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技術 画像読取装置、及び画像形成装置

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 小山茂夫小山治男
出願日 2001年7月31日 (19年4ヶ月経過) 出願番号 2001-232614
公開日 2003年2月14日 (17年10ヶ月経過) 公開番号 2003-046712
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における露光及び原稿送り 連続用紙の取扱い ファクシミリ一般
主要キーワード 繰出ガイド 込ガイド 当り部材 通常モード状態 両端開放 横断幕 原稿ホルダー 横搬送路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年2月14日)のものです。
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図面 (10)

課題

定型原稿又は長尺原稿読み取り可能で、長尺原稿を原稿の皺や破損の問題なく簡便に取り扱え、長尺原稿と定型原稿の両者を簡単な切換操作で取り扱える画像読取装置の提供。

解決手段

定型原稿又は定型原稿よりも長い長尺原稿を読取る画像読取装置6であって、定型原稿供給部81を備え原稿をスキャンして画像を読取る読取手段と、長尺原稿を収納するための長尺原稿収納手段84と、前記長尺原稿収納手段84を装着状態退避状態との間で移行可能に着脱する着脱手段と、前記長尺原稿収納手段84の装着状態または退避状態を検知する検知手段845と、長尺原稿を読取る第1のモードと定型原稿を読取る第2のモードとを切り換えるモード切換手段104とを備えている。

概要

背景

従来より、工業用複写機では、図面や横断幕のような長尺原稿コピーすることが可能であった。例えばA0版等の長尺原稿は一般的に円筒状に巻回されて保管されており、これを複写すべく作業者原稿台上で長尺原稿を広げ、原稿の読み取りが終ると作業者がそれを巻き取っていた。しかし巻回された長尺原稿を取り扱ううちに原稿が皺になったり、原稿を搬送方向に平行に位置合わせするのが難しくて原稿の縁が破損したりしていた。この問題を解決するために、特開平8−320599では、両端開放の筒状で原稿取り出し用開口部が形成された長尺原稿容器原稿台端部に装着し、この原稿容器開口部から原稿端を原稿台上に取り出して原稿給紙部に送り込む長尺原稿送り出し機構を提案した。

概要

定型原稿又は長尺原稿を読み取り可能で、長尺原稿を原稿の皺や破損の問題なく簡便に取り扱え、長尺原稿と定型原稿の両者を簡単な切換操作で取り扱える画像読取装置の提供。

定型原稿又は定型原稿よりも長い長尺原稿を読取る画像読取装置6であって、定型原稿供給部81を備え原稿をスキャンして画像を読取る読取手段と、長尺原稿を収納するための長尺原稿収納手段84と、前記長尺原稿収納手段84を装着状態退避状態との間で移行可能に着脱する着脱手段と、前記長尺原稿収納手段84の装着状態または退避状態を検知する検知手段845と、長尺原稿を読取る第1のモードと定型原稿を読取る第2のモードとを切り換えるモード切換手段104とを備えている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

定型原稿又は定型原稿よりも長い長尺原稿を読取る画像読取装置であって、定型原稿供給部を備え原稿スキャンして画像を読取る読取手段と、長尺原稿を収納するための長尺原稿収納手段と、前記長尺原稿収納手段を装着状態退避状態との間で移行可能に着脱する着脱手段と、前記長尺原稿収納手段の装着状態または退避状態を検知する検知手段と、長尺原稿を読取る第1のモードと定型原稿を読取る第2のモードとを切り換えるモード切換手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。

請求項2

前記第1および第2のモードの実行を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記モード切換手段が第1のモードに切り換えたときには、前記第2のモードにおけるジャム検知解除することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。

請求項3

前記制御手段は、前記検知手段が前記長尺原稿収納手段の装着状態を検知しない場合には第1のモードの実行を禁止することを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。

請求項4

前記長尺原稿収納手段が、前記定型原稿供給部に装着状態と退避状態との間で移行可能に備えられていることを特徴とする請求項1乃至3記載の画像読取装置。

請求項5

前記長尺原稿収納手段は、画像読取装置との接合部に原稿搬送面に略直行する回転軸を備え、前記長尺原稿収納手段が該回転軸回り回動させることにより前記装着状態または前記退避状態に移行することを特徴とする請求項1乃至4記載の画像読取装置。

請求項6

前記長尺原稿収納手段が、前記着脱手段により画像読取装置の背面側に退避することを特徴とする請求項1乃至5記載の画像読取装置。

請求項7

前記長尺原稿収納手段は、画像読取装置との接合部に原稿搬送面の原稿搬送方向に略直行する回転軸を備え、前記長尺原稿収納手段が該回転軸回りに回動させることにより前記装着状態または前記退避状態に移行することを特徴とする請求項1乃至4記載の画像読取装置。

請求項8

前記長尺原稿収納手段が、原稿搬送手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7記載の画像読取装置。

請求項9

請求項1乃至8記載の画像読取装置を備え、長尺紙画像形成するモードを備えたことを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、所定サイズの定形原稿に限らず、A4,A3等の定形原稿よりも長い長尺原稿をも適用が可能な画像読取装置およびそれを有する画像形成装置に関するものである。

