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技術 紐状体の留め具

出願人 株式会社ニフコ
発明者 根津幹夫
出願日 2001年9月18日 (19年2ヶ月経過) 出願番号 2001-283527
公開日 2003年3月25日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2003-088407
状態 特許登録済
技術分野 他の締め具または止め具
主要キーワード 掛合位置 連接位置 弾性変形後 屈曲外側 突き出し端 雌雄部材 突き出し方向 弾性変形特性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年3月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (18)

課題

留め具における留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの寸法をできる限り小さくできるようにする。

解決手段

本体1は、紐状体Wを通し抜けさせる内部空間10と、本体1の側部12に形成された連通穴11とを備えている。ロック体2は、弾性変形可能に構成された操作頭部20と、紐状体Wを通し抜けさせる通し穴21aを備えると共に本体1の連通穴11を通じて本体1の内部空間10内に入れ込まれた脚部21とを備えている。ロック体2の操作頭部20を弾性変形させた脚部21の押し込み状態において脚部21の通し穴21aを通じて本体1に紐状体Wを通し抜けさせるようにしてあると共に、操作頭部20の弾性復帰により移動される脚部21によって本体1の内部空間10内において紐状体Wに脚部21の通し穴21aの穴縁部21a’を食い付かせるようにしてある。

概要

背景

衣服などの絞りなどに留め付けられて用いられる留め具コードロックなどと称される。)として、本願出願人開示の公開特許公報所載の特開平11−342009にかかる紐の留め具がある。

概要

留め具における留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの寸法をできる限り小さくできるようにする。

本体1は、紐状体Wを通し抜けさせる内部空間10と、本体1の側部12に形成された連通穴11とを備えている。ロック体2は、弾性変形可能に構成された操作頭部20と、紐状体Wを通し抜けさせる通し穴21aを備えると共に本体1の連通穴11を通じて本体1の内部空間10内に入れ込まれた脚部21とを備えている。ロック体2の操作頭部20を弾性変形させた脚部21の押し込み状態において脚部21の通し穴21aを通じて本体1に紐状体Wを通し抜けさせるようにしてあると共に、操作頭部20の弾性復帰により移動される脚部21によって本体1の内部空間10内において紐状体Wに脚部21の通し穴21aの穴縁部21a’を食い付かせるようにしてある。

目的

そこでこの発明は、この種の留め具における留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの寸法をできる限り小さくできるようにすると共に、この種の留め具の構成部品をできる限り減少させることを主たる目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

本体とロック体とを備えており、本体は、紐状体を通し抜けさせる内部空間と、本体の側部においてこの内部空間に連通するように形成された連通穴とを備えており、ロック体は、弾性変形可能に構成された操作頭部と、紐状体を通し抜けさせる通し穴を備えると共に本体の連通穴を通じて本体の内部空間内に入れ込まれた脚部とを備えており、ロック体の操作頭部を本体の側部に押し付け操作してこの操作頭部を弾性変形させた脚部の押し込み状態において、このように押し込まれた脚部の通し穴を通じて本体に紐状体を通し抜けさせるようにしてあると共に、操作頭部の弾性復帰により移動されるロック体の脚部によって本体の内部空間内において紐状体にこの脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせるようにしてあることを特徴とする紐状体の留め具

請求項2

ロック体の操作頭部が、この操作頭部と脚部との連接位置を挟んだ両側に形成された一対の弾性片によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の紐状体の留め具。

請求項3

本体の側部のうちロック体の操作頭部に向き合った部分に、この操作頭部が納まる大きさの本体の内部空間側に窪んだ凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紐状体の留め具。

請求項4

本体の連通穴における紐状体の通し抜け方向に交叉する向きにある向き合った穴縁部間の間隔が、この通し抜け方向にあるロック体の脚部の厚さ寸法よりも大きくなるようにしてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の紐状体の留め具。

請求項5

本体における連通穴の下方にある内壁部に、この連通穴からのロック体の脚部の入れ込みに伴って、この脚部に形成された掛合部に対し、この脚部側及び内壁部側の双方又はいずれか一方の弾性変形後弾発によって掛合される被掛合部が形成してあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の紐状体の留め具。

技術分野

0001

この発明は、各種の紐状体を通し抜けさせると共に、通し抜けさせた紐状体に対し適宜の位置で留め付き、また、この留め付き状態を必要に応じて解除可能とする留め具の改良に関する。

