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技術 液体漂白剤組成物

出願人 花王株式会社
発明者 青柳宗郎尾崎和義小寺孝範
出願日 2001年9月18日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2001-283513
公開日 2003年3月28日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2003-089799
状態 特許登録済
技術分野 洗浄・漂白 洗浄性組成物
主要キーワード カタラーゼ水溶液 付加順序 親油性汚れ ジメチルシアノ トリ短鎖 トリエチレンテトラアミン六酢酸 ラジカルトラップ剤 透明容器
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課題

より高い漂白力を発揮する酸素系の液体漂白剤組成物を提供する。

解決手段

(a)無機過酸化物、(b)分子中に−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有し、4級アンモニウム基を有さない漂白活性化剤、(c)分子中に4級アンモニウム基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有する漂白活性化剤、及び水を含有する液体漂白剤組成物。

概要

背景

概要

より高い漂白力を発揮する酸素系の液体漂白剤組成物を提供する。

(a)無機過酸化物、(b)分子中に−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有し、4級アンモニウム基を有さない漂白活性化剤、(c)分子中に4級アンモニウム基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有する漂白活性化剤、及び水を含有する液体漂白剤組成物。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

(a)無機過酸化物、(b)分子中に−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有し、4級アンモニウム基を有さない漂白活性化剤、(c)分子中に4級アンモニウム基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有する漂白活性化剤、及び水を含有する液体漂白剤組成物

請求項2

(b)が下記の一般式(I)で表される漂白活性化剤である請求項1記載の液体漂白剤組成物。

請求項

ID=000002HE=025 WI=053 LX=0335 LY=0850〔R1は炭素数5〜20の炭化水素基であり、nは1又は0の数であり、Xは−COOM、−SO3M、−OSO3Mである。Mは陽イオンを表す。〕

請求項3

(c)が下記一般式(II)で表される化合物及び一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の液体漂白剤組成物。

請求項

ID=000003HE=055 WI=058 LX=0310 LY=1500〔式中、R2、R4、R5は、炭素数1〜20の炭化水素基であり、これらの内1つ以上は炭素数5〜20の炭化水素基である。また、R2は、R4又はR5と連結して環を形成してもよく、ヘテロ原子を有する複素環であってもよい。R3は、メチレン基又はプロピレン基である。R6、R8、R9、R10は、炭素数1〜20の炭化水素基であり、これらの内少なくとも1つは炭素数5〜20の炭化水素基である。Tは−COO−又は−OCO−であり、R7は炭素数1〜6のアルキレン基である。Y-は陰イオン基である。〕

請求項4

(d)として界面活性剤を含有する請求項1〜3記載いずれか記載の液体漂白剤組成物

請求項5

20℃におけるpHが7以下である請求項1〜4いずれか記載の液体漂白剤組成物。

技術分野

3)溶剤トリエチレングリコールモノフェニルエーテル

0001

本発明は液体漂白剤組成物に関する。

0002

過酸化水素を主基剤とする液体漂白剤は色・柄物に使用でき、汚れ直接塗布できるなどの利点から好まれて使用されている。現在市販されている液体酸素系漂白剤は、所定量をキャップ取り分け衣類に塗布するか、もしくは洗濯機投入する方法が一般的に行われている。しかしながら、その漂白効果は十分なものとは言えない。

0003

また、漂白効果を向上させ、貯蔵安定性も十分なものを得ることを目的に漂白活性化剤を配合することが行われている。特開平4−337399号公報、特開平5−206129号公報、特開平7−3293号公報、特表平8−503017号公報には、過酸化水素水素と特定の漂白活性化剤、界面活性剤を組み合わせることによって漂白効果を向上させしかも保存安定性を損なわない組成物公開されている。これらの技術は過酸化水素を主基剤とし、界面活性剤と組み合わせた液体酸素系漂白剤を用いた場合より漂白効果に優れるものであるが、未だ満足する漂白効果が得られない。

課題を解決するための手段

0004

従って、本発明の課題は、過酸化水素を主基剤とする液体漂白剤において、未だかつてない高漂白力を発揮する酸素系の液体漂白剤組成物を提供することにある。

0005

本発明は、(a)無機過酸化物〔以下、(a)成分という〕、(b)分子中に−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有し、4級アンモニウム基を有さない漂白活性化剤〔以下、(b)成分という〕、(c)分子中に4級アンモニウム基と炭素数5〜20の炭化水素基とを有する漂白活性化剤〔以下、(c)成分という〕、及び水を含有する液体漂白剤組成物を提供する。