背景技術

0002

従来より、工業用複写機では、図面や横断幕のような長尺原稿コピーすることが可能であった。例えばA0版等の長尺原稿は一般的に円筒状に巻回されて保管されており、これを複写すべく作業者原稿台上で長尺原稿を広げ、原稿の読み取りが終ると作業者がそれを巻き取っていた。しかし巻回された長尺原稿を取り扱ううちに原稿が皺になったり、原稿を搬送方向に平行に位置合わせするのが難しくて原稿の縁が破損したりしていた。この問題を解決するために、特開平8−320599では、両端開放の筒状で原稿取り出し用開口部が形成された長尺原稿容器原稿台端部に装着し、この原稿容器開口部から原稿端を原稿台上に取り出して原稿給紙部に送り込む長尺原稿送り出し機構を提案した。

発明が解決しようとする課題

0003

上記提案により原稿の皺や破損の問題は解決したものの、工業用の複写機は高価であり、最大A3原稿が読み取れる汎用型の複写機や自動原稿供給装置を備えた画像読取装置で例えばA3幅の長尺原稿を読み取れるようにすれば、比較的需要の多いA3幅の垂れ幕や横断幕のような原稿を低価格の装置でコピーすることが可能となる。しかしこのような画像読取装置や複写機等では、上記のような長尺原稿容器を自動原稿供給装置の原稿セット部に装着した場合、A3等の定型原稿をセットする邪魔になるためそのつど取り外す必要が生じる。また長尺原稿容器が本体から大きくはみ出すことになり、狭い事務所ではじゃまになる。また他方では、通常の装置でこのような長尺の原稿を読み取ろうとすれば、A3以上の長さの原稿は原稿が連なって給紙されていると判断され、ジャム表示されて読み取ることができないという問題がある。

0004

そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は、長尺原稿を読み取り可能な小型の画像読取装置及び画像形成装置の提供である。また第2の目的は、長尺原稿を原稿の皺や破損の問題なく簡便に取り扱える画像読取装置及び画像形成装置の提供である。また第3の目的は、長尺原稿と定型原稿の両者を簡単な切換操作で取り扱える画像読取装置及び画像形成装置の提供である。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するため、請求項1の発明は、定型原稿又は定型原稿よりも長い長尺原稿を読取る画像読取装置であって、定型原稿供給部を備え原稿をスキャンして画像を読取る読取手段と、長尺原稿を収納するための長尺原稿収納手段と、前記長尺原稿収納手段を装着状態退避状態との間で移行可能に着脱する着脱手段と、前記長尺原稿収納手段の装着状態または退避状態を検知する検知手段と、長尺原稿を読取る第1のモードと定型原稿を読取る第2のモードとを切り換えるモード切換手段とを備えたことを特徴としている。

0006

この構成によれば、画像読取装置に定型原稿供給部と長尺原稿収納手段を備えているので、定型原稿および長尺原稿の両者を原稿を傷めることなく1台の画像読取装置で読み取ることができ、長尺原稿収納手段を装着状態と退避状態との間で着脱自在にできるので、長尺原稿を読み取らないときは長尺原稿収納手段をじゃまにならない位置に退避させることができる。さらに、上記装着状態または退避状態を検知できるので、長尺原稿または定型原稿の読取制御を間違えることなく切り換え設定することが可能になる。

0007

また請求項2の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記第1および第2のモードの実行を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記モード切換手段が第1のモードに切り換えたときには、前記第2のモードにおけるジャム検知解除することを特徴としている。この構成によれば、定型原稿より長い長尺原稿を読み取る場合は、定型原稿におけるジャム検知が自動的に解除されるので、原稿が長いことによるジャム誤検知を未然に避けることができる。

0008

また請求項3の発明は、請求項1または2記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記検知手段が前記長尺原稿収納手段の装着状態を検知しない場合には第1のモードの実行を禁止することを特徴としている。この構成によれば、定型原稿より長い長尺原稿を定型原稿のモードのまま読み取り実行させて、ジャム検知させてしまうトラブルを未然に避けることができる。

0009

また請求項4の発明は、請求項1乃至3記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段が、前記定型原稿供給部に装着状態と退避状態との間で移行可能に備えられていることを特徴としている。この構成によれば、長尺原稿収納手段は定型原稿供給部に備えられているため、別に長尺原稿専用の原稿供給部を設ける必要がなく、装置が簡素になる。

0010

また請求項5の発明は、請求項1乃至4記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段は、画像読取装置との接合部に原稿搬送面に略直行する回転軸を備え、前記長尺原稿収納手段が該回転軸回り回動させることにより前記装着状態または前記退避状態に移行することを特徴としている。この構成によれば、長尺原稿収納手段を回転軸回りに回動させる1動作だけで装着状態または退避状態に移行できるので、切換がスピーディーである。

0011

また請求項6の発明は、請求項5記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段が、前記着脱手段により画像読取装置の背面側に退避することを特徴としている。この構成によれば、長尺原稿収納手段を、操作のじゃまにならず装置幅を狭くできる背面側に退避できる。

0012

また請求項7の発明は、請求項1乃至4記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段は、画像読取装置との接合部に原稿搬送面の原稿搬送方向に略直行する回転軸を備え、前記長尺原稿収納手段が該回転軸回りに回動させることにより前記装着状態または前記退避状態に移行することを特徴としている。この構成によれば、長尺原稿収納手段を回転軸回りに回動させる1動作だけで装着状態または退避状態に移行できるので、切換がスピーディーである。

