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技術 リパーゼ活性賦活剤、痩身用皮膚外用剤及び痩身用浴用剤

出願人 日華化学株式会社
発明者 宮本英和牧野公博
出願日 2001年10月16日 (20年4ヶ月経過) 出願番号 2001-317739
公開日 2002年12月13日 (19年2ヶ月経過) 公開番号 2002-356434
状態 特許登録済
技術分野 化粧料 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性 非環式または炭素環式化合物含有医薬
主要キーワード 局在分布 劣等感 使用薬品 ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸 腹回り 温泉気分 本発明用 締まった
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課題

植物エキスからなるリパーゼ活性賦活剤、これを含有する痩身用皮膚外用剤および痩身用浴用剤を提供することを目的とする。

解決手段

アマチャカンゾウキキョウキュウリクチナシクララクワゲンチアナサンショウシャクヤクセンキュウダイオウトウキドクダミボウフウ、ボタンユキノシタまたはレンギョウより抽出した植物エキスの1種または2種以上を含有するリパーゼ活性賦活剤およびこれを含有する痩身用皮膚外用剤および痩身用浴用剤。上記リパーゼ活性賦活剤を経皮投与することにより、皮下脂肪等の脂肪組織を減少させ、肥満を改善し、痩身化することができる。

概要

背景

現代生活様式過食の機会が多く、運動の機会が少なくなっている。さらに、ホルモンバランス乱れ老化ストレスなどの様々な要因によって生体内での脂肪代謝がうまく行われず、その結果、中性脂肪の異常な蓄積を起こし、過体重肥満に至る。中性脂肪の体脂肪としての蓄積が大きいケースの肥満は、動脈硬化などの様々な疾病を引き起こすため、速やかな改善が求められている。また、最近の健康や美容への関心の高まりから、老若男女を問わずに体を健康的でスリムにしたいと願う人が増加しており、肥満症でない人においても、中性脂肪の蓄積に関して非常に関心を持っている。

そのため、多くの人々がダイエットなどにより痩身化を目指すにある。肥満に対する処置としては、厳格食事法や脂肪吸引などの痩身法、エアロビクスなどの有酸素全身運動ギムネマなどの成分による脂肪燃焼促進などが挙げられる。また、カフェインなどのキサンチン誘導体トウガラシに含まれるカプサイシンジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシンなどを有効成分として含有する化粧料などが開発されている。

さらに、発汗、代謝促進、保湿疲労回復などを目的とした各種の浴用剤が知られており、手軽に温泉気分を味わうことのできる浴用剤についてもよく知られている。一般に、入浴の効果としては、皮膚の清潔、血管の拡張、血液の循環の促進、物質代謝の増加、各臓器の機能の亢進筋肉や関節の緩和、こりや痛みの除去、病的産物の分解又は吸収が挙げられ、浴用剤はこれらの効果を増進させるものとしても使用されている。

しかし、これまでに種々の方法や薬剤などが提案されているが、いずれも、得られる効果の個人差が非常に大きく、中性脂肪等を抑制又は減少させる満足な効果を有するものは、見出されていない。

一方、各種の植物から抽出される植物エキスが、様々な効果、機能の面から研究され、各産業分野において応用されている。しかし、リパーゼ活性賦活作用を有する植物エキスはこれまで見出されていない。

概要

植物エキスからなるリパーゼ活性賦活剤、これを含有する痩身用皮膚外用剤および痩身用浴用剤を提供することを目的とする。

アマチャカンゾウキキョウキュウリクチナシクララクワゲンチアナサンショウシャクヤクセンキュウダイオウトウキドクダミボウフウ、ボタンユキノシタまたはレンギョウより抽出した植物エキスの1種または2種以上を含有するリパーゼ活性賦活剤およびこれを含有する痩身用皮膚外用剤および痩身用浴用剤。上記リパーゼ活性賦活剤を経皮投与することにより、皮下脂肪等の脂肪組織を減少させ、肥満を改善し、痩身化することができる。

