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技術 パターン検出回路、データ受信装置、パターン検出回路の動作方法及びプログラム

出願人 株式会社ケンウッド株式会社テクシオ
発明者 篠塚哲吉田智恵
出願日 2001年6月20日 (18年10ヶ月経過) 出願番号 2001-186726
公開日 2003年1月10日 (17年3ヶ月経過) 公開番号 2003-008582
状態 特許登録済
技術分野 小規模ネットワーク(3)ループ,バス以外
主要キーワード パターン読出 初期ステート キャプチャメモリ ノード機器 ステート管理 読出応答 パターンレジスタ 応答期限
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

互いに関連性のある複数の通信用パケットが所定の順序転送されたタイミングを適切に検出する。

解決手段

検出処理部1は、ステート管理部2によりセットされたデータの規定する条件に合致した要求パケットから、トランザクション・ラベルといった識別情報を取り込み、ラベル保持部5に保持させる。また、検出処理部1は、要求パケットを受信したのちに別のパケットを受信すると、そのパケットに含まれるトランザクション・ラベルといった識別情報を、ラベル保持部5に保持されているデータと比較して、要求パケットに対する応答となる応答パケットを検出可能とする。ステート管理部2は、メモリ4に記憶されているパターンデータを読み出して検出処理部1にセットし、パターンデータの規定する全ての条件に合致したことを検出すると、トリガ信号を出力する。

概要

背景

例えばIEEE1394バス等を用いた所定のネットワークにおける伝送信号を取得して転送データを受信し、予め定めた検出パターン合致するデータ列転送されたことを検出するためのパターン検出回路が知られている。このパターン検出回路は、パケット構成の転送データを受信し、予め定めた検出パターンにより、所定数パケットに関して、検出パターンが規定する全ての条件に合致したことを検出する。パターン検出回路は、全ての検出条件に合致することを検出したタイミングで、例えばトリガ信号を出力する。これにより、パターン検出回路は、互いに関連性のある複数のパケットを受信したタイミングを検出することを試みる。例えば、パターン検出回路は、あるノード機器から他のノード機器に転送された要求パケットと、その要求パケットに対する応答となる応答パケットとを受信したタイミングにて、トリガ信号を出力することを試みる。

ここで、IEEE1394バスを用いたネットワークでは、通信用パケットトランザクション・ラベルと称される識別情報が付与される。また、要求パケットとそれに対する応答となる応答パケットのように、互いに関連性を有する複数のパケットに対しては、同一のトランザクション・ラベルが付与される。

概要

互いに関連性のある複数の通信用パケットが所定の順序で転送されたタイミングを適切に検出する。

検出処理部1は、ステート管理部2によりセットされたデータの規定する条件に合致した要求パケットから、トランザクション・ラベルといった識別情報を取り込み、ラベル保持部5に保持させる。また、検出処理部1は、要求パケットを受信したのちに別のパケットを受信すると、そのパケットに含まれるトランザクション・ラベルといった識別情報を、ラベル保持部5に保持されているデータと比較して、要求パケットに対する応答となる応答パケットを検出可能とする。ステート管理部2は、メモリ4に記憶されているパターンデータを読み出して検出処理部1にセットし、パターンデータの規定する全ての条件に合致したことを検出すると、トリガ信号を出力する。

目的

この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、例えば、要求パケットと、それに対する応答となる応答パケットのように、互いに関連性のある複数の通信用パケットが所定の順序で転送されたタイミングを適切に検出することができるパターン検出回路、データ受信装置、パターン検出回路の動作方法及びプログラムを、提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

予め設定した検出パターン合致する複数の通信用パケットを受信したことを検出するためのパターン検出回路であって、通信用パケットから抽出された所定の識別情報を保持する識別情報保持手段と、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶するパターンデータ記憶手段と、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータに基づいて、全ての検出条件に合致する複数の通信用パケットを受信したことを検出し、所定のトリガ信号を出力する処理手段とを備える、ことを特徴とするパターン検出回路。

請求項2

前記処理手段は、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件に合致した第1のパケットから抽出された識別情報を、前記識別情報保持手段に保持させ、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件で前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件に合致する第2のパケットを受信したことを検出すると、トリガ信号を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載のパターン検出回路。

請求項3

IEEE1394バス上を伝送される通信用パケットを受信する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン検出回路。

請求項4

複数の通信用パケットとなる転送データを受信して、予め定めた検出パターンに合致したことを検出するためのデータ受信装置であって、予め定めた検出パターンに合致する第1のパケットに含まれる所定の識別情報を、所定の保持部により保持し、通信用パケットに含まれる転送データが前記保持部に保持されている識別情報を用いた検出パターンに合致するか否かを判別することにより、第1のパケットより後に受信した通信用パケットのうちで、予め定めた検出パターンに合致する第2のパケットを検出する、ことを特徴とするデータ受信装置。

