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技術 ドア用外枠構造体及びその施工方法並びにドア用外枠構造体への改修方法

出願人 文化シヤッター株式会社
発明者 福島亮
出願日 2001年8月23日 (19年2ヶ月経過) 出願番号 2001-252381
公開日 2003年3月5日 (17年8ヶ月経過) 公開番号 2003-064950
状態 特許登録済
技術分野 開口に固定される戸、窓等の枠 出窓,玄関ユニット及び建付調整 既存建築物への作業
主要キーワード 屈曲棒 上下枠部材 付設物 居住設備 隙間充填材 略面一状態 背面枠 居住区域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年3月5日)のものです。
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図面 (18)

課題

ドア外枠付設物用枠を容易に取り扱うことができるドア用外枠構造体及びその施工方法と、先付けされているドア用外枠に付設物用枠を後付けで配置できるドア用外枠構造体への改修方法を提供すること。

解決手段

壁3に玄関ドア用外枠1と連続して配置される付設物用枠である袖パネル用外枠2は、玄関ドア用外枠1と分離して製造され、四角形の閉じた輪郭を有する玄関ドア用外枠1に対し、袖パネル用外枠2の輪郭は補強部材補強された欠落部34を有し、この欠落部34が玄関ドア用外枠1の側枠部材15で埋められて側枠部材15が玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2の共通部材となるように、玄関ドア用外枠1に袖パネル用外枠2を連続配置する。

概要

背景

概要

ドア外枠付設物用枠を容易に取り扱うことができるドア用外枠構造体及びその施工方法と、先付けされているドア用外枠に付設物用枠を後付けで配置できるドア用外枠構造体への改修方法を提供すること。

壁3に玄関ドア用外枠1と連続して配置される付設物用枠である袖パネル用外枠2は、玄関ドア用外枠1と分離して製造され、四角形の閉じた輪郭を有する玄関ドア用外枠1に対し、袖パネル用外枠2の輪郭は補強部材補強された欠落部34を有し、この欠落部34が玄関ドア用外枠1の側枠部材15で埋められて側枠部材15が玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2の共通部材となるように、玄関ドア用外枠1に袖パネル用外枠2を連続配置する。

目的

本発明の目的は、ドア用外枠と付設物用枠を容易に取り扱うことができるようになるドア用外枠構造体及びその施工方法と、先付けされているドア用外枠に付設物用枠を後付けで配置できるようになるドア用外枠構造体への改修方法とを提供するところにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

ドア外枠と、このドア用外枠と連続する付設物用枠とを有し、これらのドア用外枠と付設物用枠とが一部が共通化されて形成されるドア用外枠構造体において、前記ドア用外枠と前記付設物用枠とが分離可能になっていることを特徴とするドア用外枠構造体。

請求項2

請求項1に記載のドア用外枠構造体において、前記付設物用枠は前記ドア用外枠に対して連結されないで連続配置されることを特徴とするドア用外枠構造体。

請求項3

請求項1に記載のドア用外枠構造体において、前記付設物用枠は前記ドア用外枠に対して連結されて連続配置されることを特徴とするドア用外枠構造体。

請求項4

請求項1〜3のいずれかに記載のドア用外枠構造体において、前記ドア用外枠と前記付設物用枠のうちの一方は閉じた輪郭を有するとともに、他方は一部が欠落部となった輪郭を有し、この欠落部は、前記一方と前記他方とが連続配置されたときに前記一方の前記共通化される一部によって埋められることを特徴とするドア用外枠構造体。

請求項5

請求項4に記載のドア用外枠構造体において、前記付設物用枠に前記欠落部があり、この欠落部には、前記付設物用枠に配置される付設物によって隠される補強部材が設けられていることを特徴とするドア用外枠構造体。

請求項6

請求項1〜5のいずれかに記載のドア用外枠構造体において、前記付設物用枠は、前記ドア用外枠の横脇に配置される袖パネル用外枠であることを特徴とするドア用外枠構造体。

請求項7

ドア用外枠と、このドア用外枠と連続する付設物用枠とを分離して施工現場に搬送し、この施工現場において、これらのドア用外枠と付設物用枠とを一部を共通化させた形状にして連続配置することを特徴とするドア用外枠構造体の施工方法