目的

これまで、様々な植物エキスに関する研究がなされてきたが、トリグリセライド分解酵素の一つであるリパーゼ活性賦活させる作用については、検討されていない。したがって、本発明は、リパーゼ活性を直接的に上昇させる作用を有する植物エキスを見出すことを目的とするものである。

さらに、体内脂肪局在分布劣等感やストレス、成人病の起因となり得ることから、体内脂肪の減少及び異常蓄積抑制は非常に重要な課題である。本発明は、人及びその他の動物に使用することのできる、全身或いは局所脂肪の減少を促進し、痩身、肥満体質の改善或いは抑制、脂肪の局在化の改善、又は脂肪の増大を防止するのに有効な、新規化粧品類医薬部外品などの各種の皮膚外用剤、及び、入浴により効率的に痩身することのできる浴用剤を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
5件

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請求項1

請求項2

請求項1に記載のリパーゼ活性賦活剤を含有する痩身用皮膚外用剤

請求項3

請求項1に記載のリパーゼ活性賦活剤を含有する痩身用浴用剤

技術分野

0001

本発明は、生体において中性脂肪分解酵素として機能しているリパーゼトリグリセライド分解活性を直接的に上昇させることのできるリパーゼ活性賦活剤に関する。さらに、本発明は、該リパーゼ活性賦活剤を含有する痩身用皮膚外用剤及び痩身用浴用剤に関する。

背景技術

0002

現代生活様式過食の機会が多く、運動の機会が少なくなっている。さらに、ホルモンバランス乱れ老化ストレスなどの様々な要因によって生体内での脂肪代謝がうまく行われず、その結果、中性脂肪の異常な蓄積を起こし、過体重肥満に至る。中性脂肪の体脂肪としての蓄積が大きいケースの肥満は、動脈硬化などの様々な疾病を引き起こすため、速やかな改善が求められている。また、最近の健康や美容への関心の高まりから、老若男女を問わずに体を健康的でスリムにしたいと願う人が増加しており、肥満症でない人においても、中性脂肪の蓄積に関して非常に関心を持っている。

0003

そのため、多くの人々がダイエットなどにより痩身化を目指すにある。肥満に対する処置としては、厳格食事法や脂肪吸引などの痩身法、エアロビクスなどの有酸素全身運動ギムネマなどの成分による脂肪燃焼促進などが挙げられる。また、カフェインなどのキサンチン誘導体トウガラシに含まれるカプサイシンジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシンなどを有効成分として含有する化粧料などが開発されている。

0004

さらに、発汗、代謝促進、保湿疲労回復などを目的とした各種の浴用剤が知られており、手軽に温泉気分を味わうことのできる浴用剤についてもよく知られている。一般に、入浴の効果としては、皮膚の清潔、血管の拡張、血液の循環の促進、物質代謝の増加、各臓器の機能の亢進筋肉や関節の緩和、こりや痛みの除去、病的産物の分解又は吸収が挙げられ、浴用剤はこれらの効果を増進させるものとしても使用されている。

0005

しかし、これまでに種々の方法や薬剤などが提案されているが、いずれも、得られる効果の個人差が非常に大きく、中性脂肪等を抑制又は減少させる満足な効果を有するものは、見出されていない。

0006

一方、各種の植物から抽出される植物エキスが、様々な効果、機能の面から研究され、各産業分野において応用されている。しかし、リパーゼ活性賦活作用を有する植物エキスはこれまで見出されていない。

発明が解決しようとする課題

0007

これまで、様々な植物エキスに関する研究がなされてきたが、トリグリセライド分解酵素の一つであるリパーゼの活性賦活させる作用については、検討されていない。したがって、本発明は、リパーゼ活性を直接的に上昇させる作用を有する植物エキスを見出すことを目的とするものである。

