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技術 遊技機

出願人 株式会社三共
発明者 鵜川詔八林隆志井出豊
出願日 2001年10月22日 (19年2ヶ月経過) 出願番号 2001-323513
公開日 2003年5月7日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2003-126444
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 動作付き 交互動作 出力部位 受信回数カウンタ 制御コマ 動作試験用 各制御用 配線コネクタ
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年5月7日)のものです。
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図面 (20)

課題

遊技制御手段の制御負担を軽減しつつ演出多様化を実現することである。

解決手段

表示制御基板80、ランプ制御基板35、音制御基板70のそれぞれにおけるマイクロコンピュータが、遊技制御用マイクロコンピュータから送信された共通コマンドの受信に基づいて同一のデータ変更が行われる予告決定用カウンタの値を用いて、相互に同期した演出の実行を決定する。特に、ランプ制御基板35により制御される可動部材を用いた予告報知動作は、複数のタイミングから動作を開始可能であるとともに複数種類定められ、予告報知後に予告通りとなる場合とならない場合とがあり、予告報知動作の種類ごと、および、予告報知動作開始タイミングごとに、予告通りとなる期待度を異ならせた。

概要

背景

この種の遊技機として従来から一般的に知られているものに、遊技演出するために、可動部材の動作、可変表示装置の表示、音声の発生、および、ランプ発光等の複数種類演出用電気部品を用いた遊技演出を同期させて実行する制御を行なう遊技機があった。そのような制御は、遊技制御用マイクロコンピュータを含む遊技制御手段が、各演出用電気部品の遊技演出を行なうマイクロコンピュータ等の複数の演出制御手段のそれぞれへ制御コマンドを送って演出内容を指示することにより行なわれていた。

概要

遊技制御手段の制御負担を軽減しつつ演出の多様化を実現することである。

表示制御基板80、ランプ制御基板35、音制御基板70のそれぞれにおけるマイクロコンピュータが、遊技制御用マイクロコンピュータから送信された共通コマンドの受信に基づいて同一のデータ変更が行われる予告決定用カウンタの値を用いて、相互に同期した演出の実行を決定する。特に、ランプ制御基板35により制御される可動部材を用いた予告報知動作は、複数のタイミングから動作を開始可能であるとともに複数種類定められ、予告報知後に予告通りとなる場合とならない場合とがあり、予告報知動作の種類ごと、および、予告報知動作開始タイミングごとに、予告通りとなる期待度を異ならせた。

目的

この発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技制御手段の制御負担を軽減しつつ演出の多様化を実現することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

識別情報可変表示を行なって表示結果導出表示する可変表示装置と、遊技者に動作が視認可能な箇所に設けられ遊技演出に用いられる可動演出手段とを含む複数種類演出用電気部品を用いて遊技演出を行なうことが可能であり、前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様となったことを条件として特定の遊技状態に制御可能となる遊技機であって、前記複数種類の演出用電気部品を制御するための複数の演出制御手段と、遊技状態を制御する手段であって、遊技の演出を行なわせるために前記複数の演出制御手段のそれぞれにコマンドを送信する遊技制御手段とを含み、前記複数の演出制御手段の各々は、受信したコマンドによっては特定されない特定演出を実行するか否かの決定に用いられる演出決定用数値データが記憶されるデータ記憶手段と、該データ記憶手段に記憶された前記演出決定用数値データを用いて前記特定演出を実行するか否かを決定する演出決定手段と、前記複数の演出制御手段に送信されるコマンドのうち、前記遊技制御手段により複数の演出制御手段に共通に送信される共通コマンドの受信に基づいて、前記データ記憶手段に記憶されている前記演出決定用数値データを変更可能なデータ変更手段とを含み、前記複数の演出制御手段は、前記共通コマンドの受信に基づいてそれぞれが備える前記データ変更手段により同一のデータ変更方法を用いて前記演出決定用数値データの変更を行ない、相互に同期した前記特定演出の実行を前記演出決定手段により決定することが可能であり、前記可動演出手段は、前記可変表示装置の表示態様が所定の表示態様となることを予告報知する予告報知動作を実行可能であり、前記予告報知動作は、複数の動作タイミングから動作を開始することが可能であるとともに複数種類設けられ、前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる場合と前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様とならない場合とのいずれの場合にも実行され得るとともに、前記予告報知動作が実行された後に前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる期待度を前記複数の動作タイミングごとおよび前記複数種類の予告報知動作ごとに異ならせたことを特徴とする、遊技機。

請求項2

前記データ変更手段は、前記共通コマンドのうちの特定コマンドを受信した場合に前記演出決定用数値データを変更することを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。

請求項3

前記データ変更手段は、前記特定コマンドを受信した場合に、その受信に応じて複数の変更方法を用いて、前記演出決定用数値データを変更する複数回変更手段を含むことを特徴とする、請求項2に記載の遊技機。

請求項4

前記複数の演出制御手段の各々は、前記特定コマンドの受信回数計数する計数手段を含み、前記データ変更手段が用いるデータ変更方法は、前記特定コマンドの受信回数を示す受信回数データに対応して変更データが設定された変更データテーブルに基づいて、前記演出決定用数値データを変更する方法を含むことを特徴とする、請求項2または3に記載の遊技機。

請求項5

前記計数手段により計数される前記特定コマンドの受信回数は、所定の上限値となった場合に初期化されることを特徴とする、請求項4に記載の遊技機。

請求項6

前記データ変更手段が用いるデータ変更方法は、前記特定コマンドに含まれる数値データに基づいて前記演出決定用数値データを変更する方法を含むことを特徴とする、請求項2から5のいずれかに記載の遊技機。

請求項7

前記複数の演出制御手段の各々は、前記特定コマンドを受信した場合に、前記データ記憶手段に記憶された前記演出決定用数値データを用いて前記特定演出を実行するか否かを前記演出決定手段により決定し、その後、前記データ変更手段により演出決定用数値データを変更することを特徴とする、請求項2から6のいずれかに記載の遊技機。

請求項8

前記データ変更手段は、前記共通コマンドのうちの所定コマンドの受信に応じて前記演出決定用数値データを初期化することを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の遊技機。

請求項9

前記予告報知動作は、前記可変表示装置の表示態様に応じて行なわれる動作を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の遊技機。

請求項10

前記可動演出手段は、複数の可動演出装置を含み、前記予告報知動作は、複数の可動演出装置の動作の組合せによる動作であることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の遊技機。

請求項11

前記複数種類の予告報知動作は、少なくとも基本動作と、該基本動作を行なった後にさらに動作が行なわれる発展動作とを含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の遊技機。

請求項12

前記予告報知動作は、前記基本動作を行なった以後の動作の開始タイミングの違いによって複数種類の発展動作を設定したことを特徴とする、請求項11に記載の遊技機。

請求項13

前記複数の動作タイミングのうち前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる期待度が最も高い動作タイミングは、前記識別情報の可変表示が開始するタイミングであることを特徴とする、請求項1から12のいずれかに記載の遊技機。

請求項14

前記複数の動作タイミングにおいては、前記可変表示装置の表示結果が前記所定の表示態様となるタイミングに近づくにつれて、前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる期待度を高くしたことを特徴とする、請求項1から12のいずれかに記載の遊技機。

請求項15

前記予告報知動作は、前記遊技制御手段からのコマンドにより特定される動作と、前記特定演出として決定される動作との両方を含むことを特徴とする、請求項1から14のいずれかに記載の遊技機。

請求項16

前記複数の演出制御手段は、前記可変表示装置を制御する可変表示制御手段と、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段とを含み、前記可変表示装置と前記可動演出手段とを用いて同期した特定演出を実行することを特徴とする、請求項1から15のいずれかに記載の遊技機。

請求項17

前記複数種類の演出用電気部品は、発光体をさらに含み、前記複数の演出制御手段は、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段と、前記発光体を制御する発光体制御手段とを含み、前記可動演出手段と前記発光体とを用いて同期した特定演出を実行することを特徴とする、請求項1から16のいずれかに記載の遊技機。

請求項18

前記複数種類の演出用電気部品は、音を発生する音発生手段をさらに含み、前記複数の演出制御手段は、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段と、前記音発生手段を制御する前記音発生制御手段とを含み、前記可動演出手段と前記音発生手段とを用いて同期した特定演出を実行することを特徴とする、請求項1から17のいずれかに記載の遊技機。

請求項19

前記複数種類の演出用電気部品は、発光体をさらに含み、前記発光体を制御する発光体制御手段と、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段とを1つの演出制御手段として設けたことを特徴とする、請求項1から16、18のいずれかに記載の遊技機。

請求項20

前記可変表示装置を制御する可変表示制御手段と、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段とを1つの演出制御手段として設けたことを特徴とする、請求項1から15、17から19のいずれかに記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ遊技機コイン遊技機スロットマシンなどで代表される遊技機に関する。詳しくは、識別情報可変表示を行なって表示結果導出表示する可変表示装置と、遊技者に動作が視認可能な箇所に設けられ遊技演出に用いられる可動演出手段とを含む複数種類演出用電気部品を用いて遊技演出を行なうことが可能であり、前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様となったことを条件として特定の遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。

背景技術

0002

この種の遊技機として従来から一般的に知られているものに、遊技を演出するために、可動部材の動作、可変表示装置の表示、音声の発生、および、ランプ発光等の複数種類の演出用電気部品を用いた遊技演出を同期させて実行する制御を行なう遊技機があった。そのような制御は、遊技制御用マイクロコンピュータを含む遊技制御手段が、各演出用電気部品の遊技演出を行なうマイクロコンピュータ等の複数の演出制御手段のそれぞれへ制御コマンドを送って演出内容を指示することにより行なわれていた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、従来の場合には、遊技演出の演出内容を豊富にするためには、異なる演出内容ごとに演出内容を指定するコマンドが必要となり、コマンド数が増加するという問題があった。

0004

このようにコマンド数が増加すると、遊技制御手段側においては、送信用のコマンド自体のデータ量と、たとえば詳細な演出内容決定およびコマンド送信のためのプログラムデータ等のコマンドの処理のために必要となるデータ量とが増大化する。これにより、遊技制御手段側においては、このようなデータに対応する記憶領域をメモリに確保することが必要となり、メモリの記憶データ量が増大化する。さらに、コマンド数が増大化すると、遊技制御手段側においては、増大化したコマンドを処理するためにプログラムデータが複雑化するとともに、コマンドの処理のために使用するデータ量が増大化するために制御用のプログラムの実行負担が増大化する。

0005

このように、従来の遊技機の場合には、遊技演出の同期制御を行なう場合に、メモリの記憶データ量が増大化するとともに、制御用のプログラムの実行負担が増大化するため、遊技制御手段の制御負担が増大化するという問題があった。このため、遊技制御手段の制御負担の面で、演出内容を多様化することに障害が生じていた。

0006

遊技制御手段の処理負担を増大することなく、演出内容を豊富にするためには、遊技演出の制御に用いられるマイクロコンピュータを含む演出制御手段が、遊技制御手段からのコマンドに応じて、それぞれが制御する演出用電気部品による演出内容を決定し実行するという構成が考えられる。

0007

しかし、演出制御手段の各々が、それぞれが制御する演出用電気部品による演出内容を独自に決定すると、その独自に決定された演出内容に対応した遊技演出を異なる演出用電気部品で行なうことができず、複数の演出用電気部品同士で同期した効果的な演出制御を行なうことができないという問題があった。

0008

この発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技制御手段の制御負担を軽減しつつ演出の多様化を実現することである。

0009

(1)識別情報(特別図柄)の可変表示(更新表示、可変表示、変動表示)を行なって表示結果を導出表示する可変表示装置(特別可変表示部9を含む可変表示装置8)と、遊技者に動作が視認可能な箇所に設けられ遊技の演出に用いられる可動演出手段(センター可動部材10、サイド可動部材18)とを含む複数種類の演出用電気部品(スピーカ72、各種ランプ、各種LED等も含む)を用いて遊技演出を行なうことが可能であり、前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様(大当りの図柄の組合せ)となったことを条件として特定の遊技状態(大当り状態)に制御可能となる遊技機(パチンコ遊技機)であって、前記複数種類の演出用電気部品を制御するための複数の演出制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800、ランプ制御用マイクロコンピュータ350、音制御用マイクロコンピュータ700)と、遊技状態を制御する手段であって、遊技の演出を行なわせるために前記複数の演出制御手段のそれぞれにコマンド(8000〜800E(H)等)を送信する遊技制御手段(遊技制御用マイクロコンピュータ53)とを含み、前記複数の演出制御手段の各々は、受信したコマンドによっては特定されない特定演出予告報知)を実行するか否かの決定に用いられる演出決定用数値データが記憶されるデータ記憶手段(予告決定用カウンタ)と、該データ記憶手段に記憶された前記演出決定用数値データを用いて前記特定演出を実行するか否かを決定する演出決定手段(CPU)と、前記複数の演出制御手段に送信されるコマンドのうち、前記遊技制御手段により複数の演出制御手段に共通に送信される共通コマンドの受信に基づいて、前記データ記憶手段に記憶されている前記演出決定用数値データを変更可能なデータ変更手段(図19のS4〜S11)とを含み、前記複数の演出制御手段は、前記共通コマンドの受信に基づいてそれぞれが備える前記データ変更手段により同一のデータ変更方法を用いて前記演出決定用数値データの変更を行ない(S4,S6,S8,S11)、相互に同期した前記特定演出の実行を前記演出決定手段により決定することが可能であり、前記可動演出手段は、前記可変表示装置の表示態様が所定の表示態様(大当り図柄の組合せ)となることを予告報知する予告報知動作図4図6予告態様1〜4)を実行可能であり、前記予告報知動作は、複数の動作タイミング(たとえば、予告態様1〜3と予告態様4との間では予告報知動作の開始タイミングが異なる等)から動作を開始することが可能であるとともに複数種類(予告態様1〜4)設けられ、前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる場合と前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様とならない場合とのいずれの場合にも実行され得るとともに、前記予告報知動作が実行された後に前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる期待度を前記複数の動作タイミングごとおよび前記複数種類の予告報知動作ごとに異ならせた(図12の(b)参照、たとえば、予告態様1〜3と予告態様4とでは報知動作の開始タイミングが異なるとともに信頼度も異なり、予告態様1〜3のうちでも信頼度は異なる)。

