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技術 在宅医療適応患者の診察・指導支援システム及び診察・指導支援方法

出願人 帝人株式会社
発明者 渡辺哲二田中美樹
出願日 2001年10月10日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2001-313125
公開日 2003年4月22日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2003-116796
状態 特許登録済
技術分野 診断用測定記録装置 脈拍・心拍・血圧・血流の測定 医療・福祉事務
主要キーワード 運転停止時刻 抽出期間 使用実績情報 客観情報 指導員 在宅医療機器 取得時期 補助換気
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導において、患者が使用する在宅医療機器使用実績情報指導員患者宅訪問した際に得られる情報を十分に活用でき、より適確な患者の診察及び指導を行うことのできる在宅医療適応患者の診察・指導支援システム及び診察・指導支援方法を提供する。

解決手段

ネットワークに接続されたサーバが、前記ネットワークを介して在宅医療機器、測定装置及び指導員の端末装置から送信される各種在宅医療情報を適時受信、格納し、患者の診察日に合わせたタイミングで、格納した在宅医療情報を患者の担当医師の端末装置に送信する。

概要

背景

従来より、在宅酸素療法在宅補助換気療法などの在宅医療を受ける在宅医療適応患者に対しては、適切な療法を施し、在宅医療に用いられる機器を正しく使用してもらうための診察及び指導が行われている。

通常、上記患者は、在宅医療を新規に開始する際に使用する在宅医療機器使用法などに関する指導を病院において受けると共に、その後定期的に、例えば1ヶ月毎に、病院を外来で訪れて担当医師の診察や指導を受けている。

また、上記在宅医療機器を供給する在宅医療機器供給会社から派遣される看護婦などの指導員が、適時上記患者宅訪問し、患者の身体状況や機器の使用状況の把握、及び各種の指導を行っている。そして、その際には、必要に応じて患者の生体データの測定が実施され、当該患者の生体情報が取得される。例えば、在宅酸素療法を受ける患者の場合には、所定の測定装置により血中の酸素飽和度が測定される。また、患者本人及び家族からの聞き取りや患者の観察などによって得られる患者の生活状況、患者の身体状況、及び機器の使用状況などの情報(以下、客観情報と呼ぶ)が報告書としてまとめられる。これら取得された患者の生体情報や客観情報は、適宜当該患者の担当医師に届けられる。

また、患者が使用している在宅医療機器の使用実績情報(データ)が定期的に、例えば月に一度、担当医師へ提供される。使用実績情報とは、当該機器がどのような設定値でいつ運転されたかを示す情報であり、例えば、機器が在宅酸素療法機器である場合には、供給される酸素の流量と運転時間などのデータが含まれる。医師は、この情報により、機器が適正に使用されていたか否か等について把握することができる。なお、この使用実績情報は、前記在宅医療機器供給会社の各営業所などで収集されて、各病院へ届けられる。

従って、前記担当医師は、前記指導員から届けられる生体情報及び客観情報と上記機器の使用実績情報を参考にして、前述した患者の外来時の診察及び指導を行うことができる。なお、上記生体情報、客観情報、及び機器の使用実績情報など在宅医療適応患者に関して病院以外で取得される情報のことを、ここでは在宅医療情報と呼ぶことにする。

概要

在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導において、患者が使用する在宅医療機器の使用実績情報や指導員が患者宅を訪問した際に得られる情報を十分に活用でき、より適確な患者の診察及び指導を行うことのできる在宅医療適応患者の診察・指導支援システム及び診察・指導支援方法を提供する。

ネットワークに接続されたサーバが、前記ネットワークを介して在宅医療機器、測定装置及び指導員の端末装置から送信される各種在宅医療情報を適時受信、格納し、患者の診察日に合わせたタイミングで、格納した在宅医療情報を患者の担当医師の端末装置に送信する。

目的

従って、医師が、指導員等から提出される上記在宅医療情報を、患者毎に直ぐに参照できる状態にはなっておらず、前記患者の外来時などに当該情報が有効活用されている場合は少なかった。また、前記機器の使用実績情報などは、患者の外来時期に関係のない一律のタイミングで提供されるので、外来時に最新の情報を得ることができなかった。更に、医師と指導員との間の情報交換も密には行われていなかった。このような状態では、在宅医療対応患者の適正な診察・指導が十分に行われない可能性があり、在宅医療の目的である患者の在宅率及び生存率の向上という点において問題があった。