0006

なお、本発明でいう漂白活性化剤とは、下記過酸生成評価方法における過酸生成率が5%以上の化合物である。

0007

<過酸生成評価方法>1Lガラスビーカーに、イオン交換水1L、炭酸ナトリウム0.5g、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5g、過炭酸ナトリウム0.4gを入れ、20℃の恒温槽に入れ、長さ51mm、直径15mmの円柱状のスターラーピースを用いてマグネティックスターラーで100rpmの攪拌速度で攪拌溶解させた。ビーカー内の水温が20℃±1℃の範囲になった時点で、漂白活性化剤50mgを入れ10分間攪拌混合した。混合後、1%カタラーゼ水溶液を4ml加え、さらに1分間混合した。この溶液を1/50規定のハイポ水溶液滴定し、下式により過酸生成率を求める。

発明を実施するための最良の形態

0008

0009

<(a)成分>本発明の(a)成分は、無機過酸化物であり、特に過酸化水素が好ましい。

0010

<(b)成分>本発明の(b)成分は、分子中に−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基と、炭素数5〜20、好ましくは7〜13、特に好ましくは7〜11の炭化水素基を有し、4級アンモニウム基を有さない漂白活性化剤であり、一般式(I)の化合物が好ましい。

0011

0012

〔R1は炭素数5〜20、好ましくは7〜13、特に好ましくは7〜11の炭化水素基であり、nは1又は0、好ましくは0の数であり、Xは−COOM、−SO3M、−OSO3M、好ましくはCOOM又はSO3Mである。Mは陽イオン、好ましくは水素イオンアルカリ金属イオンアルカリ土類金属イオンを表す。〕。

0013

具体的に好ましい化合物としてはアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はその塩が挙げられる。特に炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はそれらの塩が好ましい。具体的に好ましい化合物はオクタノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、及びそれらの塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩カリウム塩マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。

0014

これらの中でも特にノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸及びこれらの塩が親油性汚れ漂白効果の点から好ましい。

0015

<(c)成分>本発明の(c)成分は、分子中に4級アンモニウム基と、炭素数5〜20、好ましくは7〜13、特に好ましくは7〜11の炭化水素基とを有する漂白活性化剤であり、更には−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基を分子中に有さない漂白活性化剤が好ましく、具体的には、下記一般式(II)の化合物及び一般式(III)の化合物から選ばれる1種以上が好ましい。

0016

0017

〔式中、R2、R4、R5は、炭素数1〜20の炭化水素基であり、これらの内1つ以上、好ましくは1つが炭素数5〜20、好ましくは8〜14、特に好ましくは8〜12の炭化水素基であり、残りは、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基が好ましい。また、R2はR4又はR5と連結して環を形成してもよく、ヘテロ原子を有する複素環であってもよい。R2とR4又はR5が連結して環を形成する場合は、酸素原子又は窒素原子を有する5員環又は6員環構造が好適である。R3は、メチレン基又はプロピレン基、好ましくはメチレン基である。R6、R8、R9、R10は炭素数1〜20の炭化水素基であり、これらの内1つ以上、好ましくは1つは炭素数5〜20、好ましくは7〜13、特に好ましくは7〜11のの炭化水素基であり、残りは、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基が好ましい。Tは−COO−又は−OCO−であり、R7は炭素数1〜6、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Y-は陰イオン基、好ましくは硫酸イオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオンリン酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよい炭素数6〜9のアリールスルホン酸イオンである。〕。

0018

(II)の化合物の具体例としては、R2が炭素数5〜20、好ましくは7〜14、特に好ましくは7〜12のアルキル基であるアルキルジメチルシアノメチルアンモニウム塩が挙げられ、特にオクチルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、ノニルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、デシルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、ドデシルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、テトラデシルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、ヘキサデシルシアノメチルアンモニウム塩オクタデシルシアノメチルアンモニウム塩が挙げられる。

0019

(III)の化合物の具体例としては、R6が炭素数5〜20、好ましくは7〜13、特に好ましくは7〜11のアルカノイルオキシアルキルトリメチルアンモニウム塩が挙げられ、好ましいものとしてはオクタノイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、ノナノイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、デカノイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、ドデカノイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。

