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図面 (6)

課題

プログラムサイズを増やすことなく、プログラムの検証が容易で、プログラムの生産効率を向上させる。

解決手段

プログラム制御される遊技機において、遊技機の動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROM1bと、遊技機の演出を制御する演出プログラムを格納する演出プログラムROM2bと、解釈プログラムを格納する解釈プログラムROM1c,2cとを備える構成とし、制御プログラム及び又は演出プログラムは構造化言語あるいは中間言語記述され、解釈プログラムは構造化言語あるいは中間言語を解釈して実行プログラムを形成し、実行プログラムによりプログラム制御を行う。

概要

背景

パチンコ遊技機スロット遊技機等の遊技機は、CPUによるプログラムによって各種動作を制御している。図4は従来の遊技機の構成例を説明するための概略構成図である。遊技機は、遊技機の主たる動作を制御する遊技機制御基板10と、遊技機の主に表示画面上の演出を制御する遊技機サブ画面基板20を備える。遊技機制御基板10は、基板10の演算を制御するCPU10a,遊技機の主たる動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROM10b,処理中のデータを一時保持するワークRAM10d,遊技機サブ画面基板20へのデータ送信のみを行う単方向通信機能10f,遊技機が備えるスイッチや駆動部との間で入出力を行うI/O装置10gを備える。

一方、遊技機サブ画面基板20は、基板20の演算を制御するCPU20a,表示画面上の表示を演出する演出プログラムを格納する演出プログラムROM20b,処理中のデータを一時保持するワークRAM20d,遊技機制御基板10からデータ受信のみを行う単方向通信機能20f,遊技上の各種演出を表示する液晶表示装置等の表示画面20gを備える。

ここで、単方向通信機能10f,20fは、その通信方向単方向性によって、遊技機制御基板10内の制御プログラムROM10bの書き換えや、CPU10aの誤動作、あるいは誤出力等が生じないようにして、遊技機の不正操作を防止している。

遊技機の各基板に搭載される制御プログラムROMや演出プログラムROMは、不正防止の観点から第3者機関による検査が求められており、この検査を容易とするために各プログラムを格納するROMの容量が制限されている。一方、遊技機においては、ユーザーの求めに応じて複雑な制御や変化に富んだ演出等が求められており、各基板の機能向上が求められている。

そこで、現在ROMの容量に制限がある中で、各基板の機能を向上させるために、アセンブラ言語を用いると共に、技巧を凝らしてプログラムを作成している。アセンブラ言語で作成されたプログラムは各プログラムROMに書込まれ、プログラムROMから読み出すことによってプログラムを実行し(図5(a))、一方、検査においては、プログラムROMから読み出し実行プログラムリストソースプログラムリストと比較する(図5(b))。

概要

プログラムサイズを増やすことなく、プログラムの検証が容易で、プログラムの生産効率を向上させる。

プログラム制御される遊技機において、遊技機の動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROM1bと、遊技機の演出を制御する演出プログラムを格納する演出プログラムROM2bと、解釈プログラムを格納する解釈プログラムROM1c,2cとを備える構成とし、制御プログラム及び又は演出プログラムは構造化言語あるいは中間言語記述され、解釈プログラムは構造化言語あるいは中間言語を解釈して実行プログラムを形成し、実行プログラムによりプログラム制御を行う。

目的

そこで、本発明は、上記の課題を解決して、プログラムサイズを増やすことなく、プログラムの検証が容易で、プログラムの生産効率を向上させることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

プログラム制御される遊技機において、遊技機の動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROMと、遊技機の演出を制御する演出プログラムを格納する演出プログラムROMと、解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMとを備え、前記制御プログラム及び又は演出プログラムは構造化言語あるいは中間言語記述され、解釈プログラムは構造化言語あるいは中間言語を解釈して実行プログラムを形成し、当該実行プログラムによりプログラム制御することを特徴とする遊技機。

請求項2

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは各プログラムROMにおいて暗号化されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項3

