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技術 家具の留め具を予め備える、建築物の内装壁、または内装壁の構成部材

出願人 北川福郎
発明者 北川福郎
出願日 2001年9月29日 (19年2ヶ月経過) 出願番号 2001-338621
公開日 2003年4月9日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2003-105949
状態 未査定
技術分野 壁の仕上げ
主要キーワード 貫通ネジ 通し枠 枠組み材 ガイド部品 内装物 セミモノコック構造 袋ナット状 丸ノコ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年4月9日)のものです。
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図面 (9)

課題

建物完成後装備されるであろう内装物取付け家具等の設備に備え、予め家具等の留め具を備えた内装壁または内装壁の構成部材の提供。

解決手段

内装壁材の裏面に枠組み材を持つ大壁構造の中空壁または、木質パネル構法の木質パネルからなる壁において、内装壁材を貫通し、枠組み材に至る等間隔又は不等間隔に家具の留め具を予め備える。

概要

背景

近年、内装面側に柱を露出させる真壁構造をもつ日本家屋に変わり、壁で柱を覆ってしまう大壁構造を持つ枠組壁構法家屋が増えている。大壁構造の利点は、壁自体に強度を分散させるセミモノコック構造により、細い柱でも胴縁間柱など枠組み材として使用出来ること、また、土壁塗り等の乾燥行程の必要な湿式の壁を現場施工する必要が無く、枠組み材に内装パネルまたは化粧板等の内装壁材接合すれば良いので、工期が短縮されること、また、中空壁の中に断熱材を仕込むことが出来る等の利点を持つ。また、最近は木質パネル等のパネル化により、現場で直接柱を施工しない木質パネル構法もある。また、もちろん鉄筋コンクリートに木製の柱は無い。特殊なところでは、ユニットバスの壁にも柱がない。

概要

建物完成後装備されるであろう内装物取付け家具等の設備に備え、予め家具等の留め具を備えた内装壁または内装壁の構成部材の提供。

内装壁材の裏面に枠組み材を持つ大壁構造の中空壁または、木質パネル構法の木質パネルからなる壁において、内装壁材を貫通し、枠組み材に至る等間隔又は不等間隔に家具の留め具を予め備える。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

建築物完成時には設置が未定であるが、将来内装壁面上に追加する、内装品長押等を含む不特定の家具の固定ために、建築物施工時の内装壁、または部品加工時の内装壁の構成部材に対し、家具の留め具複数個、等間隔又は不等間隔に予め備えることを特徴とする、建築物の内装壁。

請求項2

請求項1記載の内装壁が、内装壁材の裏面に枠組み材を持つ、大壁構造の中空壁か、または木質パネル構法の木質パネルであり、かつ、内装壁材を貫通し枠組み材に至る、単数または複数の部品から構成される家具の留め具を備えていることを特徴とする内装壁。

請求項3

請求項1または請求項2記載の内装壁において、床面から上方向に180cm上下30cm、または床面から上方向に90cm上下30cmの範囲内に、水平方向に直線をなして複数個の家具の留め具を備えた列を持つことを特徴とする内装壁。

請求項4

大壁構造を構成する内装壁材または枠組み材の各部材において、将来建築物の内装壁となるとき、家具の留め具が複数個、等間隔又は不等間隔に設けられるように、予め所定の場所に家具の留め具部品を備えるか、又は家具の留め具部品を備える下穴加工が、建築物の施工時または各部材の加工時に施されることを特徴とする、大壁構造の内装壁材または枠組み材。

請求項5

請求項1から請求項4記載の、家具の留め具を複数個備えた内装壁または内装壁材において、家具の留め具がフランジを持ち、かつ、このフランジが内装壁材の裏面側に接合されることを特徴とする、内装壁または内装壁材。

請求項6

請求項1から請求項5記載の、家具の留め具を複数個備えた内装壁または内装壁材において、家具の留め具の全部または一部が樹脂製であり、この樹脂製の家具の留め具が単体か、または金属製を含む部品と組み合わせて用をなすことを特徴とする、内装壁または内装壁材。

請求項7

請求項1から請求項6記載の、家具の留め具を複数個備えた内装壁または内装壁材の、家具の留め具の設置間隔に対し、家具自体取り付け具の間隔が予め合わせてあることを特徴とする、内装品や長押を含む家具。

