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技術 容器蓋の密封固定方法

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 山口誠宮沢秀木佐田淳青木剛
出願日 2001年3月16日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2001-076946
公開日 2002年9月25日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2002-274505
状態 特許登録済
技術分野 基本的包装技術III(容器の閉鎖(1))
主要キーワード 横断面形 内側冷却 密封接着 外側型 内側型 押圧接着 熱溶着性フィルム 内側加熱
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

合成樹脂に代わり紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用し、多角形横断面の筒状容器本体及び蓋部材を形成した場合に、容器本体の開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る容器蓋の密封固定方法を提供することである。

解決手段

筒状容器本体10の開口10aに閉塞部12aと重複部12bを有する蓋部材12を挿入して閉塞部に開口を閉塞させ重複部を容器本体の内周面開口近傍領域10bに重複させ;内側加熱型16により重複部を開口近傍領域の感熱接着機能部分に押圧接着して密封し;容器本体の周壁の開口近傍部分を外側型により開口の内方へ押圧し外側型と内側加熱型とにより上記密封接着を固定し;外側型が、容器本体の周壁の開口近傍部分における複数の隅部間の中間部分に対応する中間部位18aと、複数の隅部に対応する隅部位18bと、を備え、密封接着固定工程において中間部位と隅部位とが相互に独立して操作される。

概要

背景

複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材密封固定する為に従来では、上記容器本体及び蓋部材の両方または蓋部材を比較的弾性を有する合成樹脂材料により形成し、合成樹脂材料の弾性を利用して容器本体の上記開口に蓋部材を密封係合させることにより密封固定させている。

概要

合成樹脂に代わり紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用し、多角形状横断面の筒状容器本体及び蓋部材を形成した場合に、容器本体の開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る容器蓋の密封固定方法を提供することである。

筒状容器本体10の開口10aに閉塞部12aと重複部12bを有する蓋部材12を挿入して閉塞部に開口を閉塞させ重複部を容器本体の内周面開口近傍領域10bに重複させ;内側加熱型16により重複部を開口近傍領域の感熱接着機能部分に押圧接着して密封し;容器本体の周壁の開口近傍部分を外側型により開口の内方へ押圧し外側型と内側加熱型とにより上記密封接着を固定し;外側型が、容器本体の周壁の開口近傍部分における複数の隅部間の中間部分に対応する中間部位18aと、複数の隅部に対応する隅部位18bと、を備え、密封接着固定工程において中間部位と隅部位とが相互に独立して操作される。

目的

この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、合成樹脂材料に代わって、これらの問題を生じない例えば紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用して、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体及び蓋部材を形成した場合でも、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る容器蓋の密封固定方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有しており、内周面において上記開口の近傍に位置した開口近傍領域の全周に渡り感熱接着機能部分を伴う筒状の容器本体を準備する容器本体準備工程と;上記筒状の容器本体の上記開口よりも大きな面積を有しているとともに、上記開口に対応する開口閉塞部と上記開口閉塞部を取り囲む重複部とを有しており、上記重複部の少なくとも一部の全周に渡り上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられている蓋部材を準備する蓋部材準備工程と;上記筒状の容器本体の上記開口に上記蓋部材を挿入し、上記蓋部材の上記開口閉塞部に上記開口を閉塞させるとともに上記重複部を上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域に重複させる挿入重複工程と;上記開口に加熱された内側加熱型部材を挿入し、上記開口に挿入された上記蓋部材の上記重複部において上記接着可能部分に上記内側加熱型部材を重複させる内側加熱型部材挿入工程と;上記筒状の容器本体の周壁において上記開口の近傍に位置する開口近傍部分を外側型部材により上記開口の内方に向かい押圧し、上記外側型部材と上記内側加熱型部材とにより上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に上記蓋部材の上記重複部の上記接着可能部分を密封接着により固定させる密封接着固定工程と;を備えており、上記外側型部材が、上記容器本体の上記周壁の上記開口近傍部分における上記複数の隅部の間の中間部分に対応する外側型部材中間部位と、上記複数の隅部に対応する外側型部材隅部位と、を備えていて、上記密封接着固定工程において、上記外側型部材中間部位と上記外側型部材隅部位とが相互に独立して操作される、ことを特徴とする容器蓋密封固定方法。

請求項2

上記筒状の容器本体の周壁の上記開口近傍部分には、上記挿入重複工程において上記蓋部材の上記重複部よりも外方に突出した外方突出部分が設けられており;上記密封接着固定工程の後に、上記筒状の容器本体の周壁の外方突出部分を上記筒状の容器本体の上記開口の内方に向かい折り曲げて上記蓋部材の上記重複部上に押圧する外方突出部分内方折曲工程をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項3

上記筒状の容器本体の周壁の上記外方突出部分の内周面は接着機能処理されていて、上記外方突出部分内方折曲工程において上記筒状の容器本体の周壁の上記外方突出部分は上記蓋部材の上記重複部上に接着される、ことを特徴とする請求項2に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項4