0020

本発明では漂白効果の点から、特に一般式(II)の化合物が好ましくオクチルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、ノニルジメチルシアノメチルアンモニウム塩、デシルジメチルシアノメチルアンモニウム塩が最も好ましい。

0021

<(d)成分>本発明では、貯蔵安定性の点から(d)成分として界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤としては陰イオン界面活性剤非イオン界面活性剤陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤を用いることができる。なお、本発明の界面活性剤とは、上述の過酸生成評価方法において過酸生成率が5%未満の化合物であり、明らかに(b)成分及び(c)成分と区別される。

0022

陰イオン界面活性剤としては、分子中に炭素数10〜18、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜15のアルキル基又はアルケニル基と、−SO3M基及び/又は−OSO3M基〔M:対イオン〕とを有する陰イオン界面活性剤が好ましい。具体的には上記炭素数のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、アルキル(又はアルケニル硫酸エステルポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、オレフィンスルホン酸アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ましい。これらの中でも特に炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル(又はアルケニル)硫酸エステル、炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、もしくは炭素数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、およびこれらの塩から選ばれる一種以上を配合することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩アルカノールアミン塩が貯蔵安定性の点から良好である。

0023

非イオン界面活性剤としては炭素数8〜20のアルキル基またはアルケニル基を有するポリオキシアルキレン(炭素数2又は3)アルキル又はアルケニルエーテルが好ましく、特に下記一般式(IV)の非イオン界面活性剤が良好である。
R11−V−[(R12O)i−R13]j (IV)
〔式中、R11は、炭素数8〜18、好ましくは10〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R12は炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。R13は、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子である。iは2〜100、好ましくは4〜60、より好ましくは4〜20、特に好ましくは4〜10の数を示す。Vは−O−、−COO−、−CON−又は−N−であり、Tが−O−又は−COO−の場合はjは1であり、Tが−CON−又は−N−の場合はjは1又は2である〕。

0024

一般式(IV)の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
R11−O−(C2H4O)k−H (IV−1)
〔式中、R11は前記の意味を示す。kは4〜20、好ましくは4〜10の数である。〕
R11−O−(C2H4O)l−(C3H6O)m−H (IV−2)
〔式中、R11は前記の意味を示す。l及びmはそれぞれ独立に1〜10、好ましくは2〜10の数であり、(C2H4O)と(C3H6O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕

0025

0026

〔式中、R11は前記の意味を示す。n及びpはそれぞれ独立に0〜10の数であり、n+pは2〜10、好ましくは4〜10の数である。R14、R15はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。〕
本発明では非イオン界面活性剤として(IV−1)の化合物及び/又は(IV−2)の化合物が洗浄効果及び貯蔵安定性の点から好適である。

0027

陽イオン界面活性剤としては、下記一般式(V)のモノ長鎖アルキル(もしくはアルケニル)トリ短鎖アルキル型陽イオン界面活性剤が好ましい。

0028

0029

〔式中、R16は炭素数8〜18、好ましくは10〜18、特に好ましくは10〜16のアルキル基またはアルケニル基であり、R17、R18、R19は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜3のアルキル基である。Z-は陰イオン、好ましくは硫酸イオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、リン酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよい炭素数6〜9のアリールスルホン酸イオンである。〕。

0030

両性界面活性剤としては下記一般式(VI)の化合物又は一般式(VII)の化合物から選ばれる化合物が好ましい。

0031

0032

〔式中、R20は炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R22、R23は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R21は炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Aは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、cは0又は1、好ましくは1の数である。〕

0033

0034

〔式中、R24は炭素数9〜23、好ましくは9〜17、特に好ましくは10〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R25は炭素数1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは2又は3のアルキレン基である。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、dは0又は1の数、好ましくは0である。R26、R27は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基エチル基又はヒドロキシエチル基であり、R28はヒドロキシ基置換していてもよい炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。Dは、−SO3-、−OSO3-、から選ばれる基であり、特に−SO3-が漂白洗浄効果の点から良好である。〕。

0035

本発明では一般式(IV)の非イオン界面活性剤、一般式(V)の陽イオン界面活性剤、及び一般式(VII)の両性界面活性剤が洗浄効果及び貯蔵安定性の点から好ましく、特に一般式(IV)の非イオン界面活性剤が最も好ましい。