請求項5

第2のパケットを検出したタイミングにて、所定のトリガ信号を出力する、ことを特徴とする請求項4に記載のデータ受信装置。

請求項6

第1のパケットは、要求パケットであり、第2のパケットは、第1のパケットに対する応答となる応答パケットである、ことを特徴とする請求項4又は5に記載のデータ受信装置。

請求項7

識別情報保持手段と、パターンデータ記憶手段と、処理手段とを備えるパターン検出回路の動作方法であって、前記パターンデータ記憶手段が、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶し、前記識別情報保持手段が、通信用パケットに含まれる所定の識別情報を保持し、前記処理手段が、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータに基づいて、前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件を含む、全ての検出条件に合致する複数の通信用パケットの受信を検出し、所定のトリガ信号を出力する、ことを特徴とするパターン検出回路の動作方法。

請求項8

前記処理手段が、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件に合致すると判別した第1のパケットから抽出された識別情報を、前記識別情報保持手段に保持させ、第1のパケットより後に受信した通信用パケットのうちで、前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件に合致する第2のパケットを検出する、ことを特徴とする請求項7に記載の動作方法。

請求項9

コンピュータを、通信用パケットに含まれる所定の識別情報を保持する識別情報保持手段と、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶するパターンデータ記憶手段と、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて、全ての検出条件に合致する複数の通信用パケットを受信したことを検出し、所定のトリガ信号を出力する処理手段、として機能させるためのプログラム

請求項10

コンピュータを、予め定めた検出パターンに合致する第1のパケットに含まれる識別情報を保持する識別情報保持手段と、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶するパターンデータ記憶手段と、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件に合致すると判別した第1のパケットから抽出された識別情報を、前記識別情報保持手段に保持させ、第1のパケットより後に受信した通信用パケットのうちで、前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件に合致する第2のパケットを検出する処理手段、として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

この発明は、パターン検出回路データ受信装置、パターン検出回路の動作方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

例えばIEEE1394バス等を用いた所定のネットワークにおける伝送信号を取得して転送データを受信し、予め定めた検出パターン合致するデータ列転送されたことを検出するためのパターン検出回路が知られている。このパターン検出回路は、パケット構成の転送データを受信し、予め定めた検出パターンにより、所定数パケットに関して、検出パターンが規定する全ての条件に合致したことを検出する。パターン検出回路は、全ての検出条件に合致することを検出したタイミングで、例えばトリガ信号を出力する。これにより、パターン検出回路は、互いに関連性のある複数のパケットを受信したタイミングを検出することを試みる。例えば、パターン検出回路は、あるノード機器から他のノード機器に転送された要求パケットと、その要求パケットに対する応答となる応答パケットとを受信したタイミングにて、トリガ信号を出力することを試みる。

0003

ここで、IEEE1394バスを用いたネットワークでは、通信用パケットトランザクション・ラベルと称される識別情報が付与される。また、要求パケットとそれに対する応答となる応答パケットのように、互いに関連性を有する複数のパケットに対しては、同一のトランザクション・ラベルが付与される。

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来技術では、トランザクション・ラベルが下層ドライバにより自動的に付与されることから、パターン検出回路にて予め検出パターンとして設定しておくことが困難であった。このため、従来のパターン検出回路は、例えば、あるノード機器からの要求パケットを複数連続して取得したのちに、これらの要求パケットそれぞれに対する応答パケットを順次取得すると、誤ったタイミングにて全ての条件に合致することを検出してしまうことがあった。

0005

例えば、図8に示すような順序に従った要求パケット(Read Request for data Block)及び応答パケット(Read Response for data Block)が、IEEE1394バス上を伝送されたとする。ここで、従来のパターン検出回路にて、2番目に伝送される要求パケットと、4番目に伝送される応答パケットとを検出して、トリガ信号の出力を試みるものとする。この場合、従来のパターン検出回路では、トランザクション・ラベルを検出条件に含めることができないため、3番目に伝送される応答パケットが検出条件に合致することを検出して、トリガ信号を出力してしまう。このため、不適切なタイミングでトリガ信号が出力されるという問題があった。

0006

この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、例えば、要求パケットと、それに対する応答となる応答パケットのように、互いに関連性のある複数の通信用パケットが所定の順序で転送されたタイミングを適切に検出することができるパターン検出回路、データ受信装置、パターン検出回路の動作方法及びプログラムを、提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るパターン検出回路は、予め設定した検出パターンに合致する複数の通信用パケットを受信したことを検出するためのパターン検出回路であって、通信用パケットから抽出された所定の識別情報を保持する識別情報保持手段と、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶するパターンデータ記憶手段と、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータに基づいて、全ての検出条件に合致する複数の通信用パケットを受信したことを検出し、所定のトリガ信号を出力する処理手段とを備える、ことを特徴とする。

0008

前記処理手段は、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件に合致した第1のパケットから抽出された識別情報を、前記識別情報保持手段に保持させ、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件で前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件に合致する第2のパケットを受信したことを検出すると、トリガ信号を出力することが望ましい。

