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技術 異方性導電体貼り付け方法及び異方性導電体貼り付け装置

出願人 アスリートFA株式会社
発明者 藤森義晴
出願日 2001年3月15日 (18年4ヶ月経過) 出願番号 2001-073375
公開日 2002年9月27日 (16年9ヶ月経過) 公開番号 2002-280418
状態 未査定
技術分野 印刷回路に対する電気部品等の電気的接続 ボンディング
主要キーワード 空気噴射器 切れ目間 スパンカ 並行配置 空気吹き付け 圧着動作 空気噴射 ギャップ形成
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

テープ切れ目刻むことで異方性導電体切り分け基板上に圧着する際、隣接する異方性導電体との間での干渉をなくし、基板への良好な接着状態を得ることができるようにする。

解決手段

テープ2の一方の面に貼着された異方性導電体1をテープ2の進行方向Aに沿って所定長さごとにカッタ8により切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体1をワークとなる基板に貼り付けるものにおいて、その切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体1間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目L1,L2を刻み、その2本の切れ目間L1,L2に存在する異方性導電体部分(スパンカット部分SC)をテープ2から粘着テープ41によって剥ぎ取ることで、当該テープ2上でそれぞれ隣り合う異方性導電体1間にギャップを形成させるようにし、そのあと、その異方性導電体1をワークに貼り付ける工程を行う。

概要

背景

液晶パネル基板などのワークに電子部品実装する工程において、異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け装置が用いられる。

この異方性導電体貼り付け装置のなかで、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体を液晶パネル等のワークの所定位置に貼り付ける機構を有した異方性導電体貼り付け装置がある(特開平10−27820号公報他参照)。

図8から図10は、従来のこの種の異方性導電体貼り付け装置における異方性導電体張り付け工程を概略的に示すものである。まず、図8に示すように、異方性導電体1が一方の面に貼着されたテープ2は、ここでは図示しない供給リールから送りローラ3によって送られる。テープ2は、まず、ガイドローラ4によって下方(矢印A方向)に進行方向を変えて、次のガイドローラ5で水平方向に進行方向が変えられ、さらに、次のガイドローラ6によって再び上方へ進行を方向を変え、巻取りリール7によって異方性導電体1が剥がされたあとのテープ2が巻き取られる。

また、ガイドローラ4とガイドローラ5の間には、テープ2に貼着された異方性導電体1に対し、テープ2の進行方向に沿って所定の長さごとに切れ目を刻むカッタ8が設けられ、その切れ目によって、異方性導電体1は所定の長さごとに切り分けられる状態となる。

また、ガイドローラ5とガイドローラ6の間には、圧着ヘッド機構9と基板支持台10が設けられている。この圧着ヘッド機構9は、圧着ツール11と、この圧着ツール11をロッド13によって往復動させるシリンダ12とから構成されている。なお、圧着ツール11内には、ここでは図示しないが異方性導電体1を加熱するためのヒータが設けられている。

また、基板支持台10には液晶パネル等のワークとなる基板14が載せられ、この基板14は矢印B方向に間欠的に移動するようになっている。また、この圧着ヘッド機構9の近傍には、異方性導電体剥離機構15が設けられている。

この異方性導電体剥離機構15は、シリンダ16と、このシリンダ16によって往復動可能な駆動軸17と、この駆動軸17の先端に回動自在に取り付けられた剥離ローラ18などによって構成されている。

このような構成において、今、切れ目と切れ目との間の異方性導電体(以下、それぞれの切れ目によって切り分けられるそれぞれの異方性導電体を1a,1b,1c,・・・で表す)が圧着ヘッド機構9に到達すると(図8の状態では異方性導電体1aが圧着ヘッド機構9に到達した状態となっている)、圧着ヘッド機構9のロッド13が駆動される。それによって、圧着ツール11がテープ2を基板14に押圧させることで、異方性導電体1aを基板14上に圧着させる動作を行う(図9の状態)。

そして、その圧着動作が終了すると、圧着ツール11は元の位置に復帰するがその復帰動作が行われる直前の段階、つまり、図9の状態で異方性導電体剥離機構15が動作を開始する。

すなわち、図9の状態において、異方性導電体剥離機構15の駆動軸17が水平方向に駆動され、その先端に設けられた剥離ローラ18がテープ2に当接した状態となる。このとき、異方性導電体1aは、図示しないヒータによる加熱により基板14側に接着された状態となっている。この状態で、圧着ツール11が上方に復帰するとともに剥離ローラ18がさらに前方に進み、テープ2が巻取りリール7に巻取られる動作を行うことによって、図10に示すように、異方性導電体1aはテープ2から剥離されて行く。

そして、圧着ツール11がもとの状態に復帰することで、次に圧着される異方性導電体1bが圧着ツール11の真下に到達し、上述したような圧着動作が繰り返される。なお、このとき、基板14も矢印B方向に移動させられているので、上述した動作により基板14上に圧着された異方性導電体1aは、所定位置にまで移動した状態となっていて、この異方性導電体1aのあとに続いて、次の異方性導電体1bが基板14上に圧着され、このような圧着動作が継続的に行われる。

概要

テープに切れ目を刻むことで異方性導電体を切り分けて基板上に圧着する際、隣接する異方性導電体との間での干渉をなくし、基板への良好な接着状態を得ることができるようにする。

テープ2の一方の面に貼着された異方性導電体1をテープ2の進行方向Aに沿って所定長さごとにカッタ8により切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体1をワークとなる基板に貼り付けるものにおいて、その切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体1間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目L1,L2を刻み、その2本の切れ目間L1,L2に存在する異方性導電体部分(スパンカット部分SC)をテープ2から粘着テープ41によって剥ぎ取ることで、当該テープ2上でそれぞれ隣り合う異方性導電体1間にギャップを形成させるようにし、そのあと、その異方性導電体1をワークに貼り付ける工程を行う。