0010

このような構成によれば、複数の演出制御手段のそれぞれが、遊技制御手段から送信された共通コマンドの受信に基づいて同一のデータ変更が行われる演出決定用数値データを用いて、相互に同期した特定演出の実行を決定することが可能である。この場合、共通のコマンドが使用されることにより、コマンド数を削減することができるとともにコマンド処理に関する遊技制御手段側の処理負担が軽減される。また、複数の演出制御手段側で共通コマンドに基づいて相互に同期した特定演出の実行決定がされることにより、特定演出実行のためのコマンド数を削減することができるとともに特定演出実行に関する遊技制御手段側の処理負担が軽減される。また、特定演出の実行決定のために用いるデータの変更が複数の演出制御手段側で共通コマンドに基づいて同一に行なわれることにより、遊技制御手段側でデータ変更のために演出制御手段ごとにコマンドを用意する必要がなくコマンド数を削減することができるとともに特定演出変更に関する遊技制御手段側の処理負担が軽減される。このような各種処理面からのコマンド数の削減および遊技制御手段側の処理負担の軽減により、遊技演出の同期制御のための遊技制御手段の制御負担を軽減することができ、遊技演出の多様化も実現可能となる。さらに、予告報知動作が、複数のタイミングから動作開始可能であるとともに複数種類設けられ、可変表示装置の表示態様が所定の表示態様となる場合とならない場合とのいずれの場合にも実行され得るとともに、予告報知動作が実行された後に可変表示装置の表示態様が所定の表示態様となる期待度が複数の動作タイミングごとおよび複数種類の予告報知動作ごとに異ならされているため、予告報知の演出態様を多様化することができ、その結果、可変表示装置の表示態様が予告報知通りとなることに対する遊技者の期待感を向上させるとともに遊技者の興趣を向上させることができる。

0011

(2) 前記データ変更手段は、前記共通コマンドのうちの特定コマンド変動パターン指定コマンド)を受信した場合に前記演出決定用数値データを変更する(図19参照)。

0012

このような構成によれば、特定演出の実行決定のために用いるデータの変更が共通コマンドのうちの特定コマンドに基づいて行なわれるため、遊技制御手段側でデータ変更のために特別なコマンドを用意する必要がなく、コマンド数を削減することができるとともに特定演出変更に関する遊技制御手段側の処理負担が軽減される。これにより、遊技演出の同期制御のための遊技制御手段の制御負担をより一層軽減することができる。

0013

(3) 前記データ変更手段は、前記特定コマンドを受信した場合に、その受信に応じて複数の変更方法コマンド受信回数に基づく変更、EXTデータ奇数であることに基づく変更、EXTデータが4の倍数以外であることに基づく変更、EXTデータが8の倍数以外であることに基づく変更、その他の変更)を用いて、前記演出決定用数値データを変更する複数回変更手段(図19のS4〜S11)を含む。

0014

このような構成によれば、複数種類の変更方法を用いて、特定コマンドの受信に応じた演出決定用数値データの変更が行なわれるので、演出決定用数値データの変更態様が変化に富むようになるため、特定演出の実行決定に用いられる演出決定用数値データのランダム性を向上させることができる。

0015

(4) 前記複数の演出制御手段の各々は、前記特定コマンドの受信回数計数する計数手段(予告用受信回数カウンタ)を含み、前記データ変更手段が用いるデータ変更方法は、前記特定コマンドの受信回数を示す受信回数データに対応して変更データが設定された変更データテーブル図17)に基づいて、前記演出決定用数値データを変更する方法(図19のS4)を含む。

0016

このような構成によれば、特定コマンドの受信回数データに対応して変更データが設定された変更データテーブルに基づいて、演出決定用数値データの変更が行なわれるので、演出決定用数値データの変更データが特定コマンドの受信回数により変化し得るため、特定演出の実行決定に用いられる演出決定用数値データのランダム性を向上させることができる。

0017

(5) 前記計数手段により計数される前記特定コマンドの受信回数は、所定の上限値となった場合に初期化される(図19のS2、S3)。

0018

このような構成によれば、演出決定用数値データの変更のために計数される特定コマンドの受信回数が所定の上限値となった場合に初期化されるので、複数の演出制御手段の各々において、特定コマンドの受信回数の計数のために必要となるデータ記憶容量を節約することができる。

0019

(6) 前記データ変更手段が用いるデータ変更方法は、前記特定コマンドに含まれる数値データ(EXTデータ)に基づいて前記演出決定用数値データを変更する方法(図18図19のS4〜S11)を含む。

0020

このような構成によれば、受信された特定コマンドに含まれる数値データに基づいて演出決定用数値データが変更されるので、演出決定用数値データの変更データが特定コマンドに含まれる数値データにより変化し得るため、特定演出の実行決定に用いられる演出決定用数値データのランダム性を向上させることができる。

0021

(7) 前記複数の演出制御手段の各々は、前記特定コマンドを受信した場合に、前記データ記憶手段に記憶された前記演出決定用数値データを用いて前記特定演出を実行するか否かを前記演出決定手段により決定し(図16)、その後、前記データ変更手段により演出決定用数値データを変更する。

0022

このような構成によれば、特定演出を実行するか否かの決定に用いられる演出決定用数値データの変更が、特定コマンドの受信に応じて特定演出を実行するか否かの決定が行なわれた後にされるので、特定演出を実行するか否かの決定に際して演出決定用数値データの変更完了を待たなくてもよくなる。このため、複数の演出制御手段間でのデータ処理速度の差により、特定演出の実行タイミング等の演出内容にばらつきが生じるのを防ぐことができ、複数の演出制御手段間での特定演出の同期を保証することができる。

0023

(8) 前記データ変更手段は、前記共通コマンドのうちの所定コマンド(大入賞開放時指定コマンド:B1××(H))の受信に応じて前記演出決定用数値データを初期化する。

0024

このような構成によれば、共通コマンドのうちの所定コマンドの受信に応じて演出決定用数値データが初期化されるので、複数の演出制御手段において、所定コマンドが受信されるごとに演出決定用数値データが一斉に初期値に揃えられるため、たとえば、ノイズ侵入等により複数の演出制御手段間で特定演出の内容の同期がとれなくなった場合であっても、所定コマンドの受信に応じて同期した状態に復帰させることができる。

0025

(9) 前記予告報知動作は、前記可変表示装置の表示態様に応じて行なわれる動作を含む(図5に示された発展動作態様)を含む。

0026

このような構成によれば、予告報知動作に関する演出がより多様化でき、遊技の興趣を向上させることができる。

0027

(10) 前記可動演出手段は、複数の可動演出装置(センター可動部材10、サイド可動部材18)を含み、前記予告報知動作は、複数の可動演出装置の動作の組合せによる動作である(図4図6参照)。

0028

このような構成によれば、複数の可動演出装置の動作の組合せにより演出動作が行なわれるため、遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0029

(11) 前記複数種類の予告報知動作による演出動作は、少なくとも基本動作と、該基本動作を行なった後にさらに動作が行なわれる発展動作とを含む(図5)。

0030

このような構成によれば、予告報知動作による演出動作として、少なくとも基本動作と発展動作とが含まれるため、動作の展開の面で遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0031

(12) 前記予告報知動作は、前記基本動作を行なった以後の動作の開始タイミングの違いによって複数種類の発展動作を設定した(図5に示された発展動作態様のその他の例参照)。

0032

このような構成によれば、予告報知動作が、基本動作を行なった以後の動作の開始タイミングの違いによって複数種類の発展動作を設定しているので、発展動作の機会が多様になるため、発展動作に対する遊技者の期待感を向上させることができる。

0033

(13) 前記複数の動作タイミングのうち前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる期待度が最も高い動作タイミングは、前記識別情報の可変表示が開始するタイミング(たとえば、更新表示開始時)である(図12において予告態様1〜4のうち特別変表示部9の更新表示開始時に動作を開始する予告態様4の信頼度が最も高い)。

0034

このような構成によれば、可変表示装置の可変表示が開始するタイミングで期待度が最も高い予告報知動作が行なわれるというような唐突な予告報知動作により遊技者の期待感を向上させることができる。

0035

(14) 前記複数の動作タイミングにおいては、前記可変表示装置の表示結果が前記所定の表示態様となるタイミングに近づくにつれて、前記可変表示装置の表示態様が前記所定の表示態様となる期待度を高くした(信頼度が最も高い予告態様4のその他の例として、大当りの表示結果が導出される直前等の表示結果が導出されるタイミングに関連するタイミングで予告報知動作がされる場合が示されている)。

0036

このような構成によれば、可変表示装置の表示結果が所定の表示態様となるタイミングに近づくにつれて、可変表示装置の表示態様が所定の表示態様となる期待度を高くしたため、可変表示装置の表示態様が所定の表示態様となるタイミングに近いタイミングで予告報知動作がされる場合には、そのような所定の表示態様となるタイミングから遠いタイミングで前記予告報知動作がされた場合と比べて、前記所定の表示態様となる期待度が高いため、遊技者の期待感を所定の表示態様となるタイミングに近づくまで持続させることができる。

0037

(15) 前記演出動作は、前記遊技制御手段からのコマンドにより特定される動作(図11の演出動作、あおり動作)と、前記特定演出として決定される動作(予告態様1〜4の予告報知動作)との両方を含む。

0038

このような構成によれば、演出動作に、遊技制御手段からのコマンドにより特定される動作と、特定演出として決定される動作との両方が含まれるため、遊技制御手段と、可動演出手段を制御する演出制御手段との間で、適当なバランスを保って制御負担を分けることができる。

0039

(16) 前記複数の演出制御手段は、前記可変表示装置を制御する可変表示制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800)と、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちの可動部材制御機能)とを含み、前記可変表示装置と前記可動演出手段とを用いて同期した特定演出を実行する(図3図7図9図10)。

0040

このような構成によれば、可変表示装置と可動演出手段とを用いて同期した特定演出が実行されるため、その特定演出における可変表示装置および可動演出手段の動作の同期により、可動演出手段の演出動作による演出効果を向上させることができる。

0041

(17) 前記複数種類の演出用電気部品は、発光体(各種ランプ)をさらに含み、前記複数の演出制御手段は、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちの可動部材制御機能)と、前記発光体を制御する発光体制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちのランプ制御機能)とを含み、前記可動演出手段と前記発光体とを用いて同期した特定演出を実行する。

0042

このような構成によれば、発光体と可動演出手段とを用いて同期した特定演出が実行されるため、その特定演出における発光体および可動演出手段の動作の同期により、可動演出手段の演出動作による演出効果を向上させることができる。

0043

(18) 前記複数種類の演出用電気部品は、音を発生する音発生手段(スピーカ27)をさらに含み、前記複数の演出制御手段は、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350の可動部材制御機能)と、前記音発生手段を制御する前記音発生制御手段(音制御用マイクロコンピュータ700)とを含み、前記可動演出手段と前記音発生手段とを用いて同期した特定演出を実行する。

0044

このような構成によれば、音発生手段と可動演出手段とを用いて同期した特定演出が実行されるため、その特定演出における音発生手段および可動演出手段の動作の同期により、可動演出手段の演出動作による演出効果を向上させることができる。

0045

(19) 前記複数種類の演出用電気部品は、発光体をさらに含み、前記発光体を制御する発光体制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350のランプ制御機能)と、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちの可動部材制御機能)とを1つの演出制御手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350)として設けた(図2)。

0046

このような構成によれば、発光体制御手段と可動演出制御手段とが1つの演出制御手段として設けられたため、発光体による演出と可動演出手段による演出とを同期させる制御がしやすくなる。

0047

(20) 前記可変表示装置を制御する可変表示制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800)と、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800のうちの可動部材制御機能)とを1つの演出制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800)として設けた。

0048

このような構成によれば、可変表示制御手段と可動演出制御手段とが1つの演出制御手段として設けられたため、可変表示装置による演出と可動演出手段による演出とを同期させる制御がしやすくなる。

発明を実施するための最良の形態

0049

以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機、スロットマシン等のその他の遊技機であってもよく、識別情報の可変表示を行なって表示結果を導出表示する可変表示装置と、遊技者に動作が視認可能な箇所に設けられ遊技の演出に用いられる可動演出手段とを含む複数種類の演出用電気部品を用いて遊技演出を行なうことが可能であり、前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様となったことを条件として特定の遊技状態に制御可能となる遊技機であればすべて対象となる。

0050

図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。遊技盤100には、遊技領域7が設けられている。遊技者が図示しない操作ハンドルを操作すれば、打球待機樋(図示せず)に貯留されている遊技用パチンコ玉打球発射装置(図示せず)により1発づつ弾発発射され、区画レール1に沿って誘導されて遊技領域7内に打込まれる。

0051

以下、遊技領域7の構成をその遊技動作に従って詳細に説明する。遊技領域7の中央付近には、液晶表示器よりなる特別可変表示部9とLED表示器よりなる普通可変表示部3とを含む可変表示装置8が設けられている。なお、特別可変表示部9は、液晶表示器に限らず、CRT(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマトリクス、7セグメントLED等のLED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス蛍光表示管等のその他の画像表示式の表示装置により構成されてもよい。

0052

特別可変表示部9は、数字、数字以外の文字、図形、模様キャラクタ等の複数種類の識別情報(特別識別情報)としての特別図柄を更新表示(可変表示,変動表示ともいう)可能であり、普通可変表示部3は、図形等の複数種類の識別情報(普通識別情報)としての普通図柄を更新表示可能である。ここで、キャラクタとは、可変表示装置に表示される人間,動物,あるいは物等を表わす映像をいう。なお、特別可変表示部9および普通可変表示部3により更新表示される識別情報は、数字、文字、図形、模様、キャラクタ等の識別情報であれば、どのような識別情報であってもよく、数字のみ、文字のみ、図形のみ、模様のみ、キャラクタのみ、または、これらを適宜組合せ等たものであってもよい。

0053

特別可変表示部9では、後述するように、左図柄,中図柄,右図柄の3つの図柄を並んで表示可能な表示領域を有し、これらの図柄をスクロール等の方式で更新表示可能である。また、普通可変表示部3は、当り図柄である○印を点灯表示可能な当り表示器31と、はずれ図柄である×印を点灯表示可能なはずれ表示器32とを含む。当り表示器31およびはずれ表示器32は、LED(発光ダイオード)により点灯表示されるように構成されており、所定距離を隔てて左右に並んで設けられている。このような普通可変表示部3では、当り表示器31およびはずれ表示器32を交互に点灯するよう点滅させる(交互点灯であるため、各表示器では、所定周期で点滅していることとなる)ことにより普通図柄としての○印と×印とを所定時間間隔で更新表示(可変表示,変動表示ともいう)する。

0054

本実施の形態においては、LEDよりなる当り表示器31およびはずれ表示器32を普通可変表示部3に用いた場合を説明したが、これに限らず、7セグメント表示器など、数字等のそのほかの図柄を更新表示可能なものを普通可変表示部3に使用してもよい。つまり、普通図柄としては、何らかの形で特別図柄と区別して認識できるようなものであればよい。

0055

また、可変表示装置8には、それぞれ4個のLEDからなる始動記憶表示器18とゲート通過記憶表示器41とが設けられている。この始動記憶表示器18のLEDの点灯している数により、特別図柄の更新表示を始動させるための始動入賞口14への入賞数が上限を4として記憶されていること(始動入賞記憶という)が表示される。また、ゲート通過記憶表示器41のLEDの点灯している数により、普通図柄の更新表示を始動させるための通過ゲート11への遊技球通過数が上限を4として記憶されていること(普通始動入賞記憶という)が表示される。

0056

なお、始動入賞口14を通過した遊技球の通路には、入賞した遊技球である入賞球入賞玉)を検出する始動口スイッチ17が設けられており、始動口スイッチ17により遊技球が検出された場合には、始動記憶表示器18を点灯させるための制御が行なわれるととも、特別図柄の更新表示を開始させる制御が行なわれる。また、通過ゲート11を通過した遊技球の通路には、通過した遊技球を検出するゲートスイッチ12が設けられており、ゲートスイッチ12が遊技球を検出した場合には、ゲート通過記憶表示器41を点灯させるための制御が行なわれるとともに、普通図柄の更新表示を開始させる制御が行なわれる。