前記解釈プログラムは、暗号化された制御プログラム及び又は演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語に戻す復号化プログラムを備えることを特徴とする請求項2記載の遊技機。

請求項4

前記解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMは、書き換え不可能なマスクROMであることを特徴とする請求項1,又は3記載の遊技機。

請求項5

遊技機内から遊技機外への一方向のみデータ転送許容する通信手段を備え、制御プログラム、演出プログラム、解釈プログラムの少なくとも何れか一つを遊技機外に送信することを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項6

前記通信手段は、前記各ROMに格納されるプログラムを読み出し、制御プログラム及び演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語の形態で遊技機外に送信することを特徴とする請求項5記載の遊技機。

請求項7

前記通信手段は、前記各ROMに格納されるプログラムを読み出し、暗号化された制御プログラム及び又は演出プログラムを解釈プログラムで構造化言語あるいは中間言語に戻した後、遊技機外に送信することを特徴とする請求項5記載の遊技機。

請求項8

前記制御プログラムROM、演出プログラムROM、解釈プログラムROMの少なくとも何れか一つのROM、及び通信手段を一つのパッケージ内に封入し、通信手段を用いてパッケージ内のROMのデータを遊技機外に転送することを特徴とする請求項5,6,又は7記載の遊技機。

請求項9

遊技機のプログラム制御において、構造化言語あるいは中間言語で記述された、遊技機の動作を制御する制御プログラム、及び又は遊技機の演出を制御する演出プログラムを、解釈プログラムで解釈して実行プログラムを生成し、当該実行プログラムによってプログラム制御することを特徴とする遊技機のプログラム制御方法

請求項10

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは、構造化言語で記述した状態のまま各プログラムROMに書き込まれており、各プログラムROMから読み出したプログラムを実行プログラムに解釈した後、実行することを特徴とする請求項9記載の遊技機のプログラム制御方法。

請求項11

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは、前記構造化言語を中間言語に書き換えた状態で各プログラムROMに書き込まれており、各プログラムROMから読み出したプログラムを実行プログラムに解釈した後、実行することを特徴とする請求項9記載の遊技機のプログラム制御方法。

請求項12

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは、暗号化された状態で各プログラムROMに書き込まれており、各プログラムROMから読み出したプログラムを実行プログラムに解釈した後、実行することを特徴とする請求項9記載の遊技機のプログラム制御方法。

請求項13

前記解釈プログラムは、前記制御プログラム及び又は演出プログラムを書き込むプログラムROMと異なるROMに書き込まれ、構造化で記述されたプログラム、言語中間言語で記述されたプログラム、あるいは暗号化されたプログラムを実行プログラムに解釈した後、実行することを特徴とする請求項10,11,又は13記載の遊技機のプログラム制御方法。

請求項14

プログラム制御される遊技機において、構造化言語あるいは中間言語で記述され、制御プログラムROMに書き込まれている遊技機の動作を制御する制御プログラム、及び又は構造化言語あるいは中間言語で記述され、演出プログラムROMに書き込まれている遊技機の演出を制御する演出プログラムを、各プログラムROMから読み出して遊技機外に送信し、構造化言語あるいは中間言語の形態でプログラム検査を行うことを特徴とする遊技機のプログラム検査方法

請求項15

プログラム制御される遊技機において、前記制御プログラムを解釈するための解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMから当該解釈プログラムを読み出して遊技機外に送信し、解釈プログラムのプログラム内容を参照して制御プログラム及び又は演出プログラムのプログラム検査を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機のプログラム検査方法。

請求項16

プログラム制御される遊技機において、前記制御プログラムを解釈するための解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMから当該解釈プログラムを読み出して遊技機外に送信し、解釈プログラムのプログラム検査を行うことを特徴とする請求項15記載の遊技機のプログラム検査方法。

請求項17

前記解釈プログラムは、各プログラムROMに暗号化されて格納される制御プログラム及び又は演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語に戻した後、遊技機外に送信し、構造化言語あるいは中間言語の形態でプログラム検査を行うことを特徴とする請求項15記載の遊技機のプログラム検査方法。

