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技術 マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法

出願人 株式会社ケンウッド株式会社テクシオ
発明者 兼松源樹溝部冬彦
出願日 2001年8月29日 (18年10ヶ月経過) 出願番号 2001-259553
公開日 2003年3月7日 (17年3ヶ月経過) 公開番号 2003-067934
状態 未査定
技術分野 デジタル記録再生の信号処理 ディスク装置の機能制御 光学的記録再生1 光記録担体の製造
主要キーワード 信号源装置 自己リセット ミドルウェアプログラム プログラマブルディレイライン 転送ステータス D表示 バイナリイメージ フォーマットコード
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図面 (10)

課題

光ディスクなどのメディアフォーマット及びバージョン整合性を容易に取ることができ、またユーザにとってフォーマット及びバージョンの管理が容易であるマスタリング用信号生成システムを得ることを目的とする。

解決手段

端末5のコントロールアプリケーション50が、信号を記録しようとしているメディアに対応したファームウェア50Aa及びPLDプログラム50Abのミドルウェアプログラム50Aを転送し、マスタリング用信号源装置6が、その転送されたミドルウェアプログラム50Aに基づいてそのメディア用の信号生成装置として動作するように構成している。

概要

背景

図7は、従来のマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。図7に示すように、マスタリング用信号生成システムは、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略する)1及びマスタリング用信号源装置2から構成されている。

ここで、PC1は、マスタリング用データを保存し、そのマスタリング用データを光ディスクなどのフォーマット規格)に応じてエンコードし、そのエンコードしたマスタリング用データをマスタリング用信号源装置2に転送(出力)する装置である。このPC1内には、上記したようなマスタリング用データのエンコード及びマスタリング用データの転送の処理を行うとともに、マスタリング用信号源装置2の信号生成処理コントロールや、マスタリングパラメータの設定、たとえば出力信号パルス振幅設定値、出力信号のパルスのパルス幅設定値、カッティング開始アドレス設定値、カッティング終了アドレス設定値などの処理を行うためのコントロールアプリケーション10がインストールされている。

マスタリング用信号源装置2は、PC1から転送されたマスタリング用データを出力信号にデータ変換信号生成)してカッティング装置(LBR;Laser Beam Recorder )に出力する装置である。このマスタリング用信号源装置2には、CPU(Control Processing Unit) 21と、バッファ22と、ROM(Read Only Memory)23と、ROM24と、PLD(Programmable Logic Device)25と、出力回路26等が配置されている。

CPU21は、マスタリング用信号源装置2の全体制御処理などを司る中央演算処理装置である。バッファ22は、PC1とCPU21との間でマスタリング用データをやり取りする際に、マスタリング用データを一時的に蓄積してCPU21の処理を滞らせないようにする緩衝用メモリである。

また、ROM23は、マスタリング用信号源装置2に組み込まれたファームウェアを保存する読み出し専用メモリである。ファームウェアは、ROM23に焼き付けられた書き換え不可能なプログラムであって、マスタリング用信号源装置2に必要な固有の処理をこなすものである。ROM24は、ユーザが手元カスタム論理回路を実現できるPLD25の設計データであるPLDプログラムを保存する読み出し専用メモリである。

なお、ROM23に保存されているファームウェア及びROM24に保存されているPLDプログラムは、いずれもマスタリング用信号源装置2の内部にて動作し、アプリケーションからのコントロールによってハードウェアの動作を制御する等の、アプリケーションとハードウェアの中間的な役割を担うこととなる。このため、本発明では、これらファームウェア及びPLDプログラムをまとめて、ミドルウェアプログラムと呼ぶこととする。

PLD25は、高位記述言語や論理回路図を基にしてユーザが短時間でLSI(Large Scale Integrated circuit )上に論理回路を組みことができるデバイスである。このPLD25は、ROM24に保存されたPLDプログラムの設計データに従った論理回路に構築される。出力回路26は、データ変換されたマスタリング用データをカッティング装置(LBR)に出力するDAC(Digital to Analog Converter)、DDS(Direct Digital Synthesizer)、プログラマブルディレイラインなどで構成された回路である。

なお、カッティング装置(LBR)は、レーザビームで光ディスクなどをカッティングすることにより、マスタリング用信号源装置2から出力されたマスタリング用の出力信号を光ディスクなどに記録する装置であるが、図示を省略している。

図7に示した従来のマスタリング用信号生成システムは、次のように動作する。

まず、PC1のコントロールアプリケーション10が、PC1内のハードディスク(図示せず)に保存されたマスタリング用データをエンコードしてマスタリング用信号源装置2に転送する。

マスタリング用信号源装置2では、ROM23に保存されたファームウェアがPLD25の制御及びPC1との通信機能を備えており、PC1から転送されたエンコードされたマスタリング用データを受信し、バッファ22を通じてそのマスタリング用データをPLD25に渡す。

PLD25は、マスタリング用データを出力信号に変換し、その出力信号を出力回路26からカッティング装置(LBR)に出力する。カッティング装置(LBR)は、出力回路26から出力された出力信号に基づいて光ディスクのカッティングを行う。

PC1にてマスタリング用データのエンコードやマスタリング用信号源装置2のコントロール(制御)などを行うコントロールアプリケーション10、及びマスタリング用信号源装置2内部のROM23,24にそれぞれ保持されているファームウェアとPLDプログラムのミドルウェアプログラムは、カッティングしようとしている光ディスクのフォーマット(規格)及びそのバージョン特化されたものである。