0057

可変表示装置8の下方位置には、ソレノイド16によって開閉動作される始動入賞球装置15(電動チューリップ役物)を兼用する始動入賞口14と、ソレノイド71により駆動される開閉板29の開閉動作により開閉される大入賞口20を有する可変入賞球装置30とが上から順に配列されている。始動入賞口14に入った球は、始動口スイッチ17によって検出された後、遊技盤の背面に導かれる。また、大入賞口20に入った球は、Vカウントスイッチ22もしくはカウントスイッチ23に検出された後、遊技盤の背面に導かれる。また、大入賞口20から可変入賞球装置30内に入った球のうち、Vカウントスイッチ22により検出された球は、その後、カウントスイッチ23に向けて誘導され、カウントスイッチ23により検出される。したがって、大入賞口20から内部に入った球は、結果的にすべてカウントスイッチ23により検出される。

0058

遊技盤100には複数の入賞口19,24が通常入賞口として設けられている。遊技球の入賞口19,24への入賞は、入賞口スイッチ19a,24aによってそれぞれ検出される。複数の入賞口19,24それぞれに対応して入賞口スイッチ19a,24aが設けられているため、各入賞口19,24毎に入賞した球の検出が迅速に行なわれる。

0059

遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ25が設けられている。また、遊技領域7の下部には、入賞しなかった打球を吸収するアウト口26が設けられいる。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。また、遊技領域7の外周には、遊技効果LED(図示省略)が設けられている。

0060

そして、この例では、遊技効果LEDの近傍に、景品球払出時に点灯する賞球ランプ(図示省略)と補給球が切れたときに点灯する球切れランプ(図示省略)とが設けられている。さらに、パチンコ遊技機1には、プリペイドカードが挿入されることによって球貸を可能にするカードユニット(図示省略)が隣接して設置されている。カードユニットに挿入されたカード内に残額情報が記憶されている場合には、その残額引落としに応じて、遊技者に対する遊技球の貸出しが行なわれる。

0061

打球発射装置から発射され遊技領域7に入った打球(打玉)は、遊技領域7を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出されると、その検出信号に基づいて普通可変表示部3が所定期間更新表示した(前述したように交互に点灯するよう点滅させた)後、表示結果が導出表示される(点滅を停止してどちらか一方を点灯させる)制御が行なわれる。普通可変表示部3の更新表示結果が、普通図柄における当り図柄として予め定められた表示態様、すなわち、当り表示器31の点灯表示(○印の点灯表示)である場合には、始動入賞球装置15が所定時間閉状態から開放状態に制御され、始動入賞口14に打球が入賞しやすい状態となる。その後、始動入賞球装置15は、閉状態となる。

0062

打球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄の変動を開始できる状態であれば、特別可変表示部9において、特別図柄の更新表示を開始させる制御が行なわれる。一方、図柄の更新表示が開始できる状態でなければ、始動入賞記憶が1増やされる。そして、特別可変表示部9での更新表示が開始される毎に始動入賞記憶が1ずつ減り、点灯するLEDが1ずつ減らされる。

0063

特別可変表示部9での特別図柄の更新表示は、一定時間が経過したときに停止し、表示結果が導出表示される。停止時の図柄の組合せが大当り図柄の組合せ(たとえば、777等のぞろ目の特定の図柄の組合せ)となると、遊技者にとって有利な特定遊技状態である大当り遊技状態が発生し、通常遊技状態からその大当り遊技状態に移行する制御が行なわれる。大当り遊技状態においては、開閉板29の動作により、通常状態において閉状態とされている大入賞口20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(たとえば10個)の打球が入賞するまで開放される制御が行なわれる。そして、大入賞口20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出されると、継続権が発生し大入賞口20を開放させる制御が再度行なわれる。このような継続権の発生は、所定回数(たとえば15ラウンド許容される。このような継続権の発生を繰り返す制御は、繰返し継続制御と呼ばれる。

0064

図示を省略するが、可変入賞球装置30の内部(大入賞口20内)においては、シーソー式の玉振分部材としての大入賞口内誘導板が設けられている。この大入賞口内誘導板は、Vカウントスイッチ22の方向へ向けて傾斜した状態と、Vカウントスイッチ22とは逆の方向へ向けて傾斜した状態とのいずれかの状態に切換え可能となるようにソレノイド33により駆動制御される。その場合、大入賞口20が1回開放されたとき(1ラウンド中)には、Vカウントスイッチ22が玉を1個検出するまでは、振分部材がVカウントスイッチ22の方向へ向けて傾斜した状態にされることにより、玉がVカウントスイッチ22により検出されやすい状態にされ、Vカウントスイッチ22が玉を1個検出した後は、振分部材がVカウントスイッチ22とは逆方向へ向けて傾斜した状態にされることにより、玉がVカウントスイッチ22により検出されにくい状態にされる。

0065

また、可変表示装置8の可変表示中(この場合は、特別可変表示部9の更新表示中)においては、リーチ状態リーチ表示)が発生する場合がある。ここで、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異ならせて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せとなった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機において、前記複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態をいう。また、別の表現をすれば、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有する可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せになった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機において、前記可変表示装置の表示結果がまだ導出表示されていない段階で、前記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状態をいう。そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部による可変表示を行なう状態もリーチ表示状態に含まれる。さらにリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチに比べて、大当りが発生しやすいものがある。このような特定のリーチをスーパーリーチという。

0066

また、リーチ状態とは、可変表示装置が可変開始された後表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をもいう。

0067

また、リーチ状態とは、可変表示装置の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様となる条件を満たしている場合の表示状態をもいう。

0068

更新表示の停止時における特別可変表示部9での特別図柄の組合せが大当り発生の確率変動を伴う大当り図柄の組合せ(確率変動図柄の組合せともいう)である場合には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわちこのような場合には、予め定められた確率変動終了条件成立するまで、特別遊技状態としての確率変動状態(以下、「確変」という。)という遊技者にとってさらに有利な状態となる。

0069

また、確率変動状態では、普通可変表示部3における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、始動入賞球装置15の開放時間と開放回数が増加する。さらに、確率変動状態では、特別可変表示部9および普通可変表示部3における更新開始から更新停止までの時間が短縮される時短制御変動時間短縮制御)が行なわれる。

0070

また、可変入賞球装置8における特別可変表示部9の上部には、怪獣の形状を模した可動演出手段(可動演出装置)としてのセンター可動部材10が設けられている。このセンター可動部材10は、ソレノイド71により駆動され、遊技において所定の演出動作をするために動作制御される。このセンター可動部材10には、所定箇所(怪獣の口の中)に装飾用の発光体として、2つの役物飾りランプ40,40が設けられている。また、遊技領域7の左右端部には、人の形状を模した可動演出手段(可動演出装置)としてのサイド可動部材18,18が1つずつ設けられている。このサイド可動部材18,18は、それらの近傍に配置されたソレノイド72,72のうちの対応するものにより駆動され、遊技において所定の演出動作をするために、連動する態様で動作制御される。

0071

このように、以上に示したような可動部材は、その動作が遊技者により視認可能な箇所に設けられている。なお、可動部材としては、非動作時には所定位置に隠れており、動作すると遊技者により視認可能な位置に現れるように構成されたものであってもよい。また、前述した2種類の可動部材は、怪獣、人の形状を模したものを一例として示したが、可動部材が模すものは、怪獣、人以外のものであってもよい。また、前述したような特別可変表示部9の更新表示の表示演出に用いられる可動部材は、その更新表示において所定のキャラクタが表示される場合にはそのようなキャラクタを模したものにすれば演出により、特別可変表示部9の表示演出と可動部材の動作演出とで統一性を表すことができる。

0072

次に、パチンコ遊技機1の裏面においては、上部に遊技球を貯留する遊技球タンクが設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が遊技球タンクに供給される。遊技球タンク内の遊技球は、誘導樋を通って、後述する球払出装置97に至る。入賞の発生により玉払出条件が成立した場合には、球払出装置97から景品玉としての賞球がパチンコ遊技機1の前面側に設けられた上皿または下皿に払出される。

0073

入賞口スイッチ19a,24a、始動口スイッチ17およびカウントスイッチ23によりそれぞれ入賞球が検出されると、スイッチに応じて予め定められた数の賞球(景品玉)の払出しが行なわれる。たとえば、始動口スイッチ17により入賞球が検出されると6個の賞球が払出される。また、カウントスイッチ23により入賞球が検出されると15個の賞球が払出される。また、入賞口スイッチ19a,24aにより入賞球が検出されると10個の賞球が払出される。

0074

次に、この実施の形態に示されたパチンコ遊技機における大当りとするかはずれとするかの決定(大当り判定ともいう)、リーチ状態とするか否かの決定(リーチ判定ともいう)、および、特別図柄の更新表示における変動パターンの決定について、決定のための処理手順を簡単に説明する。

0075

大当りとするかはずれとするかの決定は、大当り決定用のランダムカウンタカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウンタは、大当りを発生させるか否かをランダムに決定するためのものであり、たとえば、0からカウントアップして所定の上限値までカウントアップした後再度0からカウントアップし直す数値データ更新手段である。このカウント動作は、所定周期(2msec毎)で1ずつ加算されることとなる。始動口スイッチ17により始動入賞が検出されると、それに応じてこのランダムカウンタのカウント値が抽出され、その抽出値が、予め定められた大当り判定値と一致するか否かの判断がなされる。抽出されたランダムカウンタの値と大当り判定値とが一致した場合は、大当りを発生させることが決定され、大当り状態の制御が行なわれる。確率変動状態以外の通常の確率状態においては、大当り判定値がたとえば1つの数値に設定される。確率変動状態においては、大当り判定値が複数の数値に設定されることにより、確率変動状態の場合には大当りの発生確率が確率が向上するのである。

0076

次に、リーチ状態とするか否かの決定(リーチ判定ともいう)は、リーチ決定用のランダムカウンタのカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウンタは、大当り判定においてはずれとする決定がされた場合にリーチ状態を発生させるか否かをランダムに決定するためのものであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する数値データ更新手段であり、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで抽出されたカウンタの値が予め定められたリーチ決定値と一致する場合に、リーチ状態とすることが決定される。一方、大当り判定において大当りとする決定がされた場合には、リーチ決定用のランダムカウンタを用いた決定は行なわれず、すべての場合にリーチ状態となる。

0077

また、特別図柄の更新表示においてリーチ状態となる決定がされた場合(大当りとする決定が行なわれた場合と、はずれとする決定が行なわれた場合との両方を含む)には、リーチ状態の変動パターンが複数種類の変動パターンのうちから選択的に決定(ランダムに決定)される。このような変動パターンの決定は、変動パターン決定用のランダムカウンタのカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウンタは、リーチ状態の変動パターンをランダムに決定するためのものであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する数値データ更新手段であり、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで抽出されたカウンタの値が、複数種類予め定められた変動パターン決定値のうちの一致するものに対応する変動パターンとすることが決定される。

0078

また、特別図柄の更新表示における停止図柄の決定は、左,中,右の各図柄に対応する3つの停止図柄決定用のランダムカウンタのそれぞれのカウント値を用いて行なわれる。この各ランダムカウンタは、対応する特別図柄の停止図柄をランダムに決定するためのものであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する数値データ更新手段である。複数種類の停止図柄のそれぞれには図柄決定用の数値データが対応付けられており、はずれとする決定がされた場合には、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで各ランダムカウンタから抽出されたカウンタの値と一致する数値データに対応する図柄が左,中,右の各停止図柄として決定される。一方、大当りとする決定がされた場合には、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで左図柄決定用のランダムカウンタから抽出されたカウンタの値と一致する数値データに対応する図柄が左,中,右の各停止図柄として決定される。

0079

このパチンコ遊技機においては、遊技制御用マイクロコンピュータにより、このような各種ランダムカウンタを用いて制御内容が決定され、その決定に従って、遊技制御が実行される。

0080

なお、センター可動部材10およびサイド可動部材18については、基本的に特別可変表示部9等の表示器の画面を動作により遮らず、打玉の流路を変化させない位置に設けられている。しかし、センター可動部材10およびサイド可動部材18の設置位置は、これに限るものではない。

0081

図2は、パチンコ遊技機における各種制御基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。なお、図2には、制御基板として、遊技制御基板31、払出制御基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、および表示制御基板80が示されている。

0082

遊技制御基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ53と、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ19a,24a、満タンスイッチ148、球切れスイッチ187、球切れ検出スイッチ167、および、賞球カウント301Aからの信号を遊技制御用マイクロコンピュータに与えるスイッチ回路58と、該入賞球装置15を開閉するソレノイド16および大入賞口20の開閉板29を開閉するソレノイド21を遊技制御用マイクロコンピュータ53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59とが設けられている。

0083

また、遊技制御基板31は、遊技制御用マイクロコンピュータ53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、特別可変表示部9の更新表示開始(始動)に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、および、確率変動が生じたことを示す確変情報をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対して出力する情報出力回路64を含んでいる。

0084

遊技制御用マイクロコンピュータ53は、遊技制御用のプログラム等を記憶する記憶手段の一例であるROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM55、制御用プログラムに従って制御動作を行なうCPU56およびI/Oポート部57を含む遊技制御用のマイクロコンピュータである。この実施の形態ではROM54,RAM55はCPU56に搭載されている。すなわち、CPU56は、1チップマイクロコンピュータである。なお、CPU56とROM54,RAM55とは1チップ化されていなくてもよい。つまり、ROM54、RAM55およびI/Oポート部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57は、マイクロコンピュータにおける情報入出力可能な端子である。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、接続された各種スイッチ(検出器)からの信号を受け、接続された制御対象機器を駆動する制御を行なう。

0085

さらに、遊技制御基板31には、遊技制御用マイクロコンピュータ53から与えられるアドレス信号デコードしてI/Oポート部57のうちいずれかのI/Oポート部を選択するための信号を出力するアドレスデコード回路67が設けられている。なお、球払出装置97から遊技制御基板31に入力されるスイッチ情報もあるが、図2においてはそれらは省略されている。

0086

また、この実施の形態では、ランプ制御基板35に搭載されているランプ制御手段であるランプ制御用マイクロコンピュータ350が、遊技効果LED28a、賞球ランプ51、球切れランプ52、始動記憶表示器13、および、ゲート通過記憶表示器41のような発光体の表示制御を行なうとともに、装飾ランプ25、センター可動部材10およびサイド可動部材18のような可動部材の駆動制御も行なう。このランプ制御用マイクロコンピュータ350の構成は、前述した遊技制御用マイクロコンピュータ53と同様である。このように可動部材をランプ制御基板35において制御する場合には、ランプ、LED等の動作に用いられる電源電圧と共通した電圧電源を用いれば、可動部材が用いられていなかった遊技機を可動部材を用いる遊技機に変更する場合であっても、遊技機内に電源電力を供給する電源基板から新たな電圧の電源電圧をランプ制御基板35に供給する必要がなく、電源基板および配線コネクタ等を、変更を伴うことなく共通に用いることができる。