目的

そこで、本発明は、切れ目間に存在するそれぞれの異方性導電体をワーク上に圧着する際、隣接する異方性導電体との間での干渉をなくし、ワークへの良好な接着状態を得ることができるようにする異方性導電体貼り付け方法および異方性導電体貼り付け装置を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法において、上記それぞれの切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目を刻む工程と、その2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取ることで、当該テープ上でそれぞれ隣り合う異方性導電体間にギャップを形成させる工程を、上記異方性導電体を上記ワークに貼り付ける工程の前に行うことを特徴とする異方性導電体貼り付け方法。

請求項2

前記ギャップを形成する工程は、粘着テープ粘着面を前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に押し当てて、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を粘着テープ側に接着させることによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取る処理であることを特徴とする請求項1記載の異方性導電体貼り付け方法。

請求項3

前記ギャップを形成する工程は、前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に空気を噴射することによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取る処理であることを特徴とする請求項1記載の異方性導電体貼り付け方法。

請求項4

前記ギャップを形成する工程は、前記カッタによって2本の切れ目を刻んだ状態で、2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を前記カッタの刃でかき上げるようにカッタ駆動を行うことによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取る処理であることを特徴とする請求項1記載の異方性導電体貼り付け方法。

請求項5

前記粘着テープを用いて前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取る処理または前記カッタの刃でかき上げて前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取る処理において、これらそれぞれの処理と前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に空気を噴射する処理とを併用することを特徴とする請求項2または4に記載の異方性導電体貼り付け方法。

請求項6

テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け装置において、上記それぞれの切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目を刻むようなカッタ駆動制御を行うカッタ駆動部と、その2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取ることで当該テープ上で互いに隣り合う異方性導電体間にギャップを形成させるギャップ形成手段と、上記ギャップが形成された異方性導電体を、そのギャップ間の異方性導電体毎にワークに貼り付ける圧着ヘッド機構とを設けてなることを特徴とする異方性導電体貼り付け装置。

請求項7

前記ギャップ形成手段は、粘着テープの粘着面が前記テープに貼着された異方性導電体面に対向するように粘着テープを支持する粘着テープ支持手段と、その粘着テープの粘着面を前記2本の切れ目間に押し当てる押圧板と、この押圧板を駆動制御する押圧板駆動部とを有し、上記押圧板駆動部により上記押圧板を所定のタイミングで駆動させることによって、上記粘着テープの粘着面を前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に押し当て、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記粘着テープ側に接着させて、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取るようにしたことを特徴とする請求項6記載の異方性導電体貼り付け装置。

請求項8

前記ギャップ形成手段は、前記2本の切れ目間に空気を噴射するように配置された空気噴射器と、この空気噴射器を駆動制御する空気噴射器駆動部を有し、その駆動部によって上記空気噴射器を所定のタイミングで駆動させ、前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に空気を噴射させることによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を前記テープから剥ぎ取るようにしたことを特徴とする請求項6記載の異方性導電体貼り付け装置。

請求項9

前記ギャップ形成手段は、前記カッタとこのカッタを駆動するカッタ駆動部でなり、前記カッタによって2本の切れ目を刻んだ状態で、2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を前記カッタの刃でかき上げるようにカッタ駆動を行うことによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を前記テープから剥ぎ取るようにしたことを特徴とする請求項6記載の異方性導電体貼り付け装置。

請求項10

前記粘着テープを用いて前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を前記テープから剥ぎ取るギャップ形成手段または前記カッタの刃でかき上げて前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を前記テープから剥ぎ取るギャップ形成手段において、これらそれぞれのギャップ形成手段と前記2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に空気噴射器からの空気を噴射することで当該異方性導電体部分を剥ぎ取るギャップ形成手段を併用することを特徴とする請求項7または9に記載の異方性導電体貼り付け装置。

技術分野

0001

本発明は、異方性導電体をワーク側に貼り付ける異方性導電体貼り付け方法及び異方性導電体貼り付け装置に関する。

背景技術

0002

液晶パネル基板などのワークに電子部品実装する工程において、異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け装置が用いられる。

0003

この異方性導電体貼り付け装置のなかで、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体を液晶パネル等のワークの所定位置に貼り付ける機構を有した異方性導電体貼り付け装置がある(特開平10−27820号公報他参照)。

0004

図8から図10は、従来のこの種の異方性導電体貼り付け装置における異方性導電体張り付け工程を概略的に示すものである。まず、図8に示すように、異方性導電体1が一方の面に貼着されたテープ2は、ここでは図示しない供給リールから送りローラ3によって送られる。テープ2は、まず、ガイドローラ4によって下方(矢印A方向)に進行方向を変えて、次のガイドローラ5で水平方向に進行方向が変えられ、さらに、次のガイドローラ6によって再び上方へ進行を方向を変え、巻取りリール7によって異方性導電体1が剥がされたあとのテープ2が巻き取られる。

0005

また、ガイドローラ4とガイドローラ5の間には、テープ2に貼着された異方性導電体1に対し、テープ2の進行方向に沿って所定の長さごとに切れ目を刻むカッタ8が設けられ、その切れ目によって、異方性導電体1は所定の長さごとに切り分けられる状態となる。

0006

また、ガイドローラ5とガイドローラ6の間には、圧着ヘッド機構9と基板支持台10が設けられている。この圧着ヘッド機構9は、圧着ツール11と、この圧着ツール11をロッド13によって往復動させるシリンダ12とから構成されている。なお、圧着ツール11内には、ここでは図示しないが異方性導電体1を加熱するためのヒータが設けられている。

0007

また、基板支持台10には液晶パネル等のワークとなる基板14が載せられ、この基板14は矢印B方向に間欠的に移動するようになっている。また、この圧着ヘッド機構9の近傍には、異方性導電体剥離機構15が設けられている。