上記蓋部材の上記重複部には、上記挿入重複工程において上記筒状の容器本体の上記開口から外方に突出した外方突出部分が設けられており;上記密封接着固定工程の後に、上記蓋部材の上記重複部の外方突出部分を上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域に押圧する外方突出部分押圧工程をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項5

上記筒状の容器本体の外周面において上記開口近傍に位置した開口近傍領域には、全周に渡り感熱接着機能部分が設けられており;上記蓋部材の上記重複部には、上記挿入重複工程において上記筒状の容器本体の上記開口から外方に突出した外方突出部分が設けられ、上記外方突出部分には上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられており;上記密封接着固定工程の後に、上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域の感熱接着機能部分が加熱される外周面感熱接着機能部分加熱工程と;上記蓋部材の上記重複部の外方突出部分を、上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域の加熱された感熱接着機能部分に押圧し、上記外方突出部分の上記接着可能部分を上記感熱接着機能部分に接着固定する外方突出部分接着固定工程と;をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項6

上記密封接着固定工程の後に、上記開口に加熱されていない内側冷却型部材を挿入し、上記開口に挿入された上記蓋部材の上記重複部において上記接着可能部分に上記内側冷却型部材を重複させる内側冷却型部材挿入工程と;上記筒状の容器本体の周壁において上記開口の近傍に位置する開口近傍部分を加熱されていない外側冷却型部材により上記開口の内方に向かい押圧し、上記外側冷却型部材と上記内側冷却型部材とにより上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に対する上記蓋部材の上記重複部の上記接着可能部分の密封接着を安定させる密封接着安定工程と;をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項7

上記筒状の容器本体の周壁の上記開口近傍部分には、上記挿入重複工程において上記蓋部材の上記重複部よりも外方に突出した外方突出部分が設けられており;上記密封接着安定工程の後に、上記筒状の容器本体の周壁の外方突出部分を上記筒状の容器本体の上記開口の内方に向かい折り曲げて上記蓋部材の上記重複部上に押圧する外方突出部分内方折曲工程をさらに備えている、ことを特徴とする請求項6に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項8

上記筒状の容器本体の周壁の上記外方突出部分の内周面は接着機能処理されていて、上記外方突出部分内方折曲工程において上記筒状の容器本体の周壁の上記外方突出部分は上記蓋部材の上記重複部上に接着される、ことを特徴とする請求項7に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項9

上記蓋部材の上記重複部には、上記挿入重複工程において上記筒状の容器本体の上記開口から外方に突出した外方突出部分が設けられており;上記密封接着安定工程の後に、上記蓋部材の上記重複部の外方突出部分を上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域に押圧する外方突出部分押圧工程をさらに備えている、ことを特徴とする請求項6に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項10

上記筒状の容器本体の外周面において上記開口近傍に位置した開口近傍領域には、全周に渡り感熱接着機能部分が設けられており;上記蓋部材の上記重複部には、上記挿入重複工程において上記筒状の容器本体の上記開口から外方に突出した外方突出部分が設けられ、上記外方突出部分には上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられており;上記密封接着安定工程の後に、上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域の感熱接着機能部分が加熱される外周面感熱接着機能部分加熱工程と;上記蓋部材の上記重複部の外方突出部分を、上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域の加熱された感熱接着機能部分に押圧し、上記外方突出部分の上記接着可能部分を上記感熱接着機能部分に接着固定する外方突出部分接着固定工程と;をさらに備えている、ことを特徴とする請求項6に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項11

上記蓋部材の上記重複部の上記接着可能部分が、感熱接着機能処理をされていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項12

上記容器本体準備工程及び上記蓋部材準備工程の後で、上記挿入重複工程の前に、上記筒状の容器本体の内周面の感熱接着機能部分を加熱する加熱工程をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項13

複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有しており、内周面において上記開口の近傍に位置した開口近傍領域の全周に渡り感熱接着機能部分を伴う筒状の容器本体を準備する容器本体準備工程と;上記筒状の容器本体の上記開口よりも大きな面積を有しているとともに、上記開口に対応する開口閉塞部と上記開口閉塞部を取り囲む重複部とを有しており、上記重複部の少なくとも一部の全周に渡り上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられている蓋部材を準備する蓋部材準備工程と;上記筒状の容器本体の内周面の感熱接着機能部分を加熱する加熱工程と;加熱された型部材により、上記筒状の容器本体の上記開口に上記蓋部材を挿入し、上記蓋部材の上記開口閉塞部に上記開口を閉塞させるとともに上記重複部を外端部分を上記開口から外方に突出させた状態で上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域に重複させ、また上記外方突出部分を上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域に重複させ、加熱型部材により上記開口に挿入された上記蓋部材の上記重複部における上記接着可能部分を上記筒状の容器本体の内周面の感熱接着機能部分に密封接着することにより固定する密封接着固定工程と;を備えていることを特徴とする容器蓋の密封固定方法。