そこで、本発明の目的は、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導において、患者が使用する在宅医療機器の使用実績情報や指導員が患者宅を訪問した際に得られる情報を十分に活用でき、より適確な患者の診察及び指導を行うことのできる在宅医療適応患者の診察・指導支援システム及び診察・指導支援方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

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請求項1

ネットワークを用いて、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導支援する在宅医療適応患者の診察・指導支援システムであって、前記ネットワークにより互いに接続された、前記患者宅に設置された在宅医療機器と、前記患者の生体を測定する測定装置と、前記患者の指導員用の指導員端末と、前記患者の診察及び指導を行う医師用の医師端末と、前記患者が前記医師の診察を受ける診察予定日の情報を格納したサーバとを有し、前記サーバが、前記ネットワークを介して前記在宅医療機器、前記測定装置、及び前記指導員端末から送信される前記患者の在宅医療に関する在宅医療情報を適時受信して格納し、前記サーバが、前記患者の診察予定日に基づくタイミングで、前記患者の前記格納した在宅医療情報を、前記ネットワークを介して、前記患者を担当する前記医師の医師端末に送信し、前記医師端末が、前記送信された在宅医療情報を前記医師に表示することを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援システム。

請求項2

ネットワークを用いて、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導を支援する在宅医療適応患者の診察・指導支援方法であって、前記ネットワークにより互いに接続された、前記患者の診察及び指導を行う医師用の医師端末と、前記患者が前記医師の診察を受ける診察予定日の情報を格納したサーバとが備えられ、前記サーバが、前記患者宅に設置された在宅医療機器、前記患者の生体を測定する測定装置、及び前記患者の指導員によって取得される前記患者の在宅医療に関する在宅医療情報を、前記ネットワークを介して適時受信して格納するステップと、前記サーバが、前記患者の診察予定日に基づくタイミングで、前記患者の前記格納した在宅医療情報を、前記ネットワークを介して、前記患者を担当する前記医師の医師端末に送信するステップを有することを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援方法。

技術分野

0001

本発明は、在宅医療を受ける患者に対する医師及び指導員診察指導支援するシステムに関し、特に、指導員が患者宅訪問した際に得られる客観情報などの在宅医療情報を、適正なタイミングで医師に提示できる診察・指導支援システム及び診察・指導支援方法に関する。

背景技術

0002

従来より、在宅酸素療法在宅補助換気療法などの在宅医療を受ける在宅医療適応患者に対しては、適切な療法を施し、在宅医療に用いられる機器を正しく使用してもらうための診察及び指導が行われている。

0003

通常、上記患者は、在宅医療を新規に開始する際に使用する在宅医療機器使用法などに関する指導を病院において受けると共に、その後定期的に、例えば1ヶ月毎に、病院を外来で訪れて担当医師の診察や指導を受けている。

0004

また、上記在宅医療機器を供給する在宅医療機器供給会社から派遣される看護婦などの指導員が、適時上記患者宅を訪問し、患者の身体状況や機器の使用状況の把握、及び各種の指導を行っている。そして、その際には、必要に応じて患者の生体データの測定が実施され、当該患者の生体情報が取得される。例えば、在宅酸素療法を受ける患者の場合には、所定の測定装置により血中の酸素飽和度が測定される。また、患者本人及び家族からの聞き取りや患者の観察などによって得られる患者の生活状況、患者の身体状況、及び機器の使用状況などの情報(以下、客観情報と呼ぶ)が報告書としてまとめられる。これら取得された患者の生体情報や客観情報は、適宜当該患者の担当医師に届けられる。

0005

また、患者が使用している在宅医療機器の使用実績情報(データ)が定期的に、例えば月に一度、担当医師へ提供される。使用実績情報とは、当該機器がどのような設定値でいつ運転されたかを示す情報であり、例えば、機器が在宅酸素療法機器である場合には、供給される酸素の流量と運転時間などのデータが含まれる。医師は、この情報により、機器が適正に使用されていたか否か等について把握することができる。なお、この使用実績情報は、前記在宅医療機器供給会社の各営業所などで収集されて、各病院へ届けられる。