請求項8

既に配置されかつ使用されているドア用外枠と連続して配置される付設物用枠を用意し、この付設物用枠を、改修現場において、前記ドア用外枠と一部が共通化された形状にして前記ドア用外枠に連続させて配置することを特徴とするドア用外枠構造体への改修方法

技術分野

0001

本発明は、ドア外枠とこのドア用外枠と連続する付設物用枠とを有するドア用外枠構造体及びその施工方法並びにドア用外枠構造体への改修方法係り、例えば、玄関ドア等のための開き戸用外枠と袖パネル用外枠とを有する構造体等に利用できるものである。

背景技術

0002

集合住宅の玄関ドアの横脇には、この玄関ドアによる出入口面積視覚的に拡大させて見せる等のために袖パネルが配置される場合があり、玄関ドアの付設物となっているこの袖パネルには、表札入れやインターホン等のドア関連品が設けられている。

0003

このような場合には、玄関ドアと袖パネルは隣接して配置されるため、ドア用外枠と袖パネル用外枠は連続して配置され、これらのドア用外枠と袖パネル用外枠は、一部が共通化された構造となっている。

0004

これを具体的に説明すると、従来のドア用外枠と袖パネル用外枠は、左右寸法が玄関ドアと袖パネルの合計寸法と対応する長寸法になっている上下枠部材を左右両側の側枠部材で接続するとともに、これらの側枠部材の中間に中間枠部材を立設することにより形成され、すなわち、ドア用外枠と袖パネル用外枠は、外観上、連続した形状を有するとともに、中間枠部材が両者の共通化された部材となった一体の大型枠構造体として形成され、中間枠部材の左右の開口部に玄関ドアと袖パネルを配置するようになっている。

発明が解決しようとする課題

0005

このように従来のドア用外枠と袖パネル用外枠は一体の大型枠構造体となっているため、工場から施工現場への搬送作業時や施工現場での設置作業時等において、取り扱いが面倒となり、これらの作業に手間がかかり、それだけ作業が煩雑になるおそれがあった。

0006

また、袖パネル用外枠に袖パネルを取り付けてからドア用外枠及び袖パネル用外枠の壁への取付施工作業を行う場合には、竣工までに袖パネルが損傷するおそれがあった。

0007

また、ドア用外枠と袖パネル用外枠は初めから一体となったものになっているため、先付けで設置されているドア用外枠に袖パネル用外枠を後付けで配置することはできず、言い換えると、袖パネル用外枠及び袖パネルを増設するリフォームのための改修作業を玄関ドア回りについて行うことはできない。

0008

本発明の目的は、ドア用外枠と付設物用枠を容易に取り扱うことができるようになるドア用外枠構造体及びその施工方法と、先付けされているドア用外枠に付設物用枠を後付けで配置できるようになるドア用外枠構造体への改修方法とを提供するところにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明に係るドア用外枠構造体は、ドア用外枠と、このドア用外枠と連続する付設物用枠とを有し、これらのドア用外枠と付設物用枠とが一部が共通化されて形成されるドア用外枠構造体において、前記ドア用外枠と前記付設物用枠とが分離可能になっていることを特徴とするものである。

0010

このドア用外枠構造体によると、ドア用外枠と付設物用枠とが分離可能になっているため、工場での生産時や工場から施工現場への搬送時、さらには施工現場での設置時等において、それぞれの作業をドア用外枠と付設物用枠とを分離させて行え、このため、これらの作業時における取り扱いが容易となる。

0011

また、本発明に係るドア用外枠構造体の施工方法は、ドア用外枠と、このドア用外枠と連続する付設物用枠とを分離して施工現場に搬送し、この施工現場において、これらのドア用外枠と付設物用枠とを一部を共通化させた形状にして連続配置することを特徴とするものである。

0012

このドア用外枠構造体の施工方法によると、ドア用外枠と、このドア用外枠と連続する付設物用枠は、分離して施工現場に搬送され、この施工現場において、これらのドア用外枠と付設物用枠は一部を共通化させた形状にして連続配置されるため、施工現場で連続配置されるまではドア用外枠と付設物用枠は分離されており、このため、連続配置されるまでに行う各種作業を取り扱い性を容易にして行える。