0013

また請求項8の発明は、請求項1乃至7記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段が、原稿搬送手段を備えていることを特徴としている。この構成によれば、長尺原稿を自動的に原稿給紙位置にセットできるので、読み取りの省力化ができる。

0014

また請求項9の発明は、画像形成装置であって、請求項1乃至7記載の画像読取装置を備え、長尺紙画像形成するモードを備えたことを特徴としている。この構成によれば、画像読取装置に定型原稿供給部と長尺原稿収納手段を備えているので、定型原稿および長尺原稿の両者を原稿を傷めることなく1台の画像読取装置で読み取ることができ、長尺原稿収納手段を装着状態と退避状態との間で着脱自在にできるので、長尺原稿を読み取らないときは長尺原稿収納手段をじゃまにならない位置に退避させることができ、上記装着状態または退避状態を検知できるので、長尺原稿または定型原稿の読取制御を間違えることなく切り換え設定することでき、さらに長尺紙に画像形成するモードを備えているので、長尺原稿から長尺紙への画像形成がスムーズに行える。画像形成装置が提供される。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下,添付図面を参照して,本発明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。なお,以下の実施の形態は,本発明の具体的な例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

0016

図1は、本発明で使用する画像形成装置の一例であるデジタル複写機を示す概略断面図である。デジタル複写機1は、中央付近に画像形成部2、その下部に給紙部3を備え、画像形成部2の上部には原稿読取部6が配置されている。画像形成部1には、感光体ドラム11がその中央部に配置され図中時計回りに回転され、図面右側から供給される用紙に転写するトナー像が感光体ドラム11上に形成される。

0017

感光体ドラム11はその上部の帯電部12で表面が一様に帯電され、レーザ光学部13から画像信号により明滅されるレーザ光でスキャンされて表面に静電潜像が形成され、現像部14によりトナーで現像される。さらに転写部15において感光体ドラム11に形成されたトナー像が、レジストローラ16により所定のタイミングで送り込まれた用紙上面に転写される。トナー画像が転写された用紙は、図中左側の定着ローラ17へ搬送され、用紙表面にトナーが熱定着されて、排紙ローラ18により排紙トレイ19に排出される。

0018

給紙部3は、通常使用される定型カットされた用紙を画像形成部2へ供給するものである。用紙トレイ31にはA3、A4などの定型の用紙が積載されており、給紙ローラ32により最上部用紙が1枚ずつ捌かれて給紙される。給紙ローラ32により給紙された用紙は、縦搬送路33を搬送ローラ34、35により上へ搬送され、さらに横搬送路36を搬送ローラ37によりレジストローラ16へ運ばれる。用紙はレジストローラ16により転写部15てトナーの転写を受けて定着ローラ17で熱定着される。

0019

この用紙の両面に画像形成する場合には、転写部15の後にある分岐爪41が変位(図中点線)して定着後の用紙は下方に進路変更され、ローラ42によりスイッチバック路43へ送られる。用紙後端がローラ42を通過する前にローラ42が用紙後端を咥えたまま逆転し、分岐爪44の移動(図中点線)により、用紙先端は画像形成部2と給紙部3の間に位置する還送路45を、ローラ46によりデジタル複写機1右側部の縦搬送路33へ送られる。さらに横搬送路36へ送られた用紙はこんどは裏面が上向きとなっている。レジストローラ16により転写部15に送られた用紙は、裏面にトナーの転写を受け、定着ローラ17により定着され、排紙ローラ18により排紙トレイ19に排出される。

0020

またデジタル複写機1右側部には、手差し給紙部5が設けられ、給紙台51上に積載されたカット用紙束上面に当接されて用紙束上部を給紙方向に寄せるゴム製の寄せローラ55と寄せられた複数用紙を1枚ずつ給送するゴム製の分離給紙ローラ対52により、1枚ずつ横搬送路36に送りこむようになっている。手差し給紙が行なわれると、給紙部3の用紙と同様に、用紙は搬送ローラ37、レジストローラ16により横搬送路36を搬送され、所定のタイミングで転写部15でトナーの転写を受け定着ローラ17にて定着された後、排紙ローラ18により排紙トレイ19に排出されるか、分岐爪41の回転により進路を変更して用紙裏面に画像が形成されるようになっている。用紙裏面に画像が形成される場合は、以後は給紙部3から給紙された用紙と同様であるため、説明を省く。

0021

また本発明に使用するデジタル複写機1では、手差し給紙部5の給紙台51の外側端に長尺紙ホルダー91が取り付けられるようになっている。長尺紙ホルダー91は、図2(a)に示すように、J字を左方向に倒したような形状のガイド部材であり、給紙台51外側端に延長されて取り付けられる。この長尺紙ホルダー91は、定型用紙最大長より長尺紙が、その後端が給紙台51の外側端から垂れ下がって落下しないように、ホルダー91内部に長尺紙後端側を湾曲あるいは巻き込んで収納するようになっており、長尺紙先端がローラ対52によってデジタル複写機1内に侵入するにつれて、用紙後端側が徐徐に繰り出されるようになっている。またこの長尺紙ホルダー91には、カーソル93が設けられ、長尺紙が真直ぐ給紙されるようになっている。