請求項14

上記筒状の容器本体の外周面の上記開口近傍領域の全周に渡り感熱接着機能部分が設けられていて、上記蓋部材の上記重複部の上記外方突出部分にも上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられており上記密封接着固定工程において、上記蓋部材の上記重複部の上記外方突出部分の接着可能部分が上記筒状の容器本体の外周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に密封接着され固定される、ことを特徴とする請求項13に記載の容器蓋の密封固定方法。

請求項15

上記蓋部材の上記重複部の上記接着可能部分が感熱接着機能処理されていることを特徴とする請求項13または14に記載の容器蓋の密封固定方法。

技術分野

0001

この発明は、蓋部材容器本体の開口に密封固定する方法に関係しており、より詳細には、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を密封固定する方法に関係している。

背景技術

0002

複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を密封固定する為に従来では、上記容器本体及び蓋部材の両方または蓋部材を比較的弾性を有する合成樹脂材料により形成し、合成樹脂材料の弾性を利用して容器本体の上記開口に蓋部材を密封係合させることにより密封固定させている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら近年の環境問題の高まりの中では、使用済み後廃棄リサイクル処理に問題が生じている合成樹脂材料の使用は無くすことが好ましい。合成樹脂材料に代わって、これらの問題を生じない例えば紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用して、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体及び蓋部材を形成し、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を密封固定することが望まれている。そして、紙の如き材料を使用した場合には、複数の隅部を伴った多角形状の横断面を有している筒状の容器本体の開口に対し、特に複数の隅部において、蓋部材を密封することが難しくなっている。

0004

この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、合成樹脂材料に代わって、これらの問題を生じない例えば紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用して、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体及び蓋部材を形成した場合でも、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る容器蓋の密封固定方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0005

上述したこの発明の目的を達成するために、この発明に従った容器蓋の密封固定方法は:複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有しており、内周面において上記開口の近傍に位置した開口近傍領域の全周に渡り感熱接着機能部分を伴う筒状の容器本体を準備する容器本体準備工程と;上記筒状の容器本体の上記開口よりも大きな面積を有しているとともに、上記開口に対応する開口閉塞部と上記開口閉塞部を取り囲む重複部とを有しており、上記重複部の少なくとも一部の全周に渡り上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられている蓋部材を準備する蓋部材準備工程と;上記筒状の容器本体の上記開口に上記蓋部材を挿入し、上記蓋部材の上記開口閉塞部に上記開口を閉塞させるとともに上記重複部を上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域に重複させる挿入重複工程と;上記開口に加熱された内側加熱型部材を挿入し、上記開口に挿入された上記蓋部材の上記重複部において上記接着可能部分に上記内側加熱型部材を重複させる内側加熱型部材挿入工程と;上記筒状の容器本体の周壁において上記開口の近傍に位置する開口近傍部分を外側型部材により上記開口の内方に向かい押圧し、上記外側型部材と上記内側加熱型部材とにより上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に上記蓋部材の上記重複部の上記接着可能部分を密封接着により固定させる密封接着固定工程と;を備えており、上記外側型部材が、上記容器本体の上記周壁の上記開口近傍部分における上記複数の隅部の間の中間部分に対応する外側型部材中間部位と、上記複数の隅部に対応する外側型部材隅部位と、を備えていて、上記密封接着固定工程において、上記外側型部材中間部位と上記外側型部材隅部位とが相互に独立して操作される、ことを特徴としている。

0006

ここにおいては:上記外側型部材が、上記容器本体の上記周壁の上記開口近傍部分における上記複数の隅部の間の中間部分に対応する外側型部材中間部位と、上記複数の隅部に対応する外側型部材隅部位と、を備えていて;上記密封接着固定工程において、上記外側型部材中間部位と上記外側型部材隅部位とが相互に独立して操作される;ので、合成樹脂材料に代わって、例えば紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用して、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体及び蓋部材を形成した場合でも、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る。

0007

上述したこの発明の目的を達成するために、この発明に従ったもう1つの容器蓋の密封固定方法は:複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有しており、内周面において上記開口の近傍に位置した開口近傍領域の全周に渡り感熱接着機能部分を伴う筒状の容器本体を準備する容器本体準備工程と;上記筒状の容器本体の上記開口よりも大きな面積を有しているとともに、上記開口に対応する開口閉塞部と上記開口閉塞部を取り囲む重複部とを有しており、上記重複部の少なくとも一部の全周に渡り上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域の上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられている蓋部材を準備する蓋部材準備工程と;上記筒状の容器本体の内周面の感熱接着機能部分を加熱する加熱工程と;加熱された型部材により、上記筒状の容器本体の上記開口に上記蓋部材を挿入し、上記蓋部材の上記開口閉塞部に上記開口を閉塞させるとともに上記重複部を外端部分を上記開口から外方に突出させた状態で上記筒状の容器本体の上記内周面の上記開口近傍領域に重複させ、また上記外方突出部分を上記筒状の容器本体の外周面の開口近傍領域に重複させ、加熱型部材により上記開口に挿入された上記蓋部材の上記重複部における上記接着可能部分を上記筒状の容器本体の内周面の感熱接着機能部分に密封接着することにより固定する密封接着固定工程と;を備えていることを特徴としている。