したがって、コントロールアプリケーション10及びミドルウェアプログラム(ファームウェアとPLDプログラム)が、それぞれ異なるフォーマット及びバージョンの間では必要なマスタリングパラメータや通信コマンドなどが異なるものとなる。このため、異なるフォーマットやバージョンのものを使用したマスタリング用信号生成システムは正常に動作しないので、ユーザがフォーマットの同一性及びバージョンの整合性が取れるように管理する必要がある。

たとえば、異なる複数のフォーマットの光ディスクをカッティングする場合は、図8に示すように、特殊な構成としたマスタリング用信号源装置3内部に複数のPLDプログラム(PLD1,PLD2のプログラム)を保持したROM34,35を設け、ROM33に保存されたファームウェアによって、どのROM34,35のPLDプログラムを使用するかを判断し、フォーマットの整合性を取る方法が採られていた。

また、他の方法として、図9に示すように、ROM43AにフォーマットA用のファームウェア及びPLDプログラムが保存されているフォーマットA用のマスタリング用信号源装置4Aと、ROM43BにフォーマットB用のファームウェア及びPLDプログラムが保存されているフォーマットB用のマスタリング用信号源装置4Bとを予め用意しておき、PC1内の異なるフォーマットに対応したフォーマットA用アプリケーション11A及びフォーマットB用アプリケーション11Bによって、ユーザがそれらのマスタリング用信号源装置4A,4Bを使い分けて、フォーマットの整合性を取る方法も知られている。

概要

光ディスクなどのメディアのフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取ることができ、またユーザにとってフォーマット及びバージョンの管理が容易であるマスタリング用信号生成システムを得ることを目的とする。

端末5のコントロールアプリケーション50が、信号を記録しようとしているメディアに対応したファームウェア50Aa及びPLDプログラム50Abのミドルウェアプログラム50Aを転送し、マスタリング用信号源装置6が、その転送されたミドルウェアプログラム50Aに基づいてそのメディア用の信号生成装置として動作するように構成している。

目的

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、光ディスクなどのメディアのフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取ることができ、またユーザにとってフォーマット及びバージョンの管理が容易であるマスタリング用信号生成システムを得ることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

メディアフォーマット及びバージョンに対応したファームウェア及びPLDプログラムミドルウェアプログラム起動時に転送する機能、及び保存されたマスタリング用データを上記メディアに対応したフォーマット及びバージョンに応じてエンコードし、そのエンコードされた上記マスタリング用データを転送する機能を備えたコントロールアプリケーションインストールされた端末と、この端末から転送された上記ミドルウェアプログラムを受信すると、上記ミドルウェアプログラムを記憶手段に格納し、上記ミドルウェアプログラムの上記ファームウェアに基づいて、上記ミドルウェアプログラムの上記PLDプログラムでPLD内の論理回路構築し、このPLDで上記端末から転送された上記マスタリング用データをカッティング出力信号として生成する信号生成処理を行って出力回路からカッティング装置に出力するマスタリング用信号源装置と、を備えたことを特徴とするマスタリング用信号生成システム

請求項2

前記端末は、前記マスタリング用信号源装置のデータ保持手段に格納されている前記マスタリング用信号源装置固有の情報であり、かつこのマスタリング用信号源装置が対応しているメディアのフォーマット及びバージョンに関するデータを受信し、当該データに基づいて自動的に前記メディアのフォーマット及びバージョンを選択することを特徴とする請求項1記載のマスタリング用信号生成システム。

請求項3

前記コントロールアプリケーションと、異なる複数のメディアのフォーマット及びバージョンに対応した前記ミドルウェアプログラムとを前記端末内に1パッケージとして保持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマスタリング用信号生成システム。

請求項4

前記端末が、前記コントロールアプリケーションによって複数のマスタリング用信号源装置を制御可能に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のマスタリング用信号生成システム。

請求項5

端末から転送されたファームウェアとPLDプログラムを備えるミドルウェアプログラムを格納する記憶手段と、上記ファームウェアに基づいて上記PLDプログラムによって論理回路が組み込まれるPLDと、各種の処理のうち、メディアのフォーマットに依存しない単純な処理を制御する基本ファームウェアを保存するデータ保持手段と、内部で生成されたマスタリング用データを出力する出力回路と、上記各部材を制御する中央演算処理装置とを備え、上記端末から転送された上記ミドルウェアによって動作し、その転送されるミドルウェアが変更されることで複数のフォーマットのカッティング用出力信号を出力可能としたことを特徴とするマスタリング用信号源装置。

請求項6

端末内のコントロールアプリケーションを起動する工程と、このコントロールアプリケーションからの問い合わせに対しマスタリング用信号源装置が対応可能なフォーマット及びバージョンの情報を上記マスタリング用信号源装置から上記端末に送る工程と、送信されてきた情報から上記マスタリング用信号源装置へ送信するミドルウェアを選択する工程と、送信されてきたミドルウェアを上記マスタリング用信号源装置内で動作するように準備する工程と、送信されてきたミドルウェア中のファームウェアを動作させマスタリング用データを生成する工程と、を有することを特徴とするマスタリング用信号の生成方法

技術分野

0001

この発明は、マスタリング光ディスクなどの原盤を作成する工程)用の信号を生成してカッティング装置に出力するマスタリング用信号生成システムに関するものである。

背景技術

0002

図7は、従来のマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。図7に示すように、マスタリング用信号生成システムは、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略する)1及びマスタリング用信号源装置2から構成されている。