0008

この異方性導電体剥離機構15は、シリンダ16と、このシリンダ16によって往復動可能な駆動軸17と、この駆動軸17の先端に回動自在に取り付けられた剥離ローラ18などによって構成されている。

0009

このような構成において、今、切れ目と切れ目との間の異方性導電体(以下、それぞれの切れ目によって切り分けられるそれぞれの異方性導電体を1a,1b,1c,・・・で表す)が圧着ヘッド機構9に到達すると(図8の状態では異方性導電体1aが圧着ヘッド機構9に到達した状態となっている)、圧着ヘッド機構9のロッド13が駆動される。それによって、圧着ツール11がテープ2を基板14に押圧させることで、異方性導電体1aを基板14上に圧着させる動作を行う(図9の状態)。

0010

そして、その圧着動作が終了すると、圧着ツール11は元の位置に復帰するがその復帰動作が行われる直前の段階、つまり、図9の状態で異方性導電体剥離機構15が動作を開始する。

0011

すなわち、図9の状態において、異方性導電体剥離機構15の駆動軸17が水平方向に駆動され、その先端に設けられた剥離ローラ18がテープ2に当接した状態となる。このとき、異方性導電体1aは、図示しないヒータによる加熱により基板14側に接着された状態となっている。この状態で、圧着ツール11が上方に復帰するとともに剥離ローラ18がさらに前方に進み、テープ2が巻取りリール7に巻取られる動作を行うことによって、図10に示すように、異方性導電体1aはテープ2から剥離されて行く。

0012

そして、圧着ツール11がもとの状態に復帰することで、次に圧着される異方性導電体1bが圧着ツール11の真下に到達し、上述したような圧着動作が繰り返される。なお、このとき、基板14も矢印B方向に移動させられているので、上述した動作により基板14上に圧着された異方性導電体1aは、所定位置にまで移動した状態となっていて、この異方性導電体1aのあとに続いて、次の異方性導電体1bが基板14上に圧着され、このような圧着動作が継続的に行われる。

発明が解決しようとする課題

0013

上述したような異方性導電体1(1a,1b,1c,・・・)の基板14上への圧着動作が行われることにより、基板14上には所定の長さに切り分けられた異方性導電体1a,1b,1c,・・・が貼り付けられる状態となる。従来では、異方性導電体1に切れ目を刻む際は、カッタ8の刃を押し当てることで切れ目を刻んで、それぞれの切れ目間の長さの分がそれぞれの異方性導電体1a,1b,1c,・・・を形成し、それぞれの異方性導電体1a,1b,1c,・・・が圧着ツール11で加熱されて基板14上に圧着されるようになっている。なお、それぞれの異方性導電体1a,1b,1c,・・・間に刻まれる切れ目は、カッタ8の刃の厚みに相当するきわめて細い線である。

0014

このため、図8から図10により説明したように、異方性導電体1aが基板14上に圧着される際、隣接する次の異方性導電体1bもその先端部が、前の異方性導電体1aに連続した状態で圧着ツール11の侵入側端付近に位置した状態となるので、その異方性導電体1bの先端部が干渉したりその部分に熱が加わってしまうことにもなる。そして、異方性導電体1aの圧着動作が終了すると、今度は、異方性導電体1bが圧着される番となって、圧着ツール11の適正な位置に到達するが、この異方性導電体1bは、すでに一度熱が加えられた状態となっていると、一度熱が加えられたものに再び熱を加えても、良好な接着状態が得られなくなるという問題が生じる。

0015

このように、従来の異方性導電体貼り付け装置は、異方性導電体1に設けられる切れ目がカッタ8の刃に相当するきわめて細い線であるので、隣り合う異方性導電体1a,1b,1c,・・・同士が殆ど接触状態で連続して圧着ツール11に供給されることとなる。このため、圧着時などで隣接した次に続く異方性導電体との間で干渉を起こしたりして悪影響を及ぼすなどの問題が生ずる。

0016

そこで、本発明は、切れ目間に存在するそれぞれの異方性導電体をワーク上に圧着する際、隣接する異方性導電体との間での干渉をなくし、ワークへの良好な接着状態を得ることができるようにする異方性導電体貼り付け方法および異方性導電体貼り付け装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0017

かかる目的を達成するため、本発明の異方性導電体貼り付け方法は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法において、それぞれの切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目を刻む工程と、その2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取ることで、当該テープ上でそれぞれ隣り合う異方性導電体間にギャップを形成させる工程を、上述の異方性導電体をワークに貼り付ける工程の前に行うようにしている。

0018

これによって、テープ上のそれぞれの異方性導電体において隣接する異方性導電体間に所定間隔のギャップが形成されるので、異方性導電体がワーク上に圧着される際、隣り合う次の異方性導電体との間に干渉は生じない。このため、たとえば次の異方性導電体にその熱が加わってしまうといった不具合を未然に防止することができ、それぞれの異方性導電体はワークの所定位置に良好な状態で接着させることができる。

0019

また、他の発明は、上述の発明の異方性導電体貼り付け方法に加え、ギャップを形成する工程は、粘着テープ粘着面を2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に押し当てて、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を粘着テープ側に接着させることによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取る処理としている。

0020

このように、粘着テープによって余分な異方性導電体を剥ぎ取るようにしているので、確実な剥ぎ取りを行うことができ、しかも、この粘着テープは市販のもので十分対応することができることから、その機構も簡単なもので済み、大がかりな機構を備える必要がなく、設備としてのコストを低く抑えることができる。

0021

また、他の発明は、上述の発明の異方性導電体貼り付け方法に加え、ギャップを形成する工程は、2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に空気を噴射することによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取る処理としている。

