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技術 屋外型自動精米装置

出願人 株式会社クボタ
発明者 長峯義史橋元幸治松下和樹
出願日 2001年10月12日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2001-314645
公開日 2003年4月22日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2003-117411
状態 特許登録済
技術分野 穀粒の調整加工処理
主要キーワード 確認用窓 メンテナンス用扉 操作制御盤 略長方体形状 異物排出用 保守点検員 外殻部分 開度規制部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年4月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

設置面積を最小限に抑えることができながら石抜動作を行え、しかも異物回収を容易に行うことができ、さらに、自動精米装置を設置した側方後方の空間に建物自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる屋外型自動精米装置を提供する。

解決手段

石抜機2で選別された異物を外部に排出する異物排出口81を精米装置本体1の前面部1aに設けた。これにより、異物排出用空間を精米装置本体1内に設けなくても済むので、設置面積を最小限に抑えることができ、異物排出口81を精米装置本体1の前面部1aに設けたので、自動精米装置を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる。

概要

背景

コイン紙幣などの貨幣投入することにより自動的に精米作業を行わせる自動精米装置は知られている。このような自動精米装置において、屋外に設置するタイプのものとしては、特開平10−272373号公報などに開示されているように、建屋の内部を、仕切壁隔壁)にて、利用客が自由に行き来できる客室と、管理者や保守点検員などの限定した人しか入ることができない機械室とに仕切り、機械室内に、実際に精米動作を行う精米機や、石などの異物を除去する石抜機が配設されているものが一般に知られている。

しかし、このように屋外に設置するタイプの自動精米装置として、建屋内に機械室と客室とを設けた構成のものは、その設置面積として多大なスペースを要するため、設置スペースとして広い場所を確保しやすい郊外などの箇所には適している一方、人口が密集した地域などではその設置スペースを確保できなくなることが多くなる欠点がある。

この欠点を解消するものとして、特開平11−5037号公報に開示された自動精米装置がある。この自動精米装置は、概略的にその外観自動販売機形状とされており、内部に、精米機と、投入された玄米を精米機側に搬送する昇降機などが設けられている。そして、利用する際には、投入口を箱型本体前面より手前側に引き出して開口させ、この引き出した投入口から玄米を投入するように構成している。また、白米が排出される排出口が本体内部に設けられており、この排出口の手前側部分を手前側に引き出して、白米を収容する袋を予め入れ、この袋を収容した箇所を元に戻しておいた状態で精米動作を開始させるようになっている。

この種の自動精米装置によれば、その幅や奥行を最小限に抑えることができるので、少ない設置面積でも設置でき、人口が密集した都市などでも、その設置スペースを確保し易くなる。

概要

設置面積を最小限に抑えることができながら石抜動作を行え、しかも異物の回収を容易に行うことができ、さらに、自動精米装置を設置した側方後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる屋外型自動精米装置を提供する。

石抜機2で選別された異物を外部に排出する異物排出口81を精米装置本体1の前面部1aに設けた。これにより、異物排出用空間を精米装置本体1内に設けなくても済むので、設置面積を最小限に抑えることができ、異物排出口81を精米装置本体1の前面部1aに設けたので、自動精米装置を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる。

目的

本発明は上記課題を解決するもので、設置面積を最小限に抑えることができながら石抜動作を行え、しかも異物の回収を容易に行うことができ、さらに、自動精米装置を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる屋外型自動精米装置を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

玄米から石などの異物を除去する石抜機と、石抜機により異物が取り除かれた玄米を精米する精米機とを備えた精米装置本体が設けられ、精米装置本体により自動的に精米作業を行い、屋外露出した状態で設置可能な屋外型自動精米装置であって、石抜機で選別された異物を外部に排出する異物排出口を精米装置本体の前面部に設けたことを特徴とする屋外型自動精米装置。

請求項2

処理しようとする玄米が入った容器を載せる載せ台を、精米装置本体より前方に突出させて配置するとともに、この載せ台により異物排出口を覆い、この載せ台に、石抜機で選別された異物を収容する異物収容容器を内蔵させたことを特徴とする請求項1に記載の屋外型自動精米装置。

