図面 (/)

技術 水系吸水防止材

出願人 住友精化株式会社
発明者 竹田英幸小田弘康長田学
出願日 2001年5月31日 (19年7ヶ月経過) 出願番号 2001-163830
公開日 2002年12月13日 (18年0ヶ月経過) 公開番号 2002-356672
状態 拒絶査定
技術分野 シーリング材組成物 対水表面処理用物質 塗料、除去剤
主要キーワード 材料表 撥水塗料 吸水比 アルキルシリコネート 表面撥水性 セメント系押出成形板 吸水防止層 積雪地域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年12月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常にと接触している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においても良好な吸水防止性能を非常に長期間維持することのできる、水系吸水防止材を提供すること。

解決手段

(A)アルキルアルコキシシラン、(B)アミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシランおよび(C)界面活性剤を含有する有機ケイ素化合物エマルションであって、該有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の割合が、重量比で1:0.2〜0.4であり、界面活性剤(C)の量が有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の合計量の1〜20重量%であることを特徴とする水系吸水防止材。

概要

背景

従来より、多孔性土木建築材料吸水防止性を付与する方法として、シリコーン系アクリル系、アクリルシリコーン系、ウレタン系、エステル系、油脂系の樹脂あるいはモノマーを溶解または分散したものを材料に塗布・浸透させ、乾燥(重合)する方法等が知られている。中でもシリコーン系の吸水防止材が使用されることが多い。

シリコーン系の吸水防止材としては、溶剤系のものと水系のものが知られている。特に、水系の吸水防止材としてはアルキルシリコネート系のものが古くより使われているが、吸水防止性能は溶剤系に比べて十分ではなく、また、アルカリ性が強く、取り扱う上での安全性に問題がある。

最近、水系の吸水防止材として、アルキルアルコキシシランを水中乳化させたエマルションが用いられている。このエマルションには加水分解反応の非常に遅いシラン化合物が使用されているため、材料へ塗布した場合、浸透性が優れている。しかしながら、材料表面でシラン揮発が起こり、良好な吸水防止層が形成されにくい。また、アミノアルキル基を有するシラン化合物を少量配合した吸水防止材も存在するが、同様に良好な吸水防止層が形成されにくい。したがって、これら吸水防止材を基材に塗布した場合には、表面撥水性が弱く、特に、激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常にと接している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においては、良好な吸水防止性能が維持できないという欠点がある。

概要

激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常に雪と接触している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においても良好な吸水防止性能を非常に長期間維持することのできる、水系吸水防止材を提供すること。

(A)アルキルアルコキシシラン、(B)アミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシランおよび(C)界面活性剤を含有する有機ケイ素化合物エマルションであって、該有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の割合が、重量比で1:0.2〜0.4であり、界面活性剤(C)の量が有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の合計量の1〜20重量%であることを特徴とする水系吸水防止材。

目的

本発明の課題は、激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常に雪と接触している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においても良好な吸水防止性能を非常に長期間維持することのできる、水系吸水防止材を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

(A)下記一般式(1);

請求項

ID=000002HE=010 WI=055 LX=0325 LY=0450(式中、R1は炭素数4〜18のアルキル基を示す。R2は炭素数1〜6のアルキル基を示す。nは1または2である。)で表されるアルキルアルコキシシラン、(B)下記一般式(2);

請求項

ID=000003HE=010 WI=061 LX=0295 LY=0800(式中、R3は炭素数4〜18のアルキル基を示す。R4はアミノアルキル基を示す。R5は炭素数1〜6のアルキル基を示す。aは0〜2であり、bは1〜3である。ただし、aおよびbの合計は3以下である。)で表されるアミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシラン、および(C)界面活性剤を含有する有機ケイ素化合物エマルションであって、該有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の割合が、重量比で1:0.2〜0.4であり、界面活性剤(C)の量が有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の合計量の1〜20重量%であることを特徴とする水系吸水防止材