発明の効果

0001

この発明は、建築物内装壁、または内装壁の構成部材、更に、これらに予め備える、家具留め具に関するものである。

背景技術

0001

従来、壁で柱を覆う大壁構造や木質パネルでは、建築物の完成後、内装壁には木製の柱が露出せず、どこにも突起物の無い単一平面の壁になる事が多く、家具を固定したり吊り下げたりすることが困難であった。そこで、本案は、内装壁の施工時、または内装壁の構成部材の部品加工時、家具の留め具を複数個、等間隔又は不等間隔に予め設けることで問題を解決するものである。施工時において、内装壁を貫通し枠組に至る家具の留め具を設けることは、建築物が完成した後より容易である。特に木質パネルは、工場での製造時に家具の留め具も取りつければ良いので、多数の家具の留め具を、現場での施工行程に全く影響しないで備えることが出来る。従って、重量物の吊り下げが可能な家具の留め具を容易に得ることが出来るのである。また施工時なら、内装壁材の裏面から家具の留め具を設置することが可能なので、広いフランジのついた家具の留め具を備えることが出来、引っ張り強度の大きい家具の留め具を得ることが出来る。以上の家具の留め具により、特別な作業をすることなく、素人にも容易に家具を内装壁に固定できるのである。

発明が解決しようとする課題

0002

近年、内装面側に柱を露出させる真壁構造をもつ日本家屋に変わり、壁で柱を覆ってしまう大壁構造を持つ枠組壁構法家屋が増えている。大壁構造の利点は、壁自体に強度を分散させるセミモノコック構造により、細い柱でも胴縁間柱など枠組み材として使用出来ること、また、土壁塗り等の乾燥行程の必要な湿式の壁を現場で施工する必要が無く、枠組み材に内装パネルまたは化粧板等の内装壁材を接合すれば良いので、工期が短縮されること、また、中空壁の中に断熱材を仕込むことが出来る等の利点を持つ。また、最近は木質パネル等のパネル化により、現場で直接柱を施工しない木質パネル構法もある。また、もちろん鉄筋コンクリートに木製の柱は無い。特殊なところでは、ユニットバスの壁にも柱がない。

0003

従来の日本家屋に用いられる、柱を露出させる真壁構造では、この露出した木製の柱が家具の留め具であるフックアンカーを固定する土台になっていた。特に水平方向に設けられた鴨居長押は、洗濯物等を吊るすフックの土台にうってつけであった。また地震対策のため、箪笥などの転倒防止用天蓋チェーン繋ぎ、その先を壁に固定したい場合、この取り付け先に最も好都合だったのも鴨居であった。

0004

ところが、壁で柱を覆う大壁構造や木質パネルでは、建築物の完成後、内装壁には木製の柱が露出せず、どこにも突起物の無い単一平面の壁になる事が多い。この壁は中空壁であり、この壁にネジを打っても引っ張り強度が小さく、物を吊り下げると強度不足で抜け出てしまう。従って、家具の留め具であるアンカーやフックを大壁構造に取りつけることは困難であった。

0005

これを解決する為、トグラーや石膏釘等を内装面側から内装壁に設置する方法がある、これらは、内装壁材の裏面に向かって開く足や釘等の障害物により、内装壁から抜け出てくるのを防ぐものである。しかし、これでも重量物を下げるのには強度不足である。重量物を下げるには、フックやアンカーを内装壁内部の枠組み材に至るように打ち込み、引っ張り強度を向上させる必要がある。しかし、完成してしまった建築物の内装壁の枠組み材を内装面側から見つけ出し、枠組み材からはみ出ない様にアンカーを打ち込むのは困難である。また、鉄筋コンクリートの壁に物を吊るすのも同様に困難であり、コンクリートドリル下穴を開け、アンカーを打ち込む必要がある。さらに、ユニットバスの場合、水滴外壁にしみ込んで腐食するため、内装壁に穴を空ける訳にはいかない。

課題を解決するための手段

0006

以上の様に、建築物の完成後、内装壁に家具の留め具を追加作業するのは、素人にはとても面倒である。また、賃貸住宅の場合、内装壁を痛めてしまうような、家具の留め具の追加作業は行えないという問題があった。

