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技術 ヒアルロン酸産生促進剤、該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物

出願人 丸善製薬株式会社
発明者 周艶陽石田芳彦高柿了士
出願日 2001年8月6日 (18年7ヶ月経過) 出願番号 2001-237549
公開日 2003年2月26日 (17年0ヶ月経過) 公開番号 2003-055244
状態 特許登録済
技術分野 食品の着色及び栄養改善 化粧料 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性 非環式または炭素環式化合物含有医薬
主要キーワード 試作用 ナバラ 自己回復 ばい焼 結束材 カタバミ科 オムライス 自然保湿因子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年2月26日)のものです。
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課題

安全性の高いゴレンシ抽出物及び/又は月桃抽出物を有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤及び該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物の提供。

解決手段

カタバミ科ゴレンシの抽出物及び/又はショウガ科月桃の抽出物、特にゴレンシ葉、月桃葉及び又はこれらの混合材料を、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒で抽出して得られる抽出物を有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤、該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物。

概要

背景

ヒアルロン酸は皮膚、靱帯関節液、眼の硝子体など生体に広く分布し、例えば、皮膚においては細胞の保護、栄養の運搬組織水分の保持、柔軟性の維持等に重要な役割を果たしている。また、関節においては関節液として組織構造、機能の維持及び潤滑性の保持等に重要な役割を果たしている。

一方、皮膚や関節の老化又は病的状態により細胞機能が低下してくると、生体ヒアルロン酸量は減少し、その結果、皮膚の乾燥、肌荒れハリ弾力性の減少、シミシワの増加、あるいは関節の湿潤性悪化による関節痛等を引き起こす。

このような状態を改善すべく、皮膚にはヒアルロン酸、自然保湿因子等の生体成分を配合した化粧料を塗布したり、また、関節には直接ヒアルロン酸を注入するなどの方法がとられているが、ヒアルロン酸を外から与えても根本機能改善にはならず、充分な効果は期待できない。特に、ヒアルロン酸は、皮膚からはほとんど吸収されないという問題がある。

このため、単にヒアルロン酸そのものを外から補給するのではなく、本来ヒトが備え持っている生体の自己回復力を利用し、ヒトの皮膚線維芽細胞自身のヒアルロン酸産生能を促進させることによって、生体の機能を根本的に改善する物質の開発が期待されているが、安全性、環境性及び生産性に優れ、充分満足できるものは未だ提供されていないのが現状である。

概要

安全性の高いゴレンシ抽出物及び/又は月桃抽出物を有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤及び該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物の提供。

カタバミ科ゴレンシの抽出物及び/又はショウガ科月桃の抽出物、特にゴレンシ葉、月桃葉及び又はこれらの混合材料を、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒で抽出して得られる抽出物を有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤、該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物。

目的

本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、ヒトの皮膚の老化防止関節炎等の予防・治療などに有効なヒアルロン酸を多量に産生させることができる、安全性の高いヒアルロン酸産生促進剤、及び該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚のハリや弾力を保持してしわを防ぎ、潤いのある若々しい肌の状態を維持することができる皮膚化粧料及び飲食物を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
8件

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請求項1

カタバミ科レンシ抽出物及び/又はショウガ科月桃の抽出物を有効成分として含有することを特徴とするヒアルロン酸産生促進剤

請求項2

ゴレンシ葉、月桃葉及び、又はこれらの混合材料を、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒で抽出して得られる抽出物を有効成分として含有する請求項1記載のヒアルロン酸産生促進剤。

請求項3

ゴレンシ抽出物と月桃抽出物とを、質量比でゴレンシ抽出物:月桃抽出物=1:0.01〜100の割合で含む請求項1又は2記載のヒアルロン酸産生促進剤。

請求項4

請求項1乃至3のいずれか1項記載のヒアルロン酸産生促進剤を配合してなることを特徴とする皮膚化粧料

請求項5

更に美白剤皮膚化粧料全体に対し0.01〜10質量%配合した請求項4記載の皮膚化粧料。

請求項6

美白剤が、アスコルビン酸又はその誘導体プラセンタエキスカミツレエキスアルブチンエラグ酸ルシノール及びコウジ酸から選ばれる1種又は2種以上である請求項5記載の皮膚化粧料。

