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技術 香気劣化抑制剤及び香気劣化抑制方法

出願人 小川香料株式会社
発明者 植野壽夫村西修一清原進増田秀樹
出願日 2001年9月12日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 2001-276056
公開日 2003年3月19日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2003-082384
状態 拒絶査定
技術分野 脂肪類、香料
主要キーワード 金属様 薬品臭 柿タンニン 遠心濾過器 カキノキ デオドラント製品 シトラス香 光照射試験
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年3月19日)のものです。
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課題

化粧料香気、特にシトラールに基づくシトラス調の香気の劣化を効果的に抑制する方法。

解決手段

化粧料やそれに用いる香料柿タンニン又は柿タンニン精製物を添加することにより、光や熱に対しても香気が安定で、時にシトラールに基づくシトラス調の香気の劣化を抑制することができる。

概要

背景

化粧料に附された香気は、その化粧料の基剤臭マスクすると共に、使用者や周囲の人に快い感覚を与え、化粧料における重要な要素となっている。しかしながら、香気を発する香気成分は不安定なものが多く、酸素、光、熱などに反応して香気が変質してしまうことも知られている。化粧料の香気としては、製造直後から、使用者が消費してしまうまで、一定の香調を有することが要求されており、この目的でアスコルビン酸、BHTなどの抗酸化剤が使用されているが、いずれも満足のいくものではなかった。また、化粧料の香気として重要なシトラス調の香気に対する香気劣化抑制効果としては、ほとんど無力であった。

概要

化粧料の香気、特にシトラールに基づくシトラス調の香気の劣化を効果的に抑制する方法。

化粧料やそれに用いる香料柿タンニン又は柿タンニン精製物を添加することにより、光や熱に対しても香気が安定で、時にシトラールに基づくシトラス調の香気の劣化を抑制することができる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

柿タンニン又は柿タンニン精製物を含有することを特徴とする香気劣化抑制剤

請求項2

香気シトラス調香気であることを特徴とする請求項1に記載の香気劣化抑制剤。

請求項3

シトラス調香気がシトラールに基づくものであることを特徴とする請求項2に記載の香気劣化抑制剤。

請求項4

請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の香気劣化抑制剤を含有することを特徴とする香料

請求項5

請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の香気劣化抑制剤を含有することを特徴とするシトラス調の香料。

請求項6

請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の香気劣化抑制剤を含有することを特徴とする化粧料

請求項7

請求項4又は請求項5のいずれかに記載の香料を含有することを特徴とする化粧料。

請求項8

柿タンニン又は柿タンニン精製物を添加することを特徴とする香気劣化抑制方法

技術分野

0001

本発明は、化粧料香気劣化抑制剤に関し、更に詳しくは、シトラールに基づくシトラス調香気の劣化抑制剤に関する。

背景技術

0002

化粧料に附された香気は、その化粧料の基剤臭マスクすると共に、使用者や周囲の人に快い感覚を与え、化粧料における重要な要素となっている。しかしながら、香気を発する香気成分は不安定なものが多く、酸素、光、熱などに反応して香気が変質してしまうことも知られている。化粧料の香気としては、製造直後から、使用者が消費してしまうまで、一定の香調を有することが要求されており、この目的でアスコルビン酸、BHTなどの抗酸化剤が使用されているが、いずれも満足のいくものではなかった。また、化粧料の香気として重要なシトラス調の香気に対する香気劣化抑制効果としては、ほとんど無力であった。

発明が解決しようとする課題

0003

したがって、本発明が解決しようとする課題は、化粧料の香気、特にシトラス調の香気の劣化を効果的に抑制する方法を見いだすことである。

課題を解決するための手段

0004

上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、シトラス調の香気の劣化が、シトラールの劣化に基づくものであり、且つシトラールの劣化に対して柿タンニン又は柿タンニン精製物が顕著な抑制効果を持つことを見いだし、本発明を完成させた。すなわち本発明は、柿タンニン又は柿タンニン精製物を含有することを特徴とする香気劣化抑制剤であり、また香気がシトラス調香気であることを特徴とする該香気劣化抑制剤であり、またシトラス調香気がシトラールに基づくものであることを特徴とする該香気劣化抑制剤であり、また該香気劣化抑制剤を含有することを特徴とする香料であり、また該香気劣化抑制剤を含有することを特徴とするシトラス調の香料であり、また該香気劣化抑制剤を含有することを特徴とする化粧料である。