0022

このように、2本の切れ目間に存在する異方性導電体を剥ぎ取る手段として、空気を噴射させることによって行っているので、大がかりな機構を備える必要がなく、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。さらに、空気を吹き付けることにより、余計な粉塵なども除去することができる効果も得られる。

0023

また、他の発明は、上述の発明の異方性導電体貼り付け方法に加え、ギャップを形成する工程は、カッタによって2本の切れ目を刻んだ状態で、2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をカッタの刃でかき上げるようにカッタ駆動を行うことによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取る処理としている。

0024

このように、異方性導電体を剥ぎ取る手段としてカッタを用いているので、他に剥ぎ取る手段を設ける必要が無いので、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。

0025

また、本発明の異方性導電体貼り付け方法において、粘着テープを用いて2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取る処理またはカッタの刃でかき上げて2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取る処理において、これらそれぞれの処理と空気を噴射する処理とを併用するようにすることもできる。

0026

このように、粘着テープ方式やカッタかき上げ方式の利用の際、空気の噴射を併用させることによって、より確実な剥ぎ取りを行うことができるとともに、余計な粉塵なども除去することができる効果が得られる。

0027

また、本発明の異方性導電体貼り付け装置は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け装置において、それぞれの切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目を刻むようなカッタ駆動制御を行うカッタ駆動部と、その2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取ることで当該テープ上で互いに隣り合う異方性導電体間にギャップを形成させるギャップ形成手段と、ギャップが形成された異方性導電体をそのギャップ間の異方性導電体毎にワークに貼り付ける圧着ヘッド機構とを設けるようにしている。

0028

これによって、テープ上のそれぞれの異方性導電体において隣接する異方性導電体間にギャップが形成されるので、異方性導電体がワーク上に圧着される際、隣接する次の異方性導電体との間で干渉が生じない。このため、たとえば、次の異方性導電体にその熱が加わってしまうといった不具合を未然に防止することができ、それぞれの異方性導電体はワークの所定位置に良好な状態で接着させることができる。

0029

また、他の発明は、上述の発明の異方性導電体貼り付け装置に加え、ギャップ形成手段は、粘着テープの粘着面がテープに貼着された異方性導電体面に対向するように粘着テープを支持する粘着テープ支持手段と、その粘着テープの粘着面を2本の切れ目間に押し当てる押圧板と、この押圧板を駆動制御する押圧板駆動部とを有し、この押圧板駆動部により押圧板を所定のタイミングで駆動させることによって、粘着テープの粘着面を2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に押し当て、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を粘着テープ側に接着させ、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取るようにしている。

0030

このように、粘着テープによって余分な異方性導電体を剥ぎ取るようにしているので、確実な剥ぎ取りを行うことができ、しかも、この粘着テープは市販のもので十分対応することができることから、その機構も簡単なもので済み、大がかりな機構を備える必要がなく、設備としてのコストを低く抑えることができる。

0031

また、他の発明は、上述の発明の異方性導電体貼り付け装置に加え、ギャップ形成手段は、2本の切れ目間に空気を噴射するように配置された空気噴射器と、この空気噴射器を駆動制御する空気噴射器駆動部で構成され、その駆動部によって空気噴射器を所定のタイミングで駆動させ、2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分に空気を噴射させることによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分を上記テープから剥ぎ取るようにしている。

0032

このように、2本の切れ目間に存在する異方性導電体を剥ぎ取る手段として、空気を噴射させることによって行っているので、大がかりな機構を備える必要がなく、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。さらに、空気を吹き付けることにより、余計な粉塵なども除去することができる効果も得られる。

0033

また、他の発明は、上述の発明の異方性導電体貼り付け装置に加え、ギャップ形成手段は、カッタとこのカッタを駆動制御するカッタ駆動部でなり、カッタによって2本の切れ目を刻んだ状態で、2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をカッタの刃でかき上げるようにカッタ駆動を行うことによって、当該2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取るようにしている。

0034

このように、異方性導電体を剥ぎ取る手段としてカッタを用いているので、他に剥ぎ取る手段を設ける必要が無いので、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。

0035

また、本発明の異方性導電体貼り付け装置において、上述した粘着テープを用いて2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取るギャップ形成手段またはカッタの刃でかき上げて2本の切れ目間に存在する異方性導電体部分をテープから剥ぎ取るギャップ形成手段において、これらそれぞれのギャップ形成手段と空気噴射器によるギャップ形成手段を併用することもできる。

0036

このように、粘着テープ方式やカッタかき上げ方式の利用の際、空気の噴射を併用させることによって、より確実な剥ぎ取りを行うことができるとともに、余計な粉塵なども除去することができる効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0037

以下、本発明に係る異方性導電体貼り付け方法および異方性導電体貼り付け装置の第1から第3実施の形態について図1から図7を参照しながら説明する。

0038

〔第1の実施の形態〕図1は、本発明による異方性導電体貼り付け装置についての第1の実施の形態を説明する図であり、この図1に示す異方性導電体貼り付け装置は、図8から図10で示した従来の異方性導電体貼り付け装置とほぼ同じものを用いている。この第1の実施の形態で説明する異方性導電体貼り付け装置が図8から図10に示す従来のものと異なるのは、テープ2に貼着された異方性導電体1に対する切れ目の入れ方とその切れ目の処理の仕方にあり、その他は従来の構成と同じものであり、図8図10の従来の異方性導電体貼り付け装置と同一部分には同一符号を付すことで、同一部分の説明は省略する。以下、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。

0039

この第1の実施の形態における異方性導電体貼り付け装置は、図8図10で示した構成要素の他に、異方性導電体1を異方性導電体1a,1b,1c,・・・に切り分けるためのそれぞれの切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目を刻むようなカッタ駆動制御を行うカッタ駆動部30と、その2本の切れ目間に存在する余分な異方性導電体部分をテープ2から剥ぎ取ることで当該テープ2上で互いに隣り合う異方性導電体間にギャップを形成させるギャップ形成手段40とを設けるようにしている。

