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技術 支 柱

出願人 コクヨ株式会社
発明者 田中康博赤松広道
出願日 2001年10月10日 (20年4ヶ月経過) 出願番号 2001-312992
公開日 2003年4月23日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2003-119880
状態 特許登録済
技術分野 建築構造一般 建築構造の接合一般
主要キーワード アジャスタ部材 強電配線 空間モジュール 配線引き出し用 支持桿 配線態様 円形天板 チャネル材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年4月23日)のものです。
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図面 (9)

課題

床下や天井から引き出した配線分類して収容し得る有用な多数の配線案内機能を有する支柱を提供する。

解決手段

支柱2に、床面Fに起立姿勢で配置される支柱本体3と、支柱本体3に装着されるカバー6とを具備させて、支柱本体3とそれに装着したカバー6との間に、支柱本体3の長手方向に沿って延び相互に仕切られた複数の空間S1、S2を形成するべく、支柱本体3を、その中核となる中心体4と、中心体4から外方に向けて突出して上下に延びる複数のアーム5とから構成し、各アームの5基端部51aと先端部52との間における中間位置に、カバー取付部53を形成した。

概要

背景

近年のOA化推進に伴って、オフィス内には多くの配線溢れかえるようになっている。特に床下から立ち上げた配線や、天井から室内に引き下ろした配線の引き回しは、オフィス空間に見苦しい形で露出しがちであり、配線が通路横断していたり天井からぶら下がっているとオフィスの機能低下や不慮の事故の原因ともなりかねない。

一方、最近では、オフィスの床面に起立させた複数の支柱横架材を支持させて、パネル収納棚天板等のオプション部材を配置することで特定の作業空間を形成するようにしたものが知られてきている。このような構成の作業空間は、オフィスレイアウトフレキシブルに行い得ることで注目されているが、作業空間を構築する支柱に配線案内機能を持たせることによって、配線を露出させないすきりとしたオフィス空間を形成することも考えられている。

その他にも、例えばデスクにはコンピュータ照明器具等、特に多くの配線を要する設備が配置されることから、デスクの天板を支持する脚支柱の内部に床下から立ち上げた配線を案内させるようにしたものも考えられている。

このような構成の支柱や脚支柱では、その内部を上下に連通して延びる一つの空洞として、その空洞を配線案内路として利用したり、支柱(脚支柱を含む)を支柱本体とその一縁部に沿って装着されるカバーとから構成し、支柱本体とカバーとの間に配線案内路となる空間を形成するようにしたものが一般的である。

概要

床下や天井から引き出した配線を分類して収容し得る有用な多数の配線案内機能を有する支柱を提供する。

支柱2に、床面Fに起立姿勢で配置される支柱本体3と、支柱本体3に装着されるカバー6とを具備させて、支柱本体3とそれに装着したカバー6との間に、支柱本体3の長手方向に沿って延び相互に仕切られた複数の空間S1、S2を形成するべく、支柱本体3を、その中核となる中心体4と、中心体4から外方に向けて突出して上下に延びる複数のアーム5とから構成し、各アームの5基端部51aと先端部52との間における中間位置に、カバー取付部53を形成した。

目的

以上のような問題を解消するために本発明は、床下や天井から引き出した配線類を分類して収容し得る有用な配線案内機能を付与することを主たる目的とした支柱を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

床面に起立姿勢で配置される支柱本体と、該支柱本体に装着されるカバーとを具備してなり、支柱本体とそれに装着したカバーとの間に、支柱本体の長手方向に沿って延び相互に仕切られた複数の空間を形成するようにしたものであって、支柱本体を、該支柱本体の中核となり床面に起立姿勢で配置される中心体と、中心体から外方に向けて突出し中心体に沿って上下に延びる複数のアームとから構成し、各アームの基端部と先端部との間における中間位置に、前記カバーを装着し得るカバー取付部を形成していることを特徴とする支柱。

請求項2

カバーをカバー取付部に着脱可能に装着し得るようにしていることを特徴とする請求項1記載の支柱。

請求項3

カバーが弾性変形可能な素材からなるものであり、その弾性変形を利用してカバーを支柱本体に着脱するようにしていることを特徴とする請求項2記載の支柱。

請求項4

カバーを、隣接する一対のアームにおいて相互に対面する位置にあるカバー取付部同士に係合させて取り付け得るようにしていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の支柱。