背景技術

0002

衣服などの絞りなどに留め付けられて用いられる留め具(コードロックなどと称される。)として、本願出願人開示の公開特許公報所載の特開平11−342009にかかる紐の留め具がある。

発明が解決しようとする課題

0003

しかるに、かかる従来の留め具は、紐の通し穴を備えた雌雄部材と、この雌雄部材をそれぞれの紐の通し穴を連通させ合わせない向きに付勢する圧縮コイルスプリングとから構成されているため、前記紐の通し穴を通じて留め具を通し抜けさせられる紐の長さ方向に直交する向きでの留め具の寸法を小さくすることには一定の限界を有していた。

0004

また、留め具の構成のため、少なくとも、三点のパーツを必要とするものであった。

0005

そこでこの発明は、この種の留め具における留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの寸法をできる限り小さくできるようにすると共に、この種の留め具の構成部品をできる限り減少させることを主たる目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、留め具が以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)本体とロック体とを備えており、(2)本体は、紐状体を通し抜けさせる内部空間と、本体の側部においてこの内部空間に連通するように形成された連通穴とを備えており、(3)ロック体は、弾性変形可能に構成された操作頭部と、紐状体を通し抜けさせる通し穴を備えると共に本体の連通穴を通じて本体の内部空間内に入れ込まれた脚部とを備えており、(4)ロック体の操作頭部を本体の側部に押し付け操作してこの操作頭部を弾性変形させた脚部の押し込み状態において、このように押し込まれた脚部の通し穴を通じて本体に紐状体を通し抜けさせるようにしてあると共に、(5)操作頭部の弾性復帰により移動されるロック体の脚部によって本体の内部空間内において紐状体にこの脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせるようにしてある。

0007

かかる構成によれば、
(1)前記操作頭部を押し付け操作してこの操作頭部を弾性変形させた状態において、ロック体の脚部の通し穴を通じて本体に紐状体を通し抜けさせることができると共に、この状態において紐状体の所望の位置まで紐状体に沿って留め具を移動させることができる。
(2)また、このように紐状体の所望の位置まで紐状体に沿って留め具を移動させた後、操作頭部の押し付けを解くことにより、操作頭部を完全ではないが弾性復帰させ、この弾性復帰によって本体の連通穴から抜き出される方向に移動されるロック体の脚部によって本体の内部空間内において紐状体にこの脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせ、この所望の移動位置において紐状体に留め具を留め付けることができる。
(3)また、このように紐状体の所望の位置に留め具を留め付けさせた状態から、操作頭部を再び押し付け操作して当該操作頭部を弾性変形させることにより、本体の内部空間の奥側にロック体の脚部を移動させてこの脚部の通し穴の穴縁部が紐状体に食い付かされた状態を解くことができ、これにより紐状体に対する留め具の留め付け状態を解いて再び紐状体に沿って所望の位置まで留め具を移動させることができる。
(4)また、本体の内部にロック体を弾発させる手段を設ける必要がないことから、紐状体の長さ方向に直交する向きでの本体の寸法、さらには、この向きでの留め具の寸法を支障なくできるだけ小さくすることができる。特に、本体を紐状体の長さ方向に沿って長く、紐状体の長さ方向に直交する向きではできるだけ短寸の目立たない形状を持つものとして構成することができる。また、ロック体の操作頭部の押し付け方向の留め具の寸法をできる限り小さくできることから、この押し付け操作にあたって留め具を把持し易い。
(5)また、ロック体の操作頭部を紐状体の長さ方向に沿って長く構成して、この操作頭部が十分な弾性復帰力を有するようにすることが無理なくできる。また、ロック体の押し付け操作にあたっての操作面を紐状体の長さ方向に沿ってできるだけ大きく確保することができる。さらに、操作頭部自体が紐状体に脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせるためのバネ役割を果たしていることから、合理的な構造である上に、この食い付きの解除を操作頭部の押し付け操作によって押し付け力の全てを無駄なく操作頭部に作用させてなすことができる。

0008

また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の紐状体の留め具におけるロック体の操作頭部が、この操作頭部と脚部との連接位置を挟んだ両側に形成された一対の弾性片によって構成されていることを特徴としている。