請求項7

請求項1乃至3のいずれか1項記載のヒアルロン酸産生促進剤を配合してなることを特徴とする飲食物

技術分野

0001

本発明は、安全性の高いゴレンシ抽出物及び/又は月桃抽出物を有効成分として含有する皮膚の老化防止関節炎等の予防及び治療に有効なヒアルロン酸産生促進剤及び該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物に関する。なお、本発明において、飲食物とは、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品医薬部外品及び医薬品を幅広く含むものをいう。

背景技術

0002

ヒアルロン酸は皮膚、靱帯関節液、眼の硝子体など生体に広く分布し、例えば、皮膚においては細胞の保護、栄養の運搬組織水分の保持、柔軟性の維持等に重要な役割を果たしている。また、関節においては関節液として組織構造、機能の維持及び潤滑性の保持等に重要な役割を果たしている。

0003

一方、皮膚や関節の老化又は病的状態により細胞機能が低下してくると、生体ヒアルロン酸量は減少し、その結果、皮膚の乾燥、肌荒れハリ弾力性の減少、シミシワの増加、あるいは関節の湿潤性悪化による関節痛等を引き起こす。

0004

このような状態を改善すべく、皮膚にはヒアルロン酸、自然保湿因子等の生体成分を配合した化粧料を塗布したり、また、関節には直接ヒアルロン酸を注入するなどの方法がとられているが、ヒアルロン酸を外から与えても根本機能改善にはならず、充分な効果は期待できない。特に、ヒアルロン酸は、皮膚からはほとんど吸収されないという問題がある。

0005

このため、単にヒアルロン酸そのものを外から補給するのではなく、本来ヒトが備え持っている生体の自己回復力を利用し、ヒトの皮膚線維芽細胞自身のヒアルロン酸産生能を促進させることによって、生体の機能を根本的に改善する物質の開発が期待されているが、安全性、環境性及び生産性に優れ、充分満足できるものは未だ提供されていないのが現状である。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、ヒトの皮膚の老化防止、関節炎等の予防・治療などに有効なヒアルロン酸を多量に産生させることができる、安全性の高いヒアルロン酸産生促進剤、及び該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚のハリや弾力を保持してしわを防ぎ、潤いのある若々しい肌の状態を維持することができる皮膚化粧料及び飲食物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、上記課題を解決すべく、数多くの植物抽出物について正常ヒト皮膚線維芽細胞に対するヒアルロン酸産生促進効果指標にしてスクリーニングを行った結果、ゴレンシ抽出物及び月桃抽出物が目的とするヒアルロン酸産生促進効果を有し、ヒトの皮膚の老化防止、関節炎等の予防及び治療などに有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。

0008

即ち、本発明は、下記のヒアルロン酸産生促進剤、該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物を提供する

0009

請求項1の発明は、カタバミ科ゴレンシの抽出物及び/又はショウガ科月桃の抽出物を有効成分として含有することを特徴とするヒアルロン酸産生促進剤である。

0010

請求項2の発明は、ゴレンシ葉、月桃葉及び、又はこれらの混合材料を、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒で抽出して得られる抽出物を有効成分として含有する請求項1記載のヒアルロン酸産生促進剤である。

0011

請求項3の発明は、ゴレンシ抽出物と月桃抽出物とを、質量比でゴレンシ抽出物:月桃抽出物=1:0.01〜100の割合で含む請求項1又は2記載のヒアルロン酸産生促進剤である。

0012

請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のヒアルロン酸産生促進剤を配合してなることを特徴とする皮膚化粧料である。

0013

請求項5の発明は、更に美白剤皮膚化粧料全体に対し0.01〜10質量%配合した請求項4記載の皮膚化粧料である。

0014

請求項6の発明は、美白剤が、アスコルビン酸又はその誘導体プラセンタエキスカミツレエキスアルブチンエラグ酸ルシノール及びコウジ酸から選ばれる1種又は2種以上である請求項5記載の皮膚化粧料である。

0015

請求項7の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のヒアルロン酸産生促進剤を配合してなることを特徴とする飲食物である。

