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技術 長尺紙葉類収納装置、および画像読取装置

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 小山茂夫小山治男
出願日 2001年8月24日 (19年4ヶ月経過) 出願番号 2001-253808
公開日 2003年3月5日 (17年10ヶ月経過) 公開番号 2003-063663
状態 特許登録済
技術分野 用紙の取扱い 連続用紙の取扱い シート、マガジン及び分離 ファクシミリ一般
主要キーワード 円筒部径 繰出ガイド 込ガイド 引出ガイド 当り部材 通常モード状態 コーナー付近 低価格機
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

長尺原稿等を簡易にセットでき供給できる、安価な長尺紙葉類収納装置の提供。

解決手段

長尺紙葉類を筒状に巻回された状態で収納し、この収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための長尺紙葉類収納装置84であって、長尺紙葉類を巻回された状態で収納する円筒部842と、円筒部842の一端側に備えられ、巻回された長尺紙葉類の筒状端面に当接する当接部847と、円筒部842の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口し、収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための開口部848と、開口部848の円筒部842径方向外側に引出ガイド843とを備え、円筒部842は他端側が開放され、円筒部842の他端側には舌状挿入ガイド846を連接しており、巻回された長尺紙葉類は挿入ガイド846に沿って円筒部842内に収納され、長尺紙の巻回外側端は開口部848から引き出されるようにする。

概要

背景

従来より、工業用複写機では、図面や横断幕のような長尺原稿コピーすることが可能であった。例えばA0版等の長尺原稿は一般的に円筒状に巻回されて保管されており、これを複写すべく作業者原稿台上で長尺原稿を広げ、原稿の読み取りが終ると作業者がそれを巻き取っていた。しかし巻回された長尺原稿を取り扱ううちに原稿が皺になったり、原稿を搬送方向に平行に位置合わせするのが難しくて原稿の縁が破損したりしていた。この問題を解決するために、特開平8−320599では、両端開放の筒状で原稿取り出し用開口部が形成された長尺原稿容器原稿台端部に装着し、この原稿容器開口部から原稿端を原稿台上に取り出して原稿給紙部に送り込む長尺原稿送り出し機構を提案した。

概要

長尺原稿等を簡易にセットでき供給できる、安価な長尺紙葉類収納装置の提供。

長尺紙葉類を筒状に巻回された状態で収納し、この収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための長尺紙葉類収納装置84であって、長尺紙葉類を巻回された状態で収納する円筒部842と、円筒部842の一端側に備えられ、巻回された長尺紙葉類の筒状端面に当接する当接部847と、円筒部842の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口し、収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための開口部848と、開口部848の円筒部842径方向外側に引出ガイド843とを備え、円筒部842は他端側が開放され、円筒部842の他端側には舌状挿入ガイド846を連接しており、巻回された長尺紙葉類は挿入ガイド846に沿って円筒部842内に収納され、長尺紙の巻回外側端は開口部848から引き出されるようにする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

長尺紙葉類を筒状に巻回された状態で収納し、この収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための長尺紙葉類収納装置であって、長尺紙葉類を巻回された状態で収納する円筒部と、前記円筒部の一端側に備えられ、前記巻回された長尺紙葉類の筒状端面に当接する当接部と、前記円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口し、前記収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための開口部と、前記開口部の前記円筒部径方向外側に引出ガイドとを備え、前記円筒部は他端側が開放され、該円筒部の他端側には舌状挿入ガイド連接しており、前記巻回された長尺紙葉類は前記挿入ガイドに沿って円筒部内に収納され、前記長尺紙の巻回外側端は前記開口部から引き出されることを特徴とする長尺紙葉類収納装置。

請求項2

前記開口部の前記円筒部径方向外側に隣接して長尺紙葉類搬送手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の長尺紙葉類収納装置。

請求項3

原稿画像を読み取る読取手段を備え、長尺原稿を筒状に巻回された状態で収納しこの収納された長尺原稿をその巻回外側端から前記読取手段へ向けて引き出すことにより前記長尺原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、長尺原稿を巻回された状態で収納する円筒部と、前記円筒部の一端側に備えられ、前記巻回された長尺原稿の筒状端面に当接する当接部と、前記円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口し、前記収納された長尺原稿をその巻回外側端から引き出すための開口部と、前記開口部の前記円筒部径方向外側に引出ガイドとを備え、前記円筒部は他端側が開放され、該円筒部の他端側には舌状の挿入ガイドを連接しており、前記巻回された長尺原稿はこの挿入ガイドに沿って円筒部内に収納され、前記長尺原稿の巻回外側端が前記開口部から前記読取手段へ向けて引き出されることを特徴とする画像読取装置。

請求項4

前記開口部の前記円筒部径方向外側に隣接して設けられ、前記長尺原稿を前記読取手段へ向けて搬送する長尺原稿搬送手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。