請求項18

遊技機のプログラム制御において、遊技機の動作を制御する制御プログラム、及び又は遊技機の演出を制御する演出プログラムの少なくとも何れか一方のプログラムを構造化言語あるいは中間言語で記述することを特徴とする、遊技機のプログラム作成方法

請求項19

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは、構造化言語で記述した状態のまま各プログラムROMに書き込まれることを特徴とする、請求項18記載の遊技機のプログラム作成方法。

請求項20

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは、前記構造化言語を中間言語に書き換えた状態で各プログラムROMに書き込まれることを特徴とする、請求項18記載の遊技機のプログラム作成方法。

請求項21

前記制御プログラム及び又は演出プログラムは、暗号化された状態で各プログラムROMに書き込まれることを特徴とする、請求項18記載の遊技機のプログラム作成方法。

技術分野

0001

本発明は、遊技機に関し、特にプログラム制御する遊技機に関する。

背景技術

0002

パチンコ遊技機スロット遊技機等の遊技機は、CPUによるプログラムによって各種動作を制御している。図4は従来の遊技機の構成例を説明するための概略構成図である。遊技機は、遊技機の主たる動作を制御する遊技機制御基板10と、遊技機の主に表示画面上の演出を制御する遊技機サブ画面基板20を備える。遊技機制御基板10は、基板10の演算を制御するCPU10a,遊技機の主たる動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROM10b,処理中のデータを一時保持するワークRAM10d,遊技機サブ画面基板20へのデータ送信のみを行う単方向通信機能10f,遊技機が備えるスイッチや駆動部との間で入出力を行うI/O装置10gを備える。

0003

一方、遊技機サブ画面基板20は、基板20の演算を制御するCPU20a,表示画面上の表示を演出する演出プログラムを格納する演出プログラムROM20b,処理中のデータを一時保持するワークRAM20d,遊技機制御基板10からデータ受信のみを行う単方向通信機能20f,遊技上の各種演出を表示する液晶表示装置等の表示画面20gを備える。

0004

ここで、単方向通信機能10f,20fは、その通信方向単方向性によって、遊技機制御基板10内の制御プログラムROM10bの書き換えや、CPU10aの誤動作、あるいは誤出力等が生じないようにして、遊技機の不正操作を防止している。

0005

遊技機の各基板に搭載される制御プログラムROMや演出プログラムROMは、不正防止の観点から第3者機関による検査が求められており、この検査を容易とするために各プログラムを格納するROMの容量が制限されている。一方、遊技機においては、ユーザーの求めに応じて複雑な制御や変化に富んだ演出等が求められており、各基板の機能向上が求められている。

0006

そこで、現在ROMの容量に制限がある中で、各基板の機能を向上させるために、アセンブラ言語を用いると共に、技巧を凝らしてプログラムを作成している。アセンブラ言語で作成されたプログラムは各プログラムROMに書込まれ、プログラムROMから読み出すことによってプログラムを実行し(図5(a))、一方、検査においては、プログラムROMから読み出し実行プログラムリストソースプログラムリストと比較する(図5(b))。

発明が解決しようとする課題

0007

従来の遊技機では、ROM容量に制限があるという条件の中で、各基板の機能を向上させるという要求を満足させるために、アセンブラ言語を用い、技巧を凝らしてプログラムを作成しているため、プログラムの作成に時間がかかり、また、バグ修正にも時間がかかるため、プログラムの生産効率が低いという問題がある。

0008

また、第3者による検査においても、ソースプログラムリストと比較する実行プログラムリストはアセンブラ言語で記述されており、また、プログラムの構成自体が技巧を凝らしたものであるため、ROMの格納されているプログラムの内容の確認に時間がかかり、検証しづらく、また、検査精度の低下を招くという問題がある。

