図面 (/)
課題
解決手段
概要
背景
従来、コンドームに用いる潤滑剤としては、シリコーンオイルが多く使用されているが、シリコーンオイルは油性であるため、ぬめり性や湿潤性に不自然であると感じる使用者もいる。また、シリコーンオイルからなる潤滑剤が身体や下着等に付着した場合、それを洗い落とすことが大変であった。本願出願人は、上記したような事情を鑑み、コンドーム用の水性潤滑剤、及びこの水性潤滑剤を塗布したコンドームを開発した(特開平10−298060号)。この水性潤滑剤は、乳酸ナトリウム溶液(浸入剤)に潤滑剤としてグリセリン、プロピレングリコール(湿潤剤)の内、いずれか1種類若しくは2種類を混合した水溶液を主剤とし、これにプルラン(ぬめり剤)を添加したものである。上記した水性潤滑剤は、巻き上げた状態のコンドームに適宜な量を滴下してパッケージ内にて浸入させている。
上記した水性潤滑剤は、浸入性がよく、巻き上げたコンドームに滴下することで、コンドームの巻き込み部の奥まで良く浸入させることができる。さらに、この水性潤滑材は、吸水によるコンドームの白化を防止し得る利点もある。上記した水性湿潤剤は、コンドームに塗布することでしっとりとした感触を与えると共に、体液に近いぬめり感により、使用時の違和感を低減し、自然な感じを抱かせる感触の良いコンドームと成す。また、上記水性潤滑剤は、身体や下着等に付着した場合にも、水溶性であるから、比較的容易に洗い落とすことができ、大変使い勝手の良いものである。
概要
茶ポリフェノールを含む水性のコンドーム用水性潤滑剤、及びこの水性潤滑剤を塗布したコンドームに関し、水性潤滑剤にウイルスの抑制効果を具備せしめ、これと同時に、水性潤滑剤が下着等に付着した際にも、着色して汚れてしまうことを回避する。
茶ポリフエェノールを含有する水性のコンドーム用水性潤滑剤であり、水性潤滑剤中に茶ポリフェノールを適度に添加することにより、水性潤滑剤にウイルスの抑制機能を具備せしめ、且つ、上記茶ポリフェノール中に含まれるカフェインの含有量を特定の範囲内に設定し、ウィルスの抑制効果と共に、下着等に付着した際の着色を回避する。
目的
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 2件
- 牽制数
- 1件
この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
- 医薬品製剤
- 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬
- 植物物質含有医薬
- 整形外科、看護、避妊
- 化合物または医薬の治療活性
- 非環式または炭素環式化合物含有医薬
- 潤滑剤
技術分野
0001
本発明は、コンドーム用の水性潤滑剤、及びこの水性潤滑剤を塗布したコンドームに関し、さらに詳しくは、エイズや尖圭コンジローマ等のウイルスを抑制する機能のあるコンドーム用水性潤滑剤、及びその水性潤滑剤を塗布したコンドームに関する。
背景技術
0002
従来、コンドームに用いる潤滑剤としては、シリコーンオイルが多く使用されているが、シリコーンオイルは油性であるため、ぬめり性や湿潤性に不自然であると感じる使用者もいる。また、シリコーンオイルからなる潤滑剤が身体や下着等に付着した場合、それを洗い落とすことが大変であった。本願出願人は、上記したような事情を鑑み、コンドーム用の水性潤滑剤、及びこの水性潤滑剤を塗布したコンドームを開発した(特開平10−298060号)。この水性潤滑剤は、乳酸ナトリウム溶液(浸入剤)に潤滑剤としてグリセリン、プロピレングリコール(湿潤剤)の内、いずれか1種類若しくは2種類を混合した水溶液を主剤とし、これにプルラン(ぬめり剤)を添加したものである。上記した水性潤滑剤は、巻き上げた状態のコンドームに適宜な量を滴下してパッケージ内にて浸入させている。
0003
上記した水性潤滑剤は、浸入性がよく、巻き上げたコンドームに滴下することで、コンドームの巻き込み部の奥まで良く浸入させることができる。さらに、この水性潤滑材は、吸水によるコンドームの白化を防止し得る利点もある。上記した水性湿潤剤は、コンドームに塗布することでしっとりとした感触を与えると共に、体液に近いぬめり感により、使用時の違和感を低減し、自然な感じを抱かせる感触の良いコンドームと成す。また、上記水性潤滑剤は、身体や下着等に付着した場合にも、水溶性であるから、比較的容易に洗い落とすことができ、大変使い勝手の良いものである。
発明が解決しようとする課題
0004
ところで、最近では、エイズや尖圭コンジローマ等のウイルス感染が社会問題となっている。これらのウイルス感染には、避妊具としてコンドームを使用することが有効な予防対策の一つとして知られている。一方、コンドームに塗布する水性潤滑剤にタンニン等のウイルス抑制剤を混合したゼリー液を使用することにより、上記したようなウイルス感染をより効果的に防止する提案がなされている(特開平6−189997号,特開平6−189998号)。上記した水性潤滑剤は、コンドームの表面にタンニン等を塗布することにより、ウイルス抑制効果を備えているが、植物から抽出した茶ポリフェノール(タンニン)が多分に含まれているため、水溶性の潤滑剤であっても、下着等に付着した場合、着色して汚してしまう不具合があり、容易に洗い落とすことができなかった。