0006

従って、前記担当医師は、前記指導員から届けられる生体情報及び客観情報と上記機器の使用実績情報を参考にして、前述した患者の外来時の診察及び指導を行うことができる。なお、上記生体情報、客観情報、及び機器の使用実績情報など在宅医療適応患者に関して病院以外で取得される情報のことを、ここでは在宅医療情報と呼ぶことにする。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上述した生体情報、客観情報、及び機器の使用実績情報などの在宅医療情報は、紙に記載されて、別々のタイミングで病院へ提出される場合が多く、また、機器の使用実績情報などは、前記在宅医療機器供給会社の営業所単位で全ての患者について一括して提出されるので、病院側でこれらの在宅医療情報をカルテ等と一緒患者毎仕分けして保管しておくことには労を要し、現実的には、そのように保管されている場合は少なかった。

0008

従って、医師が、指導員等から提出される上記在宅医療情報を、患者毎に直ぐに参照できる状態にはなっておらず、前記患者の外来時などに当該情報が有効活用されている場合は少なかった。また、前記機器の使用実績情報などは、患者の外来時期に関係のない一律のタイミングで提供されるので、外来時に最新の情報を得ることができなかった。更に、医師と指導員との間の情報交換も密には行われていなかった。このような状態では、在宅医療対応患者の適正な診察・指導が十分に行われない可能性があり、在宅医療の目的である患者の在宅率及び生存率の向上という点において問題があった。

0009

そこで、本発明の目的は、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導において、患者が使用する在宅医療機器の使用実績情報や指導員が患者宅を訪問した際に得られる情報を十分に活用でき、より適確な患者の診察及び指導を行うことのできる在宅医療適応患者の診察・指導支援システム及び診察・指導支援方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、ネットワークに接続されたサーバが、前記ネットワークを介して在宅医療機器、測定装置及び指導員の端末装置から送信される各種在宅医療情報を適時受信、格納し、患者の診察日に合わせたタイミングで、格納した在宅医療情報を患者の担当医師の端末装置に送信することである。従って、本発明によれば、医師は、診察予定の患者の在宅医療情報を自分の端末装置から診察前や診察時に容易に参照できるようになり、在宅医療情報が有効に活用されるようになる。また、そのための情報の整理及び準備も前記サーバが自動的に行うので、病院側の手間がかからない。

0011

更に、上記の発明において、その好ましい態様は、サーバから医師端末に送信される在宅医療情報が、前回の診察日から今回の診察日までに取得された情報であるなど必要な最新情報であることを特徴とする。従って、医師は、より適確な診察及び指導が可能となる。

0012

また、上記の発明において、別の態様は、前記サーバが、前記医師の端末装置から送信される指導員への指示情報を、当該指導員の端末装置に送信することを特徴とする。従って、医師と指導員との間の情報交換が密になり、指導員のより適正な指導が可能となる。

0013

本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。

0015

図1は、本発明を適用した診察・指導支援システムの実施の形態例に係る構成図である。図の診察・指導支援システム1が、本発明を適用した診察・指導支援システムであり、インターネットなどのネットワーク3で互いに接続された診察・指導支援サーバ2、在宅医療機器4、測定装置6、指導員端末7、及び医師端末9で構成されている。

0016

診察・指導支援サーバ2は、在宅医療を受ける患者5に在宅医療機器4を提供する在宅医療機器供給会社等に設置されるパーソナルコンピュータワークステーションなどのサーバシステムであり、患者5の前記在宅医療情報などを格納すると共に、それらの情報を所定のタイミングで前記医師端末9へ提供する。

0017

また、在宅医療機器4は、在宅医療を受ける各患者5宅に設置される在宅医療機器であり、その内部に通信装置を有し、定期的に、例えば日に一度、使用実績のデータを前記ネットワーク3を介して前記診察・指導支援サーバ2へ送信する。なお、在宅医療機器4自体が通信機能を持たずに、別途通信装置を用意し、当該通信装置を介して上記データの送信を行っても良い。また、図1には示していないが、在宅医療機器4は前記診察・指導支援サーバ2に対して複数存在している。