請求項3

載せ台の下部に窪み部分を形成し、この窪み部分に、白米ホッパ白米排出口を開けるためのペダルを配設したことを特徴とする請求項2に記載の屋外型自動精米装置。

技術分野

0001

本発明は自動精米装置、特に屋外に設置可能である屋外型自動精米装置に関するものである。

背景技術

0002

コイン紙幣などの貨幣投入することにより自動的に精米作業を行わせる自動精米装置は知られている。このような自動精米装置において、屋外に設置するタイプのものとしては、特開平10−272373号公報などに開示されているように、建屋の内部を、仕切壁隔壁)にて、利用客が自由に行き来できる客室と、管理者や保守点検員などの限定した人しか入ることができない機械室とに仕切り、機械室内に、実際に精米動作を行う精米機や、石などの異物を除去する石抜機が配設されているものが一般に知られている。

0003

しかし、このように屋外に設置するタイプの自動精米装置として、建屋内に機械室と客室とを設けた構成のものは、その設置面積として多大なスペースを要するため、設置スペースとして広い場所を確保しやすい郊外などの箇所には適している一方、人口が密集した地域などではその設置スペースを確保できなくなることが多くなる欠点がある。

0004

この欠点を解消するものとして、特開平11−5037号公報に開示された自動精米装置がある。この自動精米装置は、概略的にその外観自動販売機形状とされており、内部に、精米機と、投入された玄米を精米機側に搬送する昇降機などが設けられている。そして、利用する際には、投入口を箱型本体前面より手前側に引き出して開口させ、この引き出した投入口から玄米を投入するように構成している。また、白米が排出される排出口が本体内部に設けられており、この排出口の手前側部分を手前側に引き出して、白米を収容する袋を予め入れ、この袋を収容した箇所を元に戻しておいた状態で精米動作を開始させるようになっている。

0005

この種の自動精米装置によれば、その幅や奥行を最小限に抑えることができるので、少ない設置面積でも設置でき、人口が密集した都市などでも、その設置スペースを確保し易くなる。

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、前記特開平11−5037号公報に開示された自動精米装置では、内部に石抜き装置が設けられていないため、利用者が投入する玄米中に石等の異物が混入していた場合には、排出される白米中に前記異物が混入したり、異物により精米機の一部が損傷したりするおそれがある。

0007

これに対処すべく、自動精米装置内に石抜機を内蔵することが考えられ、このように石抜機を精米機の上流側に配設すると、排出される白米中に異物が混入したり、異物により精米機の一部が損傷したりすることを防止できる。

0008

しかしながら、玄米を石抜機で処理すると、石等の異物が排出されるため、この異物を収納するための異物収納空間を内部に設けると、その分だけ、自動精米装置の設置面積が大きくならざるを得ない。また、自動精米装置内の奥まった箇所などに異物を排出するように構成すると、異物を回収する際に、多くの手間や時間がかかってしまうおそれもある。さらに、人口が密集した都市などでは、自動精米装置を設置した側方後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されることがあり、このような場所に自動精米装置を設置した場合でも、異物を支障なく回収できることが望ましい。

0009

本発明は上記課題を解決するもので、設置面積を最小限に抑えることができながら石抜動作を行え、しかも異物の回収を容易に行うことができ、さらに、自動精米装置を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる屋外型自動精米装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の屋外型自動精米装置は、玄米から石などの異物を除去する石抜機と、石抜機により異物が取り除かれた玄米を精米する精米機とを備えた精米装置本体が設けられ、精米装置本体により自動的に精米作業を行い、屋外に露出した状態で設置可能な屋外型自動精米装置であって、石抜機で選別された異物を外部に排出する異物排出口を精米装置本体の前面部に設けたことを特徴とする。

0011

この構成によれば、異物排出用空間を精米装置本体内に設けなくても済むので、設置面積を最小限に抑えることができ、異物排出口を精米装置本体の前面部に設けたので、精米装置本体の前方箇所から異物を容易に回収することが可能となるとともに、自動精米装置を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる。