0009

また、IEEE1394バス上を伝送される通信用パケットを受信することが望ましい。

0010

この発明の第2の観点に係るデータ受信装置は、複数の通信用パケットとなる転送データを受信して、予め定めた検出パターンに合致したことを検出するためのデータ受信装置であって、予め定めた検出パターンに合致する第1のパケットに含まれる所定の識別情報を、所定の保持部により保持し、通信用パケットに含まれる転送データが前記保持部に保持されている識別情報を用いた検出パターンに合致するか否かを判別することにより、第1のパケットより後に受信した通信用パケットのうちで、予め定めた検出パターンに合致する第2のパケットを検出する、ことを特徴とする。

0011

第2のパケットを検出したタイミングにて、所定のトリガ信号を出力することが望ましい。

0012

第1のパケットは、要求パケットであり、第2のパケットは、第1のパケットに対する応答となる応答パケットであることが望ましい。

0013

この発明の第3の観点に係るパターン検出回路の動作方法は、識別情報保持手段と、パターンデータ記憶手段と、処理手段とを備えるパターン検出回路の動作方法であって、前記パターンデータ記憶手段が、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶し、前記識別情報保持手段が、通信用パケットに含まれる所定の識別情報を保持し、前記処理手段が、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータに基づいて、前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件を含む、全ての検出条件に合致する複数の通信用パケットの受信を検出し、所定のトリガ信号を出力する、ことを特徴とする。

0014

前記処理手段が、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件に合致すると判別した第1のパケットから抽出された識別情報を、前記識別情報保持手段に保持させ、第1のパケットより後に受信した通信用パケットのうちで、前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件に合致する第2のパケットを検出することが望ましい。

0015

この発明の第4の観点に係るプログラムは、コンピュータを、通信用パケットに含まれる所定の識別情報を保持する識別情報保持手段と、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶するパターンデータ記憶手段と、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているデータに基づいて、全ての検出条件に合致する複数の通信用パケットを受信したことを検出し、所定のトリガ信号を出力する処理手段、として機能させる。

0016

この発明の第5の観点に係るプログラムは、コンピュータを、予め定めた検出パターンに合致する第1のパケットに含まれる識別情報を保持する識別情報保持手段と、前記識別情報保持手段に保持される識別情報を用いた検出条件を規定するパターンデータを、予め記憶するパターンデータ記憶手段と、前記パターンデータ記憶手段に記憶されているパターンデータの規定する検出条件に合致すると判別した第1のパケットから抽出された識別情報を、前記識別情報保持手段に保持させ、第1のパケットより後に受信した通信用パケットのうちで、前記識別情報保持手段に保持されている識別情報を用いた検出条件に合致する第2のパケットを検出する処理手段、として機能させる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下に、図面を参照し、この発明の実施の形態に係るパターン検出回路の一例として、IEEE1394バスにおける伝送信号を取得して転送データを受信するパターン検出回路100について説明する。なお、以下の説明では、括弧に下付した添字”2”と”16”が、それぞれ、2進数表示16進数表示であることを示すものとする。

0018

IEEE1394バスでは、パケット構造を有する転送データが、複数のノード機器となるネットワーク機器の間を、シリアルで伝送される。例えば、書込要求(Write Request)パケットや書込応答(Write Response)パケット、読出要求(Read Request)パケットや読出応答(Read Response)パケット等となる転送データが伝送される。ここで、書込要求パケットには、32ビットからなる1クワドレットを単位としたクワドレット書込(Quadlet Write)と、ブロック書込(Block Write)とに対応したものがある。また、読出要求パケットには、1クワドレットを単位としたクワドレット読出(Quadlet Read)と、ブロック読出(Block Read)とに対応したものがある。

0019

図1は、一例として、ブロック読出に対応した読出要求パケット(Read Request for data Block)のデータ構造を示す図である。図示するように、ブロック読出に対応した読出要求パケットは、先頭から、16ビットのdestination_ID、6ビットのトランザクション・ラベル(tl: transaction label)、2ビットのリトライ(rt: retry)、4ビットのトランザクション・コード(tcode: transaction code)、4ビットのプライオリティ(pri: priority)、16ビットのsource_ID、48ビットのdestination_offset、8ビットのdata_length、8ビットのextended_tcode、32ビットのheader_CRCとなるデータを含んでいる。

0020

また、図2は、他の一例として、ブロック読出に対応した読出応答パケット(Read Response for data Block)のデータ構造を示す図である。図示するように、ブロック読出に対応した読出応答パケットは、読出要求パケットに、データフィールドと、data_CRCとなるデータとが付加され、また、destination_offsetに代えて、4ビットのrcodeと、将来のために予約された44ビットのreservedとなるデータを含んでいる。

