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技術 電源制御方法及び電子機器

出願人 ソニー株式会社
発明者 飯島祐子木村裕司
出願日 2001年8月29日 (19年4ヶ月経過) 出願番号 2001-259986
公開日 2003年3月7日 (17年9ヶ月経過) 公開番号 2003-069585
状態 未査定
技術分野 計算機・データ通信 小規模ネットワーク2:バス方式 通信制御 選択的呼出装置(遠隔制御・遠隔測定用)
主要キーワード デジタル通信バス 電源制御モード 待機受信 初期化ユニット 電源制御状態 初期化レジスタ オーディオ用アンプ ビデオテープデッキ
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図面 (14)

課題

IEEE1394方式などのバスラインによるネットワークに接続される機器電源管理を効率良く行って、不要なバスリセットの発生を抑えるようにする。

解決手段

デジタルデータの通信が可能なデジタル通信バスで他の機器と接続可能な機器100において、その機器100の電源投入する場合に、デジタル通信バス11を介して通信を処理する部分については、非作動状態に継続させることができるようにして、電源投入があっても、その機器が接続されたネットワーク上ではバスリセットが発生しないようにした。

概要

背景

近年、ビデオレコーダオーディオ用レコーダ、テレビジョン受像機、各種放送受信用チューナオーディオ用アンプなどの映像機器音声機器(以下これらの機器AV機器又はAVデバイスと称する)を、何らかのネットワークに接続して、その接続した機器間でビデオデータやオーディオデータ伝送させて、機器間のデータの受け渡しができるようにしたものが提案され、実用化されつつある。

例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394方式のシリアルデータバスを用いたネットワークを介して、AV機器でデータ伝送を行えるようにしたものが開発されている。このネットワークにおいては、ビデオデータやオーディオデータなどのコンテンツデータを、ストリームデータとして伝送できる。また、所定のコマンド(AV/C Command Transaction Set:以下AV/Cコマンドと称する)を用いることにより、ネットワークに接続されているAV機器を遠隔制御することも可能である。また、同様にAV/Cコマンドを使用して、ネットワークに接続されているAV機器の状態を検知することも可能である。

概要

IEEE1394方式などのバスラインによるネットワークに接続される機器の電源管理を効率良く行って、不要なバスリセットの発生を抑えるようにする。

デジタルデータの通信が可能なデジタル通信バスで他の機器と接続可能な機器100において、その機器100の電源投入する場合に、デジタル通信バス11を介して通信を処理する部分については、非作動状態に継続させることができるようにして、電源投入があっても、その機器が接続されたネットワーク上ではバスリセットが発生しないようにした。

目的

本発明はかかる点に鑑み、この種のネットワークに接続される機器の電源管理を効率良く行って、不要なバスリセットの発生を抑えるようにすることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

デジタルデータの通信が可能なデジタル通信バスで他の機器接続可能な機器の電源を制御する電源制御方法において、上記機器の電源を投入する場合に、上記デジタル通信バスを介して通信を処理する部分については、非作動状態にする電源制御方法。

請求項2

請求項1記載の電源制御方法において、所定のモード設定があった場合に、上記デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させ、上記所定のモード設定がない場合には、上記機器の電源の投入で、上記デジタル通信制御バスを介して通信を処理する部分を作動状態とする電源制御方法。

請求項3

請求項1記載の電源制御方法において、上記デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させるのは、上記デジタル通信バスを介した通信とは無関係の機能を実行するために一時的に電源オンとする場合である電源制御方法。

請求項4

請求項1記載の電源制御方法において、上記デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させるのは、予め予約された機能を実行するために自動的に機器の電源を投入させた場合である電源制御方法。

請求項5

請求項1記載の電源制御方法において、上記デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させる処理は、少なくともこのバス上に所定のバイアス電圧印加しない処理である電源制御方法。

請求項6

デジタル通信バスを介して他の機器と通信を行う通信手段と、上記通信手段を含む機器内の各部の動作を制御し、所定の動作状態で機器を電源オンとする場合に、上記通信手段を非作動状態に維持させる制御手段とを備えた電子機器

請求項7

請求項6記載の電子機器において、上記所定の動作状態は、所定のモード設定があった場合であり、所定のモード設定がない場合には、機器の電源オンにより、上記通信手段を作動状態とする電子機器。

請求項8

請求項6記載の電子機器において、上記所定の動作状態は、上記デジタル通信バスを介した通信とは無関係の機能を実行するために一時的に機器を電源オンとする場合である電子機器。

請求項9

請求項6記載の電子機器において、上記所定の動作状態は、上記制御手段に予め予約された機能を実行するために自動的に機器の電源を投入させた場合である電子機器。

請求項10

請求項6記載の電子機器において、上記制御手段が、上記通信手段を非動作状態に維持させる処理は、少なくとも上記通信手段に接続されたバス上に所定のバイアス電圧を印加しない処理である電子機器。

技術分野

0001

本発明は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394方式と称されるデジタル通信バスで他の機器接続可能な機器に適用して好適な電子機器、並びにその電子機器に適用される電源制御方法に関する。