請求項2

アルキルアルコキシシランが、ヘキシルトリメトキシシランヘキシルトリエトキシシランオクチトリメトキシシランデシルトリメトキシシランまたはオクチルトリエトキシシランである請求項1に記載の水系吸水防止材。

請求項3

アミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシランが、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランまたは3−アミノプロピルトリエトキシシランである請求項1に記載の水系吸水防止材。

請求項4

界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤である請求項1に記載の水系吸水防止材。

技術分野

0001

本発明は、主に多孔性材料に適用して該材料の吸水を防止する水系吸水防止材に関する。

背景技術

0003

従来より、多孔性土木建築材料に吸水防止性を付与する方法として、シリコーン系アクリル系、アクリルシリコーン系、ウレタン系、エステル系、油脂系の樹脂あるいはモノマーを溶解または分散したものを材料に塗布・浸透させ、乾燥(重合)する方法等が知られている。中でもシリコーン系の吸水防止材が使用されることが多い。

0004

シリコーン系の吸水防止材としては、溶剤系のものと水系のものが知られている。特に、水系の吸水防止材としてはアルキルシリコネート系のものが古くより使われているが、吸水防止性能は溶剤系に比べて十分ではなく、また、アルカリ性が強く、取り扱う上での安全性に問題がある。

0005

最近、水系の吸水防止材として、アルキルアルコキシシランを水中乳化させたエマルションが用いられている。このエマルションには加水分解反応の非常に遅いシラン化合物が使用されているため、材料へ塗布した場合、浸透性が優れている。しかしながら、材料表面でシラン揮発が起こり、良好な吸水防止層が形成されにくい。また、アミノアルキル基を有するシラン化合物を少量配合した吸水防止材も存在するが、同様に良好な吸水防止層が形成されにくい。したがって、これら吸水防止材を基材に塗布した場合には、表面撥水性が弱く、特に、激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常にと接している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においては、良好な吸水防止性能が維持できないという欠点がある。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の課題は、激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常に雪と接触している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においても良好な吸水防止性能を非常に長期間維持することのできる、水系吸水防止材を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、(A)下記一般式(1);

0008

ID=000004HE=010 WI=055 LX=1225 LY=2500
(式中、R1は炭素数4〜18のアルキル基を示す。R2は炭素数1〜6のアルキル基を示す。nは1または2である。)

0009

で表されるアルキルアルコキシシラン、(B)下記一般式(2);

0010

ID=000005HE=010 WI=061 LX=0295 LY=0450
(式中、R3は炭素数4〜18のアルキル基を示す。R4はアミノアルキル基を示す。R5は炭素数1〜6のアルキル基を示す。aは0〜2であり、bは1〜3である。ただし、aおよびbの合計は3以下である。)

0011

で表されるアミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシラン、および(C)界面活性剤を含有する有機ケイ素化合物エマルションであって、該有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の割合が、重量比で1:0.2〜0.4であり、界面活性剤(C)の量が有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の合計量の1〜20重量%である水系吸水防止材が、充分な撥水性、吸水防止性、遮塩性等の諸性能を基材に付与でき、さらに、激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常に雪と接触している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においてもその性能を非常に長期間維持することのできることを見出し、本発明を完成した。

発明を実施するための最良の形態

0012

本発明の水系吸水防止材は、(A)アルキルアルコキシシラン、(B)アミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシランおよび(C)界面活性剤を含有するものである。

0013

上記(A)アルキルアルコキシシランは、下記一般式(1)で表される化合物である。

0014

0015

式中、R1は炭素数4〜18のアルキル基を、R2は炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは1または2である。

0016

上記炭素数4〜18のアルキル基としては、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基ドデシル基テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等が挙げられる。

0017

上記炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基エチル基プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。

0018

このようなアルキルアルコキシシランの具体例としては、ブチルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシランヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、オクチルトリプロポキシシランデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、テトラデシルトリメトキシシラン、テトラデシルトリエトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、ジブチルジメトキシシラン等が挙げられる。中でも、アルキル基の炭素数が6以上のヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシランが好適に用いられる。