0013

さらに、本発明に係るドア用外枠構造体への改修方法は、既に配置されかつ使用されているドア用外枠と連続して配置される付設物用枠を用意し、この付設物用枠を、改修現場において、前記ドア用外枠と一部が共通化された形状にして前記ドア用外枠に連続させて配置することを特徴とするものである。

0014

このドア用外枠構造体への改修方法によると、既に配置されかつ使用されているドア用外枠に対して、新たに付設物用枠を用意するため、先付けされているドア用外枠に後付け作業で付設物用枠を増設することを行え、これにより、ドア用外枠と、このドア用外枠に連続して配置された付設物用枠とを有するドア用外枠構造体へドア用外枠を改修することができる。そして、居住設備の質的向上を図るためのリフォームの要求に有効に応えることができる。

0015

以上のそれぞれの本発明において、付設物用枠への付設物の配置作業は、ドア用外枠及び付設物用枠が取付施工される壁等の取付施工箇所に付設物用枠を取り付けた後に行ってもよく、取り付ける前に行ってもよい。

0016

また、付設物用枠は、付設物の外側に配置されるもの、言い換えると、付設物が内側に配置される付設物用外枠となっていてもよく、付設物の背面に配置される付設物背面枠となっていてもよく、一部が付設物の外側に露出して他の部分が付設物で覆われる一部露出タイプの付設物用枠でもよい。

0017

また、以上のそれぞれの本発明において、付設物用枠はドア用外枠に対して連結しないで連続配置してもよく、連結して連続配置してもよい。

0018

付設物用枠をドア用外枠に対して連結しないで連続配置した場合には、付設物用枠とドア用外枠の両者に連結のための特別の部材、部分等を設ける必要がないという効果を得られる。

0019

また、付設物用枠をドア用外枠に対して連結して連続配置した場合には、付設物用枠とドア用外枠の両者を所定の位置関係にしてより確実に連続配置できるという効果を得られる。

0020

このように付設物用枠をドア用外枠に対して連結して連続配置する場合における両者の連結構造は、付設物用枠とドア用外枠とを突部や欠部、突起や孔等によって凹凸係合させる構造や嵌合させる構造でもよく、ボルトナットビスリベット等の止着具で結合する構造でもよく、さらには、接着剤両面粘着テープ等で結合する構造でもよく、その連結手段は任意である。

0021

また、連結手段として接着剤、両面粘着テープ等を用いる場合には、これらの連結手段は、ドア用外枠に対して付設物用枠を所定位置位置決めしてから付設物用枠をその位置に固定するまでの仮連結手段でもよい。

0022

また、以上のそれぞれの発明において、ドア用外枠と付設物用枠とを一部を共通化させて連続配置するためには、ドア用外枠と付設物用枠のそれぞれを四角形等の閉じた輪郭を有するものとし、例えば、互いの側枠部材同士を並設状態で接触させてこれらのドア用外枠と付設物用枠を連続して配置することにより、並設状態となった側枠部材同士をドア用外枠と付設物用枠の共通化された部材としてもよく、また、ドア用外枠と付設物用枠のうちの一方を四角形等の閉じた輪郭を有するものとするとともに、他方を一部が欠落部となった輪郭を有するものとし、この欠落部を、ドア用外枠と付設物用枠とが連続配置されたときに前記一方の前記共通化される一部によって埋められるようにし、この埋める部材、部分等によってドア用外枠と付設物用枠の共通化される部分が形成されるようにしてもよい。

0023

また、後者において、輪郭の一部に前記欠落部がある外枠が付設物用枠である場合には、この欠落部には補強部材を設けなくてもよいが、この欠落部に補強部材を設けることが好ましい。

0024

これによると、付設物用枠の輪郭に欠落部があっても、付設物用枠をドア用外枠に連続配置するまでに行う作業における付設物用枠の強度を補強部材で確保でき、それぞれの作業を付設物用枠の強度を気にせず行える。

