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技術 眼科装置

出願人 株式会社トプコン
発明者 根本伊織
出願日 2001年3月30日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2001-100986
公開日 2002年10月8日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2002-291700
状態 未査定
技術分野 眼耳の治療、感覚置換 眼の診断装置
主要キーワード 垂直方向配置 回動支持アーム 受け入れ領域 移動操作機構 左支柱 取り付け片 眼圧測定装置 点滅光
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

本発明は、音によって被検眼の向く方向の誘導を行って観察、検査等を実行できる眼科装置を提供する。

解決手段

被検者が顔を載置する顎受け手段3と、この顎受け手段3に対向して配置され、顎受け手段3により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置1において、顎受け手段3における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、顔受け入れ領域X又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個スピーカ群と、各スピーカ発音発音停止及び音量の程度を設定する音響操作部20と、音響操作部20による設定信号に応じて、スピーカ群のうちの対応する複数の又は単数のスピーカを介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発するようにしたものである。

概要

背景

従来、眼科の分野において、眼底カメラを被検眼対峙させ、例えば被検眼の眼底の種々の部位の撮影等を行う場合、被検眼の向いている方向を適切な方向に誘導する手段として、点滅光又は連続光を利用して検査の対象となる被検眼とは反対側となる被検者の眼を誘導することが行われる。

また、このような眼科処理を行う際には、被検者は、眼底カメラの被検者領域に配置された顎受け手段上に顔を載せ、検者の発する音声指示に従って被検眼の向ける方向を定めるようにしていた。

概要

本発明は、音によって被検眼の向く方向の誘導を行って観察、検査等を実行できる眼科装置を提供する。

被検者が顔を載置する顎受け手段3と、この顎受け手段3に対向して配置され、顎受け手段3により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置1において、顎受け手段3における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、顔受け入れ領域X又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個スピーカ群と、各スピーカ発音発音停止及び音量の程度を設定する音響操作部20と、音響操作部20による設定信号に応じて、スピーカ群のうちの対応する複数の又は単数のスピーカを介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発するようにしたものである。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、例えば被検者の片眼が不自由等の場合でも的確にその不自由な眼の見る方向を誘導ができ、また被検者が高齢者聴覚にやや難のある者等の場合でも、通常の声の音声誘導を行って観察、検査、治療を進行でき、さらには被検者がリラックスした状態で検査、治療を受けることのできる眼科装置を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

被検者が顔を載置する顎受け手段を有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止を設定する音響操作部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性を制御する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するようにしたことを特徴とする眼科装置。

請求項2

被検者が顔を載置する顎受け手段と、この顎受け手段に対向して配置され、顎受け手段により固定される被検眼の観察、測定、検査治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止及び音量を設定する音響操作部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するようにしたことを特徴とする眼科装置。

請求項3

被検者が顔を載置する顎受け手段と、この顎受け手段に対向して配置され、顎受け手段により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止及び音量を設定する音響操作部と、音声を入力する音声入力部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御するとともに、前記音声入力部からの音声も被検者に向けて発する音に重畳する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するとともに、前記音声入力部からの音声を前記被検者の聴覚に伝達可能としたことを特徴とする眼科装置。

請求項4

被検者が顔を載置する顎受け手段と、この顎受け手段に対向して配置され、顎受け手段により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止及び音量を設定する音響操作部と、音声を入力する音声入力部と、音楽再生する音楽再生部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御するとともに、前記音声入力部からの音声及び音楽再生部からの音楽も被検者に向けて発する音に重畳する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するとともに、前記音声入力部からの音声及び音楽再生部からの音楽を前記被検者の聴覚に伝達可能としたことを特徴とする眼科装置。

請求項5

前記音響操作部は、設置位置により被検者に対する音の方向性を意味付けられるとともに、操作回数に応じて音量が意味付けられた方形配置の複数のキー群具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の眼科装置。

請求項6

被検者が顔を載置する顎受け手段及び被検眼を誘導する固視標を有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記固視標の位置を検出する位置検出部と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止を設定する音響操作部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性を制御する音響制御部とを有し、前記位置検出部にて検出する前記固視標の位置に連動させて被検者に向けて前記設定信号に応じた方向による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該固視標の方向に誘導するようにしたことを特徴とする眼科装置。