0009

かかる構成によれば、操作頭部の押し付け操作による脚部の移動及びこの押し付け操作の解除による脚部の移動をいずれも安定的に行わせることができる。

0010

また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載の紐状体の留め具における本体の側部のうちロック体の操作頭部に向き合った部分に、この操作頭部が納まる大きさの本体の内部空間側に窪んだ凹部が形成されていることを特徴としている。

0011

かかる構成によれば、紐状体の長さ方向に直交する向きでの留め具の寸法をより小さくすることができる。

0012

また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1、請求項2又は請求項3記載の紐状体の留め具における本体の連通穴における紐状体の通し抜け方向に交叉する向きにある向き合った穴縁部間の間隔が、この通し抜け方向にあるロック体の脚部の厚さ寸法よりも大きくなるようにしてあることを特徴としている。

0013

かかる構成によれば、留め具の紐状体への留め付け状態において、紐状体をできるだけ大きく屈曲させることができると共に、このように屈曲された紐状体の屈曲部の一部を本体の内側から連通穴に入り込ませこの連通穴の穴縁部に押し当てさせることができ、これにより、紐状体への留め付け力をより強く確保させることができる。

0014

また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の紐状体の留め具がさらに、本体における連通穴の下方にある内壁部に、この連通穴からのロック体の脚部の入れ込みに伴って、この脚部に形成された掛合部に対し、この脚部側及び内壁部側の双方又はいずれか一方の弾性変形後の弾発によって掛合される被掛合部が形成してあることを特徴としている。

0015

かかる構成によれば、本体の連通穴に対しロック体の脚部を入れ込むことに伴って、本体の被掛合部にロック体の掛合部を掛合させることができ、この掛合によりこの掛合位置を越えて本体の連通穴からロック体の脚部が再び抜け出さないようにして、本体とロック体とをワンタッチアッセンブリーすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、図1ないし図17に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。

0017

なお、ここで図1は、この実施の形態にかかる紐状体Wの留め具Rの使用状態を斜視の状態として示している。また、図2は、かかる留め具Rを構成するロック体2と本体1とを分離した状態として示している。また、図3は、ロック体2の操作頭部20を押し付け操作した状態を、また、図4は、この押し付け操作を解いて紐状体Wに留め具Rを留め付けた状態を、それぞれ断面の状態として示している。

0018

また、図5ないし図7は、留め具Rをそれぞれ表しており、また、図8ないし図12は、本体1をそれぞれ表しており、また、図13ないし図17は、ロック体2をそれぞれ表している。

0019

この実施の形態にかかる紐状体Wの留め具Rは、各種の紐状体Wを通し抜けさせると共に、通し抜けさせた紐状体Wに対し適宜の位置で留め付き、また、この留め付き状態を必要に応じて解除可能とするものである。

0020

紐状体Wとしては、典型的には、衣服や袋物開放部を巡るように設けられた絞り紐や、これらに用いられる引き締め紐などを予定するものである。

0021

衣服の開放部を巡るように設けられた絞り紐を例にとれば、典型的には、この絞り紐における衣服の開放部からの引き出し部にそれぞれ留め具Rを留め付けさせるようにして用いられる。この絞り紐に対する留め具Rの留め付け位置を変えることにより、衣服の開放部を巡る絞り紐の長さを変えることができ、これによって衣服の開放部を絞り、あるいは、広げることができる。

0022

かかる留め具Rは、本体1とロック体2とを組み合わせることによって構成されている。

0023

本体1は、(1)紐状体Wを通し抜けさせる内部空間10と、(2)本体1の側部12においてこの内部空間10に連通するように形成された連通穴11とを備えている。

0024

具体的には、この実施の形態にあっては、本体1は、通し抜けさせられる紐状体Wの長さ方向に沿うように細長く構成された筒状体として構成されている。

0025

かかる本体1は、その長さ方向に直交する向きの断面において、外郭形状をほぼ方形をなすように構成されており、前記側部12はその長さ方向に沿った四つの外面部13、13…を有している。

0026

また、かかる本体1は、その長さ方向に直交する向きの断面において、内郭形状をほぼ円形とするように構成されており、その一端面14から他端面14に向けてこの両端面14、14において外方に開放された丸穴貫通状態に備えている。そして、本体1は、この丸穴によって、前記内部空間10を備えるようになっている。

0027

すなわち、かかる本体1における一端面14に開放された前記丸穴の穴口から紐状体Wの端末を入れ込み、この端末をこの本体1における他端面14に開放された前記丸穴の穴口から抜き出させることによって、本体1の内部空間10を紐状体Wに通し抜けさせることができるようになっている。