0021

図3は、この発明の実施の形態に係るパターン検出回路100の構成を示す図である。図示するように、このパターン検出回路100は、検出処理部1と、ステート管理部2と、CPU(Central Processing Unit)3と、メモリ4と、ラベル保持部5とを備えている。

0022

検出処理部1は、例えば物理レイヤ回路等を用いて、IEEE1394バスにおける伝送信号を取得することにより転送データを受信し、ステート管理部2によりセットされたデータの規定した条件に合致することを、検出するためのものである。すなわち、検出処理部1は、例えば、ステート管理部2によりセットされたデータと転送データとの比較処理を実行し、両者が一致したことを検出すると、ステート管理部2に所定の通知を送る。こうした機能を実現するため、検出処理部1は、例えば、デマルチプレクサと、パターンレジスタと、比較回路とを備えて構成される。ここで、デマルチプレクサは、通信用パケットに含まれるヘッダ・データを抽出する。パターンレジスタは、ステート管理部2によりセットされるパターンデータ(後述するコンペアデータ等)を保持する。比較回路は、デマルチプレクサの出力をパターンレジスタの保持データと比較することにより、予め定めたバイト位置の転送データが保持データと一致したことを検出する。

0023

ここで、検出処理部1は、ステート管理部2によりセットされたデータに基づいて、互いに関連性を有する複数のパケットが転送されたことを検出可能とする。より具体的には、検出処理部1は、ステート管理部2によりセットされたデータの規定する特定の条件に合致した要求パケットから、トランザクション・ラベルといった識別情報を取り込み、ラベル保持部5に保持させる。また、検出処理部1は、条件に合致する要求パケットを検出したのちに別のパケットを受信すると、そのパケットに含まれるトランザクション・ラベルといった識別情報を、ラベル保持部5に保持されているデータと比較して、要求パケットに対する応答となる応答パケットを検出可能とする。なお、トランザクション・ラベルといった識別情報は、ネットワーク機器がパケットを送信する際に、下層のドライバにより自動的に割り当てられることが多く、検出パターンとして予め設定しておくことが困難な情報である。

0024

ステート管理部2は、予め定めた検出パターンに合致する複数のパケットが所定の順序で転送されたことをトリガ信号の出力条件としたパターン検出を可能とするためのものである。すなわち、ステート管理部2は、通信用パケットの受信状況に応じたパターンデータを、メモリ4から読み出して検出処理部1にセットし、検出処理部1からの通知の有無に基づいて、転送データがパターンデータの規定する条件に合致するか否かを判別する。また、ステート管理部2は、予め設定された全てのパターンデータを用いた一致検出が終了すると、トリガ信号を生成して出力する。

0025

ここで、ステート管理部2は、検出処理部1によるパターン検出の対象となる複数の通信用パケットそれぞれに対応した複数のステートを定義して、メモリ4からのパターン読出動作を規定する。すなわち、ステート管理部2は、検出処理部1からの通知の有無に基づいて、検出処理部1にセットしたデータの規定する条件に合致しない転送データが伝送されたことを検知した場合に、メモリ4におけるパターンデータの読出アドレスを、現在のステートに対応する通信用パケットを検出するためのパターンデータの先頭アドレスに設定する。

0026

CPU3は、このパターン検出回路100全体の動作を制御するためのものである。例えば、CPU3は、検出パターンとなるデータを、メモリ4に記憶させ、ステート管理部2による読出を可能とする。また、CPU3は、ステート管理部2に指令送り、パターン検出動作の開始・終了を指示する。

0027

メモリ4は、例えば半導体記憶装置等から構成され、図4に例示するような、検出パターンを示すパターンデータを記憶するためのものである。図4に示すように、このパターンデータは、バイト位置データと、マスクデータと、コンペアデータとを含んでいる。

0028

バイト位置データは、通信用パケット内で、コンペアデータと比較される転送データの位置を特定するためのデータである。ここで、バイト位置データは、例えば16ビットからなり、上位4ビットを制御フラグとして使用し、下位12ビットにより通信用パケットにおける転送データのバイト位置を指定する。

0029

マスクデータは、コンペアデータと転送データとの比較結果を有効に取り込むビット位置を示すデータである。すなわち、コンペアデータと転送データについて、マスクデータが(1)2となる全てのビット位置について、検出処理部1がデータを比較する。この際、検出処理部1は、比較結果をAND演算して、TRUE、すなわち(1)2となる場合に、コンペアデータが転送データと一致したことを検出する。

0030

コンペアデータは、転送データと比較される検出パターンを示すデータである。

0031

また、メモリ4は、パターン検出の対象となる複数の通信用パケットそれぞれに対応して記憶しているパターンデータの先頭アドレス及び、パターン検出が終了となるアドレスを、ステート設定データとして、パターンデータとは別に記憶する。このステート設定データは、ステート管理部2が定義する複数のステートの開始アドレス及び、パターン検出終了のアドレスを示している。例えば、図4に示すようなパターンデータを記憶している場合、メモリ4は、第1のステートの開始アドレスを#0、第2のステートの開始アドレスを#24、パターン検出終了のアドレスを#40としたステート設定データを記憶している。