0008

さらに、体内脂肪局在分布劣等感やストレス、成人病の起因となり得ることから、体内脂肪の減少及び異常蓄積抑制は非常に重要な課題である。本発明は、人及びその他の動物に使用することのできる、全身或いは局所脂肪の減少を促進し、痩身、肥満体質の改善或いは抑制、脂肪の局在化の改善、又は脂肪の増大を防止するのに有効な、新規化粧品類医薬部外品などの各種の皮膚外用剤、及び、入浴により効率的に痩身することのできる浴用剤を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0009

本発明者らは上記の課題について鋭意研究を重ね、リパーゼ活性を直接的に賦活させる素材を検討した。その結果、アマチャカンゾウキキョウキュウリクチナシクララクワゲンチアナサンショウシャクヤクセンキュウダイオウトウキドクダミボウフウ、ボタンユキノシタ又はレンギョウより抽出した植物エキスが上記作用を有し、これら植物エキスを含有する皮膚外用剤を経皮投与することにより、脂肪組織に蓄積された中性脂肪の分解を促進し、痩身化、肥満体質の改善或いは抑制、脂肪の局在化の改善、又は脂肪の増大を防止するのに有効であることを見出し、本発明を完成させた。

発明を実施するための最良の形態

0010

本発明に用いられる各種植物エキスは、下記の方法により得ることができるが、これらの方法に限定されるものではない。なお、本発明用いられる各種植物エキスは、下記方法で得られたエキスの他に、エキスから抽出溶媒蒸発、又は凍結乾燥して得られる不揮発分であっても良い。

0011

本発明に用いられるアマチャエキスとは、アマチャ(Hydrangea serrata Seringe var. thunbergii Sugimoto)の葉及び枝先を水、アルコール類(例えば、エタノールプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)又は水とアルコール類との混液で抽出したエキスである。本発明に用いられるカンゾウエキスとは、カンゾウ(Glycyrrhiza uralensisFisher或いはGlycyrrhiza glabra Linne)或いはその他同属植物の根を上記溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるキキョウエキスとは、キキョウ(Platycodon grandiflorum A. De Candolle)の根を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるキューカンバーエキスとは、キュウリ(Cucumis sativusLinne)の果実を、上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるクチナシエキスとは、クチナシ(Gardenia jasminoides Ellis.)の果実を上記の溶媒で抽出したエキスである。

0012

本発明に用いられるクララエキスとは、クララ(Sophora flavescens Aiton)の根を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるクワエキスとは、マグワ(Morus alba Linne)又はその他同属植物(Moraceae)の根皮を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるゲンチアナエキスとは、ゲンチアナ(Gentiana lutea Linne)の根及び根茎を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるサンショウエキスとは、サンショウ(Zanthoxylum piperitum De candolle)或いはその他同属植物(Rutaceae)の成熟した果皮を上記の溶媒でで抽出したエキスである。本発明に用いられるシャクヤクエキスとは、シャクヤク(Paeonia lactifloraPallas)或いはその他同属植物(Paeoniaceae)の根の細末を上記の溶媒で抽出したエキスである。

0013

本発明に用いられるセンキュウエキスとは、センキュウ(Cnidium officinaleMakino)の根を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるダイオウエキスとは、ダイオウ(Rheum palmatum Linne,Rheum tanguticum Maximowicz,Rheum officinale Baillon或いはRheum coreanumNakai)又はそれらの雑種の根茎を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるトウキエキスとは、トウキ(Angelica acutiloba Kitagawa)又はその他近縁植物の根を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるドクダミエキスとは、ドクダミ(Houttuynia cordata Thunberg)の開花期地上部を上記の溶媒で抽出したエキスである。

0014

本発明に用いられるボウフウエキスとは、ボウフウ(Saposhnikovia divaricate Schischkin)の根及び根茎を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるボタンエキスとは、ボタン(Paeonia suffruticosa Andrews)の根皮を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるユキノシタエキスとは、ユキノシタ(Saxifraga stolonifera Meerburg)の全草を上記の溶媒で抽出したエキスである。本発明に用いられるレンギョウエキスとは、レンギョウ(Forsythia suspensaVahl或いはForsythia viridissima Lindley)の果実を上記の溶媒で抽出したエキスである。

