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技術 カッター及びそのホルダー

出願人 井上真一
発明者 井上真一
出願日 2001年8月7日 (18年10ヶ月経過) 出願番号 2001-238842
公開日 2003年2月26日 (17年3ヶ月経過) 公開番号 2003-054689
状態 特許登録済
技術分野 ナイフ 栓抜き;缶切り
主要キーワード 両溝側壁 切断展開 古紙回収業者 固定用ホルダー 上下端開口 縦断面円弧状 切断用具 両切断刃
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年2月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

紙パックコーナー部に沿って垂直に切断展開することのほか、紙パックの上板又は底板開封を可能にする。

解決手段

カッター10が、板状の持ち手12と、持ち手12の先端部から折り返して形成されたガイド部13と、両者12,13間の挿入溝14と、挿入溝14内に配置された切断刃15とを備えている。このガイド部13は、持ち手13の先端部の左右方向に90度の開き角度をもって延設された一対のガイドプレート19,20からなり、両者19,20接合部の内周面から切断刃15の先端が突出している。

概要

背景

近年、牛乳パックジュースパックミネラルウオーターのパック,酒パック及び醤油ソースなどの紙パック類は、市場に大量に出回っており、現在でも、急激に増加しつつある。

この紙パック類は、その原料品質の高い天然パルプであって、新聞雑誌の古紙より良好なパルプであるにもかかわらず、その回収率は1%にも満たなく、きわめて低い回収率となっている。

その回収率の低い理由の一つに、紙パックボックス状原形のままでは、古紙回収業者供出することができないため、その箱体を、はさみやカッターなどによって、切断して板状に開かなければならなく、濡れたまま切断すると非常に切りにくく、かつ怪我をする危険があったことが挙げられる。

そこで、図21に示すように、板状の持ち手1の先端から湾曲した頭部2を連続形成し、この頭部2の湾曲した内周面に、切断刃4を設けたカッター5が提案されている。このカッター5は、特開2000−288270に開示されている。

概要

紙パックのコーナー部に沿って垂直に切断展開することのほか、紙パックの上板又は底板開封を可能にする。

カッター10が、板状の持ち手12と、持ち手12の先端部から折り返して形成されたガイド部13と、両者12,13間の挿入溝14と、挿入溝14内に配置された切断刃15とを備えている。このガイド部13は、持ち手13の先端部の左右方向に90度の開き角度をもって延設された一対のガイドプレート19,20からなり、両者19,20接合部の内周面から切断刃15の先端が突出している。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

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請求項1

定形状に形成された持ち手と、この持ち手の先端部から折り返して形成されたガイド部と、この両者間に形成された挿入溝と、この挿入溝内に配置されてその開口部側刃部が向いている第1の切断刃とを備えたカッターであって、前記ガイド部は、前記先端部の左右方向に所定の開き角度をもって延設された左右一対ガイドプレートを有し、前記両ガイドプレート接合部の内周面から先端側が突出する第2の切断刃を設けたことを特徴とするカッター。

請求項2

前記両ガイドプレートが、90度の開き角度をもって左右方向に延設されていることを特徴とする請求項1記載のカッター。

請求項3

前記両切断刃一体形成され、その基端側が前記持ち手の先端部の内部に埋設されている一方、その先端側が前記両ガイドプレートの接合部の内周面から突出していることを特徴とする請求項1〜2記載のカッター。

請求項4

前記両ガイドプレートの接合部に貫通孔を形成する一方、前記持ち手に前記切断刃の先端部を前記貫通孔から突出させるスライド機構を設けたことを特徴とする請求項3記載のカッター。

請求項5

前記スライド機構は、横断面コ字状のスライドホルダーと、前記スライドホルダー内に前後にスライド可能に配置されたスライダーとを備え、前記スライダーは、前記切断刃の基端部が取り付けられているとともに、上面が前記スライドホルダーから露呈しており、前記スライダーを前後にスライドさせて、前記切断刃の先端部を前記貫通孔から突出可能なことを特徴とする請求項4記載のカッター。

