同じく、図15におけるC−C断面図である。
図18この発明に係る表示札の第三の実施の形態を示す正面図である。
図19従来の表示札を示す正面図である。

--

0038

1、1a、1b表示札2被表示体
3 表示部 4取付紐
5連結部材6係止孔部
6a 第1係止孔 6b 第2係止孔
7連結片8係止部
17 連結部

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