技術分野

0001

本発明は、眼科の分野において、被検者聴覚を利用し、被検眼の眼内の観察、検査治療の際に被検眼の向いている方向を所望の方向に誘導できる眼科装置に関する。

背景技術

0002

従来、眼科の分野において、眼底カメラを被検眼に対峙させ、例えば被検眼の眼底の種々の部位の撮影等を行う場合、被検眼の向いている方向を適切な方向に誘導する手段として、点滅光又は連続光を利用して検査の対象となる被検眼とは反対側となる被検者の眼を誘導することが行われる。

0003

また、このような眼科処理を行う際には、被検者は、眼底カメラの被検者領域に配置された顎受け手段上に顔を載せ、検者の発する音声指示に従って被検眼の向ける方向を定めるようにしていた。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、例えば、被検者の片目が不自由等の場合、片方の眼しか誘導できないことから、検査の対象となる健全な被検眼を眼底カメラの対物鏡筒に向けていると不自由な他の眼を利用した点滅光又は連続光による誘導はできなくなるという問題がある。

0005

このような場合、検者又は看護婦等の発する音声によって被験者の眼を誘導しなければならない。

0006

また、検者が被検者の眼の方向を誘導する場合、被検者と相対して座っているため、検者は自分の眼から見た方向ではなく、被検者の眼が見る方向を的確に指示しなければならないという煩雑さがある。

0007

更に、検者は手元で操作部を操作しながら検査や撮影に必要な処理を行うため行動範囲が自ずから制限され、被検者が高齢者や聴覚にやや難のある者等である場合であっても被検者に近寄りその元で音声を発して見る方向を誘導することは難しい。

0008

このため、検者は大きな声を出すか、看護婦等が被検者に特定の指示を出すかしなければならない。さらに、検査や治療の際に被検者が一種恐怖感を覚える等精神状態が不安定になることもあり得る。

0009

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、例えば被検者の片眼が不自由等の場合でも的確にその不自由な眼の見る方向を誘導ができ、また被検者が高齢者や聴覚にやや難のある者等の場合でも、通常の声の音声誘導を行って観察、検査、治療を進行でき、さらには被検者がリラックスした状態で検査、治療を受けることのできる眼科装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0010

請求項1記載の発明は、被検者が顔を載置する顎受け手段を有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止を設定する音響操作部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性を制御する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するようにしたことを特徴とするものである。

0011

請求項2記載の発明は、被検者が顔を載置する顎受け手段と、この顎受け手段に対向して配置され、顎受け手段により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止及び音量を設定する音響操作部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するようにしたことを特徴とするものである。

0012

請求項1、2記載の発明によれば、前記顎受け手段の領域に配置した複数個の発音手段のうちの所望の発音手段により、被検者に向けて設定信号に応じた方向(例えば左上、右上等)又は設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者が片眼が不自由である場合等においても、当該被検者の聴覚を通じてその不自由な眼の向く方向を所望の方向に誘導し、眼科の検査を行うことができる。

0013

請求項3記載の発明は、被検者が顔を載置する顎受け手段と、この顎受け手段に対向して配置され、顎受け手段により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止及び音量を設定する音響操作部と、音声を入力する音声入力部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御するとともに、前記音声入力部からの音声も被検者に向けて発する音に重畳する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するとともに、前記音声入力部からの音声を前記被検者の聴覚に伝達可能としたことを特徴とするものである。

0014

この発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、前記音声入力部からの音声を前記被検者の聴覚に伝達可能としているので、検者は被検者の近くにまで行くことなく、音声入力部に向かって被検者の眼を向けさせたい方向(例えば左上方向等)を意味する音声、例えば、「左上方向を見てください。」を発するだけで、被検者の眼の方向を音声にて誘導できる。

0015

請求項4記載の発明は、被検者が顔を載置する顎受け手段と、この顎受け手段に対向して配置され、顎受け手段により固定される被検眼の観察、測定、検査、治療に関する眼科処理を行う眼科処理手段とを有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止及び音量を設定する音響操作部と、音声を入力する音声入力部と、音楽再生する音楽再生部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性及び音量を制御するとともに、前記音声入力部からの音声及び音楽再生部からの音楽も被検者に向けて発する音に重畳する音響制御部とを有し、前記被検者に向けて前記設定信号に応じた方向及び音量による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該方向に誘導するとともに、前記音声入力部からの音声及び音楽再生部からの音楽を前記被検者の聴覚に伝達可能としたことを特徴とするものである。