0009

そこで、本発明は、上記の課題を解決して、プログラムサイズを増やすことなく、プログラムの検証が容易で、プログラムの生産効率を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、遊技機自体、遊技機のプログラム制御方法、遊技機のプログラム検査方法、及び遊技機のプログラム作成方法の各種態様とすることができる。本発明の遊技機は、プログラム制御される遊技機において、遊技機の動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROMと、遊技機の演出を制御する演出プログラムを格納する演出プログラムROMと、解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMとを備える構成とし、制御プログラム及び又は演出プログラムは構造化言語あるいは中間言語で記述され、解釈プログラムは構造化言語あるいは中間言語を解釈して実行プログラムを形成し、実行プログラムによりプログラム制御を行う。ここで、構造化言語は構造化テキスト言語とも呼ばれ、各機能をステートメント演算子などによって記述する文字形式プログラム言語であり、中間言語は、ステートメントや演算子等の予約語変数数値を予め予約した記号表現した言語である。

0011

また、制御プログラム及び又は演出プログラムは各プログラムROMにおいて暗号化することによって、セキュリティを高めることができる。解釈プログラムは、暗号化された制御プログラム及び又は演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語に戻す復号化プログラムを備え、暗号を復号した後に実行プログラムを作成する。この解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMは、書き換え不可能なマスクROMとすることによって改竄を防止しセキュリティを高めることができる。

0012

さらに、遊技機は、遊技機内から遊技機外への一方向のみデータ転送許容する通信手段を備える。この通信手段は、制御プログラム、演出プログラム、解釈プログラムの少なくとも何れか一つを遊技機外に送信する形態、あるいは各ROMに格納されるプログラムを読み出し、制御プログラム及び演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語の形態で遊技機外に送信する形態、あるいは各ROMに格納されるプログラムを読み出し、暗号化された制御プログラム及び又は演出プログラムを解釈プログラムが備える復号化の記載能で構造化言語あるいは中間言語に戻した後、遊技機外に送信する形態とすることができる。

0013

また、制御プログラムROM、演出プログラムROM、解釈プログラムROMの少なくとも何れか一つのROM、及び通信手段を一つのパッケージ内に封入し、通信手段を用いてパッケージ内のROMのデータを遊技機外に転送する構成とし、パッケージ内に封入することによって、改竄を防止しセキュリティを高めることができる。

0014

本発明の遊技機によれば、構造化言語あるいは中間言語を用いて記述したプログラムをROMに格納することによって、プログラムの検証を容易とし、プログラムの生産効率を向上させることができる。

0015

本発明の遊技機のプログラム制御方法は、遊技機のプログラム制御において、構造化言語あるいは中間言語で記述された、遊技機の動作を制御する制御プログラム、及び又は遊技機の演出を制御する演出プログラムを、解釈プログラムで解釈して実行プログラムを生成し、当該実行プログラムによってプログラム制御する。

0016

制御プログラム及び又は演出プログラムの各プログラムROMへの書込みは、構造化言語の状態、中間言語に書き換えた状態、あるいは暗号化された状態とすることができ、各プログラムROMから読み出したプログラムを実行プログラムに解釈した後、実行する。解釈プログラムは、制御プログラム及び又は演出プログラムを書き込むプログラムROMと異なるROMに書き込まれ、構造化で記述されたプログラム、言語中間言語で記述されたプログラム、あるいは暗号化されたプログラムを実行プログラムに解釈した後、実行する。

0017

解釈プログラムによって実行プログラムを作成する処理は、いわゆるインタープリタと呼ばれる処理であり、通常、アセンブラ言語による実行と比較して処理速度が低下するが、高速のCPUを用いることによって、十分な処理速度を得ることができる。