0012

請求項2記載の発明は、請求項1に記載の屋外型自動精米装置において、処理しようとする玄米が入った容器を載せる載せ台を、精米装置本体より前方に突出させて配置するとともに、この載せ台により異物排出口を覆い、この載せ台に、石抜機で選別された異物を収容する異物収容容器を内蔵させたことを特徴とする。

0013

この構成によれば、精米装置本体より前方に突出した箇所に配置されている異物収容容器を引き出すなどして開けることで異物を容易に回収することができる。また、載せ台が異物収容容器を配設する場所としても兼用されることになる。

0014

請求項3記載の発明は、請求項2に記載の屋外型自動精米装置において、載せ台の下部に窪み部分を形成し、この窪み部分に、白米ホッパ白米排出口を開けるためのペダルを配設したことを特徴とする。

0015

この構成によれば、載せ台の配設箇所をペダル配置箇所としても利用することができる。また、白米ホッパの白米排出口を開けるためのペダルは、単に白米ホッパの下方位置などに配置した場合には、容易にペダルを踏めるため、白米回収容器を準備していない状態で誤って踏んでしまうおそれがあるが、上記構成によれば、ペダルを、載せ台の下部の窪み部分に配設したため、白米を回収する際には、載せ台下部の窪み部分に足を意識的に突っ込まなければならず、誤って前記ペダルを踏んでしまうことを防止でき、しかも、屋外型自動精米装置の設置スペースが増加することも防止できる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明の実施の形態にかかる屋外型自動精米装置を図面に基づき説明する。

0017

図1図7に示すように、この屋外型自動精米装置の精米装置本体1は建屋を有しておらず、客室を含まない構造とされている。そして、精米機3と異物を除去する石抜機2などが設けられている精米装置本体1自体が屋外に露出した状態で設置可能とされている。なお、図1における100は、精米装置本体1から排出されたを溜める糠小屋である。

0018

精米装置本体1は略長方体形状とされ、精米装置本体1の向かって右側の前面部中央高さには、精米装置本体1の前面から、奥側ほど狭くなるように略V字形状に窪む投入用空間部5が設けられている。また、この投入用空間部5の下面箇所に、利用者が玄米を投入するための投入口6が設けられているとともに、この投入口6を開閉する透明な投入口開閉扉7が設けられている。精米装置本体1内部における投入口6の下方には、投入された玄米を受ける張込ホッパ8が配設され、この張込ホッパ8の下方には、玄米から石などの異物を除去する石抜機2が配設されている。石抜機2の奥側には、石などの異物が除去された玄米を集める玄米シュート9が設けられている。

0019

また、精米機本体1の右側の前面部下部には、利用者が持参した玄米としての玄米を入れた袋Xを載置する載せ台4が、精米機本体1の前面部1aから突出するような姿勢で、密着して取り付けられている。載せ台4の内部には、石抜機2で集めた石などの異物が排出される異物収容箱10が設けられている。

0020

玄米シュート9には、玄米シュート9から送られた玄米を上方に送り出すスクリューコンベアからなる昇降機11が隣接して配置され、昇降機11の上端開口部から排出された玄米は、精米装置本体1内の左側上部に配設された玄米タンク12に排出され、玄米タンク12からの玄米が、玄米タンク12の下方に配設された精米機3で精米されて白米とされた後、精米機3の下方に配設された白米ホッパ13に、精米済みの白米が溜められる。白米ホッパ13の下方には、利用者が持参するなどした白米収容袋Y(玄米を入れた袋Xを兼用してもよい)を置く白米収容部15が、精米装置本体1の前面部1aより奥側に窪んで外部に露出する状態で設けられており、この白米収容部15に白米収容袋Yを置いた状態で、載せ台4の下端近傍箇所に配設した白米排出用ペダル40を踏むことで、白米ホッパ13に溜められた白米が白米収容袋Y内に排出されるようになっている。

0021

図2に示すように、精米装置本体1の前面部における向かって右側の上部には、複数の白度選択押ボタン16、もち米選択ボタン17、コイン投入口18などを有する操作制御盤20が設けられている。