背景技術

0002

近年、ビデオレコーダオーディオ用レコーダ、テレビジョン受像機、各種放送受信用チューナオーディオ用アンプなどの映像機器音声機器(以下これらの機器をAV機器又はAVデバイスと称する)を、何らかのネットワークに接続して、その接続した機器間でビデオデータやオーディオデータ伝送させて、機器間のデータの受け渡しができるようにしたものが提案され、実用化されつつある。

0003

例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394方式のシリアルデータバスを用いたネットワークを介して、AV機器でデータ伝送を行えるようにしたものが開発されている。このネットワークにおいては、ビデオデータやオーディオデータなどのコンテンツデータを、ストリームデータとして伝送できる。また、所定のコマンド(AV/C Command Transaction Set:以下AV/Cコマンドと称する)を用いることにより、ネットワークに接続されているAV機器を遠隔制御することも可能である。また、同様にAV/Cコマンドを使用して、ネットワークに接続されているAV機器の状態を検知することも可能である。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、IEEE1394方式においては、ネットワークに接続された機器を、ネットワーク内の通信を管理する機器(バスマネージャなど)が認識し、その認識した機器に、バス上のアドレスを付与するようにしてある。バスラインに接続されてアドレスが付与されたそれぞれの機器は、ノードとも称される。機器を認識してアドレスを付与することで、その機器に対してデータを送ったり、その機器の状態を検知することが可能になる。従って、このようなネットワーク構成では、バスラインに接続された機器の認識を行うことは重要である。

0005

IEEE1394方式では、機器間を接続するバスラインを構成するケーブルの内の1本の差動信号線TPAに印加されるバイアス電圧を検知することで、機器の接続が認識できる構成としてある。ネットワーク内での機器構成に変化があるとき、即ちネットワークに新たに機器が接続された場合、又はネットワークに接続されていた機器の内の1台の機器が外された場合には、バスリセットが発生して、ネットワーク内の機器アドレスを付与し直す処理が実行される。

0006

このようにバスリセットが発生すると、ネットワーク内の通信を管理する機器では、機器認識処理と、その認識した機器のアドレス設定などの初期化処理が実行される。この初期化処理が実行されている最中には、ネットワーク内でのデータ伝送が一時的に出来ない状態が発生することがある。例えば、複数台のAV機器が接続されたネットワーク内で、ビデオデッキ再生した映像データを、ネットワーク内のモニタ受像機に伝送するようなことを行っている最中に、そのネットワーク内のいずれか1台の機器がネットワークから外されたとき、バスリセットが発生して、モニタ受像機への映像データの伝送が一時的に途絶える可能性がある。

0007

このようなデータ伝送の中断が起こるのは最悪の場合であるが、そのような事態にまで至らなくても、バスリセット時には、ネットワーク内の各機器では、認識される機器構成などが変化することになり、接続構成の表示などが変化してしまい、機器の操作を行うユーザが戸惑う原因になってしまう。

0008

ところで、既に述べたようにIEEE1394方式では、バスラインへの機器の接続は、バスラインを構成するケーブルの内の1本の信号線へのバイアス電圧の印加を検知することで行う構成としてあるので、バスラインに機器が接続されていても、その機器の状態によっては、その機器が接続されてないものと認識されてしまう場合がある。即ち、バスラインに接続された機器の電源を完全にオフ状態としたときには、その機器からのバイアス電圧の印加がなくなって、バスラインに接続された状態であっても、ネットワーク内ではその機器が接続されていないものと認識されてしまう。従って、ネットワーク内のいずれか1台の機器でも、電源のオンオフがある毎に、バスリセットが発生することになる。

0009

このような機器のオン・オフに連動したバスリセットの発生を防止するためには、例えば、機器の電源スイッチを操作してオフ状態とした場合でも、バスラインを介して通信を行う部分の電源だけは常時電源投入させておく構成とすることが考えられる。ところが、このようにバスライン通信用回路に常時電源を投入させる構成とした場合、その機器は主電源をオフとしたときに消費するいわゆる待機電力が、バスライン通信用の回路だけで数W程度発生することになる。このような待機電力の増加は、機器の消費電力を低減させる上からは好ましくない。

0010

このため、機器の主電源をオフとしたとき、バスライン通信用の回路についても電源オフとすることが考えられる。この場合には、バスラインで接続された機器の中で、電源が投入されている機器だけが、ネットワークに接続された機器として認識されることになる。この場合には、機器の主電源が投入されたり、機器の主電源をオフとする操作があると、ネットワーク構成が変化してバスリセットが発生することになるが、一般には電源ボタンの操作はユーザが操作するものであるので、ユーザが電源ボタンを操作しない限りは、バスリセットの発生による不都合を回避できる。