0015

本発明で使用される上記エキスは、医薬または化粧品の成分として一般的に用いられているものであり、その安全性が確認されているものである。本発明のリパーゼ活性賦活剤は、化粧品をはじめ、医薬部外品や浴用剤に配合することができる。

0016

本発明の痩身用皮膚外用剤においては、上記の各種植物エキスを1種又は2種以上を併用することができる。植物エキスの総配合量は、剤型によっても異なるが、植物エキスの不揮発分として、痩身用皮膚外用剤中に0.001〜50重量%であるのが好ましい。また、本発明の痩身用皮膚外用剤の使用量は特に制限はなく、使用者の好みに合わせて適宜調整することができるが、植物エキスが不揮発分として成人日当たり0.1〜1000mgとなる量を、1〜数回に分けて塗布するのが好ましい。

0017

また、本発明の痩身用浴用剤においても、上記の各種植物エキスを1種又は2種以上を併用することができ、その総配合量は、剤型によっても異なるが、植物エキスの不揮発分として、痩身用浴用剤中に0.01〜50重量%であるのが好ましい。

0018

本発明の痩身用皮膚外用剤及び痩身用浴用剤には、上記各種植物エキスの他に、通常の皮膚外用剤及び浴用剤において使用される公知の機能性成分、例えば保湿剤エモリエント剤血行促進剤細胞賦活剤抗酸化剤抗炎症剤抗菌剤美白剤過酸化物抑制剤などを配合することができる。例えば、グリセリン、ブチレングリコール、尿素アミノ酸類などの保湿剤;スクワランマカデミアナッツ油ホホバ油などのエモリエント剤;ビタミンE類トウガラシチンキなどの血行促進剤;核酸などの細胞賦活剤;ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ジブチルヒドロキシアニソール(BHA)、酢酸トコフェロールアスコルビン酸などの抗酸化剤;グリチルリチンアラントインなどの抗炎症剤;ヒノキチオール塩化ベンザルコニウムクロルヘキシジン塩などの抗菌剤;アスコルビン酸、アルブチンコウジ酸などの美白剤;スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)等の過酸化物抑制剤、さらに、ブドパミンイソプロテレノールなどのβアドレナリン様作用物質ヨヒンビンエルゴトキシンなどのα2アドレナリン様作用抑制剤;カフェイン、テオフィリンなどのキサンチン誘導体等の脂肪細胞の減少又は抑制作用を有する公知物質等を配合することができる。また、オウゴンエキスイチョウエキス、胎盤抽出物乳酸菌培養抽出物などの動物・植物・微生物由来の各種抽出物などを自由に添加して使用することが出来る。

0019

本発明の痩身用皮膚外用剤の剤型とは、外用可能な剤型であれば特に制限はなく、例えば、ペースト剤クリーム軟膏ローション乳液パックパウダーパップ剤などが例示できる。

0020

本発明の痩身用浴用剤の剤型としては、適用可能なあらゆる剤型を意味し、例えば、粉末顆粒状などの固形製剤、乳液、ペースト状などの液体製剤などが挙げられる。

0021

また、本発明の痩身用皮膚外用剤及び痩身用浴用剤には、その剤型化のために、界面活性剤油脂類などの基剤成分や、必要に応じて公知の増粘剤防腐剤等張化剤酸化防止剤紫外線吸収剤キレート剤香料着色料など種々の添加剤を併用できる。