0005
本発明の課題は、植物から抽出した茶ポリフェノール(タンニン)を含む水性のコンドーム用潤滑剤、及びこの水性潤滑剤を塗布したコンドームに関し、上記水性潤滑剤にウイルスの抑制効果を具備せしめることにある。
課題を解決するための手段
0006
上記した課題を解決するために、本発明のコンドーム用水性潤滑剤は、茶ポリフエェノールを含有する水性潤滑剤であり、コンドームの内外両面に塗布して使用する。上記した水性潤滑剤に含まれる茶ポリフェノールは、コンドームの内面と外面、即ち、男性側若しくは女性側において、ウィルスの抑制を行ない、キャリアーからのウィルス感染を抑止する。また、茶ポリフェノールはウイルスの他に雑菌に対する殺菌効果を奏し、殺菌による消臭を防止し得る。尚、請求項2乃至請求項5のコンドーム用水性潤滑剤、及びこの水性潤滑剤を塗布したコンドームの説明は、発明の実施形態の欄で合わせて説明する。
0008
本発明におけるポリフェノールとは、同一のベンゼン環に2つ以上の水酸基を持つ物質群を意味し、一般的にはレゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシノール及びそれら化合物と同様の構造を分子内に有する化合物を挙げることができる。
0009
茶には多種多様なポリフェノール化合物が存在するが、その多くは下記の一般式(I)で表わされるフラバン−3−オール(Flavan−3−ol)のポリオキシ誘導体あるいはその関連化合物である、フラバン−3−オール類として存在する。
0010
0011
茶に含まれるフラバン−3−オール類のうち、代表的なものは、例えばTHEHANDBOOK OF NATURALFLAVONOIDS (Volume1、2)Copyright 1999 by JOHN WILEY& SONS,LTDに収載されている。本発明における茶ポリフェノールとしては、上記フラバン−3−オール類が好ましく、それらの中では下記の一般式(II)で表わされる化合物が最も好ましい。
0012
0014
0016
上記一般式(II)で表わされる化合物の具体例を挙げるとすれば、(−)−エピカテキン((−)−epicatechin:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Rを表す。)、(−)−カテキン((−)−catechin:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Rを表す。)、(+)−カテキン((+)−catechin:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Sを表す。)、(+)−エピカテキン((+)−epicatechin:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Sを表す。)、(−)−エピカテキンガレート((−)−epicatechingallate:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3は水素原子を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Rを表す。)、(−)−カテキンガレート((−)−catechin gallate:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3は水素原子を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Rを表す。)、(+)−カテキンガレート((+)−catechin gallate:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3は水素原子を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Sを表す。)、(+)−エピカテキンガレート((+)−epicatechin gallate:式(II)においてR1、R2は水酸基を示し、R3は水素原子を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Sを表す。)、(−)−エピガロカテキン((−)−epigallocatechin:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Rを表す。)、(−)−ガロカテキン((−)−gallocatechin:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Rを表す。)、(+)−ガロカテキン((+)−gallocatechin:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Sを表す。)、(+)−エピガロカテキン((+)−epigallocatechin:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4は水素原子を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Sを表す。)