0011

ところが、機器によっては、ユーザの直接的な操作とは無関係に電源が投入されたり、電源オフになるものがある。例えば、ビデオデッキやテレビジョン受像機の場合には、予めタイマ動作予約された時間になったとき、機器が電源オフ状態から電源オン状態に(或いはその逆に)、自動的に移行する場合がある。また、デジタル放送を受信するチューナの場合には、放送局側から送信される特定のデータを受信するために、ユーザの操作とは全く無関係に、電源オフ状態のときに、機器が立ち上がって特定のチャンネルを一時的に受信して、そのチャンネルで伝送される特定のデータを受信するいわゆる待機受信を行うことがある。

0012

これらの自動的な電源オン状態への移行があると、その電源オン状態に移行した機器が、ネットワークに加わることになり、バスリセットが発生してしまう。このような自動的な電源のオン・オフによるバスリセットは、ユーザの直接的な電源操作とは無関係に発生するので、バスリセットの発生による一時的な伝送の中断などの不都合を有効に回避するのは困難である。

0013

即ち、デジタル放送を受信するチューナ(又はそのようなチューナが組み込まれたテレビジョン受像機などの映像機器)の待機受信の場合には、見かけ上、その機器は電源オフのままで受信を行い、その機器の前面パネルなどをユーザが見ていても、その機器が作動していることは全く判らず、ユーザにとっては、なぜその機器がネットワークに加わったのか全く判らない状態である。

0014

例えば、図12に示すように、デジタル放送受信用のチューナ1と、ビデオテープ記録再生装置であるビデオデッキ2と、モニタ受像機3とが、IEEE1394方式用のバスラインを構成するケーブル8,9で接続されて構成されるネットワークを想定する。ここで、チューナ1の主電源をオフとして、ネットワーク上のノードとして、チューナ1が存在しない状態とすると、チューナ1が待機中に一時的にデータの受信を行う待機受信が開始されると、ネットワーク上のノードとして存在するようになり、ネットワーク構成が変化してしまう。

0015

図13は、このときの状態の変化例を示した図である。即ち、チューナ1が、図13のAに示すように主電源をオフとして通常のスタンバイ状態にあるときには、バスラインを介して通信を行う部分の電源が落とされて、ネットワーク上のノードとして存在しない状態となっている。この状態では、図13のBに示すように、例えばモニタ受像機3で入力機器選択を行う画面を表示させたとき、ネットワーク上に存在する他の機器(ノード)が、ビデオデッキ2だけであり、選択画面としてビデオデッキが表示される。

0016

ところが、図13のAに示すように、チューナ1で自動的な待機受信が開始されると、このチューナ1の電源がオン状態になり、バスリセットが発生して、チューナ1がネットワーク上のノードとして存在するようになり、図13のBに示すようにモニタ受像機3での入力機器選択画面に、ビデオデッキとチューナとが表示されるようになる。

0017

そして、チューナ1での待機受信が終了すると、このチューナ1が通常のスタンバイ状態に戻って電源オフになり、バスリセットが発生して、図13のAに示すように、再度チューナ1がネットワーク上のノードとして存在しなくなり、図13のBに示すようにモニタ受像機3での入力機器選択画面に、ビデオデッキだけが表示されるように戻る。ここで、待機受信そのものは、ユーザには判らない状態で実行されるので、このような入力機器選択画面での変化がなぜ発生するのか、ユーザには全く判らない状態となっている。

0018

本発明はかかる点に鑑み、この種のネットワークに接続される機器の電源管理を効率良く行って、不要なバスリセットの発生を抑えるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0019

本発明は、デジタルデータの通信が可能なデジタル通信バスで他の機器と接続可能な機器において、その機器の電源を投入する場合に、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分については、非作動状態に継続させるようにしたものである。

0020

このようにしたことで、その機器の電源が投入されても、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分は非作動状態のままであり、その機器がデジタル通信バスで接続されたネットワーク上では存在しない状態のままとなり、バスリセットが発生しない。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、本発明の一実施の形態を、図1図10を参照して説明する。

0022

図1は、本例の機器とネットワークの接続構成例を示した図である。本例においては、ネットワークを構成する機器として、テレビジョン受像機100と、ハードディスク録画装置200と、ビデオテープデッキ300と、ビデオカメラ400とを用意し、それぞれを、IEEE1394方式のバスラインを構成するケーブル11,12,13で順に接続させてある。

0023

図2は、テレビジョン受像機100の構成例を示すブロック図である。本例のテレビジョン受像機100は、デジタルテレビジョン受像機と称されるデジタル放送信号を受信して、表示などを行う装置としてある。

0024

このテレビジョン受像機100は、デジタルテレビジョン放送を受信するチューナ101を備え、このチューナ101で、所定のチャンネルを受信して得たデジタル放送データを、受信回路部102に供給し、デコードする。受信回路部102でデコードされた放送データを、多重分離部103に供給して、映像データと音声データに分離する。分離された映像データを映像生成部104に供給し、受像用の処理を行い、その処理された信号によりCRT駆動回路部105で陰極線管(CRT)106を駆動し、映像を表示させる。また、多重分離部103で分離された音声データを、音声信号再生部107に供給して、アナログ変換増幅などの音声処理を行い、処理された音声信号をスピーカ108に供給して出力させる。

