図面 (/)

技術 皮膚状態評価方法およびそれに用いる表示具

出願人 株式会社カネボウ化粧品
発明者 島上和則竹澤伸一
出願日 2001年4月10日 (19年7ヶ月経過) 出願番号 2001-111511
公開日 2002年10月22日 (18年1ヶ月経過) 公開番号 2002-306431
状態 特許登録済
技術分野 生物学的材料の調査,分析 脈拍・心拍・血圧・血流の測定 診断用測定記録装置
主要キーワード 帯状枠 付着板 剛性シート 水分量センサ 拡大カメラ 赤外放射温度計 記憶スイッチ 平面発光素子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年10月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

皮膚に対する測定に先だって、その測定の意義等が一目で簡単にわかるよう構成された特殊な表示具を用い、この表示具により、顧客に、測定の意義等を、一目で簡単に理解させることができるようにした皮膚状態評価方法およびそれに用いる表示具を提供する。

課題手段

顧客の皮膚状態を測定して評価する方法であって、測定に先立ち、下記の表示具(A)により、測定が、皮膚のどの部分におけるどのような因子指標として行われるかを顧客に提示した上で、皮膚状態の測定を行うようにした。

(A)皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図のイラスト120が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図のイラスト120に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されるようになっている表示具。

概要

背景

従来から、化粧品販売では、専門の販売員が、店頭あるいは訪問販売先で、化粧品メーカーから配布された化粧品販売促進用シートに基づいて顧客に化粧品の売り込みを行っている。

概要

皮膚に対する測定に先だって、その測定の意義等が一目で簡単にわかるよう構成された特殊な表示具を用い、この表示具により、顧客に、測定の意義等を、一目で簡単に理解させることができるようにした皮膚状態評価方法およびそれに用いる表示具を提供する。

顧客の皮膚状態を測定して評価する方法であって、測定に先立ち、下記の表示具(A)により、測定が、皮膚のどの部分におけるどのような因子指標として行われるかを顧客に提示した上で、皮膚状態の測定を行うようにした。

(A)皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図のイラスト120が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図のイラスト120に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されるようになっている表示具。

目的

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、皮膚に対する測定に先立って、その測定の意義等が一目で簡単にわかるよう構成された特殊な表示具を用い、この表示具により、顧客に、測定の意義等を、一目で簡単に理解させることができるようにした皮膚状態評価方法およびそれに用いる表示具の提供をその目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

顧客の皮膚状態を測定して評価する方法であって、測定に先立ち、下記の表示具(A)により、測定が、皮膚のどの部分におけるどのような因子指標として行われるかを顧客に提示した上で、皮膚状態の測定を行うようにしたことを特徴とする皮膚状態評価方法。(A)皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されるようになっている表示具。

請求項2

皮膚状態の測定項目として、皮脂量、水分量、落屑パターン皮膚温度ハリ・弾力度の5項目の少なくとも一つの項目が設けられている請求項1記載の皮膚状態評価方法。

請求項3

請求項1または2記載の皮膚状態評価方法に用いられる表示具であって、画像情報処理手段と、上記画像情報処理手段によって処理された画像情報に基づく画像を表示しうる画像表示手段とを備え、上記画像表示手段に、皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されるようになっていることを特徴とする表示具。

請求項4

請求項1または2記載の皮膚状態評価方法に用いられる表示具であって、シート体からなり、上記シート体の表面に、皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されていることを特徴とする表示具。

技術分野

0001

本発明は、化粧品販売員等が顧客に対して行う皮膚状態評価方法およびそれに用いる表示具に関するものである。

背景技術

0002

従来から、化粧品販売では、専門の販売員が、店頭あるいは訪問販売先で、化粧品メーカーから配布された化粧品販売促進用シートに基づいて顧客に化粧品の売り込みを行っている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、各メーカー多種多様の化粧品を販売し、各メーカーがそれぞれ近似した販売促進をしている現状では、化粧品自体の独自性よりも、いかに顧客に信頼され、かつ好ましい印象を与えることができるかが顧客の購買力を引き出す大きなポイントとなる。そこで、最近では、専用の測定機器を用いて顧客の皮膚状態を測定し、その測定結果に基づいてその人の肌に合うと思われる化粧品をアドバイスすることが行われている。