0025

また、付設物用枠の欠落部に設ける補強部材が、この付設物用枠に配置される付設物で隠されるようにすることが好ましい。

0026

これによると、付設物用枠への付設物の配置作業後には、補強部材は付設物によって外部に露出しなくなり、付設物によって補強部材を有効に覆うことができる。

0027

また、以上のそれぞれの本発明において、ドア用外枠と連続する付設物用枠は、ドアとの関係で設けられる任意な種類の付設物のための外枠でよく、その一例は、ドア用外枠の横脇に配置される袖パネル用外枠であり、他の例は、ドア用外枠の上に配置される欄間パネル用外枠等である。また、本発明において、付設物用枠は、これらの袖パネル用外枠や欄間パネル用外枠等の複数の枠が合体したものでもよい。

0028

付設物用枠が袖パネル用外枠である場合には、一般的に、ドア用外枠と付設物用枠のそれぞれの一部を形成する上枠部材同士が、又は下枠部材同士が、又は上枠部材同士及び下枠部材同士が、同じ高さ位置又は略同じ高さ位置で配置される。

0029

また、ドア用枠は、玄関ドア用枠のように、居室区域と非居室区域との間の境界部に配置されるものでもよく、室内ドア用枠のように、居室区域と居室区域との境界部に配置されるものでもよい。

0030

また、付設物用枠に配置される付設物が袖パネルである場合には、この袖パネルにドア関連品を設けてもよく、設けなくてもよい。ドア関連品を設ける場合には、そのドア関連品の具体例は、ドアが玄関ドアであるとき、表札や、その表札入れ、インターホン、新聞等の配達物入れ傘立て掛け照明器具等であり、ドアが室内ドアであるとき、物を載せるための載せ台、部屋番号入室者名前等を表示した表示板や、その表示板入れ、ナースコール等であり、そのドアの設置場所や用途等に応じた任意な種類のドア関連品を設けることができる。

0031

さらに、ドア用外枠の内側に配置されるドアは、開き戸でもよく、引戸でもよく、折れ戸でもよく、バランスドアでもよく、ドアの種類は任意である。

0032

また、付設物用枠をドア用外枠が設置された壁等の表面に配置する場合には、外観を良好とするために、壁等の表面から突出したドア用外枠の外面と付設物用枠の外面又はドア用外枠の外面と付設物の外面とを面一状態又は略面一状態とすることが好ましいが、これらの外面同士に段差があってもよい。

0033

また、ドア用外枠と付設物用枠の取付施工箇所が、例えば、L字形等に屈曲している箇所である場合には、連続して配置されるこれらのドア用外枠と付設物用枠を連続させてL字形等に屈曲配置してもよく、付設物用枠自体をL字形等に屈曲形成してドア用外枠と付設物用枠を連続配置してもよい。

発明を実施するための最良の形態

0034

以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係るドア用外枠は、集合住宅における居住区域非居住区域である外廊下とを仕切る壁に設置される玄関ドア用外枠であり、付設物用枠は、この玄関ドア用外枠の左右のいずれかの横脇に玄関ドア用外枠と連続して配置される袖パネル用外枠である。

0035

図1には、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2とが集合住宅の壁3に連続配置された正面図が示されている。玄関ドア用外枠1の内側には、開き戸式の玄関ドア4が開閉自在に配置され、袖パネル用外枠2の内側には、玄関ドア4の付設物であって、玄関ドア4と関連した複数の玄関部品が取り付けられた袖パネル5が配置されている。これらの玄関用部品は、上から順番に、その部屋の番号や居住者の名前を記載した表札6及びこの表札6を入れる表札入れ7と、インターホン8と、新聞等の配達物入れ9である。

0036

図2には表札6及び表札入れ7が示され、表札入れ7は、袖パネル5の表面に結合された左右一対棒部材10からなり、袖パネル5との間に溝10Aが形成されて平面L字状となっているこれらの棒部材10の溝10Aに表札6の左右端部が挿入され、棒部材10の下面から一定高さまで形成されている溝10Aの終端部まで表札6は挿入される。

0037

図3には配達物入れ9が示され、この配達物入れ9は、それぞれが間隔を開けて袖パネル5に結合された上下3個の平面コ字状屈曲棒部材11と、最下段の屈曲棒部材11の内側に固定された底板12とで形成されている。