0022

また、デジタル複写機1の横搬送路36や還送路45には、用紙の先端または後端が通過する際ONまたはOFFするスイッチSW1(図1における搬送ローラ37の上流)、SW2(図1における定着ローラ17の下流)、SW3(図1におけるローラ46の上流)が設置されており、用紙先端の通過によりONされた後、所定時間内にOFFされない場合、その部分で用紙の重送あるいはジャムが発生していると判断して駆動を停止し、表示部にジャム表示を行うようになっている。長尺紙のように搬送方向に長い用紙が搬送される場合は、後に述べるように、操作者が予め長尺紙モードの設定をすることにより、通常モードのジャム検知が一旦解除されるようになっている。さらに横搬送路36のレジストローラ16部分に設けられたSW4がレジストローラ16の回転スタート(用紙先端がSW4に位置する)から用紙後端がSW4を通過するまでの時間を検知して実際の用紙長算定し、以後に通過するスイッチの通過時間を補正するため、この時点から実際の長尺紙の長さによるジャム検知が設定され、以後の通紙状態が管理されるようになっている。

0023

また、排紙トレイ19の外側端には、図2(b)に示すように、長尺紙ホルダー92が取り付けられるようになっている。これにより定型用紙の最大長より長い長尺紙が、その前端が排紙トレイ19の外側端から垂れ下がって落下しないように、逆J字形状のガイド部材で構成されており、排紙ローラ18から繰り出される長尺紙先端側を受け入れるようになっている。

0024

次に原稿読取部を、図1および図3を用いて説明する。原稿読取部6は、画像データに変換するスキャナー部7と、原稿をスキャナー部7に供給する原稿搬送装置8により構成されており、光学系を移動させて静置原稿画像を読み取る方法と、本発明の主要部である原稿搬送装置を用いて原稿を移動させながら画像を読取る方法(シートスルー方式)とを実施できる。光学系を移動させて静置原稿画像を読み取るスキャナー部7は、上面に読取窓71が配置され、照明ランプ、複数のミラー、およびレンズより構成される光学系72により、読取窓71に置かれた原稿がスキャンされ、その光学像がCCD等のイメージセンサ73に送られて画像データとして読取られる。照明ランプと複数のミラーは、読取窓71に置かれた原稿をスキャンするために相対的に移動する。

0025

原稿を移動させながら画像を読取るシートスルー方式では、スキャナー部7は光学系72が読取窓71の図3左側位置に固定され移動しない。原稿搬送部8は、スキャナー部7の読取窓71上部に、読取窓71を覆う閉位置と読取窓71を開放する開位置との間で移動自在に取り付けられている。原稿搬送装置8は、中央上部に原稿供給部81と中央下部に原稿排出部82を備え、原稿供給部81から供給された原稿を、略U字型原稿搬送路83を経由して光学系72が固定された読取窓71左側位置へ搬送し、原稿排出部82に排出するようになっている。さらに、原稿供給部81の上流端(図1右側)には長尺原稿収納部84が、原稿排出部82の下流端図1右側)には長尺原稿収納部85が取付けられている。

0026

図3を用いて、定型原稿を読み取る定型原稿モード時について詳細説明する。原稿供給部81は、読み取るべき定型原稿を載置する原稿載置台811、定型原稿を1枚ずつ分離しながら給紙するための、給紙中は回転がストップする分離ローラ812、給紙方向に回転して最上紙搬送路83に送り出す給紙ローラ813、原稿を分離ローラ812側に寄せる寄せローラ814にて構成される。搬送路83には、ローラ対831、832、833があり、読取窓71に向けて原稿を搬送する。原稿は、読取窓71と当接するプラテン834で、通過しながら読取られる。スキャナー部7の照明ランプとミラーはプラテン部834と対峙する位置に停止しており、原稿が読取速度と同じ速度で移動することにより読取られるようになっている。読取られた原稿は、ローラ対835を経て排出ローラ対821により、原稿載置台811の下部に設けられた原稿排出部82の排出トレイ822へ排出される。

0027

原稿の両面を読み取る場合には、搬送路83のローラ対831、832の間にある分岐爪861が点線の位置に回動し、原稿先端は、ローラ対831を通過した後、搬送路83の上部に設けられた反転路86に侵入する。ローラ対862は原稿を上部へ送り、原稿後端が分岐爪861を通過すると反転して原稿後端をスイッチバックによりローラ対832へ送る。ローラ対832に原稿後端が挟み込まれるとローラ対862が点線のように離間して、原稿はローラ対832の搬送力で搬送路83を搬送される。反転路86で裏返された原稿は、最初にその裏面が読取窓71で読み取られる。さらに排出ローラ対821の手前に設けられた分岐爪871が点線の位置に回動し、ローラ対835を通過した原稿先端は、搬送路83の排出側と給紙側繋ぐ還送路87に侵入する。

0028

還送路87により給紙側へ還送された原稿先端は、ローラ対831と点線の位置に回動している分岐爪861により再度反転路86に侵入し、離間しているローラ対862の間を抜けて反転路86を上昇する。原稿後端が分岐爪861を通過すると、ローラ対862が圧接して、再度原稿をスイッチバックして搬送路83の読取窓71へ搬送する。この状態では読取窓71で原稿の表面が読み取られる。原稿先端が排出ローラ対821に向かうときには分岐爪861は実線の位置に回動しており、原稿は排出ローラ対821により排出トレイ822へ排出される。