0004

しかし、従来の測定機器による皮膚状態の測定では、担当員(化粧品販売員,担当カウンセラー等)が、「まず、あなたの肌の状態をみてみましょう。」といった簡単なコメントを述べただけで測定を開始することが多いため、顧客にすれば、なぜその測定が必要か、どんな根拠で肌の状態を評価するのか、といった基本的な理解がなされないまま、測定を受けることになり、測定自体にあまり興味をもてないという問題が生じやすい。また、測定を時間のロスと感じ、できるだけこれを省略したがる顧客が多いという問題もある。

0005

そこで、測定に先立って、その意義や、測定の根拠となる諸因子に関する説明等を行うことが検討されているが、皮膚状態評価のためには、通常、複数の測定項目が用意されているため、各項目ごとにいちいち説明すると、時間がかかり、内容も難しくなるという問題がある。また、そのやりとりを、顧客が煩わしく感じる場合もある。一方、メーカー側にとっても、上記説明を簡潔かつ明瞭に行うには、一定のテクニックが必要なため、充分な社員教育が要求され、その負担が大きくなるという問題もある。

0006

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、皮膚に対する測定に先立って、その測定の意義等が一目で簡単にわかるよう構成された特殊な表示具を用い、この表示具により、顧客に、測定の意義等を、一目で簡単に理解させることができるようにした皮膚状態評価方法およびそれに用いる表示具の提供をその目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するため、本発明は、顧客の皮膚状態を測定して評価する方法であって、測定に先立ち、下記の表示具(A)により、測定が、皮膚のどの部分におけるどのような因子を指標として行われるかを顧客に提示した上で、皮膚状態の測定を行うようにした皮膚状態評価方法を第1の要旨とする。
(A)皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されるようになっている表示具。

0008

また、本発明は、皮膚状態の測定項目として、皮脂量、水分量、落屑パターン皮膚温度ハリ・弾力度の5項目の少なくとも一つの項目が設けられている皮膚状態評価方法を第2の要旨とする。

0009

さらに、本発明は、上記皮膚状態評価方法に用いられる表示具であって、画像情報処理手段と、上記画像情報処理手段によって処理された画像情報に基づく画像を表示しうる画像表示手段とを備え、上記画像表示手段に、皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されるようになっている表示具を第3の要旨とする。

0010

そして、本発明は、同じく上記皮膚状態評価方法に用いられる表示具であって、シート体からなり、上記シート体の表面に、皮膚表面から真皮にいたる皮膚内部を示す肌断面図が表示され、測定項目を示す見出しとその測定の指標となる因子を示す見出しとが、上記肌断面図に図示されたその因子の図柄と関連づけて表示されている表示具を第4の要旨とする。

0011

すなわち、本発明によれば、皮膚に対する測定の意義等が一目でわかるよう視覚的に表示された特殊な表示具を用い、測定に先立って、その意義等を顧客に提示するようになっている。したがって、被測定者である顧客は、この表示具をみるだけで、即座に、測定の意義等を理解することができるため、その必要性を充分に納得した上で、興味深く測定を受けることができる。一方、担当員も、上記表示具を提示するだけで、測定の意義等を顧客に理解させることができるため、熟練した技術を要することがない。このため、メーカー側にとっても、社員教育コストを低く抑えることができるという利点を有する。

発明を実施するための最良の形態

0012

つぎに、本発明の実施の形態を説明する。

0013

図1は、本発明の皮膚状態評価方法に用いる装置の一例を示している。この装置は、10インチ液晶カラーモニター4と、本体部5からなり、上記本体部5には、肌状態を測定する素肌センサ1と、皮脂量を測定するオイリーチェッカー2と、皮膚表面撮像用拡大カメラ3とが、着脱自在に係合保持されるようになっている。

0014

上記素肌センサ1は、図2(a)に示すように、先端部がやや傾斜した形状のプラスチック製のケーシング7を備え、その傾斜部根元部分の内側に、皮膚温度センサ水分量センサを作動させるためのオンオフスイッチ8が設けられている。また、傾斜部根元部分の外側には、弾力性センサを作動させるためのオン・オフスイッチ9が設けられている。

0015

そして、上記素肌センサ1の傾斜部先端面には、図2(a)のA−A′矢視図である同図(b)に示すように、皮膚温度センサ10と、水分量センサ11と、弾力性センサ12とが、並べて設けられている。

0016

上記皮膚温度センサ10には、サーモパイル赤外放射温度計)が皮膚に対し非接触式となるよう内蔵されており、その周囲を皮膚に押圧することにより、皮膚温度を電気信号として取り出し、皮膚温度が測定できるようになっている。