0038

図1で示すように、玄関ドア用外枠1は、上枠部材13と、下枠部材14と、上枠部材13及び下枠部材14の左右の端部同士の間に架設された左右の側枠部材15,16とにより、正面四角形に形成され、袖パネル用外枠2は、上枠部材17と、下枠部材18と、上枠部材17及び下枠部材18の玄関ドア用外枠1とは反対側の端部同士の間に架設された側枠部材19とにより、正面コ字形状に形成されている。左右に隣接して配置されているこれらの玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2は連続して配置されているため、具体的には、袖パネル用外枠2における上下枠部材17,18の玄関ドア用外枠1側の端部が玄関ドア用外枠1に接触して配置されているため、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2は、玄関ドア用外枠1における袖パネル用外枠2側の側枠部材15が玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2の共通化された枠部材となって壁3に配置されている。

0039

また、玄関ドア用外枠1の上枠部材13と袖パネル用外枠2の上枠部材17は同じ高さ位置となっており、玄関ドア用外枠1の下枠部材14と袖パネル用外枠2の下枠部材18との高さ位置関係は、下枠部材14よりも下枠部材18が少し高さ位置となっている。

0040

図4図1のS4−S4線断面図であり、図5図1のS5−S5線断面図である。図4に示されているとおり、玄関ドア用外枠1にヒンジ20で取り付けられている玄関ドア4は、袖パネル5が配置されている外廊下側とは反対側の居室区域側に開く内開き式であり、この玄関ドア用外枠1の図5で示された上下枠部材13,14及び図4で示された側枠部材15,16には、玄関ドア用外枠1の内側に壁3を貫通して形成されている出入口21を玄関ドア4が閉じたときに、玄関ドア4が当接する戸当たり部材22が設けられている。

0041

また、図4及び図5に示されているように、壁3は、芯部材23の両側にそれぞれ二枚の壁ボード24を重ねることにより形成され、玄関ドア用外枠1の上枠部材13と側枠部材15,16は、これらの枠部材13,15,16に結合されているベース部材25をアンカー部部材26を介して芯部材23に連結することにより、壁3に取付施工されている。また、図5に示されているように、玄関ドア用外枠1の下枠部材14は、下枠部材14のベース部材25をコンクリート製の床27の内部に組み込まれている図示しない配筋材にアンカー部材28を介して連結することにより、床27に配置施工されている。

0042

なお、これらの枠部材13〜16によって形成されている正面四角形の玄関ドア用外枠1は、壁3の玄関ドア用外枠1に近い壁ボード24を芯部材23に結合する前であって床27の表面仕上げがなされる前に、床27上における壁3に設置施工され、この後、壁ボード24の芯部材23への結合作業、床27の表面仕上げ作業がなされる。

0043

図6は、図1における袖パネル用外枠2及び袖パネル5の部分の拡大図であり、図7は、図6のS7−S7線断面図である。図7に示すように、袖パネル5は、板状の補強部材30と、この補強部材30の外側に被せられた板状の化粧部材31とからなる積層構造体であり、補強部材30の背面には、板金を略Z字形状に折り曲げ加工することにより形成した複数個係止部材32が下向きに固定されている。また、袖パネル用外枠2には、同じく板金を略Z字形状に折り曲げ加工することにより形成した複数個の被係止部材33が上向きに取り付けられており、被係止部材33への係止部材32の上からの係止により、袖パネル5が、袖パネル用外枠2の内側において、袖パネル用外枠2に取り付けられるようになっている。

0044

図8は、玄関ドア用外枠1と分離した構造で製造される袖パネル用外枠2を、前記集合住宅の施工現場における壁3の前記外廊下側の表面に取付施工するときを示しており、実線は取付施工前の外枠2を、2点鎖線は取付施工後の外枠2を示す。前述したように、玄関ドア用外枠2は、上枠部材13と下枠部材14と左右の側枠部材15,16とで正面四角形となっており、このため、この玄関ドア用外枠2は閉じた輪郭を有している。一方、袖パネル用外枠2は、上枠部材17と下枠部材18と側枠部材19とで正面コ字形状となっており、側枠部材19は玄関ドア用外枠1とは反対側に設けられているため、袖パネル用外枠2は、玄関ドア用外枠1側の側部が欠落部34となった輪郭を有する。

0045

この欠落部34に、上枠部材17と下枠部材18間に架設された上下に細長状の補強部材35が設けられ、この補強部材35により、壁3に取り付けられるまでの袖パネル用外枠2の全体強度が確保されている。