技術分野

0001

本発明は、A4,A3等の定形紙よりも長い長尺紙の供給が可能な長尺紙葉類収納装置、およびそれを適用した画像読取装置に関するものである。

背景技術

0002

従来より、工業用複写機では、図面や横断幕のような長尺原稿コピーすることが可能であった。例えばA0版等の長尺原稿は一般的に円筒状に巻回されて保管されており、これを複写すべく作業者原稿台上で長尺原稿を広げ、原稿の読み取りが終ると作業者がそれを巻き取っていた。しかし巻回された長尺原稿を取り扱ううちに原稿が皺になったり、原稿を搬送方向に平行に位置合わせするのが難しくて原稿の縁が破損したりしていた。この問題を解決するために、特開平8−320599では、両端開放の筒状で原稿取り出し用開口部が形成された長尺原稿容器原稿台端部に装着し、この原稿容器開口部から原稿端を原稿台上に取り出して原稿給紙部に送り込む長尺原稿送り出し機構を提案した。

発明が解決しようとする課題

0003

上記提案により原稿の皺や破損の問題は解決したものの、工業用の複写機は高価であり、最大A3原稿が読み取れる汎用型の複写機や自動原稿供給装置を備えた画像読取装置で例えばA3幅の長尺原稿を読み取れるようにすれば、比較的需要の多いA3幅の垂れ幕や横断幕のような原稿を低価格の装置でコピーすることが可能となる。またこのような汎用型の低価格機では、装置本体の価格が安いこと、長尺原稿に不慣れユーザーが操作することなどの理由から、長尺原稿容器はできるだけ低コストで且つ簡易な操作で取り扱えるものがよい。

0004

そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は、長尺原稿等の長尺紙葉類を簡易にセットでき、簡易に供給できる、安価な長尺紙葉類収納装置の提供である。また第2の目的は、長尺原稿を簡易にセットでき、簡易に供給できる、安価な画像読取装置の提供である。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するため、請求項1の発明は、長尺紙葉類を筒状に巻回された状態で収納し、この収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための長尺紙葉類収納装置であって、長尺紙葉類を巻回された状態で収納する円筒部と、前記円筒部の一端側に備えられ、前記巻回された長尺紙葉類の筒状端面に当接する当接部と、前記円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口し、前記収納された長尺紙葉類をその巻回外側端から引き出すための開口部と、前記開口部の前記円筒部径方向外側に引出ガイドとを備え、前記円筒部は他端側が開放され、該円筒部の他端側には舌状挿入ガイド連接しており、前記巻回された長尺紙葉類は前記挿入ガイドに沿って円筒部内に収納され、前記長尺紙の巻回外側端は前記開口部から引き出されることを特徴としている。

0006

この構成によれば、ユーザーは巻回された長尺紙葉類を長尺紙葉類収納装置の円筒部に連接された舌状の挿入ガイド上に置き、巻回された長尺紙葉類の一端を開放された円筒部の他端側に挿入して円筒部の一端側の当接部まで押し込むだけで、長尺紙葉類は所定位置に収納される。そして収納された長尺紙葉類をその巻回外側端を円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口した開口部から手で簡単に引き出すことができる。この引き出された長尺紙葉類の先端を給紙位置にセットすれば、長尺紙葉類の給紙の準備が完了する。また、この長尺紙葉類収納装置は、当設部、開口部、引出ガイド、および挿入ガイドを備えた円筒部によって構成されるため、樹脂等による一体成形が可能であり、安価に製造することができる。

0007

また請求項2の発明は、請求項1記載の長尺紙葉類収納装置において、前記開口部の前記円筒部径方向外側に隣接して長尺紙葉類搬送手段を備えたことを特徴としている。この構成によれば、開口部の円筒部径方向外側に隣接して長尺紙葉類搬送手段を備えているので、開口部から引き出された長尺紙葉類の先端をこの搬送手段にセットするだけで、給紙位置まで自動的に長尺紙葉類の先端を搬送し給紙位置にセットすることが可能となる。

0008

また請求項3の発明は、原稿画像を読み取る読取手段を備え、長尺原稿を筒状に巻回された状態で収納しこの収納された長尺原稿をその巻回外側端から前記読取手段へ向けて引き出すことにより前記長尺原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、長尺原稿を巻回された状態で収納する円筒部と、前記円筒部の一端側に備えられ、前記巻回された長尺原稿の筒状端面に当接する当接部と、前記円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口し、前記収納された長尺原稿をその巻回外側端から引き出すための開口部と、前記開口部の前記円筒部径方向外側に引出ガイドとを備え、前記円筒部は他端側が開放され、該円筒部の他端側には舌状の挿入ガイドを連接しており、前記巻回された長尺原稿はこの挿入ガイドに沿って円筒部内に収納され、前記長尺原稿の巻回外側端を前記開口部から前記読取手段へ向けて引き出されることを特徴としている。

0009

この構成によれば、ユーザーは巻回された長尺原稿を円筒部に連接された舌状の挿入ガイド上に置き、巻回された長尺原稿の一端を開放された円筒部の他端側に挿入して円筒部の一端側の当接部まで押し込むだけで、長尺原稿は所定位置に収納される。そして収納された長尺原稿をその巻回外側端を円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口した開口部から手で簡単に引き出すことができる。この引き出された長尺原稿の先端を読取手段の給紙位置にセットすれば、長尺原稿の読取の準備が完了する。また、この画像読取装置の長尺原稿を取り扱う主要部は、当設部、開口部、引出ガイド、および挿入ガイドを備えた円筒部によって構成されるため、樹脂等による一体成形が可能であり、安価に製造することができる。