0008

このように構成されたことを特徴とするこの発明に従ったもう1つの容器蓋の密封固定方法では:密封接着固定工程に先立って、加熱工程により筒状の容器本体の内周面の感熱接着機能部分を加熱するので、合成樹脂材料に代わって、例えば紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用して、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体及び蓋部材を形成した場合でも、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る。

0009

以下、この発明に従った容器蓋の密封固定方法の種々の実施の形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。

発明を実施するための最良の形態

0010

(第1の実施の形態)まず最初は、この発明の容器蓋の密封固定方法の第1の実施の形態について図1を参照しながら詳細に説明する。なお図1中の(A)乃至(G)は、(D’),(E’),(F’)を除き、縦断面図であるが、図面の煩雑を避ける為にハッチングは省略している。

0011

図1の(A)中に示されている如く、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口10aを有しており、内周面において開口10aの近傍に位置した開口近傍領域10bの全周に渡り感熱接着機能部分を伴う筒状の容器本体10を準備する。

0012

この実施の形態において、筒状の容器本体10は4つの隅部位を有した4角形状の横断面を有しているが、3つを含む3つ以上の任意の数の隅部を有した多角形状であることが出来る。筒状の容器本体10は一端に開口10aを有しており、他端は開口されていていても良いし一端の開口10aと同様にあるいは従来良く知られている方法で閉塞されていても良い。筒状の容器本体10の周壁は厚紙を主体とし内周面の全体は水密の為の例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われていて、外周面の全体もまた外周面が外力により損傷されるのを防止する為に例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われている。そしてこれら、内周面と外周面の熱溶着性フィルムが内周面と外周面の夫々の開口近傍領域10bにおける感熱接着機能部分を構成している。

0013

なお、この発明の理念に従えば、感熱接着機能部分は筒状の容器本体10の内周面の少なくとも開口近傍領域10bの全周に渡り設けられていれば良く、熱溶着性フィルムの他に公知の種々の感熱接着剤であることが出来る。

0014

筒状の容器本体10を上述した如く準備している間には、筒状の容器本体10の開口10aよりも大きな面積を有している蓋部材12もまた準備される。図1の(C)中に示されている如く、部材12は、開口10aに対応する開口閉塞部12aと開口閉塞部12aを取り囲む重複部12bとを有しており、重複部12bの少なくとも一部の全周に渡り筒状の容器本体10の内周面の開口近傍領域10bの上記感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分が設けられている。

0015

この実施の形態において、蓋部材12もまた厚紙を主体とし一方の面は水密の為の例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われていて、他方の面もまた外力により損傷されるのを防止する為に例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われている。そしてこれら、両面の熱溶着性フィルムが上記両面の夫々おいて、筒状の容器本体10の内周面及び外周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分を構成しているし、感熱接着機能部分ともなっている。

0016

この発明の理念に従えば、蓋部材12の接着可能部分は重複部12bの少なくとも一部の全周に渡り設けられていれば良いし、例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムでなくとも、筒状の容器本体10の内周面及び外周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分に接着可能であれば何も被覆されていなくても良く、あるいは公知の種々の感熱接着剤であることが出来る。

0017

蓋部材12は、平坦な状態で準備することができるし、図1の(C)中に示されている如く、閉塞部12aを中心にして閉塞部12aを取り囲んでいる重複部12bを閉塞部12aのいずれか一方の側に立ち上げ深皿状で準備することができる。

0018

筒状の容器本体10及び蓋部材12が上述した如く準備された後には、この実施の形態において、図1の(B)中に示されている如く、筒状の容器本体10の内周面の開口近傍部位10bの感熱接着機能部分が、公知の加熱手段14により加熱される。上記加熱は上記感熱接着機能部分を活性化する為に行なわれ、この実施の形態では公知の加熱手段14は高温空気噴出装置により構成されていて、摂氏約70度乃至約80度の範囲に加熱される。

0019

なお、筒状の容器本体10の内部空間に物体が既に収納されている時、そして特に上記物体が加熱が好ましくないものである時、図1の(B)の加熱工程は省略することができる。

0020

次に、筒状の容器本体10の開口10aに、図1の(C)中に示されている如く、蓋部材12を挿入し、蓋部材12の開口閉塞部12aに開口10aを閉塞させるとともに重複部12bを筒状の容器本体10の内周面の開口近傍領域10bに重複させる。

0021

また次には、図1の(D)中に示されている如く、筒状の容器本体10の開口10aに加熱された内側加熱型部材16を挿入する。内側加熱型部材16は開口10aの横断面の形状寸法と略同じ形状寸法の横断面を有している。そして、開口10aに挿入された蓋部材12の重複部12bにおいて接着可能部分に内側加熱型部材16を重複させる。内側加熱型部材16は、感熱接着機能部分を活性化するのに必要な温度まで公知の加熱手段により加熱されている。