請求項6

前記スライダーの上面に、スリップ防止用の摩擦溝を設けたことを特徴とする請求項5記載のカッター。

請求項7

所定形状の持ち手の先端部から折り返して形成されたガイド部と、この両者間に形成された挿入溝と、この挿入溝内に配置されて開口部側に刃部が向いている切断刃と、前記先端部の左右方向に横断L字状に延設された左右一対のガイド板とを備え、前記切断刃の先端が前記ガイド板の内周面から突出しているカッターを、収納固定するホルダーであって、前記収納部は、所定形状に形成された背板と、この背板の下端部に垂直に延設された底板と、この底板の外周縁に周設された周板とにより構成されているとともに、前記両ガイドプレートを収容保持する保持部と、前記持ち手を収容固定する固定部とを有し、前記保持部の周壁の高さが、前記両ガイドプレートの上端部から前記挿入溝の底面までの距離よりも小さく設定されて、収納時に前記挿入溝の底面に配置された刃面が前記保持部から露呈することを特徴とするホルダー。

請求項8

前記背板の前記周板との反対側に、固着部材を設けたことを特徴とする請求項7記載のホルダー。

技術分野

0001

本発明は、主として牛乳ジュースなどの紙パック類を切断して板状に展開ときに使用するカッター及びその固定用ホルダーに関する。

背景技術

0002

近年、牛乳パック,ジュースのパックミネラルウオーターのパック,酒パック及び醤油ソースなどの紙パック類は、市場に大量に出回っており、現在でも、急激に増加しつつある。

0003

この紙パック類は、その原料品質の高い天然パルプであって、新聞雑誌の古紙より良好なパルプであるにもかかわらず、その回収率は1%にも満たなく、きわめて低い回収率となっている。

0004

その回収率の低い理由の一つに、紙パックボックス状原形のままでは、古紙回収業者供出することができないため、その箱体を、はさみやカッターなどによって、切断して板状に開かなければならなく、濡れたまま切断すると非常に切りにくく、かつ怪我をする危険があったことが挙げられる。

0005

そこで、図21に示すように、板状の持ち手1の先端から湾曲した頭部2を連続形成し、この頭部2の湾曲した内周面に、切断刃4を設けたカッター5が提案されている。このカッター5は、特開2000−288270に開示されている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、前記カッター5は、持ち手1を持って、紙パックの開口端部のコーナー部に切断刃5の刃部6を当接させた状態で手前に引いて、紙パックをコーナー部に沿って垂直に切断しようとするものであるが、紙パックの切妻型頂部を切断することができず、事前に紙パックの下端部を開封しておかなければならない。

0007

ところが、紙パックの下端部は、そのヒートシール強度が強いため、この部分を手によって開封するのは困難であり、結局は、カッターナイフ包丁などを用いて、ここを切断開封しなければならない。したがって、やはり怪我を負う危険性が残り、かつ切断の作業効率を向上させることもできず、この点で紙パックの回収率の向上への貢献度が少ない。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、前記従来の実情に鑑み、発明されたもので、所定形状に形成された持ち手と、この持ち手の先端部から折り返して形成されたガイド部と、この両者間に形成された挿入溝と、この挿入溝内に配置されてその開口部側に刃部が向いている第1の切断刃とを備えたカッターであって、前記ガイド部は、前記先端部の左右方向に所定の開き角度をもって延設された左右一対ガイドプレートを有し、前記両ガイドプレート接合部の内周面から先端側が突出する第2の切断刃を設けたことを特徴としている。

0009

請求項2記載の発明は、前記両ガイドプレートが、90度の開き角度をもって左右方向に延設されていることを特徴としている。

0010

請求項3記載の発明は、前記両切断刃一体形成され、その基端側が前記持ち手の先端部の内部に埋設されている一方、その先端側が前記両ガイドプレートの接合部の内周面から突出していることを特徴としている。

0011

請求項1〜3記載の発明によれば、紙パックを切断展開する際には、まず、カッターの持ち手を握って、両ガイドプレートにより紙パックの上下端部のコーナー部を保持しつつ、一方のガイドプレートの内周面を、紙パックの上板又は底板外周面摺接させるとともに、他方のガイドプレートの内周面を紙パックの側板の外周面に摺接させる。

0012

このとき切断刃の先端部は、両ガイドプレートの接合部の内周面から突出しているため、その刃部が紙パックの上下端部のコーナー部(上板又は底板と側板との接合部)に突き刺さる。

0013

したがって、持ち手の先端部を上から押さえながら、手前に引くと切断刃の先端部の刃部によって、紙パックの底板と側板とが順次切断され、これにより紙パックの上下端部が開封される。

0014

つぎに、カッターの持ち手を持って、紙パックの開口上端部又は開口下端部のコーナー部を、挿入溝内に挿入して、紙パックの上下端開口部を、切断刃の中央部の刃部に当接させる。