0032

ラベル保持部5は、検出処理部1が所定の条件に従って抽出したヘッダ・データに含まれるトランザクション・ラベル等の識別情報を保持するためのものである。

0033

以下に、この発明の実施の形態に係るパターン検出回路100の動作を説明する。このパターン検出回路100は、例えばIEEE1394バスを用いて構成されたバスネットワークに接続されて電源投入されると、図5フローチャートに示す処理を実行して、予め定めた検出パターンに合致する複数のパケットが伝送されたことを検出し、トリガ信号を出力する。以下、図5のフローチャートに示す処理について説明する。

0034

CPU3は、ユーザーが図示せぬキー入力部を操作することにより入力した指示情報や、図示せぬ入出力ポートから入力された制御信号等に従って、検出パターンとなるデータを取得し、メモリ4に記憶させて設定する(ステップS1)。この際メモリ4に記憶されるデータは、パターンデータとステート設定データとを含んでいる。

0035

こののち、CPU3は、例えば外部から入力された制御信号や内部タイマ等により、転送データにおけるパターン検出の開始タイミング到来したことを検知すると、ステート管理部2に指令を送り、パターン検出のための動作を開始させる(ステップS2)。

0036

ステート管理部2は、CPU3から動作開始の指令を受けると、メモリ4に記憶されているパターンデータの読出アドレスを、パターンデータが記憶されている領域の先頭アドレスに設定する。また、ステート管理部2は、メモリ4からステート設定データを読み出し、パターン検出の対象となる複数の通信用パケットに対応した複数のステートそれぞれの開始アドレスを特定する。この際、ステート管理部2は、現在のステートを第1のステートとして定義する。このようにして、ステート管理部2は、パターンデータの読出動作初期化する(ステップS3)。

0037

ステート管理部2は、メモリ4のデータ読出位置から読み出したデータに基づいて検出処理部1の動作を制御することにより、マスクデータやコンペアデータ等からなるパターンデータをセットする(ステップS4)。

0038

検出処理部1は、ステート管理部2によりセットされたパターンデータに基づいて、受信した転送データとの比較処理を実行する(ステップS5)。この際、検出処理部1は、ステート管理部2から受けたバイト位置データの上位4ビットを制御フラグとして取り込み、ラベル保持部5によるデータ保持・読出動作を制御する。

0039

例えば、検出処理部1は、バイト位置データの上位4ビットから(1)16を取り込むと、下位12ビットにより指定されたバイト位置の転送データが要求パケットのトランザクション・ラベルである、と識別する。この場合、検出処理部1は、バイト位置データの下位12ビットにより指定されたバイト位置の転送データを、ラベル保持部5に送って保持させる。ここで、IEEE1394バスにて伝送される通信用パケットでは、先頭から3バイト目のデータにおける上位6ビットが、トランザクション・ラベルとなる。従って、メモリ4に記憶させて設定するパターンデータにおいて、バイト位置データの下位12ビットにより(003)16を予め指定しておくことにより、例えば要求パケット等のトランザクション・ラベルを、ラベル保持部5に保持させることができる。

0040

また、例えば、検出処理部1は、バイト位置データの上位4ビットから(2)16を取り込むと、下位12ビットにより指定されるバイト位置の転送データが応答パケットのトランザクション・ラベルである、と識別する。この場合、検出処理部1は、ラベル保持部5に保持されているデータをコンペアデータとして読み出し、バイト位置データの下位12ビットにより指定された転送データと比較する。

0041

このように、検出処理部1は、バイト位置データの上位4ビットから取り込んだデータが(1)16あるいは(2)16である場合に、ステート管理部2によりセットされたコンペアデータを無効として、所定の処理を実行する。なお、検出処理部1は、バイト位置データの上位4ビットから取り込んだデータが(0)16である場合には、ステート管理部2によりセットされたコンペアデータが有効であるとして、転送データとの比較処理にて使用する。

0042

検出処理部1は、比較処理の結果、転送データがコンペアデータと一致したことを検出すると、ステート管理部2にデータの一致を通知する。

0043

ステート管理部2は、検出処理部1からの通知の有無により、転送データがパターンデータの規定する条件に合致するものであるか否かを判別する(ステップS6)。

0044

ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると(ステップS6にてNO)、現在のステートに対応したパターンデータの先頭アドレスを、次のパターンデータの読出アドレスとして指定する(ステップS7)。すなわち、ステート管理部2は、パターンデータの読出アドレスを、現在のステートの開始アドレスまで戻す。こののち、ステート管理部2は、処理を上記ステップS4にリターンして、現在のステートに対応した通信用パケットが伝送されたことを検出するために、処理を繰り返す。

0045

一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致したと判別すると(ステップS6にてYES)、メモリ4におけるパターンデータの読出アドレスを、例えば、4バイト単位で増加させる(ステップS8)。