0087

遊技制御基板31からランプ制御基板35には、ランプ制御基板35により制御が行なわれる機器の制御のための指令情報であるランプ制御コマンド等の情報が伝送される。ランプ制御用マイクロコンピュータ350は、前述したようにランプおよびLED等の発光体の制御のみならず、可動部材の制御も行なうため、ランプ制御コマンドには、発光体の制御内容みならず、可動部材の制御内容についての指令も含まれている。

0088

ランプ制御基板35では、ランプ制御用マイクロコンピュータ350が、ランプ制御コマンドに応じて制御対象機器を駆動する制御を行なう。また、ランプ制御基板35には、パチンコ遊技機の動作試験用信号出力手段として用いられる試験信号出力部位351が設けられている。試験信号出力部位351は、前述した2種類の可動部材の動作に係る情報(たとえば、動作している旨を示す信号、動作しやすい状態にある旨を示す信号等)を出力可能である。

0089

また、特別図柄を可変表示する特別可変表示部9および普通図柄を可変表示する普通可変表示部3の表示制御は、表示制御基板80に搭載されている表示制御手段である表示制御用マイクロコンピュータ800によって行なわれる。この表示制御用マイクロコンピュータ800の構成は、前述した遊技制御用マイクロコンピュータ53と同様である。遊技制御基板31から表示制御基板80には、可変表示装置8の表示制御に関する指令情報としての表示制御コマンド等の情報が伝送される。表示制御基板80では、表示制御用マイクロコンピュータ800が、表示制御コマンドに応じて特別可変表示部9および普通可変表示部3の表示制御を行なう。

0090

また、遊技制御基板31から音制御基板70には、音制御基板70によりスピーカ27から出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報としての音制御コマンド等の情報が伝送される。音制御基板70では、音制御用マイクロコンピュータ700(音制御手段)が搭載されており、この音制御用マイクロコンピュータが、音制御コマンドに応じてスピーカ27から出力される音声の制御を行なう。この音制御用マイクロコンピュータ700の構成は、前述した遊技制御用マイクロコンピュータ53と同様である。

0091

また、遊技制御基板31から払出制御基板37には、払出制御基板37により駆動制御される球払出装置97による賞球の払出制御に関する指令情報としての払出制御コマンド等の情報が伝送される。この払出制御コマンドは、入賞球の発生に応じた賞球の払出数等を指令するコマンドである。払出制御基板37では、払出制御用マイクロコンピュータ370(払出制御手段)が搭載されており、この払出制御用マイクロコンピュータ370が、払出制御コマンドに応じて賞球の払出制御を行なう。この払出制御用マイクロコンピュータ370の構成は、前述した遊技制御用マイクロコンピュータ53と同様である。また、払出制御用マイクロコンピュータ370では、カードユニット50と相互に情報通信することにより、カードユニット50からの指令に応じた貸球の払出制御も行なわれる。

0092

この実施の形態では、遊技制御基板31および払出制御基板37に設けられたRAMが、バックアップ電源バックアップされている。すなわち、パチンコ遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間はRAMの内容が保存される。そして、各制御基板におけるCPUは、電源電圧の低下を検出すると、所定の処理を行なった後に電源復旧待ちの状態になる。また、電源投入時に、各制御基板におけるCPUは、RAMにデータが保存されている場合には、保存データに基づいて電源断前の状態を復元する。

0093

遊技制御基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ53)から各制御基板へ送信される情報には、制御の指令内容を示す制御コマンドと、該コマンドの取込みタイミングを示すINT信号とが含まれる。ここで、コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで構成されており、制御モードの種類を指令する1バイトのMODEデータと、MODEデータで指令された制御モードにおける具体的な制御内容を指令する1バイトのEXTデータとにより構成される。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、このような2バイトのデータを、指令先の各制御基板へ順次送信することにより、制御内容を指令する。

0094

なお、図2においては、ランプ制御用マイクロコンピュータ350に可動部材を制御する機能を含ませたが、これに限らず、可動部材を制御する機能は、表示制御用マイクロコンピュータ800に含ませてもよい。また、センター可動部材10およびサイド可動部材18のような可動部材を制御する機能を有するマイクロコンピュータを独立させ、そのようなマイクロコンピュータが設けられた制御基板を独立して設けてもよい。

0095

次に、前述したセンター可動部材10およびサイド可動部材18について詳細に説明する。図3は、センター可動部材10およびサイド可動部材18の動作態様を示す図である。図3においては、(a)にサイド可動部材18の動作態様が示され、(b)にセンター可動部材10の動作態様が示されている。

0096

図3の(a)を参照して、サイド可動部材18が動作される場合は、左側に示されるような体の下端部が直下に向いた停止状態から、右側に示されるような体が左右に揺れ揺動状態となる。

0097

次に、図3の(b)を参照して、センター可動部材10が動作される場合は、左側に示されるような怪獣の口を閉じた状態から、右側に示されるような怪獣の口を開いた状態となる。さらに、センター可動部材10は、口を開いた状態から口を閉じた状態にも制御される。前述した役物飾りランプ40,40は、怪獣の口の中で左右に並ぶ態様で配置されている。この役物飾りランプ40,40は、7色で点灯可能な多色LEDにより構成されている。左側に示されるような怪獣の口を閉じた状態から、右側に示されるような怪獣の口を開いた状態となると、役物飾りランプ40,40の光が遊技者にとってよく見えるようになるので、センター可動部材10の動作をより強調して示すことができる。

0098

なお、後述するように大当り予告およびリーチ表示予告を行なう場合には、役物飾りランプ40,40の点灯色によって予告の信頼度を異ならせるようにしてもよい。

0099

次に、各可動部材を用いた演出の具体例を説明する。まず、可動部材を用いて大当りの予告報知を行なう例を説明する。このパチンコ遊技機においては、大当りが発生する旨の予告報知が複数種類の演出パターンを(予告態様1〜予告態様4)選択的に用いて行なわれる。

0100

図4図6は、可動部材を用いて大当りの予告報知が行なわれる場合の予告態様を、可動部材の具体的な動作と可動部材を動作させるソレノイドの駆動パルス信号との関連付けにより示す図である。

0101

図4には、予告態様1および予告態様4が示されている。図4においては、(a)〜(c)にセンター可動部材10およびサイド可動部材18の動作の経緯が示され、(d)にセンター可動部材10に対応する駆動パルス信号が示され、(e)にサイド可動部材18に対応する駆動パルス信号が示されている。ここで、サイド可動部材18については、左右に配置された2つのサイド可動部材18が同様に動作し、駆動パルス信号は2つのサイド可動部材18で同様であるため、左右の代表例として一方のみの駆動パルス信号が示される。

0102

図4を参照して、特別可変表示部9の更新表示が行なわれる場合、(a)に示される停止状態から、まず先にサイド可動部材18が短い周期の第1のパルス信号により小刻みに揺動する。そして、所定時間経過後、センター可動部材10が第1のパルス信号よりも長い周期(先にサイド可動部材18の駆動に用いられたパルス信号よりも長い周期)の第2のパルス信号によりゆっくりとした口の開閉動作を所定回数(2回)行なう。

0103

そして、センター可動部材10がゆっくりとした口の開閉動作を1回行なうごとに、サイド可動部材18がセンター可動部材10の駆動に用いられた周期と同様の長い周期のパルス信号によりゆっくりと揺動する。つまり、この時点では、センター可動部材10の口の開閉動作とサイド可動部材18の揺動とが交互に行なわれ、(b)に示されるように、センター可動部材10とサイド可動部材18とが呼応して動作しているような動作態様となる。

0104

その後は、サイド可動部材18が再び短い周期の第1のパルス信号によりしばらく小刻みに揺動した後、再度、前述したような長い周期の第2のパルス信号によりセンター可動部材10の口の開閉動作とサイド可動部材18の揺動とが交互に行なわれ、センター可動部材10が予め定められた回数(3回)だけ口の開閉動作を行なった後、センター可動部材10およびサイド可動部材18がともに、(c)に示される停止状態となる。

0105

この図4に示されたような動作が特別可変表示部9の更新開始後に所定時間経過した時点で(しばらく時間が経過してから)開始されるのが、予告態様1の演出パターンである。

0106

また、この図4に示されたような動作が特別可変表示部9の更新開始に伴って開始されるのが、予告態様4の演出パターンである。なお、予告態様4は、特別可変表示部9の更新開始と同時に開始されるものであってもよく、特別可変表示部9の更新開始後直ちに開始されるものであってもよい。つまり、予告態様4の動作の開始時期は、特別可変表示部9の更新開始に関連するタイミングで行なわれるのであればよい。

0107

なお、予告態様4としては、特別可変表示部9の更新開始に関連するタイミングで予告態様の動作が開始する例を示したが、その代わりに、予告態様4として、特別可変表示部9において大当りの表示結果が導出表示されるタイミングに関連するタイミングで予告報知のための動作(センター可動部材10、サイド可動部材18を用いた動作)を行なうようにしてもよい。この場合の大当りの表示結果が導出表示されるタイミングに関連するタイミングとしては、表示結果が導出表示される直前を含み、表示結果の導出表示タイミングと関連性があると認識されるタイミングであればよい。このような予告報知を行なう場合には、特別変表示部9の表示結果が大当りとなるタイミングに近づくにつれて、特別変表示部9の表示態様が予告報知通り(大当り)となる期待度(信頼度)が高くなるように複数の予告態様の設定を行なう。

0108

以上のように、通常状態において停止状態にあるセンター可動部材10と可動部材18とが何らかの関連性を持って動作することにより予告報知がされるため、特別な雰囲気が醸し出されて遊技者に対して予告報知がされたことを明確に認識させることができるとともに、遊技者の期待感をより一層高めることができる。図5には、予告態様2が示されている。図5においては、(a)〜(e)に図4の場合と同様の事項が示されている。

0109

図5を参照して、予告態様2の場合は、特別可変表示部9の更新表示が行なわれるに際して、前述した予告態様1と同様の態様でサイド可動部材18およびセンター可動部材10が動作される。このような動作態様を基本動作と呼ぶ。そして、サイド可動部材18およびセンター可動部材10の最後の交互動作が終了してから所定時間経過後において、表示されている図柄の組合せがリーチの図柄の組合せになれば、特別可変表示部9に「リーチ」というリーチ状態の発生を報知する文字が表示され、所定の効果音の発生および所定態様でのランプ点灯が行なわれる。そのようなリーチ状態の発生を報知する文字の表示に応じて、所定期間(比較的長い時間であり、たとえば、センター可動部材10が口を3回開閉するよりも長い時間)にわたり継続するパルス信号により、(c)に示されるように、センター可動部材10がリーチ状態の発生を報知する文字の表示に合わせて口を継続的に開放する動作が行なわれる。このような動作態様を基本動作から発展した発展動作と呼ぶ。

0110

このように、予告態様2の場合は、少なくとも、予告態様1の動作(基本動作)と、その基本動作の後sらに動作が行なわれることにより発展する動作(センター可動部材10がリーチ状態の発生を報知する文字の表示に合わせて口を継続的に開放する動作、発展動作)とが行なわれる。

0111

なお、予告態様2については、基本動作として、更新表示が行なわれるに際して前述した予告態様1と同様の態様でサイド可動部材18およびセンター可動部材10が動作されることを示した。この場合の同様の態様としては、予告態様1の場合と同一の信号パターンを用いた可動部材の動作態様が図5に示されているが、これに限らず、遊技者にとって可動部材が見かけ上同じ動作をしているように視認可能なものであれば予告態様1の場合と多少異なる信号パターンを用いた動作態様であってもよい。

0112

なお、リーチ状態の発生を報知する文字の表示に合わせて行なわれるセンター可動部材10の動作は、リーチ状態の発生を報知する文字の表示の直前、表示と同時、表示の直後のうちのどのタイミングであってもよい。つまり、そのような動作は、リーチ状態の発生を報知する文字の表示に合わせて行なわれる(表示と関連付けられる)動作となればよい。

0113

また、リーチ状態の発生を報知する文字の表示に合わせて行なわれる可動部材の動作としては、センター可動部材10の動作にサイド可動部材18の動作を加えてもよい。

0114

また、前述したような「リーチ」という文字を表示する場合には、そのような文字の表示だけでなく、キャラクタ等のその他の画像を特別可変表示部9に表示するようにしてもよい。そのようにすれば、演出をより多様化できる。

0115

また、以上に示した予告態様2に加えて、基本動作から発展する発展動作について、発展タイミングを予告態様2よりも所定時間遅らせた別の予告態様を設けてもよい。そのようにすれば、予告態様2での発展タイミングが経過して発展動作が行なわれなかったと遊技者が一旦認識した後に、さらに発展動作が行なわれる場合も生じるので、遊技者の期待感をより一層増大させることが可能となる。

0116

以上のように、予告態様2においては、リーチ状態の発生を報知する文字、効果音、ランプ発光等に合わせて、予告態様1または4から発展した動作態様でセンター可動部材10が動作させられるため、予告動作の発展により、遊技者の期待感をより一層高めることができる。また、予告態様2の場合、予告態様が発展する前の動作態様が前述した予告態様1または予告態様4と同様であるため、予告態様1での予告報知が行なわれる場合であっても、遊技者は予告態様が発展するか否かが明確になるまで、その予告態様が予告態様1または予告態様4であるか予告態様2であるかを判別しにくいので、予告態様2の存在により、予告態様1の予告報知が行なわれる場合の遊技者の期待感も向上させることができる。

0117

図6には、予告態様3が示されている。図6においては、(a)〜(e)に図4の場合と同様の事項が示されている。

0118

図6を参照して、予告態様3の場合は、特別可変表示部9の更新表示が行なわれるに際して、前述した予告態様1と同様の態様でサイド可動部材18およびセンター可動部材10が動作される。そして、サイド可動部材18およびセンター可動部材10の最後の交互動作が終了してから所定時間経過後において、少なくとも前述したような長い周期の第2のパルス信号によりセンター可動部材10が口を1回開閉するよりも長い時間にわたり継続するパルス信号により、(c)に示されるように、センター可動部材10が口を継続的に開放する動作が行なわれる。

0119

この予告態様3の場合は、予告態様2の場合と異なり、特別可変表示部9にリーチ状態の発生を報知する文字が表示されないまま、センター可動部材10が口を閉じる動作が行なわれる。つまり、この予告態様3の場合は、発展動作が予告態様2の場合と異なることに応じて、表示制御マイクロコンピュータ800により、発展動作に対応して行なわれる表示態様が予告態様2の場合と異なるように制御されるのである。

0120

このように、予告態様3の場合は、予告態様2の場合と同様に、予告態様1の動作から発展する動作(センター可動部材10が口を継続的に開放する動作)が行なわれようとするが、発展動作の態様が異なっており(具体的に、予告態様3の場合は、センター可動部材10の口が開く発展動作の時間が予告態様2の場合よりも短い)、結果的に予告態様2の場合のようなリーチ状態の発生の報知は行なわれない。