0015

この状態のまま、持ち手を手前に引くと、切断刃の中央部の刃部によって、紙パックの左右の側板がコーナー部に沿って垂直に切断され、この作業を紙パックの各コーナー部に対して行い、これにより紙パックが切断展開される。

0016

請求項4記載の発明は、前記両ガイドプレートの接合部に貫通孔を形成する一方、前記持ち手に前記切断刃の先端部を前記貫通孔から突出させるスライド機構を設けたことを特徴としている。

0017

請求項5記載の発明は、前記スライド機構は、横断面コ字状のスライドホルダーと、前記スライドホルダー内に前後にスライド可能に配置されたスライダーとを備え、前記スライダーは、前記切断刃の基端部が取り付けられているとともに、上面が前記スライドホルダーから露呈しており、前記スライダーを前後にスライドさせて、前記切断刃の先端部が前記貫通孔から突出可能なことを特徴としている。

0018

請求項4及び5記載の発明によれば、必要に応じて切断刃の先端部を両ガイドプレートの接合部の貫通孔から自在に突出可能なため、紙パックの下端部を開封する際には、切断刃の先端部を両ガイドプレートの接合部の貫通孔から突出させて、紙パックの下端部の底板と側板とを切断することができる。

0019

一方、カッターを使用しないときや、紙パックの左右の側板を切断展開するときなどは、切断刃の先端部を両ガイドプレートの接合部の貫通孔内に収納させることができる。

0020

請求項6記載の発明は、前記スライダーの上面に、スリップ防止用の摩擦溝を設けたことを特徴としている。

0021

この発明によれば、スライダーの上面にスリップ防止用の摩擦溝が形成されているため、その上面の摩擦抵抗が向上する。

0022

請求項7記載の発明は、所定形状の持ち手の先端部から折り返して形成されたガイド部と、この両者間に形成された挿入溝と、この挿入溝の底面に配置されて開口部側に刃部が向いている切断刃と、前記先端部の左右方向に横断L字状に延設された左右一対のガイド板とを備え、前記切断刃の先端が前記ガイド板の内周面から突出している紙パック用のカッターを、収納固定するホルダーであって、前記収納部は、所定形状に形成された背板と、この背板の下端部に垂直に延設された底板と、この底板の外周縁に周設された周板とにより構成されているとともに、前記両ガイドプレートを収容保持する保持部と、前記持ち手を収容固定する固定部とを有し、前記保持部の周壁の高さが、前記両ガイドプレートの上端部から前記挿入溝の底面までの距離よりも小さく設定されて、収納時に前記挿入溝の底面に配置された刃面が前記保持部から露呈することを特徴としている。

0023

この発明によれば、挿入溝の底面に配置された切断刃が、保持部の周壁の上端面から露出しているため、紙パック以外の所定の容器容器やなどを切断開封でき、これによりカッターを多機能的に使用できる。

0024

請求項8記載の発明は、前記背板の前記周板との反対側に、固着部材を設けたことを特徴としている。

0025

この発明によれば、固着部材によってホルダーを台所冷蔵庫流し台などに固着可能なため、ここに固着した状態で、カッターを多機能に使用できる。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳述する。図1図7は、本発明の第1実施形態に係るカッター10を示している。このカッター10は、図4に示すようなボックス状の紙パック11(例えば、牛乳パック,ジュースのパック,ミネラルウオーターのパック,酒パック及び醤油やソースなどのパック)の切断展開に使用される。

0027

前記カッター10は、図1図3に示すように、板状に形成された持ち手12と、この持ち手12の先端部から折り返して一体形成されたガイド部13と、この両者12,13間に形成された凹状の挿入溝14と、この挿入溝14内に配置されて前記挿入溝14の開口部側に刃部16が向いている切断刃15とを備えている。

0028

前記持ち手12は、合成樹脂により構成されているとともに、図1及び図2に示すように、外周が縦断面円弧状に形成され、基端部を握って、前記紙パック11を切断展開可能になっている。

0029

前記ガイド部13は、図3に示すように、前記紙パック11のコーナー部18の屈曲角度に対応した開き角度をもった横断面L字状に形成されている。具体的には、前記ガイド部13は、前記持ち手12の先端部の内周縁に左右方向の90度に延設された一対の合成樹脂製のガイドプレート19,20により構成されている。

0030

前記各ガイドプレート19,20は、図1図2に示すように、二等辺三角形状に形成さており、底辺の外周縁が接合されているとともに、一端部が前記持ち手12の先端部の内周縁に一体的に接合され、その内周面が前記紙パック11のコーナー部18を挟持しつつ、その外周面に摺接可能になっている。