0040

なお、上述の異方性導電体間に所定間隔が形成されるように刻まれる2本の切れ目をL1,L2(図2他参照)で表し、その2本の切れ目L1,L2間に存在する余分な異方性導電体部分をここではスパンカット部分SCと呼び、これら2本の切れ目L1,L2やスパンカット部分SCについては図2において説明する。また、このスパンカット部分SCをテープ2から剥ぎ取ることで形成される異方性導電体間のギャップをGで表し(図3参照)、このギャップGについても同じく図3において説明する。

0041

以下、スパンカット部分SCを形成する工程と、そのスパンカット部分SCをテープ2から剥ぎ取ることで、当該テープ2上でそれぞれ隣り合う異方性導電体間にそれぞれギャップGを形成する工程について図2(a)〜(c)を参照しながら説明する。

0042

図2(a)〜(c)において、異方性導電体1が貼付されたテープ2は、図示の上方向から下方向(矢印A方向)に向かって進行しており、その進行経路にカッタ8とそれを駆動するカッタ駆動部30が存在し、さらに、ギャップ形成手段40が存在している。

0043

カッタ8は、カッタ駆動部30によって図示矢印x方向(テープの進行方向と直角方向)に押圧されて、テープ2に貼着された異方性導電体1をその刃8aで押し切るような動作を行うようになっている。カッタ駆動部30によりカッタ8が予め決められたタイミングで押圧されると、図2(a)に示すように、異方性導電体1には第1の切れ目L1が刻まれる。

0044

なお、カッタ8は、第1の切れ目L1を入れた後は直ちに矢印x’方向に戻って、もとの位置に復帰する。この図2(a)はカッタ8が第1の切れ目L1を設ける動作を行ったあと、元の位置に戻った状態が示されている。

0045

そして、第1の切れ目L1を刻む動作を行ったのち、テープ2がわずかに進行した状態で、再び、カッタ8はカッタ駆動部30によって上述したように矢印x方向に押圧されて、図2(b)に示すように、テープ2に貼付された異方性導電体1を押し切るような動作を行う。この図2(b)も、カッタ8が第2の切れ目L2を刻む動作を行ったあと、元の位置に戻った状態が示されている。

0046

このようなカッタ駆動部30によるカッタ8の駆動制御が行われることによって、異方性導電体1には、図2(b)に示すように、第1の切れ目L1と第2の切れ目L2が刻まれ、スパンカット部分SCが形成される。この第1の切れ目L1と第2の切れ目L2との間隔、すなわち、スパンカット部分SCの幅Wは、この実施の形態では、1mm〜2mm程度である。なお、第1の切れ目L1を刻むためのカッタ駆動タイミングや第2の切れ目L2を刻むためのカッタ駆動タイミングは、テープ2の進行速度やスパンカットSCをどのくらいの大きさとするかによって予め決めておくことができる。

0047

このようにして、テープ2が下方向(矢印A方向)に進行して行くに従って、予め決められたタイミングでカッタ駆動部30がカッタ8を駆動させ、それによって、第1の切れ目L1と第2の切れ目L2が刻まれる。これら第1の切れ目L1と第2の切れ目L2との間にはスパンカット部分SCが形成され、そのスパンカット部分SCの前後には、基板14に貼着されるべき所定長さの異方性導電体1(1a,1b,1c,・・・)が形成される。

0048

そして、次の工程として、このスパンカット部分SCをギャップ形成手段40を用いて剥ぎ取ることで、隣り合う異方性導電体1a,1b,1c,・・・間にギャップGを形成する処理を行う。

0049

この第1の実施の形態において用いられるギャップ形成手段40は、粘着テープ41を支持する粘着テープ支持手段となる粘着テープ供給リール42および粘着テープ41を巻き取る粘着テープ巻取りリール43と、粘着テープ41を押圧する押圧板44と、この押圧板44を駆動制御する押圧板駆動部45とを有した構成となっている。

0050

すなわち、粘着テープ41は、その粘着面41aがテープ2に貼着された異方性導電体面1に対向するように、粘着テープ供給リール42と粘着テープ巻取りリール43間に取り付けられており、粘着テープ巻き取りリール43の回転に伴って矢印C方向に進行可能となっている。また、押圧板駆動部45は、スパンカット部分SCが押圧板44の押圧位置に達するタイミングを検知して、そのタイミングで押圧板44を押圧し、その後、押圧板44を元の位置に復帰させるような動作を行う。なお、この押圧板44の先端の幅は、スパンカット部分SCの幅W(1mm〜2mm)とほぼ同じとしてある。

0051

ギャップ形成手段40は、このような構成となっており、スパンカット部分SCが押圧板44の押圧位置に達したことを押圧板駆動部45が検知すると、押圧板駆動部45は押圧板44を押圧駆動し、図2(c)に示すように、押圧板44によって粘着テープ41の粘着面41aがスパンカット部分SCに押し当てられる。これによって、スパンカット部分SCが粘着テープ41の粘着面41aに接着され、押圧板44が元の位置に復帰する動作を行うとスパンカット部分SCがテープ2から剥ぎ取られる。

0052

このように、第1の実施の形態では、まず、カッタ駆動部30がカッタ8を駆動することによって、第1および第2の切れ目L1,L2が刻まれ、それによってスパンカット部分SCが形成され、そのあと、そのスパンカット部分SCを粘着テープ41によって剥ぎ取る動作を行う。

0053

このような動作をテープ2の流れに従って行うことにより、異方性導電体1が貼着されたテープ2は図3のような状態となる。すなわち、テープ2上の異方性導電体1は、所定の長さごとの異方性導電体1a,1b,1c,・・・に分けられ、しかも、それぞれ隣接する異方性導電体間(異方性導電体1aと異方性導電体1bの間、異方性導電体1bと異方性導電体1cの間など)には、スパンカット部分SCにほぼ相当する1〜2mm程度のギャップGが形成された状態となる。