請求項5

カバーの両側端部間における幅方向中間部に、前記隣接するアームそれぞれのカバー取付部と係合し得る一対の被取付部を内向きに突出させて形成していることを特徴とする請求項4記載の支柱。

請求項6

カバーの両側端部を、前記アームの先端部よりも前方に位置付けていることを特徴とする請求項5記載の支柱。

請求項7

カバーを装着した状態で、隣接するカバーの側端部同士の間におけるアームの一部にオプション部材取付部を形成していることを特徴とする請求項6記載の支柱。

請求項8

オプション部材取付部が、上下に連続して延び外方に向けて開口するようにアームの先端部に形成した連続溝を具備していることを特徴とする請求項7記載の支柱。

請求項9

前記連続溝がその開口縁部よりも内部の方が幅寸法の広い形状を有し、連続溝の開口縁部を起立姿勢で通過させて位置付けた内部で水平軸周りに一方向へ回転させることによって開口縁部からの抜け出し規制されるナット部材に対して前記オプション部材を該オプション部材側からネジ止めにより取り付け得るように構成していることを特徴とする請求項8記載の支柱。

請求項10

中心体の周囲に、それぞれ同一形状をなす前記複数のアームを等間隔で突出させていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の支柱。

技術分野

0001

本発明は、配線空間等として利用することができ、またオプション部材を取り付けることもできる支柱に関するものである。

背景技術

0002

近年のOA化推進に伴って、オフィス内には多くの配線溢れかえるようになっている。特に床下から立ち上げた配線や、天井から室内に引き下ろした配線の引き回しは、オフィス空間に見苦しい形で露出しがちであり、配線が通路横断していたり天井からぶら下がっているとオフィスの機能低下や不慮の事故の原因ともなりかねない。

0003

一方、最近では、オフィスの床面に起立させた複数の支柱に横架材を支持させて、パネル収納棚天板等のオプション部材を配置することで特定の作業空間を形成するようにしたものが知られてきている。このような構成の作業空間は、オフィスレイアウトフレキシブルに行い得ることで注目されているが、作業空間を構築する支柱に配線案内機能を持たせることによって、配線を露出させないすきりとしたオフィス空間を形成することも考えられている。

0004

その他にも、例えばデスクにはコンピュータ照明器具等、特に多くの配線を要する設備が配置されることから、デスクの天板を支持する脚支柱の内部に床下から立ち上げた配線を案内させるようにしたものも考えられている。

0005

このような構成の支柱や脚支柱では、その内部を上下に連通して延びる一つの空洞として、その空洞を配線案内路として利用したり、支柱(脚支柱を含む)を支柱本体とその一縁部に沿って装着されるカバーとから構成し、支柱本体とカバーとの間に配線案内路となる空間を形成するようにしたものが一般的である。

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、OA機器や照明器具等の電力線、社内LAN等の通信線、OA機器同士の接続ケーブルなど、多種類の配線が混在して同時に使用される昨今の事情を考慮すると、上述のように配線案内路を一つしか備えていない構成の支柱や脚支柱であると配線を種類や目的ごとに分類することが困難であるため、一見しただけではどれが何の配線であるのか判断することが難しい。特に配線類には、それが使用される機器によって情報用又は通信用電力用に分類され、それらは弱電用と強電用とに区別されており、それぞれに対応するコンセントも区別して設けられているのが通常である。そのため、配線類を無秩序に配線案内路に格納するのではなく、種類ごとに異なる配線案内路に区別して収納したい、できれば使用態様に応じてユーザー自身で自由に配線を変更したいという、ユーザー側の要望もある。さらに、支柱内部に形成した配線案内路に配線を通したりその配線を取り出したりするには、支柱を持ち上げたり傾けたりする必要が生じるため、作業が大がかりとなり極めて煩雑である。

0007

以上のような問題を解消するために本発明は、床下や天井から引き出した配線類を分類して収容し得る有用な配線案内機能を付与することを主たる目的とした支柱を提供するものである。

課題を解決するための手段

0008

すなわち、本発明の支柱は、床面に起立姿勢で配置される支柱本体及びそれに装着されるカバーとを備え、支柱本体とそれに装着したカバーとの間に、支柱本体の長手方向に沿って延び相互に仕切られた複数の空間を形成するようにした基本的構成を有し、支柱本体を、その中核となり床面に起立姿勢で配置される中心体と、中心体から外方に向けて突出し中心体に沿って上下に延びる複数のアームとから構成し、各アームの基端部と先端部との間における中間位置に、前記カバーを装着し得るカバー取付部を形成していることを特徴とするものである。

