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技術 化粧合板の表面仕上げ材の製造方法及びその装置

出願人 愛別ベニヤ工業株式会社
発明者 佐藤伸哉
出願日 2001年6月20日 (19年6ヶ月経過) 出願番号 2001-185994
公開日 2003年1月8日 (17年11ヶ月経過) 公開番号 2003-001603
状態 特許登録済
技術分野 化粧合板
主要キーワード 判別作業 水受け容器 仕分け機 レンガ積み プレス接着 製材工場 表面仕上げ材 モルダー
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この項目の情報は公開日時点(2003年1月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

単位製材を配列したものから化粧合板表面仕上げ材を製造するに際し、単位製材の色を揃える作業に色差計を使用することで目視による色の不揃いを回避することができる化粧合板の表面仕上げ材製造方法及びその装置を提供すること。

解決手段

モルダー機10とモルダー機10の前後に搬送手段11,12,13を設け、モルダー機10の後方に設けた搬送手段13に水分塗布手段15と色差計16を設ける。水分塗布手段15は搬送手段によって搬送されてくる単位製材の表面に水を塗布する水塗布具を有する。色差計16は単位製材からの反射光を受けてその表面の色の濃さを出力するものである。色差計で測定された単位製材は色の濃さを揃えて製材ブロックを形成し、これをスライスして表面仕上げ材を製造する。

概要

背景

図1は化粧合板を示しており、化粧合板1は合板基材2の表面にごく薄く形成した表面仕上げ材3を貼着したものである。合板基板2に貼着する表面仕上げ材3には様々な種類があるが、その一例をあげると、例えば、幅が一定で長さが異なる複数種類板材レンガ積みのように配置したものがあるが、板材の組み合わせは仕様によって異なるので同じパターンのものはない。

ここで、表面仕上げ材の製造方法について簡単に説明する。まず、製材工場から帯鋸機によりカットされたラフ製材(4)を入手する。ラフ製材は幅、厚み、長さが一定でなく又その表面も粗いため、モルダー機によって幅と厚みが一定になるように4面を切削して単位製材を形成する。この前処理工程は単位製材の大きさを揃えるためであると共にその表面を滑らかにして、後工程として行う接着を確実に行えるようにするためである。又、単位製材は4面切削をしたのち、長さを揃えるために両端をカッターにより切断する。これにより、ラフ製材から所定の幅、厚み、長さを有する単位製材5を得る。

次に図2に示すように、単位製材5を仕様書に基づいて配列し、さらに同じ配列のものを複数組用意する。単位製材5を選別して仕様書に従って配列したものは、全体をひとまとめにしてプレス接着して製材ブロック6を形成する(図2a)。次いで製材ブロック6をスライサー機で一定の厚さ、例えば0.2〜0.3mmにスライスして表面仕上げ材3を形成し(図2b)、さらに表面仕上げ材3を合板基材2の表面に接着して最終的な製品である化粧合板1としている。その際、単位製材5は色を揃えて配列しているが、色の判別目視によって行っていた。また木材は乾燥した状態と水分を含んでいる状態では色が異なるので、すべての単位製材の色を同じ条件で判別するために、単位製材に霧吹きをして表面を濡らした状態で判別をしているがこの作業も手仕業で行われていた。

化粧合板において単位製材の色のばらつきは不良品として商品価値のないものとなっていた。このため、従来は目視による判別作業のばらつきを解消する策として、目視検査の前に単位製材に霧吹きをして表面の状態を一定にしてから作業を行っているが、判別作業が手作業による以上、ばらつきが生じるのは避けられないことであり、結果としてかなりの割合で不良品が発生していた。

概要

単位製材を配列したものから化粧合板の表面仕上げ材を製造するに際し、単位製材の色を揃える作業に色差計を使用することで目視による色の不揃いを回避することができる化粧合板の表面仕上げ材製造方法及びその装置を提供すること。

