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技術 コンクリート柱状体補強方法

出願人 日本電信電話株式会社西日本電信電話株式会社エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社
発明者 平原敏行篠原哲夫山崎秀光金子亮一安永正志皆吉博保
出願日 2001年10月17日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2001-319429
公開日 2003年4月23日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2003-120046
状態 特許登録済
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 補強繊維シート 補強部分 コンクリート柱状体 補強作業 補強性能 赤外線透過 ポリアラミド繊維 FRP
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年4月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

接着樹脂硬化を待つ必要もなく、更に塗料を必要とせずに、非常に短時間で効率的かつ経済的にコンクリート柱状体補強を行い得るコンクリート柱状体補強方法を提供する。

解決手段

コンクリート柱状体1の外周面に接着樹脂3を塗布し、この塗布された接着樹脂3の上から鉄筋コンクリートよりも引張強度が十分に大きい補強繊維シート2を貼り付けて付着させるとともに、接着樹脂3を補強繊維シート2に含浸させ、接着樹脂3が硬化する前に、接着樹脂3の含浸した補強繊維シート2の上に紫外線透過防止および貼紙防止用合成樹脂シート6を貼り付ける。

概要

背景

電柱などのコンクリート柱状体補強する従来の方法について図2を参照して説明する。図2(a)に示すように、地面7に下端部を埋設されて固定されているコンクリート柱状体1の円で囲む基端部を補強するために、図2(b)に円内に拡大して示すように、まずコンクリート柱状体1の外周面接着樹脂3を塗布し、この塗布された接着樹脂3の上から鉄筋コンクリートよりも引張強度が大きい芳香性ポリアラミド繊維アラミド繊維)などからなる補強繊維シート2を巻回して付着させる。なお、このように接着樹脂3の上から補強繊維シート2を巻回すると、接着樹脂3が補強繊維シート2に含浸するとともに、補強繊維シート2の表面にも浸出してくる。

そこで、次に、この接着樹脂3が硬化するまでの間に、補強繊維シート2に含浸して、その表面に浸出してきた接着樹脂3にごみ等が付着したり、または人の服などにくっ付くことを防止するために、図2(c)に示すように、補強繊維シート2の上に合成樹脂フィルム4を貼り付けて覆うようにしている。

それから、このように合成樹脂フィルム4を貼り付けた後、接着樹脂3が硬化するのを待ち、接着樹脂3が硬化した後、合成樹脂フィルム4を剥がす。なお、接着樹脂3が硬化するには、例えば約8時間必要である。

このように接着樹脂3が硬化して、合成樹脂フィルム4を剥がすと、その下側で硬化した接着樹脂3の含浸した補強繊維シート2は両者一体となり、FRP強化プラスチック)状になっているが、このFRP状物の表面に赤外線透過防止対策として図2(d)に示すように塗料5を塗布する。

塗料5を塗布した後は、この塗料5が乾燥するのを例えば翌日以降まで待ち、塗料5が完全に乾燥した後、この塗料5の上に図2(e)に示すように貼紙防止用合成樹脂シート6を貼り付け、これによりコンクリート柱状体1の補強作業を完成している。なお、合成樹脂シート6は、例えば周辺第三者がコンクリート柱状体1にポスターなどの貼紙などをすることを防止するように表面が凹凸に形成されているものであるが、紫外線透過防止機能も有しているものである。

概要

接着樹脂の硬化を待つ必要もなく、更に塗料を必要とせずに、非常に短時間で効率的かつ経済的にコンクリート柱状体の補強を行い得るコンクリート柱状体補強方法を提供する。

コンクリート柱状体1の外周面に接着樹脂3を塗布し、この塗布された接着樹脂3の上から鉄筋コンクリートよりも引張強度が十分に大きい補強繊維シート2を貼り付けて付着させるとともに、接着樹脂3を補強繊維シート2に含浸させ、接着樹脂3が硬化する前に、接着樹脂3の含浸した補強繊維シート2の上に紫外線透過防止および貼紙防止用の合成樹脂シート6を貼り付ける。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、接着樹脂の硬化を待つ必要もなく、更に塗料を必要とせずに、非常に短時間で効率的かつ経済的にコンクリート柱状体の補強を行い得るコンクリート柱状体補強方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

コンクリート柱状体外周面接着樹脂を塗布し、この塗布された接着樹脂の上から引張強度が大きい補強繊維シートを貼り付けて付着させるとともに、接着樹脂を前記補強繊維シートに含浸させ、前記接着樹脂が硬化する前に、前記補強繊維シートの上に貼紙防止用シートを貼り付けることを特徴とするコンクリート柱状体補強方法

請求項2

前記補強繊維シートは、芳香性ポリアラミド繊維で形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンクリート柱状体補強方法。