0016

なお、本発明のヒアルロン酸産生促進剤の抽出原料であるカタバミ科ゴレンシ及びショウガ科月桃は、漢方薬などとして用いられてきた安全性の高い植物であるが、これらの抽出物がヒトの繊維芽細胞に対して優れたヒアルロン酸産生促進効果を有し、皮膚の乾燥、肌荒れ、ハリ、弾力性の減少、シミ、シワの増加、又は関節の湿潤性悪化による関節痛等の予防、改善に有効であることは全く知られておらず、このことは本発明者らの新知見である。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明について更に詳しく説明する。本発明のヒアルロン酸産生促進剤は、カタバミ科ゴレンシの抽出物及び/又はショウガ科月桃の抽出物を有効成分として含有する。

0018

前記ゴレンシは、カタバミ科ゴレンシ(Averrhoa carambola L.:生薬名、陽、五斂子)の植物であり、抽出には主に葉を用い、新鮮果実食用される。縄、中国東部や南その他熱帯各地で栽培されている。ゴレンシは、中国では紀元前から文献に記載され、その果実は断面が星形なことからスターフルーツとも呼ばれている。

0019

前記月桃は、ショウガ科ハナミョウガ属に属する熱帯〜亜熱帯原産の植物であり、初には白い花が咲き、には赤い実をつけ、濃緑色の葉には独特芳香を有する。沖縄では月桃はサンニンと呼ばれ、月桃の葉に餅を包んで蒸して、お菓子として食したり、また、月桃の茎は良質の繊維を含んでおり、紙、サトウキビ結束材畳床などに使用しており、広く生活に密着した植物として親しまれている。

0020

また、月桃は古来より漢方薬として利用され、健整腸、食欲増進毒虫刺され、止め等の薬効が知られており、更に、月桃の葉及び茎の抽出物には防虫抗菌消臭効果が認められ、最近では血栓予防効果があることも確認されており、その有効成分の広汎な利用が望まれている。

0021

前記カタバミ科ゴレンシ及びショウガ科月桃が含有するヒアルロン酸産生物質の詳細は不明であるが、上記抽出原料を用いて、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法により得ることができる。なお、抽出液、該抽出液の希釈液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。

0022

具体的には、ゴレンシの葉及び/又は月桃の葉及び茎を採取後ただちに乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、ゴレンシの葉及び/又は月桃の葉及び茎は、ヘキサンベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、ゴレンシの葉及び/又は月桃の葉及び茎の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。

0023

抽出に用いる溶媒としては、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合液を室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。

0024

抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水井戸水鉱泉水鉱水温泉水湧水淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水熱水イオン交換水生理食塩水リン酸緩衝液リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。

0025

前記親水性有機溶媒としては、例えば、メタノールエタノールプロピルアルコールイソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコールアセトンメチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコールプロピレングリコールイソプロピレングリコールグリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。なお、水と親水性有機溶媒との混合系溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1〜40質量部、多価アルコールの場合は水10質量部に対して10〜90質量部添加することが好ましい。

0026

本発明において、ゴレンシの葉並びに月桃の葉及び茎からヒアルロン酸産生物質を抽出するにあたり特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温乃至還流加熱下で、任意の装置を用いて抽出することができる。

0027

具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽に、ゴレンシの葉並びに月桃の葉及び茎を投入し、必要に応じて時々攪拌しながら、30分〜2時間静置して可溶性成分溶出した後、濾過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒を溜去し、乾燥することにより抽出物が得られる。抽出溶媒量は通常、抽出原料の5〜15倍量(質量比)であり、抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常50〜95℃で1〜4時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒(例えば、30〜80質量%含水エタノール)を用いた場合には、通常40〜80℃で30分〜4時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであればそのまま配合して本発明のヒアルロン酸産生促進剤として用いることができるが、濃縮液又はその乾燥物としたもののほうが利用しやすい。

0028

得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。

0029

得られた抽出液はそのままでもヒアルロン酸産生促進剤として使用することができるが、濃縮液又はその乾燥物としたものの方が利用しやすい。抽出液の乾燥物を得るにあたっては、吸湿性を改善するためにデキストリンシクロデキストリン等のキャリアーを添加してもよい。