0019

また、当該技術分野において周知であるように、上記シランの縮合二量体および三量体あるいはその他のオリゴマーを用いることができる。ここでオリゴマーとは、モノマー(構成単位)の数(n)が2〜100の低重合体を言う。また所望により、各種シランの混合物を使用してもよいし、混合シランのコオリゴマーであってもよい。

0020

上記(B)アミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシランは、下記一般式(2)で表される化合物である。

0021

0022

式中、R3は炭素数4〜18のアルキル基を示す。R4はアミノアルキル基を示す。R5は炭素数1〜6のアルキル基を示す。aは0〜2であり、bは1〜3である。ただし、aおよびbの合計は3以下である。

0023

上記炭素数4〜18のアルキル基としては、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等が挙げられる。

0024

上記アミノアルキル基としては、H2N(CH2)3−、H2N(CH2)2NH(CH2)2−、H2N(CH2)2NH(CH2)3−、H2N(CH2)2−、H3CNH(CH2)3−、C2H5NH(CH2)3−、H3CNH(CH2)2−、C2H5NH(CH2)2−、H2N(CH2)4−、H2N(CH2)5−等が挙げられる。

0025

上記炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。

0026

このようなアミノアルキル基を有するアルキルアルコキシシランの具体例としては、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、4−アミノブチルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。中でも、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシランが好適に用いられる。

0027

有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の割合(重量比)は、1:0.2〜0.4、好ましくは1:0.21〜0.37、より好ましくは1:0.22〜0.35である。有機ケイ素化合物成分(B)の重量割合が0.2未満の場合、水系吸水防止材を基材に塗布した後の撥水性が低下する。また、有機ケイ素化合物成分(B)の重量割合が0.4を越える場合、水系吸水防止材の基材への浸透性が悪くなる。

0028

なお、本発明の水系吸水防止材を吸水性の高い多孔性土木建築材料に使用する際には、一般式(1)で表されるアルキルアルコキシシラン(A)に加えて下記一般式(3)で表されるオルガノポリシロキサン(A’)を併用することにより好ましい結果が得られる場合がある。

0029

0030

式中、R6は炭素数1〜18のアルキル基を、R7は炭素数1〜6のアルキル基を示す。xは0、1、2または3であり、その平均値は0.8〜1.8である。yは0、1、2または3であり、その平均値は0.01〜2である。zは0、1、2または3であり、その平均値は0〜0.5である。ただし、x、y、zの平均値の合計は3.5以下である。

0031

上記炭素数1〜18のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等が挙げられる。

0032

上記炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。

0033

前記オルガノポリシロキサンとしては、例えば、メチルトリクロロシランまたはフェニルトリクロロシランエタノールとを水中で反応させることにより得られる、実験式CH3Si(OC2H5)0.8O1.1またはC6H5Si(OC2H5)0.72O1.14で表されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。

0034

また、前記オルガノポリシロキサンとしては、25℃での粘度が10〜10000mPa/sのものが好ましい。

0035

アルキルアルコキシシラン(A)とオルガノポリシロキサン(A’)の割合(重量比)は、(A):(A’)=1:0〜1である。オルガノポリシロキサン(A’)の重量割合が1を越えると、水系吸水防止材の基材への浸透性が悪くなる傾向がある。

0036

本発明の水系吸水防止材は、公知の界面活性剤(C)を含有する。界面活性剤としては、ノニオン系、カチオン系、アニオン系の何れも使用できるが、ノニオン系界面活性剤が好適に用いられる。

