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課題・解決手段

本発明は、Mg、Ti、ハロゲンおよび特定の式のβ-置換グルタル酸エステルから選択される電子供与体からなる、オレフィンCH2=CHR [Rは水素または炭素原子が1〜12個の炭化水素基である]の重合用の固形触媒成分に関する。この触媒成分は、オレフィン、特にプロピレンの重合に用いられる際に、高度なキシレン不溶性に関して示されるアイソタクチック指数が高いポリマーを高収率で生じることができる。

概要

背景

概要

本発明は、Mg、Ti、ハロゲンおよび特定の式のβ-置換グルタル酸エステルから選択される電子供与体からなる、オレフィンCH2=CHR [Rは水素または炭素原子が1〜12個の炭化水素基である]の重合用の固形触媒成分に関する。この触媒成分は、オレフィン、特にプロピレンの重合に用いられる際に、高度なキシレン不溶性に関して示されるアイソタクチック指数が高いポリマーを高収率で生じることができる。

目的

効果

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2件
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2件

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請求項1

Mg、Ti、ハロゲンおよびβ-置換グルタル酸エステルから選択される電子供与体(但しβ-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルを除く)からなる、オレフィンCH2=CHR [Rは水素または炭素原子が1〜12個の炭化水素基である]重合用の固形触媒成分

請求項2

電子供与化合物が、式(I)

請求項

ID=000003HE=051 WI=101 LX=0550 LY=0895[式中、基R1〜R8は互いに同じか異なって、Hまたは任意にヘテロ原子を含むC1〜C20の線状もしくは分枝状のアルキルアルケニルシクロアルキルアリールアリールアルキルもしくはアルキルアリール基であり、この基の2以上は結合して環を形成してもよく、但しR1とR2は同時には水素でなく、R7とR8は水素でなく、β-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルは除かれる]のβ-置換グルタル酸エステルから選択される請求項1に記載の触媒成分。

請求項3

R1がHかつR2が線状または分枝状のC1〜C10のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基である請求項2に記載の触媒成分。

請求項4

R2が線状または分枝状のC1〜C10のアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル基である請求項3に記載の触媒成分。

請求項5

R1とR2がC1〜C10の線状もしくは分枝状のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基から選択される請求項2に記載の触媒成分。

請求項6

R1とR2の少なくとも1つが、C3〜C10の線状もしくは分枝状のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基から選択される請求項5に記載の触媒成分。

請求項7

R7とR8が、炭素原子が1〜10個の一級のアルキル、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である請求項2に記載の触媒成分。

請求項8

R7とR8が、炭素原子が1〜8個の一級の分枝状アルキル基である請求項7に記載の触媒成分。

請求項9

R7とR8が、メチルエチル、n-プロピルn-ブチルイソブチルネオペンチル、2-エチルヘキシルから選択される請求項7に記載の触媒成分。

請求項10

少なくとも1つのTi-ハロゲン結合を有するチタン化合物、β-置換グルタル酸エステルおよび活性型のMgハライドを含む請求項1に記載の固形触媒成分。

請求項11

チタン化合物がTiCl4またはTiCl3である請求項10に記載の固形触媒成分。

請求項12

表面積(B.E.T.法による)が20〜500m2/g、好ましくは50〜400m2/g、および全多孔度(B.E.T.法による)が0.2cm3/gより大きく、好ましくは0.2〜0.6cm3/gである球形の請求項1〜11のいずれかに記載の固形触媒成分。

請求項13

(i) 請求項1〜12のいずれかに記載の固形触媒成分、

0001

本発明は、オレフィン重合用触媒成分、それから得られる触媒およびオレフィンCH2=CHR [Rは水素または炭素原子が1〜12個の炭化水素基である]の重合での該触媒の使用に関する。特に、本発明は、Ti、Mgおよびβ-置換グルタル酸エステル(β-置換グルタル酸エステル)から選択される電子供与化合物からなる、立体特異的なオレフィンの重合に適した触媒成分に関する。この触媒成分は、オレフィン、特にプロピレンの重合に用いる際に、高度なキシレン不溶性に関して示されるアイソタクチック指数が高いポリマーを高収率で生じることができる。

0002

β-置換グルタル酸エステルは、当該分野で公知である。しかし、それらは、オレフィンの重合用触媒中で内部電子供与体として使用されたことがない。

0003

EP-A-45977号は、オレフィンの重合用触媒成分中の内部供与体としてα-置換グルタル酸エステルの使用を記載している。このような化合物の使用は、実施例に示されていない。β-置換グルタル酸エステルは、記載すらされていない。