0025

また、テレビジョン受像機100は、IEEE1394方式のバスラインと通信を行うためのバス通信部109を備えて、受像機100のケーブル接続ポート部120に接続されたバスライン用ケーブルを介した通信が行えるようにしてある。即ち、IEEE1394方式のバス側からこのバス通信部109に得られる映像データや音声データを、多重分離部103に供給して、CRT106での映像の表示及びスピーカ108からの音声の出力ができるようにしてある。また、チューナ101が受信して得た映像データや音声データを、多重分離部103からバス通信部109に供給して、IEEE1394方式のバス側に送出できるようにしてある。

0026

また、ポート部120に2本以上のバスライン用ケーブルが接続できる場合には、その複数本ケーブル間での中継処理をバス通信部109が実行するようにしてある。即ち、いずれか1つのポート部で受信したデータを、他のポート部に接続されたケーブルにリピートさせて、データ信号がネットワーク内のバスライン全体に伝搬されるようにしてある。この中継処理は、バス通信部109が作動状態にあるときだけ行う処理であり、バス通信部109が非作動状態である場合には、中継処理は実行されない。

0027

なお、IEEE1394方式のバスラインを構成するケーブルを、この受像機100のケーブル接続用ポート部120に接続したとき、このポート部120で、ケーブル内の2組の差動信号線TPA,TPBの内の一方の信号線TPAに、所定のバイアス電圧を印加するようにしてある。また、他方の信号線TPBではバイアス電圧の検出を行って、ケーブルで相手の機器の接続の有無を判定するようにしてある。この接続の有無は、後述するCPU110で判定するようにしてある。信号線TPAに印加するバイアス電圧は、後述する電源回路115から供給されるようにしてあり、機器の状態によっては、機器が作動している状態でもバイアス電圧を印加しない場合もある。このバイアス電圧を印加しない状態の設定については後述する。

0028

テレビジョン受像機100での表示処理及びバス通信部109を介した伝送処理については、中央制御ユニット(CPU)110の制御により実行される。CPU110には、制御に必要なプログラムなどが記憶されたROMであるメモリ111及びワークRAMであるメモリ112が接続してある。また、操作パネル113からの操作情報及び赤外線受光部114が受光したリモートコントロール装置からの制御情報が、CPU110に供給されて、その操作情報や制御情報に対応した動作制御を行うようにしてある。

0029

また、IEEE1394方式のバスを介してバス通信部109が制御データなどを受信した際には、そのデータはCPU110に供給して、CPU110が対応した制御処理を行えるようにしてある。

0030

また、本例のテレビジョン受像機100が備えるチューナ101は、デジタル放送用のチューナであり、このチューナ101は、メイン放送番組のデータである映像データや音声データの他に、各種データの受信も行うようにしてある。チューナ101が受信した映像や音声以外のデータについては、CPU110に供給して、メモリ112などに蓄積させるようにしてある。

0031

この映像や音声以外のデータとしては、例えば、番組付随して各種表示を行うためのデータ、いわゆるデータ放送用のデータ、電子番組情報と称される番組表のデータ、受信契約視聴許諾などに関係したデータ等の様々なデータがある。

0032

これらのデータは、例えば、番組に付随して各種表示を行うためのデータや、電子番組情報のデータについては、基本的に放送番組の受信中に受信する処理を行うが、データの種類によっては、テレビジョン放送を受信中でないときに受信するものもある。例えば、夜間などでテレビジョン受像機の画像表示をオフとしているスタンバイ状態のときに、CPU110の制御で、自動的にチューナ101で所定のチャンネルの受信を行い、そのとき得られたデータをメモリ112などに蓄積させるものである。このような受信は待機受信と称される。この待機受信のときは、受信中であっても、受像機100の前面などに配置されたパイロットランプは、スタンバイ状態のままであり、ユーザには全く判らない状態で待機受信が行われる。

0033

また、本例のテレビジョン受像機100は、タイマ機能を備えて、CPU110の制御で、予約された時間にチューナ101が自動的に受信を開始させたり、CRT106での受像を開始させ、また予約された時間に自動的に受信や受像を停止させることができるようにしてある。このタイマ機能が予約されて待機している状態は、スタンバイ状態又は電源オンの状態である。

0034

そして、本例のテレビジョン受像機100が備える電源回路115は、CPU110の制御で、受像機100内の各回路に電源を供給する構成としてある。この場合、IEEE1394方式のバスを介して通信を行う部分である、バス通信部109とポート部120については、他のブロックとは個別に電源制御が行え、作動状態と非作動状態が個別に設定できるようにしてある。具体的な電源制御処理の詳細については後述するが、テレビジョン受像機100をスタンバイ状態としたとき、バス通信部109とポート部120を電源オフの状態とするように設定したり、或いは逆に、バス通信部109とポート部120については、スタンバイ状態であっても常時電源オンとする設定ができるようにしてある。このような制御を行うために、CPU110については、受像機がスタンバイ状態であっても、電源回路115から電源が供給されて作動するようにしてある。