0030

また、ゴレンシの葉並びに月桃の葉及び茎は特有の匂いを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、皮膚化粧料に添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。なお、精製は、具体的には活性炭処理吸着樹脂処理イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。

0031

本発明のヒアルロン酸産生促進剤として、ゴレンシ抽出物と月桃抽出物との混合物を用いる場合には、ゴレンシ抽出物と月桃抽出物とを、質量比でゴレンシ抽出物:月桃抽出物=1:0.01〜100の割合で含むことが好ましく、ゴレンシ抽出物:月桃抽出物=1:0.1〜10の割合であることがより好ましい。

0032

なお、本発明のヒアルロン酸産生促進剤には、必要に応じて、他のヒアルロン酸産生促進活性を有する天然物を配合して有効成分として用いることができる。

0033

このような天然物としては、例えば、酵母エキス(特開平8−163983号公報)、ウシ血清分子量5000以下の低分子量画分(特開平8−239404号公報)、メソイ(Mesoyi)の植物抽出物(特開平9−87163号公報)、レグロ(Regulo)の植物抽出物(特開平10−29922号公報)、ツヅラフジ科チノスポラ属植物(特にブロトワリ(Brotowali))の抽出物(特開平10−29923号公報)、カユ・レギ(Kayu legi)、ケラベ(Kelabet)、ルムプヤン(Lempuyang)、レムジャン(Remujung)から選ばれる抽出物(特開平10−29924号公報)、クアチャララーテ(Cuachalalate)の抽出物(特開平11−209261号公報)、ミカン科ミカン属植物(特にウンシュウミカンダイダイ)の抽出物(特開2000−96050号公報)、キダチアロエの抽出物(特開2000−143527号公報)、アマニンの抽出物(特開2001−114636号公報)、ドクダミ抽出物セイヨウノコギリソウの花の抽出物(特開2001−114637号公報)、オウバクレモン及びユズの抽出物(特開2001−158728号公報)、バラ科サクラ属サンザシ属、シモツケソウ属、バラ属キイチゴ属(特にアーモンド、サンザシ、セイヨウナツユキソウカニナバラヨーロッパキイチゴ)の抽出物(特開2001−163794号公報)などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、有効成分の配合割合は、本発明のヒアルロン酸産生促進剤:前記天然物=1:0.001〜5(質量比)の範囲であることが好ましい。

0034

本発明のヒアルロン酸産生促進剤は製剤化により粉末状、顆粒状、錠剤状等、任意の剤形とすることができ、皮膚化粧料や飲食物などに配合して用いることができる。この場合、皮膚化粧料の形態としては、化粧水軟膏クリーム乳液ローションパック入浴剤口紅ファンデーションアイシャドウ等などが挙げられる。なお、本発明のヒアルロン酸産生促進剤の配合割合は、皮膚化粧料の場合、ゴレンシ抽出物及び/又は月桃抽出物の濃度、剤型によって異なるが、通常は0.001〜99質量%、好ましくは0.01〜50質量%の範囲内である。

0035

本発明の皮膚化粧料において、ヒアルロン酸産生促進剤以外にも、美白剤を皮膚化粧料全体に対し0.01〜10質量%、特に0.1〜5質量%配合することが好ましい。

0036

前記美白剤としては、例えば、アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオンアルニカエキスオウゴンエキスソウハクヒエキスサイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキスモモ葉エキスエイジツエキスクジンエキス、ジユエキス、トウキエキスヨクイニンエキスカキ葉エキスダイオウエキスボタンピエキスハマメリスエキスマロニエエキスオトギリソウエキス油溶性カンゾウエキスカンゾウ疎水性フラボングラブリジングラブレンリコカルコンA)などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、本発明の皮膚化粧料においては、美白効果を向上させる観点から、アスコルビン酸又はその誘導体、プラセンタエキス、カミツレエキス、アルブチン、エラグ酸、ルシノール及びコウジ酸から選ばれる1種又は2種以上を用いることが好ましい。

