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技術 アガリクス・ブラゼイムリルを含む水溶液、これを用いた茸類の培養培地、および、茸類の培養方法

出願人 農事組合法人全国新茸生産組合
発明者 森山雄三
出願日 2001年6月7日 (19年5ヶ月経過) 出願番号 2001-172205
公開日 2002年12月17日 (17年11ヶ月経過) 公開番号 2002-360063
状態 特許登録済
技術分野 きのこの栽培 微生物、その培養処理
主要キーワード パイナップル酵素 茸栽培 砂糖きび 複合培養 免疫力向上 熊笹エキス 天候状態 エノキ茸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年12月17日)のものです。
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図面 (3)

課題

アガリクスブラゼイムリルに代表される栽培が困難な各種茸を栽培することができる培地および、この培地を利用した茸類培養方法を提供すること。

解決手段

アガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス希釈液を含む培地に、アガリクス・ブラゼイムリルの生菌を接種・培養する。そして、この培地にアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体成長された時点で、アガリクス・ブラゼイムリル以外の属に属する茸の菌糸体を接種・培養して、茸類を複合培養する。

概要

背景

茸類の中には、薬理作用のある茸が数多く存在することが古来より知られている。このような茸は食料品として用いられる他、健康食品としても活用されてきた。近年、アガリクス茸メシマコブ茸、キコブ茸、カイガラ茸、松茸椎茸カワラ茸、ヒラ茸、ツガルサルノコシカケ茸、ナメコ茸エノキ茸マンネン茸(霊芝)等の各種の茸類には下記の表に示す通り、病気予防や老化防止免疫力向上等の作用に加えて抗癌作用制癌作用があることが見出されている。

概要

アガリクスブラゼイムリルに代表される栽培が困難な各種茸を栽培することができる培地および、この培地を利用した茸類の培養方法を提供すること。

アガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス希釈液を含む培地に、アガリクス・ブラゼイムリルの生菌を接種・培養する。そして、この培地にアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体成長された時点で、アガリクス・ブラゼイムリル以外の属に属する茸の菌糸体を接種・培養して、茸類を複合培養する。

目的

そこで、本発明は、アガリクス・ブラゼイムリルに代表される栽培が困難な各種茸を栽培することができる培地および、この培地に使用されるアガリクス・ブラゼイムリルを含む水溶液を提供することである。本発明者は、このような実情に鑑み鋭意検討した結果、下記の各段階、すなわち、(1)水をベースとする培養液を使用し、アガリクスブラゼイムリルの菌糸体を培養可能な培地上で培養液1リットルあたり30〜150gのアガリクス菌糸体を0〜25℃で少なくとも1週間培養する段階、(2)1〜10気圧の圧力で1〜4日間かけて液温を少なくとも30℃に上げてアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を上記培地から分離させる段階、(3)段階(2)と同一の条件で曝気を続けながら液温を一気に50℃以上に上昇させて1〜4時間保った後に、常温まで放冷して、この温度で1〜15時間保ち、ついで第1回目のろ過を行う段階、(4)1〜4時間15〜30℃の温度で放置して培養系に存在する雑菌繁殖させた後、段階(2)と同一の条件で曝気を継続させながら常温で1〜5日間温置してアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を繁殖させた後に、曝気を中止して12〜36時間保持し、そして段階(2)と同一の条件で曝気をしながら第2回目のろ過を行う段階、(5)段階(2)と同一の条件で曝気を継続しながら常温で2〜7時間温置した後、培養系の液温を少なくとも60℃に上昇させこの温度で30分〜4時間保持して繁殖した雑菌を死滅させ、常温まで放冷してこの温度で1〜6時間温置し、そして最終ろ過を行う段階、(6)培養系を少なくとも1日かけて沸騰させた後に、常温まで放冷してこの温度で1〜6時間温置する段階、(7)上記条件下で曝気を行いながら常温で温置し、この温置の際にアガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸体の濃度を調整する段階、(8)曝気を中止して温置する段階、及び(9)曝気気圧をできる限り下げて常温で温置する段階を含むアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体エキスの製造方法によりアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体の抽出方法を見出した(特許第2887756号)。しかしながら、かかる方法は、多数の段階を経てアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を抽出する方法であり、さらに簡単な段階でかつ容易にアガリクス・ブラゼイムリルに代表される茸類の製造に適した培地、および当該培地を用いた茸類の製造方法に対する要求がある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