0054

そして、この図3のような状態となったテープ2は、図1において、ガイドローラ5を経て圧着ツール11部分に供給されて行き、前述したような手順でワークとなる基板14上に、それぞれの異方性導電体1a,1b,1c,・・・が圧着されて行く。この圧着が行われる際、たとえば、異方性導電体1aが圧着ツール11の真下に存在し、圧着が行われる状態となった場合、次の異方性導電体1bは、異方性導電体1aとの間にギャップGが存在しているため、異方性導電体1aが圧着される際、異方性導電体1aに加えられる熱の影響を受けにくくすることができる。

0055

このようにして異方性導電体1aの圧着動作が終了すると、異方性導電体剥離機構15が働いて(この剥離機構の動作例は図8から図10で説明したので、ここでは省略する)、テープ2から異方性導電体1aが剥がされる。異方性導電体1aが剥がされたテープ2は、巻取りリール7側に巻き取られ、次の異方性導電体1bが圧着ツール11の真下に配置され、異方性導電体1bに対する圧着動作が行われる状態となる。

0056

一方、基板14も前方(図1右方)に移動しており、この異方性導電体1bを圧着できる位置に達している。そして、この状態で、圧着ツール11により異方性導電体1bの圧着が行われる。このときも、その次の異方性導電体1cは、異方性導電体1bとの間でギャップGが存在しているため、異方性導電体1bが圧着される際、その異方性導電体1bに加えられる熱の影響を異方性導電体1cが受けにくくすることができる。

0057

以上説明したように、この第1の実施の形態では、テープ2に貼着された異方性導電体1に切れ目を刻む際、2回のカッタ駆動を行って、隣接する異方性導電体間に1mm〜2mm程度のスパンカット部分SCを形成し、そのスパンカット部分SCを粘着テープ41によって剥ぎ取ることで、隣接する異方性導電体1a,1b,1c,・・・間に1〜2mm程度のギャップGを形成するようにしている。そして、このような状態のものを、圧着ツール11に供給して圧着動作を行うようにしている。

0058

これによって、ある異方性導電体1が基板14上に圧着される際、隣接する次の異方性導電体1にその熱が加わってしまうといった不具合を未然に防止することができ、それぞれの異方性導電体1(1a,1b,1c,・・・)は基板14の所定位置に良好な状態で接着させることができる。

0059

また、この第1の実施の形態では、スパンカット部分SCを剥ぎ取ってギャップを形成するギャップ形成手段40として、図2に示すように、粘着テープ41を用いて剥ぎ取るようにしている。この粘着テープ41は、市販のもので十分対応することができ、その機構も簡単なもので済み、大がかりな機構を備える必要がないので、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。

0060

なお、前述のギャップ形成手段40は、粘着テープ41を粘着テープ供給リール42にセットしてその先端側を粘着テープ巻取りリール43に取り付けて、その途中に押圧板44を設けてその押圧板44で粘着テープ41を押圧することでスパンカット部分SCを剥ぎ取るような機構としたが、このような機構に限定されるものではなく、要は粘着テープ41等を用いてスパンカット部分SCを剥ぎ取ることができるような機構であればよい。たとえば、押圧板44の先端に接着剤を付け、スパンカット部分SCを剥がし、剥がされたスパンカット部分SCを押圧板44から取り除くようにしても良い。

0061

〔第2の実施の形態〕図4は、第2の実施の形態による異方性導電体貼り付け装置を示すもので、第1の実施の形態とはギャップ形成手段40が異なるだけであり、その他は第1の実施の形態と同じであるので、同一部部分には同一符号を付してある。この第2の実施の形態では、ギャップ形成手段40は、空気噴射器46と、この空気噴射器46を駆動制御する空気噴射器駆動部47とを有した構成となっている。なお、スパンカット部分SCを形成する工程は、前述の第1の実施の形態と同じ(図2参照)であるので、ここではスパンカット部分SCの形成についての説明は省略する。

0062

図5は、前述の第1の実施の形態で説明した工程によって形成されたスパンカット部分SCに存在する異方性導電体1を空気噴射器46を用いて剥ぎ取ることで隣接する異方性導電体間にギャップGを形成する処理を説明するものである。図5(a),(b)に示すように、カッタ駆動部30による前述したようなカッタ駆動によって、スパンカット部分SCが形成されたのち、そのスパンカット部分SCが空気噴射位置に達したことを空気噴射器駆動部47が検知すると、空気噴射器駆動部47は空気噴射器46を駆動する。これによって、図5(c)に示すように、スパンカット部分SCには空気噴射器46から空気46aが勢いよく吹き付けられ、スパンカット部分SCがテープ2から剥ぎ取られる。

0063

このように、第2の実施の形態では、まず、カッタ8により第1の切れ目L1と第2の切れ目L2が刻まれて、スパンカット部分SCが形成されたあと、そのスパンカット部分SCを空気噴射器46からの空気46aの吹き付けにより剥ぎ取る動作を行う。このような動作をテープ2の流れに従って行うことにより、異方性導電体1が貼着されたテープ2は、図3のような状態となる。すなわち、テープ2上の異方性導電体1は所定の長さごとの異方性導電体1a,1b,1c,・・・に分けられ、しかも、それぞれ隣接する異方性導電体間(異方性導電体1aと異方性導電体1bの間、異方性導電体1bと異方性導電体1cの間など)には、スパンカット部分SCにほぼ相当する1mm〜2mm程度のギャップGが形成された状態となる。