0035

なお、ポート部120への電源供給については、ポート部120に接続されたケーブルにバイアス電圧を印加するために行うものである。

0036

次に、図1に示した構成のネットワークで、通信が行われる状態について説明する。既に説明したように、本例においてはIEEE1394方式のバスラインで複数台の機器を接続してネットワークを組むようにしてあり、以下、IEEE1394方式のバスラインでデータが伝送される構成について説明する。

0037

図3は、IEEE1394方式で接続された機器間でのデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE1394方式では、データは、パケットに分割され、125μSの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送される。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに接続されたいずれかの機器)から供給されるサイクルスタート信号によって作り出される。

0038

アイソクロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送に必要な帯域時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保する。このため、アイソクロナス伝送では、データの一定時間内の伝送が保証される。ただし、受信側からの確認(アクノリッジメント:ack)は行われず、伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無く、データは失われる。各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていない時間に、アービトレーションの結果、バスを確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出するアシンクロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトライを用いることにより、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイミングは一定とはならない。

0039

所定のノードがアイソクロナス伝送を行う為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応していなければならない。また、アイソクロナス機能に対応したノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有していなければならない。更に、IEEE1394シリアスバスに接続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソクロナスリソースマネージャの機能を有していなければならない。

0040

IEEE1394方式は、ISO/IEC13213で規定された64ビットのアドレス空間を有するCSR(Control&Status Register )アーキテクチャ準拠している。図4は、CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を説明する図である。上位16ビットは、各IEEE1394上のノードを示すノードIDであり、残りの48ビットが各ノードに与えられたアドレス空間の指定に使われる。この上位16ビットは更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義のノードID)の6ビットに分かれる。全てのビットが1となる値は、特別な目的で使用されるため、1023個のバスと63個のノードを指定することができる。ノードIDは、バスリセットがあった際に、付与し直される。バスリセットは、バス1に接続される機器の構成が変化した場合に発生する。例えば、バス1に接続されたいずれか1台の機器が外されたり、また新規にバス1に機器が接続されことを認識したとき、バスリセットが実行される。

0041

下位48ビットにて規定されるアドレス空間のうちの上位20ビットで規定される空間は、2048バイトのCSR特有レジスタやIEEE1394特有のレジスタ等に使用される初期化レジスタスペース(Initial Register Space)、プライベートスペース(Private Space )、および初期メモリスペース(Initial Memory Space)などに分割され、下位28ビットで規定される空間は、その上位20ビットで規定される空間が、初期化レジスタスペースである場合、コンフィレーションROM(Configuration read only memory)、ノード特有の用途に使用される初期化ユニットスペース(Initial Unit Space)、プラグコントロールレジスタ(Plug Control Register (PCRs))などとして用いられる。

0042

ここで、プラグコントロールレジスタについて説明すると、IEEE1394方式では、データの入出力を制御する為に、各ノードは、プラグとして使用されるレジスタであるPCR(Plug Control Register )を有する。これは、論理的にアナログインターフェースに類似した信号経路を形成するために、プラグという概念を、レジスタを使用して実体化したものである。PCRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Control Register)、入力プラグを表すiPCR(input Plug Control Register )を有する。また、PCRは、各機器固有の出力プラグまたは入力プラグの情報を示すレジスタoMPR(output Master Plug Register )とiMPR(input Master Plug Register)を有する。各機器は、oMPRおよびiMPRをそれぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応したoPCRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つことが可能である。アイソクロナスデータの流れは、これらのプラグに対応するレジスタを操作することによって制御される。

0043

図5はプラグを使用した伝送例を示した図である。ここではIEEE1394方式のバスに接続された機器(ノード)を、AVデバイス(AV-device )a,b,cとして示してある。AVデバイスaのoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定されたoPCR〔0〕〜oPCR〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定されたアイソクロナスデータは、AVデバイスcのoPCR〔1〕から、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送出される。AVデバイスaは、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送出されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、AVデバイスbは、oPCR〔0〕で指定されたチャンネル#2に、アイソクロナスデータを送出し、AVデバイスaは、iPCR〔1〕にて指定されたチャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み込む。

0044

このようにして、IEEE1394シリアスバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行われる。この場合、例えばIEEE1394シリアスバスを介して接続された機器のコントロールを行う場合には、このバスラインを介して制御データを伝送するための規定であるAV/Cコマンドが使用される。このAV/Cコマンドを利用することで、バスラインを介して接続された各機器のコントロールや状態の判断などが、バス上の他の機器から行える。

0045

次に、このような構成でデータ伝送が行われるIEEE1394方式のバスラインに接続される機器での電源制御処理について説明する。ここでは、図1図2に示したテレビジョン受像機100での電源制御処理について説明する。