0007

そこで本案は、請求項1に示すように、建築物完成時には設置が未定であるが、将来内装壁面上に追加する、内装品や長押等を含む不特定の家具の固定ために、建築物施工時の内装壁、または部品加工時の内装壁の構成部材に対し、家具の留め具を複数個、等間隔又は不等間隔に予め備えることで問題を解決するものである。

0008

内装壁の施工時または部品加工時なら、例えば大壁構造や木質パネルでは枠組み位置が分かっているのであるから、請求項2に示すように、内装壁材を貫通し枠組み材に至る家具の留め具を設けることは、建築物が完成した後より容易である。従って、重量物の吊り下げが可能な、引っ張り強度の大きい家具の留め具を容易に得ることが出来る。特に木質パネルは、工場での製造時に家具の留め具も取りつければ良いので、請求項3に示すような、列をなす多数の家具の留め具を、現場の施工行程に全く影響しないで備えることが出来る。

0009

また建築物が鉄筋コンクリートの場合、家具の留め具の設置は更に容易で、コンクリートが硬化する前に家具の留め具を埋設すれば良い。また、ユニットバスの場合、底部が閉じた袋ナット状の家具の留め具を、アンカーとして樹脂製の壁にインサート成形すれば良い。このようにして、内装壁との接合がしっかりとした家具の留め具が得られる。

0010

以上の様にして、引っ張り強度の強い家具の留め具が得られる。家具の留め具が内装壁に予め備えられているので、吊り下げフックやアンカーの追加作業は不要で、素人でも容易に内装壁へ家具を固定できる。また、傷つくのは内装壁上の壁紙だけで内装壁本体を傷つけることが無いので、賃貸住宅でも建築物の価値を下げることなく、家具の内装壁への固定が可能である。

0011

ところで本案は、将来家具が設置されるか未定の内装壁に予め複数個の家具の留め具を備えるのであるから、本案の家具の留め具は使われない確率のほうが大きい。従って、本案の家具の留め具には、突起部分が無く、容易に内装壁に隠せるアンカーの方が、フックより有利である。例えば、内装壁材が内装パネルの場合、アンカーは内装壁の完成時には壁紙の中に隠すことが出来、必要な時に壁紙を切り抜いてアンカーの頭を露出させれば良い。不要になったら、壁紙を切り張りして隠しても良い。壁紙を使わず、表面がそのまま内装面になる化粧板の場合、の着いたダミープラグをアンカーに嵌めてインテリアアクセントにしても良い。

0012

ところで内装壁において、家具の留め具を必要とする範囲は、割と狭い。この範囲は、箪笥の固定、絵画や洗濯物の保持など、従来鴨居があった範囲と、更に、手すり小物入れなど人間の手が触れる範囲でほとんど用が足りる。従って本案の家具の留め具は、複数個といってもやたら多数備える必要は無いのである。また、水平方向において家具の留め具の設置間隔が広い時は、長押を水平方向に家具の留め具で固定し、この長押に必要な数のフックやアンカーを取りつければ良い。以上の様に、効果的な位置に家具の留め具を備えれば、その個数を制限できる。ここで、大壁構造の枠組み材である胴縁や間柱が45cm間隔で設けられる場合が多いことを考慮し、家具の留め具を備える範囲を、請求項3に示すように、床面から上方向に180cm上下30cm、または床面から上方向に90cm上下30cmの範囲内とすると効果的である。更に、この範囲に長押を追加することを考え、水平方向に直線をなして複数個の家具の留め具を備えた列を内装壁に設ければ良い。また水平方向に備えた家具の留め具の列に、もう1列、20cm程度の間隔で水平方向に家具の留め具の列を追加すると、床に置かれず内装壁上に固定される内装品を鉛直上下方向の2点で支えることが出来、しつかりした固定が可能となる。

0013

ところで大壁構造とは、柱と、胴縁または間柱からなる枠組みを持ち、この枠組みに内装パネルまたは化粧板等の内装壁材を接合し、中空壁の内装壁を作るものである。ここで、家具の留め具の設置間隔を規格化すれば、内装壁の各構成部材の加工段階で、本案の家具の留め具を備える位置が予め計算できる。すなわち請求項4に示すように、大壁構造を構成する内装壁材または枠組み材の各部材において、将来建築物の内装壁となるとき、家具の留め具が複数個、等間隔又は不等間隔に設けられるように、予め所定の場所に家具の留め具部品を備えるか、又は家具の留め具部品を備える下穴加工を、建築物の施工時または各部材の加工時に施すことが可能である。なお、現場で内装壁材を枠組み材へ接合する時、予め構成部材に加工されている、本案の家具の留め具または下穴を、組み付け時の基準穴仮組み固定穴として利用することも可能である。