0022

以下、精米装置本体1の各部分について詳細に説明する。図8図9に示すように、投入口6は、投入用空間部5の下面をなす投入部下傾斜板21に開口されて形成され、この投入部下傾斜板21は手前側が下方となるように傾斜されて配設されている。投入部下傾斜板21の奥部上面両側部には、横軸回転支持軸22が回転自在に支持され、投入口開閉扉7はこの回転支持軸22を中心として、投入用空間部5において、図8(a)において、実線で示す閉姿勢から、仮想線で示す開姿勢まで開閉自在とされている。

0023

また、投入用空間部5の上面をなす投入部上傾斜板23には、投入口開閉扉7が開けられた際に磁着して投入口開閉扉7を開状態に維持する開状態維持用磁石24が取り付けられている。投入口開閉扉7の前面には、投入口開閉扉7を利用者が開けるための取手25が取り付けられ、また、投入口開閉扉7の前面部裏面には、斜め下方屈曲して延びる係止フック26が取り付けられ、さらに、投入部下傾斜板21における投入口6の前端部よりも手前箇所の下面に、その出退ロッド27aが係止フック26に係合して投入口開閉扉7を閉姿勢にロックするロック手段としてのソレノイド27が取り付けられている(図8(b)参照)。また、投入口開閉扉7が閉じられていることを検知する閉状態検知センサ28が、投入口6の奥端部に臨むように取り付けられており、前記ソレノイド27で投入口開閉扉7を閉姿勢にロックする際には、この閉状態検知センサ28にて投入口開閉扉7が閉じられていることを検知した状態で、ソレノイド27の出退ロッド27aを突出させて係止フック26に係合させるようになっている。

0024

図4に示すように、張込ホッパ8の下端部近傍箇所には、この張込ホッパ8内に玄米があることを検知する張込状態検知レベル計29が張込ホッパ8の裏面側に取り付けられている。また、張込ホッパ8の下端に設けられている排出口8aの開口面積手動昇降可能な調整扉19にて調節可能とされており、石抜機2の処理能力などに合わせて調節できるようになっている。

0025

図4図10に示すように、石抜機2は、手前の石抜口31a側が上方となるように傾斜した状態で揺動され、通気性を有するスクリーン31と、このスクリーン31を揺動させる揺動用駆動モータ32などの駆動機構と、スクリーン31の下方から空気を吹き上げるための風車33や風車箱34などを備えている。そして、一方の石抜口31a側を高くし他方の玄米取出口31b側を低くしてなる傾斜姿勢で揺動させたスクリーン31に対して、下方から上方に空気を吹き上げかつ揺動させた状態でスクリーン31上に玄米を供給することで、閉鎖状態の石抜口31a側に玄米に含まれる石などの異物を溜めながら、奥側の玄米取出口31b側から溢れ出る玄米を排出するようになっている。また、石抜口31aに開閉自在に設けた石排出シャッタ35を、玄米供給終了時などに開けることで、石抜口31a側に集まった異物を玄米とともに排出する。

0026

ここで、石抜機2は、スクリーン31の石抜口31aが前方になり、スクリーン31の玄米取出口31bが後方になるように配置されている。そして、石排出シャッタ35を開けた際に排出された異物は、石抜口31aの前方に続くように取り付けられた石排出ガイド39により導かれながら異物収容箱10内に送られるようになっている。石排出ガイド39は、精米機本体1の前面部1aにおける石抜機2の手前側位置に開口された異物排出口81(図4参照)を通して、精米機本体1の右側下部前方位置に配置された異物収容箱10内まで、斜め下方に延設されている。

0027

スクリーン31における片側には、スクリーン31上に残った残米を排出するための残米戻し通路36が仕切板37にて区画形成されており、前述した石排出動作の後に、仕切板37の石抜口31aに近い位置に開閉自在に設けた残米排出シャッタ38を開けることで、スクリーン31上に残った残米が、残米戻し通路36を介して、残米出口36aから排出されるようになっている。