0017

また、上記水分量センサ11は、その先端面に、絶縁体部を介して2つの導電体部が形成されており、先端面を皮膚に押圧することにより、2つの導電体部が皮膚表面の水分によって通電し、その電気抵抗値の変化を電気信号として取り出すことにより、皮膚表面水分量が測定できるようになっている。

0018

さらに、上記弾力性センサ12は、その先端面に突出ピンが弾力的に保持されており、この突出ピンで皮膚を押圧することにより、その振動数の変化から、皮膚の弾力性が測定できるようになっている。

0019

一方、本体部5(図1に戻る)に係合保持された状態において、上記素肌センサ1の隣に配備されるオイリーチェッカー2は、図3(a),(b)に示すように、持ちやすいよう左右両面が部分的に平たく面取りされた形状のケーシング20と、その先端に、弾力的に保持される先端部21とを備えている。上記先端部21の先端面21aには、金属製の皮脂付着板が設けられており、被測定者の皮脂をこの付着板に付着させて本体部5に設けた皮脂測定ホルダーに挿入し、上記ホルダー内に設けられた赤外線検出手段によってその反射量を検知することにより、皮膚表面の皮脂量を、電流の量として測定することができるようになっている。

0020

また、本体部5(図1に戻る)に係合保持された状態において、上記オイリーチェッカー2の向かって右側に配備される拡大カメラ3は、図4に示すように、前述の素肌センサ1と同様、先端部がやや傾斜した形状のプラスチック製のケーシング31を備えている。そして、上記ケーシング31の傾斜部根元部分の外側に、反射画像撮像するためのオン・オフスイッチ32と、無反射画像を撮像するためのオン・オフスイッチ33が設けられている。

0021

そして、撮像された画像は、光学系を通して拡大され、さらにその上部に内蔵されているCCD回路によって解読されて電気信号に変換されたのち、本体部5内に取り込まれて、液晶カラーモニター4のモニター画面4a(図1参照)に動画として映し出すことができるようになっている。また、所定の記憶スイッチを押すことにより、その映し出されている動画を静止画像にして、詳細に観察することができる。さらに、モニター画面4aを複数に分割して、いろいろな部位の拡大画像を同時に映して観察したり、予め本体部5内にデータとして記憶されている標準画像を呼び出して対比して観察したりすることができる。

0022

なお、上記拡大カメラ3によって得られる反射画像によれば、皮膚表面の色は見にくいが、皮膚の微妙な凹凸が鮮明に区別されるため、肌のきめ細かさ等を観察するのに有効である。一方、上記無反射画像によれば、皮膚表面の凹凸による陰影は映らず、皮膚表面から若干内側に入った部分が見えるため、毛細血管分布状態色素沈着状態,毛根の状態等、皮膚内部の特性やしみ,そばかす等のトラブルを観察するのに有効である。

0023

さらに、この装置では、上記拡大カメラ3を用いて、皮膚表面から採取した角質を観察して、表皮活性度(この例では「表皮の力」という)を評価することができるようになっている。すなわち、拡大カメラ3を係合保持する凹部50には、図5に示すように、角質層採取シート60を斜めに保持するシート保持部61が形成されており、この部分に、被測定者の皮膚表面から角質を採取した角質層採取シート60を保持させることにより、その採取部を、上記凹部50に係合させた姿勢の拡大カメラ3で、撮像できるようになっている。なお、上記シート保持部61の向かって左側の端部は、凹部50の内壁面50aから一段奥まった内側に形成されており、内壁面50aとシート保持部61との間に形成される隙間62に、角質層採取シート60の片端部を差し込むことにより、角質層採取シート60の位置決め保持がなされるようになっている。

0024

上記角質層採取シート60は、図6に示すように、上下2枚の透明ポリエステルシート63,64を粘着剤層65を介して接合一体化したもので、上側のシート63には円形切欠部66が形成され、この切欠部66に、円形の離型片67が貼着されている。したがって、図7に示すように、上記角質層採取シート60から離型片67を剥がして粘着剤層65の表面を露出させ、この部分を被測定者の適宜の部位(例えば,額等)に押圧して剥がすことにより、角質層を付着採取することができるようになっている。

0025

なお、この角質層採取シート60は、多数枚用意されており、一回の測定ごとに使い捨てられるようになっている。

0026

一方、本体部5の内側には、平面発光素子エレクトロルミネッセンス)が設けられており(図示せず)、シート保持部61に保持された角質層採取シート60の採取部に向かって、内側から透過照明がなされるようになっている。したがって、角質層採取シート60に採取された角質層の観察を、前記拡大カメラ3に内蔵されたランプからの照明を利用する反射モードと、上記本体部5に内蔵された平面発光素子からの照明を利用する透過モードの2通りのモードを選択して行うことができる。