0036

<(e)成分>本発明では過酸化水素の安定性を向上させる目的から(e)成分として金属封鎖剤を含有することが好ましい。金属封鎖剤としてはリン酸トリポリリン酸、フィチン酸から選ばれるリン酸系化合物エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選ばれるホスホン酸、2-ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1-ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノカルボン酸アスパラギン酸グルタミン酸グリシンから選ばれるアミノ酸ニトリロ三酢酸イミノ二酢酸エチレンジアミン四酢酸ジエチレントリアミン五酢酸グリコールエーテルジアミン四酢酸ヒドロキシエチルイミノ二酢酸トリエチレンテトラアミン六酢酸ジエンコル酸から選ばれるアミノポリ酢酸ジグリコール酸オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸乳酸酒石酸シュウ酸リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキメチル酒石酸から選ばれる有機酸、アミノポリ(メチレンホスホン酸)、またはポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)、並びにこれらの塩、を挙げることができ、より好ましくはのホスホン酸化合物、のアミノポリ酢酸化合物、の有機酸、及びの化合物、並びにこれらのアルカリ金属塩が好適である。本発明では特にエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、エチレンジアミン2酢酸、2−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸から選ばれる化合物並びにこれらのナトリウム塩が最も好ましい。

0037

<(f)成分>本発明では(f)成分としてラジカルトラップ剤を含有することが好ましい。ラジカルトラップ剤としてはフェノール性化合物が好適であり、特にフェノールカテコールハイドロキノンピロドールヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシフタル酸フェノールスルホン酸没食子酸、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールが貯蔵安定性の点から好適である。

0038

<(g)成分>本発明では(g)成分としてアクリル酸メタクリル酸、又はマレイン酸重合して得られるホモポリマー又はコポリマー、もしくは所望によりこれらと共重合可能不飽和化合物とのコポリマーを含有することが漂白洗浄効果を向上させる目的から好ましい。これらポリマーのうち好ましいものは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーポリエチレングリコール標準物質として用いた重量平均分子量は3,000〜100,000、好ましくは5,000〜80,000の化合物が良好である。また、このようなポリマーは一部アルカリ剤中和された塩の状態であっても差し支えない。

0039

<(h)成分>本発明では漂白洗浄効果を向上させる目的から(h)成分として溶剤を用いることが好ましい。溶剤としては(1)炭素数1〜5の1価アルコール、(2)炭素数2〜12の多価アルコール、(3)下記の一般式(VIII)で表される化合物、(4)下記の一般式(IX)で表される化合物、(5)下記の一般式(X)で表される化合物が挙げられる。

0040

0041

〔式中、R29及びR30は、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジル基を示すが、R29及びR30の双方が水素原子となる場合を除く。gは0〜10の数を、hは0〜10の数を示すが、g及びhの双方が0である場合を除く。R31及びR32は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R33は炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕。

0042

(1)の炭素数1〜5の1価アルコールとしては、一般的にエタノールプロピルアルコールイソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級アルコールを配合することにより低温における系の安定性を更に向上させることができる。

0043

(2)の炭素数2〜12の多価アルコールとしては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオールエチレングリコールプロピレングリコールジエチレングリコールジプロピレングリコールグリセリン等が挙げられる。

0044

(3)の化合物は、一般式(VIII)において、R29、R30がアルキル基である場合の炭素数は1〜4が特に好ましい。また、一般式(VIII)中、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの平均付加モル数のg及びhは、それぞれ0〜10の数である(g及びhの双方が0である場合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。(3)の化合物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテルジプロピレングリコールジメチルエーテルジエチレングリコールモノエチルエーテルジエチレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテルポリオキシエチレン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニルエーテルフェニルカルビトールフェニルセロソルブベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルが好ましい。

0045

また、(4)の化合物としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(5)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化合物が挙げられ、好ましくはR33が炭素数3〜8のアルキル基の化合物である。

0046

これらのなかでも本発明の性質を満たすために(1)、(2)、(3)、(5)の水溶性溶剤が好ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ペンチグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜4)グリコールモノフェニルエーテルから選ばれる溶剤が好ましい。