0037

更に、本発明の皮膚化粧料には、上記成分以外にも、収斂剤、殺菌・抗菌剤紫外線吸収剤保湿剤細胞賦活剤消炎抗アレルギー剤抗酸化活性酸素除去剤油脂類ロウ類炭化水素類脂肪酸類アルコール類エステル類界面活性剤香料などを必要に応じて、適宜配合することができる。

0038

次に、本発明のヒアルロン酸産生促進剤は、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品及び医薬品等の飲食物に配合して好適に用いることができる。

0039

この場合、ヒアルロン酸産生促進剤の添加量は、添加する飲食物に応じて異なり一概には規定できないが、飲食物本来の味を損なわない範囲で添加すれば良く、対象飲食物に対し、通常0.01〜50質量%、好ましくは0.1〜10質量%の範囲であり、錠剤カプセル形態の飲食物の場合は通常5〜100質量%の範囲で添加すれば良い。

0040

また、本発明のヒアルロン酸産生促進剤を含有する飲食物の有効成分となる抽出物の投与量は、成人日当たりの抽出物摂取量が約1〜1000mgになるようにするのが適当である。これらの投与量は、年齢、症状等により適宜増減することが可能である。

0041

本発明のヒアルロン酸産生促進剤が適用できる飲食物としては、特に限定されず、例えば、清涼飲料炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料乳酸飲料等の飲料;アイスクリームアイスシャーベット、かき等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺即席麺等の麺類;飴、キャンディーガムチョコレート錠菓スナック菓子ビスケットゼリージャム、クリーム、焼き菓子パン等の菓子類;カニ、サケアサリマグロイワシエビカツオサバクジラ、カキ、サンマイカアカガイホタテアワビウニイクラトコブシ等の水産物;かまぼこ、ハムソーセージ等の水産畜産加工食品加工乳発酵乳等の乳製品サラダ油てんぷら油、マーガリンマヨネーズショートニングホイップクリームドレッシング等の油脂及び油脂加工食品ソース、たれ等の調味料カレーシチュー親子丼、お雑炊中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、丼、ミートソース玉子スープオムライス餃子シューマイハンバーグミートボール等のレトルトパウチ食品;種々の形態の健康・栄養補助食品;錠剤、カプセル剤ドリンク剤トローチ等の医薬品、医薬部外品などが挙げられ、これらを製造するに当り通常用いられる補助的な原料添加物と共に添加することができる。

0043

以下、製造例及び実施例を示し、本発明について更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に何ら制限されるものではない。

0044

〔製造例1〕 ゴレンシ葉抽出物の製造
ゴレンシ葉を粗砕し、得られた粗砕物を抽出原料とした。この抽出原料100gに抽出溶媒である50質量%含水エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)を1000mL加え、70℃に保温しながら2時間ゆるく攪拌した後、ろ紙を用いてろ過し、ゴレンシ葉からの抽出液を得た。この抽出液を40℃で減圧濃縮した後、減圧乾燥機で乾燥させて抽出乾燥物を得た。得られた抽出物の収率は、28.7質量%であった。

0045

〔製造例2〕月桃葉及び茎抽出物の製造
月桃葉及び茎を粗砕し、得られた粗砕物を抽出原料とした。この抽出原料100gに抽出溶媒である50質量%含水エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)を1000mL加え、70℃に保温しながら2時間ゆるく攪拌した後、ろ紙を用いてろ過し、月桃葉及び茎からの抽出液を得た。この抽出液を40℃で減圧濃縮した後、減圧乾燥機で乾燥させて抽出乾燥物を得た。得られた月桃葉及び茎抽出物の収率は、16.0質量%であった。

0046

〔実施例1〕ヒアルロン酸産生促進試験
ヒト正常新生児線維芽細胞(NB1RGB)1×106個を75cm2フラスコを用いて10%FBSを含むα−MEM培地GIBCO)(pH7.2)を用いて、37℃、5%CO2−95%airの下にて7日間培養した。トリプシン処理により細胞を集め、1%FBSを含むα−MEM培地を用いて2.2×104個/mLに調整し96穴マイクロプレートに100μLづつ播種し、37℃、5%CO2−95%airの下で一晩培養した。翌日、製造例1のゴレンシ抽出物、製造例2の月桃抽出物及び製造例1のゴレンシ抽出物:製造例2の月桃抽出物=1:1(質量比)の混合物をそれぞれ溶解した1%FBSを含むα−MEM培地を各wellに100μLづつ添加し、37℃、5%CO2−95%airの下で3日間培養した。対照として抽出物を含まないα−MEM培地を各wellに100μLづつ添加したものを用いた。