0064

そして、この図3のような状態となったテープ2は、第1の実施の形態で説明したように、図1におけるガイドローラ5を経て圧着ツール11部分に供給されて行き、前述したような手順で基板14上に、それぞれの異方性導電体1a,1b,1c,・・・が圧着されて行く。このときも、第1の実施の形態同様、隣り合う異方性導電体間1a,1b,1c,・・・にはギャップGが存在しているため、たとえば、異方性導電体1aが圧着される際、その異方性導電体1aに加えられる熱の影響を異方性導電1bが受けにくくすることができる。

0065

以上説明したように、この第2の実施の形態では、テープ2に貼付された異方性導電体1に切れ目を刻む際、隣接する異方性導電体1a,1b,1c,・・・間に1mm〜2mm程度のスパンカット部分SCを形成し、そのスパンカット部分SCを空気46aの吹き付けによって剥ぎ取ることで、隣接する異方性導電体1a,1b,1c,・・・間に1mm〜2mm程度のギャップGを形成するようにしている。

0066

これによって、ある異方性導電体が基板上に圧着される際、隣接する次の異方性導電体にその熱が加わって加わってしまうといった不具合を未然に防止することができ、それぞれの異方性導電体は基板の所定位置に良好な状態で接着させることができる。

0067

また、この第2の実施の形態では、スパンカット部分SCを剥ぎ取る手段として、図5に示すように、空気噴射器46を用いてスパンカット部分SCを剥ぎ取るようにしているので、大がかりな機構を備える必要がなく、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。さらに、空気を吹き付けることにより、余計な粉塵なども除去することができる効果も得られる。

0068

なお、この第2の実施の形態で用いる空気噴射器46は、第1の実施の形態においても併用させることができる。たとえば、粘着テープ41によって剥ぎ取りを行った後、この空気噴射器46によってテープ2に対して空気を吹き付けるようにすれば、剥ぎ取り残しを防ぐことができ、しかも、余計な粉塵などを除去することもできる。

0069

〔第3の実施の形態〕図6は、第3の実施の形態による異方性導電体貼り付け装置を示すもので、この第3の実施の形態は、前述したような工程によって、スパンカット部分SCを形成した後、カッタ8によってスパンカット部分SCをかき上げるような動作を行うことで、スパンカット部分SCを剥ぎ取ることでギャップGを形成するようにしたものであり、この第3の実施の形態では、カッタ8とそれを駆動するカッタ駆動部30がギャップ形成手段としての動作も行う。その他は、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付してある。以下、この第3の実施の形態について説明する。

0070

まず、図7(a)に示すように、カッタ駆動部30によりカッタ8が押圧され、異方性導電体1には第1の切れ目L1が刻まれる。なお、カッタ8は、第1の切れ目L1を刻んだ後は直ちに矢印x’方向に戻り、元の位置に復帰する。

0071

そして、その第1の切れ目L1を刻む動作を行ったのち、テープ2がわずかに進行した状態で再びカッタ8はカッタ駆動部30によって上述したように矢印x方向に押圧されて、異方性導電体1を押し切るような動作を行う。これによって、図7(b)に示すように、異方性導電体1には第2の切れ目L2が刻まれ、スパンカット部分SCが形成される。

0072

ここまでの動作は、前述の第1の実施の形態または第2の実施の形態と同じであるが、この第2の切れ目L2を刻んだとき、カッタ駆動部30はカッタ8を元の位置に復帰させないで、第2の切れ目L2を刻んだ状態(図7(b)の状態)のまま、カッタ8を図示矢印y方向に回動させるような動作を行う。それによって、カッタ8の刃8aの部分でスパンカット部分SCをかき上げられるような状態となり、スパンカット部分SCが剥ぎ取られる。そして、このスパンカット部分SCが剥ぎ取り動作が終了すると、カッタ駆動部30はカッタ8をx’方向に移動させて元の位置に戻す。

0073

このように、第3の実施の形態では、まず、カッタ駆動部30がカッタ8を駆動することによって、第1の切れ目L1を刻み、続いて、第2の切れ目L2を刻み、この第2の切れ目L2を刻んだ状態のまま、カッタ8をかき上げるような動作を行うことによって、スパンカット部分SCを剥ぎ取る動作を行う。

0074

このような動作をテープ2の流れに従って行うことにより、異方性導電体1が貼着されたテープ2は、図3のような状態となる。すなわち、テープ2上の異方性導電体1は、前述の第1の実施の形態または第2の実施の形態と同じように、所定の長さごとの異方性導電体1a,1b,1c,・・・に分けられ、しかも、それぞれ隣接する異方性導電体間(異方性導電体1aと異方性導電体1bの間、異方性導電体1bと異方性導電体1cの間など)には、スパンカット部分SCにほぼ相当する1mm〜2mm程度のギャップGが形成された状態となる。

0075

なお、このカッタ8によるかき上げ動作により剥ぎ取る際、剥ぎ取り漏れが生じないように、第2の実施の形態で説明した空気噴射器46を併用して、図7(c)に示すように空気噴射器46から空気46aを吹き付けるようにすれば、より一層、良好な剥ぎ取りを行うことができる。しかも、余計な粉塵なども除去することができる。なお、空気噴射器46による空気46aの吹き付けをカッタ8の先端に行うようにしてカッタ8のかき上げと同時に空気吹き付けを行うようにしても良い。

0076

以上説明したように、この第3の実施の形態では、テープ2に貼付された異方性導電体1に切れ目を刻む際、前述した第1および第2の実施の形態同様、2回のカッタ駆動を行って、隣接する異方性導電体1間に1mm〜2mm程度のスパンカット部SC分を形成するようにしているが、この第3の実施の形態では、2回目のカッタ駆動による第2の切れ目を刻んだ状態で、そのカッタ8の刃8aでスパンカット部分SCをかき上げて剥ぎ取ることで、隣接する異方性導電体1間に1mm〜2mm程度のギャップGを形成するようにしている。

