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技術 接着系アンカーとその施工方法

出願人 平岡金属工業株式会社富士フォレスト株式会社
発明者 杉村昌美
出願日 2001年5月22日 (19年1ヶ月経過) 出願番号 2001-153000
公開日 2002年12月4日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2002-348865
状態 拒絶査定
技術分野 杭・地中アンカー
主要キーワード 横断面形 電動ハンマー 異形線 全ねじボルト 破砕混合 接着系アンカー 引き抜き抵抗 設置物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年12月4日)のものです。
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図面 (6)

課題

接着系アンカーに使用されるボルトを改良し、軽い上、定着力が増強された棒状体を使用して信頼性、経済性を高めた接着系アンカーとその施工方法を提供する。

解決手段

コンクリート等の母材1を穿孔して設けた縦孔2内に固化剤入り容体4が挿入又は固化材3が直接注入され、その上からボルト等の棒状体5を打ち込んで前記容体4を破砕し固化剤3の硬化により定着されて成る接着系アンカーである。前記棒状体5が、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回されて、その全体形状摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されている。

概要

背景

従来一般の所謂接着系アンカーは、コンクリート母材)に対しドリルにより一定深さの縦孔穿設し、その穿設された縦孔内をブラシ等で清掃し、清掃された縦孔内に固化剤入りカプセルを挿入する。しかる後、軸部がストレート直線形状のアンカーボルトを前記縦孔内のカプセルの上から打ち込む。そうすると、縦孔内のカプセルが破壊されて内部より固化剤が流出して縦孔内を充満し、固化剤の硬化により直線形状のアンカーボルトを定着して成る。

概要

接着系アンカーに使用されるボルトを改良し、軽い上、定着力が増強された棒状体を使用して信頼性、経済性を高めた接着系アンカーとその施工方法を提供する。

コンクリート等の母材1を穿孔して設けた縦孔2内に固化剤3入り容体4が挿入又は固化材3が直接注入され、その上からボルト等の棒状体5を打ち込んで前記容体4を破砕し固化剤3の硬化により定着されて成る接着系アンカーである。前記棒状体5が、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回されて、その全体形状摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されている。

目的

したがって、本発明の目的は、接着系アンカーに使用されるボルトを改良し、軽い上、定着力が増強された棒状体を使用して信頼性を高めた接着系アンカーと、同接着系アンカーを用いて合理的に施工でき、経済性にも優れた接着系アンカーの施工方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

コンクリート等の母材穿孔して設けた縦孔内に、固化剤入り容体が挿入又は固化材直接注入され、その上からボルト等の棒状体打ち込んで前記容体を破砕し固化剤の硬化により定着されて成る接着系アンカーであって、前記棒状体が、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回されて、その全体形状摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されていることを特徴とする接着系アンカー。

請求項2

全ねじボルト又は異形棒鋼又は丸棒又は異形線で構成された棒状体が、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回され又はツイストされて、その全体形状が摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載した接着系アンカー。

請求項3

a)ボルト等の棒状体を軸方向に連続して湾曲し又はスパイラル状に捲回して、その全体形状をスパイラル状に形成する工程と、b)固化剤が封入された容体を完全に収容できる孔径で所定深さの縦孔を、コンクリート等の母材を穿孔して設け、前記固化剤入り容体を前記縦孔内に挿入する工程と、c)前記縦孔内の容体の上からスパイラル状棒状体を打ち込み、容体を破砕し内部から流出した固化剤の硬化に際し、前記スパイラル状棒状体が摩擦力を高めて定着する工程と、より成ることをそれぞれ特徴とする接着系アンカーの施工方法

請求項4

スパイラル状棒状体の打ち込み工程において、当該スパイラル状棒状体を一定方向に回転させながら打ち込むことを特徴とする、請求項3に記載した接着系アンカーの施工方法。

技術分野

0001

本発明は、コンクリート等を穿孔して内部に固化剤及び定着力を増強する棒状体を挿入して後付けする所謂接着系アンカーと、同接着系アンカーの施工方法の技術分野に属するものである。