0022

次には、図1の(D)及び(D’)と(E)及び(E’)中に示されている如く、筒状の容器本体10aの周壁において開口10aの近傍に位置する開口近傍部分10bを、2種類の外側型部材、即ち外側型部材中間部位18a及び外側型部材隅部位18b、により開口10aの内方に向かい押圧し、外側型部材、即ち外側型部材中間部位18a及び外側型部材隅部位18b、と内側加熱型部材16とにより筒状の容器本体10の内周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分に蓋部材12の重複部12bの接着可能部分を密封接着により固定させる。

0023

外側型部材中間部位18aは、図1の(D’)中に良く示されている如く、容器本体10の周壁の開口近傍部分10bにおける複数の隅部の間の中間部分に対応しており、また、外側型部材隅部位18bは、図1の(E’)中に良く示されている如く、上記複数の隅部に対応している。

0024

そして、外側型部材中間部位18aと外側型部材隅部位18bは相互に独立して操作されることができる。

0025

図1の(D)及び(D’)中には、この実施の形態において4つの外側型部材中間部位18aが筒状の容器本体10の周壁において開口近傍部分10bの4つの中間部位を筒状の容器本体10の開口10aの内方に向かい矢印Xで示されている如く(開口10aの横断面の4辺に対し直交する方向に)押圧している様子が示されている。この結果、4つの外側型部材中間部位18aは内側加熱型部材16と協働して、筒状の容器本体10の周壁における開口近傍部分10bの中間部位と蓋部材12の重複部12bとを挟持し、内側加熱型部材16により加熱されている筒状の容器本体10の周壁の内周面における開口近傍部分10bの中間部位の感熱接着機能部分に蓋部材12の重複部12bの接着可能部分が密封接着(この実施の形態では溶着)により固定される。

0026

図1の(F)及び(F’)中には、この実施の形態において4つの外側型部材隅部位18bが筒状の容器本体10の周壁において開口近傍部分10bの4つの隅部を筒状の容器本体10の開口10aの内方に向かい矢印Yで示されている如く(開口10aの対角線方向に)押圧している様子が示されている。この結果、4つの外側型部材隅部位18bは内側加熱型部材16と協働して、筒状の容器本体10の周壁における開口近傍部分10bの隅部位と蓋部材12の重複部12bとを挟持し、内側加熱型部材16により加熱されている筒状の容器本体10の周壁の内周面における開口近傍部分10bの隅部位の感熱接着機能部分に蓋部材12の重複部12bの接着可能部分が密封接着(この実施の形態では溶着)により固定される。

0027

なお、外側型部材中間部位18a及び外側型部材隅部位18bの夫々は、内側加熱型部材16のみの加熱によって感熱接着機能部分を十分活性化させることが出来ない場合、感熱接着機能部分を活性化させる温度まで公知の加熱手段により加熱されていることができる。

0028

次に、図1の(D),(D’),(E),(E’)を参照しながら上述した密封接着固定工程に続いて、図1の(F),(F’)中に示されている如く、筒状の容器本体10の開口10aに加熱されていない内側冷却型部材20を挿入し、開口10aに挿入された蓋部材12の重複部12bにおいて上記接着可能部分に内側冷却型部材20を重複させる。内側冷却型部材20もまた開口10aの横断面の形状寸法と略一致した形状寸法を伴った横断面を有している。

0029

さらに、筒状の容器本体10の周壁において開口10aの近傍に位置する開口近傍部分を、加熱されていない外側冷却型部材22により開口10aの内方に向かい矢印Zで示されている如く(開口10aの対角線方向に)押圧し、外側冷却型部材22と内側型冷却部材20とにより筒状の容器本体10の周壁の開口近傍領域10bと蓋部材12の重複部12bとを挟持し、筒状の容器本体10の内周面の開口近傍領域10bの上記感熱接着機能部分に対する蓋部材12の重複部12bの上記接着可能部分の密封接着から熱を急速に奪い取り、上記密封接着を急速に安定させ、上記密封接着の強度を向上させる。

0030

外側冷却型部材22が開口10aの内方に向かい矢印Zで示されている如く(開口10aの対角線方向に)押圧されるのは、容器本体10の内周面の開口近傍領域10bの4つの隅部の上記感熱接着機能部分に対する蓋部材12の重複部12bの上記接着可能部分の密封接着をより完全なものにする為である。

0031

なお、開口10aの横断面形状が4角形状の以外の多角形状である場合、外側冷却型部材22は4角形状の以外の多角形状の各隅部を開口10aの内方に向かうよう押圧することが好ましい。このようであれば、容器本体10の内周面の開口近傍領域10bの4角形状の以外の多角形状の各隅部の上記感熱接着機能部分に対する蓋部材12の重複部12bの上記接着可能部分の密封接着をより完全なものにすることができる。

