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技術 植物の処理方法及び処理粉末

出願人 株式会社四国総合研究所四国電力株式会社
発明者 上田牧子
出願日 2001年7月24日 (19年3ヶ月経過) 出願番号 2001-222725
公開日 2002年12月26日 (17年10ヶ月経過) 公開番号 2002-371295
状態 特許登録済
技術分野 調味料 脂肪類、香料
主要キーワード フリーズドドライ 精油抽出 乾燥微粉末 粉末処理 草木類 圧搾機 処理粉末 絞り出し
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年12月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

植物に含まれる香料成分低コストで手間がかからないように得ることを目的とする。

解決手段

植物を搾した後に残る搾汁滓粉砕分離し、繊維分を分離した後のペーストサイクロデキストリンを混合し、前記サイクロデキストリンが混合された混合物を乾燥化して粉末香料を得ることを特徴とする植物の処理方法

概要

背景

従来、例えば、ユズ等の果実から果汁を取り除いた搾汁滓を有効に処理する方法としては、ユズ等の果実を圧搾して果汁を取り出した後の搾汁滓を、蒸留したり、溶媒を用いて精油を取り出し、その精油にサイクロデキストリンブレンドしてスプレードライ処理を行い、粉末香料を得る方法が知られている。

概要

植物に含まれる香料成分低コストで手間がかからないように得ることを目的とする。

植物を搾した後に残る搾汁滓を粉砕分離し、繊維分を分離した後のペーストにサイクロデキストリンを混合し、前記サイクロデキストリンが混合された混合物を乾燥化して粉末香料を得ることを特徴とする植物の処理方法

目的

この発明は、このような問題に着目してなされたものであり、植物に含まれる香料成分を低コストで手間がかからないように得ることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

植物を搾した後に残る搾汁滓粉砕して繊維滓とペーストに分離し、分離したペーストにサイクロデキストリンを混合し、前記サイクロデキストリンが混合された混合物を乾燥化して粉末を得ることを特徴とする植物の処理方法

請求項2

植物を圧搾して搾汁した後に残る搾汁滓を粉砕し、この搾汁滓から分離して得られたペーストとサイクロデキストリンとの混合物を乾燥化して得たことを特徴とする処理粉末

請求項3

前記植物はユズ果実であり、前記処理粉末はユズの粉末であることを特徴とする請求項2の処理粉末。

技術分野

0001

本発明は、例えば、ユズ等の植物を搾した後に生じる搾汁滓の有効利用に適する植物の処理方法及びその方法により得られる処理粉末に関する。

背景技術

0002

従来、例えば、ユズ等の果実から果汁を取り除いた搾汁滓を有効に処理する方法としては、ユズ等の果実を圧搾して果汁を取り出した後の搾汁滓を、蒸留したり、溶媒を用いて精油を取り出し、その精油にサイクロデキストリンブレンドしてスプレードライ処理を行い、粉末香料を得る方法が知られている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、従来の搾汁滓を蒸留したり、溶媒を用いて精油を取り出し、その精油にサイクロデキストリンをブレンドして粉末を得る方法では、精油の精製工程において精製残滓が大量に発生すると共に、残滓となる繊維分を含めて蒸留或いは溶媒処理を行うために、粉末香料を得るまでの手間及びコストが余分にかかるという不利な点がある。

0004

この発明は、このような問題に着目してなされたものであり、植物に含まれる香料成分低コストで手間がかからないように得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる植物の処理方法は、植物の搾汁後に残る搾汁滓を粉砕分離し、繊維分を分離した後のペースト分にサイクロデキストリンを混合し、前記サイクロデキストリンが混合された混合物を乾燥化して粉末を得ることを特徴とする。

0006

また、本願の請求項2の処理粉末は、植物を圧搾して搾汁した後に残る搾汁滓を粉砕し、この搾汁滓から分離して得られたペーストとサイクロデキストリンとの混合物を乾燥化して得たことを特徴とする。

0007

本願の請求項3の処理粉末は、前記植物はユズ果実であり、前記処理粉末はユズの粉末であることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下、本発明の実施の形態にかかる果実を用いた植物の処理方法を流れ図を用いて説明する。

0009

図1は果実を用いた植物の処理方法における処理工程を示したものである。この植物の処理方法において、植物としてユズの果実を用いているが、その他の果実や植物の処理にも適用できる。

0010

先ず、第1工程として洗浄したユズを圧搾機にかけて搾汁し、第2工程で果汁と搾汁滓とを分離する。果汁は例えば酢やジュース等に利用するためにタンク貯蔵する。果汁を絞り出して残った搾汁滓の一部は果皮として分離して食品化する。

0011

第3工程では、搾汁滓をカッター等の断裁により粉砕分離を行い、搾汁滓は、水分の少なくなった繊維滓とペーストに分離される。繊維滓は炭化処理を行うか或いは廃棄処理する。