モルダー機10とモルダー機10の前後に搬送手段11,12,13を設け、モルダー機10の後方に設けた搬送手段13に水分塗布手段15と色差計16を設ける。水分塗布手段15は搬送手段によって搬送されてくる単位製材の表面に水を塗布する水塗布具を有する。色差計16は単位製材からの反射光を受けてその表面の色の濃さを出力するものである。色差計で測定された単位製材は色の濃さを揃えて製材ブロックを形成し、これをスライスして表面仕上げ材を製造する。

目的

本発明は、単位製材を配列したものから化粧合板の表面仕上げ材を製造するに際し、単位製材の色を揃える作業に色差計を使用することで目視による色の不揃いを回避することができる化粧合板の表面仕上げ材の製造方法及びその装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ラフ製材から所定の大きさの単位製材を形成し、該単位製材を適宜配列して形成した製材ブロックから表面仕上げ材を得る方法であって、単位製材の表面に水を塗布した状態で色差計により表面の色を測定し、測定された単位製材を測定結果によって色が異なるグループ仕分けをし、仕分けされた単位製材から色を揃え又は色パターンを合わせて配列した製材ブロックを形成し、次いで該製材ブロックをスライスして表面仕上げ材を得ることを特徴とする化粧合板の表面仕上げ材の製造方法。

請求項2

モルダー機(10)と該モルダー機(10)の前後に搬送手段(11,12,13)を設け、該モルダー機(10)の後方に設けた搬送手段(12)に水分塗布手段(15)と色差計(16)を設け、上記水分塗布手段(15)は当該搬送手段(12)によって搬送される単位製材の表面に水を塗布する水塗布具(154)を有し、上記色差計(16)は物体からの反射光を受けてその表面の色の濃さを出力するものであり、上記モルダー機(10)にラフ製材を供給してラフ製材から所定の大きさの単位製材を形成し、単位製材の表面に上記水分塗布手段(15)によって水を塗布し、さらに単位製材の表面を上記色差計(16)によって測定して当該単位製材を色が異なるグループに仕分けし、仕分けされた単位製材の色を揃え又は色パターンを合わせて配列した製材ブロックを形成し、該製材ブロックをスライスして表面仕上げ材を得ることを特徴とする化粧合板の表面仕上げ材の製造装置

請求項3

色差計(16)の出力をコンピュータに入力させると共にコンピュータに仕分け機を接続することで単位製材のグループ分けを自動化することを特徴とする請求項2に記載の化粧合板の表面仕上げ材の製造装置。

--

0001

本発明は、床材又は壁材として使用する化粧合板表面仕上げ材の製造方法及びその装置に関するものである。

背景技術

0002

図1は化粧合板を示しており、化粧合板1は合板基材2の表面にごく薄く形成した表面仕上げ材3を貼着したものである。合板基板2に貼着する表面仕上げ材3には様々な種類があるが、その一例をあげると、例えば、幅が一定で長さが異なる複数種類板材レンガ積みのように配置したものがあるが、板材の組み合わせは仕様によって異なるので同じパターンのものはない。

0003

ここで、表面仕上げ材の製造方法について簡単に説明する。まず、製材工場から帯鋸機によりカットされたラフ製材(4)を入手する。ラフ製材は幅、厚み、長さが一定でなく又その表面も粗いため、モルダー機によって幅と厚みが一定になるように4面を切削して単位製材を形成する。この前処理工程は単位製材の大きさを揃えるためであると共にその表面を滑らかにして、後工程として行う接着を確実に行えるようにするためである。又、単位製材は4面切削をしたのち、長さを揃えるために両端をカッターにより切断する。これにより、ラフ製材から所定の幅、厚み、長さを有する単位製材5を得る。