0027

上記反射モードによる反射画像では、採取された角質層の微妙な凹凸が鮮明に区別され、その陰影が白黒濃淡によって表示されるため、角質細胞量の多い少ないを評価するのに有効である。また、透過モードによる透過画像では、採取された角質層のうち均一に角質層が分布する部分が青色に表示され、部分的に厚い部分が黒く表示されるため、角質層の均一性を評価するのに有効である。

0028

一方、この装置の本体部5には、拡大カメラ3で撮像される画像情報を処理するとともに、素肌センサ1、オイリーチェッカー2から入力される測定情報を自動的に処理して、被測定者の皮膚の状態を一目でわかりやすいグラフ図等として、液晶カラーモニター4のモニター画面4a(図1参照)に表示するよう設定された測定データ処理部が設けられている。

0029

そして、この装置では、皮膚状態を判断するための測定項目として、「皮脂量」、「水分量」、「皮膚温度」、「ハリ・弾力度」、「キメ」、「肌色」、「透明感」、「表皮の力」、「真皮の力」の9項目が設定されており、各項目の測定に用いる測定具、測定因子、測定部位まとめると、下記の表1に示すようになる。

0030

0031

ただし、これらの具体的な測定動作に入る前に、装置のモニター画面4aには、上記各測定項目について測定を行うことの意義等を被測定者に理解してもらうための説明画面が表示されるようになっている。これが、本発明の大きな特徴である。すなわち、この説明画面には、図8に示すように、皮膚表面の角質層と、その下の表皮、真皮、皮下組織にいたる肌断面の模式的なイラスト120が示されている。そして、どの部分にあるどのような因子を指標として測定すれば、皮膚状態に関しどのような情報が得られるかについての説明が、上記イラスト120を利用して、一目でわかるよう表示されている。

0032

まず、皮膚の表面状態については、上記イラスト120における皮膚表面の上部に、拡大カメラ3による画像(反射無反射)と、RGB画像色情報をRGBで変換した画像)により、表面(凹凸・形態)と内部(色・模様)の情報、キメ、毛穴、肌色、透明感、色素沈着等に関する情報が得られる旨の説明が、2つの帯状枠121,122内に表示されている。

0033

また、イラスト120の表皮上部から引き出される2つの吹き出し部123,124には、上から順に、その部分の特性(因子)を示す「皮脂膜」、「角質層バリア力」の文字が示されており、それぞれの右側の四角枠125,126内に、測定項目の見出しである「皮脂量」、「水分量」の文字が表示されている。そして、表皮下部から引き出される吹き出し部127には、その部分の特性(因子)を示す「表皮ターンオーバー」の文字が示されており、その右側の四角枠128内に、測定項目の見出しである「落屑パターン」の文字が表示されている。

0034

つぎに、イラスト120の真皮部分のうち、毛細血管から引き出される吹き出し部129には、「毛細血管血行」の文字が表示されており、その右側の四角枠130内に、「皮フ温」の文字が表示されている。また、真皮部分のうち、点在する線維芽細胞から引き出される吹き出し部131には、「線維芽細胞コラーゲンエラスチンヒアルロン酸」の文字が示されており、その右側の四角枠132内には、「ハリ・弾力度」の文字が示されている。

0035

したがって、この画面をみれば、この装置で可能な9つの測定項目(前述の表1参照)のそれぞれの意義と肌の仕組みを、肌断面図に照らして、一目で把握することができるようになっている。なお、上記9つの測定項目のうち、「キメ」、「肌色」、「透明感」の3つについては、肌断面図のイラスト120の上部の、拡大カメラ画像の説明においてなされている。また、「表皮の力」は、図8における「落屑パターン」と同じであり、「真皮の力」は、図8における「皮フ温」と「ハリ・弾力度」の組み合わせである。

0036

このように、上記説明画面により、測定の意義や評価の根拠を理解した上で、被測定者は、各測定項目について、測定を行うことができる。なお、測定の開始時には、モニター画面4aに、図9に示すようなメニュー画面が表示されるようになっている。そこで、この画面に表示された各項目のいずれかを被測定者もしくは担当員が選択すると、用いる測定具とその具体的な測定方法について、モニター画面4aもしくは音声で指示が与えられる。これにしたがって測定を行うことにより、測定結果が、上記本体部5のデータ処理部で自動的に行われ、モニター画面4aに、グラフ図等の結果が表示されるようになっている。