0010

また請求項4の発明は、請求項3記載の画像読取装置において、前記開口部の前記円筒部径方向外側に隣接して設けられ、前記長尺原稿を前記読取手段へ向けて搬送する長尺原稿搬送手段を備えたことを特徴としている。この構成によれば、開口部の円筒部径方向外側に隣接して長尺原稿搬送手段を備えているので、開口部から引き出された長尺原稿の先端をこの搬送手段ににセットするだけで、読取手段まで自動的に長尺原稿の先端を搬送し読取手段の給紙位置にセットすることが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下,添付図面を参照して,本発明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。なお,以下の実施の形態は,本発明の具体的な例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

0012

図1は、本発明で使用する画像形成装置の一例であるデジタル複写機を示す概略断面図である。デジタル複写機1は、中央付近画像形成部2、その下部に給紙部3を備え、画像形成部2の上部には原稿読取部6が配置されている。画像形成部1には、感光体ドラム11がその中央部に配置され図中時計回りに回転され、図面右側から供給される用紙に転写するトナー像が感光体ドラム11上に形成される。

0013

感光体ドラム11はその上部の帯電部12で表面が一様に帯電され、レーザ光学部13から画像信号により明滅されるレーザ光でスキャンされて表面に静電潜像が形成され、現像部14によりトナーで現像される。さらに転写部15において感光体ドラム11に形成されたトナー像が、レジストローラ16により所定のタイミングで送り込まれた用紙上面に転写される。トナー画像が転写された用紙は、図中左側の定着ローラ17へ搬送され、用紙表面にトナーが熱定着されて、排紙ローラ18により排紙トレイ19に排出される。

0014

給紙部3は、通常使用される定型カットされた用紙を画像形成部2へ供給するものである。用紙トレイ31にはA3、A4などの定型の用紙が積載されており、給紙ローラ32により最上部用紙が1枚ずつ捌かれて給紙される。給紙ローラ32により給紙された用紙は、縦搬送路33を搬送ローラ34、35により上へ搬送され、さらに横搬送路36を搬送ローラ37によりレジストローラ16へ運ばれる。用紙はレジストローラ16により転写部15てトナーの転写を受けて定着ローラ17で熱定着される。

0015

この用紙の両面に画像形成する場合には、転写部15の後にある分岐爪41が変位(図中点線)して定着後の用紙は下方に進路変更され、ローラ42によりスイッチバック路43へ送られる。用紙後端がローラ42を通過する前にローラ42が用紙後端を咥えたまま逆転し、分岐爪44の移動(図中点線)により、用紙先端は画像形成部2と給紙部3の間に位置する還送路45を、ローラ46によりデジタル複写機1右側部の縦搬送路33へ送られる。さらに横搬送路36へ送られた用紙はこんどは裏面が上向きとなっている。レジストローラ16により転写部15に送られた用紙は、裏面にトナーの転写を受け、定着ローラ17により定着され、排紙ローラ18により排紙トレイ19に排出される。

0016

またデジタル複写機1右側部には、手差し給紙部5が設けられ、給紙台51上に積載されたカット用紙束上面に当接されて用紙束上部を給紙方向に寄せるゴム製の寄せローラ55と寄せられた複数用紙を1枚ずつ給送するゴム製の分離給紙ローラ対52により、1枚ずつ横搬送路36に送りこむようになっている。手差し給紙が行なわれると、給紙部3の用紙と同様に、用紙は搬送ローラ37、レジストローラ16により横搬送路36を搬送され、所定のタイミングで転写部15でトナーの転写を受け定着ローラ17にて定着された後、排紙ローラ18により排紙トレイ19に排出されるか、分岐爪41の回転により進路を変更して用紙裏面に画像が形成されるようになっている。用紙裏面に画像が形成される場合は、以後は給紙部3から給紙された用紙と同様であるため、説明を省く。

0017

また本発明に使用するデジタル複写機1では、手差し給紙部5の給紙台51の外側端に長尺紙ホルダー91が取り付けられるようになっている。長尺紙ホルダー91は、図2(a)に示すように、J字を左方向に倒したような形状のガイド部材であり、給紙台51外側端に延長されて取り付けられる。この長尺紙ホルダー91は、定型用紙最大長より長尺紙が、その後端が給紙台51の外側端から垂れ下がって落下しないように、ホルダー91内部に長尺紙後端側を湾曲あるいは巻き込んで収納するようになっており、長尺紙先端がローラ対52によってデジタル複写機1内に侵入するにつれて、用紙後端側が徐徐に引き出されるようになっている。またこの長尺紙ホルダー91には、カーソル93が設けられ、長尺紙が真直ぐ給紙されるようになっている。