0031

前記挿入溝14は、図1に示すように、前記持ち手12と前記両ガイドプレート19,20の接合部が溝底になっている一方、前記持ち手12の内周面及び前記両ガイドプレート19,20の接合部の下端側が溝側壁になっている。この両溝側壁間Lは、紙パック11の紙の厚さよりも大きく設定され、これにより前記紙パック11のコーナー部18の開口部を挿入可能になっている。

0032

前記切断刃15は、例えばステンレス・鋼・セラミックなどにより構成され、基端部が前記持ち手12の先端部内に埋設されているとともに、図1図3に示すように、刃部16の中央部が前記挿入溝14の底面から露出して、前記挿入溝14の開口部側を向いている。

0033

また、前記切断刃15の先端部は、前記両ガイドプレート19,20の接合部を貫通しているとともに、前記両ガイドプレート19,20の接合部の内周面から突出している。この突出した前記切断刃15の先端部は、前記両ガイドプレート19,20の接合部のほぼ中央部に位置しているとともに、その刃部16が前記持ち手12の基端部側を向いている。

0034

したがって、本実施形態に係るカッター10によれば、紙パック11を切断展開する際には、まず、図5に示すように、持ち手12の基端部を握って、両ガイドプレート19,20により紙パック11の下端部のコーナー部18を保持しつつ、一方のガイドプレート19の内周面を、紙パック11の底板21の外周面に摺接させるとともに、他方のガイドプレート20の内周面を紙パック11の側板22の外周面に摺接させる。

0035

このとき切断刃15の先端部は、両ガイドプレート19,20の接合部の内周面から突出しているため、その刃部16が紙パック11の下端部におけるコーナー部18の頂点(底板21と側板22との接合部)に突き刺さる。このため、持ち手12の先端部を上から押さえながら、図5中の矢印Pの方向に引くと、切断刃15の先端部の刃部16によって、紙パック11の底板21と側板22とが切断される。

0036

したがって、この作業を、紙パック11の下端部のコーナー部間(図4中のA〜Cの部分)に対して順次行うと、紙パック11の底板21が側板22から切断展開され、これにより紙パック11の下端部が開封される。

0037

この結果、カッターナイフや包丁などを用いて、切型に形成された紙パック11の下端部を、開封する必要がなく、これにより作業性が向上し、かつ怪我をすることなく安全確実に切断作業ができ、この点で紙パックの回収率向上に貢献する。

0038

つぎに、カッター10の持ち手12を持って、図6に示すように、紙パック11の開口下端部におけるコーナー部18の頂点を、挿入溝14内に挿入して、紙パック11の下端開口部を、切断刃15の中央部の刃部16に当接させる。

0039

この状態のまま、図7に示すように、持ち手12を手前(図7中の矢印Qの方向)に引くと、切断刃15の中央部の刃部16によって、紙パック11の左右の側板22がコーナー部(図4中のDの部分)の頂点に沿って垂直に切断され、これにより紙パック11が切断展開される。

0040

図8及び図9は、本発明の第2実施形態に係るカッター10を示し、前記持ち手12の先端部には、図8に示すように、前記切断刃15を前後に移動させるスライド機構23が設けられている。

0041

前記スライド機構23は、図9に前記持ち手12の先端部内に形成された横断面コ字状の収納溝24内に配置されている。この収納溝24の一端部は、前記両ガイドプレート19,20の接合部に形成された貫通孔17に連通している。

0042

前記スライド機構23は、図9に示すように、前記収納溝24内に固定された横断面コ字状のスライドホルダー25と、このスライドホルダー25内に前後にスライド可能に配置保持された板状のスライダー26とを備え、前記スライドホルダー25の長手方向の長さは、前記スライダーよりも長くなっている。

0043

前記スライドホルダー25は、図9に示すように、両側壁に上端部から内側に折曲されたガイド部27が長手方向に沿って形成されているとともに、一方のガイド部27には、横断面円弧状係止凹部27aが複数形成され、このガイド部27内に前記切断刃15が配置されている。

0044

一方、前記スライダー26は、縦断面T字状に形成され、板状の頭部26aと該頭部26aの底面から延設された脚部26bとを有し、前記頭部26aの上面には、図9に示すように、スリップ防止用の摩擦溝29が形成されている。