0016

この発明によれば、請求項1及び請求項2記載の発明の作用に加えて、前記音楽再生部からの音楽をも前記被検者の聴覚に伝達可能としているので、被検者は音楽を聞きながら検査や治療を行うことができ、これにより、被検者の不安感を除去し、その精神の安定化を図ることができる。

0017

請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の眼科装置において、前記音響操作部は、設置位置により被検者に対する音の方向性を意味付けられるとともに、操作回数に応じて音量が意味付けられた方形配置の複数のキー群具備することを特徴とするものである。

0018

この発明によれば、音響操作部の複数のキー群が、その設置位置により被検者に対する音の方向性を意味付けられるとともに、操作回数に応じて音量が意味付けられているので、被検者に対する音の方向性の設定を極めて容易に行うことができるとともに、被検者が聴覚にやや難のある者等の場合には、被検者に対する音の音量を大きくし、また、被検者が通常の聴覚を有する者の場合には、被検者に対する音の音量を小さくしたりというように被検者の聴覚の程度に応じた音の音量を各々容易かつ適切に設定できる。

0019

請求項6記載の発明は、被検者が顔を載置する顎受け手段及び被検眼を誘導する固視標を有する眼科装置において、前記顎受け手段における被検者の顔受け入れ領域又はその近傍領域において、垂直方向配置で、かつ、前記顔受け入れ領域又はその近傍領域を囲む配置で設置した複数個の発音手段と、前記固視標の位置を検出する位置検出部と、前記複数個の発音手段各々の発音、発音停止を設定する音響操作部と、前記音響操作部による設定信号に応じて、前記複数個の発音手段のうちの対応する複数の又は単数の発音手段を介して被検者に向けて発する音の方向性を制御する音響制御部とを有し、前記位置検出部にて検出する前記固視標の位置に連動させて被検者に向けて前記設定信号に応じた方向による音を発することで、被検者の聴覚を通じて被検者の眼を当該固視標の方向に誘導するようにしたことを特徴とするものである。

0020

この発明によれば、前記固視標の位置に連動させて被検者に向けて前記設定信号に応じた方向による音を発することかでき、固視標視認時の誘導を素早く行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下に本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。

0022

(実施の形態1)図1本発明の実施の形態1の被検者Mの眼底像を撮影する眼底カメラとして機能する眼科装置1を示すものである。

0023

この眼科装置1は、架台2上に、被検者Mが顔を載置する顎受け手段3を一端側に垂直配置に取り付けるとともに、この顎受け手段3に対向して、前記顎受け手段3により固定される被検者Mの被検眼Eの観察、眼底像の撮影等を行う眼科処理手段である装置本体4を配置している。

0024

装置本体4は、架台2上に前記顎受け手段3を支持する状態で固定配置した基台部5と、この基台部5上に配置され、検者側に位置する操作ノブ6の操作によって、被検者Mに対して進退移動左右移動可能となる移動撮影装置7とを有している。

0025

そして、前記顎受け手段3における被検者Mの顔受け入れ領域Xを垂直方向に囲む配置で、かつ、被検者Mの顔面衝突しない配置で、4個の発音手段である上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13及び右スピーカ14を各々配置している。

0026

即ち、上スピーカ11は顎受け手段3における額当て3aの上部に取り付け片8を介して取り付けられ、下スピーカ12は顎受け手段3における顎受け片3bの下側に取り付け片8を介して取り付けられ、左スピーカ13は被検者M側から見て顎受け手段3における左支柱3dに取り付け片8を介して取り付けられ、右スピーカ14は被検者M側から見て顎受け手段3における右支柱3cに取り付け片8を介して取り付けられている。

0027

また、架台2上には、上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13及び右スピーカ14から発する音(例えばブザー音等)の発音、発音停止及び発音する音の音量(大小)を設定する箱型状の音響操作部20が配置されている。音響操作部20には、音楽再生部であるCDプレイヤー33が一体的に組み込まれている。

