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技術 アンカー工法

出願人 株式会社第四紀工営
発明者 羽柴昭吉
出願日 2001年6月8日 (19年4ヶ月経過) 出願番号 2001-173812
公開日 2002年12月18日 (17年10ヶ月経過) 公開番号 2002-363983
状態 未査定
技術分野 杭・地中アンカー
主要キーワード 起伏アーム 受圧側 注水孔 引抜抵抗力 受圧盤 倒壊防止 上がり現象 オーガースクリュー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年12月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

引張り部材の定着部分の孔径自由長部分の孔径よりも大きくして、周面摩擦抵抗値の著しい増加をはかる。

解決手段

掘削機ケーシング5による掘削が自由長部の終端に到達すると、ケーシングにロッド11を挿入し、ロッドの先が定着長部の底に到達すると、ロッドにセメントミルクを圧送しながら、ロッドの先端周面のノズル13からセメントミルクの噴射及びロッドの引抜と回転によってケーシングの直径よりも直径が大きい削孔を掘削すると共に、その掘削がケーシングの先端に到達すると、ロッドを引き抜き、次いでケーシングを押し込みながらセメントミルクを圧送し、ケーシング内に引張り部材を挿入したのち、ケーシングを引き抜く。

概要

背景

概要

引張り部材の定着部分の孔径自由長部分の孔径よりも大きくして、周面摩擦抵抗値の著しい増加をはかる。

掘削機ケーシング5による掘削が自由長部の終端に到達すると、ケーシングにロッド11を挿入し、ロッドの先が定着長部の底に到達すると、ロッドにセメントミルクを圧送しながら、ロッドの先端周面のノズル13からセメントミルクの噴射及びロッドの引抜と回転によってケーシングの直径よりも直径が大きい削孔を掘削すると共に、その掘削がケーシングの先端に到達すると、ロッドを引き抜き、次いでケーシングを押し込みながらセメントミルクを圧送し、ケーシング内に引張り部材を挿入したのち、ケーシングを引き抜く。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

掘削機ケーシングによりアンカー施工場所から地中に向けて掘削しながら、ケーシングの先端がアンカー自由長部の終端に到達したのち、上記ケーシング内に軸芯通路先端外周面ノズルとが連通するロッドを挿入すると共に、適宜の手段により定着長部の底にロッドの先端を到着させ、次いで上記通路に圧送したセメントミルクを上記ノズルから噴射すると共に、上記ロッドの回転と引抜きとで定着長部の底から上記ケーシングの先端迄前記ケーシングの直径よりも直径が大きい削孔を掘削し、掘削にともなう土壌と噴射セメントミルクとの混合物を上記ケーシングとロッドとの間隙を利用して排出し、この掘削がケーシングの先端に到達するとロッドを引抜き、然るのち、上記ケーシングを継ぎ足し、かつ前記ケーシング内にセメントミルクを送りながらケーシングを押し込んで定着長部の底にケーシングの先を到達させたのち、上記ケーシング内に引張部材を挿入し、然るのち上記ケーシングのみを引き抜いてセメントミルクの硬化後、引張り部材を緊張させ、かつその頭端受圧側に適宜の支持手段を介し支持させたことを特徴とするアンカー工法

技術分野

0001

この発明は、例えばオープンカット工法などにより造成した高速道路などの法面、ダム湛水斜面その他の各種施設における傾斜面などの崩壊のおそれのある斜面安定工に用いる或いは地下構築物傾動倒壊防止地中構築物の浮き現象を阻止するためなどの際に用いるアンカー工法に関する。

0002

従来のアンカー工法の施工は、周知のように、削孔機により地面などのアンカー施工面から地中に向けて掘削し、その掘削が地中の所定深さに到達すると、掘削を停止し、掘削にともない得られた削孔に鋼棒などの引張り部材を挿入する。

0003

削孔内の引張り部材は、削孔内に充填したグラウト材によって定着(削孔内は、削孔底から地表中途迄の定着長部と、中途から地表迄の自由長部とに大別される)する。

0004

勿論、既知の通り引張り部材の頭端になる端末側(地表側)には、斜面安定のためや、構築物の傾動、倒壊防止、浮上がり現象を阻止するための受圧材その他の係合手段などを引張部材緊張状態下に定着する。