0003

ここで、PC1は、マスタリング用データを保存し、そのマスタリング用データを光ディスクなどのフォーマット規格)に応じてエンコードし、そのエンコードしたマスタリング用データをマスタリング用信号源装置2に転送(出力)する装置である。このPC1内には、上記したようなマスタリング用データのエンコード及びマスタリング用データの転送の処理を行うとともに、マスタリング用信号源装置2の信号生成処理コントロールや、マスタリングパラメータの設定、たとえば出力信号パルス振幅設定値、出力信号のパルスのパルス幅設定値、カッティング開始アドレス設定値、カッティング終了アドレス設定値などの処理を行うためのコントロールアプリケーション10がインストールされている。

0004

マスタリング用信号源装置2は、PC1から転送されたマスタリング用データを出力信号にデータ変換信号生成)してカッティング装置(LBR;Laser Beam Recorder )に出力する装置である。このマスタリング用信号源装置2には、CPU(Control Processing Unit) 21と、バッファ22と、ROM(Read Only Memory)23と、ROM24と、PLD(Programmable Logic Device)25と、出力回路26等が配置されている。

0005

CPU21は、マスタリング用信号源装置2の全体制御処理などを司る中央演算処理装置である。バッファ22は、PC1とCPU21との間でマスタリング用データをやり取りする際に、マスタリング用データを一時的に蓄積してCPU21の処理を滞らせないようにする緩衝用メモリである。

0006

また、ROM23は、マスタリング用信号源装置2に組み込まれたファームウェアを保存する読み出し専用メモリである。ファームウェアは、ROM23に焼き付けられた書き換え不可能なプログラムであって、マスタリング用信号源装置2に必要な固有の処理をこなすものである。ROM24は、ユーザが手元カスタム論理回路を実現できるPLD25の設計データであるPLDプログラムを保存する読み出し専用メモリである。

0007

なお、ROM23に保存されているファームウェア及びROM24に保存されているPLDプログラムは、いずれもマスタリング用信号源装置2の内部にて動作し、アプリケーションからのコントロールによってハードウェアの動作を制御する等の、アプリケーションとハードウェアの中間的な役割を担うこととなる。このため、本発明では、これらファームウェア及びPLDプログラムをまとめて、ミドルウェアプログラムと呼ぶこととする。

0008

PLD25は、高位記述言語や論理回路図を基にしてユーザが短時間でLSI(Large Scale Integrated circuit )上に論理回路を組みことができるデバイスである。このPLD25は、ROM24に保存されたPLDプログラムの設計データに従った論理回路に構築される。出力回路26は、データ変換されたマスタリング用データをカッティング装置(LBR)に出力するDAC(Digital to Analog Converter)、DDS(Direct Digital Synthesizer)、プログラマブルディレイラインなどで構成された回路である。

0009

なお、カッティング装置(LBR)は、レーザビームで光ディスクなどをカッティングすることにより、マスタリング用信号源装置2から出力されたマスタリング用の出力信号を光ディスクなどに記録する装置であるが、図示を省略している。

0010

図7に示した従来のマスタリング用信号生成システムは、次のように動作する。

0011

まず、PC1のコントロールアプリケーション10が、PC1内のハードディスク(図示せず)に保存されたマスタリング用データをエンコードしてマスタリング用信号源装置2に転送する。

0012

マスタリング用信号源装置2では、ROM23に保存されたファームウェアがPLD25の制御及びPC1との通信機能を備えており、PC1から転送されたエンコードされたマスタリング用データを受信し、バッファ22を通じてそのマスタリング用データをPLD25に渡す。

0013

PLD25は、マスタリング用データを出力信号に変換し、その出力信号を出力回路26からカッティング装置(LBR)に出力する。カッティング装置(LBR)は、出力回路26から出力された出力信号に基づいて光ディスクのカッティングを行う。

0014

PC1にてマスタリング用データのエンコードやマスタリング用信号源装置2のコントロール(制御)などを行うコントロールアプリケーション10、及びマスタリング用信号源装置2内部のROM23,24にそれぞれ保持されているファームウェアとPLDプログラムのミドルウェアプログラムは、カッティングしようとしている光ディスクのフォーマット(規格)及びそのバージョン特化されたものである。

0015

したがって、コントロールアプリケーション10及びミドルウェアプログラム(ファームウェアとPLDプログラム)が、それぞれ異なるフォーマット及びバージョンの間では必要なマスタリングパラメータや通信コマンドなどが異なるものとなる。このため、異なるフォーマットやバージョンのものを使用したマスタリング用信号生成システムは正常に動作しないので、ユーザがフォーマットの同一性及びバージョンの整合性が取れるように管理する必要がある。

0016

たとえば、異なる複数のフォーマットの光ディスクをカッティングする場合は、図8に示すように、特殊な構成としたマスタリング用信号源装置3内部に複数のPLDプログラム(PLD1,PLD2のプログラム)を保持したROM34,35を設け、ROM33に保存されたファームウェアによって、どのROM34,35のPLDプログラムを使用するかを判断し、フォーマットの整合性を取る方法が採られていた。

0017

また、他の方法として、図9に示すように、ROM43AにフォーマットA用のファームウェア及びPLDプログラムが保存されているフォーマットA用のマスタリング用信号源装置4Aと、ROM43BにフォーマットB用のファームウェア及びPLDプログラムが保存されているフォーマットB用のマスタリング用信号源装置4Bとを予め用意しておき、PC1内の異なるフォーマットに対応したフォーマットA用アプリケーション11A及びフォーマットB用アプリケーション11Bによって、ユーザがそれらのマスタリング用信号源装置4A,4Bを使い分けて、フォーマットの整合性を取る方法も知られている。