0032

なお、外側冷却型部材22と内側型冷却部材20とは熱容量が大きいことが好ましく、公知の種々の冷却手段により積極的に冷却されていることができるし、上記密封接着を急速に安定させ上記密封接着の強度を向上させるという目的が達成されるのであれば、単に加熱されていないだけで公知の冷却手段により積極的に冷却されていなくても良い。

0033

さらにこの発明の理念に従えば、上記密封接着の強度を所望の強度にすることが出来るのであれば、図1の(F),(F’)中に示されている如き外側冷却型部材22と内側型冷却部材20とによる上記密封接着の冷却(即ち、密封接着安定工程)は省略することが出来る。

0034

なおこの第1の実施の形態においては、図1の(G)中に2点鎖線により示されている如く、図1の(C)中に示されている筒状の容器本体10の開口10aに対し蓋部材4が挿入された時に、筒状の容器本体10の周壁の開口近傍部分10aに蓋部材12の重複部12bよりも外方に突出した外方突出部分10cを設けることが出来る。

0035

そして、図1の(D),(D’),(E),(E’),(F),(F’)中に示されている密封接着固定工程及び密封接着安定工程に続いて、筒状の容器本体10の周壁の外方突出部分10cを矢印Qで示されている如く筒状の容器本体10の開口10aの内方に向かい折り曲げて蓋部材12の重複部12b上に押圧することが出来る。

0036

このような外方突出部分内方折曲工程は、図1の(F),(F’)中に示されている密封接着安定工程が省略された場合、図1の(D),(D’),(E),(E’)中に示されている密封接着固定工程の直後に行なわれる。

0037

上記外方突出部分内方折曲工程が実施されれば、筒状の容器本体10の内周面の開口近傍部分10aに対する蓋部材12の重複部12bの密封接着が、重複部12bを覆う外方突出部分10cにより外力による損傷から保護される。

0038

この実施の形態において、筒状の容器本体10の周壁の外方突出部分10cの内周面は水密の為の例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われていて接着機能処理されている。従って、上記外方突出部分内方折曲工程において、筒状の容器本体10の開口10a中の蓋部材12の重複部12b上に押圧された筒状の容器本体10の周壁の外方突出部分10cを加熱し、外方突出部分10c上の接着機能処理を活性化させることにより、外方突出部分10cを蓋部材12の重複部12b上に接着されることも出来る。

0039

また、筒状の容器本体10の周壁の外方突出部分10cの内周面に、感熱接着剤や感圧接着剤のような種々の接着剤を適用することも出来る。

0040

(第2の実施の形態)次に、この発明の容器蓋の密封固定方法の第2の実施の形態について図2を参照しながら詳細に説明する。なお図2中の(A)乃至(J)は、(D’),(E’),(F’)を除き、縦断面図であるが、図面の煩雑を避ける為にハッチングは省略している。

0041

第2の実施の形態においては、図2中の(A)乃至(F)及び(D’),(E’),(F’)中に示されている各工程は、上述した第1の実施の形態において図1中の(A)乃至(F)及び(D’),(E’),(F’)中に示されている各工程と殆ど同じであり、第2の実施の形態のこれらの工程において、第1の実施の形態のこれらの工程において使用されている種々の構成部材と同じ種々の構成部材には第1の実施の形態において対応する構成部材に付されている参照符号と同じ参照符合を付して詳細な説明は省略する。

0042

第2の実施の形態において、図2中の(A)乃至(F)及び(D’),(E’),(F’)中に示されている各工程の中で、上述した第1の実施の形態において図1中の(A)乃至(F)及び(D’),(E’),(F’)中に示されている各工程と異なっているのは、筒状の容器本体10の開口10aに挿入された蓋部材12の重複部12bに、筒状の容器本体10の開口10aから外方に突出した外方突出部分12cが設けられていることである。

0043

外方突出部分12cは、図2の(F)及び(F’)中に示されている密封接着安定工程の後に、或いはこの密封接着安定工程が省略された場合には図2の(D),(D’),(F),(F’)中に示されている密封接着固定工程の後に、蓋部材12の重複部12bの外方突出部分12cを筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bに押圧される。

0044

図2の(G)中には、図2の(F),(F’)中に示されている密封接着安定工程の後で、蓋部材12の重複部の外方突出部分12cが容器本体10の外周面の開口近傍領域10bに押圧される前の状態が示されている。

0045

この実施の形態においては、筒状の容器本体10の外周面の全体が外力により損傷されるのを防止する為に例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われているので、この熱溶着性フィルムが上記外周面において、筒状の容器本体10の開口近傍領域10bの全周に渡る感熱接着機能部分を構成している。

0046

この発明の理念に従えば、感熱接着機能部分は筒状の容器本体10の内周面の少なくとも開口近傍領域10bの全周に渡り設けられていれば良く、熱溶着性フィルムの他に公知の種々の感熱接着剤であることが出来る。