0028

上述したように、精米装置本体1に向かって右寄り箇所の下部前方には、図4に示すように、利用者が持参した玄米を入れた袋xを載せる載せ台4が精米装置本体1の前面に密着して配設されている。この載せ台4は、袋xを載せる載せ面4aが奥側ほど下方となる傾斜面で構成されている。また、載せ台4により異物排出口81、石排出ガイド39および異物収容箱10が覆われている。載せ台4の内部に配設されている異物収容箱10には、石抜機2からの石などの異物が石排出ガイド39を通して排出される。載せ台4の前面部には、施錠装置41を解除することにより開けられる異物排出用開閉扉42が設けられ、この異物排出用開閉扉42を開けることで、石などの異物が溜められた異物収容箱10を外部に取り出せるようになっている。

0029

石抜機2におけるスクリーン31の玄米取出口31bは、玄米シュート9内に突入され、石などの異物が除去された玄米が玄米シュート9から昇降機11内に導入される。

0030

昇降機11から玄米が供給される玄米タンク12には、この下限レベル位置に配設されて、玄米タンク12への玄米の供給動作が開始したことや玄米が玄米タンク12からなくなったことなどの供給状態を検出する下限レベルセンサ43と、上限レベル位置に配設されて玄米タンク12でのオーバーフロー状態を検知するための上限レベルセンサ44とが取り付けられている。そして、玄米タンク12と玄米シュート9とにわたって、玄米タンク12の上限レベルを超えたオーバーフロー分を玄米シュート9へ戻す戻し通路45が設けられている。

0031

精米機3は、図11に示すような構造とされている。縦方向に配置された本体ケーシング51内に、精米機3の駆動モータ52(図5図6参照)により駆動プーリ53を介して回転される中空回転軸54が配設され、回転軸54の上部に送りロール55が、また回転軸54の下部に突条部を有する精米ロール56がそれぞれ取り付けられ、これらの送りロール55および精米ロール56が回転軸54とともに一体的に回転する。また、57は送りロール55および精米ロール56の外周側に配置されて精米室58の外殻部分をなす金属製の網で、網57内の糠は、精米装置本体1内の左寄り側下部に配置された糠用送風機59(図5図6参照)により、空気とともに吸引されて糠小屋100内に排出される。また、本体ケーシング51の上部には、玄米タンク12からの玄米を精米室58内に送り込む供給用スクリュ60および供給用ケーシング61を配設している。

0032

本体ケーシング51の下端部には、精米室58からの開度を調節することで精米の際の圧力などを調整する開度規制部材62と、この開度規制部材62と精米ロール56との間から排出される白米を下方に案内する排出筒63とが、それぞれ昇降自在に嵌合されている。そして、精米ロール56を駆動させる駆動モータ52の電力量などから精米ロール56の負荷を検出しながら、開度調整モータ64を作動させて、開度調整用アーム65を介して開度規制部材62の上下位置を変えることで、利用客が選択した精米白度に合った白度の米が得られるように白度制御が行われる。

0033

精米機3の下方に配設された白米ホッパ13は、精米装置本体1自体をコンパクトにするために、精米装置本体1よりも前方に突出していない、小型のものが用いられている。また、精米装置本体1における左側上部には、側方へ開閉自在のカバーとしての前面扉50が設けられ、この前面扉50の下部により、精米機3と白米ホッパ13との間の空間が前方より覆われている。この前面扉50の下部には、精米機3から排出されている白米を見ることができるように、透明性を有する板材が嵌め込まれた確認用窓部66が設けられている。そして、この確認用窓部66を通して、精米機3から排出されている白米の白度などの確認を行うことができるようになっている。また、白米の白度を確認しながら、精米途中で、白度選択押ボタン16を押し直すことで、その時点からの精米白度の変更調整も行えるようになっている。なお、図2における67は、前面扉51に設けられ、玄米タンク12内の玄米の残り状態を確認する視認窓、68は、前面扉51に設けられたレバー付き施錠装置で、このレバー付き施錠装置68にキー(図示せず)を挿し込んで解錠し、前面扉51を開けることで、精米機3のメンテナンス作業などを容易に行うことができる。

