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技術 繊維製品の洗浄方法

出願人 花王株式会社
発明者 山崎由博斉藤慎也中根昭治
出願日 2001年7月30日 (19年4ヶ月経過) 出願番号 2001-229930
公開日 2003年2月12日 (17年9ヶ月経過) 公開番号 2003-039027
状態 特許登録済
技術分野 洗浄・漂白 液体または蒸気による洗浄 洗浄性組成物
主要キーワード 還元漂白剤 予備洗浄液 有機多価カルボン酸 有機ホスホン酸系キレート剤 洗浄用液体 リネンサプライ 木綿布 ヒビテン
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この項目の情報は公開日時点(2003年2月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

グルコン酸クロルヘキシジンが付着した病院用繊維製品塩素系漂白剤による変色を十分に抑制できる洗浄方法を提供する。

解決手段

硬度2〜15°DH、pH(20℃)3〜8の液体でグルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品を予備洗浄した後、アルカリビルダー及び界面活性剤を含む液体で本洗浄する。

概要

背景

病院で使用されるシーツ枕カバー包帯病衣、白衣、手術衣等の繊維製品には、消毒薬であるグルコン酸クロルヘキシジン商品名;ヒビテン)が付着することがある。これら繊維製品は、リネンサプライ等で洗浄された後、病院で再使用されるが、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品を塩素系漂白剤漂白すると、グルコン酸クロルヘキシジンが濃黒褐色に変色して除去が困難となる。

このような問題を解決するために、特公昭60−24859号には、病院衣料有機酸又は無機酸の酸溶液で洗浄後、次亜塩素酸ソーダを含む洗浄液で洗浄する方法が、特開平11−229271号には、病院寝具類を多価カルボン酸又はオキシカルボン酸を含む水溶液予備洗浄した後、本洗浄する方法が、また特開2000−96093号には、有機ホスホン酸系キレート剤有機多価カルボン酸を含有し、25℃、1重量%水溶液のpHが3以下のランドリー洗浄前処理剤組成物が開示されている。

概要

グルコン酸クロルヘキシジンが付着した病院用繊維製品の塩素系漂白剤による変色を十分に抑制できる洗浄方法を提供する。

硬度2〜15°DH、pH(20℃)3〜8の液体でグルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品を予備洗浄した後、アルカリビルダー及び界面活性剤を含む液体で本洗浄する。

目的

本発明の課題は、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した病院用繊維製品の塩素系漂白剤による変色を十分に抑制できる洗浄方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

グルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品を、硬度2〜15°DH、pH3〜8の液体予備洗浄した後、アルカリビルダー及び界面活性剤を含む液体で本洗浄する繊維製品の洗浄方法

請求項2

予備洗浄に用いる液体が、カチオン界面活性剤を含有する請求項1記載の洗浄方法。

請求項3

カチオン界面活性剤が、下記一般式(I)で示される化合物及び/又は下記一般式(II)で示される化合物である請求項2記載の洗浄方法。

請求項

ID=000002HE=040 WI=074 LX=0230 LY=0850〔式中、R1、R2、R3、R4のうち少なくとも1つとR5は、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基であり、残余ベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又は下記一般式(III)

請求項

ID=000003HE=020 WI=091 LX=0595 LY=1250で表される基であり、X-は、ハロゲンイオン又は下記一般式(IV)

請求項

ID=000004HE=020 WI=042 LX=0390 LY=1600で表される陰イオン(R6、R7の少なくとも一方は炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、他方は水素原子メチル基エチル基、又は炭素数8〜18のアルキルリン酸残基である)である。〕

請求項4

予備洗浄に用いる液体が、ノニオン界面活性剤を含有する請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄方法。

請求項5

ノニオン界面活性剤が、下記一般式(V)で表される化合物である請求項4記載の洗浄方法。R8−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (V)〔式中、R8は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基である。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数であり、p>0、r>0、q=1〜6であり、p+q+r=4〜20である〕

技術分野

*4カチオン界面活性剤:花王(株)、サニゾールC

背景技術

0001

本発明は、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品、特に病院で使用される繊維製品の洗浄方法に関する。