0018

また、デジタル複写機1の横搬送路36や還送路45には、用紙の先端または後端が通過する際ONまたはOFFするスイッチSW1(図1における搬送ローラ37の上流)、SW2(図1における定着ローラ17の下流)、SW3(図1におけるローラ46の上流)が設置されており、用紙先端の通過によりONされた後、所定時間内にOFFされない場合、その部分で用紙の重送あるいはジャムが発生していると判断して駆動を停止し、表示部にジャム表示を行うようになっている。長尺紙のように搬送方向に長い用紙が搬送される場合は、後に述べるように、操作者が予め長尺紙モードの設定をすることにより、通常モードのジャム検知が一旦解除されるようになっている。さらに横搬送路36のレジストローラ16部分に設けられたSW4がレジストローラ16の回転スタート(用紙先端がSW4に位置する)から用紙後端がSW4を通過するまでの時間を検知して実際の用紙長算定し、以後に通過するスイッチの通過時間を補正するため、この時点から実際の長尺紙の長さによるジャム検知が設定され、以後の通紙状態が管理されるようになっている。

0019

また、排紙トレイ19の外側端には、図2(b)に示すように、長尺紙ホルダー92が取り付けられるようになっている。これにより定型用紙の最大長より長い長尺紙が、その前端が排紙トレイ19の外側端から垂れ下がって落下しないように、逆J字形状のガイド部材で構成されており、排紙ローラ18から繰り出される長尺紙先端側を受け入れるようになっている。

0020

次に原稿読取部を、図1および図3を用いて説明する。原稿読取部6は、画像データに変換するスキャナー部7と、原稿をスキャナー部7に供給する原稿搬送装置8により構成されており、光学系を移動させて静置原稿画像を読み取る方法と、本発明の主要部である原稿搬送装置を用いて原稿を移動させながら画像を読取る方法(シートスルー方式)とを実施できる。光学系を移動させて静置原稿画像を読み取るスキャナー部7は、上面に読取窓71が配置され、照明ランプ、複数のミラー、およびレンズより構成される光学系72により、読取窓71に置かれた原稿がスキャンされ、その光学像がCCD等のイメージセンサ73に送られて画像データとして読取られる。照明ランプと複数のミラーは、読取窓71に置かれた原稿をスキャンするために相対的に移動する。

0021

原稿を移動させながら画像を読取るシートスルー方式では、スキャナー部7は光学系72が読取窓71の図3左側位置に固定され移動しない。原稿搬送部8は、スキャナー部7の読取窓71上部に、読取窓71を覆う閉位置と読取窓71を開放する開位置との間で移動自在に取り付けられている。原稿搬送装置8は、中央上部に原稿供給部81と中央下部に原稿排出部82を備え、原稿供給部81から供給された原稿を、略U字型原稿搬送路83を経由して光学系72が固定された読取窓71左側位置へ搬送し、原稿排出部82に排出するようになっている。さらに、原稿供給部81の上流端(図1右側)には長尺原稿収納部84が、原稿排出部82の下流端図1右側)には長尺原稿収納部85が取付けられている。

0022

図3を用いて、定型原稿を読み取る定型原稿モード時について詳細説明する。原稿供給部81は、読み取るべき定型原稿を載置する原稿載置台811、定型原稿を1枚ずつ分離しながら給紙するための、給紙中は回転がストップする分離ローラ812、給紙方向に回転して最上紙搬送路83に送り出す給紙ローラ813、原稿を分離ローラ812側に寄せる寄せローラ814にて構成される。搬送路83には、ローラ対831、832、833があり、読取窓71に向けて原稿を搬送する。原稿は、読取窓71と当接するプラテン834で、通過しながら読取られる。スキャナー部7の照明ランプとミラーはプラテン部834と対峙する位置に停止しており、原稿が読取速度と同じ速度で移動することにより読取られるようになっている。読取られた原稿は、ローラ対835を経て排出ローラ対821により、原稿載置台811の下部に設けられた原稿排出部82の排出トレイ822へ排出される。

0023

原稿の両面を読み取る場合には、搬送路83のローラ対831、832の間にある分岐爪861が点線の位置に回動し、原稿先端は、ローラ対831を通過した後、搬送路83の上部に設けられた反転路86に侵入する。ローラ対862は原稿を上部へ送り、原稿後端が分岐爪861を通過すると反転して原稿後端をスイッチバックによりローラ対832へ送る。ローラ対832に原稿後端が挟み込まれるとローラ対862が点線のように離間して、原稿はローラ対832の搬送力で搬送路83を搬送される。反転路86で裏返された原稿は、最初にその裏面が読取窓71で読み取られる。さらに排出ローラ対821の手前に設けられた分岐爪871が点線の位置に回動し、ローラ対835を通過した原稿先端は、搬送路83の排出側と給紙側繋ぐ還送路87に侵入する。

0024

還送路87により給紙側へ還送された原稿先端は、ローラ対831と点線の位置に回動している分岐爪861により再度反転路86に侵入し、離間しているローラ対862の間を抜けて反転路86を上昇する。原稿後端が分岐爪861を通過すると、ローラ対862が圧接して、再度原稿をスイッチバックして搬送路83の読取窓71へ搬送する。この状態では読取窓71で原稿の表面が読み取られる。原稿先端が排出ローラ対821に向かうときには分岐爪861は実線の位置に回動しており、原稿は排出ローラ対821により排出トレイ822へ排出される。