0018

また、本発明の遊技機のプログラム検査方法は、プログラム制御される遊技機において、構造化言語あるいは中間言語で記述され、制御プログラムROMに書き込まれている遊技機の動作を制御する制御プログラム、及び又は構造化言語あるいは中間言語で記述され、演出プログラムROMに書き込まれている遊技機の演出を制御する演出プログラムを、各プログラムROMから読み出して遊技機外に送信し、構造化言語あるいは中間言語の形態でプログラム検査を行う。また、制御プログラムを解釈するための解釈プログラムを格納する解釈プログラムROMから当該解釈プログラムを読み出して遊技機外に送信し、解釈プログラムのプログラム内容を参照して制御プログラム及び又は演出プログラムのプログラム検査を行う。

0019

これによって、プログラム検査を機能内容が把握しやすい構造化言語あるいは中間言語で行うことができるため、検査時間を短縮することができ、検査精度を高めることができる。

0020

また、制御プログラムを解釈するための解釈プログラムについても、解釈プログラムROMから当該解釈プログラムを読み出して遊技機外に送信し、解釈プログラムのプログラム検査を行うことができる。

0021

制御プログラム及び又は演出プログラムが暗号化されてプログラムROMに格納されている場合には、解釈プログラムによって、制御プログラム及び又は演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語に戻した後、遊技機外に送信し、構造化言語あるいは中間言語の形態でプログラム検査を行うことができる。

0022

また、本発明の遊技機のプログラム作成方法は、遊技機のプログラム制御において、遊技機の動作を制御する制御プログラム、及び又は遊技機の演出を制御する演出プログラムの少なくとも何れか一方のプログラムを構造化言語あるいは中間言語で記述し、構造化言語で記述した状態のまま、構造化言語を中間言語に書き換えた状態、あるいは暗号化された状態で各プログラムROMに書き込まれる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、本発明の実施の形態を図を参照しながら詳細に説明する。図1を用いて本発明の遊技機の構成例について説明し、図2,3を用いて本発明の遊技機によるプログラム制御及びプログラム検査について説明する。

0024

図1において、本発明の遊技機は、遊技機の主たる動作を制御する遊技機制御基板1と、遊技機の主に表示画面上の演出を制御する遊技機サブ画面基板2を備える。遊技機制御基板1は、基板1の演算を制御するCPU1a,遊技機の主たる動作を制御する制御プログラムを格納する制御プログラムROM1b,構造化言語や中間言語を実行プログラムに変換したり、暗号化されたプログラムを復号化する復号化機能を備える解釈プログラムを格納する解釈プログラムROM1c,処理中のデータを一時保持するワークRAM1d,ROM中の格納されるデータを基板1外に送信するROM検査用通信機能1e,遊技機サブ画面基板2へのデータ送信のみを行う単方向通信機能1f,及び遊技機が備えるスイッチや駆動部との間で入出力を行うI/O装置10gを備える。

0025

一方、遊技機サブ画面基板2は、基板2の演算を制御するCPU2a,表示画面上の表示を演出する演出プログラムを格納する演出プログラムROM2b,構造化言語や中間言語を実行プログラムに変換したり、暗号化されたプログラムを復号化する機能を備える解釈プログラムを格納する解釈プログラムROM2c,処理中のデータを一時保持するワークRAM2d,ROM中の格納されるデータを基板2外に送信するROM検査用通信機能2e,遊技機制御基板1からデータ受信のみを行う単方向通信機能2f,遊技上の各種演出を表示する液晶表示装置等の表示画面2gを備える。

0026

制御プログラム、演出プログラム、及び解釈プログラムは、構造化言語あるいは中間言語によって記述することができる。構造化言語による記述では、各機能がステートメントや演算子など文字形式で記述されているため、プログラムの作成が容易であると共にデバッキングが容易となり、プログラムの生産効率が向上する。

0027

また、構造化言語で記述された制御プログラム、演出プログラムは、ステートメントや演算子等の予約語や変数や数値を予め予約しておいた記号に置き換えた中間言語で表現することもできる。この中間言語に用いられる記号は、予約語等と比較して少ないバイト数で表現することができるため、プログラムサイズを縮小することができ、また、実行速度を上げることができる。さらに、構造化言語や中間言語で記述された制御プログラム、演出プログラムを暗号化して、改竄を防止することもできる。このようにして作成したプログラムは、制御プログラムROM1bあるいは演出プログラムROM2bに書込まれ、基板1,2に取り付けられる。