0014

家具の留め具は、内装壁材を貫通し枠組み材に至らせる方が、強い引っ張り強度を得られることは述べた。しかし、大壁構造において、内装壁材にのみ家具の留め具を施し、施工を簡略化したい場合もある。このとき、内装壁材の家具の留め具の設置間隔と枠組み材の間隔は無関係となる場合がある。このため、内装壁材を切断する線上に家具の留め具が位置する場合がある。この時、家具の留め具が金属製だと丸ノコ等木材の切断機では切断できず、また切断機の破壊つながり危険である。そこで請求項6に示すように、家具の留め具の全部または一部が樹脂製であるなら、木材の切断機で切断可能である。また、内装壁材が薄い合板か、または石膏ボードの場合、金属製の家具の留め具を直接取りつけると接触部から内装壁材が破壊される場合があるので、内装壁材の接触部に樹脂を含侵させて接触部の破壊を防ぐ。

0015

また、家具の留め具の軸長が内装壁材の厚みに対して長い時、内装壁材の運搬時に家具の留め具が邪魔になり、内装壁材を重ねられない問題が生じる。そこで家具の留め具本体を別部品として分離するが、内装壁材に樹脂製のガイド部品成形し、家具の留め具本体を嵌め込み式にすれば、現場での取り付け時間が短縮する。樹脂製の家具の留め具は、内装壁材の表面プレス加工時に成形すると、表面の仕上がりも良い。

0016

さて、内装壁材となる内装パネルや化粧板の厚さが十分でない時、家具の留め具の固定において、単に厚みに対し垂直方向にネジ止めするだけでは、引っ張り強度が内装壁材の厚みに依存し都合が悪い。そこで、請求項5に示すように、家具の留め具がフランジを持ち、かつ、このフランジが内装壁材の裏面側に接合されるようにする。これにより、本案の家具の留め具は、フランジの広い接合面積で引き抜く力を分離するので、引っ張り強度は格段に強くなる。従来の家具の留め具であるトグラーや石膏釘では、引き抜く力を内壁材裏面に分散させる面積が狭かったので十分な強度が出せなかったのである。ところで、広い面積を持つフランジを内装壁裏面に接合するには、内装壁材の裏面側から行うしかない。これは、建築物の完成後にはもちろん出来ない。本案が示すように、内装壁の施工時か、または内装壁の構成部材の加工時に予め備えるしか手段は無い。

発明を実施するための最良の形態

0017

以上に示した家具の留め具の設置間隔が予め規格化されていると、施工や部品加工も楽であることは既に述べた。また更に、請求項7に示すように、家具の留め具の設置間隔に対し、家具自体取り付け具の間隔を予め合わせて加工できるので、素人でも簡単に内装壁へ取り付け可能な家具が得られる。

0018

以下に示す実施例は、請求項1の様に、建築物完成時には設置が未定であるが、将来内装壁面上に追加する、内装品や長押等を含む不特定の家具の固定ために、建築物施工時の内装壁、または部品加工時の内装壁の構成部材に対し、家具の留め具を複数個、等間隔又は不等間隔に予め備えるものである。

0019

すなわち、建築物の完成時に予め配置される事が分かっている家具や家電品についての家具の留め具とは目的が異なる。これらは、家具の留め具の設置位置と個数が予め分かっており、かつ、各々の家具に特殊化されて設置されている。異なる家具に使用される家具の留め具の間では、設置位置は統一されず、従って連携して働くことはまず無い。また、無駄な個数は備えらないことも特徴である。

0020

本発明は、建築物完成時には設置が未定である内装品や長押等を含む不特定の家具を内装壁へ固定する時、素人でも気軽に固定作業が出来るように、家具の留め具を連続して多量に設けることで、汎用性をもたせる工夫である。

0021

図1は、本案の第1実施例を示す。請求項1に示すように、建築物の施工時または部品加工時において、家具の留め具(100a)を複数個、等間隔又は不等間隔に予め設けた、大壁構造をもつ内装壁(200)の構造図である。内装壁材には内装パネル(41)を使用し、内装面側には壁紙(61)が張られる。