0037

ノニオン系界面活性剤としては、例えばエーテル型としてポリオキシエチレンラウリルエーテル(ノニオンK−204、ノニオンK−240;日本油脂製)等が挙げられる。アルキルフェノール型としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオンNS−215;日本油脂製)、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル(ノニオンHS−204、HS−206、HS−215;日本油脂製)等が挙げられる。エステル型としては、ポリオキシエチレンモノオレート(ノニオンO−6;日本油脂製)等が挙げられる。ソルビタンエステル型としては、ソルビタンモノラウレート(ノニオンLP−20R;日本油脂製)等が挙げられる。ソルビタンエステルエーテル型としてはポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(ノニオンLT−221;日本油脂製)、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(ノニオンST−221;日本油脂製)等が挙げられる。上記界面活性剤は1種類単独でも良く、あるいは2種類以上を混合して用いても良い。

0038

界面活性剤の使用量は、上記有機ケイ素化合物成分(A)と(B)の合計量の1〜20重量%、好ましくは3〜15重量%である。界面活性剤の使用量が1重量%未満の場合、基材内部への浸透性が悪く、基材表面に濡れ色が発生する。また、20重量%を超える場合、圧力がかかる条件下では吸水防止性が悪くなる。

0039

本発明の水系吸水防止材は、そのpH値を6〜9の範囲で安定化するために、緩衝物質を含有しても良い。このようなpH値においては、アルキルアルコキシシランが加水分解に対してきわめて安定である。緩衝物質としては、カルボン酸リン酸炭酸および硫酸アルカリ金属塩アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩が好ましく、炭酸ナトリウム炭酸水素ナトリウムが特に好ましい。緩衝物質の好ましい量は有機ケイ素化合物の全量の1重量%以下である。

0040

本発明における水系吸水防止材の製造方法は、特に限定されないが、通常、室温下、水と界面活性剤との混合液ホモミキサーウルトラディスパーザー高圧ホモジナイザー等で高速攪拌し、次いで有機ケイ素化合物を徐々に添加し、引き続き高速攪拌することにより製造することができる。

0041

本発明の水系吸水防止材は、水および/または水に可溶な溶剤を用いて、樹脂固形分が2〜60重量%、好ましくは5〜30重量%の濃度に調製して使用できる。樹脂固形分が2重量%濃度未満の場合、水系吸水防止材本来の性能が発揮されないだけでなく、効果を奏すためには多量に塗布しなければならないので乾燥に時間を要し、好ましくない。また、樹脂固形分が60重量%濃度を超える場合、粘性が高く、また多孔性材料への浸透性が悪くなり、濡れ色が発生する傾向がある。

0042

本発明の水系吸水防止材を調製する際には、防腐剤防カビ剤防藻剤防蟻剤紫外線吸収剤等を副次的に添加しても良い。

0043

本発明の水系吸水防止材を多孔性材料に塗布するには、ローラー刷毛スプレー等を用い、場合によっては、浸漬法によっても良い。また、乾燥方法としては、室温下に放置して乾燥させても良いし、天日乾燥加熱乾燥によっても良い。

0044

このようにして多孔性材料に浸透した本発明の水系吸水防止材は、加水分解反応、縮合反応により、強固にかつ優れた撥水性と激しい風雨や積雪地域において雪と接触している場合のように、多孔性材料に圧力がかかる条件下における吸水防止性を合わせ持つ吸水防止層を形成する。

0045

本発明の水系吸水防止材を塗布する多孔性材料としては、例えば多孔性土木建築材料があり、さらに詳しくは、打放しコンクリート、軽量コンクリート、プレキャストコンクリート、軽量発泡コンクリート(ALC)、モルタル、目地モルタル、石綿セメント板、パルプセメント板、木毛セメント板、セメント系押出成形板、ガラス繊維入りセメント板(GRC)、カーボン繊維入りセメント板、珪酸カルシウム板、石膏ボード、ハードボード、漆喰、石膏プラスター、ドロマイトプラスター、ブロック、レンガ、タイル、瓦、天然石、人工石、ガラスウール、ロックウール、セラミックファイバー、等無機質材料を主成分とする材料、および木材、合板、パーティクルボード等有機質材料を主成分とする材料が挙げられる。

