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技術 湿気及びガスバリア性フィルム並びに湿気及びガスバリア性積層フィルム

出願人 積水化学工業株式会社
発明者 池内拓人楠田智
出願日 2001年8月30日 (19年5ヶ月経過) 出願番号 2001-260780
公開日 2003年3月5日 (17年11ヶ月経過) 公開番号 2003-064192
状態 未査定
技術分野 高分子成形体の製造 積層体(2) 高分子組成物
主要キーワード 線条材 汎用樹脂フィルム 湿気バリア ヒートシール性熱可塑性樹脂 中間層フィルム 加水分解反応性基 マスコバイト 離型性材料
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この項目の情報は公開日時点(2003年3月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

湿気及びガスバリア性に優れ、透明性を有するフィルム、及びそのフィルムを用いた積層フィルムを提供する。

解決手段

分子中に加水分解反応性基( 好ましくはシリル基またはアリル基) を1個以上有し主鎖がポリイソブチレンからなる液状ポリマーに、マイカが含有されてなる樹脂組成物を、湿気硬化させるとともにフィルム状に成形してなる湿気及びガスバリア性フィルム、及びこのフィルムに高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムが積層されてなる湿気及びガスバリア性積層フィルム

概要

背景

湿気硬化性材料食品包装用フィルムには、材料の硬化や内容物の変質を防止するため、水蒸気等の湿気酸素等のガスに対してバリア性が要求される。従来より、一般に、単一の汎用樹脂フィルムのみではガス透過率が大きく、貯蔵安定性に問題があるため、種々の樹脂フィルムアルミニウム蒸着したり、積層する方法がとられていた(特公昭59−3345号公報参照)。しかしながら、アルミニウムを蒸着・積層したフィルムは、水蒸気や酸素などに対するバリア性に極めて優れた素材であるが、使用後の廃棄処理が大きな問題となるものであった。更に不透明な素材であることから、内容物を充填包装した場合、外から内容物を視認し得ないという問題点があった。

概要

湿気及びガスバリア性に優れ、透明性を有するフィルム、及びそのフィルムを用いた積層フィルムを提供する。

分子中に加水分解反応性基( 好ましくはシリル基またはアリル基) を1個以上有し主鎖がポリイソブチレンからなる液状ポリマーに、マイカが含有されてなる樹脂組成物を、湿気硬化させるとともにフィルム状に成形してなる湿気及びガスバリア性フィルム、及びこのフィルムに高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムが積層されてなる湿気及びガスバリア性積層フィルム

目的

本発明は、上記従来の包装用フィルムの問題点に鑑みてなされたもので、湿気及びガスバリア性に優れ、透明性を有するフィルム、及びそのフィルムを用いた積層フィルムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

分子中に加水分解反応性基を1個以上有し主鎖がポリイソブチレンからなる液状ポリマーに、マイカが含有されてなる樹脂組成物を、湿気硬化させるとともにフィルム状に成形してなることを特徴とする湿気及びガスバリア性フィルム

請求項2

加水分解反応性基がシリル基またはアリル基であることを特徴とする請求項1記載の湿気及びガスバリア性フィルム。

請求項3

透湿度が0.01g/m2 ・hr以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の湿気及びガスバリア性フィルム。

請求項4

請求項1〜3何れか1項記載のフィルムに高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムが積層されてなることを特徴とする湿気及びガスバリア性積層フィルム

発明を実施するための最良の形態

0001

本発明は、各種包装用フィルムとして用いて好適な、湿気及びガスバリア性に優れたフィルム、及びそのフィルムを用いた積層フィルムに関する。

背景技術

0001

(実施例1)分子中に加水分解反応性基シリル基またはアリル基)を1個以上有し主鎖がポリイソブチレンからなる液状ポリマーに、セリサイト絹雲母)を添加、分散してなる樹脂組成物を、離型性材料上に、塗工し、放置して大気中の水分により硬化させて湿気バリア性フィルム(厚さ15μm)を得た。

発明が解決しようとする課題

0002

湿気硬化性材料食品の包装用フィルムには、材料の硬化や内容物の変質を防止するため、水蒸気等の湿気や酸素等のガスに対してバリア性が要求される。従来より、一般に、単一の汎用樹脂フィルムのみではガス透過率が大きく、貯蔵安定性に問題があるため、種々の樹脂フィルムアルミニウム蒸着したり、積層する方法がとられていた(特公昭59−3345号公報参照)。しかしながら、アルミニウムを蒸着・積層したフィルムは、水蒸気や酸素などに対するバリア性に極めて優れた素材であるが、使用後の廃棄処理が大きな問題となるものであった。更に不透明な素材であることから、内容物を充填包装した場合、外から内容物を視認し得ないという問題点があった。

課題を解決するための手段

0002

0003

本発明は、上記従来の包装用フィルムの問題点に鑑みてなされたもので、湿気及びガスバリア性に優れ、透明性を有するフィルム、及びそのフィルムを用いた積層フィルムを提供することを目的とする。