0022

大壁構造の枠組み材である柱(50)や胴縁(51)や間柱(52)は水平方向または垂直方向に45cm間隔で設けられる場合が多い。従って請求項3に示すように、床面から上方向への距離Haが180cm、および距離Hbが90cmの水平方向に直線をなして複数個、胴縁(51)と間柱(52)の交わりを避け、設置間隔Laが45cmとなるよう、家具の留め具(100a)を内装パネル(41)および胴縁(51)に設ける。この水平方向2列の家具の留め具でも不足の場合は、胴縁を追加して、家具の留め具の列を増やせば良い。もちろん柱(50)や間柱(52)の位置に、家具の留め具(100a)を備えて良い。

0023

図2に、図1のA方向の断面図を示す。図2で家具の留め具(100a)とその設置の詳細を説明する。家具の留め具(100a)は、アンカー(10a)とガイド部品(20a)とから構成され、これらは請求項4に示すように、それぞれ内装パネル(41)および胴縁(51)の各部品加工時に予め備えられている。

0024

家具の留め具のガイド部品(20a)は、請求項6の様に樹脂製で、かつ請求項5の様にフランジ(24a)をもち、内装パネル(41)に接着されている。金属製のアンカー(10a)は、外周にカエリ(13a)を持ち、また、内側にネジ(11a)を持つ。アンカー(10a)は、枠組み材の胴縁(51)の部品加工時に、予め胴縁(51)に打ち込まれている。これにより、内装壁(200)が完成した時に、本案の家具の留め具(100a)は、請求項2の様に、内装壁材の内装パネル(41)を貫いて枠組み材の胴縁(51)に至る、ガイド部品(20a)およびアンカー(10a)で構成されるので、引っ張り強度が向上する。

0025

この家具の留め具(100a)が使用されない場合には、頭に六角穴(35a)をもつダミープラグ(30a)が、ガイド部品(20a)に嵌め込まれる。必要なら六角穴(35a)の上にシールが張られ、その上に壁紙(61)が張られるので、内装面側から家具の留め具(100a)を完全に隠すことが出来る。家具の留め具(100a)を使用するときは、壁紙(61)を切り抜いて、ダミープラグ(30a)を抜き、アンカー(10a)の内側のネジ部(11a)を用いて家具自体の取り付け具をネジ止めするのである。

0026

樹脂製のガイド部品(20a)の内側にはネジ(21a)が切ってあって、ここにダミープラグ(30a)を嵌めこむのであるが、ダミープラグ(30a)をアンカー(10a)内側のネジ(11a)に嵌めこむ場合、ガイド部品(20a)の内側は単なる貫通穴で良いし、またガイド部品(20a)自体が不要となるので、単に内装パネル(41)に空けた下穴でも良い。

0027

家具の留め具のガイド部品(20a)はABS樹脂などの樹脂製であるが、内装パネル(41)の施工時、家具の留め具のガイド部品(20a)が切断される心配が全く無い場合、金属製でもかまわない。ガイド部品(20a)のフランジ(24a)は内装面側とは反対の裏面に設けられ、内装パネル(41)との接着面にヒビなど入らないよう、その広い接合面積により親和性を高めている。このフランジ(24a)の厚み分だけ内装パネル(41)は中グリされている。ガイド部品(20a)は、内装パネル(41)の表面プレス時に、メラミン樹脂接着剤などで内装パネル(41)に一体形成され、内装面側の内装パネル(41)表面とガイド部品(20a)表面は、同一平面に仕上げられる。このため、運搬時に内装パネル(41)を重ねても、ガイド部品(20a)が突起物として内装パネル(41)を傷つけることも無い。

0028

第2実施例を図3に示す。図3は家具の留め具(100b)とその設置部の断面図である。第2実施例では、家具の留め具(100b)は、アンカー(10b)とガイド部品(20b)で構成される。アンカー(10b)は、内装パネル(41)を胴縁(51)に締め付ける締結部品としても兼用される。