0046

本発明の水系吸水防止材は、激しい風雨による雨水の漏水酸性雨による材料の劣化汚れしみ込み海水による塩害寒冷地における凍害、材料中の塩の溶出による白華等の水に起因する種々の問題を解決することができる。

0047

本発明の水系吸水防止材、あるいは本発明の水系吸水防止材にアクリル系、ウレタン系、アクリルシリコーン系等の樹脂エマルションを加えたものに、顔料沈殿防止材、垂れ防止材、艶消し剤、紫外線吸収剤等の塗料構成成分を添加、混合して水系浸透性撥水塗料とすることもできる。

0048

また上記塗料構成成分に、さらに、防腐剤、防カビ剤、防藻剤、防蟻剤等を加えれば、特に、木材、竹材等に好適な水系浸透性撥水塗料とすることもできる

0049

以下、実施例および比較例により更に詳しく本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。

0050

実施例1
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、ヘキシルトリエトキシシラン39重量部とN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン8重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、本発明の水系吸水防止材を得た。

0051

実施例2
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、オクチルトリエトキシシラン37重量部とN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン10重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、本発明の水系吸水防止材を得た。

0052

実施例3
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、ヘキシルトリエトキシシラン37重量部と3−アミノプロピルトリエトキシシラン10重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、本発明の水系吸水防止材を得た。

0053

実施例4
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、デシルトリメトキシシラン39重量部とN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン8重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、本発明の水系吸水防止材を得た。

0054

実施例5
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、ヘキシルトリエトキシシラン35重量部、実験式CH3Si(OC2H5)0.8O1.1のオルガノポリシロキサン(平均分子量約650および粘度約20mPa/s)4重量部およびN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン8重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、本発明の水系吸水防止材を得た。

0055

比較例1
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、ヘキシルトリエトキシシラン41重量部とN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン6重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、水系吸水防止材を得た。

0056

比較例2
水50重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)3重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、ヘキシルトリエトキシシラン32重量部とN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン15重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、水系吸水防止材を得た。

0057

比較例3
水42重量部とソルビタンモノラウレート(LP−20R、日本油脂製)11重量部との混合液をホモミキサーで高速攪拌し、次いで、ヘキシルトリエトキシシラン37重量部とN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン10重量部を徐々に添加してホモミキサーで高速攪拌し、水系吸水防止材を得た。

0058

試験
JIS R−5201に準じたJISモルタル(70×70×20mm)を供試体として使用し、これに実施例および比較例で得られた水性吸水防止材を300g/m2の割合で全面塗布した。なお、何も塗布しないものを対照とした。得られた供試体を温度20℃、相対湿度65%RHの恒温恒湿器内で7日間養生した後、以下に示す吸水比性能試験に供した。次に、サンシャインウェザーメーターデュサイクルサンシャインスーパーロングライフウェザーメーターWEL−SUN−DCH型、スガ試験機(株)製)を用いて、ブラックパネル温度:63℃、湿度:約50%、降雨条件:60分中12分降雨の試験条件促進耐候性試験を実施した。5000時間経過後の供試体を以下に示す吸水比の性能試験に供した。

0059

吸水比
得られた塗布供試体および無塗布供試体を、水中に浸漬し、常圧、0.05MPa(ゲージ圧)および0.5MPa(ゲージ圧)の気圧下で15分間放置した後、取り出した供試体の余剰水を乾いた布で拭き取った後の重量(g)を測定し、下式により算出した。結果を表1に示す。なお、吸水比は0.2以下の場合、吸水防止性に優れていると判断できる。

0060

0061

0062

表1より実施例1〜5の水系吸水防止材は、多孔性材料に圧力がかかる条件下においても吸水防止性能を非常に長期間維持することができることがわかる。

発明の効果

0063

本発明によると、激しい風雨にさらされたり、積雪地域において外壁が常に雪と接触している場合のように多孔性材料に圧力がかかる条件下においても良好な吸水防止性能を非常に長期間維持することのできる、水系吸水防止材を提供することができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