0018

図1の測定装置6は、例えば血中酸素飽和度測定装置などの患者5の生体データを測定するための装置であり、通常は、患者5宅を訪問する指導員8によって携帯されている。この装置も通信機能を有し、測定した患者5の生体データを適時ネットワーク3を介して診察・指導支援サーバ2へ送信する。なお、測定装置6自体が通信機能を持たずに、別途通信装置を用意し、当該通信装置を介して上記データの送信を行っても良い。

0019

次に、指導員端末7は、電子メールの送受信機能及びWebページへのアクセス機能を有するパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置であり、前記在宅医療機器供給会社から患者5宅へ派遣される看護婦などの指導員8によって携帯される。かかる指導員端末7は、指導員8が患者5宅へ訪問した際に得られる前記客観情報をネットワーク3を介して診察・指導支援サーバ2へ送信し、また、医師10から指導員8へ指示がある場合には、その指示情報を受信する。なお、前記測定装置6及び指導員端末7も、図1には示していないが、前記診察・指導支援サーバ2に対して複数存在している。

0020

また、医師端末9は、ネットワーク3に接続された電子メールの送受信機能及びWebページへのアクセス機能を有するパーソナルコンピュータなどの端末装置であり、患者5が診察、指導を受ける病院に設置される。医師端末9は、前記診察・指導支援サーバ2から送信される患者5の在宅医療情報を当該患者5の担当医師10へ表示すると共に、医師10から指導員8に対する指示の情報をネットワーク3を介して送信する。なお、医師端末9も、図示していないが、前記診察・指導支援サーバ2に対して複数存在している。

0021

次に、前述した診察・指導支援サーバ2は、図1に示すように、その内部にデータ格納部11、情報抽出部12、及びインターフェース部13を有している。データ格納部11には、患者マスターデータ20、機器使用実績データ21、患者生体データ22、及び患者客観データ23などが収められている。患者マスターデータ20とは、各患者5とその担当医師10、担当指導員8、及び使用している在宅医療機器4を対応付けるデータであり、また、患者5の診察日、即ち病院に訪れて外来で診察を受ける日、のデータも含んでいる。

0022

図2は、患者マスターデータ20の一例を示した図である。図に示すように、各患者5、担当医師10、担当指導員8、及び使用在宅医療機器4には、それぞれ識別番号(ID)がふられており、これらのIDにより上記対応付けがなされている。また、診察日には、前回の診察日(図2のb)と次回の診察予定日図2のa)が収められている。なお、担当医師10の病院において、電子カルテシステムが導入されている場合には、そのシステムにおける患者5のカルテID(番号)を収めるようにしても良い。

0023

次に、機器使用実績データ21は、前記在宅医療機器4から定期的に送信される前述した使用実績情報のデータであり、在宅医療機器4の運転時の設定値と運転時間などのデータが含まれている。図3は、機器使用実績データ21をグラフ化したものの一例を示した図である。この例では、在宅医療機器4が在宅酸素療法機器である場合を想定しており、機器使用実績データ21として、運転開始時刻運転停止時刻、及び運転時の設定酸素流量のデータが格納されている。図のグラフは、これらのデータを、日単位設定流量毎の累積使用(運転)時間にまとめたものであり、医師10は、この情報により、患者5が指示通りに機器を使用しているか否かを確認することができる。

0024

また、患者生体データ22は、前述した測定装置6で測定され、送信される患者5の生体データと、そのデータを分析した結果の分析データを意味する。図4は、患者生体データ22の一例を示した図である。図の例は、測定装置6が血中酸素飽和度測定装置である場合で、(A)は測定された酸素飽和度を時系列にグラフ化したものであり、(B)は測定された脈拍を時系列にグラフ化したものである。患者生体データ22としては、図示していないが、上述のとおり、これら測定されたデータを分析した分析データも用意され、医師10の診断時の参考とされる。