0002

病院で使用されるシーツ枕カバー包帯病衣、白衣、手術衣等の繊維製品には、消毒薬であるグルコン酸クロルヘキシジン(商品名;ヒビテン)が付着することがある。これら繊維製品は、リネンサプライ等で洗浄された後、病院で再使用されるが、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品を塩素系漂白剤漂白すると、グルコン酸クロルヘキシジンが濃黒褐色に変色して除去が困難となる。

発明が解決しようとする課題

0003

このような問題を解決するために、特公昭60−24859号には、病院衣料有機酸又は無機酸の酸溶液で洗浄後、次亜塩素酸ソーダを含む洗浄液で洗浄する方法が、特開平11−229271号には、病院寝具類を多価カルボン酸又はオキシカルボン酸を含む水溶液予備洗浄した後、本洗浄する方法が、また特開2000−96093号には、有機ホスホン酸系キレート剤有機多価カルボン酸を含有し、25℃、1重量%水溶液のpHが3以下のランドリー洗浄前処理剤組成物が開示されている。

0004

しかし、上記公報の技術を用いても、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した病院用繊維製品の塩素系漂白剤による変色は十分に抑制できなかった。

課題を解決するための手段

0005

本発明の課題は、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した病院用繊維製品の塩素系漂白剤による変色を十分に抑制できる洗浄方法を提供することである。

発明を実施するための最良の形態

0006

本発明は、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品を、硬度2〜15°DH、pH3〜8の液体で予備洗浄した後、アルカリビルダー及び界面活性剤を含む液体で本洗浄する繊維製品の洗浄方法に関する。

0007

本発明において、予備洗浄に用いられる液体(以下、予備洗浄用液体という)は、液状の洗浄媒体であり、水を含有するものが好ましい。なお、予備洗浄用液体には、ビルダー等、固体成分が存在していてもよい。

0008

予備洗浄用液体は、硬度が2〜15°DH、好ましくは3〜11°DH、より好ましくは4〜10°DHである。ここで、硬度はドイツ硬度であり、これは、水中の硬度成分であるカルシウムマグネシウムの全量を、CaO換算でmg/水100mlで表したものである(単位:°DH)。

0009

また、予備洗浄用液体は、pHが3〜8、好ましくは5〜8、より好ましくは5〜7である。ここで、pHは、予備洗浄を行う際の予備洗浄液体の温度におけるpHである。

0010

予備洗浄用液体は、この範囲の硬度及びpHを満たす上で、本発明の効果を損なわない種々の成分を含有することができる。

0011

予備洗浄用液体は、カチオン界面活性剤を含有することが好ましく、カチオン界面活性剤としては、下記一般式(I)で示される化合物及び/又は下記一般式(II)で示される化合物が好ましい。

0012

0013

〔式中、R1、R2、R3、R4のうち少なくとも1つとR5は、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基であり、残余ベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又は下記一般式(III)

0014

0015

で表される基であり、X-は、ハロゲンイオン又は下記一般式(IV)

0016

0017

で表される陰イオン(R6、R7の少なくとも一方は炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、他方は水素原子メチル基エチル基、又は炭素数8〜18のアルキルリン酸残基である)である。〕。

0018

カチオン界面活性剤は、予備洗浄用液体中に0.0005〜1重量%、更に0.001〜0.5重量%、特に0.002〜0.05重量%含有されることが好ましい。

0019

また、予備洗浄用液体は、ノニオン界面活性剤を含有することが好ましく、ノニオン界面活性剤としては、下記一般式(V)で表される化合物が好ましい。

0020

R8−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (V)
〔式中、R8は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基である。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数であり、p>0、好ましくはp=2〜10、r>0、好ましくはr=2〜10、q=1〜6、好ましくはq=1〜5であり、p+q+r=4〜20、好ましくは6〜14である〕。

0021

ノニオン界面活性剤は、予備洗浄用液体中に0.0005〜1重量%、更に0.001〜0.5重量%、特に0.002〜0.05重量%含有されることが好ましい。

0022

その他に、予備洗浄用液体に配合できる成分として、酵素香料色素溶剤グリコール類再汚染防止剤消泡剤等が挙げられる。

0023

本発明において、病院用繊維製品を予備洗浄する条件には特に制限はなく、被洗物汚れの状態などに応じて適宜選択することができるが、カチオン界面活性剤が上記濃度となるように予備洗浄用液体を使用し、予備洗浄用液体のpH及び硬度を前記範囲とし、予備洗浄用液体の温度を5〜70℃として、1〜20分洗浄することが好ましい。