0029

次に、長尺原稿を読み取る長尺原稿モード時の長尺原稿を給紙するしくみについて説明する。長尺原稿収納部84に長さ方向に巻いた長尺原稿を、紙面を横切る方向に挿入し、原稿先端を操作者が原稿供給部81まで引き出すことにより給紙させることができる。また、長尺原稿収納部84が原稿載置台811に取付けられる位置に繰出ローラ対841を設けて、自動的に原稿供給部81まで原稿先端を繰り出すようにしてもよい。図3の実施例は繰出ローラ対841を設けた例である。さらに繰出ローラ対841の上流に原稿先端を検知するセンサ819を設けて繰出ローラ対841を始動するようにし、原稿供給部81の原稿検知センサ815で原稿先端を検知したら繰り出しをストップするようにしてもよい。

0030

長尺原稿収納部84は、図3、4で示すように、原稿を巻いた状態で挿入する筒部842、原稿先端を原稿供給部81の原稿載置台811に繰り出すためのガイドとなる繰出ガイド部843、原稿載置台811に取付けた長尺原稿収納部84を軸回りに回動させ、原稿搬送装置8の背面側に退避させるための回転軸844、長尺原稿収納部84が装着位置にあるか退避位置にあるか検知するための検知装置845により構成されている。筒部842にはさらに、巻いた原稿を挿入するためのガイドとなる、筒部842の内面が長さ方向手前側に舌状に突き出した形の挿入ガイド846、原稿を筒部842の奥へ挿入したとき奥側の停止位置となるストッパ847、筒部842から原稿先端を原稿供給部81へ繰り出すために筒部842の長さ方向全体に亘って設けられたスリット848が備えられ、前記繰出ガイド部843がこのスリット848に連接している。

0031

図4(b)に、長尺原稿収納部84を退避位置に回動させる様子を示している。この図のように、筒部842、繰出ガイド部843、検知装置845、挿入ガイド846、ストッパ847、スリット848、及び繰出ローラ対841の従動ローラ849で構成される長尺原稿収納部84を、回転軸844を回転中心として矢印Xの方向におよそ90°回動させて、原稿搬送装置8の背面側(図の上側)に退避させるようにしている。

0032

また回転軸844は、長尺原稿収納部84を原稿載置台811に取付ける取付ピンにもなっており、原稿載置台811の取付穴816に長尺原稿収納部84が回動自在となるように差込まれている。この回転軸844は、原稿載置台811側に設けてもよい。また検知装置845は、長尺原稿収納部84を回転軸844回りに回動させて原稿載置台811の当り部材817に当ったことを検出するスイッチのようなものであり、長尺原稿収納部84が装着位置にある間ON状態を維持するようになっている。これにより、長尺原稿の読取が実行可能となり、長尺原稿収納部84が退避位置にある場合はOFF状態となるため長尺原稿の読取が実行不能となり、定型原稿の読取が実行可能となる。この検知装置845は、原稿載置台811側に設けることも可能であり、この場合当り部材817は長尺原稿収納部84側に設けられる。

0033

また本実施例では、原稿載置台811と繰出ガイド部843の接合部に繰出ローラ対841を設けている。このうち下側のローラは、原稿載置台811に軸支され、駆動ローラ818として原稿供給部からの駆動力で回転し、上側のローラは繰出ガイド部843に軸支され、従動ローラ849として駆動ローラ818により従動する。長尺原稿収納部84を退避させる際は、駆動ローラ818が原稿載置台811側に残り、従動ローラ849は長尺原稿収納部84と共に退避される。この繰出ローラ対841は、両ローラ共原稿載置台811側に設けられてもよく、また、長尺原稿収納部84に両ローラと共に小型のモータを設けて、原稿供給部と別駆動としてもかまわない。

0034

次に長尺原稿のセット方法について図5を用いて説明する。長尺原稿を長尺原稿収納部84へセットする前に巻く方法として、画像側が内側になるように巻く場合(A)と、画像側が外側になるように巻く場合(B)とがある。また、長尺原稿収納部84へのセット方法には、巻きカールに沿った順方向に繰り出すようにセットする場合(図5(a))と、画像側を外側になるように巻いて巻きカールに逆らう逆方向に繰り出すようにセットする場合(図5(b))がある。本発明の装置では上記のいずれの場合も可能であり、長尺原稿収納部84から画像を上側にして繰り出す場合、(A)の巻き方では図5(a)のセット方法、(B)の巻き方では図5(b)のセット方法を採用すれば、長尺原稿を繰り出したとき画像面が上になって、原稿供給部81から搬送路83を経由して画像面を読取窓71の方向に向けることができる。このうち図5(b)のセット方法では、筒部のスリットのエッジ部で原稿を巻きとは逆方向にしごいて巻き癖矯正しながら繰り出せるメリットがある。

0035

上記の図3に示す長尺原稿収納部84は、繰出ガイド部843の上側に筒部842を設けているが、他の実施形態として、繰出ガイド部の下側に筒部を設けるようにしてもよい。図5の(c)(d)では、筒部842の上側で、さらに原稿載置台811の上部に繰出ガイド部843を備え、原稿載置台811と繰出ガイド部843の間の隙間から長尺原稿を繰り出すようにしている。この場合、原稿の(A)の巻き方には逆方向に繰り出す図5(d)のセット方法、原稿の(B)の巻き方には順方向に繰り出す図5(c)のセット方法とすれば、いずれの場合も原稿の画像を上にして繰り出すことができる。