0046

また、補強部材35には、図7で示された上下2個の被係止部材33が結合されており、さらに、被係止部材33は、図8に示されているとおり、袖パネル用外枠2における玄関ドア用外枠1とは反対側の上下隅部に設けられているブラケット36にも結合されている。また、袖パネル5の背面に設けられている前述の係止部材32は、図6で示されているとおり、それぞれの被係止部材33と対応する箇所に配置されている。

0047

袖パネル5を袖パネル用外枠2の内側に配置する前に、袖パネル用外枠2は、図6及び図7で示された止着具37で壁3に取付施工される。図面では、止着具37は、被係止部材33が補強部材35、ブラケット36に結合された箇所において補強部材35、ブラケット36に挿通されているが、この挿通箇所は補強部材35、ブラケット36の別の箇所でもよい。止着具37で袖パネル用外枠2を壁3に取付施工した後、被係止部材33への係止部材32の係止により、袖パネル5を袖パネル用外枠2の内側に配置して袖パネル用外枠2に取り付ける作業が行われるようになっている。被係止部材33へ係止部材32を係止させる作業は、図9の矢印で示すように、係止部材32の高さ位置を被係止部材33よりも高くして袖パネル5を袖パネル用外枠2の内側に入れ、次いで袖パネル5をそのまま降ろすことによって行われる。

0048

この作業を行うと、袖パネル用外枠2の上枠部材17と袖パネル5の上端との間に隙間ができるため、図7に示されているように、この隙間に左右方向に長いスペーサ38を挿入し、スペーサ39を上枠部材17に下向きに設けられている突片17Aに止着具39で固定する作業が行われるようになっている。

0049

以上説明した本実施形態では、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2は工場で全く別の外枠として、言い換えると、互いに分離した外枠として製造され、この分離した状態で工場から集合住宅の施工現場に搬送され、また、施工現場では玄関ドア用外枠1が先に壁3に取付施工され、次いで、袖パネル用外枠2が壁3に取付施工される。この袖パネル用外枠2の取付施工は、袖パネル用外枠2の前記欠落部34の位置が玄関ドア用外枠1の一方の側枠部材15の位置と重なるように行い、言い換えると、欠落部34が側枠部材15で埋められるように行い、これにより、外観上、この側枠部材15が玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2とで共通化された部材となるようにし、袖パネル用外枠2を玄関ドア用外枠1に連続させた形状にして壁3に配置する。

0050

この後、袖パネル用外枠2の内側に袖パネル5とスペーサ38を組み込む作業を行い、袖パネル5を被係止部材33への係止部材32の係止により、スペーサ38を止着具39により、それぞれ袖パネル用外枠2に取り付ける。

0051

これにより、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2は、互いに連結されずに壁3に取り付けられるととも、袖パネル用外枠2の内側には、袖パネル5とスペーサ8が配置されることになる。

0052

そして、図6のS10−S10線断面図である図10に示すように、互いに接続状態になっている玄関ドア用外枠1の側枠部材15と袖パネル用外枠2の上下枠部材17,18との表面側の隙間にパテ等の隙間充填材40を充填し、この隙間充填材40の表面を含めた玄関ドア用外枠1及び袖パネル用外枠2の表面に塗料41を塗布し、これらの外枠1と2の表面を仕上げる。

0053

なお、袖パネル用外枠2の内側に袖パネル5とスペーサ38を組み込む作業は、玄関ドア用外枠1及び袖パネル用外枠2の表面に塗料41を塗布する作業の後に行ってもよい。また、玄関ドア用外枠1に前記ヒンジ20で玄関ドア4を取り付ける作業は、壁3への玄関ドア用外枠1の取付施工前に行ってもよく、取付施工後に行ってもよい。

0054

以上説明した本実施形態によると、玄関ドア用外枠1の側枠部材15が互いの共通部材となって壁3に連続して配置される玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2は、分離可能になっているため、これらの外枠1と2を工場で生産するときや工場から施工現場に搬送するとき、施工現場の壁3に取付施工するときなどにおいて、これらの外枠1と2についての各種作業を左右寸法が小さい分離した状態で行える。このため、これらの作業を玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2の取り扱い性を良好して行え、作業を効率的に行える。

