図面 (/)

技術 金属球用研磨布帛

出願人 東レ株式会社株式会社三共
発明者 奥田雅史清村悦央高橋幸志
出願日 2001年3月30日 (19年10ヶ月経過) 出願番号 2001-100330
公開日 2002年10月8日 (18年4ヶ月経過) 公開番号 2002-292092
状態 拒絶査定
技術分野 織物 弾球遊技機(パチンコ等) 多層布帛の製造 編地 3次曲面及び複雑な形状面の研削,研磨等
主要キーワード 静電気発生源 裏面布 熱可溶性 電子制御機器 かたさ 織物地 ポリアミド系合成繊維 極細繊維布帛
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年10月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

金属球の揚送部材と研磨部材との間の揚送路で持しながら研磨揚送する金属球の研磨揚送機等に使用する、クリーニング効果が大きく、かつ走行定性の優れた新規の金属球用研磨布帛を提供する。

解決手段

研磨布帛のKES法による曲げ硬さ(B)が4.9×10-5〜49×10-5N・m2/mであり、かつ、ヒステリシスの幅(2HB)が1.96×10-3〜19.6×10-3N・m/mであることを特徴とする金属球用研磨布帛。

概要

背景

従来、金属球を揚送部材と研磨部材との間の揚送路で適圧狭持しながら研磨揚送するパチンコ球研磨揚送機としては、例えば実開平2−25288号公報や実開平2−102287号公報、あるいは特開平9−285634号公報などがよく知られている。このパチンコ球の研磨揚送機は、支柱の下部に設けた駆動ローラーと上部に設けた従動ローラー間に無端の揚送ベルト張架し、駆動ローラーを回転させて揚送ベルトを移動させるとともに、その揚送ベルトの上昇側にほぼ球径間隔を設けて対向する研磨部材との間の揚送路にパチンコ球を狭持して研磨、揚送する構成になっている。

すなわち、パチンコ球を狭持して研磨、揚送する間にパチンコ球の汚れを除去するものである。この研磨部材の素材として、従来、タフティング製品、厚い織物地が使用されている。しかし、パチンコ球のクリーニング効果については、いまだ十分なものがなく、走行定性についても不十分であった。

概要

金属球の揚送部材と研磨部材との間の揚送路で持しながら研磨揚送する金属球の研磨揚送機等に使用する、クリーニング効果が大きく、かつ走行安定性の優れた新規の金属球用研磨布帛を提供する。

研磨布帛のKES法による曲げ硬さ(B)が4.9×10-5〜49×10-5N・m2/mであり、かつ、ヒステリシスの幅(2HB)が1.96×10-3〜19.6×10-3N・m/mであることを特徴とする金属球用研磨布帛。

目的

本発明の目的は、金属球の揚送部材と研磨布帛との間の揚送路で持しながら研磨揚送する金属球の研磨揚送機に使用する新規な研磨部材を提供することにあり、金属球のクリーニング効果が大きく、かつ走行安定性の優れた金属球用研磨布帛を提供せんとするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

研磨布帛KES法による曲げ硬さ(B)が4.9×10-5〜49×10-5N・m2/mであり、かつ、ヒステリシスの幅(2HB)が1.96×10-3〜19.6×10-3N・m/mであることを特徴とする金属球用研磨布帛。

請求項2

該研磨布帛が、織編物の裏面に、合成繊維織編物、不織布、合成フィルムのいずれかを張り合わせた布帛であることを特徴とする請求項1に記載の金属球用研磨布帛。

請求項3

該研磨布帛が、単糸繊度0.0011dTex以上、2.2dTex以下の極細繊維を含有し、かつ、布帛に占める該極細繊維の含有率が20wt%以上、80wt%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の金属球用研磨布帛。

請求項4

該研磨布帛が、単糸繊度が2.2dTex以上、6.6dTex以下の繊維を含有し、かつ、その単糸繊度の繊維の布帛に占める含有率が80wt%以上、20wt%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属球用研磨布帛。

請求項5

該研磨布帛を構成する繊維の組成ポリエステル系合成繊維および/またはポリアミド系合成繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の金属球用研磨布帛。

請求項6

該研磨布帛が、制電性繊維を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の金属球用研磨布帛。

請求項7

該極細繊維は、複合分割または海島分割型の合成繊維を分割または溶出することによって、極細化されたものであることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の金属球の研磨布帛。

請求項8

該合成フィルムは、厚みが10μm以上、80μm以下であり、かつ、布帛に占める含有率が20wt%以上、80wt%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属球研磨布帛。