0028

また、この実施の形態にあっては、前記連通穴11は、本体1の長さ方向に沿った四つの外面部13、13…のうちの一つにおいて外方に開放するように構成されている。また、この連通穴11は、本体1の長さ方向ほぼ中程の位置に形成されている。

0029

一方、ロック体2は、(1)弾性変形可能に構成された操作頭部20と、(2)紐状体Wを通し抜けさせる通し穴21aを備えると共に本体1の連通穴11を通じて本体1の内部空間10内に入れ込まれた脚部21とを備えている。

0030

具体的には、この実施の形態にあっては、かかるロック体2の操作頭部20は、前記紐状体Wの本体1への通し抜け方向(つまり、本体1の長さ方向)に細長い板状をなすように構成されている。

0031

また、前記脚部21は、前記操作頭部20の一面側から、この操作頭部20の一面にほぼ直交する向きに突き出す板状片として構成されている。

0032

この脚部21は、この実施の形態にあっては、前記操作頭部20の長さ方向ほぼ中程の位置から突き出すように構成されている。また、この脚部21は、操作頭部20の幅寸法とほぼ同じ幅寸法を持つように構成されている。また、この脚部21は、幅広の両面21b、21bを持つように構成されていると共に、この幅広の両面21b、21bを前記本体1の幅方向に沿わせるようにして前記連通穴11を通じて本体1の内部空間10内に入れ込まれる構成となっている。

0033

そして、このように構成される脚部21に、前記紐状体Wを通し抜けさせる通し穴21aが形成してある。この実施の形態にあっては、かかる通し穴21aは、脚部21の突き出し側にある穴縁部21a’を弧状に湾曲させると共に、この湾曲させた穴縁部21a’を紐状体Wに食い付かせる穴縁部21a’とするように構成されている。

0034

また、この実施の形態にあっては、前記操作頭部20は、前記脚部21の突き出し側を湾曲内側とするように弧状にされている。すなわち、かかる操作頭部20は、その両面をそれぞれ湾曲面とするように構成されている。そして、かかる操作頭部20は、前記のように湾曲された両面の湾曲を解く向きに、前記脚部21の突き出し位置を挟んだ両側をそれぞれ弾性変形させることができるように構成されている。

0035

すなわち、この実施の形態にあっては、ロック体2の操作頭部20が、この操作頭部20と脚部21との連接位置を挟んだ両側に形成された一対の弾性片20a、20aによって構成されている。

0036

そして、この実施の形態にあっては、第一に、このように湾曲されたロック体2の操作頭部20によって、この操作頭部20を弾性変形させない状態においては、本体1の連通穴11を通じて本体1の内部空間10に入れ込まされた脚部21の通し穴21aが本体1の内部空間10に通される紐状体Wをこの通し穴21aを通り抜けさせるようにこの内部空間10に連通しないようにしてある。(図6)すなわち、湾曲状態で両端部を本体1の側部12に接しさせる操作頭部20によって、ロック体2の脚部21はその突き出し端側を前記連通穴11を通じて本体1の内部空間10内に入れ込ませてはいるが、前記通し穴21aの形成部分をこの内部空間10内に入れ込ませない状態で支持されるようにしてある。

0037

また、第二に、ロック体2の操作頭部20を本体1の側部12に押し付け操作してこの操作頭部20を弾性変形させた脚部21の押し込み状態において、このように押し込まれた脚部21の通し穴21aを通じて本体1に紐状体Wを通し抜けさせるようにしてある。(図3)すなわち、この押し付け操作によって湾曲を解く向きに操作頭部20を弾性変形させることによって、ロック体2の脚部21における前記通し穴21aの形成部分が本体1の内部空間10内に入れ込まされる構成としてある。

0038

そして、第三に、前記押し付けによって弾性変形された操作頭部20のこの押し付けを解くことによって、この操作頭部20が弾性復帰し、この操作頭部20の弾性復帰により移動されるロック体2の脚部21によって本体1の内部空間10内において紐状体Wにこの脚部21の通し穴21aの穴縁部21a’を食い付かせるようにしてある。(図4