発明が解決しようとする課題

0018

しかしながら、光ディスクのフォーマット及びバージョンは非常に数が多く、また、次々と新しいものが出てきている。このため、コントロールアプリケーション10、ファームウェア及びPLDプログラムといったプログラム(ソフトウェア)もその種類が非常に多くなっている。したがって、それらプログラムのフォーマット及びバージョン毎に整合性が取れるようにユーザが管理することは大変な労力が必要とされる。

0019

また、図7に示すマスタリング用信号源装置2の場合、その内部のROM23,24にファームウェア及びPLDプログラムといったミドルウェアプログラムが書き込まれているので、バージョンアップ等の際には、マスタリング用信号源装置2内部のROM23,24をそれぞれ交換する必要があり、かかる作業負担が過大である。

0020

また、複数の異なるフォーマットの光ディスクをカッティングする場合には、図8に示すように、マスタリング用信号源装置3内部のROM34,35のPLDプログラムを選択して使用するか、又は図9に示すように、複数のマスタリング用信号源装置4A,4Bとコントロールアプリケーション11A,11Bを用意する必要がある。

0021

前者の場合は、マスタリング用信号源装置3内部の構成とファームウェアの構造が複雑化してしまう。後者の場合は、複数のマスタリング用信号源装置4A,4Bを用意しておかなければならず、またそのマスタリング用信号源装置4A,4Bのフォーマット及びバージョンに対応したコントロールアプリケーション11A,11Bをユーザが使い分けなければならず、ユーザにとって大きな負担となってしまう。

0022

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、光ディスクなどのメディアのフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取ることができ、またユーザにとってフォーマット及びバージョンの管理が容易であるマスタリング用信号生成システムを得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0023

以上の目的を達成するため、本発明に係るマスタリング用信号生成システムは、メディアのフォーマット及びバージョンに対応したファームウェア及びPLDプログラムのミドルウェアプログラムを起動時に転送する機能、及び保存されたマスタリング用データをメディアに対応したフォーマット及びバージョンに応じてエンコードし、そのエンコードされたマスタリング用データを転送する機能を備えたコントロールアプリケーションがインストールされた端末と、この端末から転送されたミドルウェアプログラムを受信すると、ミドルウェアプログラムを記憶手段に格納し、ミドルウェアプログラムのファームウェアに基づいて、ミドルウェアプログラムのPLDプログラムでPLD内の論理回路を構築し、このPLDで端末から転送されたマスタリング用データをカッティング用出力信号として生成する信号生成処理を行って出力回路からカッティング装置に出力するマスタリング用信号源装置と、を備えたものである。

0024

また、本発明に係るマスタリング用信号生成システムは、上述の発明に加え、端末が、マスタリング用信号源装置のデータ保持手段に格納されているマスタリング用信号源装置固有の情報であり、かつこのマスタリング用信号源装置が対応しているメディアのフォーマット及びバージョンに関するデータを受信し、そのデータに基づいて自動的にメディアのフォーマット及びバージョンを選択するように構成している。

0025

また、他の発明は、上述の各発明のマスタリング用信号生成システムに加え、コントロールアプリケーションと、異なる複数のメディアのフォーマット及びバージョンに対応したミドルウェアプログラムとを端末内に1パッケージとして保持したものとしている。

0026

また、他の発明は、上述の各発明のマスタリング用信号生成システムに加え、端末が、コントロールアプリケーションによって複数のマスタリング用信号源装置を制御可能に構成されている。

0027

また、本発明のマスタリング用信号源装置は、端末から転送されたファームウェアとPLDプログラムを備えるミドルウェアプログラムを格納する記憶手段と、ファームウェアに基づいてPLDプログラムによって論理回路が組み込まれるPLDと、各種の処理のうち、メディアのフォーマットに依存しない単純な処理を制御する基本ファームウェアを保存するデータ保持手段と、内部で生成されたマスタリング用データを出力する出力回路と、各部材を制御する中央演算処理装置とを備え、端末から転送されたミドルウェアによって動作し、その転送されるミドルウェアが変更されることで複数のフォーマットのカッティング用出力信号を出力可能としている。

0028

また、本発明のマスタリング用信号の生成方法は、端末内のコントロールアプリケーションを起動する工程と、このコントロールアプリケーションからの問い合わせに対しマスタリング用信号源装置が対応可能なフォーマット及びバージョンの情報をマスタリング用信号源装置から端末に送る工程と、送信されてきた情報からマスタリング用信号源装置へ送信するミドルウェアを選択する工程と、送信されてきたミドルウェアをマスタリング用信号源装置内で動作するように準備する工程と、送信されてきたミドルウェア中のファームウェアを動作させマスタリング用データを生成する工程とを有している。

発明を実施するための最良の形態

0029

以下、本発明の実施の形態を説明する。

0030

実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係るマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、このマスタリング用信号生成システムは、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略する)5及びマスタリング用信号源装置6から構成されている。

0031

PC5は、マスタリング用データを保存し、そのマスタリング用データを光ディスクなどのメディアのフォーマット(規格)に応じてエンコードし、そのエンコードしたマスタリング用データをマスタリング用信号源装置6に転送(出力)する端末である。PC5内には、このコントロールアプリケーション50が対応した複数のミドルウェアプログラム50Aとコントロールアプリケーション50自体とが1パッケージ化されて配置され、コントロールアプリケーション50で管理されている。