技術分野

0001

本発明は、金属球研磨布帛に関し、金属球を揚送部材と研磨部材との間の揚路で適圧狭持しながら研磨揚送する金属球の研磨揚送機等に好適に用いられる。

背景技術

0002

従来、金属球を揚送部材と研磨部材との間の揚送路で適圧狭持しながら研磨揚送するパチンコ球の研磨揚送機としては、例えば実開平2−25288号公報や実開平2−102287号公報、あるいは特開平9−285634号公報などがよく知られている。このパチンコ球の研磨揚送機は、支柱の下部に設けた駆動ローラーと上部に設けた従動ローラー間に無端の揚送ベルト張架し、駆動ローラーを回転させて揚送ベルトを移動させるとともに、その揚送ベルトの上昇側にほぼ球径間隔を設けて対向する研磨部材との間の揚送路にパチンコ球を狭持して研磨、揚送する構成になっている。

0003

すなわち、パチンコ球を狭持して研磨、揚送する間にパチンコ球の汚れを除去するものである。この研磨部材の素材として、従来、タフティング製品、厚い織物地が使用されている。しかし、パチンコ球のクリーニング効果については、いまだ十分なものがなく、走行定性についても不十分であった。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、金属球の揚送部材と研磨布帛との間の揚送路で持しながら研磨揚送する金属球の研磨揚送機に使用する新規な研磨部材を提供することにあり、金属球のクリーニング効果が大きく、かつ走行安定性の優れた金属球用研磨布帛を提供せんとするものである。

課題を解決するための手段

0005

本発明者らが、鋭意研究の結果、本発明のかかる目的は、下記の本発明の手段によって工業的に好都合に達成された。

0006

(1)研磨布帛のKES法による曲げ硬さ(B)が4.9×10-5〜49×10-5N・m2/mであり、かつ、ヒステリシスの幅(2HB)が1.96×10-3〜19.6×10-3N・m/mであることを特徴とする金属球用研磨布帛。

0007

(2)該研磨布帛が、織編物の裏面に、合成繊維織編物、不織布、合成フィルムのいずれかを張り合わせた布帛であることを特徴とする上記(1)項に記載の金属球用研磨布帛。

0008

(3)該研磨布帛が、単糸繊度0.0011dTex以上、2.2dTex以下の極細繊維を含有し、かつ、布帛に占める該極細繊維の含有率が20wt%以上、80wt%以下であることを特徴とする上記(1)項または(2)項に記載の金属球用研磨布帛。

0009

(4)該研磨布帛が、単糸繊度が2.2dTex以上、6.6dTex以下の繊維を含有し、かつ、その単糸繊度の繊維の布帛に占める含有率が80wt%以上、20wt%以下であることを特徴とする上記(1)〜(3)項のいずれかに記載の金属球用研磨布帛。

0010

(5)該研磨布帛を構成する繊維の組成ポリエステル系合成繊維および/またはポリアミド系合成繊維であることを特徴とする上記(1)〜(4)項のいずれかに記載の金属球用研磨布帛。

0011

(6)該研磨布帛が、制電性繊維を含有することを特徴とする上記(1)〜(5)項のいずれかに記載の金属球用研磨布帛。

0012

(7)該極細繊維は、複合分割または海島分割型の合成繊維を分割または溶出することによって、極細化されたものであることを特徴とする上記(3)〜(6)のいずれかに記載の金属球の研磨布帛。

0013

(8)該合成フィルムは、厚みが10μm以上、80μm以下であり、かつ、布帛に占める含有率が20wt%以上、80wt%以下であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の金属球研磨布帛。」

発明を実施するための最良の形態

0014

本発明の最大の特徴は、優れた金属球研磨布帛の条件としてKES法による曲げ硬さ(B)が4.9×10-5〜49×10-5N・m2/mの範囲、ヒステリシスの幅(2HB)が1.96×10-3〜19.6×10-3N・m/mの範囲であることを見いだしたことである。

0015

KES法による曲げ硬さ(B)が49×10-5N・m2/mを上回り、かつ、ヒステリシスの幅(2HB)が19.6×10-3N・m/mを上回る場合は、研磨布がたわまない為、揚送部材と研磨部材とのクリアランス不足し、パチンコ球が揚送路に詰まり装置が停止してしまう。また、KES法による曲げ硬さ(B)が4.9×10-5N・m2/mを下回り、かつ、ヒステリシスの幅(2HB)が1.96×10-3N・m/mを下回る場合は、研磨布が柔らかいので、ブレが発生し、走行安定性が悪くなる。