0029

アンカー(10b)は外周にネジ部(12b)または木ネジ部を持ち、内側に六角穴(15b)とその底部にネジ部(11b)を持つ。請求項4に示すように、内装パネル(41)には家具の留め具のガイド部品(20b)が、また、胴縁(51)には下穴(16b)が、各部材の加工段階で予め備えられている。現場ではアンカー(10b)の六角穴(15b)を回し、内装パネル(41)を胴縁(51)に締付ける。内装パネル(41)の接触部がアンカー(10b)の締め付けに耐えられるなら、ガイド部品(20b)は無くても良い。アンカー(10b)を現場で締め付ける手間があるが、家具の留め具のガイド部品(20b)と下穴(16b)が予め備えられているので、施工時間は短縮できる。

0030

第3実施例を図4に示す。図4は家具の留め具(100c)とその設置部の断面図である。化粧板(42)にガイド部品(20c)が備えられ、胴縁(51)にはアンカー(10c)が備えられる。化粧板(42)の表面がそのまま内装面になるので、壁紙を張ることは無い。従って、家具の留め具(100c)が使用されないとき、傘(34c)に十字ネジ溝のある、ダミープラグ(30c)が使用され、これが内装壁のインテリアになる。ダミープラグ(30c)のネジ部(32c)は割りピン構造(36c)を持ち、ダミープラグ(30c)を回転させること無く、ガイド部品(20c)のネジ(21c)に押し込んで簡単に装着できる。

0031

第4実施例を図5に示す。図5は家具の留め具(100d)とその設置部の断面図である。家具の留め具(100d)は内装パネル(41)にのみ備えられ、枠組み材には貫通させない、簡易工法がとられている。家具の留め具(100d)はアンカー(10d)のみで構成される。アンカー(10d)には、請求項5の様にフランジ(14d)がついていて、引っ張り強度を向上させている。アンカー(10d)内部にはネジ(11d)が切ってあり、底部は閉じている。しかし、中空壁に入れた断熱材の露出にこだわらないなら、ダミープラグ(30d)の栓もあるので、ネジ(11d)は貫通ネジで良い。

0032

第5実施例を図6に示す。図6は家具の留め具(100e)とその設置部の断面図である。この第5実施例は、第4実施例のアンカー(10d)の軸長が不足する場合に用いる。家具の留め具(100e)の一部品であるガイド部品(20e)は樹脂製で、内部に爪(27e)のある貫通穴を持つ。アンカー(10e)は金属製で、底部の閉じたネジ(11e)と、爪(17e)と、フランジ(14e)を持つ。請求項5の様にフランジ(14e)がついているので、引っ張り強度は大きい。アンカー(10e)は現場で内装パネル(41)に裏面から接着される。接着剤が乾くまで爪(17e)と爪(27e)の嵌め合いで保持されるので、接着剤の乾燥までアンカー(10e)を保持する必要は無い。また、アンカー(10e)の爪(17e)の代わりにネジを形成し、内装パネル(41)の下穴に直接ねじ込んで、ガイド部品(20e)を省略する方法もある。内装パネル(41)の運搬時はアンカー(10e)が外されており、内装パネル(41)を重ねて積み上げることが出来る。

0033

以上の、第1実施例から第5実施例の大壁構造に対する家具の留め具の設置構成は、壁材の間に枠組み材を持つ木質パネルにも当てはまる。すなわち、木質パネルの内装壁材が内装パネル(41)または化粧板(42)に相当し、枠組み材が柱(50)や胴縁(51)や間柱(52)に相当するのである。従って木質パネルについての説明は省略する。

0034

第6実施例を図7に示す。図7はユニットバスの内装壁(300)に備えられた家具の留め具(100f)とその設置部の断面図である。アンカー(10f)は、内部に底部の閉じたネジ(11f)と、フランジ(14f)を持つ。アンカー(10f)は樹脂製の内装壁(300)と一緒にインサート成形され、水密製を保つことが出来る。傘(34f)付きのダミープラグ(30f)はインテリアになる。モルタルやコンクリートの内装壁も同様で、内装壁が硬化する前に家具の留め具を埋設すれば良い。

図面の簡単な説明

0035

第7実施例を図8に示す。図8では、内装壁(200)に予め備えられた家具の留め具(100g)の設置間隔Laに対し、請求項7の様に、取り付け具の間隔が予めLaの倍数Lbに合わせてある長押(70)を示す。この長押(70)に必要な数だけフック(71)を追加できる。長押(70)の裏面に金属製の板(72)を設けると、フック(71)を誤って内装壁(200)に貫通する事故を防ぐことが出来る。このように、ボードや電装品や箪笥や内装品などの取り付け具の間隔が、家具の留め具(100g)の設置間隔に合わせてあると、内装壁への固定が格段に簡単になる。