0032

このPC5内にインストールされているコントロールアプリケーション50は、上記したようなマスタリング用データのエンコード及びマスタリング用データの転送の処理を行うとともに、マスタリング用信号源装置6の信号生成処理のコントロールやマスタリングパラメータの設定などの処理を行う。さらに、コントロールアプリケーション50は、所定のミドルウェアプログラム50Aを構成する所定のファームウェア50Aa及び所定のPLDプログラム50Abをアプリケーション起動時にマスタリング用信号源装置6に対して転送する機能も備えている。

0033

ここで、各ミドルウェアプログラム50Aの各ファームウェア50Aaは、マスタリング用信号源装置6の信号生成処理などに必要な固有の処理をこなすプログラムである。また、各PLDプログラム50Abは、マスタリング用信号源装置6内のPLD65の設計データであり、高位記述言語で記述されたプログラムである。

0034

また、各ミドルウェアプログラム50Aは、光ディスクの異なるフォーマット及びバージョンに特化された、異なるフォーマット及びバージョンにそれぞれ対応している。PC5のコントロールアプリケーション50は、図2に示すように、アプリケーション起動時にマスタリング用信号源装置6が信号生成処理する光ディスクのフォーマットなどを判別し、そのフォーマットなどに対応したミドルウェアプログラム50A(たとえば、フォーマットA〜C用ミドルウェアプログラムのいずれか1つ)をマスタリング用信号源装置6に転送する。

0035

マスタリング用信号源装置6は、PC5から転送されたマスタリング用データを出力信号にデータ変換(信号生成)して不図示のカッティング装置(LBR)に出力する装置である。このマスタリング用信号源装置6は、CPU61と、バッファ62と、データ保持手段となるROM63と、記憶手段となるRAM(Random Access Memory)64と、PCd65と、出力回路66とを有している。

0036

CPU61は、マスタリング用信号源装置6の全体制御処理などを司る中央演算処理装置であり、バッファ62は、PC5とCPU61との間で各種データをやり取りする際に、そのデータを一時的に蓄積してCPU61の処理を滞らせないようにする緩衝用メモリである。

0037

ROM63は、マスタリング用信号源装置6に必要な固有の処理のうち、後述するようなPC5から転送されるミドルウェアプログラム50Aの受信処理及びそのプログラムの起動処理などの単純な処理を制御する基本ファームウェア(起動用ファームウェア)のみを保存する読み出し専用メモリである。なお、ROM63の代わりに、書き込みと読み出しができるEEPROM、RAM、フラッシュメモリ等の他のデータ保持手段を使用しても良い。

0038

なお、この基本ファームウェアは、マスタリング用信号源装置6本体の電源起動時にこのハードウェアを初期化し、PC5のコントロールアプリケーション50から転送(ダウンロード)されるミドルウェアプログラム50Aを受信する機能以外に、SCSインクワィアリデータの送信機能対応フォーマットアプリケーションのLED表示機能などの制御も行う。

0039

この基本ファームウェアは、マスタリング用信号源装置6内部のROM63に焼き付けられたファームウェアプログラムであり、このプログラムを起動用ファームウェアと呼び、PC5のコントロールアプリケーション50から転送(ダウンロード)されるフォーマットに特化された対応フォーマット用のファームウェア50Aaとは区別するものとする。

0040

RAM64は、PC5から転送されるファームウェア50AaとPLDプログラム50Abのミドルウェアプログラム50Aが保存される、データの書き込みと読み出しが随時可能な半導体メモリである。なお、このRAM64は、図3に示すようにSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)で構成されている。RAM64の代わりに、EEPROM等、他の記憶手段を採用しても良い。

0041

PLD65は、高位記述言語や論理回路図を基にしてユーザが短時間でLSI上に論理回路を組みことができるデバイスである。このPLD65は、RAM64に保存されたPLDプログラムの設計データに従った論理回路として構築される。出力回路66は、データ生成されたマスタリング用データをカッティング装置(LBR)に出力するDAC、DDS、プログラマブルディレイラインなどで構成された回路である。

0042

次に、実施の形態1に係るマスタリング用信号生成システムの動作について説明する。

0043

図3は、マスタリング用信号源装置内部の具体的構成を示すシステム構成図であり、図4は、マスタリング用信号生成システムの動作を説明するためのシーケンス図である。

0044

まず、ユーザによってマスタリング用信号源装置6の電源がONされると(ステップST1)、ROM63に保存されている起動用ファームウェア(基本ファームウェア)で動作が開始される(ステップST2)。起動用ファームウェアは、RAM(SDRAM)64、図3に示すSCSIデバイス67、16セグメントLED(図示せず)及びステータス表示LED(図示せず)を初期化するとともに、光ディスク(メディア)に対応したフォーマット(以下、ディスク対応フォーマットという)を16セグメントLEDに表示する。

0045

一方、ランチャー又はユーザによってPC5のコントロールアプリケーション50が起動されると(ステップST3)、コントロールアプリケーション50は、SCSIインクワィアリデータを要求するインクワィアリコマンド(質問、問い合わせ)を発行し(ステップST4−1)、そのインクワィアリコマンドをマスタリング用信号源装置6に送信する。

0046

マスタリング用信号源装置6の起動用ファームウェアは、インクワィアリコマンドを受け取ると、SCSIインクワィアリデータをPC5に送信する(ステップST4−2)。SCSIインクワィアリデータのベンダーユニーク(Vendor Unique)領域(バイト(Byte)36〜バイト(Byte)47)には、PC5上のコントロールアプリケーション50によってディスク対応フォーマットの判断に使用されるフォーマットコード及び仕向けコードが格納される。これらのコードは、機器固有のものであるため、起動用ファームウェア内のROMデータとして保持されている。