0034

白米ホッパ13の上部には、白米が白米ホッパ13の上限レベルまで達したことを検知する白米上限レベルセンサ69が設けられている。そして、精米動作途中で、白米が白米ホッパ13の上限レベルまで達して、これが白米上限レベルセンサ69にて検知された際には、白米が白米ホッパ13からあふれることを防止すべく、精米機3への玄米の供給動作ならびに精米機3の精米動作が一時的に中断されるようになっている。この後、利用者が白米排出用ペダル40を踏んで、白米を白米収容袋Yに収容して、白米が白米ホッパ13の上限レベルよりも減少した時点で、精米機3への玄米の供給動作ならびに精米機3の精米動作が再開される。

0035

白米ホッパ13の排出口を開けるための白米排出用ペダル40は、精米装置本体1内を通されたワイヤケーブル71により、白米ホッパ13の排出口に設けられた排出ゲート72が連動されて開けられるよう構成されている。また、白米排出用ペダル40は、図2に示すように、載せ台4の左側下部に設けられた窪み部4bに配設されている。そして、この窪み部4bに白米排出用ペダル40を配設することで、意識的に載せ台4の窪み部4bに足を突っ込み、白米排出用ペダル40を踏んで白米ホッパ13の排出動作を行うことができ、白米収容部15に白米収容袋Yを置く際などに誤って白米排出用ペダル40を踏まないように図られている。また、白米収容部15の底面部分はトレイ(図示せず)を置くことが可能とされ、雨水などがたまった際に、取り出して排水可能とされている。

0036

精米装置本体1の筐体部分は、図12に概略的に示すように、底面部1bと、この底面部1bに立設された複数本支持枠1cと、この支持枠1cの上端に固着された上面枠1dと、両側方から支持枠1cにそれぞれ取り付けられて溶着された側面部1eと、上面枠1dに上方から被せられた天井面部1fと、背面部1gと、前面扉50を含む前面部1aとからなる。そして、精米装置本体1を組み立てる際には、精米装置本体1の筐体部分として、前面部1aと背面部1gとを除く部分を溶着などにより固定した状態で、内部の部品(精米機3や石抜機2、張込ホッパ8、玄米タンク12、白米ホッパ13、昇降機11など)を組み付け、その後、前面部1aと背面部1gとを取り付けるようになっている。背面部1gについては、その下部を、底面部1bに設けた溝1hに挿し込んだ後、上端部を、手で回すことができるボルト(いわゆるノブボルト)73で、内側から固定し、その後、背面外側から複数の固定用ボルト74をねじ込むことで、背面部1gを固定できるようになっている。また、組み付け状態において、昇降機11は、底面部1gに固定されているとともに、天井面部1fの近傍まで延設されているが、天井面部1fに昇降機11の上端を固定するようにしてもよく、この場合には、昇降機11自体を、精米装置本体1の筐体部分を支持する柱として兼用することができ、精米装置本体1の筐体部分としての強度を向上させることができる。

0037

この構成によれば、異物排出用空間を精米装置本体1内に設けていないので、異物排出用空間を精米装置本体1内に設けた場合と比較して、精米装置本体1の容積を小さくすることができ、ひいては設置面積を最小限に抑えることができる。したがって、人口が密集した都会などでも、その設置スペースを確保しやすくなる。また、異物排出口81を精米装置本体1の前面部1aに設けたので、精米装置本体1を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物排出用開閉扉42をあけて異物収容箱10を取り出すことで、異物を支障なく、かつ容易に回収できる。