0009

支柱としては、横架材等を支持して所定の作業空間を形成する構造物の支柱、デスクやテーブルの脚支柱、パーティションパネル等を支持する支柱など、種々の支柱一般に適用することができるが、上記のような構成の支柱であれば、支柱本体とカバーとの間において相互に仕切られた複数の空間をそれぞれ配線案内路として利用することができるため、少なくとも床下から引き出して立ち上げられる電力線や通信線等の複数種ある配線類を好適に分類して収容しておくことができ、それらをカバーによって隠蔽することで外部から隠すことができるようになる。その結果、オフィス等の室内空間をすっきりとさせることができ、作業効率の向上や事故の防止を有効に図ることもできる。また、支柱が、その上端部が天井付近まで届くようなものであれば、天井から引き出した配線類も分類して収容することができるようになる。

0010

特にアームの基端部と先端部との中間位置にカバー取付部を形成しているため、アームの基端側及び支柱本体とカバーとの間に形成される空間に加えて、アームの先端側とカバーとの間にも新たに空間を形成することができ、それら多くの空間を配線案内路として好適に用いることができるようになり、配線の種類ごとに分類してそれぞれ別々の配線案内路に格納するようにすることで、多様な配線態様を実現することができるようになる。ここで、カバー取付部を形成する中間位置は、アームのうち基端部と先端部とを除く何れの箇所であってもよく、必ずしも基端部と先端部との中央であるとは限らない。仮に、アームの基端部にカバー取付部を形成したり、中心体にアームとは別個にカバー取付部を形成したとすると、カバー取付部の先端部をアームの先端部近傍まで延ばす必要が生じ、その場合にはカバー取付部を作製するための材料がそれだけ多く必要となるためコスト高になり、またカバー取付部の水平方向長さが極端に長いとカバーの装着時に変形が生じやすくなるなどの不具合が考えられるが、本願発明のようにアームの中間位置にカバー取付部を設定することで、このような不具合は一挙に解消される。

0011

特に支柱を設置した後でも、前記空間に配線類を容易に出し入れでき、メンテナンスも容易に行い得るようにするためには、カバーを支柱本体に着脱可能に装着するようにすることが好ましい。さらに、カバーの支柱本体に対する着脱を容易なものとするためには、カバーを弾性変形可能な素材からなるものとして、その弾性変形を利用して着脱するようにすることが有効である。

0012

配線案内路として有効に利用できる空間を好適に形成するためのカバー側の支柱本体に対する好ましい取付態様としては、カバーを、隣接する一対のアームにおいて相互に対面する位置にあるカバー取付部同士に係合させて取り付け得るようにしたものが挙げられる。具体的には、カバーの幅方向中間部に、隣接するアームそれぞれのカバー取付部と係合し得る一対の被取付部を内向きに突出させて形成するとよい。この場合、単一のカバーを用いて一対のアーム間に複数の区画された空間を形成するには、カバーの両側端部をアームの先端部よりも前方に位置付けていることが有効である。一方、このような支柱に、天板、、パネル、照明器具等のオプション部材を取り付けて、会議室グループあるいは個人用スペースとしてフレキシブルなオフィス空間を形成し得るようにするためには、カバーを装着した状態で、隣接するカバー同士の間におけるアームの一部にオプション部材取付部を形成することが有効である。このようにすることで、支柱に形成した空間内の配線類に影響を与えることなくオプション部材を取り付けることができるようになる。

0013

このような場合、オプション部材の取付高さ位置を自由に変更できるようにするためには、オプション部材取付部が、上下に連続して延び外方に向けて開口するようにアームの先端部に形成した連続溝を備えるようにすることが望ましい。このような連続溝に対応して、簡単にオプション部材を取り付けられる好適な具体的構成としては、連続溝がその開口縁部よりも内部の方が幅寸法の広い形状を有し、連続溝の開口縁部を起立姿勢で通過させて位置付けた内部で水平軸周りに一方向へ回転させることによって開口縁部からの抜け出し規制されるナット部材に対して前記オプション部材を該オプション部材側からネジ止めにより取り付け得るようにしたものが挙げられる。