0047

PC5コントロールアプリケーション50は、SCSIインクワィアリデータを受信すると、そのSCSIインクワィアリデータのByte36〜Byte47に格納されているフォーマットコード及び仕向けコードからディスク対応フォーマットを判別する(ステップST5)。

0048

ミドルウェアプログラム50Aのデータファイルは、PC5に保存されているマスタリング用信号源装置6用のシステムフォルダ(以下、MMGシステムフォルダという)のファイル名Middle Ware.ini というイニシャルファイルに記述されているものとする。コントロールアプリケーション50は、フォーマットコード及び仕向けコードに対応したミドルウェアプログラム50Aのデータファイルを特定し、そのデータファイルを読み出す。

0049

具体的には、コントロールアプリケーション50は、自身がどのようなフォーマットのどのバージョンのミドルウェアプログラム50Aを備えているかを認識しており、自身が備えたフォーマット及びバージョンとマスタリング用信号源装置6本体のフォーマット及びバージョン(インクワィアリデータから取得した対応フォーマット及びバージョン)を比較し、そのフォーマット及びバージョンが一致した場合には、MMGシステムフォルダのMiddle Ware iniファイルよりディスク対応フォーマットのファームウェアプログラムファイル名とPLDプログラムファイル名を取得する。

0050

なお、コントロールアプリケーション50は、フォーマット及びバージョンが一致しなかった場合や、フォーマット及びバージョンが一致したときであっても、フォーマット及びバージョンに対応するファームウェアプログラムファイル名とPLDプログラムファイル名を取得できなかった場合には、エラーメッセージを表示して処理を終了する。

0051

コントロールアプリケーション50は、Middle Ware iniファイルより取得したプログラムファイル名を基に、ミドルウェアプログラム50Aが格納されているフォルダを検索し、ディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aのデータファイルを取得する。なお、コントロールアプリケーション50は、ディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aのデータファイルが見つからなかった場合には、エラーメッセージを表示して処理を終了する。

0052

コントロールアプリケーション50は、検索したミドルウェアプログラム50Aのデータファイルの内容を読み込んで取得すると、そのミドルウェアプログラム50AのデータファイルをSCSI通信によりマスタリング用信号源装置6に転送(ダウンロード)する(ステップST6)。ここで、コントロールアプリケーション50が送信するデータは、識別子が「MOT」となる*.MOT(Sフォーマット)ファイル、識別子が「HEX」となる*.HEX(Intel Hex フォーマット)ファイルの内容をそのまま送信することとする。

0053

マスタリング用信号源装置6の起動用ファームウェアは、PC5のコントロールアプリケーション50から転送されたディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aを受信すると、そのミドルウェアプログラム50Aのアドレスチェックサムなどの冗長データを除去したバイナリイメージをRAM(SDRAM)64の適切な領域に展開する(ステップST7)。

0054

起動用ファームウェアは、受信したミドルウェアプログラム50Aに対してはチェックサムを基に転送エラーが発生していないか否かをチェックし、そのチェックした結果をコントロールアプリケーション50からの転送確認コマンドの要求(後述のステップST8)が来るまで保持しておく。また、起動用ファームウェアは、ミドルウェアプログラム50AのRAM(SDRAM)64への展開が終了しても、転送確認コマンドの要求が来るまで、自己リセットをかけないものとする。

0055

PC5のコントロールアプリケーション50は、ミドルウェアプログラム50Aを転送(ダウンロード)した後(ステップST6)、そのミドルウェアプログラム50Aの転送が正常に終了したか否かを確認するための転送確認コマンドを発行し、その転送確認コマンドをマスタリング用信号源装置6に送信する(ステップST8)。

0056

マスタリング用信号源装置6の起動用ファームウェアは、転送確認コマンドを受け取ると、ミドルウェアプログラム50Aの転送(ダウンロード)の結果を示す転送ステータスデータをPC5のコントロールアプリケーション50に送信する(ステップST9)。起動用ファームウェアは、ミドルウェアプログラム50Aの転送が正常に終了していた場合には、その転送の結果をコントロールアプリケーション50に送信した時点で自己リセットをかけて(ステップST10)、転送されたRAM(SDRAM)64に格納されているディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aのファームウェア50Aaでの動作を開始する(ステップST11)。

0057

なお、起動用ファームウェアは、ミドルウェアプログラム50Aの転送が正常に終了していなかった場合には、そのダウンロード異常終了の結果を示す転送ステータスデータをコントロールアプリケーション50に送信し、自己リセットを行わずに、コントロールアプリケーション50からの指示を待つことにする。

0058

PC5のコントロールアプリケーション50は、マスタリング用信号源装置6の起動用ファームウェアから送信された転送ステータスデータを受け取ると、その転送ステータスデータを確認し(ステップST12)、転送ステータスデータがダウンロード正常終了の結果であると判断した場合は、ディスク対応フォーマットのファームウェア50Aaの動作確認を開始する。

0059

一方、コントロールアプリケーション50は、転送ステータスデータがダウンロード異常終了の結果であると判断した場合には、ミドルウェアプログラム50Aのダウンロードのリトライ処理を行う。このリトライ処理は、2回まで行うものとし(すなわち、初回のダウンロードを含めて3回)、その全てが異常終了であった場合には、エラーメッセージを表示して処理を終了する。