発明を実施するための最良の形態

0005

以下に、本発明を実施の形態に即して詳細に説明する。本発明でいう柿タンニンとは、柿渋又は柿抽出物を精製したものである。柿渋とは、一般にはカキノキ科カキノキ属植物未熟果実果汁を、酵母を加え発酵させ、熟成させた液をいい、本発明ではこれを精製して用いる。精製する方法は特に限定されるものではないが、好ましくは多孔質樹脂などに吸着させる方法が用いられる。また、未熟果実から直接溶剤抽出を行い、同様な精製法法によっても得ることができる。精製度合いは、多孔質樹脂への吸着・脱着操作1回のみで十分であるが、複数回の操作或いは溶剤分画などにより更に精製度合いを上げることで、劣化防止効果の高い本発明品を得ることもできる。柿タンニンには活性酸素消去作用が知られていたが、本発明の効果は通常の活性酸素消去剤では得られなかった効果であり、柿タンニンがそのような効果を持つことは知られていなかった。

0006

本発明でいう香気とは、化粧料などに附された香気成分をいい、実質的には添加された香料と同義である。すなわち本発明の香気劣化抑制剤は、香料劣化抑制剤でもある。

0007

本発明の香気劣化抑制作用は、種々の香気において有効であるが、好ましくはシトラス調の香気に対して有効であり、特にシトラールに基づく香気において顕著である。この様な効果を示すには、本発明の香気劣化抑制剤を、香気成分の総量に対して、1ppm〜5%の量を添加することが好ましく、1ppm〜1%の量が更に好ましく、10ppm〜0.2%の量が最も好ましい。1ppm未満であれば効果が薄く、5%を越えると経済的ではない。また、化粧料そのものに対する添加量でいうと、好ましくは0.01ppm〜500ppm、更に好ましくは0.01ppm〜100ppm、最も好ましくは0.1ppm〜20ppmで用いられる。

0008

本発明でいう化粧料とは、身体、物品、環境等を美しく、清潔に、快く整えるために用いられる製品であって、香気が附してあるものであれば特に限定されることはなく、例えば香水オーデコロンなどのフレグランス製品基礎化粧品仕上げ化粧品頭髪化粧品、日焼け化粧品、薬用化粧品石けんヘアケア製品浴用剤ボディシャンプーなどのトイレタリー製品洗剤、柔軟仕上げ剤漂白剤芳香消臭剤などの家庭用品が例示され、具体的には、食器洗剤、シャンプーリンスボディソープ制汗剤デオドラント製品コロン、芳香・消臭剤、ヘアケア製品などが好ましく、食器洗剤、シャンプー、リンスなどが特に好ましい。

0009

以下に実施例を示し、本発明を更に詳しく説明する。

0010

[製造例1]柿渋(三嘉七商店製:アストリン(商品名))50gを水1000mlに分散・溶解し、珪藻土を加えて攪拌した後、濾紙を用いて不溶物濾別した。得られた水溶液を、多孔性樹脂(三菱化学株式会社製:ダイヤイオンHP−20(商品名))1000mlを充填したカラムに通し、吸着させた後、蒸留水洗浄し、50重量%のエタノール水溶液で脱着させ、減圧濃縮凍結乾燥することにより、単褐色粉末の柿タンニン12gを得た。

0011

[製造例2]洗浄した(DiospyrosKaki)の未熟果1000gをミキサー破砕した後、バスケット式遠心濾過器濾過し、更にセライト濾過することにより清澄な果汁を得た。これを製造例1と同様に処理することにより、単褐色粉末の柿タンニン10gを得た。