下記工程:a)アガリクスブラゼイムリル生菌エキスを水、活性化された水または水性媒体希釈したアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を調製する工程、b) このようにして調製したアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を曝気下で、褐色となるまで保持する工程、c) 工程b)に続いて、このようにして褐色に変化したアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を、曝気を止めて常温で保持する工程、d) 工程c)に続いて、このようにして常温で保持されたアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を水、活性化された水または水性媒体で希釈する工程を含むことを特徴とするアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法。

請求項2

使用するアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキスが、下記の各段階、すなわち、(1)水をベースとする培養液を使用し、アガリクスブラゼイムリル菌糸体を培養可能な培地上で培養液1リットルあたり30〜150gのアガリクス菌糸体を0〜25℃で少なくとも1週間培養する段階、(2)1〜10気圧の圧力で1〜4日間かけて液温を少なくとも30℃に上げてアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を上記培地から分離させる段階、(3)段階(2)と同一の条件で曝気を続けながら液温を一気に50℃以上に上昇させて1〜4時間保った後に、常温まで放冷して、この温度で1〜15時間保ち、ついで第1回目のろ過を行う段階、(4)1〜4時間15〜30℃の温度で放置して培養系に存在する雑菌繁殖させた後、段階(2)と同一の条件で曝気を継続させながら常温で1〜5日間温置してアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を繁殖させた後に、曝気を中止して12〜36時間保持し、そして段階(2)と同一の条件で曝気をしながら第2回目のろ過を行う段階、(5)段階(2)と同一の条件で曝気を継続しながら常温で2〜7時間温置した後、培養系の液温を少なくとも60℃に上昇させこの温度で30分〜4時間保持して繁殖した雑菌を死滅させ、常温まで放冷してこの温度で1〜6時間温置し、そして最終ろ過を行う段階、(6)培養系を少なくとも1日かけて沸騰させた後に、常温まで放冷してこの温度で1〜6時間温置する段階、(7)上記条件下で曝気を行いながら常温で温置し、この温置の際にアガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸体の濃度を調整する段階、(8)曝気を中止して温置する段階、及び(9)曝気気圧をできる限り下げて常温で温置する段階を含むアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体エキスの製造方法により得られたアガリクス・ブラゼイムリル菌糸体または菌糸塊由来のものであることを特徴とする請求項1に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法。

請求項3

工程a)で調製された水溶液が20〜25質量%のアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキスを含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法。

請求項4

工程b)において、アガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を曝気下で、10〜12日間、16〜18℃に保持することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法。

請求項5

d) 工程c)に続いて、このようにして常温で保持されたアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を水、活性化された水または水性媒体で2000倍未満の希釈率で希釈する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法。

請求項6

請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液および菌床を含む茸類培養培地

請求項7

さらに、茸の栄養素として、バットガーノ、米糠熊笹エキスパイナップル酵素、梅核エキスまたはこれらの混合物を含むことを特徴とする請求項6に記載の茸類の培養培地。

請求項8

アガリクス・ブラゼイムリルを含む少なくとも2種類以上の茸類の複合培養方法であって、a) 請求項6または請求項7に記載の茸類の培地に前記培地中の水分含有量が少なくとも65質量%となるように水または水性媒体を添加した茸類の培地1Kg当たり、100gのアガリクス・ブラゼイムリルの生菌を接種して25〜27℃の温度および70〜75%RHの相対湿度でアガリクス・ブラゼイムリルを培養する工程、b) このようにしてアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体の形成が確認された時点で、前記培地にアガリクス・ブラゼイムリル以外の属に属する茸の生菌を接種して培養を継続する工程、およびc) 必要に応じて、前記工程b)に続いて、前記工程b)で接種した茸の菌糸体の成長が確認された時点で、前記培地にアガリクス・ブラゼイムリルおよび工程b)で接種した茸の生菌以外の群に属する茸の生菌を接種して培養を継続する工程、を含むことを特徴とする茸類の複合培養方法。