0060

ディスク対応フォーマットのファームウェア50Aaの動作確認は、図4及び図5に示す処理によって行われる。コントロールアプリケーション50は、ミドルウェアプログラム50Aの転送(ダウンロード)が正常に終了したことを確認すると、図4に示すように、ディスク対応フォーマットのファームウェア50AaによるPLDプログラム50Abのコンフィギュレーション環境設定)が終了するまで、ファームウェア初期化中ダイアログ(Dlg)を表示する(ステップST13)。

0061

ファームウェア初期化中ダイアログを表示してから約2秒間は、ディスク対応フォーマットのファームウェア50Aaが自己リセット中(ステップST10)の可能性があるので、コントロールアプリケーション50は、その間待機し、その後、RAM(SDRAM)64に保存されたファームウェア50Aaの動作確認を行う。

0062

コントロールアプリケーション50は、ファームウェア50Aaの動作状態ステータス)を確認するためのステータス読み出しコマンドを発行し、そのコマンドをマスタリング用信号源装置6に送信する(ステップST14)。コントロールアプリケーション50は、マスタリング用信号源装置6側から読み出したファームウェア50Aaの動作状態(ステータス)が初期化中の場合は、500ms間待機してから、再びステータス読み出し信号を送信してファームウェア50Aaの動作状態を確認する工程を繰り返す(ステップST14)。

0063

コントロールアプリケーション50は、マスタリング用信号源装置6側から読み出したファームウェア50Aaの動作状態が停止の場合には、ファームウェア50Aaの初期化が正常に終了したものと判断して、ディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aの動作をさせる(ステップST15)。なお、コントロールアプリケーション50は、約15秒以上経過してもファームウェア50Aaの動作状態が停止にならない場合は、ファームウェア初期化異常と判断して、エラーメッセージを表示して処理を終了する。

0064

マスタリング用信号源装置6では、PC5のコントロールアプリケーション50からのコントロール(制御)に基づいて所定のディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aの動作が開始されると(ステップST15)、PC5のコントロールアプリケーション50から転送されたエンコードされたマスタリング用データを受信し、バッファ62を通じてそのマスタリング用データをPLD65に渡す。そして、PLD65は、マスタリング用データを出力信号として生成し、その出力信号を出力回路66からカッティング装置(LBR)に出力する。

0065

ここで、マスタリング用信号源装置6におけるカッティング用信号生成処理において、光ディスクのフォーマット及びバージョンに特化した部分の処理は、RAM(SDRAM)64に保存されたミドルウェアプログラム50Aが行うので、このミドルウェアプログラム50Aが動作することにより、フォーマット及びバージョンに適応したカッティング用出力信号がカッティング装置に出力されることになる。

0066

これによって、PC5のコントロールアプリケーション50からマスタリング用信号源装置6に転送するミドルウェアプログラム50Aを変更するだけで、異なるフォーマット及びバージョンの光ディスクのカッティング用出力信号を生成することができる。また、マスタリング用信号源装置6内部の装置固有の情報として、そのマスタリング用信号源装置6が対応している光ディスクのフォーマット及びバージョンに関するデータを備えることにより、その装置6が対応していないミドルウェアプログラム50Aが不正に転送されてくるのを確実に防止することもできる。

0067

カッティング装置(LBR)による光ディスクなどのメディアのカッティングが終了し、ユーザによってPC5のコントロールアプリケーション50から終了操作が行われると(ステップST16)、コントロールアプリケーション50は、起動用ファームウェアでの動作指示をマスタリング用信号源装置6に送信し(ステップST17)、コントロールアプリケーション50の処理を終了し(ステップST21)、コントロールアプリケーション50の起動待ち状態移行する(ステップST22)。

0068

マスタリング用信号源装置6の所定のディスク対応フォーマットのファームウェア50Aaは、コントロールアプリケーション50から送信された起動用ファームウェアでの動作指示を受け取ると、PLD65に終了命令を送ってハードウェアを初期化し、起動用ファームウェアの動作モードへ移行する(ステップST18)。そして、起動用ファームウェアは、自己リセットをかけると(ステップST19)、ROM63に保存されている起動用ファームウェアで動作が開始される(ステップST20)。このステップST20は、先のステップST2に相当する。

0069

以上のような各ステップを実行させるに当たっては、コントロールアプリケーション50がプログラムとなって全体を制御することとなる。このコントロールアプリケーション50のプログラムを通信手段によってPC5へ送信するようにしても良い。また、このアプリケーションプログラム50やファームウェア50Aa、PLDプログラム50Abをコンパクトディスク(CD)等の記憶媒体に保存し、適宜PC5にインストールするようにしても良い。

0070

以上のように、この実施の形態によれば、PC5のコントロールアプリケーション50が、カッティングしようとしている特定のメディアに対応したファームウェア50Aa及びPLDプログラム50Abのミドルウェアプログラム50Aを動的に転送(ダウンロード)し、マスタリング用信号源装置6が、その転送されたミドルウェアプログラム50Aに基づいて特定のメディア用の信号生成装置として動作するように構成されているので、コントロールアプリケーション50とマスタリング用信号源装置6内のミドルウェアプログラム50Aが常に対応しているため、光ディスクなどのメディアのフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取ることができる。

0071

また、PC5には、コントロールアプリケーション50と、そのコントロールアプリケーション50が対応している異なるフォーマット及びバージョンに対応する複数のミドルウェアプログラムが1パッケージ化された形で備えられているので、コントロールアプリケーション50で異なるフォーマット及びバージョンのミドルウェアプログラム50Aを管理することとなり、ユーザにとってミドルウェアプログラム50Aのフォーマット及びバージョンの管理が容易である。