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0036

図1第1実施例の代表図である。
図2図1のA方向から見た、第1実施例の家具の留め具(100a)付近の断面図である。
図3第2実施例の、家具の留め具(100b)付近の断面図である。
図4第3実施例の、家具の留め具(100c)付近の断面図である。
図5第4実施例の、家具の留め具(100d)付近の断面図である。
図6第5実施例の、家具の留め具(100e)付近の断面図である。
図7第6実施例の、家具の留め具(100f)付近の断面図である。
図8第7実施例の、家具の留め具(100g)の設置間隔に対し、取り付け具の間隔が予め合わせてある長押(70)の説明図である。

0037

100a…第1実施例の家具の留め具
10a…家具の留め具(100a)の構成部品であるアンカー
11a…アンカー(10a)内側に形成されたネジ
13a…アンカー(10a)外周に形成されたカエリ
20a…家具の留め具(100a)の構成部品であるガイド部品
21a…ガイド部品(20a)内側に形成されたネジ
24a…ガイド部品(20a)外周に形成されたフランジ
30a…家具の留め具(100a)に嵌めるダミープラグ
32a…ダミープラグ(30a)外周に形成されたネジ
35a…ダミープラグ(30a)内側に形成された六角穴
100b…第2実施例の家具の留め具
10b…家具の留め具(100b)の構成部品であるアンカー
11b…アンカー(10b)内側に形成されたネジ
12b…アンカー(10b)外周に形成されたネジ
15b…アンカー(10b)内側に形成された六角穴
16b…アンカー(10b)の下穴
20b…家具の留め具(100b)の構成部品であるガイド部品
24b…ガイド部品(20b)外周に形成されたフランジ
30b…家具の留め具(100b)に嵌めるダミープラグ
32b…ダミープラグ(30b)外周に形成されたネジ
35b…ダミープラグ(30b)内側に形成された六角穴
100c…第3実施例の家具の留め具
10c…家具の留め具(100c)の構成部品であるアンカー
11c…アンカー(10c)内側に形成されたネジ
13c…アンカー(10c)外周に形成されたカエリ
20c…家具の留め具(100c)の構成部品であるガイド部品
21c…ガイド部品(20c)内側に形成されたネジ
24c…ガイド部品(20c)外周に形成されたフランジ
30c…家具の留め具(100c)に嵌めるダミープラグ
32c…ダミープラグ(30c)外周に形成されたネジ
34c…ダミープラグ(30c)頭に形成された、十字ネジ溝を持つ傘
36c…ダミープラグ(30c)のネジ(32c)部に成形された割ピン構造
100d…第4実施例の家具の留め具
10d…家具の留め具(100d)の構成部品であるアンカー
11d…アンカー(10d)内側に形成されたネジ
14d…アンカー(10d)外周に形成されたフランジ
30d…家具の留め具(100d)に嵌めるダミープラグ
32d…ダミープラグ(30d)外周に形成されたネジ
35d…ダミープラグ(30d)内側に形成された六角穴
100e…第5実施例の家具の留め具
10e…家具の留め具(100e)の構成部品であるアンカー
11e…アンカー(10e)内側に形成されたネジ
14e…アンカー(10e)外周に形成されたフランジ
17e…アンカー(10e)外周に形成された爪
20e…家具の留め具(100e)の構成部品であるガイド部品
24e…ガイド部品(20e)外周に形成されたフランジ
27e…ガイド部品(20e)外周に形成された爪
30e…家具の留め具(100e)に嵌めるダミープラグ
100f…第6実施例の家具の留め具
10f…家具の留め具(100f)の構成部品であるアンカー
11f…アンカー(10f)内側に形成されたネジ
14f…アンカー(10f)外周に形成されたフランジ
30f…家具の留め具(100f)に嵌めるダミープラグ
34f…ダミープラグ(30f)頭に形成された、十字ネジ溝を持つ傘
100g…第7実施例の家具の留め具
41…内装パネル
42…化粧板
50…柱
51…胴縁
52…間柱
61…壁紙
70…長押
71…フック
72…金属製の板
200…大壁構造の内装壁で、柱が露出しない
300…ユニットバスの内装壁で、樹脂製であり、柱を持たない

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