0077

そして、このような状態のものを、圧着ツール11に供給させて圧着動作を行うようにしている。これによって、前述の第1及び第2の実施の形態同様、ある異方性導電体が基板上に圧着される際、隣接する次の異方性導電体にその熱が加わって加わってしまうといった不具合を未然に防止することができ、それぞれの異方性導電体は基板の所定位置に良好な状態で接着させることができる。

0078

また、この第3の実施の形態では、スパンカット部分SCを剥ぎ取ってギャップGを形成する手段としてはカッタ8とカッタ駆動部30を用いているので、ギャップ形成手段として他に用意する必要がなく、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、確実な剥ぎ取りを行うことができる。さらに、空気噴射器46を併用してカッタ8により剥ぎ取った後、直ちに、空気46aを吹き付けることも可能で、それによれば、より確実な剥ぎ取りを行うことができるとともに、余計な粉塵なども除去することができる効果も得られる。

0079

なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。たとえば、前述の各実施の形態では、カッタ8は1つとして説明したが、カッタ8を2つ用意し、それぞれのカッタ8の刃8aをスパンカット部分SCの幅W(1mm〜2mm)に並行配置して一回のカッタ駆動によりスパンカット部分SCを形成するようにしてもよい。また、前述の各実施の形態では、スパンカット部分SCの幅Wは、1mmから2mmとしたがこれに限られるものではなく、所定範囲で任意に設定することができる。

0080

また、上述の各実施の形態では、液晶パネル面に異方性導電体を貼り付ける例を示したが、ワークとしては通常の回路基板等の基板としても良い。さらに、異方性導電体の代わりに等方性導電体を採用しても良い。

発明の効果

0081

以上説明したように、本発明によれば、テープ上に貼着された異方性導電体を切り分けるための切れ目として、互いに隣り合う異方性導電体間に所定間隔が形成されるように2本の切れ目を刻み、その2本の切れ目間に存在する余分な異方性導電体部分(スパンカット部分)をテープから剥ぎ取ることで、当該テープ上でそれぞれ隣り合う異方性導電体間にギャップを形成させるようにし、そのあとで、それぞれの切れ目ごとの異方性導電体をワークに貼り付ける工程を行うようにしている。

0082

これによって、ある異方性導電体がワーク上に圧着される際、上述のギャップの存在により、隣り合う異方性導電体間で干渉してしまうのを防止することができる。このため、たとえば隣接する異方性導電体にその熱が加わってしまうといった不具合を未然に防止することができ、それぞれの異方性導電体を基板の所定位置に良好な状態で接着させることができる。また、2本の切れ目を入れる手段やギャップを形成する手段は、大がかりな機構を備える必要がないので、設備としてのコストを低く抑えることができ、しかも、2本の切れ目間に存在する余分な異方性導電体部分(スパンカット部分)を確実に剥ぎ取ることができる。

図面の簡単な説明

0083

図1本発明の第1の実施の形態の異方性導電体貼り付け装置の概略的な構成図である。
図2第1の実施の形態における第1の切れ目L1と第2の切れ目L2を刻む工程とギャップGを形成する工程を説明する図であり、(a)は第1の切れ目L1を刻む動作を説明する図、(b)は第2の切れ目L2を刻む動作を説明する図、(c)は第1の切れ目L1と第2の切れ目L2の間に存在する余分な異方性導電体(スパンカット部分SC)を剥ぎ取る動作を説明する図である。
図3図2の工程を経て分断された異方性導電体1a,1b,1c,・・・が形成された状態を示す図である。
図4本発明の第2の実施の形態の異方性導電体貼り付け装置の概略的な構成図である。
図5第2の実施の形態における第1の切れ目L1と第2の切れ目L2を刻む工程とギャップGを形成する工程を説明する図であり、(a)は第1の切れ目L1を刻む動作を説明する図、(b)は第2の切れ目L2を刻む動作を説明する図、(c)第1の切れ目L1と第2の切れ目L2の間に存在する余分な異方性導電体(スパンカット部分SC)を剥ぎ取る動作を説明する図である。
図6本発明の第3の実施の形態の異方性導電体貼り付け装置の概略的な構成図である。
図7第3の実施の形態における第1の切れ目L1と第2の切れ目L2を刻む工程とギャップGを形成する工程を説明する図であり、(a)は第1の切れ目L1を刻む動作を説明する図、(b)は第2の切れ目L2を刻むとともに第1の切れ目L1と第2の切れ目L2の間に存在する余分な異方性導電体(スパンカット部分SC)を剥ぎ取る動作を説明する図、(c)は(b)のような剥ぎ取り動作を行う際に、空気噴射器を併用する場合の動作を示す図である。
図8従来の異方性導電体貼り付け装置における異方性導電体貼り付け手順を説明する図であり、テープ上のある1区間の異方性導電体が圧着ツール上に到達した様子を示す図である。
図9従来の異方性導電体貼り付け装置における異方性導電体貼り付け手順を説明する図であり、テープ上のある1区間の異方性導電体に対し圧着ツールによる圧着動作を示す図である。
図10従来の異方性導電体貼り付け装置における異方性導電体貼り付け手順を説明する図であり、圧着動作後、圧着された異方性導電体をテープから剥がす動作を説明する図である。

--

0084

1,1a,1b,1c 異方性導電体
2テープ
3送りローラ
4,5,6ガイドローラ
7巻取りリール
8カッタ
8a カッタの刃
9圧着ヘッド機構
11圧着ツール
14基板(ワーク)
15 異方性導電体剥離機構
30 カッタ駆動部
40ギャップ形成手段
41粘着テープ
42 粘着テープ供給リール(粘着テープ支持手段)
43粘着テープ巻取りリール(粘着テープ支持手段)
44押圧板
45 押圧板駆動部
46空気噴射器
47 空気噴射器駆動部

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