0028

前記音響操作部20の上面隅部には、検者が被検者誘導用の音声を入力する音声入力部であるマイク21が立設されている。また、音響操作部20の上面には、詳細は後述するが、設置位置により被検者Mに対する音の方向性を意味付けられるとともに、操作回数に応じて音量が意味付けられた方形配置の合計9個のキー構成からなるキー群を配置している。

0029

次に、図2を参照して、本実施の形態の眼科装置1について説明する。

0030

この眼科装置は、全体の制御を行う制御部(CPU)31、動作プログラムを格納したメモリ(ROM)32を具備している。

0031

この制御部31により、前記音響操作部20、マイク21、架台2上に配置したCDプレイヤー33からの音楽信号を取り込むインターフェース34の制御を行うようになっている。

0032

さらに、制御部31により、前記上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13及び右スピーカ14のうちの前記音響操作部20により設定される設定信号に対応する複数の又は単数のスピーカを介して被検者Mに向けて発する音の方向性及び音量を制御する音源を含む音響制御部35の動作制御を行うようになっている。

0033

さらに、前記制御部31は前記マイク21からの音声信号、CDプレイヤー33からの音楽信号を音響制御部35に伝送し、音響制御部35は、マイク21から入力された音声信号やCDプレイヤー33からの音楽信号を前記上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13及び右スピーカ14に送り、これにより、被検者Mに向けて発する音に検者の音声や、CDプレイヤー33からの音楽を重畳することが可能となっている。図2中、36は装置本体4の各部を制御する本体制御部である。

0034

図3は、前記音響操作部20のキー群の詳細を示すものであり、この音響操作部20のキー群は、左上キー41、左キー42、左下キー43、上キー44、中央キー45、下キー46、右上キー47、右キー48、右下キー49からなる合計9個のキー構成となっている。そして、これらのキー群は、その設置位置により被検者Mに対する音の方向性を意味付けられるとともに、操作回数(例えば1回、2回、3回等)に応じて音量(大小)が意味付けられている。

0035

前記キー群の配置と、被検者Mに対する音の方向性と、操作回数による音量の程度と、前記上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13、右スピーカ14の発音又は発音停止との意味付けについて図4対応表を参照して説明する。

0036

例えば、被検者Mに対して左(左耳の近く)から音を送って被検眼Eを左方向に向けさせたい場合には、前記音響操作部20の左キー42を操作する。

0037

これに対応して、前記制御部31の制御の基に音響制御部35は前記左スピーカ13を鳴動させる。同様に被検眼Eを右方向に向けさせたい場合には、前記音響操作部20の右キー48を操作し、前記右スピーカ14を鳴動させる。

0038

また、この場合の音の音量は、左キー42を1回のみ押せば小さく、2回押せば中位に、3回押せば大きくなるように設定される。

0039

上述した場合と同様にして、被検眼Eを、左上方向、左下方向、上方向、右上方向、右方向、右下方向に各々向けさせたい場合及び各々の場合の音の音量の設定も図4に示す対応表に基づいて行われる。

0040

尚、前記キー群の内、中央キー45を操作した場合には、前記上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13、右スピーカ14の全てが鳴動し、被検者Mに向けて発する音は方向性のない均等なものとなる。

0041

この場合の被検者Mが正面を向いている状態から、顎受け手段3に回動支持アーム75を介して取り付けた固視標(外部固視標)70の被検者Mに対する右側又は左側への変位に応じて例えばマイクロスイッチ等を用いて位置検出部76により固視標70の位置を検出し、この位置検出部76の検出信号を基に音響制御部35の制御により左スピーカ13又は右スピーカ14を発音させ、これに応じて被検眼(両眼)Eの視線の方向を左右に素早く変化させる状態を図5図6に概略的に示す。

0042

尚、この場合は被検者Mの眼底像を散瞳剤を使用して観察する例であり、無散瞳で眼底像を観察する場合には内部固視標に連動させて前記上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13、右スピーカ14の発音制御を行う。

0043

また、本実施の形態1では、前記上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13、右スピーカ14からなる発音手段について述べたが、各スピーカの設置個数は更に多数の6個、8個等とすることも可能であり、これにより、被検者Mの顔の回りの音の方向性を更に多方向、更には全周(360度)方向とすることができる。