請求項3

前記貼紙防止用のシートは、表面に凹凸が形成されている合成樹脂で形成されているとともに、紫外線透過防止機能も有することを特徴とする請求項1記載のコンクリート柱状体補強方法。

技術分野

0001

本発明は、電柱などのコンクリート柱状体補強するコンクリート柱状体補強方法に関する。

背景技術

0002

電柱などのコンクリート柱状体を補強する従来の方法について図2を参照して説明する。図2(a)に示すように、地面7に下端部を埋設されて固定されているコンクリート柱状体1の円で囲む基端部を補強するために、図2(b)に円内に拡大して示すように、まずコンクリート柱状体1の外周面接着樹脂3を塗布し、この塗布された接着樹脂3の上から鉄筋コンクリートよりも引張強度が大きい芳香性ポリアラミド繊維アラミド繊維)などからなる補強繊維シート2を巻回して付着させる。なお、このように接着樹脂3の上から補強繊維シート2を巻回すると、接着樹脂3が補強繊維シート2に含浸するとともに、補強繊維シート2の表面にも浸出してくる。

0003

そこで、次に、この接着樹脂3が硬化するまでの間に、補強繊維シート2に含浸して、その表面に浸出してきた接着樹脂3にごみ等が付着したり、または人の服などにくっ付くことを防止するために、図2(c)に示すように、補強繊維シート2の上に合成樹脂フィルム4を貼り付けて覆うようにしている。

0004

それから、このように合成樹脂フィルム4を貼り付けた後、接着樹脂3が硬化するのを待ち、接着樹脂3が硬化した後、合成樹脂フィルム4を剥がす。なお、接着樹脂3が硬化するには、例えば約8時間必要である。

0005

このように接着樹脂3が硬化して、合成樹脂フィルム4を剥がすと、その下側で硬化した接着樹脂3の含浸した補強繊維シート2は両者一体となり、FRP強化プラスチック)状になっているが、このFRP状物の表面に赤外線透過防止対策として図2(d)に示すように塗料5を塗布する。

0006

塗料5を塗布した後は、この塗料5が乾燥するのを例えば翌日以降まで待ち、塗料5が完全に乾燥した後、この塗料5の上に図2(e)に示すように貼紙防止用合成樹脂シート6を貼り付け、これによりコンクリート柱状体1の補強作業を完成している。なお、合成樹脂シート6は、例えば周辺第三者がコンクリート柱状体1にポスターなどの貼紙などをすることを防止するように表面が凹凸に形成されているものであるが、紫外線透過防止機能も有しているものである。

発明が解決しようとする課題

0007

上述した従来のコンクリート柱状体1の補強方法では、接着樹脂3が硬化するのを待ってから、合成樹脂フィルム4を剥がし、それから塗料5を塗布し、更に塗料5が乾燥するのを待ってから、合成樹脂シート6を貼り付けているが、まず接着樹脂3が硬化するまでに8時間程度待つ必要があり、更に塗料5が乾燥するまでに時間がかかるため、最後に合成樹脂シート6を貼り付けて、コンクリート柱状体の補強作業が完成するまでに、数日という非常に長い時間を要し、一日で終わらず、何日にもわたって現場に出かけて、作業を行う必要があり、非常に非効率的であり、非経済的であるという問題がある。

0008

また、上述したように、塗料5を塗布した塗装面は均一でないため、その表面の均一化を図るため、塗装表面の凹凸を削り取る作業も更に必要であり、非常に非効率的であった。

0009

更に、従来の方法では、接着樹脂3の含浸した補強繊維シート2上に貼り付けた合成樹脂フィルム4を剥がすという無駄な作業があるが、このような剥がすという作業が無駄であるばかりでなく、剥がした合成樹脂フィルム4を始末するごみの問題もある。

0010

本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、接着樹脂の硬化を待つ必要もなく、更に塗料を必要とせずに、非常に短時間で効率的かつ経済的にコンクリート柱状体の補強を行い得るコンクリート柱状体補強方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、コンクリート柱状体の外周面に接着樹脂を塗布し、この塗布された接着樹脂の上から引張強度が大きい補強繊維シートを貼り付けて付着させるとともに、接着樹脂を前記補強繊維シートに含浸させ、前記接着樹脂が硬化する前に、前記補強繊維シートの上に貼紙防止用のシートを貼り付けることを要旨とする。

0012

請求項1記載の本発明にあっては、コンクリート柱状体の外周面に接着樹脂を塗布し、この接着樹脂の上から引張強度が大きい補強繊維シートを貼り付けて付着させるとともに、接着樹脂を補強繊維シートに含浸させ、接着樹脂が硬化する前に、補強繊維シートの上に貼紙防止用のシートを貼り付けるため、従来に比較して、実質的作業時間を大幅に短縮でき、作業の効率化および経済化を図ることができるとともに、長期間にわたる十分な補強性能も得られ、更に貼紙防止も完全である。