0072

また、バージョンアップ等によりミドルウェアプログラム50Aの変更の必要が生じた場合でも、ユーザはマスタリング用信号源装置6内部のROM63を変更する必要はなく、PC5のコントロールアプリケーション50で保持しているミドルウェアプログラム50Aを変更するだけで対応することができ、ユーザの負担が軽減される。

0073

また、ミドルウェアプログラム50Aの転送処理は、アプリケーション起動時に自動的に行われるので、ミドルウェアプログラム50Aの転送に伴うユーザの作業負担は少ないものである。

0074

また、マスタリング用信号源装置6内部の装置固有の情報として、その装置6が対応している光ディスクのフォーマット及びバージョンに関するデータを備えることにより、マスタリング用信号源装置6が対応していないミドルウェアプログラム50AがPC5からこのマスタリング用信号源装置6に不正に転送されてくるのを確実に防止することもできる。

0075

実施の形態2.図6は、本発明の他の実施の形態におけるマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。図6に示すマスタリング用信号生成システムは、PC5の一つのコントロールアプリケーション70から複数のマスタリング用信号源装置6A,6B用信号源装置8A,8Bをコントロール(制御)することができるように構成したものである。

0076

PC5のコントロールアプリケーション70は、実施の形態1のコントロールアプリケーション50と同様な機能に加え、上述のように複数のマスタリング用信号源装置6A,6Bを制御できるものとなっている。すなわち、PC5中には1つのコントロールアプリケーション70と、このコントロールアプリケーション70が制御するフォーマットA用ミドルウェアプログラム50ABとフォーマットB用ミドルウェアプログラム50ABとが備えられている。両ミドルウェアプログラム50AA、50ABは共に実施の形態1におけるミドルウェア50Aと同様な構成やデータを有している。

0077

この実施の形態2によるマスタリング用信号生成システムは、複雑なフォーマットの光ディスクのカッティングにおいて、コントロールアプリケーション70から複数のマスタリング用信号源装置6A,6Bを制御することにより、各マスタリング用信号源装置6A,6Bを所定のフォーマット及び所定のバージョンの光ディスクのカッティングのためのマスタリング用信号源装置として利用することができる。この結果、異なるフォーマットやバージョンの光ディスクを同時に形成することができる。

0078

また、この実施の形態2のマスタリング用信号生成システムでは、複数のフォーマット及びバージョンの光ディスクのカッティングを行う際に、コントロールアプリケーション70が管理するフォーマットA,B用ミドルウェア50AA,50ABの転送対象を変更するだけで、各マスタリング用信号源装置6A,6Bでは、異なるカッティング用信号(フォーマットA用信号及びフォーマットB用信号)の生成が可能となる。

0079

なお、このマスタリング用信号源装置6AをフォーマットA専用の信号源装置としたり、マスタリング用信号源装置6BをフォーマットB専用の信号源装置としても良い。また、マスタリング用信号源装置6A,6Bのように2台の装置を制御するのではなく、3台以上のマスタリング用信号源装置をPC5が管理するようにしても良い。

0080

上述の各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能である。たとえば、各ミドルウェア50A,50AA,50ABは、それらが各1つのものとしてまとめられた状態で保存するようにせず、コントロールアプリケーション50,70が起動した際に転送するミドルウェアを特定した後に、転送対象となるミドルウェアを合成し、一つのものとしてまとめるようにしても良い。

0081

また、PC5の中には1つのコントロールアプリケーション50,70のみが配置されているが、それぞれが複数のミドルウェアを管理する複数のコントロールアプリケーション50,70を配置するようにしても良い。また、対象となるメディアとしては、光ディスクの他に、光磁気ディスク磁気ディスク等のディスク媒体等の各種記録媒体を採用することができる。さらに、パーソナルコンピュータとしては、デスクトップ型ノート型モバイル型等種々のタイプとすることができる。

発明の効果

0082

以上のように、各発明によれば、端末のコントロールアプリケーションが、ファームウェア及びPLDプログラムのミドルウェアプログラムを転送し、マスタリング用信号源装置が、その転送されたミドルウェアプログラムに基づいて特定のメディア用の信号生成装置として動作するように構成したり、そのように動作する方法を採用している。このため、光ディスクなどのメディアのフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取ることができ、またユーザにとってフォーマット及びバージョンの管理が容易となるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0083

図1本発明の実施の形態1に係るマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。
図2図1のマスタリング用信号生成システムにおいて、異なるフォーマットに対応したミドルウェアプログラムを転送する様子を示す図である。
図3図1のマスタリング用信号生成システムで採用されているマスタリング用信号源装置内部の具体的構成を示すシステム構成図である。
図4図1のマスタリング用信号生成システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
図5図1のマスタリング用信号生成システムにおけるディスク対応フォーマットのファームウェアの動作確認を示すシーケンス図である。
図6本発明の実施の形態2に係るマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。
図7従来のマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。
図8異なる複数のフォーマットのメディアをカッティングする場合における従来のマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。
図9異なる複数のフォーマットのメディアをカッティングする場合における他の従来のマスタリング用信号生成システムの構成を示すブロック図である。

--

0084

5パーソナルコンピュータ(端末)
6,6A,6Bマスタリング用信号源装置
50コントロールアプリケーション
50A,50AA,50ABミドルウェアプログラム
50Aaファームウェア
50AbPLDプログラム
61 CPU(中央演算処理装置)
62バッファ
63 ROM(データ保持手段)
64 RAM(SDRAM,記憶手段)
65PLD
66出力回路
70 コントロールアプリケーション

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