請求項9

工程b)または工程c)で接種する茸の生菌がシャンピニオンまたはグリフォラ属に属する茸の生菌であることを特徴とする、請求項8に記載の茸類の複合培養方法。

発明を実施するための最良の形態

0001

本発明は、アガリクスブラゼイムリルを含む水溶液、これを用いた茸類培養培地、および、茸類の培養方法に関する。

背景技術

0001

以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。尚、本実施の形態において、菌糸体とは、茸を構成するきわめて細かい糸状の細胞列のことである。菌糸塊体とは、菌糸体の集合体すなわち茸(子実体)のことである。

0002

茸類の中には、薬理作用のある茸が数多く存在することが古来より知られている。このような茸は食料品として用いられる他、健康食品としても活用されてきた。近年、アガリクス茸メシマコブ茸、キコブ茸、カイガラ茸、松茸椎茸カワラ茸、ヒラ茸、ツガルサルノコシカケ茸、ナメコ茸エノキ茸マンネン茸(霊芝)等の各種の茸類には下記の表に示す通り、病気予防や老化防止免疫力向上等の作用に加えて抗癌作用制癌作用があることが見出されている。

0002

0003

0003

発明が解決しようとする課題

0004

これら茸類の中で、アガリクス茸は、群を抜く抗癌作用及び制癌作用があり、近年非常に注目されている茸の一つである。アガリクス茸は、学名をアガリクス・ブラゼイムリル(AGARICUSBLAZEIMURILL)という担子菌類の茸であり、ブラジルのサンパウロ郊外ピエダーテ山地原産地である。

0004

0005

このアガリクス・ブラゼイムリルの人工栽培には、バカスと呼ばれる砂糖きび繊維や野生の馬等の堆肥、および、昼間約25℃、夜間約20℃という適正な温度管理、を必要とする。そのため、アガリクス・ブラゼイムリルの人工栽培は非常に困難であり、健康食品として使用されるアガリクス・ブラゼイムリルは、殆どすべてが天然のものを使用していた。

課題を解決するための手段

0005

0006

このアガリクス・ブラゼイムリルを健康食品として服用する場合には、アガリクス・ブラゼイムリルの乾燥茸を煎じて服用したり、またこの乾燥茸を顆粒化した顆粒剤を服用するのが一般的である。さらに、これらの方法に加えて、化学薬品を使用して乾燥茸からエキスを抽出し、この抽出物を調整して得られた成分を服用する方法も用いられている。

0006

0007

しかしながら、いずれの場合も天然のアガリクス・ブラゼイムリルの乾燥茸を使用しているため次のような課題を内包していた。
(1)出発原料(アガリクス・ブラゼイムリル)が非常に高価であるので、製品も非常に高価なものとなる。
(2)時期や天候状態によって、アガリクス・ブラゼイムリルの入手が困難な場合があるので、価格が不安定である。
(3)アガリクス・ブラゼイムリルの乾燥茸の品質を保持するための防黴剤等が製品中に混入する場合がある。
(4)アガリクス・ブラゼイムリルのエキスを抽出するために使用した化学薬品が、製品中に混入する場合がある。

0007

0008

このため、アガリクス・ブラゼイムリルを安価、安定、および安全に供給できる方法、すなわち、容易にアガリクス・ブラゼイムリルを得ることのできる人工栽培法の開発が必要とされていた。また、このような天然の茸類の人工栽培の必要性は、このアガリクス・ブラゼイムリルに限られたことではなく、アガリクス・ブラゼイムリル以外の栽培困難な茸類にも共通する課題であった。