0047

産生されたヒアルロン酸の定量はELISA法を利用する以下の方法で行った。即ち、この培養上清10μLを90μLのPBS(−)で10倍希釈し、その50μLを、予めヒアルロン酸をコーティングしておいたELISAプレートに添加して各種抗体を用いてELISAを行い、予め作成しておいた検量線を基にヒアルロン酸を定量した。結果を表1に示す。

0048

ID=000002HE=040 WI=110 LX=0500 LY=0400
表1の結果から、ゴレンシ抽出物、月桃抽出物、及びこれらの混合物は優れたヒアルロン酸産生促進効果を有していることが認められる。

0049

〔実施例2〕乳液
下記の組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル4g
オリーブオイル2g
スクワラン2g
セタノール2g
モノステアリン酸グリセリル2g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 2g
1,3−ブチレングリコール3g
パラオキシ安息香酸メチル0.15g
香料0.05g
製造例1のゴレンシ葉抽出物1g
精製水残部(全量を100gとする)

0050

〔実施例3〕乳液
下記の組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル4g
オリーブオイル2g
スクワラン2g
セタノール2g
モノステアリン酸グリセリル2g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 2g
1,3−ブチレングリコール3g
パラオキシ安息香酸メチル0.15g
香料0.05g
製造例2の月桃葉及び茎抽出物1g
精製水残部(全量を100gとする)

0051

〔実施例4〕化粧水
下記の組成の化粧水を常法により製造した。
グリセリン3g
1,3−ブチレングリコール3g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル0.15g
クエン酸0.1g
クエン酸ソーダ0.1g
香料0.05g
製造例2の月桃葉及び茎抽出物2g
精製水残部(全量を100gとする)

0052

〔実施例5〕化粧水
下記の組成の化粧水を常法により製造した。
グリセリン3g
1,3−ブチレングリコール3g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル0.15g
クエン酸0.1g
クエン酸ソーダ0.1g
香料0.05g
製造例1のゴレンシ葉抽出物2g
精製水残部(全量を100gとする)

0053

〔実施例6〕クリーム
下記の組成のクリームを常法により製造した。
流動パラフィン5g
サラシミツロウ4g
セタノール3g
スクワラン10g
ラノリン2g
ステアリン酸1g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル3g
1,3−ブチレングリコール6g
パラオキシ安息香酸メチル1.5g
香料0.1g
製造例1のゴレンシ葉抽出物1.1g
精製水残部(全量を100gとする)

0054

〔実施例7〕パック
下記の組成のパックを常法により製造した。
ポリビニルアルコール15g
ポリエチレングリコール3g
プロピレングリコール7g
エタノール10g
パラオキシ安息香酸エチル0.05g
香料0.05g
製造例1のゴレンシ葉抽出物2g
製造例2の月桃葉及び茎抽出物3g
精製水残部(全量を100gとする)

0055

〔実施例8〕果汁入り飲料
下記配合の果汁入り飲料を常法により製造した。
製造例1のゴレンシ抽出物0.3質量%
果糖ブドウ糖液糖5質量%
グレープフルーツ果汁0.1質量%
香料0.01質量%
クエン酸ソーダ0.1質量%
ビタミンC0.1質量%
精製水残部
計 100.0質量%

0056

〔実施例9〕コーヒー飲料
下記配合のコーヒー飲料を常法により製造した。
製造例2の月桃葉及び茎抽出物1.0質量%
砂糖4質量%
コーヒー抽出液30質量%
香料0.03質量%
無脂乳固形分5.5質量%
乳脂肪分0.8質量%
精製水残部
計 100.0質量%