0055

また、壁3への取付施工後は、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2は連続しているため、外観上、従来の玄関ドア用外枠と袖パネル用外枠の関係と同じにでき、さらに、前記隙間充填材40の充填作業と塗料41の塗布作業とにより、外観上、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2とが全く連続していると見える状態に仕上げることができる。

0056

さらに、袖パネル用外枠2の内側への袖パネル5の配置作業は、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2とを壁3に取付施工した後に行うため、竣工まで袖パネル5が損傷してしまうおそれを少なくできる。

0057

また、袖パネル用外枠2の輪郭が欠落部34を有するものとなっていても、この欠落部34には、上枠部材17と下枠部材18とに架設された補強部材35が設けられているため、袖パネル用外枠2を工場から施工現場へ搬送するときなどにおいて、この外枠2の強度を確保することができ、壁3に取付施工するまで、袖パネル用外枠2についての各種作業を袖パネル用外枠2の強度を気にすることなく行える。

0058

また、補強部材35には、袖パネル5の係止部材32を係止するための被係止部材33が結合されているため、この補強部材35を、袖パネル用外枠2に被係止部材33を設けるための部材としても使用でき、それだけ袖パネル用外枠2の構造の簡単化を達成できる。

0059

さらに、袖パネル用外枠2の内側に袖パネル5を配置すると、補強部材35はこの袖パネル5によって隠されるため、玄関ドアの付設物として本来必要な袖パネル5を利用して、補強部材35が外部に露出しない構造とすることができる。

0060

以上の実施形態は、新築の集合住宅の壁3に玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2を取付施工する場合であったが、袖パネル用外枠2は、既設の集合住宅の壁に既に配置されて使用されている玄関ドア用外枠1に連続させて配置すること、すなわち、既存の玄関ドア用外枠1に増設することにより玄関ドア回りを改修するためにも用いることができる。

0061

この改修作業を行うときは、既に配置されかつ使用されている玄関ドア用外枠1と連続して壁に配置されることになる袖パネル用外枠2及び袖パネル5を工場で製造し、これらの袖パネル用外枠2と袖パネル5を改修現場に運び、玄関ドア用外枠1の側枠部材15が玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2との共通化された部材となるように、袖パネル用外枠2を玄関ドア用外枠1と連続させて壁に取り付け、そして、袖パネル用外枠2の内側に配置した袖パネル5を袖パネル用外枠2に取り付ける作業を被係止部材33への係止部材32の係止作業により行い、また、袖パネル用外枠2の内側にスペーサ38を組み込む作業も行う。この後、前述した隙間充填材40の充填作業及び塗料41の塗布作業を行い、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2の表面を仕上げる。

0062

この改修作業により、居住設備の質的向上を図るためのリフォームを玄関ドア回りについて行うことができる。

0063

次ぎに、以上説明した実施形態とは構造が異なる各種の別実施形態を説明する。これらの実施形態は上述の改修作業にも適用できる。

0064

図11は、袖パネル5を配置する前における袖パネル用外枠2の部分の拡大図である。この実施形態において、袖パネル用外枠2の輪郭の欠落部34に設けられた細長状の補強部材55には、玄関ドア用外枠1側に突出した突部55Aが上下2個形成されている。図12図11のS12−S12線断面図であり、この図12に示されているように、玄関ドア用外枠1の側枠部材15には、袖パネル用外枠2と対面する側面部15Aから折り曲げられて壁3の表面に接触する背面部15Bがあり、補強部材55の突部55Aは、これらの突部55Aと対応する側枠部材15の箇所において側面部15Aと背面部15Bとの接続部に形成されている欠部15Cに挿入されている。

0065

欠部15Cに突部55Aを挿入することにより、玄関ドア用外枠1に対する袖パネル用外枠2の上下方向の位置決めがなされ、この後、前述した止着具37で袖パネル用外枠2を壁3に取り付けることにより、玄関ドア用外枠1と袖パネル用外枠2とを正確な位置関係とすることができる。

0066

図13は、玄関ドア用外枠1に対して袖パネル用外枠2を連結させる別の実施形態を示す図であり、図14は、図13のS14−S14線断面図である。袖パネル用外枠2の上下枠部材17,18には、玄関ドア用外枠1の側枠部材15の側面部15Aと対面する突片60が結合され、これらの突片60に挿入したビス等の螺締具61を側面部15Aに螺入することにより、玄関ドア用外枠1に対して袖パネル用外枠2は所定の上下の位置関係で連結され、この後、袖パネル用外枠2を止着具37で壁3に取り付ける作業が行われる。