0005

上記のようなアンカー工法によると、掘削機による削孔の自由長部と定着長部との孔径が同一径のため、定着長部分での引抜力限度があり、引抜力の増加を図る場合には、定着長部の長さを長くしなければならない。すると、掘削長が長くなってコストが大幅にアップする。

0006

また、定着部分をかりに長くしても周面摩擦抵抗値が層によって異なる。例えば、軟弱地盤の場合、大がかりな引抜力の増加が期待できない。

0007

上記の要因は、定着長部の地盤の種類によって異なるので、定着長部の長さの決定に高度な経験(熟練)を必要とする。

0008

そこで、この発明は、定着長部の孔径を自由長部分の孔径よりも大きくして、引抜力の著しい増加により安定した定着をはかると共に、削径の拡大も極めて簡単かつ容易に行なうことができるようにしたことにある。

課題を解決するための手段

0009

上記の課題を解決するために、この発明は、掘削機のケーシングによりアンカー施工場所から地中に向けて掘削しながら、ケーシングの先端がアンカー自由長部の終端に到達したのち、上記ケーシング内に軸芯通路先端外周面ノズルとが連通するロッドを挿入すると共に、適宜の手段により定着長部の底にロッドの先端を到着させ、次いで上記通路に圧送したセメントミルクを上記ノズルから噴射すると共に、上記ロッドの回転と引抜きとで定着長部の底から上記ケーシングの先端迄前記ケーシングの直径よりも直径が大きい削孔を掘削し、掘削にともなう土壌と噴射セメントミルクとの混合物を上記ケーシングとロッドとの間隙を利用して排出し、この掘削がケーシングの先端に到達するとロッドを引抜き、然るのち、上記ケーシングを継ぎ足し、かつ前記ケーシング内にセメントミルクを送りながらケーシングを押し込んで定着長部の底にケーシングの先を到達させたのち、上記ケーシング内に引張部材を挿入し、然るのち上記ケーシングのみを引き抜いてセメントミルクの硬化後、引張り部材を緊張させ、かつその頭端を受圧側に適宜の支持手段を介し支持させたことを特徴とするアンカー工法を採用する。

発明を実施するための最良の形態

0010

この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

0011

この発明の実施形態では、図1に示すように、掘削機Aを用いてアンカー施工場所から地中Bに向けて掘削しながら、その掘削をアンカー自由長部Cの終端に到達する迄行なう。

0012

上記の掘削機Aは、図示周知のように自走式走行台車1の起伏アーム2と、この起伏アーム2のホルダー3に回転自在に、かつシリンダ4の作用により進退自在に保持した継ぎ足し可能な(ねじ込み方式などにより)ケーシング5と、このケーシング5の端末を例えば回転チャックにより支持したドライブ装置6とからなり、ドライブ装置6によりケーシング5を回転させ、かつシリンダ4の作用により掘進方向にケーシング5をスライドさせながら掘削(掘削にともないケーシング5を継ぎ足して)するようにしたが、その他の方法で例えばケーシングとオーガースクリューとの組み合わせを用いて掘削するようにしてもよい。

0013

上記の掘削が地面から地中に向けて行なわれ、そして自由長部Cの長さに到達すると、掘削を止め、次いで図2に示すようにケーシング5内にロッド11を挿入する。

0014

上記のロッド11には、図3に示すように、軸芯に通路12が設けてあり、この通路12とロッド11の先端外周面のノズル13(透孔により設けた)とが連通しており、ロッド11の末端ロータリージョイントを介し接続したホース(図示省略)から通路12にセメントミルクを圧送すると共に、前述のドライブ装置6にロッド11の端末を支持させてロッド11を回転させ、かつシリンダ4の作用によりロッド11を進退方向にスライドさせるようにしてある。

0015

勿論ロッド11は、継ぎ足す(ねじ込み方式などにより)ことができるようになっている。

0016

なお、ケーシング5内にロッド11を挿入する際、ケーシング5内の掘削土壌が邪魔になる場合、ケーシング5内の掘削土壌を排土すればよい。

0017

ケーシング5に挿入したロッド11は、図4に示すように適宜の手段によって定着長部Dの底にロッド11の先端が到達するように前進させる。

0018

上記ロッド11を前進させる手段としては、通路12に供給した注水を、図3に示すロッド11の先端壁に通路12に連通させて設けた注水孔31から水を流出させて土壌を軟化させると共に、ドライブ装置6によりロッド11を回転させ、かつシリンダ4の作用によりロッド11を押し込むようにしたが、ロッド11の回転と、ロッド11の先端掘削刃(図示省略)とで行なうこともできる。