0046

この際、ステート管理部2は、増加させたパターンデータの読出アドレスをステートの開始アドレスと比較することにより、パターン検出の対象となる複数の通信用パケットそれぞれに対応した複数のステートのうちから、現在のステートを特定する(ステップS9)。すなわち、ステート管理部2は、パターンデータの読出アドレスが、上記ステップS3にてメモリ4から読み出したステート設定データに示されたステートの開始アドレスと一致するか否かを判別する。ステート管理部2は、パターンデータの読出アドレスがステートの開始アドレスと一致しないと判別すると、ステートは変化していないとして、現在のステートを維持する。一方、ステート管理部2は、ステートの開始アドレスと一致すると判別すると、次に伝送される通信用パケットにてパターン検出するためのステートに移行したとして、現在のステートを移行させる。

0047

例えば、現在のステートが第1のステートである場合に、パターンデータの読出アドレスが第2のステートの開始アドレスと一致したと判別すると、ステート管理部2は、現在のステートを第2のステートに移行させる。この際、ステート管理部2は、ラベル保持部5の保持データを確定し、以後、パターンデータの読出アドレスがパターン検出終了のアドレスとなるか、ラベル保持部5に新たな転送データを保持させる旨がパターンデータにより指示される(バイト位置データの上位4ビットが(1)16となる)かするまで、ラベル保持部5の保持データを破棄しない。

0048

あるいは、ステート管理部2は、ラベル保持部3に、予め設定した所定の時間(例えば、トランザクションの応答期限である200ms)だけデータを保持させ、その設定時間が経過したタイミングにて、保持データを破棄するようにしてもよい。この場合、ラベル保持部3の保持データが破棄されると、ステート管理部2は、処理を上記ステップS3にリターンして、第1のステートから処理をやり直す。

0049

ステート管理部2は、全てのパターンデータを用いた転送データの比較処理による一致検出が終了したか否かを判別する(ステップS10)。すなわち、ステート管理部2は、増加させたパターンデータの読出アドレスが、上記ステップS3にてメモリ4から読み出したステート設定データに示されたパターン検出終了のアドレスと一致するか否かを判別する。

0050

ステート管理部2は、読出アドレスがパターン検出終了のアドレスと一致しないと判別すると(ステップS10にてNO)、上記ステップS9にて増加させた読出アドレスが有効なアドレスであるとして、処理を上記ステップS4にリターンし、パターンデータの規定する条件に合致した転送データを検出するための処理を継続する。

0051

一方、ステート管理部2は、全てのパターンデータを用いた一致検出が終了したと判別すると(ステップS10にてYES)、検出すべき複数の通信用パケットを受信してトリガ信号の出力条件を満足したとして、トリガ信号を出力する(ステップS11)。この際、ステート管理部2は、トリガ信号を、CPU3や、外部に設けられた各種の回路(例えば、キャプチャメモリデータ記録を制御する回路やDSOの同期制御回路等)に出力する。

0052

こののち、ステート管理部2は、処理を上記ステップS3にリターンして、次のトリガ信号を出力するために、処理を継続する。あるいは、ステート管理部2は、図5のフローチャートに示す処理を終了する。

0053

次に、具体例として、図4に例示するようなパターンデータをメモリ4に記憶させてパターン検出する場合の動作について説明する。このパターンデータは、前述した図5のフローチャートに示す処理のステップS1にて、例えばCPU3により、メモリ4に記憶される。

0054

また、ステート設定データにより、第1のステートの開始アドレスが#0であり、第2のステートの開始アドレスが#24であり、パターン検出終了のアドレスが#40であることが、指定されている。ステート管理部2は、前述した図5のフローチャートに示す処理のステップS3にて、メモリ4から読み出したステート設定データにより、第1及び第2のステートの開始アドレスと、パターン検出終了のアドレスとを特定する。

0055

こののち、検出処理部1は、ステート管理部2がメモリ4のアドレス#0〜#3から読み出してセットしたパターンデータにより、初期ステートである第1のステートにて受信したパケットにおける3バイト目のデータを、ラベル保持部5に保持させる。

0056

すなわち、ステート管理部2がメモリ4のアドレス#0〜#3から読み出してセットしたパターンデータにおいて、バイト位置データの上位4ビットにより(1)16が指定されている。このことから、検出処理部1は、ステート管理部2によりセットされたコンペアデータが無効であるとする。この際、検出処理部1は、バイト位置データの下位12ビットにより指定されたバイト位置(003)16から抽出した転送データを、ラベル保持部5に送って保持させる。

0057

こののち、検出処理部1は、ステート管理部2に通知を送ることにより、メモリ4のアドレス#4〜#7に記憶されているパターンデータを取得する。検出処理部1は、マスクデータが(F0)16であることから、第1のステートで受信したパケットにおける4バイト目のデータにて、上位4ビットが(5)16であることを検出した場合に、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#8〜#11から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#0〜#3から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。この際、ラベル保持部5の保持データは破棄される。