0014

以上のような構成の支柱を、鉛直軸周りの方向を問わずに配置し得るようにして、施工の簡便化を図り得る具体例には、中心体の周囲に、それぞれ同一形状をなす前記複数のアームを等間隔で突出させた構成のものが挙げられる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。

0016

図1は、本実施形態の支柱2を床面Fに複数起立状態で配置するとともに、隣接する支柱2の上端部間に横架材8を支持させて形成した構造体1によって、オフィス空間に所定の作業空間、いわゆる作業空間モジュールを形成したものを示している。支柱2には、オプション部材として棚用の円形天板10を取り付けられるようにしているが、オプション部材にはその他にもデスク用の天板10xや照明器具10y等も取り付け得ることができる。

0017

まず、支柱2の具体的構成について説明する。

0018

この支柱2は、図2及び図8に示すように、アルミ押し出し成形材を所定の長手寸法に切断することによって長手方向に沿って各部等断面形状をなすようにした支柱本体3と、その支柱本体3に着脱可能に装着されるカバー6とからなるものである。

0019

支柱本体3は、その中核部分をなし中心に位置付けられる中心体4と、中心体4から四方に延ばした四本のアーム5とを一体成形したものである。中心体4は、平断面視概略正方形角パイプ状をなすもので、支柱本体3に対応する長手寸法を有している。アーム5は、いずれも同一形状を有し中心体4と略同一の長手寸法を有しており、それぞれ中心体4の四つの起立壁41における外向面により構成される各四隅をそれぞれ基端部51aとして中心体4の平断面形状である正方形対角線に沿って外方に向けて延びる平板状のアーム本体51と、アーム本体51の先端部を二股分岐させた一対の先端部52と、アーム本体51の基端部51aと先端部52との中間位置において外方に向けて相互に約90°をなして開くように突出させた板状をなす一対のカバー取付部53とを備えている。なお、この支柱本体3は、図示しないが下端部において中心体4の中央部に挿入した固定ナットに床面F側から突出させたボルト止着することにより床面Fに固定している。

0020

先端部52は主として、アーム本体51の先端から平面視クランク状をなして複数箇所屈曲させた第1の起立壁521と、第1の起立壁521の基端部から中心体4の一起立壁41と略平行するようにごく短く延ばした第2の起立壁522とから構成される。また、前記第1の起立壁521には、同一のアーム本体51から突出する他方の先端部52における第1の起立壁521と相寄る方向に突出する板状の突出壁523を形成して、これら突出壁523と二つの第1の起立壁521とによって囲まれる空間に平面視矩形状をなして上下に延びる連続溝54を形成している。この連続溝54は、前記一対の突出壁523の先端間を通じて外部に開放されているため、その開口縁部54aよりも内部の方が広がった形状となっている。また、連続溝54よりもさらにアーム本体51側の部位は、アーム本体51の先端と一対の第1の起立壁521の基端部とによって平面視コ字形に囲まれ連続溝54に対して開放されて上下に延びる溝部55を形成している。そして、これら突出壁523、連続溝54及び溝部55によって、オプション部材取付部Xを構成している。

0021

カバー取付部53は、いずれもアーム本体51の基端部から先端側へ向けて所定距離偏位した位置においてそのアーム本体51と約45°の角度をなして、すなわち中心体4の起立壁41に対して略垂直に延びる薄板状のものであり、その先端部の一部はさらに平面視「く」の字形に屈曲させて、上下に延びる凹部53aを形成している。

0022

カバー6は、アーム5の一方の第2の起立壁522の基端部からそれに隣接するアーム5の第2の起立壁522までの幅寸法を有し支柱本体3よりも若干短い高さ寸法を有するカバー本体61と、カバー本体61の後向面から前記中心体4に向けて突出させた一対の突出壁62とを一体に成形した弾性変形可能な合成樹脂製の部材である。カバー本体61は、外側に向けて凸となるように若干湾曲させており、両側端部を斜め後方に向けて内側へ屈曲させた屈曲部61aを形成し、この屈曲部61aをアーム5の第1の起立壁521の先端部ないしは第2の起立壁522の基端部の前方に位置付けるようにしている。また、突出壁62は、隣接するアーム5のカバー取付部53同士の対向面に沿ってそれぞれ延びるもので、それらの先端部もそれぞれ外側方に向けて屈曲させて爪部62aを形成しており、この爪部62aをそれぞれカバー取付部53の凹部53aに係合させるようにしている。すなわち、この突出壁62は、カバー6が支柱本体3に取り付けられる際の被取付部として機能するものである。