0012

[製造例3]洗浄した柿(DiospyrosKaki)の未熟果1000gをミキサーで破砕した後、50%(V/V)エタノールを10l加えて室温下抽出した。これをバスケット式遠心濾過器で濾過し、濾液を減圧濃縮することにより抽出液800mlを得た。この抽出液を製造例1と同様に処理することにより、単褐色粉末の柿タンニン15gを得た。

0013

試験例1]C12/C14−アルキル硫酸ナトリウム10部、C12〜C18高級アルコールポリグリコールエーテル(8E.O.)4部、C12〜C14−アルキルポリグルコシド(P.D.=1.5)2.5部、塩化ナトリウム0.5部、シトラール0.3部、蒸留水82.7部からなる食器用洗剤を調製し、これに製造例1乃至製造例3の柿タンニンをそれぞれ20ppm添加したものと、比較のため無添加のものとアスコルビン酸を100ppm添加したものとを、ガラス容器に充填し、光照射試験を行った。照射条件は、光安定性試験器(東京理化器械株式会社製「LST−300型」)で、15000ルクス白色蛍光ランプ40W×15本)、10℃×5日間である。光照射試験後、習熟したパネル8名による官能評価を行った。対象としては無添加の食器用洗剤を冷蔵保存していたものを用い、香気の変化(劣化度合い)を、0〜4の5段階の評価点で評価した。その評価結果の平均値を表1に示す。なお、評価点の基準は以下のとおりである。
グリーン金属様劣化臭を非常に強く感じる:4点
グリーン、金属様の劣化臭を強く感じる :3点
グリーン、金属様の劣化臭を感じる :2点
グリーン、金属様の劣化臭を若干感じる :1点
グリーン、金属様の劣化臭を感じない :0点

0014

[表1]
ID=000002HE=045 WI=105 LX=0525 LY=1650
表1の結果から明らかなように、製造例1乃至製造例3の柿タンニンを添加した食器用洗剤は、グリーン、金属様の劣化臭が弱く、シトラールの香気の劣化が抑制された。

0015

[実施例1〜3]レモンオイル20部、ライムオイル5部、オレンジスィートオイル70部、プロピレングリコール5部からなる食器用洗剤用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例1〜製造例3の柿タンニンを各々添加し、それぞれを実施例1〜実施例3の、本発明の香気劣化抑制剤を含有する食器用洗剤用シトラス香料とした。

0016

[実施例4〜6]試験例1の食器用洗剤を、シトラール0.3部の代わりに実施例1〜実施例3のシトラス香料に各々変え、調製し、それぞれを実施例4〜6の、本発明の香気劣化抑制剤を含有する食器用洗剤とした。

0017

[比較例1]柿タンニンを添加しないこと以外は実施例1〜3と同様にして、本発明の香気劣化抑制剤を含有しない食器用洗剤用シトラス香料を調製した。

0018

[比較例2]柿タンニンを添加しないこと以外は実施例4〜6と同様にして、本発明の香気劣化抑制剤を含有しない食器用洗剤を調製した。

0019

[試験例2]実施例1〜実施例3及び比較例1のシトラス香料並びに実施例4〜実施例6の食器用洗剤及び比較例2の食器用洗剤について、ガラス容器に充填し、加温保管試験を行った。保管条件は、50℃恒温槽で28日とし、加温保管試験後、習熟したパネル8名による官能評価を行った。対象としては無添加の食器用洗剤を冷蔵保存していたものを用い、香気の変化(劣化度合い)を、0〜4の5段階の評価点で評価した。その評価結果の平均値を表2に示す。なお、評価点の基準は以下のとおりである。
薬品臭アセトフェノン様の劣化臭を非常に強く感じる:4点
薬品臭、アセトフェノン様の劣化臭を強く感じる :3点
薬品臭、アセトフェノン様の劣化臭を感じる :2点
薬品臭、アセトフェノン様の劣化臭を若干感じる :1点
薬品臭、アセトフェノン様の劣化臭を感じない :0点