0025

また、患者客観データ23は、患者5宅を訪問した指導員8から送信される前述した客観情報のデータであり、図5にその一例を示している。図に示すように、患者客観データ23には、患者5本人や家族からの聞き取りなどによって得られる在宅医療機器4の使用状況、患者5の生活状況や身体状況などの情報が含まれている。なお、患者客観データ23には、患者5のID番号(図5のc)と訪問日時(図5のd)が付されており、後述する情報の抽出時に利用される。

0026

データ格納部11には、以上説明した各種データのほかに、医師10や指導員8の電子メールアドレスなどの情報も収めている。

0027

次に、診察・指導支援サーバ2の情報抽出部12は、患者5の次回診察日(診察予定日)に合わせたタイミングで、医師10に提供すべき当該患者5の在宅医療情報を、前記データ格納部11から抽出する部分である。ここで行われる処理の内容は、後述するが、データ格納部11から抽出された在宅医療情報は、患者5毎、医師10毎にまとめられる。なお、情報抽出部12は、ここで行われる処理の手順を記述したコンピュータプログラムとそれに基づいて処理を実行する制御装置によって実装されることが好ましい。

0028

また、診察・指導支援サーバ2のインターフェース部13は、在宅医療機器4、測定装置6、指導員端末7、及び医師端末9と情報の送受信を行う部分であり、電子メールの送受信機能を有している。また、医師10や指導員8に対する情報の提供にWebページを使用する場合には、Webページの提供機能を持たせるようにする。

0029

以上説明したような構成と機能を有する本実施の形態例に係る診察・指導支援システム1は、ネットワーク3に接続された前記診察・指導支援サーバ2が、在宅医療機器4や指導員8から適時送信される在宅医療情報を格納し、患者5の診察日に合わせたタイミングでそれらの在宅医療情報を担当の医師10へ提供することにより、患者5の在宅医療情報が有効に活用される様にしようとするものである。

0030

図6は、本診察・指導支援システム1において行われる処理の一例を示したフローチャートである。以下、図6に基づいて本診察・指導支援システム1における処理の手順について説明する。まず、患者5が外来で病院を訪れた際などにその患者5の次回の診察日が決定され(図6のステップS1)、決定された診察日の情報は、診察・指導支援サーバ2のデータ格納部11に患者マスターデータ20(図2のa部)として登録される(図6のステップS2)。なお、かかるデータの登録は、病院から連絡を受けた診察・指導支援サーバ2の管理者が行っても良いし、医師端末9やネットワーク3に接続された病院の端末装置(図1に図示していない)から送信されることにより行われるようにしても良い。また、この際に、病院での診察が実施された旨の情報も合わせて登録し、前回の診察日の情報(図2のb部)を更新する様にしても良い。

0031

患者5宅に設置された在宅医療機器4からは、前述のとおり、定期的に機器使用実績データ21が送信され(図6のステップS3)、その都度、診察・指導支援サーバ2のデータ格納部11に収められる(図6のステップS4)。なお、この機器使用実績データ21には、機器IDが付されている。

0032

また、指導員8は、医師10の指示に従って、あるいは必要であると思われる際に、患者5宅を訪れ(図6のステップS5)、適宜必要な指導及び前記客観情報の収集を行う。また、必要に応じて前記測定装置6を患者5に装着する(図6のステップS6)。取得された患者5の客観情報は、指導員端末7に入力され、ネットワーク3を介して診察・指導支援サーバ2へ送信された後に(図6のステップS7)、前記患者客観データ23として格納される(図6のステップS8)。かかる客観情報の入力及び送信は、診察・指導支援サーバ2のインターフェース部13に、患者客観データ23の入力用のWebページを設け、指導員8が指導員端末7から当該Webページにアクセスし、提供される画面に対して前記情報の入力を行うことにより実行される様にしても良い。

0033

また、患者5に装着された測定装置6による測定が終了した時点で、測定された患者5の生体データがネットワーク3を介して診察・指導支援サーバ2へ送信され(図6のステップS9)、患者生体データ22として格納される(図6のステップS10)。なお、上記データの送信は、測定装置6が有する通信機能あるいは外部の通信装置により実行される。また、前述した測定されたデータに対する分析結果のデータは、測定装置6側で生成されても良いし、診察・指導支援サーバ2側で生成されるようにしても良い。