0045

また、前記脚部26bは、図9に示すように、前記スライドホルダー25内に嵌入しているとともに、前記切断刃15と連結されている連結部材28が取り付けられ、両側面には前記係止凹部27aに係合係止する係合凸部26cが複数形成されている。

0046

そして、この係合凸26c部は、前記スライダー26を前後に移動させると、その係合が解除されて次の係止部26aに順次係合してくものであって、これによりスライドホルダー25内を前後にスライドさせて所定位置で固定できるようになっている。このため、前記切断刃15は、図8に示すように、前記両ガイドプレート19,20の接合部に形成された前記貫通孔17を介して、前後に移動可能になっている。

0047

したがって、本実施形態に係るカッター10によれば、必要に応じてスライダー26を前後(図9中の矢印R方向又は矢印S方向)にスライドさせて、切断刃15の先端部を両ガイドプレート19,20の接合部の貫通孔17から自在に突出固定することができる。

0048

このため、紙パックの下端部を開封する際には、スライダー26を前方(図9中の矢印Rの方向)にスライドさせて、切断刃15の先端部を両ガイドプレート19,20の接合部の貫通孔17から突出させ、この突出した切断刃15の刃部16によって、紙パック11の下端部の底板21と側板22とを切断することができる。

0049

一方、紙パック11の左右の側板21を切断展開する際には、スライダー26を後方図9中の矢印Sの方向)にスライドさせることによって、切断刃15の先端部を両ガイドプレート19,20の接合部の貫通孔17内に収納して使用することができる。

0050

すなわち、この収納状態のままで、紙パック11の開口下端部のコーナー部18の頂点を挿入溝14内に挿入し、切断刃15の中央部の刃部6によって、左右の側板22を垂直に切断展開でき、これにより刃部16による怪我などが防止され、作業の安全性及び作業性が一層向上する。

0051

また、カッター10を使用しないときに、スライダー26を後方(図9中の矢印Sの方向)にスライドさせて、切断刃15の先端部を両ガイドプレート19,20の接合部の貫通孔17内に収納すれば、子供などがいたずらして怪我をすることが防止でき、この点でも安全性が向上する。

0052

さらに、スライダー26は、上面にスリップ防止用の摩擦溝29が形成されているため、その上面の摩擦抵抗が向上し、これによりスライダー26を前後(図9中の矢印R又は矢印S方向)に容易に移動させることができる。

0053

図10図17は、前記カッターを収納するホルダー30を示し、このホルダー30は、縦断面凹状に形成され、図10図12に示すように、長方形状に形成された背板31と、この背板31の正面側の下端部から垂直に延設された底板32と、この底板32の外周縁に周設された周板33とを有し、この三者31,32,33間には、図13に示すように、前記カッター10を先端部側から収納可能な収納部37を有している。

0054

前記背板31の背面には、例えば磁石両面テープ吸盤などの固着部材34が取り付けられ、これにより前記ホルダー30を冷蔵庫・流し台などに固着可能になっている。

0055

一方、前記収納部37は、図13に示すように、前記両ガイドプレート19,20を収納保持する保持部35と、この保持部35から折曲形成されて前記持ち手12の先端部を収納固定する固定部36とにより構成されている。

0056

そして、前記保持部35の周壁33高さは、図12に示すように、前記両ガイドプレート19,20の上端部から前記挿入溝14の溝までの距離よりも小さく設定され、これにより収納時に前記挿入溝14の溝底に配置された刃面16が保持部35の上端面から露出するようになっている。

0057

したがって、このようなホルダー30によれば、カッター10を収納する際には、背板31を固着部材34によって、台所の冷蔵庫や流し台などに固着し、その後、カッター10を、図14に示すように、先端部を下側にした状態で、上方から収納部37に向かって挿入して、両ガイドプレート19,20の上端側を保持部35内に収納保持する一方、持ち手12の先端部を固定部36に収納固定する。

0058

このとき挿入溝14の溝底に配置された切断刃15が、保持部35の上端面から露出しているため、図15図17に示すように、上端部がテープなどによって閉じられたポリ袋,紐,両端部が密封固着された容器(例えば即席ラーメン収納容器)などを切断開封できる。

0059

したがって、ホルダー30を使用すれば、カッター10を多機能的に使用することができ、台所などに多種多様切断用具を用意しておく必要がなく、この点で、コストが抑制される。