0024

本発明においては、予備洗浄に続いて、アルカリビルダー及び界面活性剤を含む液体(以下、本洗浄用液体という)を用いて本洗浄を行う。この本洗浄用液体も、液状の洗浄媒体であり、水を含有するものが好ましい。なお、本洗浄用液体にも固体成分が存在していてもよい。

0025

本洗浄用液体に用いるアルカリビルダーには特に制限はないが、珪酸炭酸リン酸及びこれらの塩、好ましくはナトリウム塩を好適に使用できる。

0026

また、本洗浄用液体に用いる界面活性剤としては、予備洗浄用液体で説明した一般式(I)で示される化合物及び/又は下記一般式(II)で示される化合物等のカチオン界面活性剤、一般式(V)で表される化合物等のノニオン界面活性剤の他、α−オレフィンスルホン酸塩直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩石鹸などの陰イオン界面活性剤を使用することもできる。

0027

その他に、本洗浄用液体には、漂白剤、消泡剤、蛍光増白剤、酵素などを含むことができる。

0028

本洗浄用液体に用いる漂白剤には特に制限はなく、例えば、過炭酸ナトリウム過酸化水素過硼酸ナトリウム過酸化ナトリウムなどの酸素系漂白剤次亜塩素酸ナトリウム亜塩素酸ナトリウムサラシ粉などの塩素系漂白剤、ハイドロサルファイトチオ硫酸ナトリウム重亜硫酸ナトリウムなどの還元漂白剤などを挙げることができる。

0029

それ以外の本洗浄の条件は、被洗物の汚れの状態などに応じて適宜選択することができるが、通常は、被洗物に対してアルカリビルダーが0.002〜0.2重量%、界面活性剤が0.001〜0.5重量%となるように、本洗浄用液体を使用し、本洗浄用液体の温度及びpHを前記範囲として、1〜20分洗浄することが好ましい。このような条件で本洗浄を行うことにより、病院用繊維製品の汚れを、再汚染を生ずることなく除去し、さらに良好な漂白効果を発揮することができる。

0030

本洗浄後の被洗物は、公知の方法により濯ぎ脱水、乾燥を行うことが好ましい。

0031

本発明の洗浄方法は、予備洗浄、本洗浄とも、洗浄機を用いる、自動化された洗浄システムで実施できる。

発明の効果

0032

本発明の洗浄方法の対象となる繊維製品としては、病院で使用されるシーツ、枕カバー、包帯、病衣、白衣、手術衣等の病院用の繊維製品であって、グルコン酸クロルヘキシジンが付着した繊維製品が挙げられる。

0033

本発明によれば、消毒薬であるグルコン酸クロルヘキシジンが付着した病院用繊維製品を塩素系漂白剤で漂白洗浄した場合でも、グルコン酸クロルヘキシジンに起因する着色を生ずることなく洗浄することができる。

0034

実施例1〜5及び比較例1〜5
グルコン酸クロルヘキシジンの5重量%水溶液を、10cm×10cmの木綿布に0.5g滴下し、風乾し、人工汚染布とした。この時点で、人工汚染布には肉眼で確認できる汚れは存在しない。

0035

この人工汚染布を表1に示す条件で予備洗浄(40〜50℃、5分間)した後、排水、脱水した後、表1に示す条件で本洗浄(60℃、10分間)した。

0036

本洗浄後の人工汚染布を乾燥させ、次亜塩素酸ナトリウムの6重量%水溶液を0.5g滴下し、発色させた(発色試験)。

0037

洗浄前の人工汚染布と発色試験後の人工汚染布の520nmにおける反射率を、それぞれ測定し、以下の式により白度を算出した。白度が100に近いほど、発色が小さく良好な結果であることを意味する。
白度=(発色試験後の人工汚染布の反射率)/(洗浄前の人工汚染布の反射率)×100

0038

0039

(注)
*1ノニオン界面活性剤(1):ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王(株)、エマルゲン108)
*2 ノニオン界面活性剤(2):日本触媒(株)、ソフタノール70
*3 ノニオン界面活性剤(3):花王(株)、エマルゲンLS110

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