0046

本例のテレビジョン受像機100は、受像機がスタンバイ状態での電源制御モードとして、バス通信オンモードとバス通信オフモードの2つのモードがユーザ操作で設定できるようにしてある。即ち、図6フローチャートに示すように、モード設定時には、ステップS11として、バス通信に関するモードの設定を行うか否か問い合わせ、低消費電力のモードであるバス通信オフモードが設定されたときには、ステップS12として、受像機がスタンバイ状態のときに、バス通信部109を非作動状態とする。バス通信部109が非作動状態のときには、ポート部120に接続されたケーブルへのバイアス電圧の印加も行われない。また、バス通信オフモードが設定されないときには、バス通信オンモードとなり、ステップS13として、電源がスタンバイ状態のときに、バス通信部109を作動状態のままとし、ポート部120に接続されたケーブルへのバイアス電圧の印加も行う。

0047

なお、ここでの受像機のスタンバイ状態とは、テレビジョン受像機100の操作パネル113内の所定のキー操作(又はリモートコントロール装置のキー操作)で、受像機のCRTでの画像表示を行わない状態とした場合のことである。このスタンバイ状態とは別に、受像機の主電源スイッチなどの操作で、完全に受像機を電源オフとすることもできる。このスタンバイ状態では、CPU110などの最低限の回路だけに、電源回路115からの電源が供給されて作動している状態であり、上述したモード設定でバス通信オンモードを設定したときには、スタンバイ状態であっても、バス通信部109についても、電源回路115から電源が供給されて作動している状態となっている。このスタンバイ状態から、キー操作などで電源オンとする操作があったとき、電源オン状態となり、CPU110の制御で受像機100内の各回路が作動状態となる。

0048

図6のフローチャートに示したバス通信モードの設定処理は、例えば映像表示部であるCRT106の画面に、モードを選択させる表示を行って、ユーザのキー操作で、いずれか一方のモードを設定させる。図7は、このモード設定画面の表示例を示した図であり、ここでは電源スタンバイ時のバス通信待機をするか、又はバス通信待機をしないかを問い合わせる画面としてあり、スタンバイ時にバス通信待機をすると選択したとき、バス通信がオフ時にも実行可能な通常モードとなり、電源オフ時にバス通信待機をしないと選択したとき、バス通信がオフ時に実行不可能なバス通信オンモードとなる。この図7に示すモード設定画面は、例えばメニュー画面を表示させた後に、そのメニュー画面の中のモード設定を選ぶことで、表示されるようになる。

0049

次に、このようにモード設定を行った上で、テレビジョン受像機100の電源操作を行ったときの、CPU110の制御による処理例を、図8のフローチャートを参照して説明する。まず、受像機が電源オンの状態で、スタンバイ状態にする操作があったか否か判断する(ステップS21)。この判断で、スタンバイ状態にする操作があると判断したときには、バス通信に関するモード設定が、バス通信オフモードであるか否か判断する(ステップS22)。この判断で、バス通信オフモードが設定されていると判断したとき、バス通信部109を非動作状態とし、ポート部でのバイアス電圧の印加も行わない(ステップS23)。

0050

そして、ステップS23の処理が実行されたとき、及びステップS22でバス通信オンモードであると判断したときには、ステップS24に移って、CPU110の制御で、CRT106での画像の表示をオフとするスタンバイモード設定処理を行う(ステップS24)。

0051

ステップS21のスタンバイ操作がないと判断したとき、及びステップS24でのスタンバイモード設定が行われた後には、CPU110は、電源オンとする操作があるか否か判断する(ステップS25)。ここで、電源オンとする操作を検出しない場合には、ステップS21の判断に戻る。そして、電源オンとする操作を検出した場合には、CPU110の制御で、CRT106で画像を表示させる電源オン処理を行う(ステップS26)。この電源オン処理時には、バス通信部109をバス通信部109を動作状態とし、ポート部でバイアス電圧を印加させる。

0052

次に、スタンバイ状態のときに、夜間などに一時的にデータなどを受信する処理である待機受信時の処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。この待機受信は、スタンバイ状態である場合で、チューナ101などを使用して何らかのデータを受信する必要がある場合に実行されるもので、CPU110は、待機受信を開始させるか否か判断し(ステップS31)、待機受信を開始させると判断したときには、そのときのバス通信モードがオフモードであるか否か判断し(ステップS32)、バス通信オフモードであるときには、バス通信部を停止状態として、ポート部からのバイアス電圧の印加も行わない状態として、チューナなどを作動させて待機受信を行う(ステップS33)。また、ステップS32でバス通信オフモードでない場合、即ちバス通信オンモードである場合には、バス通信部を作動状態として、ポート部からのバイアス電圧の印加も行い、チューナなどを作動させ待機受信を行う(ステップS34)。

0053

そして、ステップS33又はステップS34での待機受信が開始された後には、その待機受信を終了するか否か判断し(ステップS35)、待機受信を終了させるとき、スタンバイ状態に戻して(ステップS36)、ステップS31の判断に戻る。ステップS36でスタンバイ状態とするときには、そのときのバス通信モードに応じて、バス通信部の電源制御を行う。