0003

0004

上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、分子中に加水分解反応性基を1個以上有し主鎖がポリイソブチレンからなる液状ポリマーに、マイカが含有されてなる樹脂組成物を、湿気硬化させるとともにフィルム状に成形なる湿気及びガスバリア性フィルムを提供する。また、請求項2記載の発明は、加水分解反応性基がシリル基またはアリル基である請求項1記載の湿気及びガスバリア性フィルムを提供する。

発明の効果

0004

0005

また、請求項3記載の発明は、透湿度が0.01g/m2 ・hr以下である請求項1又は2記載の湿気及びガスバリア性フィルムを提供する。また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載のフィルムに高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムが積層されてなる湿気及びガスバリア性積層フィルムを提供する。以下、本発明を更に詳細に説明する。

0005

0006

本発明における加水分解反応性基としては、シリル基またはアリル基等が挙げられ、主鎖がポリイソブチレンからなる液状ポリマーの両末端にほぼ定量的に導入されていることが、高い、湿気及びガスバリア性を発現し得る点で好ましい。

0006

〔評価〕実施例1で得た湿気バリア性フィルム、及び、比較例1、2で得た積層フィルムに用いた中間層フィルムの透明性を目視で判定した。また、実施例1及び比較例1、2で得た積層フィルムの透湿度(水蒸気透過率)を測定した。更に、実施例1及び比較例1、2における円筒状容器密封した変成シリコーン硬化状態を1ヶ月後に確認した
これらの結果は、表1に示す通りであった。
尚、表1における硬化状態は、◎まったく硬化しなかった、
○ほとんど硬化しなかった、
×硬化していた、
透明性は、 ○内容物を視認できた、
×内容物を視認できなかった、
ことを表す。

0007

本発明における樹脂組成物にはマイカが含有されており、上記液状ポリマーと相俟って、より優れた湿気及びガスバリア性を発現し得る。このようなマイカとして、マスコバイト白雲母),フロパイト(金雲母),バイオタイト黒雲母),セリサイト(絹雲母),バナジン雲母,クロム雲母,フッ素金雲母ソーダ雲母などを挙げることができる。

0007

0008

上記液状ポリマーに含有させるマイカの量は、体積比で(マイカ/樹脂)=(5/100)〜(10/100)であることが好ましい。マイカの量が5/100より少ないと十分な湿気(水蒸気)及び(酸素)ガスバリア性が得られず、また10/100より多いと樹脂中にマイカが十分に分散しない虞れがあるとともに、フィルムにした際の透明性を損なうこととなる。

0008

0009

本発明のフィルムは、上記樹脂組成物を、湿気硬化させるとともにフィルム状に成形してなるもので、フィルム状に成形するには、例えば、離型性材料上に、上記樹脂組成物を塗工(流延)し・放置して大気中の水分により硬化させるとともにフィルム状に成形するのが便利である。但し、「湿気硬化させるとともにフィルム状に成形」とは、湿気硬化の後に、フィルム状に成形する種々の方法をも包含する意味である。

0010

本発明の湿気及びガスバリア性フィルムの透湿度は0.01g/m2 ・hr以下であることが好ましい。透湿度が0.01g/m2 ・hr以下であると、例えば、後述する一液変成シリコーンの包装用フィルムとして特に好適に用いることができる。上記湿気及びガスバリア性フィルムには、本発明の目的達成を損なわない範囲で、紫外線吸収剤酸化防止剤着色剤などの添加剤添加含有されていても良い。

0011

本発明の湿気及びガスバリア性フィルムは、そのままでも使用可能であり、通常、厚みは0.25mm以下とされるが、本発明の湿気及びガスバリア性積層フィルムは、上記本発明の湿気及びガスバリア性フィルムの少なくとも一面に、必要により表裏面に、高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムが積層されてなるものである。この場合も、湿気及びガスバリア性フィルムとヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムの厚みは、通常、各々0.25mm以下とされる。

0012

高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂ポリエチレンテレフタレートポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂ポリアミド系樹脂ポリスチレン系樹脂ポリビニルアルコール系樹脂ポリウレタン系樹脂ポリアクリロニトリル系樹脂ポリカーボネート系樹脂などからなるフィルムが挙げられる。これらの樹脂フィルムは、複数の種類を使用することも可能である。

0013

上記湿気及びガスバリア性フィルムに、高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムを積層する方法は特に限定されず、例えば、ラミネート用接着剤層を介して積層するドライラミネーション法溶融押し出し接着性樹脂による層を介して積層する押し出しラミネーション法などを採用することができる。

0014

本発明の湿気及びガスバリア性積層フィルムは、円筒状用容器を作製する際、容易にヒートシールできる利点がある。即ち、例えば、積層フィルムを筒状に形成するとともに、その幅方向における両端部を、必要により重ね合わせて、ヒートシールし、保存用材料を充填した後にこの長さ方向の両端部を線条材により緊結するのである。

0015

尚、湿気及びガスバリア性積層フィルムの一面に高ヒートシール性熱可塑性樹脂フィルムが積層されてなる場合は、通常、高ヒートシール性熱可塑性樹フィルムを外側に位置するようにしてヒートシールすると、特に問題なく湿気及びガスバリア性積層フィルムが得られる。

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