0004

EP-A-86644号には、オレフィンの重合用触媒中の内部電子供与体としてグルタル酸エステルを含むα-置換ジエステルの使用が記載されている。α-メチルグルタル酸ジイソブチルエステルが詳細に挙げられているが、このような化合物の使用は実施例に示されていない。β-置換グルタル酸エステルは、記載されていない。

0005

日本特許出願JP11/060625号は、チタンマグネシウムと式
[式中、R1とR2は炭素原子が1〜20個の炭化水素基であり、nは1〜10の整数であってもよい]によって示される化合物を含むオレフィンの重合用触媒成分を記載している。この広範囲な式にかかわらず、明細書に記載され、実施例に示されているマロン酸塩は1つのみである。nが1より大きいエステルについては、何も述べられていない。

0006

オレフィンの重合用触媒成分中での内部供与体としてのグルタル酸エステルを含むポリカルボン酸エステルの使用は、EP125911号にも一般的に開示されている。説明には、α-メチルグルタル酸ジイソブチルエステルとβ-メチルグルタル酸ジイソブチルエステルが挙げられているが、実施例には示されていない。出願人は、内部供与体として上記化合物を含有する触媒成分を用いて幾つかの重合試験を行った。実験項に示すように、触媒は、両方とも、不十分な活性/立体特異性バランスを生じた。同様の芳しくない結果は、他のα-置換グルタル酸エステルまたは非置換グルタル酸エステルを含む触媒を用いて得られている。

0007

したがって、β-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルは別として、グルタル酸エステルのβ-位での置換が、内部供与体として用いた際に、内部供与体としてα-置換または非置換グルタル酸エステルを含む触媒成分に対して活性と立体特異性が増した触媒成分を生ずる化合物を生じるということを発見したのは、非常に驚くべきことであった。

0008

それ故、本発明の対象は、Mg、Ti、ハロゲンおよびβ-置換グルタル酸エステル(但しβ-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルを除く)から選択される電子供与体からなる、オレフィンCH2=CHR [Rは水素または炭素原子が1〜12個の炭化水素基である]重合用の固形触媒成分を提供することである。

0009

特に、電子供与化合物は、式(I)
[式中、基R1〜R8は互いに同じか異なって、Hまたは任意にヘテロ原子を含むC1〜C20の線状もしくは分枝状のアルキルアルケニルシクロアルキルアリールアリールアルキルもしくはアルキルアリール基であり、この基の2以上は結合して環を形成してもよく、但しR1とR2は同時には水素でなく、R7とR8は水素と異なり、β-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルは除かれる]のβ-置換グルタル酸エステルから選択することができる。

0010

重要なβ-置換グルタル酸エステルの群は、R1がHかつR2が線状または分枝状のC1〜C10のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基から選択されるグルタル酸エステルである。好ましくは、R2は線状または分枝状のC1〜C10のアルキル、シクロアルキルおよびアリールアルキル基から選択される。さらに、特に良好な結果は、R1とR2がともに水素と異なり、特にC1〜C10の線状もしくは分枝状のアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基から選択される式(I)の化合物を用いて得られる。

0011

R7とR8は、炭素原子が1〜10個の一級アルキル、アリールアルキルまたはアルキルアリール基であることが好ましい。さらに好ましくは、それらは、炭素原子が1〜8個の一級の分枝状アルキル基である。適当なR7およびR8基の例は、メチルエチル、n-プロピルn-ブチルイソブチルネオペンチル、2-エチルヘキシルである。

0012

適当なβ-一置換グルタル酸エステル化合物の詳細な例は、3-メチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-フェニルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-エチルグルタル酸ジエチルエステル、3-n-プロピルグルタル酸ジエチルエステル、3-イソプロピルグルタル酸ジエチルエステル、3-イソブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-フェニルグルタル酸ジエチルエステル、3-エチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-イソプロピルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-イソブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-(3,3,3-トリフルオロプロピル)グルタル酸ジエチルエステル、3-シクロヘキシルメチルグルタル酸ジエチルエステル、3-tert-ブチルグルタル酸ジエチルエステルである。