0036

本実施例の原稿搬送装置8は、排出トレイ822の下流に長尺原稿を巻き取るための長尺原稿収納部85をさらに備えている。長尺原稿収納部85は、長尺原稿収納部84と近似した形をしており、ガイド845を備えた繰込ローラ対851、その下流に連接する繰込ガイド部853、繰込ガイド部853の下流上部にさらに連接する筒部852を備えている。長尺原稿は繰込ローラ対851により、さらにガイド855を備えたスリット858から筒部852の内部へ巻き込まれるようになっている。さらに長尺原稿収納部85は、長尺原稿収納部84と同様な機構で原稿搬送装置8の後ろ側へ回動させて退避させることが可能である。さらに長尺原稿収納部84と同様な検知装置を備えることで、長尺原稿収納部85のセット状態を長尺原稿モード時に検知できるようにしてもよい。

0037

さらに、原稿搬送装置8の搬送路83においては、給紙ローラ813とローラ対831の間、およびローラ対832と833の間には、用紙の通過状態を検知するスイッチSW5およびSW6が備えられている。特にスイッチSW5は、原稿の先端及び後端の通過時間時間t1、t2を検知している。その時間の差t=t2−t1が、原稿供給部81から給紙された所定の定型原稿が所定の速度で通過した場合の設定された時間と比較され、設定された時間よりtが長ければ、原稿の重送が発生していると判断して、装置を止めてしまうようになっている。長尺原稿のように定型原稿より長い場合には、正常な通過状態においてもこのようなジャム検知が働いてしまい、装置がストップしてしまうため、定型原稿モードにおけるジャム検知を解除してそれを回避するようになっている。

0038

次に、デジタル複写機1の制御回路構成を説明する。図6は、制御回路構成の概略を示すブロック図である。制御部100は、原稿読取部6のイメージセンサ73から読み込まれた画像データをビットマップ等の形態で一時保存する画像メモリー101、画像メモリー101に保存された画像データに種々の処理を施す画像処理部102、処理前或いは処理後の画像データをファイル形式で保存するハードディスク(HDD)103を含む。また、画像読取部6のスキャナー部7や原稿搬送装置8の動作を制御する画像入力制御部104、及び画像形成部2や各給紙部3、5の動作を制御する画像出力制御部105をも含んでいる。

0039

画像読取部6の原稿搬送装置8には、長尺原稿収納部84の装着を検知する検知装置845(検知手段)があり、画像入力制御部104ではこの検知結果に基いて、定型原稿モードから長尺原稿モードへ、或いは長尺原稿モードから定型原稿モードへの切り換えや、各モードでの画像入力(読取)動作の制御が行われる(モード切換手段、制御手段)。前記画像メモリー101は、外部のコンピュータ(PC)111からの画像データを、プリンタコントローラ112を介して読み込むことができる。また、原稿読取部6からの画像データ、プリンタコントローラ112からの画像データ、HDD103からの画像データを、この画像メモリー101からレーザ光学部に送り、レーザの点滅走査信号に変換されて画像形成部2に出力される。

0040

また制御部100は、図7に示す操作部120により操作される。図7においてキー入力部121はテンキーによる数値入力部であり、液晶表示部122は各種モードの条件等を表示し選択可能になっているタッチパネルであり、モード切替部123はモードをキー選択できる各種モードキーが並ぶ領域である。このモード切替部123には、長尺紙モードキー124が存在する。この長尺紙モードキー124を押すことにより、カット紙を給紙する通常モード状態から、手差し給紙部5の長尺紙ホルダー91から長尺紙を給紙して出力する長尺紙モード状態に切り替わり、これにより一旦通常モードにおけるジャム検知が解除されるようになっている。その他、画像読取部6での画像読込みや、画像の用紙への出力を開始実行させるスタートキー125が、キー入力部121に存在する。

0041

次に、デジタル複写機1を用いて実際に長尺原稿を読み取って長尺紙にコピーする方法を説明する。図8操作制御を示すフローチャートである。まず操作者は、長尺紙モードために図7の操作部120のモード切替部123にある長尺紙モードキー124を押す(ステップ符号S1のY)。するとこの時点で、デジタル複写機1は手差し給紙モードのジャム検知解除モード状態に自動設定される。操作部120の液晶表示部122には「用紙をセットしてください」のメッセージが表示されるので、操作者は手差し給紙部5に長尺紙をセットする。

0042

次に、画像読取部6の原稿搬送装置8において、操作者は、長尺原稿収納部84を退避位置から回動して装着位置にセットする。これにより検知装置845が当り部材817に当ることによりONされ、長尺原稿収納部84の装着が検知される(S2のY)。長尺原稿収納部84の装着が検知されると、モード切換手段により長尺原稿モードに切り替わり、定型原稿モードにおけるジャム検知は解除され、長尺原稿モード用ジャム検知に切り替わる。長尺原稿収納部84が装着位置にセットされていなければ、液晶表示部122に「原稿ホルダーをセットしてください」のメッセージが表示され(S2のN)、装着位置にセットすることにより次に進む。なお、ここで長尺原稿収納部84が装着位置にセットされるまでは、長尺原稿モードへの切り換えは行われず、定型原稿モードにおけるジャム検知は解除されない。