0016

本発明の研磨布帛は、織編物の裏面に、合成繊維織編物、合成フィルム、不織布、フェルト発泡体シートマット等のいずれかを張り合わせた形態をとっていることが好ましい。裏面に、これらを張り合わすことにより、上記のKES法による曲げ硬さ(B)、ヒステリシスの幅(2HB)の特性を好適に実現することができる。中でも、合成繊維織編物、合成フィルム、不織布は、パチンコ球のクリーニング効果と走行安定性の両方を満足する研磨布帛を提供することができるという点で特に好ましい。

0017

合成繊維としては、ポリエステル系繊維ポリアミド系繊維などが好適に用いられる。ポリエステル系繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレートポリブチレンテレフタレートポリプロピレンテレフタレートおよび、それらの変成物等が挙げられる。ポリアミド系繊維としては、例えばナイロン6ナイロン66ナイロン4ナイロン11およびそれらの変成物等を挙げることができる。

0018

また、合成フィルムとしては、ポリエステル系フィルムポリアミド系フィルム等が好適に用いられる。ポリエステル系フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートおよび、それらの変成物等が挙げられる。ポリアミド系フィルムとしては、例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン4、ナイロン11およびそれらの変成物等を挙げることができる。

0019

一方、不織布およびフェルトの素材としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維等が好適に用いられる。ポリエステル系繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートおよび、それらの変成物等が挙げられる。ポリアミド系繊維としては、例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン4、ナイロン11およびそれらの変成物等を挙げることができる。

0020

また、単繊維太さは1.1dTex以上、11dTex以下であることが好ましく、さらには2.2dTex以上、8.9dTex以下が、走行安定性の面で好適である。また、製造方法は通常のメルトブロー方式が好適に用いられる。

0021

表面の織編物には、極細繊維を含むことが好ましい。極細繊維の繊度は、好ましくは0.0011dTex〜2.2dTexであり、さらに好ましくは0.011dTex〜1.1dTexの範囲が好ましい。この範囲の繊維を用いることで、塵、人体などから分泌する油脂、および整髪剤などの油脂の汚れを拭き取る性能が特に高い。

0022

極細繊維の含有率は、布帛全体において、好ましくは20〜80wt%であり、さらに好ましくは30〜70wt%の範囲である。20%を下回る場合には、拭き取り性能が不十分となる傾向があり、80%を上回ると強力が不足する場合がある。

0023

かかる極細繊維は、特にヨコ糸に用いることが好ましい。極細繊維をヨコ糸に用いることでヨコ糸が研磨対象物と垂直に交わり、図1で示される効果が得られやすいためである。

0024

極細繊維としては、分割型複合繊維や、海島型複合繊維を用いることが好ましい。分割型複合繊維の場合は、成分の境界剥離分割または、一成分を除去して得られ、海島型の場合には、海成分溶出除去することによって得ることができる。

0025

表面に極細繊維を含み高密度織物を用いる場合、織物のカバーファクターでいえば例えば2400〜3400の範囲のものであること、また、朱子織であることが研磨部分面積をより多く出来る点で好ましい。

0026

なお、カバーファクター(CF)は以下の式で求めることができる。

0027

CF={〔タテ糸総繊度(dTex)〕×タテ糸密度(本/25.4mm)}1/2+[〔ヨコ糸総繊度(dTex)〕×ヨコ糸密度(本/25.4mm)]1/2
一方、表面織編物のタテ糸には、単糸繊度が2.2dTex〜6.6dTexの繊維を用いることで、布帛に張りを与え、目標の曲げ硬さ、ヒステリシスの幅を得やすい点で好ましい。

0028

また、最近のパチンコ装置作動操作には多種多様電子制御機器が組み込まれており、それらの機器はパチンコ球が回遊走行する際の摩擦によって発生する静電気により、時々誤作動することがある。研磨揚送機も静電気発生源となっているが、極細繊維以外に制電性繊維を使用することにより静電気の発生を抑えることができる。そのため、タテ糸としては一部制電性繊維を含むものであることが好ましい。これにより静電気の発生がしにくくなり、したがって研磨部材の寿命を長くすることができる。このような制電性繊維としては、例えばカーボンを添加したポリマーからなる繊維が用いられる。制電性繊維は布帛表面のタテ糸の一部および裏面布帛の一部に用いるのが好ましい。

0029

また、本発明の布帛においては、表面織編物で用いられる極細繊維以外の繊維、および裏面の合成フィルム等の合計含有率が、好ましくは80〜20wt%であり、さらに好ましくは70〜30wt%である。80wt%を上回る場合には、拭き取り性能が低下し、20%を下回る場合には、クッション性の不足や、強力不足が発生する傾向がある。