0023

このような構成に基づいて、一対の爪部62aをそれぞれアーム5のカバー取付部53に対して素材の弾性を利用して係合させることによりカバー本体61を扁平に弾性変形させてカバー6を装着すると、中心体4の一起立壁41、隣接する一対のアーム本体51の基端部51a側、一対のカバー取付部53、カバー本体61の幅方向中央部、一対の突出壁62によって包囲されそれぞれ上下に延びる四つの第1の空間S1が形成されることになる。またこの第1の空間S1の両側部には、隣接する一対のアーム5間には、アーム本体51の先端部側及び先端部52、カバー取付部53、カバー本体61、突出壁62によって包囲される第2の空間S2がそれぞれ形成される。このとき各アーム本体51は、隣接する第1の空間S1同士を区画する隔壁として機能し、またカバー取付部53及び突出壁62は、隣接する第1の空間S1と第2の空間S2とを区画する隔壁として機能している。なお、カバー本体61の屈曲部61aと突出壁62との間には、カバー6を支柱本体3に装着した状態でアーム5の第2の起立壁522の前面に前方からわずかに接するように後方に向けて突出させた複数のリブ63を設けており、カバー6の装着時における安定化を図っている。また、床面Fにおける支柱2を配置すべき個所には図示しないが配線引き出し用の穴を開けて、その穴と支柱2の第1及び第2の空間S1、S2とを連通させるようにしている。さらに、カバー6を装着した状態では、カバー本体61の両側端部に形成した屈曲部61aはアーム5の何れの部位にも接しておらず、寧ろ第1の起立壁521の先端部ないし第2の起立壁522との間に若干の隙間sが生じている。

0024

このような構成の支柱2に支持される横架材8は、図3に示すように両側端部を開口させたチャネル材であり、隣接する支柱2の上端部にそれぞれ取り付けた連結部材9を介して両支柱2に支持されている。連結部材9は、支柱2の上端部に取り付けた図示しないアジャスタ部材に対して上下移動させた任意の位置で固定できるようになっており、隣接する支柱2同士の間で各連結部材9を上下動作させることで横架材8を水平に保つようにしている。そのために、連結部材9には隣接する支柱2に向けて突出する突起部91を形成しており、これら突起部91に横架材8を上方から落とし込んで載せるようにしている。また、横架材8の上面には、配線類を載せられるように長手方向に延びる案内溝81を形成している。そして、支柱2に形成された空間Sを、天井付近の空間や横架材8の内部又は案内溝81に連通させるように、連結部材9にはそれぞれ開口窓92、93を形成している。なお、外部から連結部材9等を隠すため、支柱2の上端部には図1に示すようなコーナーカバー13を被せている。

0025

次に、支柱2の中間高さ位置において、オプション部材取付部Xに図1に示す円形天板10をオプション部材として取り付ける場合について、図4図7を参照して説明する。

0026

この円形天板10は、支柱2を中心部に挿通させた平面視ドーナツ形をなすもので、その形状を直径方向に均等に二分割した形状の一対の天板要素10a、10bを接合してなるものである。各天板要素10a、10bは、オプション部材取付部Xにおける連続溝54に位置付けたナット部材12にボルトBによって固定される取付部材11によって支持されている。取付部材11は、支柱2の隣接するカバー6の側端部間距離よりも若干小さい幅寸法を有する起立板111と、この起立板111からV字形に広がって斜め上方に延びる二つの支持桿112、113と、各支持桿112、113の上端部に略水平な姿勢で取り付けられ天板要素10a、10bを下方から支持する水平板114とからなる。起立板111には上端部及び下端部にそれぞれボルトBを厚み方向に挿通し得る貫通孔111aを形成している。支持桿112、113は起立板111に支持される基端部の高さ位置を相互に異ならせるとともに、水平板114を前端部側、後端部側でそれぞれ支持するようにしている。水平板114は、平面視台形状をなすもので、下方から天板要素10a、10bにネジ止めするようにしている。このような取付部材11を支柱2の四つのオプション部材取付部Xにそれぞれ配置して、隣接する二つの取付部材11によって一つの天板要素10a、10bをそれぞれ支持するようにしている。