0043

この時点で液晶表示部122に「原稿をセットしてください」のメッセージが表示され、操作者は、長尺原稿を巻いた状態で長尺原稿収納部84の挿入ガイド846に沿わせて筒部842のストッパ847まで挿入する。さらにスリット848から長尺原稿の先端を取り出して繰出ガイド部843上を繰出ローラ対841まで引き出すと、センサ819が原稿を検知して繰出ローラ対841が回転し(S3)、長尺原稿の先端を原稿給紙部81の分離ローラ815に位置まで送り出す。原稿先端が分離ローラ815位置に到達するまでは分離ローラ815は回転を続け(S4がN)、原稿先端が分離ローラ815位置に到達して原稿検知センサ815により検知されると(S4がY)、繰出ローラ対841の回転がストップして(S5)、液晶表示部122に「コピーできます」のメッセージが表示され、レディ状態となる。

0044

この後操作者が操作部120のスタートキー125をONすると、寄せローラ814および給紙ローラ813が回転して原稿が給紙される(S6がY)。原稿は操作者によって表向きにセットされており、この場合ローラ対831、832、833の順に搬送路83を搬送される。スイッチSW5、6において、原稿先端の通過が検知される(S7)。スイッチSW5の検知の所定時間後までにスイッチSW6の検知が成されないと、ジャムと判断され、原稿搬送装置は停止して液晶表示部122にジャム表示する。スイッチSW6の先端通過が検知されると、その通過時刻から原稿先端が読取窓71に到達する時刻が計算される。この計算された時刻に基きスキャナー部7のイメージセンサ73における画像読込みがスタートする(S8)。またスイッチSW5、6において原稿後端の通過が検知され(S9)、上記と同様のジャム判断が成される。またスイッチSW6の先端通過が検知されると、その時刻に基いてイメージセンサ73における画像読込みがストップする(S10)。スイッチSW5の原稿検知信号は、その他、長尺原稿の両面を読み取る場合の、反転路86のローラ対862の離間タイミング等の制御に使用される。

0045

原稿が読取窓71を通過し、光学像が光学系72によりイメージセンサ73に送られ、イメージセンサ73で画像データ読み込まれると(S8〜S10)、制御部の画像メモリー101を経由して画像処理部102で画像圧縮等が成され、HDD103に格納される(S11)。定型原稿を読み込む通常モードでは、1ページ当りの画像の大きさの制限を設け、多数のページでも各ページの管理をしやすくしているが、長尺原稿モードにおいてはこの制限をなくして、かなり長い原稿でも1ページの画像として格納できるようにしている。一方、読み取られた原稿は、ローラ対835、排出ローラ821により原稿排出部82の排出トレイ822に排出される。さらに原稿先端が繰込ローラ851に到達すると繰込ローラ851によって繰込ガイド部853上を長尺原稿収納部85の筒部852の内側に繰込まれ、巻き取られる。

0046

HDD103に格納された画像データは、制御部の画像メモリー101に読み出され(S12)、画像形成部2のレーザ光学部13に転送される。また、手差給紙部5から長尺紙が給紙され(S13)、先端がレジストローラ16まで搬送されて、スイッチSW4で検知されるとストップする(S14でY)。感光体ドラム11が帯電され、レーザ光学部13により潜像形成され、現像されると、所定のタイミングでレジストローラ16が回転を開始して長尺紙を2次給紙し、転写部15で長尺紙上に長尺原稿画像を転写する。転写された画像は定着ローラ17で熱定着された後、排紙トレイ19に排紙される(S15)。

0047

以上のように本発明は、本実施例においてはデジタル複写機の原稿読取部で実施されているが、そればかりでなく原稿搬送装置を備えた単独のスキャナ等で実施される場合も本発明に含まれる。また本発明は、上記実施例に拘束されるものではなく、以下のような変形例をも含むものである。

0048

(1)上記実施形態では、原稿載置面に対し垂直方向の回転軸を原稿搬送装置の背面側に設けて、長尺原稿収納部を装置の背面側に回動退避させるようにしたが、原稿載置面内の搬送方向と直角方向に回転軸を設け、長尺原稿収納部を原稿載置台の上側あるいは下側に載置面を折り曲げるように回動退避させてもかまわない。図9に長尺原稿収納部を原稿載置台の下側に退避するようにした一例を示す。長尺原稿収納部8401は、繰出ガイド部8431の幅方向両端部で繰出ローラ8411の下ローラ軸線上に、回転軸8441が設けられている。長尺原稿モードのときは、長尺原稿収納部8401は図の点線で示す位置に設置されて、図外の検知装置で検知されている。定型原稿モードにする場合は、回転軸8441を支点に矢印Yの方向におよそ90°回動し、原稿載置台8111の下側に退避する。このとき図外の検知装置は、長尺原稿収納部8401の装着を検知しない状態となる。

0049

(2)画像出力される用紙は、上記実施形態のようにカットされた長尺紙以外に長尺ロール状であってもよい。ロール状の場合は、指定された長さにカットできるカッター機構を備えることも可能である。また、定型のカット紙に長尺原稿の画像を分割して画像形成してもよい。この場合は、長尺原稿を読み込んだ後制御部の画像処理部において適当な画像分割処理を行い、HDDにページ番号をつけて格納する。その後HDDからページ順読み出して、定型紙に画像形成するようにしてもよい。