0121

以上のように、予告態様3においては、予告態様2の場合に類似する予告態様の発展動作が行なわれようとするため、遊技者の期待感を高めることができる。

0122

このように、大当りの予告報知動作は、複数種類の可動部材の動作の組合せにより行なわれるのである。

0123

また、図4図6を用いて説明した予告態様は、大当り予告の予告態様であるが、前述したような予告態様による予告は、リーチ状態が発生することを予告するリーチ表示予告であってもよい。

0124

なお、予告態様2および予告態様3に示したような可動部材による発展動作は、前述したような特別図柄がリーチ状態に発展するようなタイミングに限らず、たとえば、リーチ状態がスーパーリーチとなるようなタイミング、スーパーリーチの過程で特別可変表示部9の表示態様が変化するタイミング等、その他のタイミングで行なわれてもよい。また、可動部材による発展動作は、特別可変表示部9の表示態様に関わらないタイミングで行なわれてもよい。

0125

また、予告態様2および予告態様3として、可動部材により発展動作が行なわれる例を示したが、基本動作から発展動作に発展する場合には、予告態様2および予告態様3に示されるように予告報知動作に用いられる可動部材の数を減少(たとえば、可動部材2つから1つへの減少)させてもよく、逆に、予告報知動作に用いられる可動部材の数を増加(たとえば、可動部材1つから2つへの増加)させてもよい。つまり、基本動作から発展動作に発展させる予告動作をさせる場合には、予告報知動作に用いられる可動部材の数をどのように変化させてもよい。また、可動部材の数が3つ以上ある場合において、基本動作から発展動作に発展させる予告報知動作をさせる場合には、基本動作においてある組合せで複数の可動部材を用いて予告動作を行ない、発展動作において別の組合せで複数の可動部材を用いて予告動作を行なうようにしてもよい。つまり、基本動作から発展動作に発展させる予告報知動作をさせる場合には、動作させる可動部材の組合せを変化させてもよい。

0126

また、基本動作から発展動作に発展させる予告報知動作をさせる場合には、基本動作においてリーチ状態の予告のための予告報知動作を行ない、発展動作において大当りの予告のための予告報知動作を行なうようにしてもよい。

0127

また、発展動作を行なうか否かに関わらず、予告報知動作を行なう場合の予告態様として、予告態様間で、予告報知動作をさせる可動部材の数を異ならせるようにしてもよい。

0128

また、予告態様2の発展動作と予告態様3の発展動作とでは、発展動作の動作態様が異なる。つまり、このパチンコ遊技機においては、発展動作の動作態様が異なる複数種類の発展動作が設けられている。

0129

次に、可動部材を用いてリーチ状態を演出する例を説明する。このパチンコ遊技機においては、複数種類の演出パターンを選択的に用いてリーチ状態の演出(リーチ演出)が行なわれる。

0130

図7は、リーチ表示に連動して可動部材が動作するリーチ状態の演出パターン(リーチA)を示す図である。図7においては、演出パターンを示すために、可変表示装置8の状態が(a)、(b)、(c)、(d)の順に経時的に示されている。

0131

(a)を参照して、特別可変表示部9においては、たとえば、左図柄91、中図柄92、右図柄93の全図柄が一斉にスクロール表示(更新表示)を開始した後、左図柄91、右図柄93、中図柄92の順に停止表示されていくが、中図柄92がまだ更新表示している段階で左図柄91と右図柄93とが揃ったことによりリーチ状態が発生する。このリーチAの演出パターンの場合は、リーチ状態が発生した段階で、卵形状の中図柄92が一旦停止表示する。この段階では、センター可動部材10が停止状態(口を閉じている状態)にある。

0132

(a)の後、(b)のような状態となる。(b)を参照して、センター可動部材10が動作する(口が開く動作)とともに、特別可変表示部9において中図柄92が上方(図中矢印方向)へ移動する表示が行なわれる。

0133

(b)の後、(c)のような状態となる。(c)を参照して、前述したような中図柄92の上方への移動のタイミングに合わせて、センター可動部材10が口を閉じ、その後、口を開閉する動作が行なわれる。つまり、この場合のセンター可動部材10は、上方へ移動した卵形状の図柄を口の中へ入れて噛む動作を示しているのである。そして、センター可動部材10の口を開閉する動作のタイミングに合わせて、噛まれた図柄の破片が降ってくることを示す表示が特別可変表示部9において行なわれる。

0134

(c)の後、(d)のような状態となる。(d)を参照して、前述したような図柄の破片が上方から降ってくることを示す表示において、複数の破片に紛れて停止表示する図柄が中図柄92の表示領域まで降下してきて、その表示領域で中図柄92として停止する表示が行なわれる。この段階では、センター可動部材10は停止状態(口を閉じている状態)にある。このように降下してくる図柄は、(d)に示されるような当り図柄もあり、逆にはずれ図柄もある。降下してくる図柄が当り図柄の場合はそのまま大当り状態が発生するが、降下してくる図柄がはずれ図柄の場合はそのままはずれとなるか、再び前述のように中図柄92が食べられて停止図柄が降下してくる演出が繰返されるかのどちらかの演出が行なわれる。

0135

図8は、リーチ表示に連動して可動部材が動作しないリーチ状態の演出パターン(リーチB)を示す図である。図8においては、演出パターンを示すために、可変表示装置8の状態が(a)、(b)、(c)、(d)の順に経時的に示されている。

0136

このリーチBの演出においては、可動部材が動作しない。(a)を参照して、特別可変表示部9においては、図7の(a)の場合と同様のリーチ状態が発生した段階が示されている。

0137

(a)の後、(b)のような状態となる。(b)を参照して、卵形状の中図柄92が左右方向(図中矢印方向)に激しく揺動する動作が示される。

0138

(b)の後、(c)のような状態となる。(c)を参照して、前述したように激しく揺動した卵形状の中図柄92が割れ、その中から別の図柄が新たな中図柄92として出現する表示が行なわれる。つまり、この場合の特別可変表示部9の表示は、元の図柄であるが割れて、新たな図柄に更新された動作を示しているのである。

0139

(c)の後、(d)のような状態となる。(d)を参照して、前述したような卵が割れて新たな図柄が出現する表示において、新たに出現した図柄が中図柄92の停止図柄として表示される。このように新たに出現する図柄は、(d)に示されるような当り図柄もあり、逆にはずれ図柄もある。出現する図柄が当り図柄の場合はそのまま大当り状態が発生するが、出現する図柄がはずれ図柄の場合はそのままはずれとなるか、再び前述のように中図柄が割れて停止図柄が出現する演出が繰返されるかのどちらかの演出が行なわれる。

0140

図9は、リーチ表示に連動して可動部材があおり動作する場合とあおり動作しない場合とがあるリーチ状態の演出パターン(リーチC)を示す図である。図9においては、演出パターンを示すために、可変表示装置8の状態が(a)、(b)、(c)、(d)の順に経時的に示されている。

0141

このリーチCの演出においては、可動部材の動作として、大当りとなることを煽るように動作するあおり動作が行なわれる場合と行なわれない場合とがある。(a)を参照して、特別可変表示部9においては、図7の(a)の場合と同様のリーチ状態が発生した段階が示されている。

0142

(a)の後、(b)のような状態となる。(b)を参照して、特別可変表示部9においては、特別図柄の背景(特別図柄以外の画像)として火山が示される。そして、背景となる火山が噴火する状態が示され、その噴火に伴って卵形状の中図柄92が上方へ移動する表示が行なわれる。つまり、ここでは、火山の噴火により図柄が吹き飛ばされた動作が示される。この段階では、可動部材(センター可動部材10、サイド可動部材18)は、停止状態にある。

0143

(b)の後、(c)のような状態となる。(c)を参照して、火山の噴火が終わり、停止表示する新たな中図柄92が灰とともに上方から降下してくることを示す表示が特別可変表示部9において行なわれる。そして、そのような中図柄92が降下してくるタイミングに合わせて、停止状態にあったセンター可動部材10の動作(口の開閉)とサイド可動部材18の動作(揺動)とがともにゆっくりと(長い周期で)行なわれた後に段段と小刻みに(前記長い周期よりも短い周期で)行なわれるあおり動作が実行される場合と、実行されない場合とがある。このような可動部材の動作は、大当りとなることを煽るように遊技者に示されるため、あおり動作として用いられる。

0144

(c)の後、(d)のような状態となる。(d)を参照して、前述したような新たな中図柄92が上方から降下してくる表示において、降下してくる図柄が中図柄92の停止図柄として表示される。このように降下してくる図柄は、(d)に示されるような当り図柄もあり、逆にはずれ図柄もある。この段階では、可動部材(センター可動部材10、サイド可動部材18)は、停止状態にある。降下してくる図柄が当り図柄の場合は、そのまま大当り状態が発生するか、降下してきた図柄が停止表示位置で停止せずに下方向にすり抜ける表示がされるかのどちらかとなる。降下してきた図柄がはずれ図柄の場合および降下してきた図柄が下方向にすり抜けた場合は、そのままはずれとなるか、再び前述のように火山が噴火して中図柄が降下してくる演出が繰返されるかのどちらかの演出が行なわれる。

0145

なお、前述した図7図9においては、リーチ状態が発生した場合に、卵形状の図柄が中図柄として表示されることを示したが、これに限らず、そのような場合の中図柄としては、たとえば、「6」等のような数字の図柄であってもよい。

0146

次に、図9において説明したあおり動作を具体的に説明する。図10は、可動部材を用いてあおり動作が行なわれる場合の予告態様を、可動部材の具体的な動作と可動部材を動作させるソレノイドの駆動パルス信号との関連付けにより示す図である。

0147

図10においては、(a)〜(c)にセンター可動部材10およびサイド可動部材18の動作の経緯が示され、(d)にセンター可動部材10に対応する駆動パルス信号が示され、(e)にサイド可動部材18に対応する駆動パルス信号が示されている。ここで、サイド可動部材18については、左右に配置された2つのサイド可動部材18が同様に動作し、駆動パルス信号は2つのサイド可動部材18で同様であるため、左右の代表例として一方のみの駆動パルス信号が示される。

0148

図10を参照して、あおり動作が行なわれる場合、(a)に示される停止状態から、センター可動部材10が、比較的長い周期である第1の周期のパルス信号により、(b)に示されるような態様で、ゆっくりとした口の開閉動作を所定回数(3回)行なう。そして、第1の周期のパルス信号よりも短い周期の信号である第2の周期のパルス信号により、(c)に示されるような態様で、センター可動部材10の口の開閉動作と、サイド可動部材18の揺動とが同時に所定回数(4回)行なわれる。そして、第2の周期のパルス信号よりも短い周期の信号である第3の周期のパルス信号により、(c)に示されるような態様で、センター可動部材10の口の開閉動作と、サイド可動部材18の揺動とが同時に所定回数(6回)行なわれる。

0149

(c)においては、特別可変表示部9の表示態様の一例として、「777」が停止した最終段階での停止表示状態を示している。第2の周期および第3の周期のパルス信号よりセンター可動部材10の動作とサイド可動部材18の動作とが同時に行なわれている状態における特別可変表示部9の表示態様は、大当り図柄の組合せとなり得る中図柄92が降下して停止表示位置に近づいていき(接近していき)、第3の周期のパルス信号の最終段階で中図柄92が停止表示位置に到達するというような表示になっている。

0150

このようなあおり動作は、リーチCの他にリーチAにおいても行なわれる場合がある。

0151

このようなあおり動作においては、大当りの図柄の組合わせが成立する中図柄92が停止表示位置に近づくにつれて動作する可動部材の数が増えるとともに、所定時間あたり(単位時間あたり)の動作回数が増加(可動部材の動作速度が増加)して動作が小刻みになっていくようにセンター可動部材10およびサイド可動部材18が制御される。このような動作状態の変化は、特別可変表示部9において大当りの図柄の組合せ成立が近づくことに合わせて行なわれるため、このような動作が大当りになることを煽っているように遊技者に見せることができる。このため、あおり動作は、大当り図柄の組合せ成立への接近演出動作とも呼ばれる。

0152

次に、遊技制御基板31から出力される各種制御用のコマンドについて説明する。

0153

まず、特別可変表示部9での更新表示における変動パターン(更新表示パターン)をコマンドとともに説明する。図11は、特別可変表示部9での特別図柄の更新表示における変動パターン(更新表示パターン)と、各変動パターンについての設定事項との関係を表形式で示す図である。

0154

制御コマンドの構成を説明する。制御コマンドは、MODEデータと呼ばれる1バイトのコマンドデータと、EXTデータと呼ばれる1バイトのコマンドデータとの2バイトのデータよりなるコマンドであり、2バイトのデータにより、制御内容が指定される。このような2バイトのデータが、表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音制御コマンド、および、払出制御コマンドとして使用される。

0155

図11においては、表示制御コマンドのうちの変動パターンを指定するコマンド(変動パターン指定コマンド)がコマンド番号順に並べられ、各コマンドの設定事項として、MODEデータ、EXTデータ、変動パターン名称、大当り決定時の抽出率、リーチ決定時の抽出率、パターン選択率、出現率、演出動作の有無、および、あおり動作(あおり動作)の有無が示される。

0156

ここで、変動パターン名称のうち、通常変動とは、リーチ状態が生じすにはずれとなる変動パターンである。ノーマル(ノーマルショートも含む)とは、特にリーチ演出が行なわれないリーチ表示態様である。リーチA〜Cは、前述したようなリーチ演出を行なうリーチ表示態様である。ノーマルおよびリーチA〜Cにおいて、「はずれ」と示されているのは表示結果がはずれとなるものを意味しており、「+1」、「−1」は大当り図柄との図柄差である。また、ノーマルおよびリーチA〜Cにおいて、「当り」と示されているのは表示結果が大当りの図柄の組合せとなるものを意味している。また、「(あおり)」と示されているのものは、あおり動作が行なわれることを意味している。

0157

また、大当り決定時の抽出率とは、大当りとするかはずれとするかの決定時点において各変動パターンが抽出(選択)され得るための確率をいう。たとえば、通常変動の場合は、このパチンコ遊技機での大当り確率が1/200に設定されているために、通常変動が選択されるにははずれの決定がされなければならないため、はずれとなる確率199/200が大当り決定時の抽出率となる。同様に、その他のはずれとなるすべての変動パターン(番号2〜番号10)については、大当り決定時の抽出率が199/200となる。逆に、大当りとなるすべての変動パターン(番号11〜番号15)については、大当り決定時の抽出率が1/200(大当り確率)となる。

0158

また、リーチ決定時の抽出率とは、リーチ状態とするか否かの決定時点において各変動パターンが抽出(選択)され得るための確率をいう。たとえば、通常変動の場合は、このパチンコ遊技機でははずれとなる場合にリーチ状態とされる確率が1/10に設定されているために、通常変動が選択されるにはリーチ状態としない決定がされなければならないため、リーチ状態とされない確率9/10がリーチ決定時の抽出率となる。逆にはずれになるリーチ状態となるすべての変動パターン(番号2〜番号10)については、リーチ状態とされる確率1/10がリーチ決定時の抽出率となる。また、大当りとなるすべての変動パターン(番号11〜番号15)については、大当りとなる場合には必ずリーチ状態となるため、リーチ決定時の抽出率は1となる。