0044

上述したように本実施の形態1の眼科装置1によれば、前記顎受け手段3の領域に配置した上スピーカ11、下スピーカ12、左スピーカ13、右スピーカ14のうちの所望の複数のスピーカ、例えば左スピーカ13の発音により、被検者Mに向けて前記音響操作部20にて設定した設定信号に応じた左方向から、かつ、前記設定信号に応じた音量による音を発し、被検者Mの聴覚を通じてその方向に被検眼Eの向く方向を誘導することができる。

0045

従って、被検者Mが例えば片眼が不自由であるような場合でも、当該被検者Mの聴覚を通じてその被検眼Eの向く方向を左、左上、右上等、所望の方向に誘導することができ、前記眼科装置1による被検眼Eの眼底の種々の部位の撮像を可能とすることができる。

0046

また、前記マイク21からの音声を前記被検者Mの聴覚に伝達可能としているので、検者は被検者Mの近くにまで行くことなく、マイク21に向かって被検者Mの被検眼Eを向けさせたい方向(例えば左上方向等)を意味する音声、例えば、「左上方向を見てください。」を発するだけで、被検者Mの被検眼Eの向く方向を音声にて誘導できる。

0047

さらに、前記CDプレイヤー33からの音楽をも前記被検者Mの聴覚に伝達可能としているので、被検者Mは音楽を聞きながら検査や治療を受けることができ、これにより、被検者Mの不安感を除去することができる。

0048

また、前記音響操作部20の操作によって、被検者Mに対する音の方向性の設定を極めて容易に行うことができるとともに、被検者Mが聴覚にやや難のある者等の場合には、被検者Mに対する音の音量を大きくし、また、被検者Mが通常の聴覚を有する者の場合には、被検者Mに対する音の音量を小さくするというように被検者Mの聴覚の程度に応じた音量の音を送って被検者Mの被検眼Eの方向を的確に誘導することができる。

0049

さらに、音響操作部20のキー群の構成としては、上述した場合の他、液晶タッチパネル方式で、多数のキー群を例えば5行、5列等のマトリックス状に配置した構成とし、被検眼Eを、左上方向、左方向、左下方向、上方向、右上方向、右方向、右下方向に各々向けさせたい場合のスピーカの組み合わせや音量を前記多数のキー群の操作の組み合わせで行うようにすることもできる。

0050

また、前記操作ノブ6の傾け方向、傾け程度により前記各スピーカの発音の制御を行うように構成することもできる。

0051

(実施の形態2)図7は、本発明の実施の形態2の細隙灯顕微鏡として機能する眼科装置51を示すものである。

0052

この眼科装置51は、架台52上に、スリット照明部53、顕微鏡部54、操作ノブ56を含む顕微鏡部移動操作機構55、顎受け手段60を備えている。

0053

この眼科装置51は、スリット照明部53から図7には示さない被検眼の角膜スリット状の照明光を送り、顕微鏡部54により被検眼の角膜を観察し、更にはスリット状に照明された角膜像を撮影したりするように構成している。

0054

また、実施の形態1の場合と同様、前記顎受け手段60における被検者Mの顔受け入れ領域Xを垂直方向に囲む配置で、かつ、被検者Mの顔面が衝突しない配置で、4個の発音手段である上スピーカ71、下スピーカ72、左スピーカ73及び右スピーカ74を各々配置している。

0055

即ち、上スピーカ71は顎受け手段60における額当て60aの上部に取り付け片8を介して取り付けられ、下スピーカ72は顎受け手段60における顎受け片60bの下側に取り付け片8を介して取り付けられ、左スピーカ73は顎受け手段60における左支柱60cに取り付け片8を介して取り付けられ、右スピーカ74は顎受け手段60における右支柱60dに取り付け片8を介して取り付けられている。

0056

また、架台52上には、上スピーカ71、下スピーカ72、左スピーカ73及び右スピーカ74から発する音(例えばブザー音等)の発音、発音停止及び発音する音の音量の程度(大小)を設定する実施の形態1と同様な箱型状の音響操作部20が配置されている。さらにCDプレイヤー33も配置されている。