0022

上記の界面活性剤としては、限定されるものではないが、一般的な非イオン系界面活性剤陰イオン系界面活性剤陽イオン系界面活性剤両イオン性界面活性剤を用いることができる。例えば、高級アルキルアミンアルキレンオキサイド付加物高級脂肪酸アミドのアルキレンオキサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステル硬化ひまし油のアルキレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコールソルビタンアルキルエステルステロール等のアルキレンオキサイド付加物等の非イオン系界面活性剤;アルキル硫酸ナトリウムアルキロイルメチルタウリンナトリウムα−オレフィンスルホン酸ナトリウムポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム等の陰イオン系界面活性剤;塩化アルキルピリジニウム塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等の陽イオン性界面活性剤アルキルアミノプロピオン酸ナトリウムアルキルポリアミノエチルグリシン等の両イオン性界面活性剤が挙げられる。これらのうち1種又は2種以上を選択して使用することができる。

0023

本発明において使用可能な基剤成分としては、限定されるものではないが、例えば、オリーブ油ツバキ油、ホホバ油、アボガド油、マカデミアナッツ油、スクワラン、スクワレン馬油など、一般的に知られている油脂類が挙げられる。

0024

増粘剤の例として、限定されるものではないが、例えば、ポリビニルアルコールポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、及びこれらの各種誘導体ヒドロキシアルキルセルロースなどのセルロース類及びその誘導体;デキストランゼラチンアラビアガムトラガントガムなどのガム類カルボキシビニルポリマーなどの水溶性高分子などが挙げられる。防腐剤の例として、限定されるものではないが、例えば、パラヒドロキシ安息香酸エステル、塩化アルキルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン塩、ヒノキチオールなどが挙げられる。

0025

等張化剤の例として、限定されるものではないが、例えば、塩化ナトリウム塩化カリウム塩化カルシウム、などの無機塩類が挙げられる。紫外線吸収剤の例として、限定されるものではないが、例えば、パラアミノ安息香酸ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤などが挙げられる。キレート剤の例として、限定されるものではないが、例えば、エチレンジアミン四酢酸フィチン酸クエン酸及びこれらの水溶性塩などが挙げられる。

0026

以下、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。

0027

リパーゼ活性賦活作用の評価
一般的なリパーゼ活性測定法を一部改良して、下記の方法に準じて評価した。

0028

使用薬品類)PVA溶液クラポバール(クラレ(株)製)117を18gとクラレポバール215を2gとを約800mLの水に懸濁し、攪拌しつつ加熱し、完全に溶解するまで75〜80℃に保持した。室温まで冷却した後、水を加えて1000mLとした。
オリーブ油乳液:上記のPVA溶液75mL、オリーブ油(日本薬局方)22.9gをホモミキサーを用いて、6000rpmで10分間乳化した。
リパーゼ溶液:L.P.L“Amano”80(天野製薬(株)製)を蒸留水で約33L.U/gに調整した。
停止液アセトン−エタノール(1:1(v/v))混液
0.05×10-3mol/m3の水酸化ナトリウム水溶液
フェノールフタレイン試液:フェノールフタレイン1gをエタノール20mLで溶解し、水で全量を100mLとした。

0029

(操作)オリーブ油乳液5mL、蒸留水4mLと植物エキス0.02gを100mLの共栓三角フラスコにとり、よく混ぜ合わせ37℃の恒温水槽中で10分間予熱した。リパーゼ溶液を1mL正確に加え、約15秒間混ぜ合わせ、37℃で反応させた。リパーゼ溶液を加えてから正確に20分後、停止液を40mL注ぎ、フェノールフタレイン試液を約5滴加え、0.05×10-3mol/m3の水酸化ナトリウム水溶液で滴定した。このときの、水酸化ナトリウム水溶液の所要量をAmLとする。

0030

オリーブ油乳液5mLと蒸留水4mLを100mLの共栓三角フラスコにとり、よく混ぜ合わせ37℃の恒温水槽中で10分間予熱した。リパーゼ溶液を1mL正確に加え、約15秒間混ぜ合わせ、37℃で反応させた。リパーゼ溶液を加えてから正確に20分後、停止液を40mL注ぎ、フェノールフタレイン試液を約5滴を加え、0.05×10-3mol/m3の水酸化ナトリウム水溶液で滴定した。このときの、水酸化ナトリウム水溶液の所要量をBmLとする。