0027

一方、ナット部材12は、前記連続溝54の開口縁部54aよりも若干小さい幅寸法と、連続溝54の内部における幅寸法に略等しい高さ寸法と、連続溝54の奥行き寸法に略等しい厚み寸法を有し、中央部に前記ボルトBの先端部を止着し得るネジ孔12aを形成した板状の部材であって、正面視した場合長方形の一対角部分を斜めに切除したような扁平な六角形状をなしている。そして、図7に示すように、このナット部材12を長手方向を上下方向に一致させた姿勢で連続溝54の開口縁部54aを通過させて連続溝54内に位置付け、その位置で同図に矢印a方向で示すように時計回りに回転させて姿勢を水平軸周りに90°変更した状態にして、前記取付部材11の起立板111の貫通孔111aに挿入したボルトBをナット部材12のネジ孔12aに止着するようにしている。この状態で、ナット部材12と起立板111との間に突出壁523を共締めにして挟み込んでいる。なお、ここでは一つの起立板111に対してナット部材12を二個使用している。また、ボルトBの先端部Baは連続溝54の奥方の溝部55内に逃がすようにしている。さらに、ボルトBの頭部と起立板111との間には、リング状の座金Wを配置している。

0028

以上のように、本実施形態の支柱2は、支柱本体3とそれに装着したカバー6との間に、上下に延び相互に仕切られた複数の空間S1、S2を形成しているので、図8想像線で示すように、床面Fから立ち上げたり天井から引き下ろした電力線や通信線等の種々の配線類H1、H2をそれら各空間S1、S2に分類して通すことができ、各空間S1、S2を好適な配線案内路として利用することが可能である。この場合、例えば第1の空間S1には電力供給用強電配線H1を格納するとともに、第1の空間S2には情報通信用の弱電配線H2を格納し、それらをカバー取付部53及び突出壁62によって仕切るようにすることで、種類別の配線を容易に行うことができる。また、図1に示すように、カバー6に、カバー本体61の一部を切り欠いてその位置に電力用コンセントC1や情報コンセントC2等を設け、支柱2の内部で前記配線類H1、H2とコンセント類C1、C2とを接続することで、配線関係において使い勝手が良く外観も優れた極めて有用な支柱2を構成することができる。特に本実施形態の支柱2は、横架材8等と共にオフィス内の作業空間を形成する構造物1に適用しているため、特に多くの配線類Hを使用することが予想されるが、このような支柱2によって配線類H1、H2を分類して案内しそれらをカバー6によって隠蔽することで、オフィス空間をすっきりとしたものとすることができ、作業効率の向上や事故の防止を有効に図ることが可能である。また、支柱2に案内させた配線類Hを横架材8にも案内させて、他の支柱2へと引き回すことも可能である。

0029

また、カバー6は支柱本体3に着脱できるため、支柱本体3の設置後でもカバー6を取り外せば前記空間Sに収容された配線類Hが露出されることになり、容易に配線作業やメンテナンスを行うことができる。さらにこのカバー6は、合成樹脂製の弾性変形可能な素材からなるものであるので、その弾性変形を利用すれば容易に支柱本体3に着脱することができ、また装着後は簡単には脱落しないようにすることもできる。

0030

支柱本体3の具体的構成は、その中核となる中心体4と、中心体4から外方に向けて突出する四つのアーム5とから構成したものであり、アーム5の延出方向における中間位置にカバー取付部53を形成して、隣接するアーム5のカバー取付部53同士にカバー6を装着するようにしているため、簡単な構成の支柱本体3にカバー6を容易に装着することができ、また支柱本体3とカバー6との間に好適な空間S1を形成しつつアーム本体51に隣接する空間S同士を仕切る隔壁としての機能を付与することが容易である。

0031

より具体的には、カバー6側には被取付部たる突出壁62を一対形成してこれをカバー取付部53に係合させるようにしており、さらにカバー本体61の両側端部をアーム5の先端部の前方に位置付けているため、カバー6を支柱本体3に装着すると、前記空間(第1の空間)S1に加えてその両側方に第2の空間S2をも形成することができる。したがって、支柱2には、第1の空間S1が4つ、第2の空間S2が8つ形成される。すなわち、一つの支柱本体3と4つのカバー6によって合計12の配線案内路として利用し得る空間H1、H2が得られるので、種類ごとに分別した配線の格納が極めて好適に行える。特にカバー6の突出壁62とカバー取付部53とを相対向させているため、カバー6の装着時にはカバー6を取付方向すなわち中心体4側へ押圧するだけの極めて簡単な動作で突出壁62とカバー取付部53とが係合することになり、容易に装着作業を行うことができる。逆に、カバー6の取り外しも極めて容易に行うことができる。