0030

表面の織編物と、裏面に用いる合成フィルム、不織布との貼り合わせは、熱処理接着剤などが用いられる。

0031

図1に、本発明の一実施態様を示す。

0032

表面に極細繊維布帛を使用している。そのため、図1(A)(B)に示すように、研磨布帛のヨコ糸が極細繊維fの束Fでその内部に無数の隙間Gを形成し、研磨布帛の表面をびっしりと覆っており、金属球の進行方向と垂直に交わる。たとえ1本の繊維が油膜D、または汚れなどを拭き残したとしても、次々と新しい繊維が油膜または、汚れを拭き取っていく。極細繊維により金属球との接触回数を増やすことにより、クリーニング効果に優れた研磨布帛を得ることができる。

0033

研磨布表面を平滑にでき、滑りが良いという点で優れている合成フィルムの厚みは、本発明のKES法による曲げ硬さ(B)、ヒステリシスの幅(2HB)の要件を満たすためには、10〜80μmが好ましく、さらには20〜60μmのものが好ましく使用される。80μmを上回る場合には、詰まりが発生するなど研磨装置に支障がでる傾向があり、また、20μmを下回る場合には、強力が不足し走行安定性が悪くなる場合がある。

0034

揚送部材としては、繊維布帛、ベルト、メッシュネットなどが用いられる。また、金属球としては、パチンコ球、ベアリングなどが用いられる。

0035

以上の本発明の金属球用研磨布帛は、研磨揚送機用に限定されるものではなく、パチンコ球やベアリングなどの金属球に接触させて表面の油や汚れをワイピングする他の研磨機用としても使用できる。

0036

以下、パチンコ球の研磨布帛として実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(1)金属球研磨評価方法
試験方法は、研磨装置(フューチャランド:SGK-FL220A)に布帛を幅57mm、長さ5mのロール巻き研磨布帛をセットし、数日間稼働させその後、研磨布帛表面に金属球による汚れ(人体などから分泌する油脂、整髪剤などの油脂および装置内で発生するスラッジ)で発生した揚送線(黒色に着色)部分を分光測色計CM−3600d(ミノルタ(株)製)にて、使用前の研磨布との色差(ΔL*)を測定した。

0037

○:ΔL*値 10以上
△:ΔL*値 5以上〜10未満
×:ΔL*値 5未満
(2)走行安定性評価方法
研磨装置(フューチャーランド社製:SGK-FL220A)に幅57mm、長さ5mのロール巻き研磨布帛のセットし、数日間稼動させ稼動時の研磨装置および研磨布帛の状態、使用後の研磨布帛の巻き取り状態目視観察し判定した。

0038

○:安定して稼動し、巻き取り形状が極めて良い
△:安定して稼動し、巻き取り形状が良い
×:最後まで稼動することができず、途中でトラブルを起こした
(3)研磨布帛の剛軟度評価方法
各種研磨布帛をKES法による曲げかたさ(B)、ヒステリシスの幅(2HB)で測定した。

0039

[実施例1]タテ糸にポリエステルマルチフィラメント糸(制電性繊維)56dTexの双糸、18フィラメントを用い、ヨコ糸に極細繊維として132dTex、18フィラメント(70島/フィラメント;東レ(株)製)の海島型ポリエステルで、島成分がポリエチレンテレフタレートで、海成分がポリエステルの酸成分としてテレフタル酸と5ナトリウムスルホイソフタル酸共重合体からなるアルカリ熱可溶性ポリエステル繊維(海島の比率は20/80)をウーリー仮ヨリ加工した。この捲縮糸を2本引き揃えてヨコ打ち込みし、5枚バックサテン織りに製織した。この生機をいったん130℃×30分間の熱水処理後、さらに80℃×60分間、水酸化ナトリウム1%存在下で処理することにより、完全に海成分を除去し乾燥した。次いで、上記織物をピンテンターで135℃の条件でヒートセットし、幅150cmの布帛(タテ糸密度137本/25.4mm、ヨコ糸密度110本/25.4mm)に仕上げた。

0040

このようにして得られた布帛を、基材裏張り)であるポリエステルフィルム(50μm)にポリエステル系接着剤を用いて接着し、パチンコ球の揚送研磨装置に取り付けられるようにした。この時のKES法による曲げ硬さ(B)が36.26×10-5N・m2/mであり、ヒステリシスの幅(2HB)は12.74×10-3N・m/mであった。