0013

適当なβ-二置換グルタル酸エステルの詳細な例は、3,3-ジメチルグルタル酸ジエチルエステル、3,3-ジメチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-メチル-3-イソブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-t-ブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-イソブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-メチル-3-フェニルグルタル酸ジエチルエステル、3,3-ジイソブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-ブチルグルタル酸ジエチルエステル、3,3-ジフェニルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-エチルグルタル酸ジエチルエステル、3,3-ジエチルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-イソプロピルグルタル酸ジエチルエステル、3-フェニル-3-n-ブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-t-ブチルグルタル酸ジエチルエステル、3,3-ジイソプロピルグルタル酸ジエチルエステル、3-メチル-3-フェニルグルタル酸ジイソブチルエステル、3,3-ジイソブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-メチル-3-ブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3,3-ジフェニルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-メチル-3-エチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3,3-ジエチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-メチル-3-イソプロピルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-フェニル-3-n-ブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-メチル-3-t-ブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3,3-ジイソプロピルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-エチル-3-n-ブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-エチル-3-n-ブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-i-プロピル-3-n-ブチルグルタル酸ジエチルエステル、3-i-プロピル-3-n-ブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-(2-メチル-ブチル)-3-エチルグルタル酸ジエチルエステル、3-(2-メチル-ブチル)-3-エチルグルタル酸ジイソブチルエステル、3-n-プロピル-3-フェニルグルタル酸ジエチルエステル、3-n-プロピル-3-フェニルグルタル酸ジイソブチルエステルである。

0014

適当なα,β-二置換グルタル酸エステルの詳細な例は、2-メチル-3-フェニルグルタル酸ジエチルエステル、2,2-ジメチル-3-フェニルグルタル酸ジエチルエステル、2-メチル-3,3-ジイソブチルグルタル酸ジエチルエステル、2-エチル-3-イソプロピルグルタル酸ジエチルエステル、2-メチル-3-フェニルグルタル酸ジイソブチルエステル、2,4-ジメチル-3-フェニルグルタル酸ジイソブチルエステル、2-メチル-3,3-ジイソブチルグルタル酸ジイソブチルエステル、2-エチル-3-イソプロピルグルタル酸ジイソブチルエステルである。

0015

置換基R1とR2が結合して環を形成する適当なグルタル酸エステルの詳細な例は、9,9-ビス(エトキシアセチル)フルオレン、1,1-ビス(エトキシアセチル)シクロペンタン、1,1-ビス(エトキシアセチル)シクロヘキサン、1,3-ビス(エトキシカルボニル)-1,2,2-トリメチルシクロペンタンである。

0016

上記のとおり、本発明の触媒成分は、前記の電子供与体に加えて、Ti、Mgおよびハロゲンを含む。特に、触媒成分は、少なくとも1つのTi-ハロゲン結合、上記の電子供与体化合物およびMgジハライドを有するチタン化合物を含む。マグネシウムハライドは、チーグラー-ナッタ触媒支持体として特許文献から広く知られている活性型のMgCl2が好ましい。米国特許第4,298,718号と第4,495,338号は、チーグラー-ナッタ触媒におけるこれらの化合物の使用を最初に記載したものである。オレフィン重合用触媒成分中の支持体または補助支持体として用いられる活性型のマグネシウムジハライドが、非活性ハライドのスペクトルASTM-カード基準で現れる最も強い回折ラインが強度を減じて広がっているX-線スペクトル特徴づけられることは、これらの特許から公知である。活性型の好ましいマグネシウムジハライドのX-線スペクトルでは、そのもっとも強力なラインの強度が減少し、そのもっとも強力なラインの角度より低い角度で転置される最大強度を有するハロで置換されている。

0017

本発明の触媒成分に用いられる好ましいチタン化合物は、TiCl4およびTiCl3である。さらに、式Ti(OR)n-yXy [nはチタンの原子価であり、yは1〜nの数である]のTi-ハロアルコレートも、用いることができる。

0018

幾つかの方法にしたがって、固形触媒成分を製造することができる。

0019

これらの方法の1つによれば、無水状態二塩化マグネシウムとβ-置換グルタル酸エステルは、二塩化マグネシウムが活性化する条件でともに混合される。こうして得られる生成物は、80〜135℃の温度で過剰のTiCl4を用いて1回以上処理することができる。この処理の後、塩化イオン消失するまで、炭化水素溶媒を用いて洗浄する。別の方法によれば、無水状態の塩化マグネシウム、チタン化合物およびβ-置換グルタル酸エステルを同時に混合して得られる生成物は、1,2-ジクロロエタンクロロベンゼンジクロロメタンなどのようなハロゲン化炭化水素で処理される。この処理は、40℃から、ハロゲン化炭化水素の沸点までの温度で1〜4時間行われる。得られる生成物は、次いで一般にヘキサンのような不活性炭化水素溶媒で洗浄する。