0020

[表2]
ID=000003HE=065 WI=105 LX=0525 LY=0750
表2の結果から明らかなように、製造例1乃至製造例3の柿タンニンを添加した食器用洗剤は、薬品臭、アセトフェノン様の劣化臭が弱く、シトラス香料の香気の劣化が抑制された。

0021

[実施例7]レモンオイル10部、オレンジスィートオイル70部、シトラール10部、ガラクソライド5部、ジプロピレングリコール5部からなるシャンプー用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例1の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシャンプー用シトラス香料とした。

0022

[実施例8]ポチオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム10部、ラウリル酸ナトリウム5部、ポリオキシエチレン(15)ラウリルエーテル1部、ラウリル酸ジエタノールアミド1部、ラウリル酸アミドプロピルベタイン1部、精製水80.5部、実施例7のシャンプー用シトラス香料0.5部からなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシャンプーを調製した。

0023

[試験例3]実施例8のシャンプーと、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例8と同様にして調製したシャンプーを、試験例1と同様の光照射試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシャンプーは、無添加のシャンプーと比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0024

[実施例9]レモンオイル10部、オレンジスィートオイル65部、シトラール10部、ムスクT5部、ガラクソライド5部、ジプロピレングリコール5部からなるリンス用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例2の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有するリンス用シトラス香料とした。

0025

[実施例10]塩化ステアリルトリメチルアンモニウム1.1部、セタノール3部、パルミチン酸イソプロピル0.5部、ジメチルポリシロキサンエマルション4部、ヒドロキシエチルセルロール0.1部、L−メントール0.3部、実施例9のリンス用シトラス香料0.5部、精製水90.5部からなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するリンスを調製した。

0026

[試験例4]実施例9のリンスと、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例9と同様にして調製したリンスを、試験例2と同様の加温保管試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するリンスは、無添加のリンスと比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0027

[実施例11]レモンオイル10部、オレンジスィートオイル45部、シトラール20部、ムスクT10部、ガラクソライド10部、ジプロピレングリコール5部からなるボディソープ用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例3の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有するボディソープ用シトラス香料とした。

0028

[実施例12]N−ラウリル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン6部、N−ラウリルメチルタウリンナトリウム3部、ラウリル酸トリエタノールアミン10部、ミリスチン酸トリエタノールアミン10部、ラウリルイミダゾリニウムベタイン5部、ラウロイルジエタノールアミド5部、プロピレングリコール7部、防腐剤適量、キレート剤適量、L−メントール0.2部、実施例11のボディソープ用シトラス香料0.5部、精製水バランスからなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するボディソープを調製した。

0029

[試験例5]実施例12のボディソープと、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例12と同様にして調製したボディソープを、試験例1と同様の光照射試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するボディソープは、無添加のボディソープと比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0030

[実施例13]レモンオイル8部、ライムオイル2部、シトラール5部、オレンジオイルディスチルド60部、ガラクソライド10部、ヘディオン10部、アンブロキサン0.1部、ジプロピレングリコール4.9部からなる制汗剤用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例1の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有する制汗剤用シトラス香料とした。

0031

[実施例14]ポリメチルシルセスキオキサン粉末2部、シリコーンゴムパウダー水性分散液1部、クロルヒドロキシアルミニウム20部、塩化ベンザルコニウム液0.5部、β−グリチルレチン酸0.05部、ヒドロキシプロピルセルソース0.4部、POP(17)ブチルエーテル1.5部、精製水7.5部、実施例13の制汗剤用シトラス香料0.1部、エタノールバランスからなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するロールオン型制汗剤を調製した。

0032

[試験例6]実施例14のロールオン型制汗剤と、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例14と同様にして調製したロールオン型制汗剤を、試験例2と同様の加温保管試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するロールオン型制汗剤は、無添加のロールオン型制汗剤と比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0033

[実施例15]レモンオイル7部、ライムオイル3部、シトラール5部、オレンジオイルディスチルド60部、ガラクソライド10部、ヘディオン10部、アンブロキサン0.1部、ジプロピレングリコール4.9部からなるデオドラント剤用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例2の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有するデオドラント剤用シトラス香料とした。