0028

また、解釈プログラムは、構造化言語で記述された制御プログラムや演出プログラムを解釈して実行プログラムに変換してプログラムを実行させる、いわゆるインタープリタの役割を行う。また、この解釈プログラムには、暗号化された制御プログラム及び又は演出プログラムを構造化言語あるいは中間言語に戻す復号化プログラムを備えることもできる。この解釈プログラムは、解釈プログラムROM1c,2cに書込まれる。このとき、解釈プログラムROMを書き換え不可能なマスクROMとすることによって、改竄を防止することができる。

0029

単方向通信機能1f,2fは、その通信方向の単方向性によって、遊技機制御基板1内の制御プログラムROM1bや解釈プログラムROM1cの書き換えや、CPU1aの誤動作、あるいは誤出力等が生じないようにして、遊技機の不正操作を防止している。

0030

また、ROM検査用通信機能1e,2eは、ROM内に格納される制御プログラム、演出プログラム、あるいは解釈プログラムを、第3者の検定機関等の検査機関に送信する機能であり、これによって、各プログラムをROMに格納されていると同様の状態で検査することができる。

0031

また、解釈プログラムROM1c,2cをそれぞれの基板1,2が備えるCPU1a,2aとともに一つのパッケージ内に封入する構成とすることができる。このように、解釈プログラムを格納するROMを書き換え不能なマスクROMを、CPUと共に一つのパッケージに封入することによって、プログラムの実行中に外部からの不正操作の介入を阻止し、遊技機のセキュリティーを高めることができる。

0032

次に、図2を用いて、本発明の遊技機におけるプログラム制御の動作、及びプログラム検査の動作について説明する。プログラムROM(制御プログラムROMあるいは演出プログラムROM)には、構造化言語あるいは中間言語で記述されたプログラム(制御プログラムあるいは演出プログラム)が格納されている。以下、制御プログラム(ROM)及び演出プログラム(ROM)は、単にプログラム、あるいはプログラムROMとして説明する。

0033

図2(a)は、プログラム制御を説明する動作図である。遊技機を動作させるには、はじめにプログラムROMからプログラムを読み出す。読み出されたプログラムは、構造化言語あるいは中間言語で記述されており、このままでは実行することはできない。そこで、次に、解釈プログラムROMから解釈プログラムを読み出し、先に読み出しておいたプログラムを解釈して実行プログラムを作成する。CPUは、この実行プログラムに基づいてプログラム制御を実行する。

0034

図2(b)は、プログラム検査を説明する動作図である。プログラムを検査するには、はじめにプログラムROMからプログラムを読み出し、読み出したプログラムをROM検査用通信機能1e,2eを用いて検査機関に送信する。

0035

読み出されたプログラムは構造化言語あるいは中間言語で記述されており、構造化言語や中間言語ではステートメントや演算子等の予約語、あるいはこれら予約語に対応する記号を用いているため、アセンブラ言語と比較してソースプログラムとの比較が容易となり、プログラム検査の時間を短縮し、また検査精度を高めることができる。

0036

また、図2(c)は、解釈プログラムの検査を説明する動作図である。解釈プログラムの検査についても、図2(b)に示した制御プログラムや演出プログラムの検査と同様に行うことができる。

0037

解釈プログラムを検査するには、解釈プログラムROMから解釈プログラムを読み出し、読み出した解釈プログラムをROM検査用通信機能1e,2eを用いて検査機関に送信する。解釈プログラム検査においても、前記した制御プログラムや演出プログラムの検査と同様の効果を得ることができる。

0038

次に、図3を用いて、プログラムが暗号化されている場合について、プログラム制御の動作、及びプログラム検査の動作について説明する。プログラムROM(制御プログラムROMあるいは演出プログラムROM)には、構造化言語あるいは中間言語で記述されたプログラム(制御プログラムあるいは演出プログラム)が暗号化された状態で格納されている。以下、制御プログラム(ROM)及び演出プログラム(ROM)は、単にプログラム、あるいはプログラムROMとして説明する。