0159

また、パターン選択率とは、変動パターンを、通常変動、はずれとなるリーチ状態、大当りとなるリーチ状態の3種類に分けた場合において、各変動パターンが選択される確率をいう。たとえば、通常変動の場合は、変動パターンが1つしかないため、パターン選択率は1となる。

0160

また、出現率とは、特別図柄の更新表示が行なわれる場合における各変動パターンの出現率(この場合は%で示されている)をいい、各変動パターンについて、大当り決定時の抽出率×リーチ決定時の抽出率×パターン選択率×100という計算で求められるものである。

0161

また、この場合の演出動作とは、前述したような可動部材を用いたリーチ状態の演出が必ず行なわれるか否かを示す情報であり、○印が付された変動パターンについては、前述したような可動部材を用いたリーチ状態の演出が必ず行なわれることが示される。たとえば、リーチCについては、どの変動パターンが指定されても、前述したような可動部材を用いたリーチ状態の演出が必ず行なわれることとなる。

0162

また、あおり動作とは、前述したような可動部材を用いたあおり動作が必ず行なわれるか否かを示す情報であり、○印が付された変動パターンについては、前述したような可動部材を用いたあおり動作が必ず行なわれることが示される。

0163

この図11の設定事項からは、次のようなことが言える。可動部材の動作による演出動作が必ず実行される種類のリーチ演出であるリーチCの方が、可動部材の動作による演出動作が実行され得ない種類のリーチ演出であるリーチBよりも大当りになる期待度(信頼度)が高くされている。これは、リーチCについてはリーチ全体の出現率に対する大当りの出現率の割合が、リーチBの場合と比べて高く設定されているからである。

0164

また、リーチ表示の演出のうち大当りになる期待度(信頼度)が最も高いリーチ表示演出は、可動部材による演出動作が必ず実行される種類のリーチ演出であるリーチCである。これは、リーチCについてはリーチ全体の出現率に対する大当りの出現率の割合が、リーチAの場合およびリーチBの場合と比べて高く設定されているからである。

0165

次に、ランプ制御用マイクロコンピュータ350により制御が行なわれる大当り予告の選択方式および予告の信頼度について説明する。ランプ制御用マイクロコンピュータ350においては、可動部材を用いた大当りの予告をするか否かを、遊技制御基板35からの制御コマンドにより一義的に特定されずに、独自に決定し、その決定に従って大当りの予告を実行する制御を行なう。この大当り予告のように、制御コマンドによっては特定されずに制御コマンドを受ける各制御用マイクロコンピュータ側で実行の可否および実行時の制御内容が決定される演出は、制御コマンドにより実行の可否および実行時の制御内容が特定される演出とは異なるものであり、特定演出と呼ばれる。

0166

図12は、ランプ制御用マイクロコンピュータ350により制御が行なわれる大当り予告に関する設定事項を表形式で示す図である。図12においては、リーチAを一例として、(a)に予告態様の選択確率が示され、(b)に予告態様の信頼度が示され、(c)にあおり動作の有無による予告態様の信頼度が示されている。

0167

(a)においては、各変動パターンについて、予告態様1〜4の選択率と予告なしの選択率とが示されている。この場合、大当りとなる場合には、はずれとなる場合よりも予告が行なわれる確率が高くなるように設定されている。また、予告態様2は、大当りとなる場合の方が、はずれとなる場合よりも選択されやすい。また、予告態様4は、大当りとなる場合にのみ選択される。

0168

(b)においては、予告態様1〜4の信頼度と予告なしの場合の信頼度とが示されている。ここで、信頼度とは、予告がされない場合または予告がされた場合において大当りが発生する確率をいい、期待度とも呼ばれる。この場合の信頼度は、予告態様3、予告なし、予告態様1、予告態様2、予告態様4の順に高くなるように設定されている。また、予告態様4の場合は、信頼度が100%であり、必ず大当りが発生する予告態様である。なお、ここでは、期待度が異なる予告態様が複数種類設けられた例を示したが、(b)に示されるようなすべての予告態様で信頼度が異なるように予告態様を複数種類設けてもよく、予告態様の種が3種類以上ある場合に少なくとも1種類の予告態様をその他の予告態様と信頼度が異なるようにしてもよい。

0169

このような信頼度は、次のような演算により求められる。各予告態様の信頼度(%)=各予告態様における当りとなる変動パターンの出現率の合計/各予告態様における当り・はずれとなる全ての変動パターンの出現率の合計×100。この演算における各変動パターンの出現率は、図11に示された各変動パターンの出現率(たとえばリーチAはずれショートの場合は1.00%)の値に、図12の(a)に示された各変動パターンの該当する予告態様の出現率(たとえばリーチAはずれショートで予告態様1の場合は25/255)を乗算したものである。

0170

(c)においては、予告態様1および予告態様2のそれぞれについて、あおり動作無しの場合とあおり動作付きの場合とに分けて前述した信頼度が示されている。この場合、予告態様1および予告態様2のどちらの場合にも、あおり動作付き、すなわち、あおり動作が行なわれる場合の方が行なわれない場合よりも信頼度が高くなるように設定されている。

0171

このような信頼度は、次のような演算により求められる。各予告態様のあおり無(または付)の信頼度(%)=各予告態様におけるあおり無(または付)で当りとなる変動パターンの出現率の合計/各予告態様におけるあおり無(または付)で当り・はずれとなる全ての変動パターンの出現率の合計×100。この演算における各変動パターンの出現率は、図11に示された各変動パターンの出現率(たとえばリーチAはずれあおり−1の場合は0.10%)の値に、図12の(a)に示された各変動パターンの該当する予告態様の出現率(たとえばリーチAはずれあおり−1で予告態様1の場合は25/255)を乗算したものである。

0172

このような設定は、リーチA以外のその他のリーチ演出についても、同様に行なわれている。

0173

次に、図11に示された変動パターン指定コマンドを含む表示制御コマンドとその内容とを対応付けて説明する。図13は、表示制御コマンドとその内容とを表形式で示す図である。図13においては、各表示制御コマンドについて、MODEデータ、EXTデータ、名称、および、内容が対応付けて示されている。

0174

8000(H)〜80××(H)(××(H)は、パターン番号−1により示される16進数)により、図11に示された特別図柄の変動パターンが指定される。8F00(H)により、パチンコ遊技機の電源投入時における特別図柄の初期化が指定される。8F01(H)により、パチンコ遊技機の電源投入時における普通図柄の初期化が指定される。91××(H),92××(H),93××(H)(××(H)は、決定された特別図柄の停止図柄の図柄番号を示す16進数)により、左,中,右の特別図柄の停止図柄が指定される。

0175

A000(H)により、特別図柄の停止が指定される。B1××(H)(××(H)は、繰越し継続制御における大入賞口の開放中の回数(ラウンド数)を示す16進数)により、繰越し継続制御における大入賞口の開放中の回数(ラウンド数)の表示内容が指定される。このB1××(H)は、後述する予告決定用カウンタの初期化のためにも使用される。B200(H)により、大当り状態の開始時における特別可変表示部9での画面表示が指定される。B2××(H)(××(H)は、繰越し継続制御における大入賞口の開放前の回数を示す16進数)により、繰越し継続制御における大入賞口の開放前の回数の表示内容が指定される。

0176

B3××(H)(××(H)は、入賞個数を示す16進数)により、入賞個数の表示内容が指定される。B400(H)により、大当り図柄の表示が指定される。B500(H)により、非確率変動図柄(確率変動図柄以外の図柄)での大当り時の終了表示が指定される。B501(H)により、確率変動図柄での大当り時の終了表示が指定される。C000(H)により、パチンコ遊技機の客待ち状態非稼動状態)での特別可変表示部9におけるデモンストレーション時の画面表示が指定される。C100(H)により、パチンコ遊技機の停電復旧時の特別図柄の表示が指定される。

0177

次に、ランプ制御コマンドとその内容とを対応付けて説明する。図14は、ランプ制御コマンドとその内容とを表形式で示す図である。図14においては、各ランプ制御コマンドについて、MODEデータ、EXTデータ、名称、および、内容が対応付けて示されている。

0178

8000(H)〜80××(H)(××(H)は、変動パターン番号−1に対応するランプ点灯パターン(以下ランプパターンという)を示す16進数)により、図11に示された特別図柄の変動パターンのそれぞれに対応するランプパターンが指定される。A000(H)により、特別図柄の停止のランプ点灯の初期化が指定される。B1××(H)(××(H)は、繰越し継続制御における大入賞口の開放中の回数を示す16進数)により、繰越し継続制御における大入賞口の開放中のランプ点灯態様が指定される。B200(H)により、大当り状態の開始時におけるランプの点灯が指定される。B2××(H)(××(H)は、繰越し継続制御における大入賞口の開放前の回数を示す16進数)により、繰越し継続制御における大入賞口の開放前のランプの点灯が指定される。

0179

B500(H)により、非確率変動図柄(確率変動図柄以外の図柄)での大当り時の終了時のランプ点灯が指定される。B501(H)により、確率変動図柄での大当り時の終了時のランプ点灯が指定される。C000(H)により、パチンコ遊技機の客待ち状態(非稼動状態)でのランプ点灯が指定される。E1××(H)(××(H)は、始動記憶表示器18での表示個数を示す16進数)により、始動記憶表示器18での点灯による表示個数が指定される。E2××(H)(××(H)は、ゲート通過記憶表示器41での表示個数を示す16進数)により、ゲート通過記憶表示器41での点灯による表示個数が指定される。

0180

E300(H)により、賞球残ありランプ(賞球ランプ51)の点灯が指定される。E301(H)により、賞球残ありランプの消灯が指定される。E400(H)により、球切れ残ありランプ(球切れランプ52)の点灯が指定される。E401(H)により、球切れ残ありランプの消灯が指定される。E501(H)により、高確率状態(確率変動状態)および時短状態(普通図柄の時短制御状態)に対応したランプ点灯が指定される。

0181

次に、音制御コマンドとその内容とを対応付けて説明する。図15は、音制御コマンドとその内容とを表形式で示す図である。図15においては、各音制御コマンドについて、MODEデータ、EXTデータ、名称、および、内容が対応付けて示されている。

0182

8000(H)〜80××(H)(××(H)は、変動パターン番号−1に対応する音声パターンを示す16進数)により、図11に示された特別図柄の変動パターンのそれぞれに対応する音声パターンが指定される。B1××(H)(××(H)は、繰越し継続制御における大入賞口の開放中の回数を示す16進数)により、繰越し継続制御における大入賞口の開放中の音声が指定される。B200(H)により、大当り状態の開始時における音声が指定される。B2××(H)(××(H)は、繰越し継続制御における大入賞口の開放前の回数を示す16進数)により、繰越し継続制御における大入賞口の開放前の音声が指定される。

0183

B500(H)により、非確率変動図柄(確率変動図柄以外の図柄)での大当り時の終了時の音声が指定される。B501(H)により、確率変動図柄での大当り時の終了時の音声が指定される。

0184

以上に示された表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音制御コマンドについては、8000(H)〜80××(H)、B1××(H)、B2××(H)のように、同じ遊技状態に対して行なう制御内容を指定する共通のコマンドが使用されている。これら共通コマンドは、遊技制御基板31から共通の処理で送信されるとともに、共通のタイミング(同時もしくはほぼ同時)で送信される。

0185

次に、ランプ制御用マイクロコンピュータ350により制御される可動部材を用いた大当り予告の選択のための処理を説明する。

0186

図16は、大当り予告の選択決定に用いられるランダムカウンタの内容を表形式で示す図である。特別図柄の更新表示が行なわれる場合の大当り予告について、予告なし、予告態様1、予告態様2、予告態様3、予告態様4のいずれを選択するかは、前述したようにランプ制御用マイクロコンピュータ350により決定される。

0187

大当り予告の選択に関する決定は、予告選択決定用のランダムカウンタ(以下、予告決定用カウンタという)のカウント値を用いて行なわれる。この予告決定用カウンタは、図16に示されるように、0を下限値として上限値である254までカウント可能な数値データ更新手段である。この予告決定用カウンタのカウント動作は、後述するように、ランプ制御用マイクロコンピュータ350が前述した変動パターン指定コマンドを受信したと判断された場合に、予め定められた複数種類の変更方法を用いて変更する態様で更新されることとなる。

0188

ランプ制御用マイクロコンピュータ350が前述した変動パターン指定コマンドを受信したと判断された場合、それに応じて予告決定用カウンタのカウント値が抽出され、その抽出値が、図12に示されたような確率に設定された予告なし、予告態様1、予告態様2、予告態様3、予告態様4のそれぞれについて予め定められた判定値と一致するか否かの判断がなされる。そして、予告なし、予告態様1、予告態様2、予告態様3、予告態様4のうち、一致した判定値が対応する態様が大当り予告についての制御内容として決定される。この決定は、予告報知をするか否かを決める決定でもあり、予告報知の態様を決める決定でもある。

0189

次に、前述した予告決定用カウンタのカウント値の変更方法の一つとして、変動パターン指定コマンドの受信回数に基づいてカウント値を変更する方法を説明する。図17は、変動パターン指定コマンドの受信回数と予告決定用カウンタの加算値との関係を表形式で示す図である。

0190

図17を参照して、変動パターン指定コマンドの受信回数1〜13のそれぞれについて、予告決定用カウンタの加算数が設定されている。たとえば、受信回数が1回の場合には加算数として3が対応し、受信回数が2回の場合には加算数として7が対応し、受信回数が3回の場合には加算数として13が対応している。このように受信回数と加算数との間には規則性が定められていない。この場合の変動パターン指定コマンドの受信回数は、13を超えると再度1から計数されるものである。

0191

このような変動パターン指定コマンドの受信回数と予告決定用カウンタの加算値との関係を示すデータは、ランプ制御用マイクロコンピュータ350のROMにデータテーブル形式で記憶されており、ランプ制御用マイクロコンピュータ350により変動パターン指定コマンドが受信されたと判断された場合に使用される。つまり、ランプ制御用マイクロコンピュータ350では、変動パターン指定コマンドの受信回数を計数し、変動パターン指定コマンドが受信されたと判断された場合には、前述したテーブル形式のデータを用いて受信回数から加算値を求め、その加算値を予告決定用カウンタの値に加算する処理が行なわれる。これにより、変動パターン指定コマンドが受信されたと判断されるごとに予告決定用カウンタが更新される。なお、変動パターン指定コマンドの受信回数と予告決定用カウンタの加算値との関係を示すデータテーブルについては、受信回数を直接的に示すデータを受信回数のデータとして用いる場合に限らず、受信回数を特定可能なデータであればどのようなデータを用いてもよい。

0192

次に、前述した予告決定用カウンタのカウント値の変更方法の一つとして、受信した変動パターン指定コマンドのEXTデータの値に基づいてカウント値を変更(加算)する方法を説明する。この場合は、EXTデータの値に基づいて複数の変更方式を選択的に用いてカウント値を変更する方法である。ここで、変更方法は、カウント値を変更するための仕方であり、カウント値を変更する形式である変更方式とは区別される。図18は、受信した変動パターン指定コマンドのEXTデータの値と予告決定用カウンタの変更方式との関係を表形式で示す図である。