0050

(3)本発明は、デジタル複写機ばかりでなく、原稿読取部を備えたプリンタ印刷機など他の画像形成装置でも実施できるものである。また、画像データの保存や分割等の画像処理は、画像形成機器に接続されたコンピュータ上で行ってもよい。

発明の効果

0051

以上説明したように、請求項1の本発明によれば、定型原稿又は定型原稿よりも長い長尺原稿を読取る画像読取装置であって、定型原稿供給部を備え原稿をスキャンして画像を読取る読取手段と、長尺原稿を収納するための長尺原稿収納手段と、前記長尺原稿収納手段を装着状態と退避状態との間で移行可能に着脱する着脱手段と、前記長尺原稿収納手段の装着状態または退避状態を検知する検知手段と、長尺原稿を読取る第1のモードと定型原稿を読取る第2のモードとを切り換えるモード切換手段と、を備えているので、定型原稿および長尺原稿の両者を原稿を傷めることなく1台の画像読取装置で読み取ることができ、長尺原稿を読み取らないときは長尺原稿収納手段をじゃまにならない位置に退避させることができ、長尺原稿または定型原稿の読取制御を間違えることなく切り換え設定することが可能になる。

0052

また請求項2の本発明によれば、請求項1記載の画像読取装置において、前記第1および第2のモードの実行を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記モード切換手段が第1のモードに切り換えたときには、前記第2のモードにおけるジャム検知を解除するようにしているので、定型原稿より長い長尺原稿を読み取る場合は、定型原稿におけるジャム検知が自動的に解除でき、原稿が長いことによるジャム誤検知を未然に避けることができる。

0053

また請求項3の本発明によれば、請求項1または2記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記検知手段が前記長尺原稿収納手段の装着状態を検知しない場合には第1のモードの実行を禁止するようにしているので、定型原稿より長い長尺原稿を定型原稿のモードのまま読み取り実行させて、ジャム検知させてしまうトラブルを未然に避けることができる。

0054

また請求項4の本発明によれば、請求項1乃至3記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段が、前記定型原稿供給部に装着状態と退避状態との間で移行可能に備えられているので、別に長尺原稿専用の原稿供給部を設ける必要がなく、装置が簡素になる。

0055

また請求項5の本発明によれば、請求項1乃至4記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段は、画像読取装置との接合部に原稿搬送面に略直行する回転軸を備え、前記長尺原稿収納手段が該回転軸回りに回動させることにより前記装着状態または前記退避状態に移行するようにしているので、長尺原稿収納手段を回転軸回りに回動させる1動作だけで装着状態または退避状態に移行できるため、切換がスピーディーである。

0056

また請求項6の本発明によれば、請求項5記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段が、前記着脱手段により画像読取装置の背面側に退避するようにしているので、長尺原稿収納手段を、操作のじゃまにならず装置幅を狭くできる背面側に退避できる。

0057

また請求項7の本発明によれば、請求項1乃至4記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段は、画像読取装置との接合部に原稿搬送面の原稿搬送方向に略直行する回転軸を備え、前記長尺原稿収納手段が該回転軸回りに回動させることにより前記装着状態または前記退避状態に移行するようにしているので、長尺原稿収納手段を回転軸回りに回動させる1動作だけで装着状態または退避状態に移行できるため、切換がスピーディーである。

0058

また請求項8の本発明によれば、請求項1乃至6記載の画像読取装置において、前記長尺原稿収納手段が、原稿搬送手段を備えているので、長尺原稿を自動的に原稿給紙位置にセットでき、読み取りの省力化ができる。

0059

また請求項9の本発明によれば、画像形成装置であって、請求項1乃至7記載の画像読取装置を備え、長尺紙に画像形成するモードを備えているので、定型原稿および長尺原稿の両者を原稿を傷めることなく1台の画像読取装置で読み取ることができ、長尺原稿を読み取らないときは長尺原稿収納手段をじゃまにならない位置に退避させることができ、長尺原稿または定型原稿の読取制御を間違えることなく切り換え設定することでき、さらに、長尺原稿から長尺紙への画像形成がスムーズに行える画像形成装置が提供される。

図面の簡単な説明

0060

図1本発明の実施の形態に係るデジタル複写機の概略断面図である。
図2図1のデジタル複写機が備える長尺紙ホルダーの斜視図である。
図3図1のデジタル複写機が備える本発明の1実施形態である原稿搬送装置の詳細断面図である。
図4(a)図1のデジタル複写機が備える本発明の1実施形態である原稿搬送装置の主要部斜視図である。(b)原稿搬送装置主要部の長尺原稿収納部が退避する状態を説明する平面図である。
図5本発明主要部である長尺原稿収納部への長尺原稿セット方法を説明するための図である。
図6図1のデジタル複写機の制御ブロック図である。
図7図1のデジタル複写機の操作部の概略図である。
図8本発明の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
図9本発明の原稿搬送装置の他の実施形態の図である。

--

0061

1…デジタル複写機(画像形成装置)
6…原稿読取部(読取手段、画像読取装置)
81…原稿供給部(定型原稿供給部)
84…長尺原稿収納部(長尺原稿収納手段)
104…画像入力制御部(モード切換手段、制御手段)
841…繰出ローラ対(原稿搬送手段)
844、8441…回転軸
845…検知装置(検知手段)

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