背景技術

0002

従来一般の所謂接着系アンカーは、コンクリート(母材)に対しドリルにより一定深さの縦孔穿設し、その穿設された縦孔内をブラシ等で清掃し、清掃された縦孔内に固化剤入りカプセルを挿入する。しかる後、軸部がストレート直線形状のアンカーボルトを前記縦孔内のカプセルの上から打ち込む。そうすると、縦孔内のカプセルが破壊されて内部より固化剤が流出して縦孔内を充満し、固化剤の硬化により直線形状のアンカーボルトを定着して成る。

発明が解決しようとする課題

0003

前記従来の接着系アンカーに使用されるアンカーボルトは、軸部がストレートな直線形状に形成されているため、縦孔内のカプセルの上から打ち込んでも、アンカーボルトの外径が太くて長く重いものを使用することによる扱いにくさや、施工コストの高騰を余儀なくされているといった問題点が生じていた。

0004

したがって、本発明の目的は、接着系アンカーに使用されるボルトを改良し、軽い上、定着力が増強された棒状体を使用して信頼性を高めた接着系アンカーと、同接着系アンカーを用いて合理的に施工でき、経済性にも優れた接着系アンカーの施工方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

前記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明の接着系アンカーは、コンクリート等の母材1を穿孔して設けた縦孔2内に固化剤3入り容体4が挿入又は固化材3が直接注入され、その上からボルト等の棒状体5を打ち込んで前記容体4を破砕し固化剤3の硬化により定着されて成る接着系アンカーであって、前記棒状体5が、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回されて、その全体形状摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されていることを特徴とする。

0006

請求項2記載の発明の接着系アンカーは、全ねじボルト又は異形棒鋼又は丸棒又は異形線で構成された前記棒状体5が、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回され又はツイストされて、その全体形状が摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されていることを特徴とする。

0007

請求項3記載の発明の接着系アンカーの施工方法は、下記構成を特徴とする。すなわち、
a)ボルト等の棒状体5を軸方向に連続して湾曲し又はスパイラル状に捲回して、その全体形状をスパイラル状に形成する工程と、
b)固化剤3が封入された容体4を完全に収容できる孔径で所定深さの縦孔2を、コンクリート等の母材1を穿孔して設け、前記固化剤3入り容体4を前記縦孔2内に挿入する工程と、
c)前記縦孔2内の容体4の上からスパイラル状棒状体5を打ち込み、容体4を破砕し内部から流出した固化剤3の硬化に際し、前記スパイラル状棒状体5が摩擦力を高めて定着する工程とより成ることをそれぞれ特徴とする。

0008

請求項4記載の発明の接着系アンカーの施工方法は、前記スパイラル状棒状体5の打ち込み工程において、当該スパイラル状棒状体5を一定方向に回転させながら打ち込むことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明は、コンクリート等の母材を穿孔し、その内部に固化剤及び定着力を増強するボルト等の棒状体を挿入して後付けする所謂接着系アンカーであって、棒状体の頭部にナット7を取り付けて設置物を固定したり(図5参照)、母材のひび割れした箇所の補強やひび割れ防止用等として好適に実施される。

0010

請求項1〜3記載の本発明の接着系アンカーとその施工方法の実施形態を、図面にしたがって説明する。

0011

本発明の接着系アンカーは、コンクリート等の母材1を穿孔して設けた縦孔2内に固化剤3入り容体4が挿入され、その上からボルト等の棒状体5を打ち込んで前記容体4を破砕し固化剤3の硬化により定着する形態として好適に実施されるものである。固化剤3としては、樹脂系の接着剤硬化促進剤骨材と共に使用し、当該固化剤3を収容する容体4としては、例えば図示したガラス管等が使用される。但し、そのような容体4を使用せずに、固化剤3を充填したカートリッジを用いて、固化剤3を直接縦孔2内に注入する形態も好適に実施されるが(図示は省略)、これらに限定されるものではない。

0012

前記接着系アンカーを構成する棒状体5が、図3図5に示したように、軸方向に連続して湾曲されて形成されている。或いは、この棒状体5をスパイラル状に捲回して形成する形態も実施可能である。かくして、この棒状体5は、その全体形状が摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されている(請求項1)。この棒状体5は、例えばφ=13〜22の鉄筋で実施されるが、この大きさの限りでなく、長さも特に限定されない。