0020

別の方法によれば、二塩化マグネシウムは、周知の方法で予め活性化し、β-置換グルタル酸エステルを溶液で含む過剰量のTiCl4を用いて約80〜135℃の温度で処理する。TiCl4での処理を繰り返し、固体をヘキサンで洗浄して、あらゆる未反応TiCl4を除く。

0021

別の方法は、マグネシウムアルコレートまたはクロロアルコレート(特に米国特許第4,220,554号にしたがって製造されるクロロアルコレート)とβ-置換グルタル酸エステルを溶液で含む過剰量のTiCl4との約80〜120℃の温度での反応からなる。

0022

好ましい方法によれば、固形触媒成分は、式Ti(OR)n-yXy [nはチタンの原子価であり、yは1〜nの数である]、好ましくはTiCl4のチタン化合物を、式MgCl2・pROH [pは0.1〜6、好ましくは2〜3.5の数であり、Rは炭素原子が1〜8個の炭化水素基である]の付加物から誘導される塩化マグネシウムと反応させて製造することができる。付加物は、付加物と混和しない不活性炭化水素の存在下で、付加物の溶融温度(100〜130℃)で攪拌条件で操作して、アルコールと塩化マグネシウムを混合させて球状形態に適当に製造することができる。次いで、エマルジョンを迅速に急冷し、それによって付加物を球状粒子形態で固化させる。この方法にしたがって製造される球状付加物の例は、米国特許第4,399,054号と第4,469,648号に記載されている。こうして得られる付加物はTi化合物直接反応させることができ、また温度制御した脱アルコール化(80〜130℃)に予め付して、アルコールのモル数が一般に3より小さく、好ましくは0.1〜2.5の付加物とすることができる。Ti化合物での反応は、付加物(脱アルコール化されているか、またはそれ自体)を冷TiCl4(一般に0℃)に懸濁して行うことができる。混合物は80〜130℃まで加熱し、この温度で0.5〜2時間維持する。TiCl4での処理は、1回以上行ってもよい。β-置換グルタル酸エステルは、TiCl4での処理の間に加えることができる。電子供与化合物での処理は、1回以上繰り返してもよい。

0023

球状形態の触媒成分の製造は、例えば欧州特許出願EP-A-395083号、EP-A-553805号、EP-A-553806号、EPA-601525号およびWO 98/44001号に記載されている。

0024

上記にしたがって得られる固形触媒成分は、一般に20〜500m2/g、好ましくは50〜400m2/gの表面積(B.E.T.法による)、および0.2cm3/gより大きく、好ましくは0.2〜0.6cm3/gの全多孔度(B.E.T.法による)を示す。一般に10.000Åまでの半径を有する孔による多孔度(Hg法)は、0.3〜1.5cm3/g、好ましくは0.45〜1cm3/gの範囲である。

0025

本発明の固形触媒成分を製造する別の方法は、80〜130℃の温度で、マグネシウムジアルコキシドまたはジアリールオキシドのようなマグネシウムジヒドロカルビルオキシド化合物を、芳香族炭化水素(例えばトルエンキシレンなど)中のTiCl4溶液を用いてハロゲン化することからなる。芳香族炭化水素溶液中のTiCl4
での処理は1回以上繰り返してもよく、β-置換グルタル酸エステルは1回以上のこれらの処理のあいだに加えられる。

0026

これらの製造方法のいずれかにおいて、所望のβ-置換グルタル酸エステルは、それ自体または別の方法で加えることができ、例えばエステル化トランスエステル化のような既知化学反応の手段によって所望の電子供与化合物に変形し得る適当な前駆体を用いてその場で得ることができる。一般に、β-置換グルタル酸エステルは、MgCl2に対して0.01〜1、好ましくは0.05〜0.5のモル比で用いられる。本発明による固形触媒成分は、既知の方法で有機アルミニウム化合物と反応させることによって、オレフィンの重合用触媒に転化される。