0031

オリーブ油乳液5mLと蒸留水4mLを100mLの共栓三角フラスコにとり、よく混ぜ合わせ37℃の恒温水槽中で10分間予熱した。次いで、停止液を40mL注ぎ、約15秒間混ぜ合わせ、20分後、リパーゼ溶液1mLを正確に加えた。フェノールフタレイン試液を約5滴を加え、0.05×10-3mol/m3の水酸化ナトリウム水溶液で滴定した。このときの水酸化ナトリウム水溶液の所要量をCmLとする。

0032

蒸留水9mLと植物エキス0.02gを100mLの共栓三角フラスコにとり、よく混ぜ合わせ37℃の恒温水槽中で10分間予熱した。リパーゼ溶液を1mL正確に加え、約15秒間混ぜ合わせ、37℃で反応させた。リパーゼ溶液を加えてから正確に20分後、停止液を40mL注ぎ、フェノールフタレイン試液を約5滴を加え、0.05×10-3mol/m3の水酸化ナトリウム水溶液で滴定した。このときの水酸化ナトリウム水溶液の所要量をDmLとする。

0033

上記のA、B、C及びD値から、リパーゼ活性賦活率を下記の式により算出した。
リパーゼ活性賦活率(%)=[(A−C−D)×100/(B−C)]−100

0034

実施例1〜18
アマチャ、カンゾウ、キキョウ、キュウリ、クチナシ、クララ、クワ、ゲンチアナ、サンショウ、シャクヤク、センキュウ、ダイオウ、トウキ、ドクダミ、ボウフウ、ボタン、ユキノシタ及びレンギョウについて、50%エタノール水溶液還流下にて1時間かけて抽出し、得られた抽出液減圧留去して各植物エキスを得た。

0035

得られた植物エキスについて、それぞれ上記のリパーゼ活性賦活作用を評価した。評価結果を表1に示す。

0036

表1に示すように、実施例1〜18の植物エキスはリパーゼ活性賦活作用を示した。このことから、本発明における植物エキスは、リパーゼの活性を有意に賦活させることがわかり、皮下脂肪等の中性脂肪組織の減少、抑制に有効であることがわかった。なお、表1において、比較例1の値は、植物エキスが無添加のときの値である。

0037

次に、本発明の痩身用皮膚外用剤の処方例を示すが、これらは本発明を何ら限定するものではない。

0038

痩身用皮膚外用剤の処方(処方例1〜39)

0039

0040

0041

0042

表2−1、2−2、2−3、2−4に示す組成で痩身用皮膚外用剤を調製した。調製法は下記の通りである。

0043

まず、a成分を約70〜80℃に加熱した。c成分の約80%を用いて、b成分を約70〜80℃で加熱溶解させ、この溶液を、約70〜80℃でa成分に、撹拌しながら徐々に加えた。次いで、これを室温まで冷却し、d成分及びe成分を加え、均一になるまで混合した。

0044

ここで、表2−1、2−2、2−3、2−4中、a成分の、ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(12)ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレン(30)コレステロール、の括弧内の数字は、エチレンオキサイド付加モル数を示す。

0045

c成分の「適量」とは、皮膚外用剤の全量を100gとするための量を意味する。d成分のカルボキシビニルポリマーには、カーボポール980(BF Good rich社製)を用いた。また、e成分の各種植物エキスは、実施例1〜18で得られた各種植物エキスの1重量%水溶液(溶媒は蒸留水を用いた)である。その他の成分は全て、化粧品原料基準により規定された成分を用いた。