0034

以上のように、適時患者5の在宅医療情報を格納する診察・指導支援サーバ2は、毎日所定の時間に医師10に提供する患者5毎の在宅医療情報の抽出を行う。まず、情報抽出部12が、データ格納部11の患者マスターデータ20にアクセスし、次回診断日(図2のa)が明日となっている患者5(患者ID)を抽出する(図6のステップS11)。次に、抽出された各患者5毎に、医師10に提供すべき在宅医療情報、即ち機器使用実績情報、生体情報、及び客観情報を抽出する(図6のステップS12)。

0035

具体的には、機器使用実績情報については、情報抽出部12がデータ格納部11の機器使用実績データ21へアクセスし、当該患者5の前回診断日(図2のb)から本日までのデータを抽出する。データの抽出期間を、前回診断日からとせずに、過去1ヶ月など固定期間にするようにしても良い。また、当該患者5のデータを抽出する際には、各機器使用実績データ21に患者IDが付されている場合にはそれを利用し、患者IDが付されていない場合には、患者マスターデータ20に登録されている患者IDと機器IDの対応付けから、機器IDを取得し、それを用いて行う。また、抽出されたデータは、図3に例示したように加工されることが好ましい。

0036

また、生体情報についても、同様に、格納されている前記患者生体データ22にアクセスし、当該患者5の前回診察日から本日までの間に行われた測定によるデータが抽出される。更に、客観情報についても、前記患者客観データ23から、当該患者5の前回診察日から本日までの間に取得された客観情報が抽出される。なお、取得時期の判断には、前述した客観データに含まれる訪問日時(図5のd)のデータが用いられる。

0037

以上、患者5毎に抽出された在宅医療情報は、情報抽出部12において、患者マスターデータ20の患者IDと医師IDの対応付けから、患者5の担当医師10毎にまとめられ、まとめられた情報は、インターフェース部13及びネットワーク3を介して該当する医師10の医師端末9に送信される(図6のステップS13)。なお、以上説明の説明では、次回診察日が明日である患者5について情報の抽出及び送信を行ったが、次回診察日が本日である患者5など異なるタイミングで処理を行っても良い。

0038

前記送信された患者5毎の在宅医療情報は、医師端末9で受信され、医師端末9を介して担当医師10へ表示、提供される(図6のステップS14)。かかる在宅医療情報の医師端末9への送信と医師10への表示については、各種の実施方法を取ることが可能であるが、例えば、Webページを利用する場合には、以下のような処理手順を取ることができる。まず、情報抽出部12は、前記医師10毎にまとめた在宅医療情報を表示するためのWebページを各医師10毎に生成し、インターフェース部13に渡す。インターフェース部13は、当該Webページをアクセス可能に設定すると共に、Webページが生成された各医師10の医師端末9に対して、明日診察予定の患者5の在宅医療情報が閲覧できる旨のメッセージと当該医師10用の上記Webページの所在を記載した電子メールを送信する。電子メールを受取った医師10は、上記所定のWebページへアクセスすることにより、自分が担当する明日診察予定の患者5の在宅医療情報を得ることができる。

0039

図7は、前記医師10に在宅医療情報を提供するためのWebページの一例を示した図である。図に示すように、診察予定の患者5毎に閲覧可能な情報がリストアップされ、閲覧したい情報を選択することにより、容易に所望の情報を表示させることができる。例えば、「○○太郎」の「使用実績」の部分を選択すると、当該患者5の最近の機器使用実績データ21が、図3に示したようなグラフで表示される。

0040

また、Webページを用いずに、医師端末9側で、送信された各患者5毎の在宅医療情報を閲覧できる仕組みを用意しても良い。かかる場合にも、図7に例示したような目次の画面を用意し、医師10が容易に情報を得られるようにする必要がある。また、病院側で電子カルテシステムを採用し、医師10が医師端末9から各患者のカルテを閲覧できる場合には、診察・指導支援サーバ2から送信する在宅医療情報に患者マスターデータ20に登録されたカルテIDを付し、送信された在宅医療情報が当該電子カルテシステムによって対応する患者5のカルテと一緒に格納され、医師10がカルテと一緒に在宅医療情報を閲覧できるようにしても良い。