0058

メモリ4のアドレス#8〜#11から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第1のステートにて受信したパケットにおける5バイト目のデータが(FF)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#12〜#15から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#0〜#3から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。この際、ラベル保持部5の保持データは破棄される。

0059

メモリ4のアドレス#12〜#15から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第1のステートにて受信したパケットにおける6バイト目のデータが(C1)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#16〜#19から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#0〜#3から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。この際、ラベル保持部5の保持データは破棄される。ここまでの処理により、ブロック読出に対応した読出要求パケットであって、source_IDが(FFC1)16であるパケットを、検出することができる。

0060

メモリ4のアドレス#16〜#19から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第1のステートにて受信したパケットにおける11バイト目のデータが(04)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#20〜#23から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#0〜#3から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。この際、ラベル保持部5の保持データは破棄される。

0061

メモリ4のアドレス#20〜#23から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第1のステートにて受信したパケットにおける12バイト目のデータが(04)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#24〜#27から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。この際、ステート管理部2は、パターンデータの読出アドレスが第2のステートの開始アドレスに一致したことから、第2のステートに移行する。すなわち、ステート管理部2は、ラベル保持部5の保持データを確定し、以後、トリガ信号を出力するまで、あるいは、パターンデータにより新たな転送データの抽出が指定されるまで、ラベル保持部5の保持データを破棄しない。

0062

一方、ステート管理部2は、転送データがメモリ4のアドレス#20〜#23から読み出したパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#0〜#3から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。この際、ラベル保持部5の保持データは破棄される。ここまでの処理により、destination_offsetの下位16ビットが(0404)16であるパケットを、検出することができる。

0063

メモリ4のアドレス#24〜27から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第2のステートにて受信したパケットにおける1バイト目のデータが(FF)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#28〜#31から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#24〜#27から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。

0064

メモリ4のアドレス#28〜#31から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第2のステートにて受信したパケットにおける2バイト目のデータが(C1)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#32〜#35から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#24〜#27から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。ここまでの処理により、destination_IDが(FFC1)16であるパケットを、検出することができる。

0065

メモリ4のアドレス#32〜#35から読み出したパターンデータがセットされた場合、検出処理部1は、第2のステートにて受信したパケットにおける3バイト目のデータを、ラベル保持部5の保持データと比較する。

0066

すなわち、ステート管理部2がメモリ4のアドレス#32〜#35から読み出してセットしたパターンデータにおいて、バイト位置データの上位4ビットにより(2)16が指定されている。このことから、検出処理部1は、ラベル保持部5の保持データをコンペアデータとして、バイト位置データの下位12ビットにより指定されたバイト位置(003)16から抽出した転送データと比較する。この際、マスクデータが(FC)16であることから、検出処理部1は、受信したパケットにおける3バイト目のデータのうち、上位6ビットがラベル保持部5の保持データと一致した場合に、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、メモリ4のアドレス#36〜#39から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#24〜#27から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。

0067

メモリ4のアドレス#36〜#39から読み出したパターンデータがセットされた場合、マスクデータが(F0)16であることから、検出処理部1は、第2のステートで受信したパケットにおける4バイト目のデータにて、上位4ビットが(7)16であることを検出すると、データの一致をステート管理部2に通知する。この通知を受けたステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致すると判別し、パターンデータの読出アドレスを増加させ、そのアドレスがパターン検出終了のアドレスとなることから、トリガ信号を出力する。一方、ステート管理部2は、転送データがパターンデータの規定する条件に合致しないと判別すると、メモリ4のアドレス#24〜#27から読み出したパターンデータを、検出処理部1にセットする。

0068

このようにして、パターン検出回路100は、予め定めた検出パターンに合致する複数のパケットが伝送されたことを検出して、トリガ信号を出力することができる。

0069

例えば、図4に示すパターンデータをメモリ4に記憶させた状態で、図6に示すような順序に従った要求パケット及び応答パケットが、IEEE1394バス上を伝送されたとする。この場合、パターン検出回路100は、1番目に伝送された要求パケット(Read Request for data Block)が第1のステートに対応するパターンデータの規定する条件のうち、destination_offsetが合致しないと判別して、ラベル保持部5に保持したトランザクション・ラベルを破棄する。

0070

パターン検出回路100は、2番目に伝送された要求パケット(Read Requestfor data Block)を、第1のステートに対応するパターンデータの規定する条件に合致した通信用パケットとして検出する。この際、ラベル保持部5には、トランザクション・ラベルとして”2”を示すデータが保持されている。

0071

こののち、3番目に伝送された応答パケット(Read Response for data Block)を受信すると、パターン検出回路100は、トランザクション・ラベルが”2”ではないことから、第1のステートにて検出した要求パケットと関連性を有する応答パケットではないとして、第2のステートに対応するパターンデータにより規定される条件には合致しないと判別する。