0013

前記構成の全体形状が摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成された棒状体5は、図示を省略した全ねじボルト又は異形棒鋼又は丸棒で構成したものを、軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回されたものが好適である。或いはまた、横断面形状が多角形状の異形線で構成したものを、軸方向にツイストして形成して実施する形態も採用可能である(請求項2参照)。

0014

以下、上記構成の接着系アンカーの施工方法(請求項3、請求項4)を、図面にしたがって説明する。

0015

図1は、縦孔2の穿設工程を示している。すなわち、予め製作した前記スパイラル状棒状体5を埋設できることは勿論のこと、固化剤3が封入された容体4を完全に収容できる孔径で所定深さの縦孔2を、コンクリート等の母材1を穿孔して設ける。

0016

図2は、縦孔2内の清掃工程を示している。前記図1のようにして穿設された縦孔2内を、図示を省略したブロワーとブラシ6を交互に使用して縦孔2内を清掃する。

0017

図3は、縦孔2内への固化剤3入り容体4の挿入工程を示している。すなわち、前記の如く清掃した縦孔2内に、予め固化剤3が封入された容体4を挿入する。そして、前記縦孔2に挿入された容体4の上から前記スパイラル状棒状体5を打ち込むものである。

0018

図4は、スパイラル状棒状体5の打ち込み工程を示している。前記スパイラル状棒状体5を電動ハンマードリル等に装着し(図示は省略)、回転させながら前記縦孔2内の容体4の上から打ち込む。そうすると、スパイラル状棒状体5が容体4を破砕混合し、固化剤3が徐々に硬化しながら下方に潜行する。

0019

なお、このスパイラル状棒状体5の打ち込み工程に際しては、請求項4のように、当該スパイラル状棒状体5を一定方向に回転させながら打ち込む実施形態が好ましい。すなわち、上記のスパイラル状棒状体5が、正回転方向に捲回されて形成されている場合は、そのスパイラル状棒状体5を逆回転方向に回転させながら打ち込む(図4の矢印参照)。一方、スパイラル状棒状体5が、逆回転方向に捲回されて形成されている場合は、そのスパイラル状棒状体5を正回転方向に回転させながら打ち込む。そうすることにより、固化剤3がコンクリート等の母材1の細部まで押し込まれ、固化剤3と母材1との密着度をより一層高めることができる。

0020

図5は、スパイラル状棒状体5の定着工程を示している。すなわち、図4のようにスパイラル状棒状体5が回転しながら容体4を破砕し、最終的に孔底まで潜行する。したがって、容体4の内部から流出した固化剤3が完全に硬化することにより、前記スパイラル状棒状体5が摩擦力を高めて定着される。

0021

したがって、この接着系アンカーのスパイラル状棒状体5が、全体形状が摩擦力を高めるスパイラル状に形成されているので、コンクリート等の母材1及び固化剤3と接触することにより引き抜き抵抗は増大して、定着力を増強させることができる。

発明の効果

0022

請求項1、2記載の発明の接着系アンカーは、同接着系アンカーに使用するボルト等の棒状体が軸方向に連続して湾曲され又はスパイラル状に捲回されて、その全体形状が摩擦力を高めて定着力を増強するスパイラル状に形成されているので、当該棒状体の鉄筋径を細く軽く製作でき、製作コストの低減による施工コストの低減化、施工性の向上に寄与する。

0023

請求項3、4記載の発明の接着系アンカーの施工方法によれば、前記の定着力が増強されたスパイラル状棒状体を接着系アンカーに使用して施工することにより合理的かつ精度よく施工できる上、当該スパイラル状棒状体が細くて軽いので取扱い易く施工性にも優れ、経済性、信頼性の向上に多大に貢献する。

図面の簡単な説明

0024

図1接着系アンカーの施工方法における縦孔の穿設工程を示した断面図である。
図2縦孔内の清掃工程を示した断面図である。
図3縦孔内への固化剤入り容体の挿入工程及びスパイラル状棒状体を示した断面図である。
図4スパイラル状棒状体の打ち込み工程を示した断面図である。
図5スパイラル状棒状体の定着工程を示した断面図である。

--

0025

1母材
2縦孔
3固化剤
4容体
5 棒状体

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