0046

実施例19〜33及び比較例2
前記処方例の痩身用皮膚外用剤について、ウエスト及び腹回り脂肪層に悩む男性32名、女性32名に対してモニターを行い、脂肪層の増加減少を調べた。すなわち、2名ずつの16群に分け、それぞれ表3に示した痩身用皮膚外用剤を使用した。なお、比較例2については、処方例1において各種植物エキスの代わりに蒸留水を用いて調製した皮膚外用剤を使用した。なお、皮膚外用剤の使用方法は、入浴後に各皮膚外用剤を手のひらに500円玉大取り、マッサージしながら塗擦する以外は通常の生活をして、これを1か月間続けた。試験前後のウエスト及び腹周りの寸法を測定し、痩身効果を評価した。測定結果を表3に示す。

0047

0048

リパーゼ活性賦活作用を有する植物エキス、つまり本発明のリパーゼ活性賦活剤を添加していない比較例2の皮膚外用剤では、ウエスト及び腹周りの寸法はほぼ変化がなかったが、本発明のリパーゼ活性賦活剤を添加した痩身用皮膚外用剤はいずれも寸法が減少し、痩身効果が認められた。前記のリパーゼ活性増強率の数値が低い植物エキスであっても、剤型化して実際に使用した場合、その痩身効果は十分なものである。したがって、in vitroの試験で効果があるものは、in vivo において痩身効果が十分に期待できるということが分かる。さらに、本発明で使用される植物エキスは、それらを組み合わせて添加した場合、単独で添加するよりも優れた痩身効果を発揮するものである。

0049

痩身用浴用剤の処方(処方例40〜60)

0050

0051

表4−1、4−2に示す組成で痩身用浴用剤を調製した。f成分とg成分をそれぞれ、均一になるまで混合した後f成分とg成分とを混合し、さらに均一になるまで混合して浴用剤を得た。ここで、表4−1、4−2中の各種植物エキスとは、実施例1〜18で得られた各種植物エキスの1重量%水溶液(溶媒は蒸留水を用いた)である。この処方で用いた成分は、すべて化粧品原料基準により規定されたものを用いた。

0052

実施例34〜41及び比較例3
前記処方例の痩身用浴用剤について、脂肪層に悩む男性18名、女性18名に対してモニターを行い、使用感を評価した。

0053

すなわち、男女2名ずつの9群に分け、それぞれ表4−1、4−2に示した痩身用浴用剤を使用した。なお、比較例3については、処方例41において各種植物エキスの代わりに蒸留水を用いて調製した浴用剤を使用した。使用方法は、150Lの浴槽に浴用剤30gを溶かし、よく混ぜた後に入浴した以外は通常の生活をして、これを1か月続けた。

0054

1か月後、二の腕、ウエスト、腹部ふくらはぎの各所について、下記の3段階にて使用感を評価した。評価を表5に示す。
○;引き締まった感じ
△;やや引き締まったと感じる
×;変わらない

0055

発明の効果

0056

本発明の植物エキスは直接的にリパーゼ活性を賦活させる作用があり、リパーゼ活性賦活剤として有用である。本発明のリパーゼ活性賦活剤は、化粧品をはじめ、医薬部外品や浴用剤に配合することができる。特に、痩身用皮膚外用剤や痩身用浴用剤として、全身或いは局所の中性脂肪の減少を促進し、肥満の改善及び抑制或いは防止することができる。さらに、本発明で使用する植物エキスは、それらを組み合わせて使用した場合、単独で使用するよりも優れた痩身効果を発揮する。

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    【課題】ヒアルロニダーゼ阻害活性により肌の老化を防ぐ技術を提供する。【解決手段】ヒアルロニダーゼ阻害剤は、セルロース繊維の一部の水酸基が所定の式で表される置換基によって修飾されている硫酸化セルロース繊... 詳細

  • ノーベルファーマ株式会社の「 メラトニン含有顆粒剤」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題】小児に対する安全性を担保し、かつ十分な効果を得ることが可能な、小児期の神経発達症に伴う睡眠障害を対象とする入眠困難改善用の顆粒剤、並びに安全性と効果に十分に配慮した用法を伴い、かつ乳幼児や小児... 詳細

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