0041

得られた得られた研磨布帛を用いた極細繊維研磨部材は、パチンコ球に付着したごみ、塵、人体などから分泌する油脂、および整髪剤などの油脂が研磨部材へ移行する際、目視判定し易いように、その表面を染色加工ぜず、白色にしておいた。この研磨布を用いて研磨を行ったところ、走行安定性、拭き取り性とも非常に良好な結果が得られた。

0042

[実施例2]タテ糸にポリエステルマルチフィラメント糸83dTex36フィラメントを用い、ヨコ糸に極細繊維として111dTex、18フィラメント(70島/フィラメント;東レ(株)製)の海島型ポリエステルで、島成分がポリエチレンテレフタレートで、海成分がポリエステルの酸成分としてテレフタル酸と5ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合体からなるアルカリ熱可溶性ポリエステル繊維(海島の比率は20/80)を2/2ツイル織りに製織した。この生機をいったん130℃×30分間の熱水処理後、さらに80℃×60分間、水酸化ナトリウム1%存在下で処理することにより、完全に海成分を除去し乾燥した。次いで、上記織物をピンテンターで135℃の条件でヒートセットし、幅150cmの布帛(タテ糸密度137本/25.4mm、ヨコ糸密度110本/25.4mm)に仕上げた。

0043

このようにして得られた布帛を基材(裏張り)であるポリエステルフィルム(50μm)にポリエステル系接着剤を用いて接着し、パチンコ球の揚送研磨装置に取り付けられるようにした。この時のKES法による曲げ硬さ(B)が33.32×10-5N・m2/mであり、ヒステリシスの幅(2HB)は8.82×10-3N・m/mであった。得られた研磨布帛を用いた極細繊維研磨部材は、パチンコ球に付着したごみ、塵、人体などから分泌する油脂、および整髪剤などの油脂が研磨部材へ移行する際、目視判定し易いように、その表面を染色加工ぜず、白色にしておいた。この研磨布を用いて研磨を行ったところ、走行安定性、拭き取り性ともに良好な結果が得られた。

0044

[実施例3]研磨布帛の基材(裏張り)を厚地のポリエステルスパンボンド不織布(東レ株式会社製:G2040−1S)とする以外は、実施例1と同様の方法で研磨布帛を作成し評価した。

0045

この時のKES法による曲げ硬さ(B)が22.54×10-5N・m2/mであり、ヒステリシスの幅(2HB)は6.86×10-3N・m/mであった。この研磨布を用いて研磨を行ったところ、走行安定性、拭き取り性とも非常に良好な結果が得られた。

0046

[実施例4]研磨布帛の基材(裏張り)を厚地のポリエステルスパンボンド不織布(東レ株式会社製:G2040−1S)とする以外は、実施例2と同様の方法で研磨布帛を作成し評価した。この時のKES法による曲げ硬さ(B)が11.76×10-5N・m2/mであり、ヒステリシスの幅(2HB)は8.82×10-3N・m/mであった。この研磨布を用いて研磨を行ったところ、走行安定性、拭き取り性とも良好な結果が得られた。

0047

[比較例1]研磨布帛において裏張りをしないこと以外は、実施例1と同様の方法で研磨布帛を作製し評価した。この時のKES法による曲げ硬さ(B)が3.92×10-5N・m2/mであり、ヒステリシスの幅(2HB)は0.98N・m/mであった。この研磨布を用いて研磨を行ったところ、走行安定性が非常に悪く装置が停止してしまった。このためパチンコ球を研磨することは出来なかった。よって、拭き取り性、走行安定性とも評価することが出来なかった。

0048

[比較例2]研磨布帛において裏張りをしないこと以外は、実施例2と同様の方法で研磨布帛を作製し評価した結果、この時のKES法による曲げ硬さ(B)が2.94×10-5N・m2/mであり、ヒステリシスの幅(2HB)は0.98×10-3N・m/mであった。この研磨布を用いて研磨を行ったところ、走行安定性が非常に悪く装置が停止してしまった。このためパチンコ球を研磨することはできなかった。よって、拭き取り性、走行安定性とも評価することができなかった。

0049

発明の効果

0050

本発明により、優れた金属球研磨布帛の条件が明確にされ、かつ走行安定性と金属球のクリーニング効果を満足する金属球の研磨揚送機用研磨布帛が提供された。

図面の簡単な説明

0051

図1本発明の布帛による金属球の研磨状態の例を説明する概略図である。

--

0052

D:汚れ(油膜)
f:極細繊維
F:極細繊維束
G:隙間

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