0047

この実施の形態においては、蓋部材12の両面もまた水密の為、及び外力により損傷されるのを防止する為に、例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムにより覆われているが、これら両面の熱溶着性フィルムが上記両面の夫々おいて、筒状の容器本体10の内周面及び外周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分を構成しているし、感熱接着機能部分ともなっている。

0048

従って蓋部材12の重複部12bの外方延出部分12cにおいても、上記例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムが筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分に接着可能な接着可能部分を構成しているし、感熱接着機能部分ともなっている。

0049

なおこの発明の理念に従えば、蓋部材12の重複部12bの外方延出部分12cに全周に渡り設けられている接着可能部分は、例えばポリエチレンの如き熱溶着性フィルムでなくとも、筒状の容器本体10の内周面及び外周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分に接着可能であれば何も被覆されていなくても良く、あるいは公知の種々の感熱接着剤であることが出来る。

0050

図2の(G)中に示されている状態の次には、図2の(H)中に示されている如く、筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bの感熱接着機能部分が公知の加熱手段24により加熱される。上記加熱は上記感熱接着機能部分を活性化する為に行なわれ、この実施の形態では公知の加熱手段24は高温空気噴出装置により構成されている。

0051

なお、筒状の容器本体10の内部空間に物体が既に収納されている時、そして特に上記物体が加熱が好ましくないものである時、図2の(H)の加熱工程は省略することができる。

0052

次に、蓋部材12の重複部12bの外方突出部分12cが、図2の(I)中に示されている如く、外側型部材26により、筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bの加熱された感熱接着機能部分に押圧される。この結果として、図2の(J)中に示されている如く、外方突出部分12cの上記接着可能部分が上記感熱接着機能部分に接着固定される。

0053

外側型部材26は、蓋部材12の重複部12bの外方突出部分12cを筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bの加熱された感熱接着機能部分に均等に押圧して均等に接着固定させる為に、図2の(F’)中に示されている外側冷却型部材22のように、筒状の容器本体10の多角形状の外周面の開口近傍領域10b上の蓋部材12の重複部12bを、上記外周面の中間部位と各隅部位とを同時に各隅部位の外方から内方に向かい押圧することが出来る。

0054

外側型部材26は、図2の(F’)中に示されている内側冷却型部材20のように、筒状の容器本体10の開口10a中に挿入されて開口10a中で筒状の容器本体10の内周面の開口近傍領域10b上の蓋部材12の重複部12bに押し当てられる図示されない内側型部材と協働することができる。

0055

なお、図2の(H)の加熱工程を省略した場合、筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bの加熱された感熱接着機能部分に、蓋部材12の重複部12bの外方突出部分12cを押圧して接着固定する為に、外側型部材26を公知の加熱手段により加熱することが出来るし、上述した如く図示しない内側型部材を使用した場合には上記図示しない内側型部材も公知の加熱手段により加熱することが出来る。

0056

また、、蓋部材12の重複部12bの外方突出部分12cは、外側型部材26により単に筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10b上に重複するよう押圧されるのみで、開口近傍領域10bに接着固定されないようにすることも出来る。この場合には、図2の(H)の加熱工程が省略されるのは勿論のこと、外側型部材26も公知の加熱手段により加熱されないし、上述した如く図示しない内側型部材を使用した場合には上記図示しない内側型部材も公知の加熱手段により加熱されない。

0057

(第3の実施の形態)次に、この発明の容器蓋の密封固定方法の第3の実施の形態について図3を参照しながら詳細に説明する。なお図3中の(A)乃至(F)は縦断面図であるが、図面の煩雑を避ける為にハッチングを省略している。

0058

第3の実施の形態においては、図2中の(A)乃至(C)中に示されている各工程は、上述した第1の実施の形態において図1中の(A)乃至(C)中に示されている各工程と殆ど同じであり、第3の実施の形態のこれらの工程において、第1の実施の形態のこれらの工程において使用されている種々の構成部材と同じ種々の構成部材には第1の実施の形態において対応する構成部材に付されている参照符号と同じ参照符合を付して詳細な説明は省略する。

0059

第3の実施の形態において、図3中の(A)乃至(C)中に示されている各工程の中で、上述した第1の実施の形態において図1中の(A)乃至(C)中に示されている各工程と異なっているのは、筒状の容器本体10の開口10aに挿入された蓋部材12の重複部12bに、筒状の容器本体10の開口10aから外方に突出した外方突出部分12cが設けられていることである。

0060

またこの実施の形態では、加熱手段14により内周面の開口近傍部位10bの感熱接着機能部分を加熱されている筒状の容器本体10の開口10a中に、図3の(C)中に示されている如く、蓋部材12が挿入されている間に、蓋部材12の重複部12bに加熱型部材28の加工溝28aが押し当てられる。加工溝28aは、筒状の容器本体10の周壁の開口10aに沿った寸法形状と略同じ寸法形状の平面形状を有しており、加工溝28aの幅は入口において筒状の容器本体10の周壁の厚さに蓋部材12の重複部12bの厚さの2倍を加えた値よりも大きく、内方に向かうにつれて上記値に接近し最深部では上記値よりも僅かに小さくなっている。