0041

以上説明したように、医師10は、自己の医師端末9から容易に診察予定の在宅医療適応患者5の在宅医療情報を閲覧できるので、診察前や診察時にその情報を参照し、患者5の診察や指導に当たる(図6のステップS15)。診察の結果、患者5の担当指導員8に、処方の変更や次回の訪問時期など指示を与えたい場合には、医師端末9からその指示情報を入力し、診察・指導支援サーバ2へ送信する(図6のステップS16)。

0042

かかる指示情報の入力及び送信にも各種の方法を取ることができるが、前述したWebページを用いる場合には、図7のe部に示すように、在宅医療情報を表示するWebページに指示書用のボタンを設け、このボタンを選択することにより、診察・指導支援サーバ2のインターフェース部13に用意された指示書入力用のWebページが表示されるようにしても良い。

0043

図8は、指示書入力用のWebページの一例を示した図である。図中、指示書内の四角で囲われた部分が入力欄であり、それ以外の部分、例えば、患者名、指導員名、担当医師名などは、診察・指導支援サーバ2で認識できるため、自動的に入力される。

0044

また、Webページを用いずに、電子メールなどで指示情報を送る方法をとることも可能である。

0045

送信された前記指示情報は、診察・指導支援サーバ2のインターフェース部13から該当する指導員8の指導員端末7へ送信され(図6のステップS17)、指導員8は、受信した指示情報を閲覧し(図6のステップS18)、その情報に基づいて、患者5宅への訪問及び訪問時の指導等を行う。なお、この指示情報の送信及び受信にも、Webページを利用した方法、電子メールを利用した方法などを取ることができる。

0046

以上説明したように、本実施の形態例にかかる診察・指導支援システム1を用いることにより、医師10は、自己が担当する在宅医療適応患者5の在宅医療情報を、診察前や診察時に容易に参照することができ、在宅医療情報が従来よりも有効に活用されるようになる。また、医師10に最新の情報が適確に提供されるようになると共に、医師10から指導員8への指示も容易に行えるようになる。従って、在宅医療適応患者5の診察及び指導をより適確に行うことが可能となる。

0047

本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。

0048

(付記1)ネットワークを用いて、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導を支援する在宅医療適応患者の診察・指導支援システムであって、前記ネットワークにより互いに接続された、前記患者宅に設置された在宅医療機器と、前記患者の生体を測定する測定装置と、前記患者の指導員用の指導員端末と、前記患者の診察及び指導を行う医師用の医師端末と、前記患者が前記医師の診察を受ける診察予定日の情報を格納したサーバとを有し、前記サーバが、前記ネットワークを介して前記在宅医療機器、前記測定装置、及び前記指導員端末から送信される前記患者の在宅医療に関する在宅医療情報を適時受信して格納し、前記サーバが、前記患者の診察予定日に基づくタイミングで、前記患者の前記格納した在宅医療情報を、前記ネットワークを介して、前記患者を担当する前記医師の医師端末に送信し、前記医師端末が、前記送信された在宅医療情報を前記医師に表示することを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援システム。

0049

(付記2)付記1において、前記在宅医療機器から送信される前記在宅医療情報が、当該在宅医療機器の使用実績情報であり、前記測定装置から送信される前記在宅医療情報が、前記患者の生体情報であり、前記指導員端末から送信される前記在宅医療情報が、前記患者の客観情報であることを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援システム。

0050

(付記3)付記1あるいは付記2において、前記サーバが、更に、前記患者が前記医師の診察を受けた最後の診察日の情報を格納し、前記サーバから前記医師端末に送信される前記在宅医療情報が、前記患者の前記最後の診察日から前記診察予定日までの間に、前記サーバに送信された前記在宅医療情報であることを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援システム。

0051

(付記4)付記1あるいは付記2において、前記サーバから前記医師端末に送信される前記在宅医療情報が、前記患者の診察予定日より一定期間遡った時点から当該診察予定日までの間に、前記サーバに送信された前記在宅医療情報であることを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援システム。