0038

また、載せ台4が異物収容箱10を配設する場所としても兼用されることになるため、設置スペースを有効に使用することができる。さらに、載せ台4の下部に窪み部4bを形成し、この窪み部4bに、白米排出用ペダル40を配設したので、載せ台4の配設箇所を、白米排出用ペダル40の配置箇所としても兼用することができる。また、白米排出用ペダル40を単に白米ホッパ13の下方位置などに配置した場合には、容易にペダルを踏めるため、白米収容袋Yを準備していない状態で誤って踏んでしまうおそれがあるが、上記構成によれば、白米を回収する際には、白米排出用ペダル40が配設されている載せ台4下部の窪み部4bに足を意識的に突っ込まなければならない。したがって、誤って白米排出用ペダル40を踏んでしまうことを防止でき、しかも、屋外型自動精米装置の設置スペースが増加することも防止できる。

0039

なお、上記の実施の形態においては、異物排出用開閉扉42に施錠装置41を取り付けた場合を述べたが、施錠装置41を設けなくても差し支えない。また、異物排出用開閉扉42を設けずに、載せ台4からじかに異物収容箱10が引き出せるように構成してもよい。

0040

また、上記実施の形態においては、精米機3として、縦型のものを用いた場合を述べたが、横型など、その他の種類の精米機にも適用できることもいうまでもない。さらに、上記実施の形態においては、精米機3と白米ホッパ13との間の空間を外側から覆うカバーとして、精米機3も外側から覆う前面扉50で兼用した場合を述べ、この場合には、前面扉50が、カバーと、精米機3のメンテナンス用扉としても兼用されるため、部品点数を削減できる利点があるが、これに限るものではなく、例えば、白米ホッパ13の前面側を上方に延長してカバーとして構成してもよい。

0041

また、上記実施の形態においては、前面扉50の下部に、透明性を有する板材が嵌め込まれた確認用窓部66を設けた場合を述べたが、この確認用窓部66に、透明性を有する開閉自在の扉体を設けて、この扉体を開けて手を差し入れることで、精米機3から排出される白米を手にとって触ったり見たりすることができるように構成してもよい。

発明の効果

0042

以上のように本発明によれば、石抜機で選別された異物を外部に排出する異物排出口を精米装置本体の前面部に設けることにより、設置面積を最小限に抑えることができるとともに、自動精米装置を設置した側方や後方の空間に建物や自動販売機などが密接して配置されている場合でも、異物を支障なく回収できる。この結果、人口が密集した都会などでもその設置スペースを確保しやすくなるとともに、良好に使用できる屋外型自動精米装置を得ることができる。

0043

また、処理しようとする玄米が入った容器を載せる載せ台により異物排出口を覆い、この載せ台に、石抜機で選別された異物を収容する異物収容容器を内蔵させることにより、載せ台が異物収容容器を配設する場所としても兼用されることになり、設置面積を増加させることなく、利便性が向上する。

0044

また、載せ台の下部に形成した窪み部分に、白米ホッパの白米排出口を開けるためのペダルを配設することで、載せ台の配設箇所をペダル配置箇所としても利用することができる。また、白米を回収する際には、載せ台下部の窪み部分に足を意識的に突っ込まなければならないため、誤って前記ペダルを踏んでしまうことを防止できる。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明の実施の形態にかかる屋外型自動精米装置の概略構成を示す側面図である。
図2同屋外型自動精米装置における精米装置本体の正面図である。
図3同精米装置本体の前面部よりも後方部分を概略的に示す正面図である。
図4同精米装置本体の右側面断面図である。
図5同精米装置本体の左側面断面図である。
図6同精米装置本体の背面部より前方部分を裏面より見た図である。
図7同精米装置本体の下部の概略的な平面図である。
図8(a)は同精米装置本体の投入用空間部箇所の側面断面図、(b)はその要部拡大側面断面図である。
図9同精米装置本体の投入口開閉扉およびその近傍の概略的な平面図である。
図10同精米装置本体における石抜機のスクリーンの平面図である。
図11同精米装置本体における精米機の断面図である。
図12同精米装置本体における筐体部分の分解斜視図である。

--

0046

1精米装置本体
2石抜機
3精米機
4 載せ台
6投入口
7投入口開閉扉
10異物収容箱
12玄米タンク
13白米ホッパ
15白米収容部
20操作制御盤(制御部)
40 白米排出用ペダル
50前面扉
66確認用窓部
81異物排出口
100 糠小屋

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