0072

パターン検出回路100は、4番目に伝送された応答パケット(Read Response for data Block)を受信すると、トランザクション・ラベルを含めた検出パターンに合致する通信用パケットが伝送されたことを検出する。そこで、パターン検出回路100は、この4番目に伝送された応答パケットを検出したタイミングにて、ステート管理部2により、トリガ信号を出力することができる。

0073

すなわち、このパターン検出回路100は、パターンデータにより予め設定することが困難なトランザクション・ラベルといった識別情報をラベル保持部5に保持させたのち、ラベル保持部5の保持データをコンペアデータとした比較処理を実行する。これにより、要求パケットと、これに対する応答となる応答パケットのように、互いに関連性を有する複数の通信用パケットが所定の順序で転送されたことを検出して、適切なタイミングでトリガ信号を出力することができる。

0074

この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、検出処理部1が転送データを受信するための構成は、物理レイヤ回路などを用いたものに限定されず、シリアルバス等により伝送される電気信号を取得して転送データを受信するための任意の構成とすることができる。

0075

また、ラベル保持部5が保持するデータは、トランザクション・ラベルに限定されず、複数の通信用パケットにおける関連性を識別可能な任意の識別情報となるデータであってもよい。

0076

上記実施の形態では、ラベル保持部5が1バイトの転送データを保持するものとして説明したが、これに限定されない。例えば、上記実施の形態におけるラベル保持部5を、実質的に4つ設けて動作させるようにすることで、より多くの識別情報を保持して、多様なパターン検出に適用してもよい。この場合、バイト位置データのうち上位2ビットを用いて、転送データを保持する4つのラベル保持部5のうちのいずれかを指定し、それに続く上位2ビットを用いて、ラベル保持部5によるデータ保持・読出動作を制御すればよい。

0077

また、上記実施の形態では、コンペアデータが8ビットであるものとして説明したが、これに限定されず、例えば16ビットや32ビットといった、任意の長さのデータを用いることができる。さらに、図7に示すように、検出処理部1は、直並列変換器10により並列化された転送データを受信してもよい。この場合、メモリ制御回路11及びキャプチャメモリ12を設け、ステート管理部2が生成したトリガ信号をメモリ制御回路11に供給することにより、転送データを取り込んでキャプチャメモリ12に記録するタイミングを、制御することができる。

0078

このように、パターンデータの構成も任意に変更可能であり、互いに関連性を有する通信用パケットが伝送されたことを検出してトリガ信号を出力するための任意の構成とすることができる。

0079

上記実施の形態では、CPU3が、メモリ4に検出パターンとなるデータを記憶させ、ステート管理部2に指令を送ってパターン検出動作の開始・終了を指示するものとして説明したが、これに限定されない。すなわち、例えば入出力インタフェースを用いて入力した信号を、直接、ステート管理部2やメモリ4に送り、メモリ4にデータを記憶させ、ステート管理部2にパターン検出動作の開始・終了を指示するようにしてもよい。

0080

この発明は、IEEE1394バスにおける伝送信号を取得して転送データを受信する場合に限定されず、任意のネットワーク上の伝送信号を取得してパケット構成の転送データを受信する場合に、適用可能である。

0081

この発明は、専用の装置によらず、コンピュータを用いても実現可能である。すなわち、コンピュータを、上述のパターン検出回路100として機能させるための動作プログラムを所定の記録部に記録し、CPU等のマイクロプロセッサが当該動作プログラムを読み出して実行することで、上述のパターン検出回路100として機能させることができる。ここで、動作プログラムは、FDCD−ROM、MO、ICメモリー等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配布するものとしてもよい。さらに、インターネット上のFTP(File Transfer Protocol)サーバ等が有するファイルシステムに動作プログラムを格納しておき、コンピュータに、例えば、搬送波重畳して、ダウンロード等するようにしてもよい。

発明の効果

0082

この発明によれば、互いに関連性のある複数の通信用パケットが転送されたタイミングを適切に検出することができる。

図面の簡単な説明

0083

図1ブロック読出に対応した読出要求パケットのデータ構造を示す図である。
図2ブロック読出に対応した読出応答パケットのデータ構造を示す図である。
図3この発明の実施の形態に係るパターン検出回路の構成を示す図である。
図4メモリに記憶されるパターンデータの構成を例示する図である。
図5パターン検出回路の動作を説明するためのフローチャートである。
図6この発明の実施の形態に係るパターン検出回路の動作の具体例にて、要求パケット及び応答パケットが伝送される順番を示す図である。
図7この発明の実施の形態に係るパターン検出回路の変形例の構成を示す図である。
図8従来のパターン検出回路の動作を説明するために、要求パケット及び応答パケットが伝送される順番を例示する図である。

--

0084

1検出処理部
2ステート管理部
3 CPU
4メモリ
5 ラベル保持部
10直並列変換器
11メモリ制御回路
12キャプチャメモリ
100 パターン検出回路

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