0061

この為、加熱型部材28が器本体10の開口10a中に押し込まれることにより、図3の(D)中に示されている如く、蓋部材12の重複部12bにおける閉塞部12aの近傍部位を筒状の容器本体10の内周面の開口近傍領域10bに押圧するとともに蓋部材12の重複部12bの外端部分である外方突出部分12cを筒状の容器本体10の外周面の開口近傍領域10bに重複させるよう開口10bの外方から折り曲げ、最終的には加工溝28aの深部で、筒状の容器本体10の周壁の内周面及び外周面の夫々の開口近傍領域10bを蓋部材12の重複部12bにおける閉塞部12aの近傍部位と外方突出部分12cとが強く挟持する状態となる。

0062

加熱型部材28は、その加工溝28aの内表面からの伝達熱により、容器本体10の外周面と内周面との上記感熱接着機能部分(この実施の形態では水密及び外力からの保護のためのポリエチレン膜)及び蓋部材12の外方突出部分12cを含む重複部12bの2つの表面の上記感熱接着機能部分(この実施の形態では水密及び外力からの保護のためのポリエチレン膜)を活性化させ相互に接着固定可能にする程度に公知の加熱手段により加熱されている。

0063

次には、筒状の容器本体10の周壁の開口近傍部分10bと、上記周壁の開口近傍部分10bの内周面及び外周面に上述した如く接着固定された蓋部材12の重複部12bにおける閉塞部12aの近傍部位と外方突出部分12cと、から加熱型部材28の加工溝28aが分離される。

0064

次に、図3の(E)中に示されている如く、加熱型部材28の加工溝28aと同じ寸法形状の安定溝30aを有している冷却型部材30の安定溝30aが、筒状の容器本体10の周壁の開口近傍部分10bと、上記周壁の開口近傍部分10bの内周面及び外周面に上述した如く接着固定された蓋部材12の重複部12bにおける閉塞部12aの近傍部位と外方突出部分12cとに被せられる。この結果として冷却型部材30が安定溝30aを介して上記接着固定部分から熱を急速に吸収し、上記接着固定部分を速やかに安定させるとともに上記接着固定部分の強度を向上させる。

0065

なお、冷却型部材30は熱容量が大きいことが好ましく、公知の種々の冷却手段により積極的に冷却されていることができるし、上記密封接着を急速に安定させ上記密封接着の強度を向上させるという目的が達成されるのであれば、単に加熱されていないだけで公知の冷却手段により積極的に冷却されていなくても良い。

0066

さらにこの発明の理念に従えば、上記密封接着の強度を所望の強度にすることが出来るのであれば、図3の(E)中に示されている如き冷却型部材30による上記密封接着の冷却(即ち、密封接着安定工程)は省略することが出来る。

0067

最後に、冷却型部材30の安定溝30aが、相互に接着固定されている筒状の容器本体10の周壁の開口近傍部分10bと蓋部材12の重複部12bにおける閉塞部12aの近傍部位と外方突出部分12cと、から、図3の(F)中に示されている如く、分離されて、第3の実施の形態に従った開閉蓋の密封固定方法が終了する。

発明の効果

0068

以上詳述したことから明らかなように、この発明に従った容器蓋の密封固定方法によれば、合成樹脂材料に代わって、例えば紙の如き環境問題を生じ難い材料を使用して、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体及び蓋部材を形成した場合でも、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定することが出来る。

図面の簡単な説明

0069

図1(A),(B),(C),(D),(E),(F),(G)は、この発明の容器蓋の密封固定方法の第1の実施の形態に従って、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定するための複数の工程を順に概略的に示す縦断面図であり;また(D’),(E’),(F’)は、上記(D),(E),(F)の工程の概略的な平面図である。
図2(A),(B),(C),(D),(E),(F),(G),(H),(I),(J)は、この発明の容器蓋の密封固定方法の第2の実施の形態に従って、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定するための複数の工程を順に概略的に示す縦断面図であり;また(D’),(E’),(F’)は、上記(D),(E),(F)の工程の概略的な平面図である。
図3(A),(B),(C),(D),(E),(F)は、この発明の容器蓋の密封固定方法の第3の実施の形態に従って、複数の隅部を伴った多角形状の横断面及び少なくとも1つの開口を有した筒状の容器本体の上記開口に蓋部材を確実に密封固定するための複数の工程を順に概略的に示す縦断面図である。
符合の説明
10 容器本体10a 開口10b開口近傍領域10c 外方突出部12 蓋部材12a閉塞部12b重複部12c 外方突出部14 加熱手段16内側加熱型部材18a外側型部材中間部位18b 外側型部材隅部位20内側冷却型部材22 外側冷却型部材24 加熱手段26 外側型部材28加熱型部材30 冷却型部材

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