0025

次に、長尺原稿を読み取る長尺原稿モード時の長尺原稿を給紙するしくみについて説明する。長尺原稿収納部84に長さ方向に巻いた長尺原稿を、紙面を横切る方向に挿入し、原稿先端を操作者が原稿供給部81まで引き出すことにより給紙させることができる。また、長尺原稿収納部84が原稿載置台811に取付けられる位置に繰出ローラ対841を設けて、自動的に原稿供給部81まで原稿先端を繰り出すようにしてもよい。図3の実施例は繰出ローラ対841を設けた例である。さらに繰出ローラ対841の上流に原稿先端を検知するセンサ819を設けて繰出ローラ対841を始動するようにし、原稿供給部81の原稿検知センサ815で原稿先端を検知したら繰り出しをストップするようにしてもよい。

0026

長尺原稿収納部84は、図3、4で示すように、原稿を巻いた状態で挿入する筒部842、原稿先端を原稿供給部81の原稿載置台811に引き出すためのガイドとなる引出ガイド部843、原稿載置台811に取付けた長尺原稿収納部84を軸回りに回動させ、原稿搬送装置8の背面側に退避させるための回転軸844、長尺原稿収納部84が装着位置にあるか退避位置にあるか検知するための検知装置845により構成されている。筒部842にはさらに、巻いた原稿を挿入するためのガイドとなる、筒部842の内面が長さ方向手前側に舌状に突き出した形の挿入ガイド846(この挿入ガイド846の方向には、筒部842の端部は開放されている)、原稿を筒部842の奥へ挿入したとき奥側の停止位置となるストッパ847、筒部842から原稿先端を原稿供給部81へ引き出すために筒部842の長さ方向全体に亘って設けられたスリット848が備えられ、前記引出ガイド部843がこのスリット848に連接している。なお、筒部842、引出ガイド部843、挿入ガイド846、ストッパ847は、樹脂による一体成形で作られており、スリット848もこのとき同時に形成される。

0027

このように長尺原稿収納部84は、筒部842に挿入ガイド846が巻いた原稿を挿入する上流側に設けてあるので、長尺原稿を一旦挿入ガイド846に置いて筒部842に楽に挿入でき、例えば不慣れなユーザーが巻いた長尺原稿端部を筒部842にぶつけて、原稿を曲げたり、破損させたりすることが防止される。またストッパ847が設けてあるので、巻いた長尺原稿端部をストッパ847に当設するまで挿入するだけで原稿側端を所定位置に合わせた状態で収納することができる。また、筒部842の長さ方向全体に亘ってスリット848が設けてある(すなわち筒部842の端部にスリット848の開口が貫通した状態)ので、筒部842に収納された長尺原稿の外側先端あるいは外側先端のユーザー側コーナー付近をつかんでスリット848から原稿供給部81の方向へ長尺原稿先端を簡単に引き出すことができる。

0028

図4(b)に、長尺原稿収納部84を退避位置に回動させる様子を示している。この図のように、筒部842、引出ガイド部843、検知装置845、挿入ガイド846、ストッパ847、スリット848、及び繰出ローラ対841の従動ローラ849で構成される長尺原稿収納部84を、回転軸844を回転中心として矢印Xの方向におよそ90°回動させて、原稿搬送装置8の背面側(図の上側)に退避させるようにしている。

0029

また回転軸844は、長尺原稿収納部84を原稿載置台811に取付ける取付ピンにもなっており、原稿載置台811の取付穴816に長尺原稿収納部84が回動自在となるように差込まれている。この回転軸844は、原稿載置台811側に設けてもよい。また検知装置845は、長尺原稿収納部84を回転軸844回りに回動させて原稿載置台811の当り部材817に当ったことを検出するスイッチのようなものであり、長尺原稿収納部84が装着位置にある間ON状態を維持するようになっている。これにより、長尺原稿の読取が実行可能となり、長尺原稿収納部84が退避位置にある場合はOFF状態となるため長尺原稿の読取が実行不能となり、定型原稿の読取が実行可能となる。この検知装置845は、原稿載置台811側に設けることも可能であり、この場合当り部材817は長尺原稿収納部84側に設けられる。

0030

また本実施例では、原稿載置台811と引出ガイド部843の接合部に繰出ローラ対841を設けている。このうち下側のローラは、原稿載置台811に軸支され、駆動ローラ818として原稿供給部からの駆動力で回転し、上側のローラは引出ガイド部843に軸支され、従動ローラ849として駆動ローラ818により従動する。長尺原稿収納部84を退避させる際は、駆動ローラ818が原稿載置台811側に残り、従動ローラ849は長尺原稿収納部84と共に退避される。この繰出ローラ対841は、両ローラ共原稿載置台811側に設けられてもよく、また、長尺原稿収納部84に両ローラと共に小型のモータを設けて、原稿供給部と別駆動としてもかまわない。

0031

次に長尺原稿のセット方法について図5を用いて説明する。長尺原稿を長尺原稿収納部84へセットする前に巻く方法として、画像側が内側になるように巻く場合(A)と、画像側が外側になるように巻く場合(B)とがある。また、長尺原稿収納部84へのセット方法には、巻きカールに沿った順方向に繰り出すようにセットする場合(図5(a))と、画像側を外側になるように巻いて巻きカールに逆らう逆方向に繰り出すようにセットする場合(図5(b))がある。本発明の装置では上記のいずれの場合も可能であり、長尺原稿収納部84から画像を上側にして引き出す場合、(A)の巻き方では図5(a)のセット方法、(B)の巻き方では図5(b)のセット方法を採用すれば、長尺原稿を繰り出したとき画像面が上になって、原稿供給部81から搬送路83を経由して画像面を読取窓71の方向に向けることができる。このうち図5(b)のセット方法では、筒部のスリットのエッジ部で原稿を巻きとは逆方向にしごいて巻き癖矯正しながら繰り出せるメリットがある。