0037

上記装置によれば、実際の測定に先立って、液晶カラーモニター4のモニター画面4aにおいて、皮膚に対する測定の意義等が一目でわかる説明画面が表示されるようになっているため、この画面を見るだけで、被測定者である顧客は、皮膚の表面から真皮に至る各部位に対する多種類の複雑な測定の意義等を、即座に理解することができる。したがって、顧客が、各測定の必要性を充分に納得した上で、興味深く測定を受けることができるようになり、一連測定作業を円滑に行うことができる。一方、担当員も、上記表示具を提示するだけで、測定の意義等を顧客に理解させることができるため、熟練した技術を要することがない。このため、メーカー側にとっても、社員教育コストを低く抑えることができるという利点を有する。

0038

なお、上記の例において、評価項目は、皮膚状態を評価するのに適した項目であれば、特に限定するものではないが、本発明は、皮膚表面から真皮に至るまで、様々な因子に注目して測定を行い、総合的な評価を与えるようなシステムにおいて、特に有効である。その場合、皮脂量、水分量、落屑パターン、皮膚温度、ハリ・弾力度の5項目の少なくとも一つの項目が設けられていることが好適である。

0039

そして、測定および評価のために用いる装置は、上記の例に限らず、測定項目に応じて適宜のものを用いることができる。そして、測定の意義や測定項目のメニュー、測定結果等を表示する表示手段も、液晶カラーモニター4に限らず、CRTやTVカラーモニター等、各種の画像表示手段を用いることができる。

0040

また、測定の意義等に関する表示を、上記の例のように、測定装置に組み込まれている画像表示手段を利用して行うのではなく、一枚の剛性シートや、パネル体等を用いて行うようにしてもよい。その場合は、シートやパネル体の表面に、図8に示すような表示を付与したものを用意する。そして、測定に先立って、これらのシート等を顧客に提示することにより、上記の例と同様の効果を得ることができる。

0041

なお、測定に先立って、測定の意義等を表示する表示具を提示する態様としては、担当者が顧客とやりとりしながら提示する態様(対面式)と、顧客が、自分自身で上記表示具の表示を見る態様(セルフ式)の二通りがあり、いずれの態様であってもよい。

発明の効果

0042

以上のように、本発明の皮膚状態評価方法によれば、実際の測定に先立って、皮膚に対する測定の意義等が一目でわかる説明表示がなされた特殊な表示具を顧客に提示するため、被測定者である顧客は、測定の意義等を即座に理解することができ、測定の必要性を充分に納得した上で、興味深く測定を受けることができる。したがって、測定作業が円滑に進行し、効率よく測定結果を得ることができる。一方、担当員も、上記表示具を提示するだけで、測定の意義等を顧客に理解させることができるため、熟練した技術を要することがない。このため、メーカー側にとっても、社員教育コストを低く抑えることができるという利点を有する。

図面の簡単な説明

0043

図1本発明に用いる皮膚状態測定装置の一例を示す斜視図である。
図2(a)は上記実施例に用いる素肌センサの正面図、(b)はそのA−A′矢視図である。
図3(a)は上記実施例に用いるオイリーチェッカーの正面図、(b)はその側面図である。
図4上記実施例に用いる拡大カメラの正面図である。
図5上記拡大カメラを外した状態における本体部の部分的な斜視図である。
図6角質層採取シートの断面図である。
図7上記角質層採取シートの使用態様の説明図である。
図8上記実施例のモニター画面の表示内容の一例である。
図9上記実施例のモニター画面の表示内容の一例である。

--

0044

120 イラスト

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 積水ハウス株式会社の「 安否確認システム」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】居住者の異常を的確に判定し、異常が生じた場合に、より安全に、より確実に、かつ速やかに対応する。【解決手段】住居(10)に設置され、居住者(15)少なくとも心拍数および呼吸数を非接触で検知する第... 詳細

  • 東ソー株式会社の「 オートタキシン測定による中枢神経への癌細胞浸潤を検出する方法及び検出試薬」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】オートタキシン測定による中枢神経への癌浸潤を検出する方法を提供する。【解決手段】ヒト脳脊髄液中のオートタキシン濃度を測定することを特徴とする、中枢神経への癌細胞浸潤を検出する方法。... 詳細

  • 株式会社SOKENの「 生体情報検知装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】生体信号を検出できない位置に配置されたセンサを利用するのとは別の方法で、生体信号を検出するセンサの出力に重畳されるノイズの影響を抑制する。【解決手段】生体情報検知装置は、人の生体活動を検出する... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