0067

これまでの実施形態は、袖パネル5に設けた係止部材32を袖パネル用外枠2の被係止部材33に係止することによって袖パネル5を袖パネル用外枠2に取り付けるものであったが、図15の実施形態では、上枠部材77と下部材18と側枠部材19とからなる袖パネル用外枠62の内側に配置される袖パネル65は、この袖パネル65の外周縁部に挿通される止着具66により、壁3に止着される。また、袖パネル用外枠62は、図16に示すように、この袖パネル用外枠62の輪郭の欠落部34に設けた補強部材35と、袖パネル用外枠62の玄関ドア用外枠1とは反対側の上下隅部に設けたブラケット36とに止着具37を挿入することにより、これらの止着具37で壁3に取り付けられる。

0068

この実施形態のように、袖パネル用外枠の内側に配置される袖パネルは、袖パネル用外枠に取り付けるのではなく、壁に取り付けてもよい。

0069

図17の実施形態でも、袖パネル85は壁3に取り付けられている。この実施形態では、板状の補強部材86と板状の化粧部材87との積層で形成されている袖パネル85のうち、補強部材86の左右端部には化粧部材87から突出した突片86Aが設けられている。これらの突片86Aに挿通される止着具88により、袖パネル85は壁3に取り付けられる。そして、袖パネル用外枠62の側枠部材19と袖パネル85との間の凹部、及び玄関ドア用外枠1の側枠部材15と袖パネル85との間の凹部には、突片86Aと止着具88を隠すため及び目地処理のためにシーリング材89が充填される。

0070

図15図17の実施形態のように袖パネルを壁に取り付ける場合において、玄関ドア用外枠と袖パネル用外枠は、図1図10の実施形態のように連結しなくてもよく、図11図14の実施形態のように連結してもよい。

発明の効果

0071

本発明によると、ドア用外枠と付設物用枠は、これらを取り扱う作業において分離させることができるため、これらを容易に取り扱うことができるようになる。また、先付けされて既に使用されているドア用外枠に付設物用枠を後付けで配置でき、リフォームのための改修作業を行えるようになる。

図面の簡単な説明

0072

図1本発明の一実施形態に係る玄関ドア用外枠とこの玄関ドア用外枠に付設して設けられる袖パネル用外枠とが集合住宅の壁に連続配置された状態を示す正面図である。
図2図1で示されている袖パネルに設けられた玄関用部品の一つである表札及表札入れを示す斜視図である。
図3図1で示されている袖パネルに設けられた別の玄関用部品の一つである新聞等の配達物入れを示す斜視図である。
図4図1のS4−S4線断面図である。
図5図1のS5−S5線断面図である。
図6図1における袖パネル用外枠及び袖パネルの部分の拡大図である。
図7図6のS7−S7線断面図である。
図8玄関ドア用外枠と分離した構造で製造される袖パネル用外枠を壁の表面に取付施工するときを示す正面図である。
図9袖パネルを袖パネル用外枠に取り付けるときの作業状態を示す図7と同様の図である。
図10図6のS10−S10線断面図である。
図11玄関ドア用外枠に対して袖パネル用外枠を連結させる場合の実施形態を示す図であって、袖パネルを配置する前における袖パネル用外枠の部分の拡大図である。
図12図11のS12−S12線断面図である。
図13玄関ドア用外枠に対して袖パネル用外枠2連結させる別の実施形態を示す図であって、図11と同様の図である。
図14図13のS14−S14線断面図である。
図15袖パネルの取付構造についての別実施形態を示す図1と同様の図である。
図16図15の実施形態における図11と同様の図である。
図17袖パネルの取付構造についてのさらに別実施形態を示す袖パネル用外枠の部分の平断面図である。

--

0073

1ドア用外枠である玄関ドア用外枠
2,62付設物用枠である袖パネル用外枠
3 壁
4 ドアである玄関ドア
5,65,85 付設物である袖パネル
34欠落部
35,55 補強部材

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