0012

第4工程では、ペーストにサイクロデキストリンをブレンドする。ペースト中には水分が含まれているので、ブレンドして混練されたサイクロデキストリン中にペーストの香料成分が包接される。

0013

第5工程では、ブレンドしたサイクロデキストリン懸濁液を、熱風の流れの中に噴霧して短時間に乾燥微粉末を調整するスプレードライ処理を行う。このスプレードライにより、サイクロデキストリン・ユズ香料成分の液が散布されると、散布された粒子が乾燥して堆積する。堆積した粉末は、ユズ粉末として食用としたり、粉末香料とされる。

0014

勿論、ブレンドしたサイクロデキストリン懸濁液を、例えば2°C以下の温度で予め凍結しておき、真空下でから昇華により水分を除くフリーズドドライにより噴霧して乾燥微粉末を調整する方法をとっても良い。

0015

上述の植物の処理方法により得られる顕著な効果を説明する。

0016

本発明の実施の形態を用いて、ユズの果汁を絞った後の搾汁滓を粉砕分離すると、70%を占める繊維滓と、30%を占めるペーストに分離できる。このペーストにサイクロデキストリンを加え、混合物とする。これをスプレードライすると、水分が排除され、粉末香料が得られる。

0017

サイクロデキストリンをブレンドしてスプレードライ処理することにより粉末香料を得る場合には、粉末処理のためのサイクロデキストリンとのブレンド及びスプレードライに費用がかかるが、従来方法である搾汁滓から抽出した精油から粉末香料を製造する場合に比べて、精油抽出費用がかからず相当低廉化できる。

0018

また、この実施の形態にかかる果実を用いた植物の処理方法によれば、ユズ果実から果汁と果皮を分離した搾汁滓を、細かく切断して分離した後に、繊維滓とペーストに圧搾などにより更に分離し、当該ペーストにサイクロデキストリンをブレンドして、サイクロデキストリン中に香料成分を包接させ、この液をスプレードライすることによって、ユズの香りのする粉末を得ることができ、精製残滓の大量処理溶剤廃液処理も必要なく、搾汁滓の有効な利用を促進できる。

0019

また、分離した繊維滓は、加熱処理により炭化した後に、結着材を混ぜて混練成形すると、固形燃料となり、繊維滓も有効に利用できることとなり、大量に生じうる柑橘類の果皮や搾汁滓の有効利用を促進できる。

0020

更に、この実施の形態にかかる処理粉末によれば、従来技術による香料では精油含有量が0.4%であったのに対し、本実施の形態により得られる香料の精油含有量は1.1%と高いものであることが判明した。

0021

従来技術の香料は、精油とサイクロデキストリンを材料としているため、精油以外の成分はサイクロデキストリン成分によるものであるが、本実施の形態により得られた粉末香料は、ペーストを原料としているため、果皮成分がペーストに移行しており、香料にした場合に果皮成分が含まれる。

0022

例えば、粉末香料100g中にビタミンCは200mg、ヘスペリジンビタミンP毛細血管透過性に影響を与えるビタミン)は270mg含まれ、さらにビタミンAやEの脂溶性ビタミンの含有も考えられるので、食品として利用した場合には機能性は期待できる。

0023

尚、上記の果実には、ユズ・ミカンレモンなどの柑橘類の他にも、・杏子・メロン・いちご・ベリー類その他の果実類が含まれ、本発明は果実や農産物に限らず、薬効効果のある草木類菌類等のその他の植物にも適用可能である。

発明の効果

0024

本発明の植物の処理方法は、植物から分離された搾汁滓を粉砕して繊維分とペーストに分離し、分離した後のペーストにサイクロデキストリンを混合し、前記サイクロデキストリンが混合された混合物を乾燥化して粉末香料を得ることができる。この香料の製造工程においては、精油の抽出工程が不要となり、かつ溶媒を用いる精油抽出装置蒸留処理装置が不要であるので、香料製造コストを顕著に低下させ、しかも、香料の収量も増大させることができる。また、従来、廃棄処理か炭化処理せざるを得なかった植物の搾汁滓を比較的容易に香料に変えることができるので、資源の有効利用を図ることができる。

0025

更に、本発明の処理粉末は、ペーストを原料としているため、果実等では果皮成分がペーストに移行しており、粉末香料にした場合に精油の他にも各種ビタミン類の果皮成分が含まれるので、食品その他の用途における機能性も期待できる。

0026

特に果実にユズを用いた場合には、ユズの香料その他の果皮成分が含まれ、ユズの搾汁滓の有効性が高まる。

図面の簡単な説明

0027

図1本発明の実施の形態にかかる植物の処理方法のプロセスを示す図。

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