、(−)−エピガロカテキンガレート((−)−epigallocatechin gallate:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Rを表す。)、(−)−ガロカテキンガレート((−)−gallocatechin gallate:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Rを表す。)、(+)−ガロカテキンガレート((+)−gallocatechin gallate:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Sを表す。)、(+)−エピガロカテキンガレート((+)−epigallocatechin gallate:式(II)においてR1、R2、R3は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Sを表す。)、(−)−エピアフゼレキン((−)−epiafzelechin:式(II)においてR1、R3、R4は水素原子を示し、R2は水酸基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Rを表す。)、(−)−アフゼレキン((−)−afzelechin:式(II)においてR1、R3、R4は水素原子を示し、R2は水酸基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Rを表す。)、(+)−アフゼレキン((+)−afzelechin:式(II)においてR1、R3、R4は水素原子を示し、R2は水酸基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Sを表す。)、(+)−エピアフゼレキン((+)−epiafzelechin:式(II)においてR1、R3、R4は水素原子を示し、R2は水酸基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Sを表す。)、(−)−エピアフゼレキンガレート((−)−epiafzelechingallate:式(II)においてR1、R3は水素原子、R2は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Rを表す。)、(−)−アフゼレキンガレート((−)−afzelechingallate:式(II)においてR1、R3は水素原子、R2は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Rを表す。)、(+)−アフゼレキンガレート((+)−afzelechingallate:式(II)においてR1、R3は水素原子、R2は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2R、3Sを表す。)、(+)−エピアフゼレキンガレート((+)−epiafzelechingallate:式(II)においてR1、R3は水素原子、R2は水酸基を示し、R4はガロイル基を示し、2位および3位の立体配置は2S、3Sを表す。)などがある。
0017
本発明においては、茶の葉、茎、木部、樹皮、根、実及び種子、あるいはそれらの加工物を適宜選択して、ポリフェノール化合物の原料とすることができる。上記加工物とは、例えば茶の葉や茎を飲用に加工した緑茶、ウーロン茶及び紅茶などを挙げることができる。これら原料は、粒径を適当な大きさに調整することにより、そのまま本発明に用いることもできるが、通常はこれら原料からさらに水、熱水、含水有機溶媒及び有機溶媒などによりポリフェノール化合物を抽出して使用する。本発明に用いる際の当該抽出物の最終的な形態は液体、固体(粉末を含む)の別を問わない。本発明においては、これら抽出物はもちろんのこと、これら抽出物からさらに所望の純度に精製されたポリフェノール化合物を使用することもできる。
0018
茶からポリフェノール化合物を得る方法としては、例えば特公平1−44232号公報、同2−12474号公報、同2−22755号公報、特開平4−20589号公報、同5−260907号公報、同8−109178号公報などに具体例が記載されている。
発明を実施するための最良の形態
0019
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1にて示すように、コンドームaは、コンドーム本体1の先端に精液溜2を突出形成し、且つ同コンドーム本体1の基端側の開口縁に口巻3を形成してある。図2乃至図4にて示すコンドームaは、パッケージbの中に収納するために口巻3を上げた状態を示している。口巻3を巻き上げたコンドームaは、パッケージbの片面を構成するシートb1の上に載置し(図3)、もう一枚のシートb2を被せる直前に水性の潤滑剤cを所定量滴下する。その後、上記した如くコンドームaを載置したシートb1の上にシートb2を重ね合わせ、その周囲4辺を熱圧着してパッケージbの中にコンドームaを密封した状態で収納する(図4)。
0020
上記したように水性潤滑剤cを滴下したコンドームaは、パッケージ内に収納された状態で水性潤滑剤cが巻き込み部分に浸入し、これにより、内外両面に水性潤滑剤cが満遍なく塗布された状態となる(図3,図4)。
0021