0039

すなわち、この実施の形態にかかる留め具Rによれば、
(1)前記操作頭部20を押し付け操作してこの操作頭部20を弾性変形させた状態において、ロック体2の脚部21の通し穴21aを通じて本体1に紐状体Wを通し抜けさせることができると共に、この状態において紐状体Wの所望の位置まで紐状体Wに沿って留め具Rを移動させることができる。
(2)また、このように紐状体Wの所望の位置まで紐状体Wに沿って留め具Rを移動させた後、操作頭部20の押し付けを解くことにより、操作頭部20を完全ではないが弾性復帰させ、この弾性復帰によって本体1の連通穴11から抜き出される方向に移動されるロック体2の脚部21によって本体1の内部空間10内において紐状体Wにこの脚部21の通し穴21aの穴縁部21a’を食い付かせ、この所望の移動位置において紐状体Wに留め具Rを留め付けることができる。
(3)また、このように紐状体Wの所望の位置に留め具Rを留め付けさせた状態から、操作頭部20を再び押し付け操作して当該操作頭部20を弾性変形させることにより、本体1の内部空間10の奥側にロック体2の脚部21を移動させてこの脚部21の通し穴21aの穴縁部21a’が紐状体Wに食い付かされた状態を解くことができ、これにより紐状体Wに対する留め具Rの留め付け状態を解いて再び紐状体Wに沿って所望の位置まで留め具Rを移動させることができる。
(4)また、本体1の内部にロック体2を弾発させる手段を設ける必要がないことから、紐状体Wの長さ方向に直交する向きでの本体1の寸法、さらには、この向きでの留め具Rの寸法を支障なくできるだけ小さくすることができる。特に、本体1を紐状体Wの長さ方向に沿って長く、紐状体Wの長さ方向に直交する向きではできるだけ短寸の目立たない形状を持つものとして構成することができる。また、ロック体2の操作頭部20の押し付け方向の留め具Rの寸法をできる限り小さくできることから、この押し付け操作にあたって留め具Rを把持し易い。
(5)また、ロック体2の操作頭部20を紐状体Wの長さ方向に沿って長く構成して、この操作頭部20が十分な弾性復帰力を有するようにすることが無理なくできる。また、ロック体2の押し付け操作にあたっての操作面を紐状体Wの長さ方向に沿ってできるだけ大きく確保することができる。さらに、操作頭部20自体が紐状体Wに脚部21の通し穴21aの穴縁部21a’を食い付かせるためのバネの役割を果たしていることから、合理的な構造である上に、この食い付きの解除を操作頭部20の押し付け操作によって押し付け力の全てを無駄なく操作頭部20に作用させてなすことができる。

0040

また、この実施の形態にあっては、操作頭部20を、前記脚部21の突き出し位置を挟んだ両側をそれぞれ前記押し付け操作によって弾性変形させる一対の弾性片20a、20aによって構成してあることから、この押し付け操作による脚部21の移動及びこの押し付け操作の解除による脚部21の移動をいずれも安定的に行わせることができる。

0041

もっとも、この実施の形態とは異なり、操作頭部20を、脚部21との連接位置から側方に向けて突き出す一つの弾性変形可能な弾性片20aにより構成しておくこともできる。

0042

また、この実施の形態にあっては、本体1の側部12のうちロック体2の操作頭部20に向き合った部分に、本体1の内部空間10側に窪んだ凹部15が形成されている。

0043

具体的には、この実施の形態にあっては、本体1の側部12を構成する四つの外面部13、13…のうち、前記連通穴11の形成されている外面部13に、本体1の長さ方向に沿って長く延びる溝状をなす凹部15が形成されている。この凹部15は、前記連通穴11の形成されている箇所を最も深くするように形成されており、この連通穴11を挟んだ両側の凹部15の底面15aをそれぞれ、本体1の端部からこの連通穴11に向かうに連れて次第に低まる傾斜面15bとするようにしてある。

0044

そして、この実施の形態にあっては、前記ロック体2の操作頭部20が、この凹部15の幅内に納まる幅寸法を有し、操作頭部20をこの凹部15内に納めた状態で、前記連通穴11を通じて前記脚部21を本体1の内部空間10内に入れ込ませた構成としてある。

0045

より具体的には、操作頭部20を本体1に押し付け操作しない状態においては、操作頭部20を構成する一対の弾性片20a、20aの先端部20a’を凹部15の底面15aに接しさせると共に、前記傾斜面15bによって、この先端部20a’から操作頭部20における脚部21の連接位置に向かうに連れて操作頭部20と凹部15の底面15aとの間の間隔が広がっていくような状態で、前記凹部15に操作頭部20が納められている。そして、操作頭部20は、前記凹部15の底面15aに操作頭部20の脚部21の突き出し側の面を密着させる位置まで、本体1側に向けてこの操作頭部20を弾性変形させながらの押し付け操作ができるようにしてある。