0060

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば二つ切断刃を用いて、両切断刃の基端部を、前記持ち手12の先端部の内周面に埋設し、第1の切断刃の先端を前記挿入溝14内に配置させている一方、第2の切断刃の先端を前記両ガイドプレート19,20の接合部の内周面から突出させることもできる。このときの両切断刃の刃部は、いずれも前記挿入溝14の開口部側を向いて配置させる。

0061

また、前記両ガイドプレート19,20の開き角度は、必ずしも90度に限定されるものではなく、紙パック11のコーナー部の角度に応じて任意に変更することができる。例えば、三角錐状の紙パック11に対して使用する場合には、前記両ガイドプレート19,20の左右方向の開き角度を60度に設定可能である。

0062

また、本発明の前記カッター10の前記持ち手12及び前記両ガイドプレート19,20の形状には、種々多様なものが考えられる。

0063

例えば、図15に示すように、持ち手12を半円形状に形成することができ、また、図16に示すように、両ガイドプレート19,20を矢印状に形成することもでき、さらに、図17に示すように、両ガイドプレート19,20を台形状に形成することもできる。

0064

この場合には、前記ホルダー30の保持部35及び固定部36の形状は、いずれも前記持ち手12及び前記両ガイドプレート19,20の形状に対応して形成される。

0065

更に、本発明に係るカッターは、その切断展開をおこなう対象物にの大きさに合わせてその大きさに変更を加えることも可能であるため、例えば、ダンボール箱を切断展開する際にも使用可能である。

発明の効果

0066

以上の説明で明らかなように、請求項1〜3記載の発明によれば、持ち手の先端部を上から押さえながら、手前に引くと切断刃の先端部の刃部によって、紙パックの上板又は底板と側板とが順次切断されていくため、紙パックの底板が側板から切断展開され、これにより紙パックの下端部が開封される。

0067

したがって、カッターナイフや包丁などを用いて、切型妻に形成された紙パックの下端部を、開封する必要がなく、これにより作業性が向上し、かつ切断時に怪我をすることなく安全に作業ができ、この点で紙パックの回収率向上に貢献する。

0068

請求項4及び5記載の発明によれば、必要に応じて切断刃の先端部を両ガイドプレートの接合部の貫通孔から自在に突出可能なため、カッターを使用しないときや、紙パックの左右の側板を切断展開するときになどには、これを両ガイドプレートの接合部の貫通孔内に収納することができる。したがって、切断刃の刃部による怪我などが防止され、これにより作業の安全性及び作業性が一層向上する。

0069

請求項6記載の発明によれば、スライダーの上面にスリップ防止用の摩擦溝が形成されているため、その上面の摩擦抵抗が向上し、これによりスライダーを前後に容易に移動させることができる。

0070

請求項7記載によれば、挿入溝の底面に配置された切断刃が、保持部の上端面から露出しているため、紙パック以外の所定の容器や紐などを切断開封でき、これによりカッターを多機能的に使用できる。したがって、台所などに多種多様な切断用具を用意しておく必要がなく、この点でコストが抑制される。

0071

請求項8記載の発明によれば、固着部材によってホルダーを台所の冷蔵庫や流し台などに固着可能なため、ここに固着した状態でカッターを多機能に使用できる。

図面の簡単な説明

0072

図1本発明の第1実施形態に係るカッターの側面図。
図2同底面図。
図3同正面図
図4紙パックの斜視図。
図5紙パックの切断状態を示す第1斜視図。
図6同第2斜視図。
図7同第3斜視図。
図8本発明の第2実施形態に係るカッターの斜視図。
図9(a)は図8のA—A部拡大図、(b)はスライド機構の拡大図、(c)はスライダーの横断面図。
図10本発明の実施形態に係るカッターに供されるホルダーの正面図。
図11同背面図。
図12同側面図。
図13図12のB—B線断面図。
図14カッターをホルダーに収納する状態を示す斜視図。
図15カッターをホルダーに収納して切断する状態を示す第1斜視図。
図16同第2斜視図。
図17同第3斜視図。
図18カッターの持ち手の他例を示す斜視図。
図19同両ガイドプレートの他例を示す第1斜視図。
図20同第2斜視図。
図21従来例の側面図。

--

0073

10…カッター
12…持ち手
13…ガイド部
14…挿入溝
15…切断刃
16…刃部
17…貫通孔
19…ガイドプレート
20…ガイドプレート
23…スライド機構
24…収納溝
25…スライドホルダー
26…スライダー
30…ホルダー
31…背板
32…底板
33…周板
34…固着部材
35…保持部
36…固定部
37…収納部

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