上記した如くコンドームaに塗布する水性潤滑剤cは、下記に示すような成分にて構成されている。
・トリメチルグリシン(グリシン誘導体)・・・・・200〜450g
・グリセリン・・・・・100〜200g
・水 ・・・・・300〜700g
・プルラン(天然多糖類) ・・・・・5〜40g
・茶ポリフェノール・・・・・0.01〜1g
尚、本実施例において、茶フェノールとして(東京フードテクノ(株)製、茶ポリフェノン70S)を用いた。また、上記した如く配合した水性潤滑剤の使用量は、コンドーム一個あたり50mg〜800mmgの範囲で適用するとよい。
0022
以下に本発明で使用したポリフェノン70Sの組成を示す。
0023
上記した割合にて配合した水性潤滑剤cは、トリメチルグリシン(グリシン誘導体),グリセリン,水,プルランを適度に配合することにより、適度なぬめり性としっとり感を具有し、体液に近いものとなる。
0024
上記水性潤滑剤cは、コンドームaに吸水されて白化することがない。また、同水性潤滑剤は浸入性に優れているので、巻き上げた状態のコンドームに滴下した際に、巻き上げ部分の内部まで速やかに浸入し、バッケージ内に収納された状態ではコンドームの内外両面に満遍なくいきわたる。
0025
水性潤滑剤中に含まれる茶ポリフェノールは、尖圭コンジローマ、エイズ等のウイルスを抑制する機能を具有するので、性交によるウィルス感染を予防し得る。また、茶ポリフェノールはウイルスの他に雑菌に対する殺菌効果もあり、殺菌による消臭効果も奏する。
0026
上記したように、水性潤滑剤cに添加する茶ポリフェノールを必要最低限0.001重量%〜0.5重量%に抑えて用いることで、良好な殺菌効果を奏すると共に、茶ポリフェノールを含む水性潤滑剤cが下着等に付着した場合でも、添加量を抑えているので着色することはなく、仮に着色しても簡単に洗い落とすことができる。また、天然多糖類としてプルランを添加してあるので、茶ポリフェノールに含まれるタンニンの強い渋味を上記プルランの甘さにより緩和することができる。よって、上記水性潤滑剤が口に入った場合にも、タンニンの渋味により不快な思いをすることもない。
発明の効果
0027
本発明のコンドーム用水性潤滑剤は、茶ポリフエェノールを含有する水性のコンドーム用水性潤滑剤であるから、コンドームの内外両面に塗布することで、茶ポリフェノールが具備するウイルス抑制作用により、コンドームの内面及び外面、即ち、男性側若しくは女性側において、エイズや尖圭コンジローマ等のウィルスを抑制し、性交によってキャリアーからのウィルス感染を予防し得る。また、茶ポリフェノールはウイルスの他に雑菌に対する殺菌効果もあり、殺菌による消臭効果も奏する。
0028
請求項2記載のコンドーム用水性潤滑剤は、茶ポリフェノールを含む水性潤滑剤中に、グリシン誘導体と、糖類との少なくとも一方を添加し、その添加量を上記水性潤滑剤中に20重量%以上含有したものであるから、グリシン誘導体により、適度なぬめり性としっとりした感触を作り出すことができる。また、水性潤滑剤の浸入性を向上せしめるので、巻き上げた状態のコンドームに滴下した際に、コンドームの内外両面に浸入して全面的に塗着される。さらには、グリシン誘導体は、コンドームが水性潤滑剤の水分を吸水して白化し、物性が低下する不具合を防止できる。また、適度な糖類を添加することにより、茶ポリフェノールが有する渋味をグリシン誘導体の甘さにより打ち消すことができる。よって、何らかの結果により、上記水性潤滑剤が口に入った場合も、タンニンの渋味により不快な思いをすることもない。
0029
請求項3記載のコンドーム用水性潤滑剤は、請求項2記載のコンドーム用水性潤滑剤において、グリシン誘導体としてトリメチルグリシンを用い、これを茶ポリフェノールを含む水性潤滑剤中に20重量%含有したものであるから、トリメチルグリシンが具備する甘みにより、茶ポリフェノール(タンニン)が有する渋味を自然に抑え、不快な味覚を効果的に緩和し得る。
0030
請求項4記載のコンドームは、上記した請求項1乃至4記載のコンドーム用水性潤滑剤を塗布して成るものであるから、使用の際に、上記した水性潤滑剤による効果、すなわち、ウイルスの抑制効果、自然なぬめり性、殺菌、消臭、保湿効果を奏する。
0031
請求項5記載のコンドームは、茶ポリフェノールを含有する水性のコンドーム用水性潤滑剤にあって、同茶ポリフェノール100重量%に対して、カフェイン0.625重量%以下添加し、同水性潤滑剤中の茶ポリフェノールを0.001〜0.5重量%とし、この水性潤滑剤を50mg〜800mg塗布したものである。よって、茶ポリフェノールが具備するウイルスの抑制に優れる。また、カフェインを0.625重量%以下に設定することにより、水性潤滑剤が下着等に付着した場合にも、着色することがなく、仮に着色しても容易に洗い落とすことができる。
図面の簡単な説明
0032
図1本発明のコンドームを示す正面図。
図2巻き上げた状態のコンドームを示す斜視図。
図3巻き上げた状態のコンドームを示す縦断面図。
図4パッケージ内に収納した状態のコンドームを示す従断面図。
--
0033
a・・・コンドーム
b・・・パッケージ
c・・・水性潤滑剤
1・・・コンドーム本体
2・・・精液溜
3・・・口巻
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