0193

図18を参照して、EXTデータの値が奇数(最下位ビットが「1」)である場合には、予告決定用カウンタが2減算される。EXTデータの値が4の倍数(下位2ビットが「10」)である場合には、予告決定用カウンタのカウント値が左シフトされる。EXTデータの値が4の倍数以外でさらに8の倍数以外(下位3ビットが「100」)である場合には、予告決定用カウンタのカウント値が右シフトされる。EXTデータの値が8の倍数である場合または「00」である場合(下位3ビットが「000」)には、予告決定用カウンタのカウント値が2加算される。

0194

このような変動パターン指定コマンドのデータと予告決定用カウンタの変更方式との関係を示すデータは、ランプ制御用マイクロコンピュータ350のROMにテーブルデータ形式で記憶されており、ランプ制御用マイクロコンピュータ350により変動パターン指定コマンドが受信されたと判断された場合に使用される。つまり、ランプ制御用マイクロコンピュータ350では、受信した変動パターン指定コマンドのEXTデータの値を判断し、前述したテーブル形式のデータを用いてEXTデータから変更方式を選択し、その選択した変更方式で予告決定用カウンタの値を変更する。これにより、変動パターン指定コマンドが受信されたと判断されるごとに予告決定用カウンタが更新される。

0195

次に、前述したような予告決定用カウンタを用いて予告制御内容の決定を行なう場合において、図17および図18を用いて説明した変更方法で予告決定用カウンタを更新する処理(予告選択用カウンタ更新処理)の内容を説明する。

0196

図19は、予告選択用カウンタ更新処理の処理内容を示すフローチャートである。この予告選択用カウンタ更新処理は、ランプ制御用マイクロコンピュータ350が変動パターン指定コマンドを受信したと判断した場合において、先に、前述したように予告決定用カウンタの値を抽出し、その抽出された予告決定用カウンタのカウント値に基づいて、予告なし、予告態様1、予告態様2、予告態様3、予告態様4のうちから予告報知についての制御内容が決定された後に実行される。

0197

まず、ステップS(以下単にSという)1により、変動パターン指定コマンドの受信回数を計数するための予告用受信回数カウンタ(初期値=0)に1を加算する処理がなされる。これにより、変動パターン指定コマンドを受信するごとに予告用受信回数カウンタにより受信回数が計数される。次に、S2に進み、S1による加算後の予告用受信回数カウンタの値が13を超えているか否かの判断がなされる。S2により13を超えていないと判断された場合は、後述するS4に進む。一方、S2により13を超えたと判断された場合は、後述するS3に進み、予告用受信回数カウンタの値を1にセットし、S4に進む。これにより、予告用受信回数カウンタの値は、13を超えると1に戻ることとなる。

0198

S4においては、前述した図17に示した受信回数と加算値との関係に基づいて予告用受信回数カウンタの値から加算値を求め、その加算値を、前述した予告決定用カウンタに加算する処理がなされる。次に、S5に進み、受信した変動パターン指定コマンドのEXTデータの値が奇数であるか否かの判断がなされる。

0199

S5によりEXTデータの値が奇数であると判断された場合は、S6に進み、予告決定用カウンタを2だけ加算する処理がなされた後、この予告選択用カウンタ更新処理が終了する。一方、S5によりEXTデータの値が奇数ではないと判断された場合は、S7に進み、EXTデータの値が4の倍数以外であるか否かの判断がなされる。

0200

S7によりEXTデータの値が4の倍数以外であると判断された場合は、S8に進み、予告決定用カウンタのデータを左シフトする処理がなされた後、この予告選択用カウンタ更新処理が終了する。一方、S7によりEXTデータの値が4の倍数以外ではないと判断された場合は、S9に進み、EXTデータの値が8の倍数以外であるか否かの判断がなされる。

0201

S9によりEXTデータの値が8の倍数以外であると判断された場合は、S10に進み、予告決定用カウンタのデータを右シフトする処理がなされた後、この予告選択用カウンタ更新処理が終了する。一方、S9によりEXTデータの値が8の倍数以外ではないと判断された場合は、8の倍数または「00(16進数)」であり、S11に進んで、予告決定用カウンタを2だけ加算する処理がなされ、その後、この予告選択用カウンタ更新処理が終了する。このように、S5〜S11においては、図18に示されたEXTデータの値と予告決定用カウンタの変更方式との関係に基づいて、複数の変更方式で予告決定用カウンタの更新(変更)が行なわれる。

0202

また、予告選択用カウンタ更新処理による予告決定用カウンタの更新後、予告決定用カウンタの値が255を超えた場合には、別の処理ルーチンにより、その値から255が減算され、予告決定用カウンタの値が上限値を超えないように調整される。また、このような予告決定用カウンタは、前述した制御コマンドに含まれる共通のコマンド(コマンドデータが共通するもの)のうちの所定のコマンドを受信した場合に「0」に初期化される。その所定のコマンドとしては、大当りの発生に関連して送信されるコマンドB1XX(H)が用いられる。このコマンドは表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音制御コマンドで共通のコマンドであるため、表示制御用の予告決定用カウンタ、ランプ制御用の予告決定用カウンタ、音制御用の予告決定用カウンタにおいて、初期化が同期して行なわれる。また、コマンドB1XX(H)は、大当り状態が発生して大入賞口20が開かれるごとに送受されるので、大当り状態の制御が行なわれている状態では、何回も送受信され得るため、初期化が確実化される。また、コマンドB1XX(H)を受信した際には、前述した受信回数カウンタも合わせて初期化される。したがって、一部の制御基板でコマンドの受信不良が起こり各制御基板でのカウンタの同期が崩れた場合であっても、大当りの際に初期化がなされるので、同期状態への復帰ができる。

0203

なお、コマンドB1XX(H)系以外にも、大当りに関連して送信されるコマンド、特定の変動パターンを示すコマンドを前述のような予告決定用カウンタ初期化のためのコマンドとして用いてもよく、さらには、予告決定用カウンタを初期化するための専用コマンドを設けてもよい。

0204

また、予告決定用カウンタを初期化するためのコマンドとしてコマンドB1XX(H)が用いられる例を説明したが、これに限らず、予告決定用カウンタを初期化するためのコマンドとしては、表示制御コマンド、音制御コマンド、ランプ制御コマンドで共通のコマンドであれば、コマンドB1XX(H)に限るものではない。

0205

以上のような予告選択用カウンタ更新処理によれば、変動パターン指定コマンドを受信するごとに予告決定用カウンタが更新される。そして、このように更新された予告決定用カウンタの値は、次に変動パターン指定コマンドを受信した場合において、前述したような選択方式での予告態様の選択等の予告制御内容の選択に用いられる。

0206

以上に示した予告選択用カウンタ更新処理では、変動パターン指定コマンドの受信に応じて予告決定用カウンタを更新する場合に、受信回数に対応する加算値の加算(S4)およびEXTデータの値に対応する更新(S6,S8,S10,S11)という複数の更新方法(変更方法)での更新をコマンドの1受信ごとに1回だけ行なう例を示した。しかし、これに限らず、そのような更新方法による更新は、コマンドの1受信ごとに複数回繰返して行なうようにしてもよい。

0207

図16図19を用いて説明した各種処理は、ランプ制御用マイクロコンピュータ350だけではなく、表示制御用マイクロコンピュータ800および音制御用マイクロコンピュータ700においても同様に実行される。これにより、変動パターンコマンドを受信したと判断された場合、ランプ制御用マイクロコンピュータ350、表示制御用マイクロコンピュータ800および音制御用マイクロコンピュータ700のそれぞれにおいては、まず、予告決定用カウンタのカウント値を抽出して制御内容を決定し(予告報知の態様決定)、パターン指定コマンドを受信するごとに予告決定用カウンタが同様に更新される、更新された予告決定用カウンタの値が、次に変動パターン指定コマンドを受信した場合において、同様の選択方式での予告態様の選択等の予告制御内容の選択に用いられる。このように、予告制御内容は、ランプ制御用マイクロコンピュータ350、表示制御用マイクロコンピュータ800および音制御用マイクロコンピュータ700の間で同期する態様で選択される。この場合の同期する態様とは、可動部材の動作に合わせて特別可変表示部9にリーチの文字やキャラクタを登場させる表示をしたり、可動部材の動作に合わせてBGMバックグラウンドミュージック)等の音を発生させたり、特別可変表示部9の表示内容に合わせて効果音を発生させたり、特別可変表示部9の表示内容に合わせて各種ランプを点灯させたりする等、異なる制御用マイクロコンピュータにより制御されている電気部品でコマンドに一義的に特定されない態様で演出動作を行なうことをいう。

0208

次に、ランプ制御用マイクロコンピュータ350(ランプ制御基板35)、表示制御用マイクロコンピュータ800(表示制御基板80)および音制御用マイクロコンピュータ700(音制御基板70)において、変動パターン指定コマンドの受信に応じて変更される予告決定用カウンタの値の具体例を説明する。

0209

図20は、各制御基板において変動パターン指定コマンドの受信に応じて変更される予告決定用カウンタの値の具体例を説明する図である。この図20においては、ランプ制御用マイクロコンピュータ350(ランプ制御基板35)、表示制御用マイクロコンピュータ800(表示制御基板80)および音制御用マイクロコンピュータ700(音制御基板70)のそれぞれについて、変動パターン指定コマンドの受信に応じ変更されて格納される予告決定用カウンタの値が2桁の数値(10進数)で示されている。

0210

各制御基板とも、予告決定用カウンタの初期値は「00」である。そして、1回目の受信コマンドとして、たとえば、8002(H)のコマンドを受信すると、前述した予告選択用カウンタ更新処理の実行により、各制御基板とも予告決定用カウンタの値が「06」となる。つまり、まず、前述したS4により初期値「00」に図17の関係から得られる受信回数1回に対応する加算値「3」が加算されて予告決定用カウンタの値は「3」となる。そして、コマンドが8002(H)なので、EXTデータは、2進数で表すと「0010(B)」であり、奇数でもなく、4の倍数以外でもないため、S8により「3」すなわち2進数で「0011(B)」となった予告決定用カウンタの値が左シフトされて2進数で「0110(B)」となる。これにより、1回目に8002(H)のコマンドを受信すると各制御基板とも予告決定用カウンタの値は10進数で「06」となる。

0211

続いて、2回目の受信コマンドとして、8005(H)のコマンドを受信すると、前述した予告選択用カウンタ更新処理の実行により、各制御基板とも予告決定用カウンタの値が10進数で「06」から「15」に更新される。つまり、まず、前述したS4により前回の予告決定用カウンタの値「06」に図17の関係から得られる受信回数2回に対応する加算値「7」が加算されて予告決定用カウンタの値は「13」となる。そして、コマンドが8005(H)なので、EXTデータは、2進数で表すと「0101(B)」であり、奇数であるため、S6により「13」となった予告決定用カウンタの値に2が加算されて10進数で「15」となる。これにより、2回目に8005(H)のコマンドを受信すると各制御基板とも予告決定用カウンタの値は10進数で「15」となる。

0212

以上に示したように、予告決定用カウンタの更新は、受信回数カウンタに応じた加算値で更新される方法と、EXTデータに含まれる数値データに含まれる数値データの値により更新される方法との複数の方法により行なわれる。したがって、予告決定用カウンタの更新の方法は、上記方法に限らず、各制御基板で共通に用いることのできる演算方法であれば如何なる更新方法であってもよい。

0213

次に、この実施の形態により得られる主な効果をまとめて説明する。複数の演出制御手段である表示制御用マイクロコンピュータ800、ランプ制御用マイクロコンピュータ350、および音制御用マイクロコンピュータ700のそれぞれが、図19に示されるように、遊技制御用マイクロコンピュータ53から送信された共通コマンドの受信に基づいて同一のデータ変更が行われる(S4,S6,S8,S11参照)予告決定用カウンタのカウント値を用いて、相互に同期した予告報知の演出の実行を決定することが可能である。この場合、図13図15に示されるように共通のコマンドが使用されることにより、コマンド数を削減することができるとともにコマンド処理に関する遊技制御用マイクロコンピュータ53の処理負担が軽減される。また、複数の演出制御手段側で共通コマンドに基づいて相互に同期した予告報知演出の実行決定がされることにより、予告報知演出実行のためのコマンド数を削減することができるとともに予告報知演出実行に関する遊技制御用マイクロコンピュータ53側の処理負担が軽減される。また、予告報知演出の実行決定のために用いる予告決定用カウンタのカウント値の変更が複数の演出制御手段側で共通コマンドに基づいて同一に行なわれることにより、遊技制御用マイクロコンピュータ53側でデータ変更のために演出制御手段ごとにコマンドを用意する必要がなくコマンド数を削減することができるとともに予告報知演出の内容変更に関する遊技制御用マイクロコンピュータ53側の処理負担が軽減される。このような各種処理面からのコマンド数の削減および遊技制御用マイクロコンピュータ53の処理負担の軽減により、遊技演出の同期制御のための遊技制御用マイクロコンピュータ53の制御負担を軽減することができ、遊技演出の多様化も実現可能となる。さらに、図12に示されるように、予告報知動作が、実行された後に特別可変表示部9の表示態様が予告通りの表示態様となる期待度が異なるように複数種類定められているため、センター可動部材10、サイド可動部材18の演出動作に遊技者を注目させるとともに興趣を向上させることができる。さらに、図11に示されるように、リーチ演出表示が行なわれる場合にはリーチCのような可動部材が必ず動作する場合とリーチBのような可動部材が動作し得ない場合とが生じるため、センター可動部材10およびサイド可動部材18の演出動作にめりはりを付けることができる。

0214

また、図19に示されるように、予告報知演出の実行決定のために用いる予告決定用カウンタのカウント値の変更が共通コマンドのうちの特定コマンドである変動パターン指定コマンドに基づいて行なわれるため、遊技制御用マイクロコンピュータ53側でデータ変更のために特別なコマンドを用意する必要がなく、コマンド数を削減することができるとともに予告報知演出内容の変更に関する遊技制御用マイクロコンピュータ53側の処理負担が軽減される。これにより、複数の演出制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800、ランプ制御用マイクロコンピュータ350、音制御用マイクロコンピュータ700)における遊技演出の同期制御のための遊技制御用マイクロコンピュータ53の制御負担をより一層軽減することができる。

0215

また、図19のS4〜S11に示したようなコマンド受信回数に基づく変更、EXTデータが奇数であることに基づく変更、EXTデータが4の倍数以外であることに基づく変更、EXTデータが8の倍数以外であることに基づく変更、その他の変更のような複数種類の変更方法を用いて、変動パターン指定コマンドの受信に応じた予告決定用カウンタのカウント値の変更が行なわれるので、予告決定用カウンタのカウント値の変更態様が変化に富むようになるため、予告報知演出の実行決定に用いられる予告決定用カウンタのカウント値のランダム性を向上させることができる。