0047

<液体漂白剤組成物>本発明の液体漂白剤組成物は、(a)成分を0.05%〜20質量%、更に0.1〜10質量%、特に0.5〜6質量%、(b)成分を0.05%〜50質量%、更に0.1〜20質量%、特に0.5〜10質量%含有することが好ましい。また、(c)成分を0.05〜50質量%、更に0.1〜20質量%、より更に0.1〜10質量%、特に0.1〜5質量%含有することが好ましい。また、(b)成分/(c)成分の質量比は、1/100〜100/1、更に1/10〜10/1、より更に1/5〜5/1、特に1/3〜3/1が好ましい。

0048

本発明の液体漂白剤組成物は、貯蔵安定性及び漂白洗浄効果の点から、(d)成分を0.05〜85質量%、更に0.5〜50質量%、より更に1〜30質量%、特に2〜20質量%含有することが好ましい。また、(e)成分を、過酸化水素の安定性の点から、0.001〜10質量%、更に0.005〜5質量%、特に0.01〜3質量%、(f)成分を0〜10質量%、更に0.001〜5質量%、特に0.005〜1質量%含有することが好ましい。また、(g)成分を0〜20質量%、更に0.05〜10質量%、特に0.05〜5質量%であり、(h)成分を0〜10質量%、更に0.1〜7質量%、特に0.5〜5質量%含有することが良好である。

発明の効果

0049

本発明の液体漂白剤組成物は、上記成分を水に溶解乃至分散させた水溶液の形態であり、用いる水は、微量に水に溶解している金属を除去したイオン交換水又は蒸留水が貯蔵安定性の点から好適である。また、本発明の組成物の20℃におけるpHは、好ましくは7以下、より好ましくは1〜6.5、さらに好ましくは2〜5、最も好ましくは2〜4である。pH調整には、塩酸以外の無機酸や(e)成分の酸形態のものを用いることが好ましく、特に硫酸、リン酸、ホスホン酸、ホスホノカルボン酸が好ましい。塩酸等に由来する塩素イオンは、過酸化水素の安定性を低下させるため、組成物の濃度は0.02質量%以下が好ましい。さらに本発明の液体漂白剤組成物の20℃における粘度は、3〜500mPa・s、好ましくは4〜300mPa・sの範囲に調整することが、使い勝手の点から好適である。このような粘度に調整するために本発明では粘度調整剤を配合することができる。粘度調整剤としては炭素数1〜3のアルキル基、もしくはヒドロキシ基が1〜3個置換していてもよいベンゼンスルホン酸、重量平均分子量3000〜100000のポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールを用いることができる。このような粘度調整剤の使用量は、0〜10質量%、更に0.01〜5質量%が好適である。

0050

本発明によれば、高漂白力を発揮できる、過酸化水素を含有する液体漂白剤組成物が得られる。本発明の液体漂白剤組成物は、衣料用漂白洗浄剤として、塗布、あるいは洗剤浴中に投入して使うことができ、今までにない抜群の漂白効果が得られる。

0051

下記の化合物を用いて、表1に示す液体漂白剤組成物を調製し、下記の方法で漂白力と保存安定性を評価した。結果を表1に示す。

0052

0053

0054

<漂白効果>表1の組成物を40mLになるように計りとり、20℃/2000mlの水道水市販洗剤(花王(株)、アタック)を0.7g溶解させた溶液に投入し、下記の通り調製した紅茶汚染布5枚ずつを30分間浸漬させた。その後水道水ですすぎ、乾燥させて、次式により漂白率を算出した。

0055

0056

反射率は日本電色工業(株)製NDR−10DPで460nmフィルターを使用して測定した。

0057

*紅茶汚染布の調製
日東紅茶(黄色パッケ−ジ)80gを3Lのイオン交換水にて約15分間煮沸後糊抜きしたさらし木綿でこし、この液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸した。そのまま火よりおろし、約2時間程度放置後、布を取りだし自然乾燥させ、洗液に色がつかなくなるまで水洗し、脱水プレス後、10cm×10cmの試験片として実験に供した。460nmにて反射率を測定し、上記に示した洗浄方法にて洗浄した。洗浄後、反射率を測定し洗浄率を求めた。

0058

<保存安定性>表1の組成物をガラス製透明容器中に入れ、40℃、80%RHの恒温恒湿室に14日間保存し、保存前後の試料中の有機過酸を生成する漂白活性化剤の量を高速液体クロマトグラフィー法で測定し、次式により有効漂白活性化剤残存率を算出した。

0059

0060

0061

(注)
1)ホスホン酸:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸
2)ポリマー:ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量10,000)

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