0057

この他の構成は、実施の形態1の場合と同様である。

0058

このような本実施の形態2の細隙灯顕微鏡として機能する眼科装置51の場合においても、実施の形態1の場合と同様、音響操作部20の操作に応じて設定される上スピーカ71、下スピーカ72、左スピーカ73及び右スピーカ74のうちの複数又は単数のスピーカからの音により、被検者の聴覚を通じて被検眼の向く方向を所望の方向に誘導することができる。

0059

この場合の被検眼Eが左方向に誘導され、角膜がスリット状に照明される場合の被検眼Eの状態を図8に概略的に示す。

0060

この結果、この眼科装置51により、被検眼Eが左方向に向いた状態のスリット状に照明された角膜像を撮像することができる。

0061

また、前記音響操作部20の操作により、被検者の聴覚の程度に応じた音量の音を送って被検眼の方向を的確に誘導したり、前記マイク21からの誘導音声による被検眼の向く方向の誘導を行うこともできる。

0062

さらには、CDプレイヤー33からの音楽により被検者が検査等を受ける場合の不安感を除去することもできる。

0063

尚、本発明は、上述した実施の形態1、2で説明した他、顎受け手段を備えた眼科装置であれば、さらに他の機種、例えば眼屈折力測定装置角膜内皮撮影装置眼圧測定装置レーザ凝固治療装置等にも適用可能である。

0064

さらに、前記音響操作部20は、ノブ形にすることもでき、ノブの前後左右又は斜め方向等の操作に連動して上スピーカ71、下スピーカ72、左スピーカ73及び右スピーカ74のうちの複数又は単数のスピーカの発音設定を行うように構成することもできる。さらに、音量の調整はノブを右に回すことにより音量を大きくし、ノブを左に回すことにより音量を小さくするような構成とすることも可能である。

発明の効果

0065

以上説明したように本発明によれば、被検者の片眼が不自由である場合等においても、その聴覚を通じて眼の向く方向を所望の方向に誘導することができる眼科装置を提供できる。

0066

また、被検者の眼の向く方向を音声にて誘導できる眼科装置を提供できる。

0067

さらに、被検者が眼科の検査等を受ける場合に、音楽の聴取ができるため、不安感を除去し、精神の安定化を図ることができる眼科装置を提供できる。

0068

また、被検者に対する音の音量を、その聴覚の程度に応じた量に容易かつ適切に設定できる。

0069

さらに、本発明によれば、固視標視認時の被検眼の誘導を素早く行うことができる眼科装置を提供できる。

図面の簡単な説明

0070

図1本発明の実施の形態1の眼科装置を示す概略図である。
図2本発明の実施の形態1の眼科装置の制御系を示すブロック図である。
図3本発明の実施の形態1の眼科装置の音響操作部を示す平面図である。
図4本発明の実施の形態1の眼科装置における音の方向とキーの操作の対応表を示す図である。
図5本発明の実施の形態1における被検者が音を聴取する状態を概略的に示す説明図である。
図6本発明の実施の形態1における被検眼の向く方向(視線の方向)の変化を概略的に示す説明図である。
図7本発明の実施の形態2の眼科装置を示す概略斜視図である。
図8本発明の実施の形態2の眼科装置におい左方向に誘導された被検眼の状態を概略的に示す説明図である。

--

0071

1眼科装置
2架台
3顎受け手段
3a額当て
3b 顎受け片
3c 右支柱
3d左支柱
4 装置本体
5基台部
6操作ノブ
7移動撮影装置
8取り付け片
11 上スピーカ
12 下スピーカ
13左スピーカ
14右スピーカ
20 音響操作部
21マイク
31 制御部(CPU)
32メモリ(ROM)
33CDプレイヤー
34インターフェース
35音響制御部
41 左上キー
42 左キー
43左下キー
44 上キー
45中央キー
46 下キー
47右上キー
48右キー
49 右下キー
51 眼科装置
52 架台
53スリット照明部
54顕微鏡部
55 顕微鏡部移動操作機構
56 操作ノブ
60 顎受け手段
60a 額当て
60b 顎受け片
60c 左支柱
60d 右支柱
70固視標
71 上スピーカ
72 下スピーカ
73 左スピーカ
74 右スピーカ
75回動支持アーム
76位置検出部
E 被検眼
X 顔受け入れ領域
M 被検者

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