0032

上記の図3に示す長尺原稿収納部84は、引出ガイド部843の上側に筒部842を設けているが、他の実施形態として、引出ガイド部の下側に筒部を設けるようにしてもよい。図5の(c)(d)では、筒部842の上側で、さらに原稿載置台811の上部に繰出ガイド部843を備え、原稿載置台811と引出ガイド部843の間の隙間から長尺原稿を引き出すようにしている。この場合、原稿の(A)の巻き方には逆方向に引き出す図5(d)のセット方法、原稿の(B)の巻き方には順方向に引き出す図5(c)のセット方法とすれば、いずれの場合も原稿の画像を上にして引き出すことができる。

0033

本実施例の原稿搬送装置8は、排出トレイ822の下流に長尺原稿を巻き取るための長尺原稿収納部85をさらに備えている。長尺原稿収納部85は、長尺原稿収納部84と近似した形をしており、ガイド845を備えた繰込ローラ対851、その下流に連接する繰込ガイド部853、繰込ガイド部853の下流上部にさらに連接する筒部852を備えている。長尺原稿は繰込ローラ対851により、さらにガイド855を備えたスリット858から筒部852の内部へ巻き込まれるようになっている。さらに長尺原稿収納部85は、長尺原稿収納部84と同様な機構で原稿搬送装置8の後ろ側へ回動させて退避させることが可能である。さらに長尺原稿収納部84と同様な検知装置を備えることで、長尺原稿収納部85のセット状態を長尺原稿モード時に検知できるようにしてもよい。

0034

さらに、原稿搬送装置8の搬送路83においては、給紙ローラ813とローラ対831の間、およびローラ対832と833の間には、用紙の通過状態を検知するスイッチSW5およびSW6が備えられている。特にスイッチSW5は、原稿の先端及び後端の通過時間時間t1、t2を検知している。その時間の差t=t2−t1が、原稿供給部81から給紙された所定の定型原稿が所定の速度で通過した場合の設定された時間と比較され、設定された時間よりtが長ければ、原稿の重送が発生していると判断して、装置を止めてしまうようになっている。長尺原稿のように定型原稿より長い場合には、正常な通過状態においてもこのようなジャム検知が働いてしまい、装置がストップしてしまうため、定型原稿モードにおけるジャム検知を解除してそれを回避するようになっている。

0035

次に、デジタル複写機1の制御回路構成を説明する。図6は、制御回路構成の概略を示すブロック図である。制御部100は、原稿読取部6のイメージセンサ73から読み込まれた画像データをビットマップ等の形態で一時保存する画像メモリー101、画像メモリー101に保存された画像データに種々の処理を施す画像処理部102、処理前或いは処理後の画像データをファイル形式で保存するハードディスク(HDD)103を含む。また、画像読取部6のスキャナー部7や原稿搬送装置8の動作を制御する画像入力制御部104、及び画像形成部2や各給紙部3、5の動作を制御する画像出力制御部105をも含んでいる。

0036

画像読取部6の原稿搬送装置8には、長尺原稿収納部84の装着を検知する検知装置845(検知手段)があり、画像入力制御部104ではこの検知結果に基いて、定型原稿モードから長尺原稿モードへ、或いは長尺原稿モードから定型原稿モードへの切り換えや、各モードでの画像入力(読取)動作の制御が行われる(モード切換手段、制御手段)。前記画像メモリー101は、外部のコンピュータ(PC)111からの画像データを、プリンタコントローラ112を介して読み込むことができる。また、原稿読取部6からの画像データ、プリンタコントローラ112からの画像データ、HDD103からの画像データを、この画像メモリー101からレーザ光学部に送り、レーザの点滅走査信号に変換されて画像形成部2に出力される。

0037

また制御部100は、図7に示す操作部120により操作される。図7においてキー入力部121はテンキーによる数値入力部であり、液晶表示部122は各種モードの条件等を表示し選択可能になっているタッチパネルであり、モード切替部123はモードをキー選択できる各種モードキーが並ぶ領域である。このモード切替部123には、長尺紙モードキー124が存在する。この長尺紙モードキー124を押すことにより、カット紙を給紙する通常モード状態から、手差し給紙部5の長尺紙ホルダー91から長尺紙を給紙して出力する長尺紙モード状態に切り替わり、これにより一旦通常モードにおけるジャム検知が解除されるようになっている。その他、画像読取部6での画像読込みや、画像の用紙への出力を開始実行させるスタートキー125が、キー入力部121に存在する。