0027

特に、本発明の対象は、
(a) Mg、Tiおよびハロゲンならびにβ-置換グルタル酸エステル(但しβ-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルは除かれる)から選択される電子供与体からなる固形触媒成分、
(b)アルキルアルミニウム化合物、および任意に
(c) 1以上の電子供与化合物(外部供与体)
反応生成物からなる、オレフィンCH2=CHR [Rは水素または炭素原子が1〜12個の炭化水素基である]の重合用触媒である。

0028

アルキル-Al化合物(b)は、例えばトリエチルアルミニウムトリイソブチルアルミニウムトリ-n-ブチルアルミニウム、トリ-n-ヘキシルアルミニウム、トリ-n-オクチルアルミニウムのようなトリアルキルアルミニウム化合物から選択することが好ましい。AlEt2ClおよびAl2Et3Cl3のようなアルキルアルミニウムハライドアルキルアルミニウム水素化物またはアルキルアルミニウムセスキクロライドとのトリアルキルアルミニウムの混合物も使用することができる。

0029

外部供与体(c)は、同じタイプであってもよく、またはβ-置換グルタル酸エステルと異なっていてもよい。適当な外部電子供与化合物は、シリコン化合物エーテル、エステル、例えばエチル4-エトキシベンゾエートアミン複素環式化合物、特に一般式(II):
[式中、RI、RII、RIII、RIVRVおよびRVIは、互いに同じか異なって、水素または炭素原子が1〜18個の炭化水素基であり、かつRVIIおよびRVIIIは互いに同じか異なって、水素である以外はRI〜RVIと同じ意味を有し、1以上のRI〜RVIII基は結合して環を形成してもよい]の2,2,6,6-テトラメチルピペリジンケトンおよび1,3-ジエーテルを含む。特に、RVIIとRVIIIがC1〜C4アルキル基から選択される1,3-ジエーテルが好ましい。

0030

好ましい外部供与化合物の別の群は、式Ra5Rb6Si(OR7)c [式中、aとbは0〜2の整数で、cは1〜3の整数で、(a+b+c)の合計は4であり;R5、R6およびR7は炭素原子が1〜18個で任意にヘテロ原子を含む、アルキル、シクロアルキルまたはアリール基である]のシリコン化合物の群である。特に好ましいのは、aが1、bが1、cが2、R5とR6の少なくとも1つが、炭素原子が3〜10個であり、任意にヘテロ原子を含む分枝状のアルキル、シクロアルキルまたはアリール基から選択され、かつR7がC1〜C10アルキル基、特にメチルであるシリコン化合物である。このような好ましいシリコン化合物の例は、メチルシクロヘキシルジメトキシシランジフェニルジメトキシシラン、メチル-t-ブチルジメトキシシランジシクロペンチルジメトキシシラン、2-エチルピペリジニル-2-t-ブチルジメトキシシラン、1,1,1-トリフルオロプロピル-メチル-ジメトキシシランおよび1,1,1-トリフルオロプロピル-2-エチルピペリジニル-ジメトキシシランである。さらに、aが0であり、cが3であり、R6が任意にヘテロ原子を含む分枝状のアルキルまたはシクロアルキル基であり、かつR7がメチルであるシリコン化合物も好ましい。このような好ましいシリコン化合物の例は、シクロヘキシルトリメトキシシラン、t-ブチルトリメトキシシランおよびテキシル(thexyl)トリメトキシシランである。

0031

電子供与化合物(c)は、有機アルミニウム化合物と該電子供与化合物(c)とのモル比を、0.1〜500、好ましくは1〜300、さらに好ましくは3〜100とするような量で用いられる。前記のとおり、オレフィン、特にプロピレンの(共)重合に用いられる際に、本発明の触媒により、アイソタクチック指数(高度なキシレン不溶解度X.I.によって示す)が高く、この結果バランス特性が優れたポリマーを高収率で得ることができる。これは、後述の比較例から分かるように、α-置換または非置換のグルタル酸エステル化合物の内部電子供与体としての使用により、収率および/またキシレン不溶性の観点で悪い結果が生じるとの事実からすれば、特に驚くべきことである。

0032

それゆえ、本発明の別の対象は、
(i) Mg、Ti、ハロゲンおよびβ-置換グルタル酸エステル(但しβ-メチルグルタル酸ジイソプロピルエステルは除く)から選択される電子供与体からなる固形触媒成分、

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