0004

次に図2に示すように、単位製材5を仕様書に基づいて配列し、さらに同じ配列のものを複数組用意する。単位製材5を選別して仕様書に従って配列したものは、全体をひとまとめにしてプレス接着して製材ブロック6を形成する(図2a)。次いで製材ブロック6をスライサー機で一定の厚さ、例えば0.2〜0.3mmにスライスして表面仕上げ材3を形成し(図2b)、さらに表面仕上げ材3を合板基材2の表面に接着して最終的な製品である化粧合板1としている。その際、単位製材5は色を揃えて配列しているが、色の判別目視によって行っていた。また木材は乾燥した状態と水分を含んでいる状態では色が異なるので、すべての単位製材の色を同じ条件で判別するために、単位製材に霧吹きをして表面を濡らした状態で判別をしているがこの作業も手仕業で行われていた。

0005

化粧合板において単位製材の色のばらつきは不良品として商品価値のないものとなっていた。このため、従来は目視による判別作業のばらつきを解消する策として、目視検査の前に単位製材に霧吹きをして表面の状態を一定にしてから作業を行っているが、判別作業が手作業による以上、ばらつきが生じるのは避けられないことであり、結果としてかなりの割合で不良品が発生していた。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、単位製材を配列したものから化粧合板の表面仕上げ材を製造するに際し、単位製材の色を揃える作業に色差計を使用することで目視による色の不揃いを回避することができる化粧合板の表面仕上げ材の製造方法及びその装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

解決手段の第1は製造方法であって、ラフ製材から所定の大きさの単位製材を形成し、該単位製材を適宜配列して形成した製材ブロックから表面仕上げ材を得る方法であって、単位製材の表面に水を塗布した状態で色差計により表面の色を測定し、測定された単位製材を測定結果によって色が異なるグループ仕分けをし、仕分けされた単位製材から色を揃え又は色パターンを合わせて配列した製材ブロックを形成し、次いで該製材ブロックをスライスして表面仕上げ材を得ることを特徴とする。解決手段の第2は製造装置であって、モルダー機と該モルダー機の前後に搬送手段を設け、該モルダー機の後方に設けた搬送手段に水分塗布手段と色差計を設け、上記水分塗布手段は当該搬送手段によって搬送される単位製材の表面に水を塗布する水塗布具を有し、上記色差計は物体からの反射光を受けてその表面の色の濃さを出力するものであり、上記モルダー機にラフ製材を供給してラフ製材から所定の大きさの単位製材を形成し、単位製材の表面に上記水分塗布手段によって水を塗布し、さらに単位製材の表面を上記色差計によって測定して当該単位製材を色が異なるグループに仕分けし、仕分けされた単位製材の色を揃え又は色パターンを合わせて配列した製材ブロックを形成し、該製材ブロックをスライスして表面仕上げ材を得ることを特徴とする。解決手段の第3は、解決手段の第2において、色差計の出力をコンピュータに入力させると共にコンピュータに仕分け機を接続することで単位製材のグループ分けを自動化することを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0008

本発明装置の実施形態を図3〜5を参照して説明する。ラフ製材4から所望する単位製材5を形成するために、ラフ製材4は幅、厚み、長さの何れも単位製材5より大きいものを選択する。10はモルダー機であり、ラフ製材4を搬送するための搬送手段としてのスラッシャー11、ローラコンベア12、ワイドベルト13などが配置されている。なお、搬送手段の組み合わせは任意であり、ラフ製材4をモルダー機10へ搬入し、さらに加工されたラフ製材4を搬出するものであればよい。

0009

モルダー機10の下流側には搬送手段に沿って水分塗布手段15と色差計16を設置している。その他、図示しないが、モルダー機10で切削されたラフ製材4の長手方向両端を切断するためのカッターが水分塗布手段15の上流側または色差計16の下流側に配置されている。カッターはモルダー機10の後工程として設置されればよく、設置される位置は任意である。

0010

水分塗布手段15はローラコンベア12である搬送手段を跨ぐように設置された足場151の上に設けた水タンク152と、該水タンク152の底部に設けた水を溜める水受け容器153と、該水受け容器153の底部から突出させたフェルト又は布地からなる水塗布具154からなるものである。ここで、水塗布具154は布状のものであり水受け容器153の下まで延びており、その下端の幅は単位製材5の幅より大きく形成されていて、その下を通る単位製材5の表面に水を塗布するためのものである。又、水受け容器153は、単位製材5の厚さに応じて上下できるようにしてもよく、あるいは水塗布具154を上下できるようにしてもよい。なお、図中、155は水タンク152に設けたコックである。