0039

図3(a)は、プログラム制御を説明する動作図である。遊技機を動作させるには、はじめにプログラムROMから暗号化されたプログラムを読み出す。読み出されたプログラムは、構造化言語あるいは中間言語による記述が暗号化された状態であるため、このままでは実行することはできない。

0040

そこで、次に、解釈プログラムROMから復号化プログラムを読み出し、先に読み出しておいたプログラムを復号化して構造化言語あるいは中間言語に状態に戻し、さらに、解釈プログラムROMから解釈プログラムを読み出し、構造化言語あるいは中間言語を解釈して実行プログラムを作成する。CPUは、この実行プログラムに基づいてプログラム制御を実行する。

0041

図3(b)は、プログラム検査を説明する動作図である。プログラムを検査するには、はじめにプログラムROMからプログラムを読み出す。読み出されたプログラムは暗号化された状態であるため、このままでは検査に適した形態とはいい難い。そこで、解釈プログラムROMから復号化プログラムを読み出し、先に読み出しておいたプログラムを復号化して構造化言語あるいは中間言語に状態に戻し、構造化言語あるいは中間言語の形態でプログラムをROM検査用通信機能1e,2eを用いて検査機関に送信する。

0042

読み出されたプログラムは構造化言語あるいは中間言語で記述されており、構造化言語や中間言語ではステートメントや演算子等の予約語、あるいはこれら予約語に対応する記号を用いているため、アセンブラ言語と比較してソースプログラムとの比較が容易となり、プログラム検査の時間を短縮し、また検査精度を高めることができる。

0043

なお、構造化言語から中間言語への変換は、例えば、予約語等のキーワードは予約語を意味する1バイトとそれに続く命令番号に置き換え、変数を変数を意味する1バイトとそれに続く連番に置き換え、直接の数値はバイト,ワードロングワード,浮動小数点等の識別を意味する1バイトとそれに続くバイナリー表現に置き換える。また、ソース行の不要なスペースや記号は削除し、演算子等は演算子を意味する1バイトに置き換えるといった、記述に要するバイト数を減少させる工夫が成される。

0044

例えば、構造を記述するキーワードのrepeat,until,if,then,break,switch,case,default,endswitch,rtsは、それぞれ、0x81,0x82,0x83,0x84,0x85,0x86,0x87,0x88,0x89,0x8aに置き換え、算術を記述するキーワードのand,&&,++,(),<>,<=,>=等は、それぞれ、0x91,0x92,0x93,0x94,0x95,0x96,0x97に置き換える。また、レジスタの指定については、al,ah,ax,bl,bh,bx,cl,ch,cx,siは、それぞれ、0xa0,0xa1,0xa2,0xa3,0xa4,0xa5,0xa6に置き換える。

0045

その他、フラグの状態やワークエリアに指定、ジャンプ先ラベル指定についても同様の1バイトに置き換えることができる。また、数値については、数値を意味する1バイトとそれに続くバイナリー表現で置き換えることができる。なお、上記に示した中間言語は一例であり、これに限定されるものではない。

0046

以下、アセンブラ言語、構造化言語、中間言語、及び機械語の各言語による記述の比較例について、一例として、関数skpspを呼び出し、alが’/’でも’−’でもない場合に、ax=ax−axの演算を行うという部分的な処理を例を示す。

0047

アセンブラ言語では、
CALSKPSP
CMP AL,’/’
JE FI002F
CMP AL,’−’
JE FI002F
SUBAX,AX
FI002F
と記述される。

0048

構造化言語では、
!skpsp() if al<>’/’&&al<>’−’then AX=AX−AX
と記述される。

0049

中間言語では、
0x21 0xb1 0x01 0x83 0xa0 0x95 0xb2 0x2f 0x92 0xa0 0x95 0xb20x2d 0x84 0xa2 0x3d 0xa2 0x2d 0xa2
と記述される。