0032

一方、隣接するアーム5同士の間に露出されるアーム5の先端部には、カバー6を装着した状態で前記円形天板10等のオプション部材を取り付け得るオプション部材取付部Xを形成しているので、支柱2の配線案内機能には影響を与えることなく、しかもその都度カバー6を取り外すこともなく円形天板10等を支柱2に取り付けて、極めて使い勝手のよいオフィス空間を容易に構築できる。

0033

さらに、このオプション部材取付部Xは、外方に向けて開口し上下に延びる連続溝54を備えているため、その連続溝54に対して自由な高さ位置に円形天板10等を取り付けられることになり、オフィス空間のレイアウトの変更も容易である。そして、連続溝54を開口縁部54aよりも内部の幅寸法の方を広げて、その開口片部54aを通過させたナット部材12を連続溝54の内部で水平軸周りに一方向へ回転させることによって開口縁部54aから抜け出ないようにした上で、ナット部材12に円形天板10等のオプション部材をボルトBで止着するようにしているため、支柱2に対する自由な高さ位置で円形天板10等を極めて簡単且つ安定的に取り付けることが可能である。

0034

さらに支柱本体3は、中心体4の周囲に同一形状の四つのアーム5を等間隔で突出させているので、支柱2を鉛直軸周りの方向を問わずに配置することができ、また支柱2の周囲にいずれも同じ状態で横架材8や円形天板10等を支持させることができるようになり、施工作業の簡便化や部材の共通化を図ることが可能である。

0035

なお、本発明は上記実施例に限られず、例えばオプション部材として前記円形天板10の他に、図1に示すようなデスク用の天板10xや照明器具10y等、種々のものを円形天板10と同様の構成によって取り付けることができる。

0036

さらに本発明の支柱は、デスクの天板を支持する脚支柱やパーティションパネルの支柱等、いわゆる支柱一般に適用することができるものである。その他、支柱本体やカバーの形状や構成、カバー取付部のアームに対する突出方向や配置位置等、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

発明の効果

0037

本発明は、以上詳述したように、支柱を、床面に起立姿勢で配置される支柱本体と、該支柱本体に装着されるカバーとの間に、支柱本体の長手方向に沿って延び相互に仕切られた複数の空間を形成し、それら空間を配線案内路として利用し得るようにしたものである。そして、カバーを装着するに当たって、支柱本体の中核となる中心体から外方に向けて突出し中心体に沿って上下に延びる複数のアームを設け、各アームの基端部と先端部との間における中間位置にカバー取付部を形成した構成を有している。このため、支柱として横架材等を支持して所定の作業空間を形成する構造物の支柱やデスクやテーブルの脚支柱等として適用すれば、少なくとも床下から引き出して立ち上げられる電力線や通信線等の種々の配線類を好適に分類して収容しカバーによって隠蔽した状態にして、オフィス等の室内空間をすっきりとさせることができ、さらには作業効率の向上や事故の防止を有効に図ることが可能である。さらに、支柱が、床面から天井付近まで延びるものであれば、同様に天井から引き出した配線類も分類して収容することができる。特にカバー取付部は、アームの中間位置に設けられていることから、アームの基端側及び支柱本体とカバーとの間にや、アームの先端側とカバーとの間に数多くの空間を形成することができ、それらの空間を配線案内路として好適に用いることができるようになり、配線の種類ごとに分類してそれぞれ別々の配線案内路に格納するなど、多様な配線態様の実現が可能である。

図面の簡単な説明

0038

図1本発明の一実施形態を適用したオフィス空間の概観を示す斜視図。
図2同実施形態の上端部近傍を一部分解して示す斜視図。
図3同実施形態に横架材を支持させた状態を一部省略して示す斜視図。
図4同実施形態に天板を取り付けた状態を示す部分的な正面図。
図5図4におけるA−A線断面図。
図6図5の一部を拡大して示す断面図。
図7同天板の取付状態を示す分解斜視図。
図8同実施形態に配線類を格納した状態を示す概略的断面図。

--

0039

2…支柱
3…支柱本体
4…中心体
5…アーム
6…カバー
10…オプション部材(円形天板)
12…ナット部材
53…カバー取付部
54…連続溝
62…被取付部(突出壁)
X…オプション部材取付部

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