0013

また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記補強繊維シートが、芳香性ポリアラミド繊維で形成されていることを要旨とする。

0014

請求項2記載の本発明にあっては、補強繊維シートは芳香性ポリアラミド繊維で形成され、十分な補強性能を得ることができる。

0015

更に、請求項3記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記貼紙防止用のシートが、表面に凹凸が形成されている合成樹脂で形成されているとともに、紫外線透過防止機能も有することを要旨とする。

0016

請求項3記載の本発明にあっては、貼紙防止用のシートは表面に凹凸が形成されている合成樹脂で形成されているとともに、紫外線透過防止機能を有するため、コンクリート柱状体への貼紙を適確に防止することができるとともに、紫外線透過も適確に防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るコンクリート柱状体補強方法を説明するための図である。この実施形態のコンクリート柱状体補強方法では、図1(a)に示すように、地面7に埋設されて固定されている例えば直径約40cm、高さ16mの鉄筋コンクリート製の電柱などであるコンクリート柱状体1の根本から約2.5m上部の円で囲む基端部を補強するために、図1(b)に円内に拡大して示すように、まずコンクリート柱状体1の外周面に例えばエポキシ系の接着樹脂3を塗布し、この塗布された接着樹脂3の上から鉄筋コンクリートよりも引張強度が大きい芳香性ポリアラミド繊維(アラミド繊維)などからなる補強繊維シート2を例えば2層に貼り付けて付着させる。なお、このように接着樹脂3の上から補強繊維シート2を貼り付けると、接着樹脂3が補強繊維シート2に含浸して、補強繊維シート2の表面にも浸出してくるが、本実施形態では更に補強繊維シート2の上から接着樹脂3を上塗りして、更に補強繊維シート2への接着樹脂3の含浸を確実にする。

0018

このように補強繊維シート2からなる2層の補強層を形成した後、接着樹脂3が硬化する前に、図1(c)に示すように、接着樹脂3が含浸した補強繊維シート2の上に樹脂などからなる合成樹脂シート6を貼り付けて、本実施形態の実質的作業を終了する。なお、この合成樹脂シート6は、紫外線透過防止および貼紙防止機能を有するものであり、その表面には凹凸が形成されていて、この凹凸により例えばポスターなどの貼紙を貼り付けることができないようになっている。仮に、貼紙を貼ったとしても、合成樹脂シート6の凹凸によりすぐに剥がれてしまうようになっている。

0019

上述したように、接着樹脂3が含浸した補強繊維シート2の上に合成樹脂シート6を貼り付けるまでの作業で本実施形態のコンクリート柱状体補強方法の実質的作業は完了し、後は単に接着樹脂3が硬化するのを自然にまかせればよいものであるが、ここまでに実質的に要する作業時間は例えば3時間程度というように非常に短い時間であり、従来のように接着樹脂が硬化するまでの待ち時間と塗料が乾燥するまでの待ち時間を含んで例えば数日という長い時間を必要とすることなく、作業を非常に短時間で効率的に完了することができるとともに、また接着樹脂3が含浸した補強繊維シート2の上に合成樹脂シート6を貼り付けることにより、接着樹脂3が十分に硬化した後は、補強部分は完全にFRP化し、長期間にわたって十分な補強性能を有していることがわかった。

0020

なお、上記実施形態では、コンクリート柱状体1の基端部に本実施形態のコンクリート柱状体補強方法を施している場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは勿論のことである。また、コンクリート柱状体1は円形である必要はなく、任意の形状のものでよいものである。

発明の効果

0021

以上説明したように、本発明によれば、コンクリート柱状体の外周面に接着樹脂を塗布し、この接着樹脂の上から引張強度が大きい補強繊維シートを貼り付けて付着させるとともに、接着樹脂を補強繊維シートに含浸させ、接着樹脂が硬化する前に、補強繊維シートの上に貼紙防止用のシートを貼り付けるので、従来に比較して、実質的に作業時間を大幅に短縮でき、作業の効率化および経済化を図ることができるとともに、長期間にわたる十分な補強性能も得られ、更に貼紙防止も完全である。

0022

また、本発明によれば、貼紙防止用のシートは表面に凹凸が形成されている合成樹脂で形成されているとともに、紫外線透過防止機能を有するので、コンクリート柱状体への貼紙などを適確に防止することができ、仮に貼紙などが貼られたとしてもすぐに剥がれてしまうとともに、また紫外線透過も適確に防止することができ、長期間にわたる補強効果を得ることができる。

図面の簡単な説明

0023

図1本発明の一実施形態に係るコンクリート柱状体補強方法を説明するための図である。
図2従来のコンクリート柱状体補強方法を説明するための図である。

--

0024

1コンクリート柱状体
2補強繊維シート
3接着樹脂
6 合成樹脂シート

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