0011

色差計16は、例えば日本電色工業(株)製であって、物体からの反射光を受けて、その表面の色を濃いものから薄いものへ0〜99の100種類に分けて出力するものであって、その出力はデジタル表示される。本実施形態では100種類に識別する必要がないので、0〜9と表示されたものを「0番色」、10〜19と表示されたものを「1番色」、20〜29と表示されたものを「2番色」、30〜39と表示されたものを「3番色」の4種類に分類しており、又、それ以上薄いものは別の分類とするようにし、各番色ごとのグループに仕分けをしている。ただし色の濃さを細かく分類する必要があるときは、仕分けをする番色の設定値を変更する。なお、色差計16で測定された単位製材5が何番色に属するかは、その単位製材5に直接書き込んでもよい。

0012

この他、本実施形態は、単位製材5を仕様書に応じて組み合わせて接着結合させて製材ブロック6を形成するプレス機、並びに該製材ブロック6を薄くスライスするスライサー機を備えている。

0013

実施形態は上記のとおりであり、ラフ製材4がスラッシャー11およびローラコンベア12を介してモルダー機10へ送られると、モルダー機10はラフ製材4の長手方向の両端を除く4面を切削して予め定められた寸法に加工する。又、モルダー機10から搬出されたラフ製材4は、ローラベア12によって搬送される間、図示しないカッターによって予め定めた長さとなるように両端を切断されて単位製材5となる。

0014

単位製材5が搬送手段12,13によって移送される途中で水分塗布手段15を通ると、水塗布具154によって水タンク152からの水を単位製材5の表面に塗布し、該単位製材5は水で濡れた状態で色差計16の下を通る。色差計16は下を通過する単位製材5の表面の色の濃さを測定し、いずれのグループに属する色であるかを出力する。

0015

その後は、図2に示すように色を揃えて仕分けされた単位製材5を仕様書に従って配列し、同じようにして配列されたものを多数重ねてプレスして接着して製材ブロック6を形成し、これをスライサーによって所望の厚さにスライスすることで表面仕上げ材3を完成する。色の配置は一般的には同じグループに属するものが同じ仕上げ材として使用することが多いが、所定の色パターンに従って色の違うものを適宜配置するようにしてもよい。

0016

本実施形態では、色差計16によって測定した単位製材5を4種類のグループに分類しているが、色差計16の出力をコンピュータに入力させると共にコンピュータに仕分け機を接続することで単位製材5のグループ分けを自動化することができ、さらには、仕分け機と搬送装置を接続することで、色差計16で測定した結果によってグループ分けされた単位製材5を同じグループに属するものごとに集積箇所に搬送することができる。

発明の効果

0017

本発明は、ラフ製材からモルダー機によって表面を切削し所望する長さに切断して形成した単位製材を水分塗布手段によって表面に水分を与え、表面が水で濡れた状態で色差計によって表面の色を計測してグループごとに仕分けをするようにしたので、人の感覚によらずに正確に色の仕分けをすることができかつ正確に仕分けして所望の仕上げ材にすることができるものである。

図面の簡単な説明

0018

図1化粧合板の斜視図。
図2aは製材ブロックを示す斜視図、bは製材ブロックから表面仕上げ材を製造する状態を示す斜視図。
図3本発明実施形態の全体の説明図。
図4本実施形態において単位製材が水分塗布手段を通る状態を示す斜視図。
図5本実施形態において色差計を単位製材が通る状態を示す斜視図。

--

0019

1化粧合板
2合板基板
3表面仕上げ材
4ラフ製材
5 単位製材
6 製材ブロック
10モルダー機
11スラッシャー
12ローラコンベア
13ワイドベルト
15 水分塗布手段
16色差計
151足場
152水タンク
153水受け容器
154水塗布具
155 コック

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