0057

〔実施例10〕錠剤
下記の配合で錠剤を通常の打錠機により製造した。
製造例2の月桃葉及び茎抽出物20質量部
マルチトール72質量部
乳糖80質量部
グリセリン脂肪酸エステル8質量部
〔実施例11〕 錠剤
下記の配合で錠剤を通常の打錠機により製造した。
製造例1のゴレンシ葉抽出物10質量部
製造例2の月桃葉及び茎抽出物 10質量部
マルチトール 72質量部
乳糖 80質量部
グリセリン脂肪酸エステル 8質量部

0058

〔実施例12〕マウスウオッシュ
下記の組成で常法によりマウスウオッシュを調製した。
エタノール15質量部
ソルビトール10質量部
クエン酸0.05質量部
クエン酸ナトリウム0.2質量部
安息香酸ナトリウム0.2質量部
ラウリル硫酸ナトリウム0.2質量部
サッカリンナトリウム0.05質量部
製造例2の月桃葉及び茎抽出物0.4質量部
l−メントール0.05質量部
精製水残部
合計 100質量部

0059

〔実施例13〕ビスケット
小麦粉1kg、コーンスターチ100g、グルコース250g、マーガリン125g、食塩5g、炭酸ソーダ25g、炭酸アンモニウム9g、レシチン6g、全75g、乳酸カルシウム50g、製造例1のゴレンシ葉抽出物粉末2g及び水350gを用いてドウを作成し、延展後、これを成形してばい焼し、実施例13のビスケットを製造した。

0060

〔実施例14〕ビスケット
小麦粉1kg、コーンスターチ100g、グルコース250g、マーガリン125g、食塩5g、炭酸ソーダ25g、炭酸アンモニウム9g、レシチン6g、全卵75g、乳酸カルシウム50g、製造例2の月桃葉及び茎抽出物粉末2g及び水350gを用いてドウを作成し、延展後、これを成形してばい焼し、実施例14のビスケットを製造した。

0061

〔実施例15〕グミキャンディー
パラチノース330g、ソルビトール140g、水270gを混合して加熱し、そこにゼラチン80g、製造例2の月桃葉及び茎抽出物粉末10gを水150gに溶かした溶液と、50質量%リン酸水溶液8gとを混合し、型に流し込んで冷却することにより、実施例15のグミキャンディーを得た。

0062

〔実施例16〕グミキャンディー
パラチノース330g、ソルビトール140g、水270gを混合して加熱し、そこにゼラチン80g、製造例1のゴレンシ葉抽出物粉末5g及び製造例2の月桃葉及び茎抽出物粉末5gを水150gに溶かした溶液と、50質量%リン酸水溶液8gとを混合し、型に流し込んで冷却することにより、実施例16のグミキャンディーを得た。

0063

〔実施例17〕チューインガム
チューインガム試作用ミキサーガムベース25質量部、パラチニットシロップ14質量部を加え混合した。更に、粉末キシリトール35質量部と粉末マルチトール25質量部、製造例2の月桃葉及び茎抽出物粉末14質量部、ステビア甘味料(丸善製薬株式会社製、商品名:マルロン50)0.4質量部を予め混合したものを数回に分けて加え、よく練り合わせた。次いで、グリセリンを1質量部加えて充分混合した後、ミキサーから取り出し、ローラー圧延することによって実施例17のチューインガムを製造した。

0064

〔実施例18〕チューインガム
チューインガム試作用ミキサーにガムベース25質量部、パラチニットシロップ14質量部を加え混合した。更に、粉末キシリトール35質量部と粉末マルチトール25質量部、製造例1のゴレンシ葉抽出物粉末8質量部、製造例2の月桃葉及び茎抽出物粉末6質量部、ステビア甘味料(丸善製薬株式会社製、商品名:マルミロン50)0.4質量部を予め混合したものを数回に分けて加え、よく練り合わせた。次いで、グリセリンを1質量部加えて充分混合した後、ミキサーから取り出し、ローラーで圧延することによって実施例18のチューインガムを製造した。

発明の効果

0065

本発明によれば、皮膚の老化防止、関節炎等の予防及び治療などに有効なヒアルロン酸を多量に産生させることができる、安全性の高いヒアルロン酸産生促進剤、及び該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚のハリや弾力を保持して、しわを防ぎ、潤いのある若々しい肌の状態を維持することができる皮膚化粧料及び飲食物が得られる。

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