発明の効果

0008

0009

そこで、本発明は、アガリクス・ブラゼイムリルに代表される栽培が困難な各種茸を栽培することができる培地および、この培地に使用されるアガリクス・ブラゼイムリルを含む水溶液を提供することである。本発明者は、このような実情に鑑み鋭意検討した結果、下記の各段階、すなわち、(1)水をベースとする培養液を使用し、アガリクスブラゼイムリルの菌糸体を培養可能な培地上で培養液1リットルあたり30〜150gのアガリクス菌糸体を0〜25℃で少なくとも1週間培養する段階、(2)1〜10気圧の圧力で1〜4日間かけて液温を少なくとも30℃に上げてアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を上記培地から分離させる段階、(3)段階(2)と同一の条件で曝気を続けながら液温を一気に50℃以上に上昇させて1〜4時間保った後に、常温まで放冷して、この温度で1〜15時間保ち、ついで第1回目のろ過を行う段階、(4)1〜4時間15〜30℃の温度で放置して培養系に存在する雑菌繁殖させた後、段階(2)と同一の条件で曝気を継続させながら常温で1〜5日間温置してアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を繁殖させた後に、曝気を中止して12〜36時間保持し、そして段階(2)と同一の条件で曝気をしながら第2回目のろ過を行う段階、(5)段階(2)と同一の条件で曝気を継続しながら常温で2〜7時間温置した後、培養系の液温を少なくとも60℃に上昇させこの温度で30分〜4時間保持して繁殖した雑菌を死滅させ、常温まで放冷してこの温度で1〜6時間温置し、そして最終ろ過を行う段階、(6)培養系を少なくとも1日かけて沸騰させた後に、常温まで放冷してこの温度で1〜6時間温置する段階、(7)上記条件下で曝気を行いながら常温で温置し、この温置の際にアガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸体の濃度を調整する段階、(8)曝気を中止して温置する段階、及び(9)曝気気圧をできる限り下げて常温で温置する段階を含むアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体エキスの製造方法によりアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体の抽出方法を見出した(特許第2887756号)。しかしながら、かかる方法は、多数の段階を経てアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体を抽出する方法であり、さらに簡単な段階でかつ容易にアガリクス・ブラゼイムリルに代表される茸類の製造に適した培地、および当該培地を用いた茸類の製造方法に対する要求がある。

0009

0010

このような事情のもと本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の成分を配合した培地を使用すると、従来栽培が困難であったアガリクス・ブラゼイムリルをはじめとする各種茸を培養することが可能であることを見いだして、本発明を解決するに至った。

0010

0011

すなわち、本発明は、下記の各項目に関するものである。
<アガリクス・ブラゼイムリル水溶液およびその製造方法>
下記工程:
a) アガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキスを水、活性化された水または水性媒体希釈したアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を調製する工程、
b) このようにして調製したアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を曝気下で、褐色となるまで保持する工程、
c) 工程b)に続いて、このようにして褐色に変化したアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を、曝気を止めて常温で保持する工程、
d) 工程c)に続いて、このようにして常温で保持されたアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を水、活性化された水または水性媒体で希釈する工程
を含むアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法(請求項1)。

0011

0012

このように構成することによって、健康食品としておよび茸栽培の培地用として有効なアガリクス・ブラゼイムリル水溶液が簡単な方法で得られる。

図面の簡単な説明

0012

0013

使用するアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキスが、特許第2887756号記載の方法により得られたアガリクス・ブラゼイムリル菌糸体または菌糸塊体由来のものであるアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法(請求項2)