0034

[実施例16]ポリメチルシルセスキオキサン粉末3部、カルボキシビニルポリマー0.3部、トリエタノールアミン0.25部、イソプロピルメチルフェノール0.5部、トリクロサン0.2部、シリコーンゴムパウダー水性分散液1部、POE(60)硬化ひまし油0.3部、シラカバエキス0.1部、シャクヤクエキス0.1部、ハッカ油0.01部、オキシベンゾンスルホン酸ナトリウム0.1部、メチルパラベン0.1部、エタノール28部、実施例15のデオドラント剤用シトラス香料0.1部、精製水バランスからなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するジェル状デオドラント剤を調製した。

0035

[試験例7]実施例16のジェル状デオドラント剤と、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例16と同様にして調製したジェル状デオドラント剤を、試験例1と同様の光照射試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するジェル状デオドラント剤は、無添加のジェル状デオドラント剤と比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0036

[実施例17]ベルガモットオイル50部、オレンジオイル20部、レモンオイル15部、シトラール1部、ネロリオイル3部、メチルアンスラニレート1部、ラベンダーオイル5部、ジプロピレングリコール5部からなる香水用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例3の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有する香水用シトラス香料とした。

0037

[実施例18]8−アセチル化蔗糖変性95%エタノール75部と、カモミルエキス15部と、実施例17の香水用シトラス香料10部からなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシトラス調香水を調製した。

0038

[試験例8]実施例18のシトラス調香水と、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例18と同様にして調製したシトラス調香水を、試験例2と同様の加温保管試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシトラス調香水は、無添加のシトラス調香水と比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0039

[実施例19]レモンオイル10部、シトラール30部、オレンジオイルディスチルド53部、アルデヒドC10を1部、cis−3−ヘキセノール0.5部、ゲラニルニトリル0.5部、ジエチレングリコール5部からなる芳香剤用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例1の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有する芳香剤用シトラス香料とした。

0040

[実施例20]カラギーナン3部、プロピレングリコール2部、プロピルパラベン0.3部、実施例19の芳香剤用シトラス香料5部、水89.7部からなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシトラス調ゲル芳香剤を調製した。

0041

[試験例9]実施例20のシトラス調ゲル芳香剤と、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例20と同様にして調製したシトラス調ゲル芳香剤を、試験例1と同様の光照射試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有するシトラス調ゲル芳香剤は、無添加のシトラス調ゲル芳香剤と比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

0042

[実施例21]レモンオイル9部、ライムオイル1部、シトラール10部、オレンジオイルディスチルド35部、ガラクソライド10部、ヘディオン30部、アンブロキサン0.1部ジプロピレングリコール4.9部からなる育毛ヘアートニック用シトラス香料を調製し、これに0.1%濃度で製造例1の柿タンニンを添加し、本発明の香気劣化抑制剤を含有する育毛ヘアートニック用シトラス香料とした。

0043

[実施例22]エタノール55部、ぶどう葉抽出液10部、1,3−ブチレングリコール2部、POE(12)POP(6)テトラデシルエーテル1部、メチルパラベン0.1部、ピロクトンオラミン0.1部、実施例21の育毛ヘアートニック用シトラス香料0.05部、精製水バランスからなる、本発明の香気劣化抑制剤を含有する育毛ヘアートニックを調製した。

0044

[試験例10]実施例22の育毛ヘアートニックと、柿タンニンを添加しないこと以外は実施例22と同様にして調製した育毛ヘアートニックを、試験例2と同様の加温保管試験を行った。その結果、本発明の香気劣化抑制剤を含有する育毛ヘアートニックは、無添加の育毛ヘアートニックと比べて、香気の劣化が顕著に抑えられていた。

発明の効果

0045

本発明によれば、化粧料やそれに用いる香料に柿タンニンを添加することにより、光や熱に対しても香気が安定で、時にシトラールに基づくシトラス調の香気の劣化を抑制することが可能であり、使用感に優れた化粧料を提供することができる。

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