0054

ここで、本例のテレビジョン受像機での電源制御状態の例を表にまとめると図10に示すようになる。ここでは、ケーブルへのバイアス電圧の印加と、バス通信部の状態とを区別して、それぞれの電源状態毎に示してある。即ち、ポート部120でのバイアス電圧の印加の有無を、オン(印加あり)又はオフ(印加なし)として示してあり、またバス通信部の状態を、バスラインへの出力ができるとき可として示し、出力ができないとき×印で示してある。

0055

図10に示すように、本例の場合には、受像機が完全に電源オフであるときには、ケーブルへのバイアス電圧の印加はなく、バス通信部での通信も行われない。そして、受像機が電源オンとなって、CRT106に画像が表示されている状態であるときには、ケーブルへのバイアス電圧の印加があり、バス通信部での通信も可能である。

0056

そして、スタンバイ状態の場合には、通常のスタンバイ状態の場合と、タイマ機能などが働いてチューナがオン状態の場合と、待機受信が行われる場合の3つの状態が考えられる。通常のスタンバイ状態の場合には、バス通信オンモードを設定したとき、バイアス電圧を印加させ、バス通信オフモードを設定したとき、バイアス電圧を印加させない。なお、図10の例では、バイアス電圧を印加した場合であっても、通常のスタンバイ状態では、受像機からバスへのデータなどの出力については、できない状態となっている。

0057

スタンバイ状態で、タイマ予約実行などによる通常の処理として、チューナがオン状態となったときには、バス通信モードにかかわらず、バイアス電圧を印加させ、バス通信部での通信も可能としてある。この通常の処理でのチューナがオン状態となる場合には、例えば受像機のパイロットランプが、チューナオンであることを示す状態となって、ユーザにはチューナが作動していることが判る状態となっている。

0058

またスタンバイ状態のときで、待機受信中には、通常スタンバイのときの状態がそのまま維持される。即ち、バス通信オンモードを設定したとき、バイアス電圧を印加させ、バス通信オフモードを設定したとき、バイアス電圧を印加させない。また、受像機からバスへのデータなどの出力については、待機受信中にはいずれもモードでも行わない。

0059

このようにスタンバイ状態でのバス通信部の動作状態の設定を行うことで、スタンバイ状態のときに、バス通信部を電源オフとして非作動状態とすることができ、それだけスタンバイ時の受像機の待機電力を削減することができる。スタンバイ時にも、IEEE1394方式のバスラインで接続されたネットワーク上のノードとして機能するようにしたい場合には、バス通信オンモードを設定すれば、スタンバイ状態でもバス通信部が作動状態となり、受像機の電源オン状態からスタンバイ状態への移行で、ネットワーク上でバスリセットが発生することがない。

0060

そして、バス通信オフモードを設定して、スタンバイ状態のときに、バス通信部を電源オフとするようにした場合には、一時的に自動的に受信を行う待機受信が実行されても、ネットワーク上ではこの受像機は認識されず、その待機受信の実行でバスリセットが発生することがなく、ネットワーク構成が乱れることがない。従って、例えば図1に示すようなネットワーク構成となっているときに、テレビジョン受像機100をバス通信オフモードを設定してスタンバイ状態とした上で、ビデオカメラ400がバスライン13,12を介してハードディスク録画装置200にビデオデータなどを伝送している最中に、テレビジョン受像機100で待機受信が開始されたとしても、ビデオカメラ400から録画装置200へのデータ伝送が途切れることがなく、ネットワーク内の他の機器への悪影響を効果的に防止できるようになる。

0061

なお、図10に示した例では、バイアス電圧の印加と、バスラインへのデータの出力の可否とを区別するようにしたが、図8図9のフローチャートで説明したように、バス通信部の作動,非作動と、バイアス電圧の印加あり,印加なしを完全に連動させるようにしても良い。バス通信部の動作と、バイアス電圧の印加とを区別して行うことで、より細かな状態の制御が可能になる。

0062

また、バス通信部についてはスタンバイ時には常時作動するようにして、バイアス電圧の印加のオン,オフ制御だけを、図10に示すように実行しても良い。このように、バイアス電圧の制御だけを行っても、バスリセットの発生を防止する効果については、上述した例と全く同じである。このようにすることで、受像機のCPU110による制御として、バイアス電圧だけを制御すれば良くなり、制御構成が簡単になる。

0063

なお、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機100でタイマ予約が行われて、そのタイマ予約でチューナなどが作動するときには、バス通信モードの設定にかかわらず、バス通信部を作動させるようにしたが、このタイマ予約の実行時にも、上述した待機受信時と同様に、バス通信モードの設定に応じて、バス通信部の作動,非作動を選択的に設定するようにしても良い。即ち、例えば図11のフローチャートに示すように、スタンバイ状態のときに、予約されたタイマ動作の開始がCPU110で判断されたとき(ステップS41)、そのときのバス通信モードがオフモードであるか否か判断し(ステップS42)、バス通信オフモードであるときには、バス通信部を停止状態として、ポート部からのバイアス電圧の印加も行わない状態として、チューナを作動させる(ステップS43)。また、ステップS42でバス通信オフモードでない場合、即ちバス通信オンモードである場合には、バス通信部を作動状態として、ポート部からのバイアス電圧の印加も行い、チューナを作動させる(ステップS44)。そして、ステップS43又はステップS44でのチューナ作動による予約動作の実行があった後には、予約された時間が終了するか否か判断し(ステップS45)、予約時間が終了したとき、スタンバイ状態に戻して(ステップS46)、ステップS41の判断に戻る。ステップS46でスタンバイ状態とするときには、そのときのバス通信モードに応じて、バス通信部の電源制御を行う。