0013

0014

特許第2887756号記載の方法は、確立された方法であり、そしてアガリクス・ブラゼイムリル菌糸体または菌糸塊体が有効に得られることが確認された方法である。この方法によって得られたアガリクス・ブラゼイムリル菌糸体または菌糸塊体を用いることにより非常に優れた品質のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液が得られる。

0014

0015

工程a)で調製された水溶液が20〜25質量%のアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキスを含有するアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法(請求項3)
上記範囲内にアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキスを上記範囲内に調節することによって、効率的にアガリクス・ブラゼイムリル水溶液を製造することが可能となる。

0015

0016

工程b)において、アガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を曝気下で、10〜12日間、16〜18℃に保持するアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法(請求項4)
温度を上記範囲内に保持すると極めて短期間で効率的にアガリクス・ブラゼイムリル水溶液を製造することが可能となる。

0016

0017

工程c)に続いて、このようにして常温で保持されたアガリクス・ブラゼイムリルの生菌エキス水溶液を水、活性化された水または水性媒体で1000倍未満の希釈率で希釈する工程d)を含むアガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造方法(請求項5)
本発明者による実験によると、本発明によって製造されたアガリクス・ブラゼイムリル水溶液は、1000倍未満の希釈率で健康食品や茸類の培地に有効に使用可能であることが判った。

0018

<アガリクス・ブラゼイムリル水溶液および菌床を含む茸類の培養培地>請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液および菌床を含む茸糸類の培養培地(請求項6)。本発明による茸糸類の培養培地は、アガリクス・ブラゼイムリルを初めとして種々の有効菌糸類の栽培に有効に使用することが可能である。

0019

茸の栄養素として、バットガーノ、米糠熊笹エキスパイナップル酵素、梅核エキスまたはこれらの混合物を含む請求項6に記載のアガリクス・ブラゼイムリル水溶液および菌床を含む茸糸類の培養培地(請求項7)。このような栄養素を添加することによって、極めて優れた茸糸類の培養培地を提供可能となる。

0020

<茸類の複合培養方法>
a) 請求項6または請求項7に記載の茸類の培地に前記内地中の水分含有量が少なくとも65質量%となるように水または水性媒体を添加した茸類の培地1kg当たり、100gのアガリクス・ブラゼイムリルの生菌を接種して25〜27℃の温度および70〜75%RHの相対湿度でアガリクス・ブラゼイムリルを培養する工程、
b) このようにしてアガリクス・ブラゼイムリルの菌糸体の形成が確認された時点で、前記培地にアガリクス・ブラゼイムリル以外の属に属する茸の生菌を接種して培養を継続する工程、および
c) 必要に応じて、前記工程b)に続いて、前記工程b)で接種した茸の菌糸体の成長が確認された時点で、前記培地にアガリクス・ブラゼイムリルおよび工程b)で接種した茸の生菌以外の群に属する茸の生菌を接種して培養を継続する工程、
を含む茸類の複合培養方法(請求項8)。

0021

このように構成することによって、アガリクス・ブラゼイムリルを主体とする茸類の複合培養液が製造される。また、これらの茸を単独で栽培する場合に比較して極めて短時間で栽培可能となる。このようにして得られた複合培養液は、各茸類の有効成分の相乗効果によって、健康食品等として極めて有効となる。

0022

工程b)または工程c)で接種する茸の生菌がシャンピニオンまたはグリフォラ属に属する茸の生菌である請求項8に記載の茸類の複合培養方法(請求項9)。

0023

シャンピニオンやグリフォラは、アガリクス・ブラゼイムリルとともに有効な茸であり、これらを複合培養することによって極めて優れた健康食品の原料となる茸類の栽培が可能となる。

0024

図1図1は、アガリクス・ブラゼイムリル水溶液の製造法を示すフローチャートである。
図2図2は、アガリクス・ブラゼイムリル水溶液を用いた茸類の培養培地の作成法を示すフローチャートである。
図3図3は、アガリクス・ブラゼイムリル水溶液を用いて作成した培養培地を利用した茸の培養法を示すフローチャートである。

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