0050

また、機械語では、
0867 E8 0130 R
086A 3C 2F
086C 74 08 (0876)
086E 3C 2D
0870 74 04 (0876)
0872 2B C0
と記述される。

0051

上記の記述例に示すように、構造化言語で記述することによってアセンブラ言語よりも内容の把握が容易となる。また、この構造化言語を中間言語の置き換えることによって、必要とするバイト数を、機械語に近い程度まで減少させることができる。構造化言語、中間言語、及びアセンブラ言語で記述した各場合について、ソースプログラムのサイズ、実行プログラムのサイズ、プログラムの生産効率、プログラムの実行速度、第3者によい検査の容易さの各点を比較すると、以下の表で表すことができる。

0052

0053

本発明の遊技機によれば、容量に制限のあるプログラムROMに複雑で変化に富む制御内容演出内容のプログラムを格納し、ユーザーが求める高い機能を提供することができる。

0054

また、本発明の遊技機によれば、解釈プログラムを格納するROMを書き換え不能なマスクROMとし、CPUと共に一つのパッケージに封入することによって、プログラムの実行中に外部からの不正操作の介入を阻止し、遊技機のセキュリティーを高めることができる。また、制御プログラムや演出プログラムを暗号化してROMに書込むことによって、遊技機のセキュリティーを高めることができる。

0055

本発明の遊技機のプログラム制御方法によれば、容量に制限のあるROMに書込まれた制御プログラムや演出プログラムによって、複雑で変化に富む制御や演出を実行することができる。

0056

本発明の遊技機のプログラム制御方法によれば、一つのパッケージに封入されたCPUと解釈プログラムを格納するマスクROMによって、プログラムの実行中に外部からの不正操作の介入を阻止し、遊技機のセキュリティーを高めることができる。

0057

本発明の遊技機のプログラム検査方法によれば、構造化言語あるいは中間言語を用いることにより、アセンブラ言語と比較して、制御プログラムや演出プログラムの検査時間を短縮し、検査精度を向上させることができる。

0058

本発明の遊技機のプログラム検査方法によれば、制御プログラム、演出プログラム、及び解釈プログラムのプログラム内容を通信手段によって外部に送信し、第3者の検査機関で検査することによって、遊技機を設置する店舗や遊技機のユーザーに安心感を与えることができる。

0059

本発明の遊技機のプログラム作成方法によれば、構造化言語あるいは中間言語を用いることにより、高度化、複雑化する制御プログラム及び演出プログラムの生産効率を向上させることができる。

発明の効果

0060

以上説明したように、本発明によれば、プログラムサイズを増やすことなく、プログラムの検証が容易で、生産効率を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0061

図1本発明の遊技機の構成例を説明するための概略構成図である。
図2本発明の遊技機によるプログラム制御及びプログラム検査の動作を説明するための概略図である。
図3本発明の遊技機によるプログラム制御及びプログラム検査の動作を説明するための概略図である。
図4従来の遊技機の構成例を説明するための概略構成図である。
図5従来の遊技機によるプログラム制御及びプログラム検査の動作を説明するための概略図である。

--

0062

1遊技機制御基板
1a CPU
1b制御プログラムROM
1c解釈プログラムROM
1d ワークRAM
1e ROM検査用通信機能
1f単方向通信機能
1g I/O装置
2遊技機サブ画面基板
2a CPU
2b演出プログラムROM
2c 解釈プログラムROM
2d ワークRAM
2e ROM検査用通信機能
2f 単方向通信機能
2g液晶表示画面
10 遊技機制御基板
10a CPU
10b 制御プログラムROM
10d ワークRAM
10f 単方向通信機能
10g I/O装置
20 遊技機サブ画面基板
20a CPU
20b 演出プログラムROM
20d ワークRAM
20f 単方向通信機能
20g 液晶表示画面

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