0019

しかして、図4に示すようにケーシング5を留め置いた状態下で通路12にセメントミルク14を圧送すると共に、一方向にロッド11を回転させながらロッド11を所要の速度により引抜く

0020

すると、通路12からノズル13をへて噴射するセメントミルク14により(図5に示す)削孔され、削孔15径は、ケーシング5の直径よりも大きい。

0021

上記の削孔15径は、ロッド11の引抜スピードにより決定される。

0022

しかして、削孔15を続行しながら図6に示すようにロッド11の先端がケーシング5の先端に到達すると、ロッド11の引抜及び回転を止めたのち、ロッド11を引抜く。

0023

上記削孔15にともなうセメントミルクと掘削土壌との混合物16は、削孔15にともないケーシング5内に流入し、そしてケーシング5外に排出される。

0024

その後に図7に示すようにケーシング5を押し込み、かつ継ぎ足して定着長部Dの底にケーシング5の先端を当接する。

0025

上記ケーシング5の押し込み時には、ケーシング5内にセメントミルク21を送り込む

0026

なお、削孔15時のセメントミルクと掘削土壌との混合物に上記の送り込むセメントミルクが混入してグラウト材になる。

0027

しかして、図8に示すように、ケーシング5内のセンターに鋼棒などの引張り部材22を押し込んで、削孔15の底に引張り部材22の先を当接して押し込みを終了する。

0028

しかして、図9に示すようにケーシング5を引き抜きながら回収すると、図10に示すように、ケーシングにより削孔した自由長部Cと、この自由長部Cに連なる削孔15部分の定着長部Dとに引張り部材22を埋設させたアンカーが形成される。

0029

なお、セメントミルク21の硬化後に、図11に示すように、斜面に受圧盤31(覆行板)、受け桁32を重ねると共に、引張り部材22の緊張下に引張り部材22の頭端にナット33をねじ込んで締付ける

0030

アンカー工は、図11に示されるものに限定されない。

発明の効果

0031

以上のように、この発明のアンカー工法によれば、引張り部材の定着長部の削孔をロッドからのセメントミルクの噴射によって行なうので、自由長部のケーシングによる削孔径よりも直径を大きくすることができると共に、定着長部の削孔径も回転するロッドの引抜速度により或る程度変えることができる。

0032

このため、軟弱層などの地盤の種類によって定着長部での引抜抵抗力の著しい増加、すなわち極めて安全度の高いアンカー工になり、また定着長部を著しく長くしなければならないような不都合をなくすることができる。

0033

また、ロッドの先から削孔内にセメントミルクを注入すると共に、その注入も削孔の底からケーシング側に移行するので、削孔内の掘削によるセメントミルクと掘削土壌との混合物と地表に排出して、削孔内は勿論ケーシング内にグラウト材としてセメントミルクを充満させる置換が可能になる。

0034

このため、引張り部材の強力な、かつ安定した定着が可能になる。

図面の簡単な説明

0035

図1この発明のケーシングを用いた掘削を示す縦断側面図
図2掘削終了後のケーシングにロッドを挿入した縦断側面図
図3ロッドの先端を示す縦断拡大側面図
図4ロッドの押し込みを示す縦断側面図
図5削孔を示す縦断側面図
図6削孔の終了を示す縦断側面図
図7ケーシングの押し込みを示す縦断側面図
図8引張り部材の挿入を示す縦断側面図
図9ケーシングの引き抜きを示す縦断側面図
図10引張り部材の挿入終了を示す縦断側面図
図11地盤の安定を示す縦断側面図

--

0036

A掘削機
B地中
C自由長部
D定着部
1走行台車
2起伏アーム
3ホルダー
4シリンダ
5ケーシング
6ドライブ装置
11ロッド
12通路
13ノズル
14セメントミルク
15 削孔
21 セメントミルク
22引張り部材

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