0046

この結果、この実施の形態にあっては、紐状体Wの長さ方向に直交する向きでの留め具Rの寸法をより小さくすることが可能とされている。

0047

また、この実施の形態にあっては、本体1の連通穴11における紐状体Wの通し抜け方向に交叉する向きにある向き合った穴縁部11c、11c間の間隔が、この通し抜け方向にあるロック体2の脚部21の厚さ寸法よりも大きくなるようにしてある。

0048

具体的には、この実施の形態にあっては、本体1の連通穴11は、(1)ロック体2の脚部21の幅寸法よりもやや幅広をなす中央穴部11aと、(2)この中央穴部11aの両側に、ロック体2の脚部21の幅寸法よりもやや幅狭の側穴部11bをそれぞれ備えている。(3)そして、この中央穴部11aと側穴部11bの寸法差によって、連通穴11における本体1の長さ方向にある両穴壁部にそれぞれ、前記脚部21の突き出し方向にある側縁部21cを納める第一の溝11dが形成されている。

0049

そして、このように連通穴11の中央穴部11aにおいて連通穴11に入れ込まされたロック体2の脚部21の一方の面21bとこの一方の面21bに向き合った側穴部11bにおける紐状体Wの通し抜け方向に交叉する向きにある穴縁部11cとの間、および、ロック体2の脚部21の他方の面21bとこの他方の面21bに向き合った側穴部11bにおける紐状体Wの通し抜け方向に交叉する向きにある穴縁部11cとの間に、ロック体2の脚部21の通し穴21aに紐状体Wを通し抜けさせた後の操作頭部20の弾性復帰によって屈曲された紐状体Wの屈曲外側にある紐状体Wの一部が本体1の内側から入り込むようにしてある。(図4

0050

この結果、この実施の形態にあっては、留め具Rの紐状体Wへの留め付け状態において、紐状体Wをできるだけ大きく屈曲させることができると共に、このように屈曲された紐状体Wの屈曲部の一部を本体1の内側から連通穴11に入り込ませてこの連通穴11の穴縁部11cに押し当てさせることができ、これにより、紐状体Wへの留め付け力をより強く確保させることができる。

0051

また、前記連通穴11に紐状体Wの屈曲部が本体1の内部から入り込む分、この紐状体Wへの留め付け状態におけるロック体2の脚部21の本体1の外方に向けた移動寸法を大きく確保することができ、これにより、この留め付け状態におけるロック体2の操作頭部20の弾性変形量を減少させることができる。この結果、操作頭部20の経時的な疲労、すなわち、前記留め付け状態において操作頭部20が大きく弾性変形されたままの状態におかれることに伴う操作頭部20の弾性変形力の減少をできるだけ防止することができる。

0052

また、この実施の形態にあっては、本体1における連通穴11の下方にある内壁部に、この連通穴11からのロック体2の脚部21の入れ込みに伴って、この脚部21に形成された掛合部21dに対し、この脚部21側及び内壁部側の双方又はいずれか一方の弾性変形後の弾発によって掛合される被掛合部16が形成してある。

0053

具体的には、この実施の形態にあっては、本体1における前記連通穴11が形成された外面部13に対向する外面部13側から、前記連通穴11における第一の溝11dの内端に向けて延びるこの第一の溝11dよりも深い第二の溝17が形成されている。そして、この第一の溝11dと第二の溝17との深さ寸法の差分の段差面16aが、前記連通穴11における本体1の内側の穴縁部に本体1の両側においてそれぞれ形成されるようにしてある。

0054

また、この実施の形態にあっては、前記ロック体2の脚部21におけるこの脚部21の突き出し方向にある側縁部21cと、この脚部21の突き出し端縁部との接し合う二つの隅部にそれぞれ、側方に向けて突き出す掛合突部21eが形成されている。

0055

このロック体2の脚部21における一対の掛合突部21e、21eの突き出し端21f間の寸法は、一対の第一の溝11d、11dの溝底間の間隔、つまり、連通穴11の中央穴部11aの本体1の幅方向における穴幅よりもやや大きくなるように構成してあると共に、一対の第二の溝17、17の溝底間の間隔よりもやや小さくなるように構成してある。