0064

なお、この図11のフローチャートに示したように、タイマ予約時にバス通信オフとする場合があるのは、スタンバイ状態から予約された動作が実行される場合であり、電源オンの状態から、予約された動作が開始される場合には、図11のフローチャートに示すような判断処理を行わずに、電源オン状態で作動しているバス通信部を、そのまま作動させるのが好ましい。

0065

なお、ここまで説明した実施の形態では、IEEE1394規格のバスによるネットワークを使用したが、その他のネットワークを使用しても良い。この場合、それぞれのネットワークは、有線伝送路を使用したネットワークの他に、ブルートゥース(Bluetooth :商標)規格などの無線ネットワークを使用しても良い。

0066

また、ネットワークで接続された機器として、テレビジョン受像機やビデオデッキなどの映像機器の例とし、特にテレビジョン受像機での電源処理に適用した例について説明したが、その他の映像機器での電源処理にも適用できると共に、オーディオ信号を扱うオーディオ機器でネットワークを組む場合にも適用できる。また、ビデオ機器やオーディオ機器以外の、デジタル通信バスラインに接続可能なその他の各種電子機器で、この種のネットワークを組む場合にも適用可能である。

発明の効果

0067

本発明によると、機器の電源が投入されても、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分は非作動状態のままであり、その機器がデジタル通信バスで接続されたネットワーク上では存在しない状態のままとなり、その機器が接続されたネットワークでのバスリセットが発生しない。従って、例えば機器のオン・オフを行うことが頻繁にあっても、バスリセットが全く発生せず、ネットワーク内で実行中の通信を中断させるような事故を効果的に防止できる。

0068

この場合、所定のモード設定があった場合に、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させ、所定のモード設定がない場合には、機器の電源の投入時に、デジタル通信制御バスを介して通信を処理する部分を作動状態とするようにしたことで、ユーザ操作によるモード設定で、デジタル通信バスを介した通信が必要ない場合にだけ、その部分を非作動状態に継続させることが可能になり、ネットワークに接続した場合のバスリセットの発生を少なくすることができると共に、バスを介した通信が必要ない場合には、機器の消費電力を低減させることが可能になる。

0069

また、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させるのは、デジタル通信バスを介した通信とは無関係の機能を実行するために一時的に電源オンとする場合であることで、例えばデジタル放送を待機受信するような場合に、バスリセットの発生を効果的に防止できるようになる。

0070

また、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させるのは、予め予約された機能を実行するために自動的に機器の電源を投入させた場合であることで、ユーザが電源ボタンなどを操作して電源を投入させた場合以外での、バスリセットの発生を効果的に防止できるようになる。

0071

さらに、デジタル通信バスを介して通信を処理する部分を非作動状態に継続させる処理は、少なくともこのバス上に所定のバイアス電圧を印加しない処理であることで、バイアス電圧の検出に基づいて機器の接続検出を行うネットワークの場合のバスリセットの発生を簡単に防止できるようになる。

図面の簡単な説明

0072

図1本発明の一実施の形態によるシステム構成例を示す構成図である。
図2本発明の一実施の形態による機器(テレビジョン受像機)の構成例を示すブロック図である。
図3IEEE1394方式のバスライン上でのデータ伝送状態を示すタイミング図である。
図4CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造の例を示す説明図である。
図5IEEE1394方式のバスラインでの伝送時のプラグ設定例を示す説明図である。
図6本発明の一実施の形態によるバス通信の設定処理例を示すフローチャートである。
図7本発明の一実施の形態によるモード設定画面の例を示す説明図である。
図8本発明の一実施の形態によるスタンバイ時の処理例を示すフローチャートである。
図9本発明の一実施の形態による待機受信時の処理例を示すフローチャートである。
図10本発明の一実施の形態による電源制御状態の例を示す説明図である。
図11本発明の他の実施の形態による予約実行時の処理例を示すフローチャートである。
図12従来例の説明に供するネットワーク構成例を示す構成図である。
図13従来の状態変化例を示した説明図である。

--

0073

11,12,13…IEEE1394方式のバスライン用ケーブル、100…テレビジョン受像機、101…チューナ、102…受信回路部、103…多重分離部、104…映像生成部、105…CRT駆動回路部、106…CRT(陰極線管)、107…音声信号再生部、108…スピーカ、109…バス通信部、110…中央制御ユニット(CPU)、111…ROM、112…RAM、113…操作パネル、114…赤外線受光部、115…電源回路、120…ポート部、200…ハードディスク録画装置、300…ビデオテープデッキ、400…ビデオカメラ

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