0216

また、図17に示されるように、変動パターン指定コマンドの受信回数を示すデータに対応して加算値のデータが設定されたデータテーブルに基づいて、計数された変動パターン指定コマンドの受信回数から対応する加算値を求め、その加算値により、図19のS4に示されるように変動パターン指定コマンドの受信に応じた予告決定用カウンタの値の変更が行なわれるので、予告決定用カウンタのカウント値の変更データが変動パターン指定コマンドの受信回数により変化し得るため、予告報知演出の実行決定に用いられる予告決定用カウンタのランダム性を向上させることができる。

0217

また、図19のS2、S3に示されるように、予告決定用カウンタのカウント値の変更のために計数される変動パターン指定コマンドの受信回数が所定の上限値(254)となった場合に初期化されるので、前記複数の演出制御手段の各々において、変動パターン指定コマンドの受信回数の計数のためにRAMに必要となるデータ記憶容量を節約することができる。

0218

また、図18および図19のS4〜S11に示されるように、受信された変動パターン指定コマンドに含まれるEXTデータという数値データに基づいて予告決定用カウンタのカウント値が変更されるので、予告決定用カウンタのカウント値がEXTデータにより変化し得るため、予告報知動作の実行決定に用いられる予告決定用カウンタのカウント値のランダム性を向上させることができる。

0219

また、図19のS4〜S11に示されるように、予告決定用カウンタのカウント値の変更が、数値データに基づく複数種類の変更方法(図17図18参照)を選択的に用いて行なわれるので、変更方法式の多様化に基づいて、予告報知動作の実行決定に用いられる予告決定用カウンタのカウント値のランダム性を向上させることができる。

0220

また、図19の予告選択用カウンタ更新処理の実行条件について説明したように、予告報知演出を実行するか否かの決定に用いられる予告決定用カウンタのカウント値の変更が、変動パターンコマンドの受信に応じて予告報知演出を実行するか否かの決定が行なわれた後にされるので、予告報知演出を実行するか否かの決定に際して予告決定用カウンタのカウント値の変更完了を待たなくてもよくなる。このため、複数の演出制御手段間でのデータ処理速度の差により、予告報知演出の実行タイミング等の演出内容にばらつきが生じるのを防ぐことができ、複数の演出制御手段間での予告報知演出の同期を保証することができる。

0221

また、図19の予告選択用カウンタ更新処理に関連して説明したように、共通コマンドのうちの所定コマンドであるB1××(H)の受信に応じて予告決定用カウンタのカウント値が初期化されるので、複数の演出制御手段において、このコマンドが受信されるごとに予告決定用カウンタのカウント値が一斉に初期値に揃えられるため、たとえば、ノイズの侵入等により複数の演出制御手段間で予告報知演出の内容の同期がとれなくなった場合であっても、このコマンドの受信に応じて同期した状態に復帰させることができる。

0222

また、図19の予告選択用カウンタ更新処理に関連して説明したように、コマンドB1××(H)のような大当り状態の発生に関連して送信されるコマンドが、予告決定用カウンタのカウント値の初期化のために用いられるので、そのような初期化のために遊技制御用マイクロコンピュータ53側で特別なコマンドを用意する必要がないため、遊技制御用マイクロコンピュータ53の制御負担をより一層軽減することができる。

0223

また、図4図6図9図10に示されるように、センター可動部材10およびサイド可動部材18という複数の可動部材の動作の組合せにより遊技の演出のための動作が行なわれるため、遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0224

また、図5に示されるように、可動部材の動作態様として、少なくとも基本動作と発展動作とが含まれるため、可動部材の動作の展開の面で遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0225

また、図11に示されるように、可動部材の動作による演出動作が必ず実行される種類のリーチ演出であるリーチCの方が、可動部材の動作による演出動作が実行され得ない種類のリーチ演出であるリーチBよりも大当りになる期待度(信頼度)が高くされている。このため、可動部材による演出動作に重要性を付加することができ、その動作を見る遊技者の興趣を向上させることができる。

0226

また、図11に示されるように、リーチ表示の演出のうち大当りになる期待度(信頼度)が最も高いリーチ表示演出は、可動部材による演出動作が必ず実行される種類のリーチ演出であるリーチCである。このため、可動部材による演出動作に重要性を付加することができ、その動作を見る遊技者の興趣を向上させることができる。

0227

また、リーチAに関して前述したように、リーチ表示態様の演出に、リーチ演出動作による演出動作が実行される場合と、そのような演出動作が実行されない場合との両方の場合があるリーチAの演出が含まれているため、センター可動部材10およびサイド可動部材18による演出動作の有無の面で遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0228

また、センター可動部材10およびサイド可動部材18の動作態様に、遊技制御用マイクロコンピュータ53からのコマンドにより特定される演出動作およびあおり動作のような動作と、コマンドにより特定されない予告決定用カウンタのカウント値により決定される予告報知態様との両方が含まれるため、遊技制御用マイクロコンピュータ53と、可動部材を制御するランプ制御用マイクロコンピュータ350との間で、適当なバランスを保って制御負担を分けることができる。

0229

また、予告決定用カウンタのカウント値を用いて、表示制御用マイクロコンピュータ800により特別可変表示部9の表示態様の決定が行なわれ、ランプ制御用マイクロコンピュータ350によりセンター可動部材10およびサイド可動部材18の動作態様の決定が行なわれ、特別可変表示部9の表示および可動部材の動作が同期した演出が実行されるため、そのような動作の同期により、可動部材の演出動作による演出効果を向上させることができる。

0230

また、予告決定用カウンタのカウント値を用いて、ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちの可動部材制御機能によりセンター可動部材10およびサイド可動部材18の動作態様の決定が行なわれ、ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちのランプ制御機能によりランプの発光態様の決定が行なわれ、可動部材の動作およびランプの点灯パターンが同期した演出が実行されるため、そのような動作の同期により、可動部材の演出動作による演出効果を向上させることができる。

0231

また、予告決定用カウンタのカウント値を用いて、ランプ制御用マイクロコンピュータ350のうちの可動部材制御機能によりセンター可動部材10およびサイド可動部材18の動作態様の決定が行なわれ、音制御用マイクロコンピュータ700により音声の発生態様の決定が行なわれ、可動部材の動作および音声の発生が同期した演出が実行されるため、そのような動作の同期により、可動部材の演出動作による演出効果を向上させることができる。

0232

また、図2の構成に示されるように、ランプ制御用マイクロコンピュータ350にセンター可動部材10およびサイド可動部材18を制御する可動部材制御機能が含まれる等、ランプ制御機能と可動部材制御機能とを1つの制御用マイクロコンピュータ(1つの制御基板)に設けるため、ランプによる演出と可動部材による演出とを同期させる制御がしやすくなる。

0233

また、図2の構成のその他の例として前述したように、特別可変表示部9を制御する表示制御用マイクロコンピュータ800にセンター可動部材10およびサイド可動部材18を制御する可動部材制御機能が含まれる等、可変表示制御機能と可動部材制御機能とを1つの制御用マイクロコンピュータ(1つの制御基板)に設けるため、特別可変表示部9による演出と可動部材による演出とを同期させる制御がしやすくなる。

0234

また、図4図6を用いて説明したように、予告報知動作が、特別可変表示部9で大当りの表示態様となることを予告報知することであるため、大当りに対する遊技者の期待感を向上させることができる。

0235

また、図4図6の予告報知動作のその他の例として説明したように、予告報知動作が、特別可変表示部9でリーチ表示態様が表示されることを予告報知することであるため、リーチ表示に対する遊技者の期待感を向上させることができる。

0236

また、予告報知後の状態が、予告通りとなる場合とならない場合とがあるため、発展するか否かについて予告報知動作に遊技者を注目させることができ、さらに、図12(b)の予告態様2の信頼度と予告態様1の信頼度とを対比した場合のように、発展動作となる場合とならない場合とで予告通りとなる期待度が異なるため、予告報知動作の態様により遊技者の興趣を向上させることができる。

0237

また、図12(b)で予告態様2の信頼度>予告態様1の信頼度として示されるように、予告報知動作が、発展動作となる場合の方がならない場合よりも期待度が高くされているため、より一層予告報知動作に遊技者を注目させることができるとともに、予告報知動作の態様により遊技者の興趣をより一層向上させることができる。

0238

また、図4において示した予告態様1〜3と予告態様4との間で予告報知動作の開始タイミングが異なること等を前述したように、予告報知動作が、複数のタイミングから動作を開始することが可能であるとともに複数種類(予告態様1〜4)設けられ、図12の(b)に示されるように、予告報知動作開始タイミングごとおよび予告報知動作の種類ごとに予告通りの表示態様となる期待度が異なるように複数種類定められている(たとえば、予告態様1〜3と予告態様4とでは報知動作の開始タイミングが異なるとともに信頼度も異なり、予告態様1〜3のうちでも信頼度は異なる)ため、予告報知動作の演出態様を多様化することができ、その結果、大当りに対する遊技者の期待感を向上させるとともに遊技者の興趣を向上させることができる。

0239

また、図5に示された発展動作のように、予告報知動作が、特別変表示部9の表示態様に応じて行なわれる動作を含むため、予告報知動作に関する演出がより多様化でき、遊技の興趣を向上させることができる。

0240

また、図5に示された発展動作のその他の例として前述したように、予告報知動作は、基本動作を行なった以後の動作の開始タイミングの違いによって複数種類の発展動作を設定しているので、発展動作の機会が多様になるため、発展動作に対する遊技者の期待感を向上させることができる。

0241

図12において予告態様1〜4のうち特別変表示部9の更新表示開始時に動作を開始する予告態様4の信頼度が最も高いことを示したように、予告報知動作の複数の動作タイミングのうち特別変表示部9の表示態様が予告報知通りとなる期待度が最も高い動作タイミングは、特別図柄の可変表示が開始するタイミングであるため、特別変表示部9の可変表示が開始するタイミングで期待度が最も高い予告報知動作が行なわれるというような唐突な予告報知動作により遊技者の期待感を向上させることができる。

0242

また、信頼度が最も高い予告態様4のその他の例として、大当りの表示結果が導出される直前等の表示結果が導出されるタイミングに関連するタイミングで予告報知動作がされる場合を前述したように、特別変表示部9の表示結果が大当りとなるタイミングに近づくにつれて、特別変表示部9の表示態様が予告報知通りとなる期待度を高くしたため、特別変表示部9の表示結果が大当りとなるタイミングに近いタイミングで予告報知動作がされる場合には、そのような表示結果が大当りとなるタイミングタイミングから遠いタイミングで予告報知動作がされた場合と比べて、予告報知通りとなる期待度が高いため、遊技者の期待感を表示結果の導出タイミングに近づくまで持続させることができる。

0243

また、図4図6等に示したように、予告報知動作は、複数種類設けられ、少なくとも基本動作による予告報知動作と、該基本動作を行なった後にsらに動作が行なわれる発展動作による予告報知動作とを含む(図5図6参照)ため、予告報知動作の展開の面で遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0244

また、図12(b)の予告態様2の信頼度と予告態様1の信頼度とを比較してわかるように、基本動作による予告報知動作と発展動作による予告報知動作とで予告通りとなる期待度が異なるため、予告報知動作が発展するか否かに基づいて遊技者の興趣を向上させることができる。

0245

また、図12(b)で予告態様2の信頼度の方が予告態様1の信頼度よりも高いことが示されているように、基本動作による予告報知動作に比べて発展動作による予告報知動作の方が期待度が高くされているため、より一層予告報知動作に遊技者を注目させることができるとともに、予告報知動作の態様により遊技者の興趣をより一層向上させることができる。

0246

また、予告態様2、予告態様3として示されるように、発展動作による予告報知動作は、基本動作を行なった以後の動作の違い(たとえば、発展動作の長さ)によって複数種類設定され、該複数種類の発展動作による予告報知動作ごとに予告報知通りとなる期待度が異なる(図12(b)の予告態様2の信頼度と予告態様3の信頼度とを参照)ため、発展動作に遊技者の注目を集めることができるとともに発展動作に対する遊技者の期待感を向上させることができる。

0247

また、予告態様2の発展動作における特別可変表示部9の表示態様と予告態様3の発展動作における特別可変表示部9の表示態様とで表示態様が変わることを図6を用いて説明したように、特別可変表示部9は、発展動作による予告報知動作が実行される場合に、基本動作を行なった以後の動作に対応した表示態様を表示する。これにより、予告報知動作での発展動作における可動演出手段の動作と可変表示装置の表示との態様の組合せにより、予告報知動作に関する演出がより多様化でき、遊技の興趣を向上させることができる。

0248

また、図12(b)において各予告態様の信頼度を示したように、予告報知動作が、実行された後に大当り図柄の組合せの表示結果となる期待度が異なるように複数種類定められているため、可動演出手段の演出動作に遊技者を注目させるとともに遊技の興趣を向上させることができる。さらに、図12(c)においてあおり動作無しとあおり動作付きとで予告態様の信頼度を比較して示したように、予告報知動作は、後にあおり動作(接近演出動作)を行なう予告報知動作の方が、後にあおり動作(接近演出動作)を行なわない予告報知動作よりも期待度(信頼度)が高くなるように定められている。このため、可動演出手段の演出動作に遊技者を注目させるとともに遊技の興趣を向上させることができる。さらに、期待度と演出動作との関係に基づいて、演出動作を多様化することができ、その結果、遊技の興趣をより向上させることができる。

0249

また、図10に示されるように、あおり動作は、複数の可動部材(センター可動部材10およびサイド可動部材18)の動作の組合せによる動作であるため、遊技の演出が多種多様となり、遊技の興趣を向上させることができる。

0250

また、図10のあおり動作のその他の例として示したように、特別可変表示部9の表示態様が大当りの図柄の組合せに接近すること(より具体的には最終的に停止すると大当りとなる図柄(中図柄)が停止表示位置に接近すること)に合わせてあおり動作をする可動部材の数が増加する場合には、動作する可動部材の数に基づいて、大当りの図柄の組合せに近づくに従って遊技者の期待感を向上させることができるとともに、特別可変表示部9の表示結果が出るまで遊技者の期待感を持続させることができる。

0251

また、図10のあおり動作で大当りの図柄の組合せに接近すること(図10のあおり動作で特別可変表示部9の表示態様が大当りの図柄の組合せに接近すること、つまり、最終的に停止すると大当りとなる図柄(中図柄)が停止表示位置に接近すること)に合わせてセンター可動部材10およびサイド可動部材18の単位時間あたりの動作回数が増加する(動作が小刻みになる)ので、単位時間あたりの可動演出部材の動作回数の多さに基づいて、大当りの図柄の組合せに近づくに従って遊技者の期待感を向上させることができるとともに、特別可変表示部9の表示結果が出るまで遊技者の期待感を持続させることができる。

0252

次に、以上説明した実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1)可動演出手段(ランプ制御用マイクロコンピュータ350)は、可変表示装置(特別可変表示部9)の表示態様が所定の表示態様となることを予告報知する予告報知動作を実行可能である(図3図6の予告態様1〜4)。前記予告報知動作は、前記可変表示装置が大当りの表示態様となることを予告報知することである(図4図6参照)。

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