0056

また、この一対の掛合突部21e、21eはそれぞれ、その突き出し端21fを挟んだ下方に、この突き出し端21fに向かうに連れて次第に掛合突部21eの上下方向の肉厚寸法を小さくする向きに傾斜した傾斜面21gを備えると共に、その突き出し端21fを挟んだ上方に、前記段差面16aに対する掛合面21hを有している。

0057

また、脚部21における一対の掛合突部21e、21eの側方には、脚部21の突き出し端において下方に開放されて上方に向けて延びる割溝21iがそれぞれ形成されており、この割溝21iによって脚部21の両側がそれぞれ弾性変形可能となるようにしてある。

0058

これにより、この実施の形態にあっては、
(1)先ず、本体1の連通穴11にロック体2の脚部21を入れ込むことに伴って、第一の溝11dの溝底に掛合突部21eを突き当てさせて、この掛合突部21eの設けられている脚部21の側部をそれぞれ内向きに弾性変形させることができる。この弾性変形は、前記突部の傾斜面21gにより徐々になされるものとされ、連通穴11へのロック体2の脚部21の入れ込みを比較的スムースになすことができる。
(2)次いで、本体1の連通穴11に対し、第一の溝11dの内端を掛合突部21eの突き出し端21fが越える位置までロック体2の脚部21を入れ込ませると、一旦弾性変形されていた脚部21の側部が弾性復帰され、掛合突部21eの掛合面21hが前記段差面16aに掛合し得る状態となり、両面21h、16aが掛合する位置から先に再びロック体2の脚部21が抜け出すことがないようにすることができる。

0059

すなわち、この実施の形態にあっては、本体1の連通穴11に対しロック体2の脚部21を入れ込むことに伴って、本体1の被掛合部16(この実施の形態にあっては前記段差面16a)にロック体2の掛合部21d(この実施の形態にあっては前記掛合突部21e)を掛合させることができ、この掛合によりこの掛合位置を越えて本体1の連通穴11からロック体2の脚部21が再び抜け出さないようにして、本体1とロック体2とをワンタッチでアッセンブリーすることができる。

0060

このように本体1に組み付けられるロック体2は、前記第二の溝17の形成範囲内において、前記操作頭部20の押し込みによって本体1の内方に向けて移動され、また、このように押し込まれた操作頭部20の弾性復帰により本体1の外方に向けて移動される。

0061

なお、この実施の形態にあっては、連通穴11の中央穴部11aの直下位置にある本体1の内壁部に、操作頭部20の押し込みによってロック体2の脚部21の突き出し端側の入り込む穴部18が形成されており、脚部21の移動量をできるだけ大きく確保できるようにしてある。

0062

ロック体2の操作頭部20および脚部21に所用弾性変形特性を付与することは、典型的には、このロック体2をプラスチック成形品とすることにより確保することができる。

0063

この実施の形態にあっては、ロック体2と本体1の双方をプラスチック成形品とできるようにしてある。

0064

本体1における前記段差面16aの直下には、第二の溝17の溝幅とほぼ等しい幅を備えた窓穴19が形成されており、この窓穴19を通じて前記段差面16aをプラスチック成形によって形成するようにしている。

発明の効果

0065

この発明にかかる紐状体の留め具によれば、留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの留め具の寸法をできる限り小さくすることができると共に、留め具を本体とロック体の2パーツから支障なく構成することができる。

図面の簡単な説明

0066

図1留め具Rの使用状態を示す斜視図
図2留め具Rの分離斜視図
図3同使用状態を示す断面図(フリー状態
図4同使用状態を示す断面図(留め付け状態)
図5留め具Rの側面図
図6同断面図
図7図6の中央部分での図6と90度断面位置を異ならせた断面図(なお、ロック体2は断面にしていない。)
図8本体1の平面図
図9同底面図
図10同断面図
図11図10の左側から本体1を見て示した側面図
図12図10の中央部分での図10と90度断面位置を異ならせた断面図
図13ロック体2の平面図
図14ロック体2の底面図
図15ロック体2の側面図
図16図15の左側からロック体2を見て示した側面図
図17ロック体2の断面図

--

0067

1 本体
10 内部空間
11連通穴
12 側部
2ロック体
20 操作頭部
21 脚部
21a通し穴
21a’穴縁部
R留め具
W 紐状体

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