0038

次に、デジタル複写機1を用いて実際に長尺原稿を読み取って長尺紙にコピーする方法を説明する。図8操作制御を示すフローチャートである。まず操作者は、長尺紙モードために図7の操作部120のモード切替部123にある長尺紙モードキー124を押す(ステップ符号S1のY)。するとこの時点で、デジタル複写機1は手差し給紙モードのジャム検知解除モード状態に自動設定される。操作部120の液晶表示部122には「用紙をセットしてください」のメッセージが表示されるので、操作者は手差し給紙部5に長尺紙をセットする。

0039

次に、画像読取部6の原稿搬送装置8において、操作者は、長尺原稿収納部84を退避位置から回動して装着位置にセットする。これにより検知装置845が当り部材817に当ることによりONされ、長尺原稿収納部84の装着が検知される(S2のY)。長尺原稿収納部84の装着が検知されると、モード切換手段により長尺原稿モードに切り替わり、定型原稿モードにおけるジャム検知は解除され、長尺原稿モード用ジャム検知に切り替わる。長尺原稿収納部84が装着位置にセットされていなければ、液晶表示部122に「原稿ホルダーをセットしてください」のメッセージが表示され(S2のN)、装着位置にセットすることにより次に進む。なお、ここで長尺原稿収納部84が装着位置にセットされるまでは、長尺原稿モードへの切り換えは行われず、定型原稿モードにおけるジャム検知は解除されない。

0040

この時点で液晶表示部122に「原稿をセットしてください」のメッセージが表示され、操作者は、長尺原稿を巻いた状態で長尺原稿収納部84の挿入ガイド846に沿わせて筒部842のストッパ847まで挿入する。さらにスリット848から長尺原稿の先端を取り出して引出ガイド部843上を繰出ローラ対841まで引き出すと、センサ819が原稿を検知して繰出ローラ対841が回転し(S3)、長尺原稿の先端を原稿給紙部81の分離ローラ815に位置まで送り出す。原稿先端が分離ローラ815位置に到達するまでは分離ローラ815は回転を続け(S4がN)、原稿先端が分離ローラ815位置に到達して原稿検知センサ815により検知されると(S4がY)、繰出ローラ対841の回転がストップして(S5)、液晶表示部122に「コピーできます」のメッセージが表示され、レディ状態となる。

0041

この後操作者が操作部120のスタートキー125をONすると、寄せローラ814および給紙ローラ813が回転して原稿が給紙される(S6がY)。原稿は操作者によって表向きにセットされており、この場合ローラ対831、832、833の順に搬送路83を搬送される。スイッチSW5、6において、原稿先端の通過が検知される(S7)。スイッチSW5の検知の所定時間後までにスイッチSW6の検知が成されないと、ジャムと判断され、原稿搬送装置は停止して液晶表示部122にジャム表示する。スイッチSW6の先端通過が検知されると、その通過時刻から原稿先端が読取窓71に到達する時刻が計算される。この計算された時刻に基きスキャナー部7のイメージセンサ73における画像読込みがスタートする(S8)。またスイッチSW5、6において原稿後端の通過が検知され(S9)、上記と同様のジャム判断が成される。またスイッチSW6の先端通過が検知されると、その時刻に基いてイメージセンサ73における画像読込みがストップする(S10)。スイッチSW5の原稿検知信号は、その他、長尺原稿の両面を読み取る場合の、反転路86のローラ対862の離間タイミング等の制御に使用される。

0042

原稿が読取窓71を通過し、光学像が光学系72によりイメージセンサ73に送られ、イメージセンサ73で画像データ読み込まれると(S8〜S10)、制御部の画像メモリー101を経由して画像処理部102で画像圧縮等が成され、HDD103に格納される(S11)。定型原稿を読み込む通常モードでは、1ページ当りの画像の大きさの制限を設け、多数のページでも各ページの管理をしやすくしているが、長尺原稿モードにおいてはこの制限をなくして、かなり長い原稿でも1ページの画像として格納できるようにしている。一方、読み取られた原稿は、ローラ対835、排出ローラ821により原稿排出部82の排出トレイ822に排出される。さらに原稿先端が繰込ローラ851に到達すると繰込ローラ851によって繰込ガイド部853上を長尺原稿収納部85の筒部852の内側に繰込まれ、巻き取られる。

0043

HDD103に格納された画像データは、制御部の画像メモリー101に読み出され(S12)、画像形成部2のレーザ光学部13に転送される。また、手差給紙部5から長尺紙が給紙され(S13)、先端がレジストローラ16まで搬送されて、スイッチSW4で検知されるとストップする(S14でY)。感光体ドラム11が帯電され、レーザ光学部13により潜像形成され、現像されると、所定のタイミングでレジストローラ16が回転を開始して長尺紙を2次給紙し、転写部15で長尺紙上に長尺原稿画像を転写する。転写された画像は定着ローラ17で熱定着された後、排紙トレイ19に排紙される(S15)。