0052

(付記5)付記1乃至付記4のいずれかにおいて、更に、前記サーバが、前記医師端末から送信される前記指導員への指示情報を、当該指導員の前記指導員端末へ送信することを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援システム。

0053

(付記6)ネットワークを用いて、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導を支援するサーバシステムであって、前記ネットワークを介して前記患者の診察及び指導を行う医師用の医師端末と接続され、前記患者が前記医師の診察を受ける診察予定日の情報を格納し、前記患者宅に設置された在宅医療機器、前記患者の生体を測定する測定装置、及び前記患者の指導員によって取得される前記患者の在宅医療に関する在宅医療情報を、前記ネットワークを介して適時受信して格納し、前記患者の診察予定日に基づくタイミングで、前記患者の前記格納した在宅医療情報を、前記ネットワークを介して、前記患者を担当する前記医師の医師端末に送信することを特徴とするサーバシステム。

0054

(付記7)ネットワークを用いて、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導を支援する在宅医療適応患者の診察・指導支援方法であって、前記ネットワークにより互いに接続された、前記患者宅に設置された在宅医療機器と、前記患者の生体を測定する測定装置と、前記患者の指導員用の指導員端末と、前記患者の診察及び指導を行う医師用の医師端末と、前記患者が前記医師の診察を受ける診察予定日の情報を格納したサーバとが備えられ、前記サーバが、前記ネットワークを介して前記在宅医療機器、前記測定装置、及び前記指導員端末から送信される前記患者の在宅医療に関する在宅医療情報を適時受信して格納するステップと、前記サーバが、前記患者の診察予定日に基づくタイミングで、前記患者の前記格納した在宅医療情報を、前記ネットワークを介して、前記患者を担当する前記医師の医師端末に送信するステップと、前記医師端末が、前記送信された在宅医療情報を前記医師に表示するステップを有することを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援方法。

0055

(付記8)ネットワークを用いて、在宅医療を受ける患者に対する診察及び指導を支援する在宅医療適応患者の診察・指導支援方法であって、前記ネットワークにより互いに接続された、前記患者の診察及び指導を行う医師用の医師端末と、前記患者が前記医師の診察を受ける診察予定日の情報を格納したサーバとが備えられ、前記サーバが、前記患者宅に設置された在宅医療機器、前記患者の生体を測定する測定装置、及び前記患者の指導員によって取得される前記患者の在宅医療に関する在宅医療情報を、前記ネットワークを介して適時受信して格納するステップと、前記サーバが、前記患者の診察予定日に基づくタイミングで、前記患者の前記格納した在宅医療情報を、前記ネットワークを介して、前記患者を担当する前記医師の医師端末に送信するステップを有することを特徴とする在宅医療適応患者の診察・指導支援方法。

発明の効果

0056

以上、本発明によれば、医師は、自己が担当する在宅医療適応患者の在宅医療情報を、診察前や診察時に容易に参照することができ、在宅医療情報が従来よりも有効に活用されるようになる。また、医師に最新の情報が適確に提供されるようになると共に、医師から指導員への指示も容易に行えるようになる。従って、在宅医療適応患者の診察及び指導をより適確に行うことが可能となる。

図面の簡単な説明

0057

図1本発明を適用した診察・指導支援システムの実施の形態例に係る構成図である。
図2患者マスターデータ20の一例を示した図である。
図3機器使用実績データ21をグラフ化したものの一例を示した図である。
図4患者生体データ22の一例を示した図である。
図5患者客観データ23の一例を示した図である。
図6本診察・指導支援システム1において行われる処理の一例を示したフローチャートである。
図7医師10に在宅医療情報を提供するためのWebページの一例を示した図である。
図8指示書入力用のWebページの一例を示した図である。

--

0058

1診察・指導支援システム
2 診察・指導支援サーバ
3ネットワーク
4在宅医療機器
5患者
6測定装置
7指導員端末
8指導員
9医師端末
10医師
11データ格納部
12情報抽出部
13インターフェース部
20患者マスターデータ
21機器使用実績データ
22患者生体データ
23 患者客観データ

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