0044

以上のように本発明の長尺紙葉類収納装置は、本実施例においてはデジタル複写機の原稿読取部で実施されているが、そればかりではなく、長尺の転写紙を給紙する装置にも適用することができる。例えば本実施例の手差し給紙部5には、給紙台51に巻いた長尺紙をセットするためのホルダー91(図2(a))が装着されているが、このホルダー91のかわりに用いることもできる。例えば図4のごとき筒部842、引出ガイド部843、挿入ガイド846、ストッパ847、スリット848を含む長尺紙収納部を手差し給紙部5には、給紙台51に装着した場合、ユーザーは長尺紙を一旦挿入ガイド846に置いて筒部842に楽に挿入でき、長尺紙を筒部842にぶつけて、曲げたり、破損させたりすることが防止される。また、巻いた長尺紙端部をストッパ847に当設するまで挿入するだけで用紙側端を所定位置に合わせた状態で収納することができる。また、、筒部842に収納された長尺紙の外側先端あるいは外側先端のユーザー側コーナー付近をつかんでスリット848から給紙台51の方向へ長尺紙先端を簡単に引き出すことができる。

0045

またさらに、長尺原稿収納部85のごとき繰出ローラ対を長尺紙収納部に隣接して設けることにより、スリット848から引き出した長尺紙葉類の先端をこの繰出ローラ対にセットするだけで、給紙台51上の手差し給紙位置まで自動的に長尺紙の先端を搬送することができる。また、長尺原稿収納部85のごとき回転軸を設けて長尺紙収納部を退避可能にすることで、給紙台51上に定型用紙を取り扱うための十分な空間スペースを確保できる。

0046

また本発明の画像読取装置は、本実施例のようなデジタル複写機の画像読取部以外に、原稿搬送装置を備えたプリンタ印刷機スキャナ装置、あるいはコンピュータに接続されるようなスキャナ装置に適応される場合も含むものである。

発明の効果

0047

以上説明したように、請求項1の本発明によれば、長尺紙葉類収納装置において、ユーザーは巻回された収納装置の円筒部に連接された舌状の挿入ガイド上に置き、巻回された長尺紙葉類の一端を開放された円筒部の他端側に挿入して円筒部の一端側の当接部まで押し込むだけで、紙葉類を曲げたり破損したりすることなく、簡単に長尺紙葉類を所定位置に収納することができる。そして収納された長尺紙葉類をその巻回外側端を円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口した開口部から手で簡単に引き出すことができる。この引き出された長尺紙葉類の先端を給紙位置にセットすれば、長尺紙葉類の給紙の準備が完了する。また、この長尺紙葉類収納装置は、当設部、開口部、引出ガイド、および挿入ガイドを備えた円筒部によって構成されるため、樹脂等による一体成形が可能であり、安価に製造することができる。

0048

また請求項2の本発明によれば、請求項1記載の長尺紙葉類収納装置において、開口部の円筒部径方向外側に隣接して長尺紙葉類搬送手段を備えているので、開口部から引き出された長尺紙葉類の先端をこの搬送手段にセットするだけで、給紙位置まで自動的に長尺紙葉類の先端を搬送し給紙位置にセットすることが可能となる。

0049

また請求項3の本発明によれば、画像読取装置において、ユーザーは巻回された長尺原稿を円筒部に連接された舌状の挿入ガイド上に置き、巻回された長尺原稿の一端を開放された円筒部の他端側に挿入して円筒部の一端側の当接部まで押し込むだけで、原稿を曲げたり破損したりすることなく、簡単に長尺原稿を所定位置に収納することができる。そして収納された長尺原稿をその巻回外側端を円筒部の長さ方向全体に亘ってスリット状に開口した開口部から手で簡単に引き出すことができる。この引き出された長尺原稿の先端を読取手段の給紙位置にセットすれば、長尺原稿の読取の準備が完了する。また、この画像読取装置の長尺原稿を取り扱う主要部は、当設部、開口部、引出ガイド、および挿入ガイドを備えた円筒部によって構成されるため、樹脂等による一体成形が可能であり、安価に製造することができる。

0050

また請求項4の本発明によれば、請求項3記載の画像読取装置において、開口部の円筒部径方向外側に隣接して長尺原稿搬送手段を備えているので、開口部から引き出された長尺原稿の先端をこの搬送手段ににセットするだけで、読取手段まで自動的に長尺原稿の先端を搬送し読取手段の給紙位置にセットすることが可能となる。

図面の簡単な説明

0051

図1本発明の実施の形態に係るデジタル複写機の概略断面図である。
図2図1のデジタル複写機が備える長尺紙ホルダーの斜視図である。
図3図1のデジタル複写機が備える本発明の1実施形態である原稿搬送装置の詳細断面図である。
図4(a)図1のデジタル複写機が備える本発明の1実施形態である原稿搬送装置の主要部斜視図である。(b)原稿搬送装置主要部の長尺原稿収納部が退避する状態を説明する平面図である。
図5本発明主要部である長尺原稿収納部への長尺原稿セット方法を説明するための図である。
図6図1のデジタル複写機の制御ブロック図である。
図7図1のデジタル複写機の操作部の概略図である。
図8本発明の実施の形態を説明するためのフローチャートである。

--

0052

1…デジタル複写機(画像形成装置)
6…原稿読取部(読取手段、画像読取装置)
84…長尺原稿収納部(長尺紙葉類収納手段、長尺原稿収納手段)
841…繰出ローラ対(長尺紙葉類収納手段、長尺原稿搬送手段)
842…筒部(円筒部)
843…引出ガイド部(引出ガイド)
846…挿入ガイド
847…ストッパ(当接部)
848…スリット(開口部)

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